JP3276071B2 - 空気清浄装置付き空気調和機 - Google Patents

空気清浄装置付き空気調和機

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JP3276071B2
JP3276071B2 JP6631298A JP6631298A JP3276071B2 JP 3276071 B2 JP3276071 B2 JP 3276071B2 JP 6631298 A JP6631298 A JP 6631298A JP 6631298 A JP6631298 A JP 6631298A JP 3276071 B2 JP3276071 B2 JP 3276071B2
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  • Electrostatic Separation (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気清浄装置付き
空気調和機に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、空気調和機の機能を高めるため
に、室内ユニットに電子式の集塵器を組み込むことが考
えられている。電子式の集塵器は、周知の通り、放電電
極と集塵電極の間に高電圧を印加し、放電電極により周
囲の空気中に存在する塵埃をイオン化し、集塵電極に吸
着させるものである。この集塵器を空気調和機の室内ユ
ニットに組み込むことにより、その空気調和機は本来の
空気調和機能の他に、空気清浄装置としての機能も併せ
持つことになる。
【0003】空気調和機のおける集塵器の取り付け位置
としては、通常は、前面グリルとその奥側に設けられた
熱交換器の間、即ち熱交換器の正面側が考えられてい
る。また、集塵器を熱交換器の正面側へ設けた場合の集
塵効率を高めるために、熱交換器の正面側で空気を下か
ら上へ蛇行状に流通させながら集塵を行うものが特開昭
64−28427号公報に記載されている。
【0004】一方、集塵器で問題になる集塵電極のクリ
ーニングに関しては、集塵電極にヒータを取り付けて、
集塵電極に付着する塵埃を焼いて取り除くメンテナンス
フリー型の集塵器が開発されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、集塵器の基
本構造は、線状の放電電極と面状の集塵電極を組み合わ
せたものであるが、その集塵器を空気調和機の熱交換器
の正面側に取り付ける従来の空気清浄装置付き空気調和
機では、集塵器の特に面状の集塵電極により、空気の吸
引が阻害され、本来の空気調和機能が低下するという問
題がある。
【0006】即ち、集塵器を空気調和機の熱交換器の正
面側に取り付ける場合、通常は線状の放電電極の上方、
又は下方に面状の集塵電極が設けられ、その集塵電極は
熱交換器の表面に沿って設けられる。集塵電極を熱交換
器の表面に沿って設ける理由としては、空気調和機の奥
行きが増大するのを回避することや、空気調和運転の停
止中にイオン風により空気清浄運転を行う場合に、集塵
電極によって弱いイオン風の流れが阻害されるのを回避
することなどが考えられる。そして、面状の集塵電極を
熱交換器の表面に沿って設けることにより、熱交換器へ
の空気の吸引が阻害され、本来の空気調和機能が低下す
るのである。
【0007】そして、この空気調和機能低下の問題は、
集塵器として集塵電極にヒータを取り付けたメンテナン
スフリー型のものを使用する場合に特に顕著となる。即
ち、メンテナンスフリー型の集塵器では、そのヒータに
熱遮蔽板等が組み合わされるのが通例であるために、集
塵器による通気抵抗が更に増大し、熱交換器への空気の
吸引が一層阻害されるのである。従って、集塵電極にヒ
ータを取り付けたメンテナンスフリー型の集塵器を使用
する空気清浄装置付き空気調和機では、本来の空気調和
機能の低下が大きな問題となる。
【0008】また、特開昭64−28427号公報に記
載されているように、熱交換器の正面側で空気を下から
上へ蛇行状に流通させながら集塵を行う場合も、当然の
ことながら、通気抵抗の増大による空気調和機能の低下
が懸念される。
【0009】本発明はかかる事情に鑑みて創案されたも
のであり、集塵器の設置に伴う空気調和機能の低下を回
