JP3277752B2 - 方位センサ - Google Patents

方位センサ

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JP3277752B2 JP11146395A JP11146395A JP3277752B2 JP 3277752 B2 JP3277752 B2 JP 3277752B2 JP 11146395 A JP11146395 A JP 11146395A JP 11146395 A JP11146395 A JP 11146395A JP 3277752 B2 JP3277752 B2 JP 3277752B2
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正憲 鮫島
修次 瀬口
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Panasonic Holdings Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地磁気を電気的に検出
して方位を知る方位センサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、地磁気を電気的に検出する方位
センサとしては、磁性コアに1つの励磁コイルと2つの
直交する検出用のコイルを巻き付けたフラックスゲート
センサや、磁気抵抗素子を用いたもの等がある。
【0003】以下に従来の方位センサについて、図面を
参照しながら説明する。図4は、従来の方位センサであ
るフラックスゲートセンサの斜視図である。
【0004】図4に示すように、磁性体コア1に励磁コ
イル2と互いに直交する2つの検出用のコイル3a,3
bを形成したものである。
【0005】図5は、従来の磁気抵抗素子を用いた方位
センサの斜視図である。図5において、11は第1のセ
ンサ部で、この第1のセンサ部は第1の磁気抵抗素子1
3aと第1の永久磁石14aとで構成され、その磁界方
向は互いに直交して設けられている。12は第2のセン
サ部で、第1のセンサ部11と同様に、第2の磁気抵抗
素子13bと第2の永久磁石14bとで構成され、その
磁界方向は互いに直交して設けられている。
【0006】以下に、上記従来の磁気抵抗素子を用いた
方位センサの動作について説明する。
【0007】第1、第2の磁気抵抗素子13a,13b
で各バイアス磁界と地磁気の合成磁界を感じその程度に
応じた出力電圧Va,Vbを発生し、第2のセンサ部1
2と地磁気15のなす角度をθとすると、各θにおける
出力Va,Vbは正弦波と余弦波的なものになり、この
値から角度θは、
【0008】
【数1】
【0009】として算出して、方位を得ていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
のフラックスゲートセンサでは、励磁のために数十〜数
百mAの電流を消費するため電池での駆動には適さないと
共に、検出精度を上げるには磁性体コア1の体積が増大
するために、小型化が難しいうえに、取り付けすべき基
板に対する水平をセンサ本体の底面つまり磁性体コア1
の底面で装着するために、センサの厚みがそのまま基板
の片側に加わることになり装置全体が大型化するという
課題を有していた。
【0011】また、従来の磁気抵抗素子を用いた方位セ
ンサでは、第1、第2のセンサ部11,12のそれぞれ
に永久磁石14a,14bを取り付けた上に、互いのバ
イアス磁界が第1、第2の磁気抵抗素子13a,13b
に影響しないように間隔を開けなければ出力電圧が正弦
波と余弦波的なものにならないために、方位センサが大
きくなるという課題を有していた。
【0012】上記従来の課題を解決するために本発明
は、簡単な構成で地磁気を正確に検出し、その実装にお
いて厚み方向の薄型化を可能にし、しかも簡単に、安定
して実装出来る方位センサを提供することを目的とする
ものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の方位センサは、対向する側面の端部にそれぞ
れ4つの端子を設けかつこの4つの端子と直交する側面
にそれぞれ2つ絡げ端子を設けると共に上面に磁気抵抗
素子を有してなる基板と、この基板に装着され前記絡げ
端子を巻始め・巻終りとして第1、第2のバイアスコイ
ルとを直交して設けてなるものである。
【0014】
【作用】この構成では、1つの磁気抵抗素子を巻き込む
形で2つのバイアスコイルが形成されるので、センサが
小型化でき、しかも取り付け基板への実装は予め基板に
設けた穴に落し込み、センサから両側に出された取り出
し端子で支える形で行われるので、方位センサの厚みは
2分されることになり装置全体の厚みを薄くすることが
できる。
【0015】また、バイアスコイルの発生磁界の方向は
コイルを巻くホルダーの形状で決定されるので磁石を用
いるよりもバイアス磁界の方向精度が向上する。また、
バイアス電流を切り替えることで互いのバイアス磁界の
影響は無視できるので正確に正弦波、余弦波出力が得ら
れ、方位センサとしての検出精度が向上する。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例における方位センサ
について図面を参照しながら説明する。
【0017】図1(a)は、本発明の一実施例における
方位センサの上面図、図1(b)は同側面図、図1
(c)は同要部である上面コイル部を切欠いた上面図で
ある。
【0018】図において、31は磁気抵抗素子であり、
スルーホールにより裏面に取出し電極を形成したアルミ
ナの四角形の基板(図示せず)上に形成され、パターン
の長手方向が互いに直交しかつ直列に接続された4つの
磁気抵抗エレメント(図示せず)からなるものである。
【0019】32,33はバイアス磁界発生用の第1、
第2のバイアスコイルであり、磁気抵抗素子1を略六面
体をした箱形のPBT樹脂製のホルダー34内に、後述
する取出し端子に水平になるように設置した後、このホ
ルダー34の巻線用の溝部分に、線径50μmの被覆銅
線を400巻ずつ巻いたものである。この第1、第2の
