JP3276558B2 - プリント配線基板用コネクタ - Google Patents

プリント配線基板用コネクタ

Info

Publication number
JP3276558B2
JP3276558B2 JP15041896A JP15041896A JP3276558B2 JP 3276558 B2 JP3276558 B2 JP 3276558B2 JP 15041896 A JP15041896 A JP 15041896A JP 15041896 A JP15041896 A JP 15041896A JP 3276558 B2 JP3276558 B2 JP 3276558B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
connector
housing
printed wiring
wiring board
flexible
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP15041896A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09312183A (ja
Inventor
浅井  清
Original Assignee
エスエムケイ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by エスエムケイ株式会社 filed Critical エスエムケイ株式会社
Priority to JP15041896A priority Critical patent/JP3276558B2/ja
Publication of JPH09312183A publication Critical patent/JPH09312183A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3276558B2 publication Critical patent/JP3276558B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フレキシブルプリ
ント配線基板(FPC)等のフレキシブル基板を他のプ
リント配線基板へ電気的に接続させるプリント配線基板
用コネクタに関し、更に詳しくは、プリント配線基板に
実装された相手側コネクタにフレキシブル基板を電気的
に接続させるプリント配線基板用コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のプリント配線基板用コネクタ10
0は、例えば図12、図13に示すように、絶縁ハウジ
ング101に複数のL字状コンタクト103を、平行2
列でコンタクト間が等間隔となるように固着している。
それぞれのコンタクト103の一方側は、絶縁ハウジン
グ101に凹設されたコネクタ挿入孔104内に露出
し、水平に折り曲げられた他方側は、絶縁ハウジング1
01を貫通して半田接続部103aとなっている。
【0003】各コンタクト103の半田接続部103a
は、フレキシブル基板1の対応する端子部1aに対向
し、各半田接続部103aを端子部1aに半田接続する
ことにより、フレキシブル基板1とプリント配線基板用
コネクタ100との接続が行われる。
【0004】フレキシブル基板1が接続されたプリント
配線基板用コネクタ100には、図12に示すように、
電子部品等が搭載された他のプリント配線基板2に実装
された雌側のプリント配線基板用コネクタ110が嵌合
接続する。この相手側コネクタであるプリント配線基板
用コネクタ110は、絶縁ハウジング111の形状がほ
ぼ直方体となっていて、輪郭が長方形状である上記コネ
クタ挿入孔104に嵌合するようになっている。絶縁ハ
ウジング111には、下方から導電性金属板を打ち抜い
て形成した複数のコンタクト112が圧入により固着さ
れている。コンタクト112は、図のように絶縁ハウジ
ング111に係止しコンタクト112を絶縁ハウジング
111に固定する係止部112aと、係止部112aの
基端で片持ち支持された雌接触部112bと、係止部1
12aの基端から絶縁ハウジング111の底面に沿って
水平に延出する半田接続部112cとからなっている。
絶縁ハウジング111と一体の位置決め用ボス113が
プリント配線基板2の位置決め孔2aに嵌入し、プリン
ト配線基板用コネクタ110がプリント配線基板2上に
位置決めされた状態で、各コンタクト112の半田接続
部112cは、図示しないプリント配線基板2の対応す
るランドパターン上に位置し、それぞれランドパターン
に半田接続される。