避し、集塵器として集塵電極にヒータを取り付けたメン
テナンスフリー型のものを使用する場合にあっても、こ
れによる通気抵抗の増大を効果的に回避して、高い空気
調和機能を維持することができる空気清浄装置付き空気
調和機を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る空気清浄装
置付き空気調和機は、前面が吸引口として開口し、その
吸引口の下方に吐出口が設けられたケーシングと、ケー
シングの吸引口に臨んでケーシング内に設けられた熱交
換器と、熱交換器を経由して吸引口から吐出口へ空気を
流通させるために、吐出口の奥側に設けられたファン
と、熱交換器の背面側の空気通路に配置され、塵埃等を
集塵する電子式の集塵器とを具備しており、熱交換器の
背面側の空気通路をケーシング外と連通させる開口部を
前記集塵器より上方に設け、この開口部に空気調和運転
中は開口部を閉止し空気調和運転停止時に開口部を開放
する開閉弁を備えるようにしている。
【0011】
【0012】前記集塵器は、その集塵電極をセルフクリ
ーニングするためのヒータを装備するものが好ましい。
【0013】また、前記集塵器は、ケーシングの背板部
の表面に沿って設けることが好ましい。
【0014】また、前記開口部は、熱交換器の背面側の
空気通路の上方に設けることが好ましい。
【0015】本発明に係る空気清浄装置付き空気調和機
では、熱交換器の背面側の空気通路に集塵器が配置され
る。また、集塵器より上方に設けられた開口部により、
熱交換器の背面側の空気通路がケーシング外と連通す
る。更に、この開口部に、空気調和運転中に開口部を閉
止し空気調和運転停止時に開口部を開放する開閉弁が設
けられる。これらにより、空気調和運転中は、開口部が
閉止し、吸気口から機内に空気が吸引される。その空気
は熱交換器を通過した後、集塵器のところを通って下方
の吐出口から機外に吐出される。一方、空気調和運転停
止時に空気清浄運転を行う場合は、開口部が開放するの
で、イオン風により吐出口から流入した空気が集塵器の
ところを通って上方の開口部から機外に流出する。
【0016】ここで重要なことは、空気調和運転中の空
気の流れは、熱交換器の正面側では熱交換器と交差する
水平流であるが、熱交換器の背面側では、この流れが熱
交換器に沿った垂直流となり、且つ、空気調和運転停止
時に空気清浄運転を行う場合に熱交換器の背面側に生じ
るイオン風も、熱交換器に沿った垂直流となる点であ
る。即ち、空気調和運転中も空気調和運転停止時に空気
清浄運転を行う場合も、空気の流れは共に熱交換器に沿
った垂直流となるのである。このため、集塵器の面状の
集塵電極を熱交換器の背面に沿った方向に配置しても、
空気調和運転中の空気の流れは阻害されず、空気調和運
転停止時に空気清浄運転を行う場合にも、そのイオン風
が阻害されない。
【0017】更に、集塵器の集塵電極にヒータと共に熱
遮蔽板等を組み合わせ、その熱遮蔽板等を熱交換器の背
面に沿った方向に配置しても、同様に空気の流通は阻害
されない。従って、集塵器として集塵電極にヒータを取
り付けたメンテナンスフリー型のものを使用する場合に
あっても、空気調和機能の低下が効果的に阻止される。
【0018】なお、熱交換器の背面側に集塵器を設ける
ことにより、そのメンテナンスは困難となるが、集塵電
極にヒータを取り付けたメンテナンスフリー型の集塵器
を使用することにより、この点は問題でなくなる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は本発明の一実施形態を示す空
気清浄装置付き空気調和機の一部破断斜視図、図2は本
発明の他の実施形態を示す空気清浄装置付き空気調和機
の一部破断斜視図、図3は図2における空気調和機の開
口部近傍の構造を示す空気調和機上部の一部破断斜視
図、図4は同空気調和機に使用される集塵器の斜視図、
図5は同集塵器の集塵原理を説明するための模式側面
図、図6は空気調和運転中の空気の流れ及び開閉弁の作
動状態を示す空気調和機の模式側面図、図7は空気調和
運転停止時に空気調和運転を行う場合の空気の流れ及び
開閉弁の作動状態を示す空気調和機の模式側面図であ
る。
【0020】本実施形態に係る空気清浄装置付き空気調
和機は、図1に示すように、前面が吸引口11として開