バイアスコイル32,33の巻線方向は互いに直交し、
また、第1、第2のバイアスコイル32,33と磁気抵
抗エレメント31とのなす角は、互いに45°になるよ
うに設けられている。35は第1、第2のバイアスコイ
ル32,33の巻始めと巻終りの巻線である。36a〜
36dは磁気抵抗素子31の取出し電極の端子で、また
37a〜37fは第1、第2のバイアスコイル32,3
3のコイル端子であり、ホルダー34の内部でコイル端
子36a〜36fと直交する面に絡げ端子38a〜38
fと電気的に接続されて方位センサを得るものである。
【0020】図2は、本発明の一実施例の方位センサの
要部である端子およびホルダー形成までの製造工程を示
す上面および側面図である。
【0021】まず、図2(a)に示すように、予めはん
だメッキした厚さ0.15mmのリン青銅の平板を打ち抜
きで所定の形状に加工して端子部41a〜41fを作製
する。次に、図2(b)に示すように、端子部41a〜
41fの一部を切断し、さらに、2回曲げ加工して第
1、第2のバイアスコイル32,33の巻始めと巻終り
の巻線35を巻回する端子42を作製する。最後に、端
子部41a〜41fにホルダー34をインサート成型し
てホルダーを固定する。
【0022】以下に第1、第2のバイアスコイル32,
33の形成について説明する。第1のバイアスコイル3
2は端子38aを巻始め、38cを巻終りとし、ホルダ
34からの取出し方向はコイル端子37aに対して端子
38a側からなるように揃えている。また、第2のバイ
アスコイル33は、端子38bを巻始め、38aを巻終
りとし、ホルダ34からの取出し方向は端子37aに対
して端子38a側からなるように揃えている。第1、第
2のバイアスコイル32,33の絡げ部分は、半田ディ
ップにより、電気的に接続している。
【0023】以上のように構成された方位センサについ
て、以下に基板への実装について説明する。
【0024】図3(a)は本発明の一実施例における方
位センサの基板への装着を示す図、図3(b)は同側面
図である。図に示すように、予め方位センサ51のホル
ダ34が入る穴加工を施すと共に上面に配線パターン
(図示せず)プリント基板52に方位センサ51を挿入
して、端子36a〜36d,37a〜37d,38a〜
38dとプリント基板52上の配線パターンと半田にて
接続している。以上の方位センサを装着することにより
方位センサ51の挿入時に第1、第2のバイアスコイル
32,33の絡げ端子38a〜38fへの巻始め巻終り
線35がプリント基板52とこすれて断線が防止され
る。また、絡げ端子38a〜38fはプリント基板52
から浮いているので、絡げ端子38a〜38fの半田の
厚みにより方位センサ51はプリント基板52に対して
傾いて取り付けられることがなく、両側に取り出した端
子36a〜36d,37a〜37dにより正確に水平方
向が保たれる。
【0025】また、プリント基板52上には方位センサ
51の駆動回路、処理回路等の部品32が両面実装され
ているが、方位センサ51の厚みはプリント基板52に
対して上・下面に振り分けられるので、両面実装された
プリント基板では、方位センサ51を片面に実装するの
に比べて全体の装置の厚みを薄くすることが可能とな
る。
【0026】なお、本実施例では樹脂ホルダ材料をPB
T樹脂にしたが、センサ作成上耐熱性が要求される場合
には他の樹脂、例えば、PPS樹脂や液晶ポリマー等を
用いることも可能である。
【0027】
【発明の効果】以上のように本発明は、端子の取出しを
方位センサの側面から両側に振り分ける構造にしている
ので、方位センサを正確に水平設置できると共に、装置
全体の厚みを薄くすることが可能であるという効果を有
するものである。
【0028】また、バイアスコイルの絡げ端子の位置及
び絡げ端子への巻き線の取り出し方向を揃えることでコ
イルの断線の発生の恐れがなく安定してプリント基板に
実装できると共に、絡げ端子部の逃げをプリント基板に
設ける必要がなく、絡げ端子部下のプリント基板上に配
線を設けることができ、プリント基板の小型化も可能に
なるという効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の一実施例における方位センサの
上面図 (b)同側面図 (c)同要部である上面コイル部を切り欠いた図
【図2】同要部である端子およびホルダの形成までの工
程図
【図3】(a)同方位センサの基板への装着を示す図 (b)同側面図
【図4】従来の方位センサであるフラックスゲートセン
サの斜視図
【図5】従来の磁気抵抗素子を用いた方位センサの斜視
【符号の説明】
31 磁気抵抗素子 32 第1のバイアスコイル 33 第2のバイアスコイル 34 ホルダー 36a〜36d,37a〜37f 端子 38a〜38f コイル線の端子
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−126578(JP,A) 特開 平5−126577(JP,A) 特開 平8−233576(JP,A) 特開 平7−167656(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01C 17/30

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向する側面の端部にそれぞれ4つの端
    子を設けかつこの4つの端子と直交する側面にそれぞれ
    2つ絡げ端子を設けると共に上面に磁気抵抗素子を有し
    てなる基板と、この基板に装着され前記絡げ端子を巻始
    め・巻終りとして第1、第2のバイアスコイルとを直交
    して設けてなるホルダとからなる方位センサ。
  2. 【請求項2】 ホルダをインサート成型により基板に装
    着してなる請求項1記載の方位センサ。
  3. 【請求項3】 第1、第2のバイアスコイルの巻始め・
    巻終りを同一方向の端子から取出してなる請求項1記載
    の方位センサ。
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