【0005】このように構成された雌側のプリント配線
基板用コネクタ110にプリント配線基板用コネクタ1
00を嵌合接続させると、コンタクト112の雌接触部
112bがコネクタ挿入孔104内に露出するコンタク
ト103とそれぞれ接触し、コンタクト103とコンタ
クト112を介して、フレキシブル基板1とプリント配
線基板2の電気接続がなされる。
【0006】図14は、一組のプリント配線基板用コネ
クタ100、110を用いずに、フレキシブル基板1を
直接プリント配線基板2へ接続する他の従来例であるフ
レキシブル基板接続用コネクタ120を示している。
【0007】このフレキシブル基板接続用コネクタ(以
下、FPCコネクタという)120は、プリント配線基
板2上に実装される絶縁ハウジング121と、該絶縁ハ
ウジング121内に固定されたコンタクト122と、絶
縁ハウジング121に対して着脱自在に取り付けられる
絶縁カバー123とを備えている。絶縁カバー123
は、いわゆるこのFPCコネクタ120にZIF(ゼロ
インサーション フォース)機能を加えるためのもの
で、コネクタ120のコンタクト122からの接触圧を
受けずに低挿入力でフレキシブル基板1を挿入できると
ともに、フレキシブル基板1の挿入後は、所定の接触圧
を持ってFPCコネクタ120のコンタクト122との
接触を図るものである。
【0008】絶縁ハウジング121内のコンタクト12
2は、導電性金属板を打ち抜いて形成されたもので、フ
レキシブル基板1に形成された端子部(図示省略)に接
触する雌接触部122aと、プリント配線基板2を貫通
し、同基板2裏面の回路パターン(図示省略)と半田付
けによって接続される脚部122bとを一体的に有して
いる。雌接触部122aは、フレキシブル基板1を挿入
する挿入孔124から後退する方向へ弾性変形できるよ
うに絶縁ハウジング121内に支持されている。
【0009】上記構造のフレキシブル基板接続用コネク
タ120は、プリント配線基板2に取り付けられた絶縁
ハウジング121の挿入孔124に対してフレキシブル
基板1の端末接続部を挿入し、この挿入状態で絶縁カバ
ー123を絶縁ハウジング121に取り付ける。かかる
フレキシブル基板1を挿入する際には、コンタクト12
2の雌接触部122aとの間にフレキシブル基板1を挿
通させる間隙があり、雌接触部122aから接触圧を受
けずに挿入することができる。
【0010】フレキシブル基板1を挿入した後に、絶縁
カバー123を装着すると、フレキシブル基板1の背面
が絶縁カバー123により押圧され、図中破線で示すよ
うに、雌接触部122aが挿入孔124から後退する方
向に弾性変形し、コンタクト122とフレキシブル基板
1とが弾性接触することによって、フレキシブル基板1
とプリント配線基板2との電気的な接続が行われる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】しかしながら、図12、図13に示す従来
のプリント配線基板用コネクタ100は、接続しようと
するフレキシブル基板1の端子部に相当する数のコンタ
クト103を用いる必要があり、部品点数が多く、プリ
ント配線基板用コネクタ100のコストダウンに限界が
あった。
【0013】また、これらのコンタクト103を、全て
等ピッチで絶縁ハウジング101に取り付ける必要があ
り、特に多数のコンタクト101を取り付ける際には、
組み立て工数が増加するという問題があった。
【0014】更に、コンタクト103をフレキシブル基
板1の端子部1aと半田接続するために、絶縁ハウジン
グ101とフレキシブル基板1に半田耐熱性が求めら
れ、耐熱性に優れた高価な材料を用いる必要があり、価
格上昇の原因となっていた。
【0015】また、図14に示す従来のFPCコネクタ
120にあっては、可撓性のフレキシブル基板1を所定
の接触圧をもってコンタクト122と弾性接触させる必
要があるため、ZIF構造を採用しなければフレキシブ
ル基板1を接続させることができず、絶縁カバー123
を絶縁ハウジング121に対して着脱自在とする等、複
雑な構成となるものであった。
【0016】更に、フレキシブル基板1を接続したり引
き抜く度に、絶縁カバー123を操作させる必要があ
り、フレキシブル基板1の着脱操作が煩わしいものであ
った。
【0017】更に、ZIF構造を採用することから、複
数のコンタクト122を2列平行に配置することが困難
であり、フレキシブル基板1の端子部1a間の狭ピッチ
化に対応させることができないものであった。
【0018】更に、2カ所の位置から引き出されたフレ
キシブル基板1をプリント配線基板2と接続させるに
