JP3276721B2 - 直流ブラシレスモータの駆動制御装置 - Google Patents
直流ブラシレスモータの駆動制御装置Info
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Description
駆動制御装置に関する。
久磁石からなるロータとからなるブラシレスモータと、
このブラシレスモータの入力端に接続されたインバータ
とを備えた直流ブラシレスモータを駆動制御する装置で
あって、3相巻線のうちの1相分にサイクリックに生ず
る無通電相に発生する誘導起電力の極性および大きさの
変化に基づいてロータの位置および回転速度を判定する
判定手段と、この判定手段の出力端に接続されたフォト
カプラと、このフォトカプラを介して伝達される判定手
段の判定結果に従って3相巻線のうちの2つの通電相を
順次決定し、所望の回転速度およびトルクを発生させる
ために直流電源から可調整の通電時間比率をもって交流
電流を供給すべくインバータを通電制御する制御手段と
を備えた直流ブラシレスモータの駆動制御装置は公知で
ある。
判定は無通電相の巻線の誘起電圧と星形結線された巻線
の中性点を基準として大小比較し、その比較結果をフィ
ルタ回路を介して判定する方法、および無通電相巻線で
の誘起電圧をインバータ直流電圧の中間点(1/2電圧
点)を基準電圧として大小比較して判定する方法がよく
知られている。
な課題は、無通電相の巻線に発生する誘起起電圧と他方
の基準電圧との比較である。従来、この比較にはアナロ
グ形の電圧比較器が用いられている。この電圧比較器は
IC(集約回路)モジュール化され、これを動作させる
ための電源電圧の定格値は一般に36V以下のような低
電圧であり、入力電圧範囲はさらに低い値である。その
ため、空気調和機の圧縮機駆動用インバータのようにイ
ンバータの入力電圧が280Vのように高い場合には、
電圧比較器に無通電相の巻線の誘起電圧を直接入力する
ことは不可能であり、巻線の誘起電圧および基準電圧の
両方を同じ比率で分圧して電圧比較器の比較電圧ないし
基準電圧としている。
ータ速度に比例するため、モータをインバータにより可
変速駆動する場合、特に低速度領域での電圧比較では高
い比較精度が要求される。この要求を満たすためには、
電圧比較器の電源、比較電圧および基準電圧を定格範囲
内で極力高く設定する必要がある。
えば主回路直流電圧回路に接続したトランス介在形のD
C−DCコンバータによる電源回路を用いることが考え
られるが、DC−DCコンバータを用いる場合、この電
圧比較器のためだけに新規に複雑かつ高価な回路装置を
必要とする欠点があった。
は主回路直流電圧を基に、ツェナーダイオードと直列抵
抗から得ることが考えられる。
は図3に示すような回路構成を持っている。図3におい
て、まず主回路について述べるならば、ブラシレスモー
タ2はR,S,Tの各相巻線とそれに直列の内部誘導起
電力を表す図記号とより表現された星形結線の3相巻線
を有するステータによって示されている。ここにはロー
タの図示は省略されている。モータ2の巻線端と直流電
源との間にインバータ4が介在されている。インバータ
4はそれぞれ可制御整流素子たとえばトランジスタとそ
れに逆並列接続のダイオードとからなる6つのアーム
U,V,W,X,YおよびZを3相ブリッジ結線したも
のである。このインバータ4は基本的には直流電源端子
P,Nから入力される直流電力を任意周波数の交流電力
に変換してブラシレスモータ2に供給する。アームU,
V,Wは直流プラス側に配置され、アームX,Y,Zは
直流マイナス側に配置されている。これら各アームの可
制御整流素子は制御回路6により、モータ2の3相巻線
のうち、順次サイクリックに2相ずつ通電するようにド
ライバDを介して導通制御される。無通電の他の1相の
巻線の誘導起電力を用いてロータの回転位置および回転
速度を判別する。この判別のために、モータ2の各相巻
線R,S,Tの端子と直流電源マイナス端子Nとの間に
それぞれ接続された一対の分圧抵抗からなる分圧回路8
によって得られた電圧を各相毎に設けられた比較器10
に比較電圧として導入している。各比較器10の基準端
子には直流電源端子P,Nの間に接続された互いに等し
い値の一対の直列抵抗11および12の中間接続点から