口し、その吸引口11の下方に吐出口12が設けられた
ケーシング10と、ケーシング10の吸引口11に装着
される開閉式の前面ケース20と、ケーシング10の吸
引口11に臨んでケーシング10内に設けられた熱交換
器30と、熱交換器30を経由して吸引口11から吐出
口12へ空気を流通させるために、吐出口12の奥側に
設けられたクロスフロー型のファン40と、熱交換器3
0の背面側の空気通路に配置された電子式の集塵器50
と、吐出口12に回動自在に設けられた角度調整式のル
ーバ16と、前面ケース20と熱交換器30の間に設け
られたフィルタ60とを備えている。
【0021】前記熱交換器30の背面側の空気通路に配
置された電子式の集塵器50は、ケーシング10の垂直
な背板部18の表面に取り付けられている。この集塵器
50は、図4及び図5に示すように、水平に張設された
線状の放電電極51と、その上方に設けられた面状の集
塵電極52と、集塵電極52をセルフクリーニングする
ための水平な棒状のヒータ53とを備えている。集塵電
極52はヒータ53を前後から挟み込んだ2重構造であ
り、そのヒータ53により水平に支持されている。そし
て放電電極51及びヒータ53は、正面を前方に向けた
熱遮蔽板54の正面に取り付けられ、その熱遮蔽板54
は、ケーシング10の垂直な背板部18の表面に取り付
けられている。従って、面状の放電電極51及び熱遮蔽
板54は、いずれも熱交換器30の背面側の空気通路を
上から下或いは下から上に向かう空気の流れに沿うもの
となる。
【0022】他の実施形態に係る空気清浄装置付き空気
調和機は、図2に示すように、空気吸引のために、ケー
シング10の天板部13に上面グリル17を有し、前面
ケース20はその前面に前面グリル21を有しており、
熱交換器30は、図6及び図7に示すように、上部が後
方に傾斜した形状であり、その熱交換器30の上端部と
ケーシング10の天板部13との間には、熱交換器30
のほぼ全幅にわたってケーシング10の上面グリル17
に連通するスリット状の開口部14が形成されている。
この開口部14には、後部を中心として回動するダンパ
型の開閉弁15が設けられている。このダンパ型の開閉
弁15は、図2に示すように、スプリング16により上
方へ開放する方向に付勢されることにより、ファン40
の停止中は開口部14を開放し、ファン40が作動して
熱交換器30の背面側の空気通路が負圧になったとき
に、付勢力に抗して下方へ回動することにより、開口部
14を閉止する。
【0023】次に、本実施形態に係る空気清浄装置付き
空気調和機の機能について説明する。
【0024】空気調和運転中は、ファン40が作動する
ことより、室外の空気は従来と同様に、前面パネル20
の前面グリル21からケーシング10内に流入し、熱交
換器30を通過した後、背面側の通気通路を上から下に
移動し、ファン40を経て吐出口12から室内に吐出さ
れる。
【0025】ここで、熱交換器30の背面側の空気通路
には集塵器50が設けられ、その放電電極51と集塵電
極52の間には高電圧が印加されている。このため、放
電電極51と集塵電極52の間には図5に破線で示すよ
うに電気力線が発生し、これにより、放電電極51の周
囲の空気中に存在する塵埃70はイオン化され、集塵電
極52に引き寄せられて付着する。その結果、熱交換器
30を通過した空気は、その背面側の空気通路を通過す
る過程で清浄化されて室外に吐出される。
【0026】そして集塵器50は、面状の放電電極51
及び熱遮蔽板54がいずれも熱交換器30の背面側の空
気通路を上から下に向かう空気の流れに沿うものとなっ
ており、しかも、ケーシング10の垂直な背板部18の
表面に取り付けられて、空気の流れの外縁部に位置する
ものになっている。そのため、これらは、熱交換器30
の背面側の空気通路を上から下へ向かう空気の流通を殆
ど阻害しない。従って、集塵器50がヒータ53及び熱
遮蔽板54を併用するメンテナンスフリー型であるにも
かかわらず、その集塵器50を設けたことによる空気調
和機能の低下が回避される。
【0027】空気調和運転停止時に空気清浄運転を行う
場合は、ファン40が停止され、集塵器50の放電電極
51と集塵電極52の間に高電圧が印加される。ファン
40が停止することより、集塵器50の放電電極51と
集塵電極52の間の高電圧を印加することに伴って下か