は、別のフレキシブル基板1との接続のために、図14
の2点鎖線で示す同構造のFPCコネクタ130をプリ
ント配線基板2に実装させておく必要があり、図10に
示すようなフレキシブル基板3を用いて、同時に2カ所
の位置とフレキシブル基板3で接続させるということが
できなかった。
【0019】この発明は、以上の問題に鑑み、コンタク
トを取り付けることなく、従ってコンタクトとフレキシ
ブル基板との半田付け工程なしに、フレキシブル基板1
をプリント配線基板に実装された相手側コネクタのコン
タクトに接続させることができるプリント配線基板用コ
ネクタを提供することを目的とする。
【0020】また、ZIF構造を採用することなく、可
撓性のフレキシブル基板を接続することができ、端子部
間が狭ピッチ化されたフレキシブル基板も接続すること
ができるプリント配線基板用コネクタを提供することを
目的とする。
【0021】また、可撓性のフレキシブル基板を正確な
位置に強固に固定できるプリント配線基板用コネクタを
提供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】請求項1のプリント配線
基板用コネクタは、長方形状の輪郭のコネクタ挿入孔が
凹設され、コネクタ挿入孔の内底面に、コネクタ挿入孔
の長手方向と平行に一対の矩形貫通孔が穿設された絶縁
カバーハウジングと、絶縁カバーハウジングに係合する
係合部と、底面から立設された一対の支持突壁を有し、
一対の支持突壁が、それぞれコネクタ挿入孔の矩形貫通
を貫通しコネクタ挿入孔の長手方向の内壁面に沿っ
て突出することにより、絶縁カバーハウジングの底面側
に咬合する絶縁ベースハウジングとからなり、絶縁ベー
スハウジングの一対の支持突壁間の部位と、咬合面で支
持突壁間の部位と対向する絶縁カバーハウジングの部位
との、いずれか一方に位置決め突起を形成するととも
に、他方に、位置決め突起を挿通させる逃げ孔を穿設
し、 絶縁カバーハウジングと絶縁ベースハウジングの咬
合面に沿って配設したフレキシブル基板に位置決め突起
を貫通させて、フレキシブル基板を位置決め挟持した状
態で、絶縁カバーハウジングと絶縁ベースハウジングを
係合させて一体化し、コネクタ挿入孔に挿入される相手
側コネクタのコンタクトを、支持突壁に支持されコネク
タ挿入孔内に露出するフレキシブル基板の端子部に、直
接触させることを特徴とする。
【0023】上記構造のプリント配線基板用コネクタ
は、絶縁カバーハウジングと絶縁ベースハウジングの咬
合面にフレキシブル基板が挟持されるので、これらのハ
ウジング間でフレキシブル基板が固定される。絶縁カバ
ーハウジングと絶縁ベースハウジングが咬合するとき
に、支持突壁はコネクタ挿入孔の内底面を貫通するの
で、支持突壁によって背面側が支持されたフレキシブル
基板の端子部は、コネクタ挿入孔内に露出する。
【0024】プリント配線基板用コネクタを相手側コネ
クタに嵌合接続させると、コネクタ挿入孔内に挿入され
る相手側コネクタのコンタクトは、コネクタ挿入孔内に
露出した前記フレキシブル基板の端子部と直接接触す
る。従って、プリント配線基板用コネクタにコンタクト
を取り付けることなく、フレキシブル基板と相手側コネ
クタとを接続させることができる。
【0025】一対の支持突壁がコネクタ挿入孔の長手方
向の内壁面に沿って突出するので、フレキシブル基板の
端子部もコネクタ挿入孔の長手方向の内壁面に沿って2
列平行に露出する。従って、2列平行に配設された相手
側コネクタのコンタクトとフレキシブル基板の端子部を
接触させることができる。
【0026】フレキシブル基板が絶縁カバーハウジング
と絶縁ベースハウジングの間で挟持された状態で、フレ
キシブル基板に位置決め突起が貫通するので、コネクタ
挿入孔内でのフレキシブル基板の端子部の露出位置が固
定される。従って、相手側コネクタのコンタクトとの接
触位置がずれることがなく、誤接触を防止できる。
【0027】
【発明の実施の形態】図1乃至図3は、フレキシブル基
板1を接続した本発明の実施の形態に係るプリント配線
基板用コネクタ10を示し、図1はプリント配線基板用
コネクタ10と相手側コネクタ110との接続を示す断
面図、図2はプリント配線基板用コネクタ10の平面
図、図3は図2のX−X線断面図である。尚、図1に示
すように、本実施の形態に係るプリント配線基板用コネ
クタ10には、上記従来例で説明した雌側のプリント配
線基板用コネクタ110が嵌合接続するものであり、こ
の相手側コネクタ110については、同一の構成である
ので同一の番号を付してその説明を省略する。
【0028】プリント配線基板用コネクタ10は、それ