得られる直流電源P,N間の中間電位を入力している。
各比較器10の出力信号はそれぞれ電気的絶縁のための
フォトカプラ14を介して制御回路6に入力される。フ
ォトカプラ14は周知のごとく発光素子(例えばLED
=発光ダイオード)および受光素子(例えばフォトトラ
ンジスタ)によって構成される。
(の発光素子)の動作電源を得るために直流電源端子
P,N間に電源回路16が接続され、その出力が比較器
10および各フォトカプラ14に供給されている。イン
バータ4のプラス側アームU,V,Wに設けられている
ドライバDの動作電源は各相毎にインバータ出力端子
R,S,Tから電源回路18を介して得られ、マイナス
側アームX,Y,Zに設けられている各ドライバDの動
作電源は直流電源マイナス端子Nから電源回路20を介
して得られている。
ダイオードを用いた回路においては、電圧比較器の電源
とフォトカプラの電源が共通化され、フォトカプラを構
成する発光素子にもツェナーダイオードを用いた電源回
路から電流が供給されるようになっている。
光素子(LED)が比較的大きな電流を消費する電流形
素子であることから、ツェナーダイオードと直列の抵抗
での電力損失が大きく、定格の大きい抵抗素子を必要と
していた。また、このため、抵抗の発熱量も多くなるの
で放熱対策も必要になるという問題があった。
あって発熱量も少なくてすむ直流ブラシレスモータの駆
動制御装置を提供することを目的とする。
に本発明は、3相巻線を星形に結線したステータと永久
磁石からなるロータとからなるブラシレスモータと、こ
のブラシレスモータの入力端に接続されたインバータと
を備えた直流ブラシレスモータを駆動制御する装置であ
って、3相巻線のうちの1相分にサイクリックに生ずる
無通電相に発生する誘導起電力に基づいてロータ位置を
表す信号を出力する比較器と、この比較器の出力端に接
続されたフォトカプラと、このフォトカプラを介して伝
達される比較器の比較結果に従って3相巻線のうちの2
つの通電相を順次決定してインバータを通電制御する制
御手段とを備えた直流ブラシレスモータの駆動制御装置
において、比較器に動作電力を供給する比較器用電源回
路をインバータの直流電源の端子間に接続し、フォトカ
プラの発光素子の動作電流を比較器用電源回路とは別の
電源回路からとるようにしたことを特徴とするものであ
る。
とり、フォトカプラの動作電源を比較器用電源回路とは
別の電源からとるとることにより、上記従来技術の項で
述べた課題をすべて解決することができる。
安定させるために十分な電源電圧と比較入力電圧を必要
とするが、消費電流はわずかであるのに対し、フォトカ
プラの電源は高速フォトカプラにありがちな低変換効率
をカバーするため比較的大きな電流を必要とするが、精
度や安定度はあまり必要とされない、ということに着目
してなされたものであり、上記本発明の構成はこれを巧
みに応用したものである。
図1において図3と同一の回路要素は同一の符号を付し
て示されている。図1の装置の特徴の一つは比較器10
の動作電流を直流電源端子P,N間から電源回路22を
介してとっていることであり、他の一つはフォトカプラ
14の発光素子の動作電源を直流電源端子Nに接続され
た電源回路20からとっていることである。電源回路2
2は、直流電源端子P,N間に接続された抵抗23およ
びツェナーダイオード24の直列回路と、ツェナーダイ
オード24に並列接続されたコンデンサ25とからなっ
ている。他の回路部分は図3の回路と変わりがない。な
お、コンデンサ25は場合によっては省略可能である
が、これを接続しておけば瞬時的な電圧変動を抑制する
ことができる。
目して比較器10およびフォトカプラ14の動作につい
て説明すれば、次の通りである。
の接続点の電圧が基準電圧Bとして入力され、分圧器8
からS相電圧が比較電圧Cとして入力される。S相の比
較器10は両電圧B,Cを比較し、図2に示すように、
C>B であれば出力端DにH信号を出力し、その出力
側に接続されたフォトカプラ14は不動作(LED電流
零)である。Q時点で C≦B になると、比較器10
はL信号を出力し、その出力側に接続されたフォトカプ
ラ14のLEDに電源回路20からLED電流Eが流
れ、それに対応して発光し、フォトトランジスタが導通
して制御回路6にF点からLレベル信号が伝達される。