ら上へ生じるイオン風のために、吐出口12から熱交換
器30の背面側の空気通路に空気が流入し、集塵器50
で清浄化された後、ケーシング10の前面グリル17か
ら機外に流出する。従って、空気調和機は空気清浄機と
して機能する。
【0028】ここでも、集塵器50は、面状の放電電極
51及び熱遮蔽板54がいずれも熱交換器30の背面側
の空気通路を上から下に向かう空気の流れに沿うものと
なっており、しかも、ケーシング10の垂直な背板部1
8の表面に取り付けられて、空気の流れの外縁部に位置
するものになっている。このため、熱交換器30の背面
側の空気通路を下から上へ向かう空気の流通を殆ど阻害
しない。従って、集塵器50の設置に伴う空気清浄機能
の低下も回避される。
【0029】集塵器50の使用を続けることにより、集
塵電極52の表面に塵埃が溜まる。ヒータ53を適宜作
動させることにより、その塵埃は焼けて除去されるの
で、集塵電極52の表面は清浄に保たれる。そのため、
集塵電極52はクリーニングの必要がなく、メンテナス
フリーとなる。
【0030】なお、上記実施形態では、空気調和運転停
止時に空気清浄運転を行う場合は、角度調整式のルーバ
16が閉じた状態になるが、ケーシング10吐出口12
は完全には閉止されないので、そのルーバ16による通
気抵抗の増大は小さい。この増大が問題になるときは、
空気清浄運転を行うときにルーバ16を開けるようにす
ればよい。
【0031】一方、空気調和運転中は、熱交換器30の
背面側の空気通路では、その通路を移動する空気の向き
が、集塵器50で生じるイオン風の向きと逆になる。こ
れによる空気清浄機能の低下が問題になるときは、放電
電極51及び集塵電極52を上下逆の位置にすれば集塵
器50で生じるイオン風の向きが、熱交換器30の背面
側の空気通路を移動する空気の向きと同じになる。又
は、放電電極51及び集塵電極52を縦向きとしてケー
シング10の幅方向に並べ、特に集塵電極52をケーシ
ング10の垂直な背板17に直角なヒレ状とすればよ
く、これにより上記の問題は解決される。
【0032】集塵電極52をセルフクリーニングするヒ
ータ53については、集塵電極52に接して設けられて
いるが、集塵電極52から離してその近傍に設けること
も可能である。
【0033】次に、他の実施形態に係る空気清浄装置付
き空気調和機の機能について説明する。但し、上記実施
例と同一機能の部分については説明を省略する。
【0034】空気調和運転中は、図6に示すように、フ
ァン40が作動することより、ダンパ型の開閉弁15が
作動して開口部14を閉止する。その結果。室外の空気
は従来と同様に、前面パネル20の前面グリル21及び
上面グリル17からケーシング10内に流入し、熱交換
器30を通過した後、背面側の通気通路を上から下に移
動し、ファン40を経て吐出口12から室内に吐出され
る。
【0035】空気調和運転停止時に空気清浄運転を行う
場合は、図7に示すように、ファン40が停止され、集
塵器50の放電電極51と集塵電極52の間に高電圧が
印加される。ファン40が停止することより、ダンパ型
の開閉弁15が元の状態に戻って開口部14を開放す
る。その結果、集塵器50の放電電極51と集塵電極5
2の間の高電圧を印加することに伴って下から上へ生じ
るイオン風のために、吐出口12から熱交換器30の背
面側の空気通路に空気が流入し、集塵器50で清浄化さ
れた後、開口部14を経てケーシング10の上面グリル
17から機外に流出する。従って、空気調和機は空気清
浄機として機能する。
【0036】また、該開口部14は、熱交換器30の背
面側の空気通路の上方にあり、ケーシング10の上面グ
リル17を利用することができる位置にある。そのた
め、空気調和運転停止時に空気清浄運転を行う場合の通
気抵抗が特に小さく、この点においても空気清浄機能が
高い。
【0037】開口部14については、熱交換器30の背
面側の空気通路の上方に設けられているが、集塵器50
より上方であればケーシング10の背板部18等に設け
ることも可能である。
【0038】開口部14を開閉する開閉弁15は、構造
を簡素化するためにスプリング16を用いたダンパ形式
としているが、これに限るものではなく、例えばモータ
で開閉される強制開閉式でもよい。
【0039】
【発明の効果】以上に説明した通り、本発明に係る空気