ぞれ絶縁性の合成樹脂で成形した絶縁ベースハウジング
20と絶縁カバーハウジングハウジング30で構成さ
れ、図に示すように、これらのハウジング20、30の
間でフレキシブル基板1を挟持した後、一体化してなる
ものである。
【0029】絶縁ベースハウジング20は、図5、図6
に示すように、長方形状の底板21に、その長手方向の
両側辺に沿って側壁22、22が立設されている。側壁
22、22の中央部には、縦方向に切り欠かれたスリッ
ト23により基端を中心に揺動自在とされた係合片2
4、24が形成されている。一対の係合片24、24
は、絶縁ベースハウジング20を絶縁カバーハウジング
30へ係合させる係合部となるものであり、後述する絶
縁カバーハウジング30の係合突起31と係合するた
め、その先端に内向きのフック24a、24aが形成さ
れている。
【0030】この側壁22、22と直交するように、底
板21の長手方向と平行な両側辺の内側には、一対の支
持突壁25、25が立設されている。支持突壁25、2
5の横幅Lは、フレキシブル基板1の横幅より僅かに広
く、またその上端部は、フレキシブル基板1の背面の一
部に支持突壁25からの反力が集中しないように、断面
半円柱状の曲面となっている(図4参照)。
【0031】一対の支持突壁25、25の間には、底板
21を貫通する逃げ孔26、26が穿設され、後述する
絶縁カバーハウジング30の位置決め突起32、32を
挿通させるようにしている。
【0032】図7、図8は、絶縁カバーハウジング30
の構成を示し、上方から、相手側コネクタであるプリン
ト配線基板用コネクタ110の絶縁ハウジング111が
挿入される長方形状のコネクタ挿入孔33が凹設されて
いる。
【0033】コネクタ挿入孔33の内底面33aには、
それぞれコネクタ挿入孔33の長手方向と平行に一対の
矩形貫通孔34、34が穿設されている。この矩形貫通
孔34、34は、前述の絶縁ベースハウジング20から
立設された支持突壁25、25を貫通させるもので、矩
形貫通孔34、34を貫通した支持突壁25、25は、
コネクタ挿入孔33を形成する外枠部35、35の内側
面に沿ってコネクタ挿入孔33内に突出するものとな
る。従って、絶縁カバーハウジング30の下方から絶縁
ベースハウジング20を取り付けると、絶縁カバーハウ
ジング30の底面側に絶縁ベースハウジング20が咬合
した状態で装着される。
【0034】コネクタ挿入孔33の長手方向で対向する
内枠部36、36の外側面には、前述の絶縁ベースハウ
ジング20のフック24aと係合する係合突起31、3
1が一体に突設され、絶縁ベースハウジング20と絶縁
カバーハウジング30を前記咬合した状態で一体化する
ようにしている。また、絶縁カバーハウジング30の底
面には、絶縁ベースハウジング20の、26が形成され
た対応部位の2カ所に位置決め突起32、32が一体に
垂設されている。
【0035】図9は、絶縁ベースハウジング20と絶縁
カバーハウジングハウジング30との間に挟持されるフ
レキシブル基板1の接続部を示す一部省略平面図であ
る。同図のように、このフレキシブル基板1は、帯状の
ポリエステルシート上に導電性の多数のパターン1aと
各パターン1aの終端に矩形の端子部1bが印刷されて
いる。本発明では、フレキシブル基板1との接続に半田
付け工程を要しないので、耐熱性が要求されず、ポリエ
ステルのような安価な材料を基材として用いることがで
きる。
【0036】端子部1bは、互いに等ピッチで2列平行
に配置され、2列に配置することによって、パターン1
a間が狭ピッチ化されたフレキシブル基板の接続を可能
としている。また、2列の端子部1b間には、絶縁カバ
ーハウジング30の位置決め突起32、32が貫通する
位置決め孔4、4が穿設され、フレキシブル基板1をプ
リント配線基板用コネクタ10に位置決めしている。
【0037】次に、以上の構成からなるプリント配線基
板用コネクタ10にフレキシブル基板1を接続する方法
を図4を中心に説明する。
【0038】始めに、絶縁カバーハウジング30の位置
決め突起32、32を位置決め孔4、4に貫通させるよ
うに、絶縁カバーハウジング30の底面側(図中下方
側)にフレキシブル基板1を取り付ける。このとき、フ
レキシブル基板1は、予め位置決め孔4、4の両側で、
矩形貫通孔34、34からコネクタ挿入孔33内に臨む
ように屈曲させておく。
【0039】続いて、フレキシブル基板1を介在させた
まま、矩形貫通孔34、34に支持突壁25、25を貫
通させるように、絶縁カバーハウジング30の底面側に
絶縁ベースハウジング20を取り付ける。支持突壁2
5、25を矩形貫通孔34、34を貫通させて、外枠部