からフォトカプラ14の発光素子に電流が供給されるこ
とはなく、また抵抗23の抵抗値を適当に選択すること
により、この電圧が低くてもフォトカプラ14による信
号伝達のために十分な素子電流を供給することができ
る。
大小判定を安定させるために十分な電源電圧と比較入力
電圧を直流電源回路からツェナーダイオード24を介し
てとり、しかも直列抵抗23を用いてはいるが、比較器
10の消費電流はわずかであって電力損失が問題になる
ことはない。他方、フォトカプラ14の電源は低変換効
率をカバーするために必要とする比較的大きな電流を必
要するが、精度や安定度はあまり必要とされないので、
その電源をマイナス側ドライバ電源回路20から得てい
る。
した問題点を回避し、高信頼性で回路構成の簡単な直流
ブラシレスモータの駆動制御装置を提供することができ
る。
路接続図。
チャート。
Claims (2)
- 【請求項1】3相巻線を星形に結線したステータと永久
磁石からなるロータとからなるブラシレスモータと、こ
のブラシレスモータの入力端に接続されたインバータと
を備えた直流ブラシレスモータを駆動制御する装置であ
って、前記3相巻線のうちの1相分にサイクリックに生
ずる無通電相に発生する誘導起電力に基づいてロータ位
置を表す信号を出力する比較器と、この比較器の出力端
に接続されたフォトカプラと、このフォトカプラを介し
て伝達される前記比較器の比較結果に従って3相巻線の
うちの2つの通電相を順次決定して前記インバータを通
電制御する制御手段とを備えた直流ブラシレスモータの
駆動制御装置において、 前記比較器に動作電力を供給する比較器用電源回路を前
記インバータの直流電源の端子間に接続し、 前記フォトカプラの発光素子の動作電流を前記比較器用
電源回路とは別の電源回路からとるようにしたことを特
徴とする直流ブラシレスモータの駆動制御装置。 - 【請求項2】請求項1に記載の駆動制御装置において、
前記フォトカプラの発光素子の動作電流を前記インバー
タのマイナス側アームを駆動するためのドライバ用動作
電源回路から得るようにしたことを特徴とする直流ブラ
シレスモータの駆動制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15485993A JP3276721B2 (ja) | 1993-06-25 | 1993-06-25 | 直流ブラシレスモータの駆動制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15485993A JP3276721B2 (ja) | 1993-06-25 | 1993-06-25 | 直流ブラシレスモータの駆動制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0731187A JPH0731187A (ja) | 1995-01-31 |
JP3276721B2 true JP3276721B2 (ja) | 2002-04-22 |
Family
ID=15593478
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15485993A Expired - Fee Related JP3276721B2 (ja) | 1993-06-25 | 1993-06-25 | 直流ブラシレスモータの駆動制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3276721B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100408061B1 (ko) * | 2001-07-09 | 2003-12-03 | 엘지전자 주식회사 | 센서리스 비엘디씨 모터의 회전자 위치검출방법 |
-
1993
- 1993-06-25 JP JP15485993A patent/JP3276721B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH0731187A (ja) | 1995-01-31 |
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