清浄装置付き空気調和機による場合には、熱交換器の背
面側に集塵器を設けることにより、空気調和運転中も空
気調和運転停止時に空気清浄運転を行う場合にも、集塵
器の設置に伴う通気抵抗の増大を回避することができる
ので、空気調和運転中にあってはその空気調和機能が向
上し、空気調和運転停止時に空気清浄運転を行う場合に
あってはその空気清浄機能の低下が防止される。また、
集塵器の上方に開口部を設けることにより、空気調和運
転停止時の空気清浄機能をより向上することができる。
【0040】請求項に記載の空気清浄装置付き空気調
和機においては、集塵器として集塵電極にヒータを取り
付けたメンテナンスフリー型のものを使用することで、
常に一定した空気清浄機能が維持される。また、同様に
集塵器の設置に伴う通気抵抗の増大を回避することがで
きるので、高い空気調和機能及び空気清浄機能が維持さ
れる。
【0041】請求項に記載の空気清浄装置付き空気調
和機による場合には、集塵器がケーシングの背板部の表
面に沿って設けられることにより、集塵器による通気抵
抗の増大が特に効果的に回避されるので、空気調和機能
及び空気清浄機能が更に高まる。
【0042】請求項に記載の空気清浄装置付き空気調
和機による場合には、開口部が熱交換器の背面側の空気
通路の上方に設けられることにより、空気清浄運転中の
通気抵抗が減少するので、空気清浄機能が特に高くな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す空気清浄装置付き空
気調和機の一部破断斜視図である。
【図2】本発明の他の実施形態を示す空気清浄装置付き
空気調和機の一部破断斜視図である。
【図3】同空気調和機の開口部近傍の構造を示す空気調
和機上部の一部破断斜視図である。
【図4】同空気調和機に使用される集塵器の斜視図であ
る。
【図5】同集塵器の集塵原理を説明するための模式側面
図である。
【図6】空気調和運転中の空気の流れ及び開閉弁の作動
状態を示す空気調和機の模式側面図である。
【図7】空気調和運転停止時に空気調和運転を行う場合
の空気の流れ及び開閉弁の作動状態を示す空気調和機の
模式側面図である。
【符号の説明】
10ケーシング 11吸引口 12吐出口 16ルーバ 17上面グリル 18背板部 20前面カバー 21前面グリル 30熱交換器 40ファン 50集塵器 51放電電極 52集塵電極 53ヒータ 54熱遮蔽板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 1/00 B03C 3/02 B03C 3/45 B03C 3/74

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面が吸引口として開口し、その吸引口
    の下方に吐出口が設けられたケーシングと、ケーシング
    の吸引口に臨んでケーシング内に設けられた熱交換器
    と、熱交換器を経由して吸引口から吐出口へ空気を流通
    させるために、吐出口の奥側に設けられたファンと、熱
    交換器の背面側の空気通路に配置され、塵埃等を集塵す
    る電子式の集塵器とを具備しており、熱交換器の背面側
    の空気通路をケーシング外と連通させる開口部を前記集
    塵器より上方に設け、この開口部に空気調和運転中は開
    口部を閉止し空気調和運転停止時に開口部を開放する開
    閉弁を備えるようにしたことを特徴とする空気清浄装置
    付き空気調和機。
  2. 【請求項2】 前記集塵器は、その集塵電極をセルフク
    リーニングするためのヒータを装備することを特徴とす
    る請求項1に記載の空気清浄装置付き空気調和機。
  3. 【請求項3】 前記集塵器は、ケーシングの背面部の表
    面に沿って設けられていることを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載の空気清浄装置付き空気調和機。
  4. 【請求項4】 前記開口部は、熱交換器の背面側の空気
    通路の上方に設けられていることを特徴とする請求項
    1、2または3に記載の空気清浄装置付き空気調和機。
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