35、35の内壁面に沿って移動させると、フレキシブ
ル基板1の接続部は、一対の支持突壁25、25の表面
に沿って屈曲され、コネクタ挿入孔33内に露出する。
【0040】絶縁ベースハウジング20を位置決め突起
32、32が逃げ孔26、26に挿通するまで取り付け
ると、絶縁ベースハウジング20のフック24aが係合
突起31、31と係合し(図3参照)、フレキシブル基
板1を挟持した状態で絶縁ベースハウジング20と絶縁
カバーハウジング30が一体化される。ハウジング2
0、30が一体化されると、フレキシブル基板1は、ハ
ウジング20、30間の咬合面に挟持され、しかも位置
決め突起32、32が位置決め孔4、4を貫通している
ので、正確な位置に強固に固定される。この組み立て状
態で、2列に分けられたフレキシブル基板1の端子部1
bは、それぞれ一対の支持突壁25、25に背面側が支
持されて、コネクタ挿入孔33内の両側に露出する。
【0041】このようにしてフレキシブル基板1が接続
されたプリント配線基板用コネクタ10には、図1に示
す雌側のプリント配線基板用コネクタ110が嵌合接続
し、フレキシブル基板1とプリント配線基板2との電気
接続が行われる。
【0042】すなわち、雌側のプリント配線基板用コネ
クタ110のほぼ直方体の絶縁ハウジング111がコネ
クタ挿入孔33に挿入され、絶縁ハウジング111の両
側から等ピッチで突出するコンタクト112が、直接コ
ネクタ挿入孔33内に露出するフレキシブル基板1の端
子部1bに弾性接触する。従って、フレキシブル基板1
の各パターン1aは、コンタクト112を介して、プリ
ント配線基板2のパターンと電気接続する。
【0043】また、上記それぞれの実施の形態では、一
端に接続部があるフレキシブル基板1を接続する例で説
明したが、同一の構成で、接続部が中間にあるフレキシ
ブル基板3を接続させることもできる。図10に示すよ
うに、フレキシブル基板3の中間に両側からのパターン
3a、3bを集中させ、それぞれ2列の端子部3c、3
dに終端させれば、2カ所の位置から引き出されるパタ
ーン3a、3bを1枚のフレキシブル基板3によって引
き出すことができる。このフレキシブル基板3の2列の
端子部3c、3d間にも、フレキシブル基板3をプリン
ト配線基板用コネクタ10に位置決めするための位置決
め孔5、5が穿設されている。
【0044】図11は、このフレキシブル基板3を接続
したプリント配線基板用コネクタ10を示すもので、上
述の実施の形態と同様の方法で、フレキシブル基板3が
プリント配線基板用コネクタ10に強固に取り付けられ
ている。絶縁カバーハウジング30の位置決め突起3
2、32が位置決め孔5、5に貫通して、フレキシブル
基板3は位置決めされ、フレキシブル基板3の2列の端
子部3c、3dがそれぞれ一対の支持突壁25、25に
支持されて、コネクタ挿入孔33内の両側に露出してい
る。従って、同図のように雌側のプリント配線基板用コ
ネクタ110にプリント配線基板用コネクタ10を嵌合
接続すると、平行2列に配列されたコンタクト112に
フレキシブル基板3の2列の端子部3c、3dが接触
し、2カ所から引き出されたフレキシブル基板3が中間
部で一括してプリント配線基板2に接続される。
【0045】上述の実施の形態で、フレキシブル基板
1、3は、絶縁カバーハウジング30から突出した位置
決め突起32を貫通させて位置決めするものであるが、
位置決め突起は、絶縁ベースハウジング20側から突出
させるものであってもよい
【0046】
【発明の効果】本発明によれば、絶縁ベースハウジング
20と絶縁カバーハウジング30の咬合面にフレキシブ
ル基板1、3を挟持して固定するので、多数の導電性コ
ンタクトをハウジングに取り付けることなく、フレキシ
ブル基板をプリント配線基板用コネクタ10に接続でき
る。従って、部品点数が減少し、簡単な構成のプリント
配線基板用コネクタ10とすることができる。
【0047】また、多数のコンタクトをハウジングに取
り付けることなく、絶縁ベースハウジング20と絶縁カ
バーハウジング30を係合させるだけで、フレキシブル
基板1、3を接続できるので、組み立て工程が簡略化さ
れる。しかも、コンタクトとフレキシブル基板1、3と
の半田接続工程がないので、フレキシブル基板1、3及
びプリント配線基板用コネクタ10のハウジング20、
30のいずれにも耐熱性が要求されず安価な材料を使用
することができる。
【0048】更に、特別なZIF機構などの為の構成を
加えなくても、いわゆるこしの柔らかい可撓性のフレキ
シブル基板1、3を接続することができる。
【0049】更に、一対の支持突壁25、25に背面が
支持されて、コネクタ挿入孔33の内壁面の両側に沿っ
て、フレキシブル基板1の端子部1aが露出するので、
複数のコンタクト112を2列平行に配置したプリント
配線基板110に対して接続させることができ、パター
ンが狭ピッチ化したフレキシブル基板1を接続させるこ
とができる。
【0050】更に、2カ所の位置から引き出されたフレ
キシブル基板3をその中間部で一括して相手側コネクタ
110に接続させ、プリント配線基板2と接続させるこ
とができる。
【0051】更に、位置決め突起32、32をフレキシ
ブル基板1、3に貫通させてフレキシブル基板1、3を
位置決めするので、フレキシブル基板1、3の端子部1
b、3c、3dを正確に対応する相手側コネクタ110
のコンタクト112に接触させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】フレキシブル基板1を接続した本発明の実施の
形態に係るプリント配線基板用コネクタ10と相手側コ
ネクタ110との接続を示す断面図である。
【図2】フレキシブル基板1を接続したプリント配線基
板用コネクタ10の部分省略平面図である。
【図3】図2のX−X線断面図である。
【図4】プリント配線基板用コネクタ10の組み立て方
法を示す分解断面図である。
【図5】絶縁ベースハウジング20の部分省略平面図で
ある。
【図6】図5のY−Y線断面図である。
【図7】絶縁カバーハウジング30の部分省略平面図で
ある。
【図8】図1のZ−Z線断面図である。
【図9】フレキシブル基板1の部分省略平面図である。
【図10】他のフレキシブル基板3の部分省略平面図で
ある。
【図11】他のフレキシブル基板3を接続したプリント
配線基板用コネクタ10と相手側コネクタ110との接
続を示す断面図である。
【図12】従来のプリント配線基板用コネクタ100と
相手側コネクタ110との接続を示す断面図である。
【図13】フレキシブル基板1を接続した従来のプリン
ト配線基板用コネクタ100の部分省略平面図である。
【図14】フレキシブル基板1とプリント配線基板2を
接続する従来のフレキシブル基板用コネクタ120の断
面図である。
【符号の説明】
1 フレキシブル基板 1b 端子部 10 プリント配線基板用コネクタ 20 絶縁ベースハウジング 24 係合部 25 支持突壁 26 逃げ孔 30 絶縁カバーハウジング 32 位置決め突起 33 コネクタ挿入孔 33a 内底面 110 相手側コネクタ 112 コンタクト

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長方形状の輪郭のコネクタ挿入孔(3
    3)が凹設され、コネクタ挿入孔(33)の内底面(3
    3a)に、コネクタ挿入孔(33)の長手方向と平行に
    一対の矩形貫通孔(34、34)が穿設された絶縁カバ
    ーハウジング(30)と、 絶縁カバーハウジング(30)に係合する係合部(2
    4)と、底面から立設された一対の支持突壁(25、2
    )を有し、一対の支持突壁(25、25)が、それぞ
    コネクタ挿入孔(33)の矩形貫通孔(34、34)
    を貫通しコネクタ挿入孔(33)の長手方向の内壁面
    に沿って突出することにより、絶縁カバーハウジング
    (30)の底面側に咬合する絶縁ベースハウジング(2
    0)とからなり、絶縁ベースハウジング(20)の一対の支持突壁(2
    5、25)間の部位と、咬合面で支持突壁(25、2
    5)間の部位と対向する絶縁カバーハウジング(30)
    の部位との、いずれか一方に位置決め突起(32)を形
    成するとともに、他方に、位置決め突起(32)を挿通
    させる逃げ孔(26)を穿設し、 絶縁カバーハウジング(30)と絶縁ベースハウジング
    (20)の咬合面に沿って配設したフレキシブル基板
    (1)に位置決め突起(32)を貫通させて、フレキシ
    ブル基板(1)を位置決め挟持した状態で、絶縁カバー
    ハウジング(30)と絶縁ベースハウジング(20)を
    係合させて一体化し、 コネクタ挿入孔(33)に挿入される相手側コネクタ
    (110)のコンタクト(112)を、支持突壁(2
    5)に支持されコネクタ挿入孔(33)内に露出するフ
    レキシブル基板(1)の端子部(1b)に、直接接触さ
    せることを特徴とするプリント配線基板用コネクタ。
JP15041896A 1996-05-23 1996-05-23 プリント配線基板用コネクタ Expired - Fee Related JP3276558B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15041896A JP3276558B2 (ja) 1996-05-23 1996-05-23 プリント配線基板用コネクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15041896A JP3276558B2 (ja) 1996-05-23 1996-05-23 プリント配線基板用コネクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09312183A JPH09312183A (ja) 1997-12-02
JP3276558B2 true JP3276558B2 (ja) 2002-04-22

Family

ID=15496515

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15041896A Expired - Fee Related JP3276558B2 (ja) 1996-05-23 1996-05-23 プリント配線基板用コネクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3276558B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5783372B2 (ja) * 2011-10-27 2015-09-24 第一精工株式会社 配線端子接続装置
JP5614549B2 (ja) 2011-11-30 2014-10-29 第一精工株式会社 配線端子接続装置
JP6312028B2 (ja) * 2014-01-09 2018-04-18 パナソニックIpマネジメント株式会社 ケーブル保持部材、プラグコネクタ、コネクタ装置およびプラグコネクタの組立方法
CN110048255B (zh) * 2019-05-05 2024-05-17 昆山杰顺通精密组件有限公司 触点式电连接器
JP7486037B2 (ja) * 2020-09-04 2024-05-17 株式会社オートネットワーク技術研究所 フレキシブルプリント基板の接続構造およびフレキシブルプリント基板ユニットの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09312183A (ja) 1997-12-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0346469Y2 (ja)
KR950004372B1 (ko) 회로판의 표면설치용 전기콘넥터
JP2547943Y2 (ja) ラッチ付き回路基板用電気コネクタ
JPH06333621A (ja) 電気コネクタおよびその回路基板への取付け方法
JP2002025667A (ja) フラットケーブル用コネクタ
JP2000082555A (ja) Pgaパッケージ用コネクタ
US20040157482A1 (en) Connector
JP3276558B2 (ja) プリント配線基板用コネクタ
JP2006019039A (ja) 電気コネクタ
JP2000077120A (ja) コネクタの端子構造
JP2967480B2 (ja) 電気コネクタ
JPH06163125A (ja) 基板対基板用コネクタ
JP2774393B2 (ja) フレキシブル配線板を用いたツーピースコネクタ
JP2001052788A (ja) Fpcとプリント基板間の電気コネクタ装置
JP3126899B2 (ja) 回路基板用電気コネクタ
JP3322342B2 (ja) サーフェスマウント型電子部品のマウント構造
JP2879469B2 (ja) フラットケーブル用コネクタ
US6109932A (en) Three-dimensional electrical interconnection system
JP2969601B2 (ja) フレキシブル配線板を用いたレセプタクルコネクタ
JP3456187B2 (ja) 電気接続箱
JP4044822B2 (ja) コネクタ
JP2774394B2 (ja) フレキシブル配線板を用いたレセプタクルコネクタ
KR100606482B1 (ko) 단자부재와 그 단자부재를 구비한 커넥터 및 단자부재의제조방법
JP3066810B2 (ja) 電気コネクタ及び電気コネクタ組立体
JP3332655B2 (ja) 表面実装用コネクタ

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees