JP3125986B2 - 空気清浄機能を有する空気調和機及びこれに用いられる電気集塵装置 - Google Patents
空気清浄機能を有する空気調和機及びこれに用いられる電気集塵装置Info
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- JP3125986B2 JP3125986B2 JP09161161A JP16116197A JP3125986B2 JP 3125986 B2 JP3125986 B2 JP 3125986B2 JP 09161161 A JP09161161 A JP 09161161A JP 16116197 A JP16116197 A JP 16116197A JP 3125986 B2 JP3125986 B2 JP 3125986B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気清浄機能を有
する空気調和機、及びこれに用いられる電気集塵装置に
関する。
する空気調和機、及びこれに用いられる電気集塵装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】最近、空気調和機の機能を高めるため
に、室内ユニットに電気集塵装置を組み込むことが考え
られている。電気集塵装置は、周知の通り、放電電極と
集塵電極の間に高電圧を印加し、放電電極により周囲の
空気中に存在する塵埃をイオン化し、集塵電極に吸着さ
せるものである。この電気集塵装置を空気調和機の室内
ユニットに組み込むことにより、空気調和機は本来の空
調機能だけでなく、空気清浄機能をも発揮することにな
る。
に、室内ユニットに電気集塵装置を組み込むことが考え
られている。電気集塵装置は、周知の通り、放電電極と
集塵電極の間に高電圧を印加し、放電電極により周囲の
空気中に存在する塵埃をイオン化し、集塵電極に吸着さ
せるものである。この電気集塵装置を空気調和機の室内
ユニットに組み込むことにより、空気調和機は本来の空
調機能だけでなく、空気清浄機能をも発揮することにな
る。
【0003】空気調和機における電気集塵装置の取り付
け位置としては、通常、前面グリルとその奥側に設けら
れた熱交換器の間、即ち熱交換器の正面側が考えられて
いる。また、電気集塵装置を熱交換器の正面側へ設けた
場合の集塵効率を高めるために、熱交換器の正面側で空
気を下から上へ蛇行状に流通させながら集塵を行うもの
が特開昭64−28427号公報に記載されている。
け位置としては、通常、前面グリルとその奥側に設けら
れた熱交換器の間、即ち熱交換器の正面側が考えられて
いる。また、電気集塵装置を熱交換器の正面側へ設けた
場合の集塵効率を高めるために、熱交換器の正面側で空
気を下から上へ蛇行状に流通させながら集塵を行うもの
が特開昭64−28427号公報に記載されている。
【0004】一方、電気集塵装置で問題になる集塵電極
のクリーニングに関しては、集塵電極にヒータを取り付
けて、集塵電極に付着する塵埃を焼いて取り除くメンテ
ナンスフリー型の電気集塵装置が開発されている。
のクリーニングに関しては、集塵電極にヒータを取り付
けて、集塵電極に付着する塵埃を焼いて取り除くメンテ
ナンスフリー型の電気集塵装置が開発されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電気集塵装
置の基本構造は、線状の放電電極と面状の集塵電極を組
み合わせたものであるが、その電気集塵装置を空気調和
機の熱交換器の正面側に取り付ける従来の空気調和機で
は、電気集塵装置の特に面状の集塵電極により、空気の
吸引が阻害され、本来の空調機能が低下するという問題
がある。
置の基本構造は、線状の放電電極と面状の集塵電極を組
み合わせたものであるが、その電気集塵装置を空気調和
機の熱交換器の正面側に取り付ける従来の空気調和機で
は、電気集塵装置の特に面状の集塵電極により、空気の
吸引が阻害され、本来の空調機能が低下するという問題
がある。
【0006】即ち、電気集塵装置を空気調和機の熱交換
器の正面側に取り付ける場合、通常は線状の放電電極の
上方に面状の集塵電極が設けられ、その集塵電極は熱交
換器の表面に沿って設けられる。集塵電極を熱交換器の
表面に沿って設ける理由としては、空気調和機の奥行き
が増大するのを回避することや、空気調和運転の停止中
にイオン風により空気清浄運転を行う場合に、集塵電極
によって弱いイオン風の流れが阻害されるのを回避する
ことなどが考えられる。しかるに、面状の集塵電極を熱
交換器の表面に沿って設けることにより、熱交換器への
空気の吸引が阻害され、本来の空気調和機能が低下する
のである。
器の正面側に取り付ける場合、通常は線状の放電電極の
上方に面状の集塵電極が設けられ、その集塵電極は熱交
換器の表面に沿って設けられる。集塵電極を熱交換器の
表面に沿って設ける理由としては、空気調和機の奥行き
が増大するのを回避することや、空気調和運転の停止中
にイオン風により空気清浄運転を行う場合に、集塵電極
によって弱いイオン風の流れが阻害されるのを回避する
ことなどが考えられる。しかるに、面状の集塵電極を熱
交換器の表面に沿って設けることにより、熱交換器への
空気の吸引が阻害され、本来の空気調和機能が低下する
のである。
【0007】そして、この空気調和機能低下の問題は、
電気集塵装置として集塵電極にヒータを取り付けたメン
テナンスフリー型のものを使用する場合に特に顕著とな
る。即ち、メンテナンスフリー型の電気集塵装置では、
そのヒータに熱遮蔽板等が組み合わされるのが通例であ
るために、電気集塵装置による通気抵抗が更に増大し、
熱交換器への空気の吸引が一層阻害されるのである。従
って、集塵電極にヒータを取り付けたメンテナンスフリ
ー型の電気集塵装置を使用する空気調和機では、本来の
空気調和機能の低下が大きな問題となる。
電気集塵装置として集塵電極にヒータを取り付けたメン
テナンスフリー型のものを使用する場合に特に顕著とな
る。即ち、メンテナンスフリー型の電気集塵装置では、
そのヒータに熱遮蔽板等が組み合わされるのが通例であ
るために、電気集塵装置による通気抵抗が更に増大し、
熱交換器への空気の吸引が一層阻害されるのである。従
って、集塵電極にヒータを取り付けたメンテナンスフリ
ー型の電気集塵装置を使用する空気調和機では、本来の
空気調和機能の低下が大きな問題となる。
【0008】また、特開昭64−28427号公報に記
載されているように、熱交換器の正面側で空気を下から
上へ蛇行状に流通させながら集塵を行う場合も、当然の
ことながら、通気抵抗の増大による空気調和機能の低下
が懸念される。
載されているように、熱交換器の正面側で空気を下から
上へ蛇行状に流通させながら集塵を行う場合も、当然の
ことながら、通気抵抗の増大による空気調和機能の低下
が懸念される。
【0009】本発明はかかる事情に鑑みて創案されたも
のであり、電気集塵装置の設置に伴う空気調和機能の低
下を回避し、電気集塵装置として集塵電極にヒータを取
り付けたメンテナンスフリー型のものを使用する場合に
あっても、これによる通気抵抗の増大を効果的に回避し
て、高い空気調和機能を維持することができる空気清浄
機能を有した空気調和機、及びこれに使用される電気集
塵装置を提供することを目的とする。
のであり、電気集塵装置の設置に伴う空気調和機能の低
下を回避し、電気集塵装置として集塵電極にヒータを取
り付けたメンテナンスフリー型のものを使用する場合に
あっても、これによる通気抵抗の増大を効果的に回避し
て、高い空気調和機能を維持することができる空気清浄
機能を有した空気調和機、及びこれに使用される電気集
塵装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の空気清浄機能を
有した空気調和機は、少なくとも前面が吸込口として開
口し、前記吸込口の下方に吹出口が設けられたケーシン
グと、前記ケーシングの吸込口に臨んで前記ケーシング
内に配設された熱交換器と、前記吸込口から吸い込んだ
空気を前記熱交換器を介して前記吹出口から排出させる
ファンとを具備した空気調和機において、前記熱交換器
を通過した空気に含まれる塵埃をコロナ放電により帯電
させ、クーロン力によって集塵極に静電吸着させる電気
集塵装置を前記熱交換器の背面と前記ケーシングの内壁
との間の通風路内に設けたことを特徴としている。
有した空気調和機は、少なくとも前面が吸込口として開
口し、前記吸込口の下方に吹出口が設けられたケーシン
グと、前記ケーシングの吸込口に臨んで前記ケーシング
内に配設された熱交換器と、前記吸込口から吸い込んだ
空気を前記熱交換器を介して前記吹出口から排出させる
ファンとを具備した空気調和機において、前記熱交換器
を通過した空気に含まれる塵埃をコロナ放電により帯電
させ、クーロン力によって集塵極に静電吸着させる電気
集塵装置を前記熱交換器の背面と前記ケーシングの内壁
との間の通風路内に設けたことを特徴としている。
【0011】このような構成による場合、ファンが作動
すると、機外の空気が吸気口から機内に吸い込まれ、熱
交換器を通過した後、その背面側の電気集塵装置のとこ
ろを通って下方の吹出口から機外に排出される。その結
果、空調運転中に空気清浄が行われる。
すると、機外の空気が吸気口から機内に吸い込まれ、熱
交換器を通過した後、その背面側の電気集塵装置のとこ
ろを通って下方の吹出口から機外に排出される。その結
果、空調運転中に空気清浄が行われる。
【0012】より好ましくは、前記熱交換器の背面側の
通風路を前記ケーシング外と連通させる開口部を前記電
気集塵装置より上方に設け、空調運転中に前記開口部を
閉止し空調運転停止時に前記開口部を開放する開閉弁を
前記開口部に設けるようにすることが望ましい。
通風路を前記ケーシング外と連通させる開口部を前記電
気集塵装置より上方に設け、空調運転中に前記開口部を
閉止し空調運転停止時に前記開口部を開放する開閉弁を
前記開口部に設けるようにすることが望ましい。
【0013】このような構成による場合、空調運転中、
開口部が閉止状態であることから、吸気口から機内に空
気が支障なく吸引される。その空気は熱交換器を通過し
た後、電気集塵装置のところを通って下方の吹出口から
機外に排出される。一方、空調運転停止時は、開口部が
開放状態であることから、電気集塵装置を作動させる
と、イオン風により吹出口等から流入した空気が電気集
塵装置のところを通って上方の開口部から機外に流出す
る。これにより、空調運転停止中も、効率の良い空気清
浄が行われる。なお、開閉弁は、弾性付勢手段により常
時閉じているものの、イオン風に押されて開くようにし
ても良いし、モータにより自動的に開閉させるようにし
ても良い。
開口部が閉止状態であることから、吸気口から機内に空
気が支障なく吸引される。その空気は熱交換器を通過し
た後、電気集塵装置のところを通って下方の吹出口から
機外に排出される。一方、空調運転停止時は、開口部が
開放状態であることから、電気集塵装置を作動させる
と、イオン風により吹出口等から流入した空気が電気集
塵装置のところを通って上方の開口部から機外に流出す
る。これにより、空調運転停止中も、効率の良い空気清
浄が行われる。なお、開閉弁は、弾性付勢手段により常
時閉じているものの、イオン風に押されて開くようにし
ても良いし、モータにより自動的に開閉させるようにし
ても良い。
【0014】また、空調運転中の空気の流れは、熱交換
器の正面側では熱交換器と交差する水平流であるが、熱
交換器の背面側では、この流れが熱交換器に沿った垂直
流となり、且つ、空調運転停止時に空気清浄運転を行う
場合に熱交換器の背面側に生じるイオン風も、熱交換器
に沿った垂直流となる。即ち、熱交換器の背面側では、
空気調和運転中も空気調和運転停止時に空気清浄運転を
行う場合も、空気の流れが共に熱交換器に沿った垂直流
となるのである。このため、電気集塵装置の面状の集塵
極を熱交換器の背面に沿った方向に配置しても、空調運
転中の空気の流れは阻害されず、空調運転停止時に空気
清浄を行う場合にも、そのイオン風が阻害されない。
器の正面側では熱交換器と交差する水平流であるが、熱
交換器の背面側では、この流れが熱交換器に沿った垂直
流となり、且つ、空調運転停止時に空気清浄運転を行う
場合に熱交換器の背面側に生じるイオン風も、熱交換器
に沿った垂直流となる。即ち、熱交換器の背面側では、
空気調和運転中も空気調和運転停止時に空気清浄運転を
行う場合も、空気の流れが共に熱交換器に沿った垂直流
となるのである。このため、電気集塵装置の面状の集塵
極を熱交換器の背面に沿った方向に配置しても、空調運
転中の空気の流れは阻害されず、空調運転停止時に空気
清浄を行う場合にも、そのイオン風が阻害されない。
【0015】電気集塵装置としては、コロナ放電により
塵埃に帯電させる放電電極と塵埃をクーロン力により静
電吸着するための集塵電極との間に高電圧が印加されて
おり、前記集塵電極に付着した塵埃を燃焼又は熱分解さ
せるために集塵電極の内部又はその付近にヒータが設け
られた構成のものが望ましい。
塵埃に帯電させる放電電極と塵埃をクーロン力により静
電吸着するための集塵電極との間に高電圧が印加されて
おり、前記集塵電極に付着した塵埃を燃焼又は熱分解さ
せるために集塵電極の内部又はその付近にヒータが設け
られた構成のものが望ましい。
【0016】このような構成による場合、ヒータを通電
させると、その発熱により集塵電極に付着した塵埃が燃
焼又は熱分解し、その結果、クリーニングされ、メンテ
ナンスフリーとなる。そのため、電気集塵装置が熱交換
器の背面側に設けられているにもかかわらず、そのメン
テナンス性が悪化しない。
させると、その発熱により集塵電極に付着した塵埃が燃
焼又は熱分解し、その結果、クリーニングされ、メンテ
ナンスフリーとなる。そのため、電気集塵装置が熱交換
器の背面側に設けられているにもかかわらず、そのメン
テナンス性が悪化しない。
【0017】電気集塵装置には、ヒータからケーシング
の内壁に伝わる熱を遮蔽するための熱遮蔽板が設けられ
ていることが望ましい。
の内壁に伝わる熱を遮蔽するための熱遮蔽板が設けられ
ていることが望ましい。
【0018】このような構成による場合、電気集塵装置
とケーシングの内壁との間の距離が短くても、ヒータか
らケーシングの内壁に伝わる熱が熱遮蔽板により遮蔽さ
れることになる。
とケーシングの内壁との間の距離が短くても、ヒータか
らケーシングの内壁に伝わる熱が熱遮蔽板により遮蔽さ
れることになる。
【0019】より好ましくは、熱遮蔽板が熱交換器の背
面側の通風路内を流通する空気の流れに対して略平行に
配置されていることが望ましい。
面側の通風路内を流通する空気の流れに対して略平行に
配置されていることが望ましい。
【0020】このような構成による場合、熱遮蔽板によ
る流通抵抗の増大が可及的に抑制される。
る流通抵抗の増大が可及的に抑制される。
【0021】このように、本発明の空気清浄機能を有す
る空気調和機による場合には、電気集塵装置にヒータと
共に熱遮蔽板を組み合わせ、その熱遮蔽板を熱交換器の
背面に沿った方向に配置しても、同様に空気の流通は阻
害されない。従って、電気集塵装置として集塵電極にヒ
ータを取り付けたメンテナンスフリー型のものを使用す
る場合にあっても、空気調和機能の低下が効果的に阻止
される。
る空気調和機による場合には、電気集塵装置にヒータと
共に熱遮蔽板を組み合わせ、その熱遮蔽板を熱交換器の
背面に沿った方向に配置しても、同様に空気の流通は阻
害されない。従って、電気集塵装置として集塵電極にヒ
ータを取り付けたメンテナンスフリー型のものを使用す
る場合にあっても、空気調和機能の低下が効果的に阻止
される。
【0022】また、熱交換器の背面側に電気集塵装置を
設けることにより、そのメンテナンスは困難となるが、
集塵電極にヒータを取り付けたメンテナンスフリー型の
電気集塵装置を使用することにより、この点は問題でな
くなる。
設けることにより、そのメンテナンスは困難となるが、
集塵電極にヒータを取り付けたメンテナンスフリー型の
電気集塵装置を使用することにより、この点は問題でな
くなる。
【0023】電気集塵装置はケーシングの内壁に取り付
けるようにすると良い。このような構成による場合、電
気集塵装置が熱交換器の背面側における空気の流れの外
縁部に位置する
けるようにすると良い。このような構成による場合、電
気集塵装置が熱交換器の背面側における空気の流れの外
縁部に位置する
【0024】より好ましくは、電気集塵装置を前記クー
ロン力が前記ファンによる空気吸い込み力に負けないよ
うな位置に設けるようにすることが望ましい。このよう
な構成による場合、帯電した塵埃の殆どが吹出口から機
外に排出されない。
ロン力が前記ファンによる空気吸い込み力に負けないよ
うな位置に設けるようにすることが望ましい。このよう
な構成による場合、帯電した塵埃の殆どが吹出口から機
外に排出されない。
【0025】より好ましくは、電気集塵装置の集塵電極
が、これに付着した塵埃の燃焼又は熱分解の反応を活性
化させる触媒で被覆又はその材質で構成されていること
が望ましい。この触媒としては、酸化アルミニウム、ゼ
オライト、白金系触媒等を挙げることができる。
が、これに付着した塵埃の燃焼又は熱分解の反応を活性
化させる触媒で被覆又はその材質で構成されていること
が望ましい。この触媒としては、酸化アルミニウム、ゼ
オライト、白金系触媒等を挙げることができる。
【0026】このような構成による場合、ヒータの発熱
温度が低くても、集塵電極に付着した塵埃が燃焼又は熱
分解し、クリーニングされる。
温度が低くても、集塵電極に付着した塵埃が燃焼又は熱
分解し、クリーニングされる。
【0027】より好ましくは、電気集塵装置は、放電電
極、集塵電極及びヒータが熱遮蔽板上に取り付けられて
一体型になっていることが望ましい。
極、集塵電極及びヒータが熱遮蔽板上に取り付けられて
一体型になっていることが望ましい。
【0028】このような構成による場合、熱遮蔽板が放
電電極、集塵電極及びヒータを取り付けるための取付板
の役目をも果たすことになる。
電電極、集塵電極及びヒータを取り付けるための取付板
の役目をも果たすことになる。
【0029】本発明の空気清浄機能を有する空気調和機
に用いられる電気集塵装置は、コロナ放電により塵埃に
帯電させクーロン力により当該塵埃を静電吸着するため
の放電電極、集塵電極と、前記集塵電極に付着した塵埃
を燃焼又は熱分解させるためのヒータと、前記放電電
極、集塵電極及びヒータを取り付けるための板であって
前記ヒータからの熱を遮蔽する熱遮蔽板とを備えた構成
にしている。
に用いられる電気集塵装置は、コロナ放電により塵埃に
帯電させクーロン力により当該塵埃を静電吸着するため
の放電電極、集塵電極と、前記集塵電極に付着した塵埃
を燃焼又は熱分解させるためのヒータと、前記放電電
極、集塵電極及びヒータを取り付けるための板であって
前記ヒータからの熱を遮蔽する熱遮蔽板とを備えた構成
にしている。
【0030】このような構成による場合、放電電極と集
塵電極との間に高電圧を印加すると、コロナ放電により
空気中に含まれる塵埃が帯電され、クーロン力により当
該塵埃が集塵電極に静電吸着する。その後、ヒータを通
電させると、その発熱により集塵電極に付着した塵埃が
燃焼又は熱分解し、その結果クリーニングされる。
塵電極との間に高電圧を印加すると、コロナ放電により
空気中に含まれる塵埃が帯電され、クーロン力により当
該塵埃が集塵電極に静電吸着する。その後、ヒータを通
電させると、その発熱により集塵電極に付着した塵埃が
燃焼又は熱分解し、その結果クリーニングされる。
【0031】より好ましくは、電気集塵装置の集塵電極
が、これに付着した塵埃の燃焼又は熱分解の反応を活性
化させる触媒で被覆又はその材質で構成されていること
が望ましい。この触媒としては、酸化アルミニウム、ゼ
オライト、白金系触媒等を挙げることができる。
が、これに付着した塵埃の燃焼又は熱分解の反応を活性
化させる触媒で被覆又はその材質で構成されていること
が望ましい。この触媒としては、酸化アルミニウム、ゼ
オライト、白金系触媒等を挙げることができる。
【0032】このような構成による場合、ヒータの発熱
温度が低くても、集塵電極に付着した塵埃が燃焼又は熱
分解し、クリーニングされる。
温度が低くても、集塵電極に付着した塵埃が燃焼又は熱
分解し、クリーニングされる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は本発明の一実施形態を示す空
気清浄機能を有する空気調和機の一部破断斜視図、図2
は同空気調和機で空気調和運転を行う場合の空気の流れ
を示す空気調和機の模式側面図、図3は同空気調和機に
使用される電気集塵装置の斜視図、図4は同電気集塵装
置の集塵原理を説明するための模式側面図である。
基づいて説明する。図1は本発明の一実施形態を示す空
気清浄機能を有する空気調和機の一部破断斜視図、図2
は同空気調和機で空気調和運転を行う場合の空気の流れ
を示す空気調和機の模式側面図、図3は同空気調和機に
使用される電気集塵装置の斜視図、図4は同電気集塵装
置の集塵原理を説明するための模式側面図である。
【0034】本実施形態は本発明の請求項1に係る空気
清浄機能を有する空気調和機の一例である。本実施形態
に係る空気清浄機能を有する空気調和機は、図1及び図
2に示されるように、前面が吸込口11として開口し、
その吸込口11の下方に吹出口12が設けられたケーシ
ング10と、ケーシング10の吸込口11に装着される
開閉式の前面ケース20と、ケーシング10の吸込口1
1に臨んでケーシング10内に設けられた熱交換器30
と、熱交換器30を経由して吸込口11から吹出口12
へ空気を流通させるせるために、吹出口12の奥側に設
けられたクロスフロー型のファン40と、熱交換器30
の背面側に配置された電子式の電気集塵装置50とを備
えている。
清浄機能を有する空気調和機の一例である。本実施形態
に係る空気清浄機能を有する空気調和機は、図1及び図
2に示されるように、前面が吸込口11として開口し、
その吸込口11の下方に吹出口12が設けられたケーシ
ング10と、ケーシング10の吸込口11に装着される
開閉式の前面ケース20と、ケーシング10の吸込口1
1に臨んでケーシング10内に設けられた熱交換器30
と、熱交換器30を経由して吸込口11から吹出口12
へ空気を流通させるせるために、吹出口12の奥側に設
けられたクロスフロー型のファン40と、熱交換器30
の背面側に配置された電子式の電気集塵装置50とを備
えている。
【0035】空気吸引のために、ケーシング10は天板
部13に上面グリル17を有し、前面ケース20はその
前面に前面グリル21を有している。一方、ケーシング
10の吹出口12には、角度調整式のルーバ16が設け
られている。また、前面ケース20と熱交換器30の間
には、フィルタ60が設けられている。
部13に上面グリル17を有し、前面ケース20はその
前面に前面グリル21を有している。一方、ケーシング
10の吹出口12には、角度調整式のルーバ16が設け
られている。また、前面ケース20と熱交換器30の間
には、フィルタ60が設けられている。
【0036】熱交換器30の背面側の空気通路に配置さ
れた電子式の電気集塵装置50は、ケーシング10の垂
直な内壁18に取り付けられている。この電気集塵装置
50は、図3及び図4に示されるように、水平に張設さ
れた線状の放電電極51と、その上方に設けられた面状
の集塵電極52と、集塵電極52をセルフクリーニング
するための水平な棒状のヒータ53(シーズヒータ)と
を備えている。集塵電極52はヒータ53を前後から挟
み込んだ2重構造であり、そのヒータ53により水平に
支持されている。そして放電電極51及びヒータ53
は、正面を前方に向けた熱遮蔽板54の正面に取り付け
られ、その熱遮蔽板54は、ケーシング10の垂直な内
壁18の表面に取り付けられている。従って、面状の放
電電極51及び熱遮蔽板54は、いずれも熱交換器30
の背面側を上から下に向かう空気の流れに沿うものとな
る。
れた電子式の電気集塵装置50は、ケーシング10の垂
直な内壁18に取り付けられている。この電気集塵装置
50は、図3及び図4に示されるように、水平に張設さ
れた線状の放電電極51と、その上方に設けられた面状
の集塵電極52と、集塵電極52をセルフクリーニング
するための水平な棒状のヒータ53(シーズヒータ)と
を備えている。集塵電極52はヒータ53を前後から挟
み込んだ2重構造であり、そのヒータ53により水平に
支持されている。そして放電電極51及びヒータ53
は、正面を前方に向けた熱遮蔽板54の正面に取り付け
られ、その熱遮蔽板54は、ケーシング10の垂直な内
壁18の表面に取り付けられている。従って、面状の放
電電極51及び熱遮蔽板54は、いずれも熱交換器30
の背面側を上から下に向かう空気の流れに沿うものとな
る。
【0037】電気集塵装置50は又、熱交換器30の背
面側の中段部若しくは比較的上部にあり、電気集塵装置
50における塵埃吸引力がファン40による空気吸い込
み力より勝るようになっている。更に、その集塵電極5
2は、表面に付着した塵埃の燃焼や熱分解を活性化させ
るために、その表面に酸化アルミニウム、ゼオライト、
白金系触媒等の触媒を被覆した構成になっている。
面側の中段部若しくは比較的上部にあり、電気集塵装置
50における塵埃吸引力がファン40による空気吸い込
み力より勝るようになっている。更に、その集塵電極5
2は、表面に付着した塵埃の燃焼や熱分解を活性化させ
るために、その表面に酸化アルミニウム、ゼオライト、
白金系触媒等の触媒を被覆した構成になっている。
【0038】次に、本実施形態に係る空気清浄機能を有
する空気調和機の機能について説明する。
する空気調和機の機能について説明する。
【0039】空気調和運転中は、図2に示されるよう
に、ファン40が作動することより、室外の空気が従来
と同様に、前面パネル20の前面グリル21及び上面グ
リル17からケーシング10内に流入し、熱交換器30
を通過した後、背面側を上から下に移動し、ファン40
を経て吹出口12から室内に吐出される。
に、ファン40が作動することより、室外の空気が従来
と同様に、前面パネル20の前面グリル21及び上面グ
リル17からケーシング10内に流入し、熱交換器30
を通過した後、背面側を上から下に移動し、ファン40
を経て吹出口12から室内に吐出される。
【0040】ここで、熱交換器30の背面側には電気集
塵装置50が設けられ、その放電電極51と集塵電極5
2の間には高電圧が印加されている。このため、放電電
極51と集塵電極52の間には図3に破線で示すように
電気力線が発生し、これにより、放電電極51の周囲の
空気中に存在する塵埃70はイオン化され、クーロン力
により集塵電極52に引き寄せられて付着する。その結
果、熱交換器30を通過した空気は、その背面側を通過
する過程で清浄化されて機外に吐出される。
塵装置50が設けられ、その放電電極51と集塵電極5
2の間には高電圧が印加されている。このため、放電電
極51と集塵電極52の間には図3に破線で示すように
電気力線が発生し、これにより、放電電極51の周囲の
空気中に存在する塵埃70はイオン化され、クーロン力
により集塵電極52に引き寄せられて付着する。その結
果、熱交換器30を通過した空気は、その背面側を通過
する過程で清浄化されて機外に吐出される。
【0041】そして電気集塵装置50は、面状の放電電
極51及び熱遮蔽板54がいずれも熱交換器30の背面
側の空気通路を上から下に向かう空気の流れに沿うもの
となっており、しかも、ケーシング10の垂直な内壁1
8の表面に取り付けられて、空気の流れの外縁部に位置
するものになっている。そのため、これらは、熱交換器
30の背面側の空気通路を上から下へ向かう空気の流通
を殆ど阻害しない。従って、電気集塵装置50がヒータ
53及び熱遮蔽板54を併用するメンテナンスフリー型
であるにもかかわらず、その電気集塵装置50を設けた
ことによる空気調和機能の低下が回避される。
極51及び熱遮蔽板54がいずれも熱交換器30の背面
側の空気通路を上から下に向かう空気の流れに沿うもの
となっており、しかも、ケーシング10の垂直な内壁1
8の表面に取り付けられて、空気の流れの外縁部に位置
するものになっている。そのため、これらは、熱交換器
30の背面側の空気通路を上から下へ向かう空気の流通
を殆ど阻害しない。従って、電気集塵装置50がヒータ
53及び熱遮蔽板54を併用するメンテナンスフリー型
であるにもかかわらず、その電気集塵装置50を設けた
ことによる空気調和機能の低下が回避される。
【0042】また、電気集塵装置50がケーシング10
の垂直な内壁18の表面に取り付けられ、空気の流れの
外縁部に位置すると共に、その電気集塵装置50が熱交
換器30の背面側の中段部若しくは比較的上部に位置す
るために、電気集塵装置50が受ける風圧が小さい。こ
のため、電気集塵装置50における塵埃吸引力がファン
40による空気吸い込み力より十分に大きくなり、これ
により高い空気調和機能が確保される。
の垂直な内壁18の表面に取り付けられ、空気の流れの
外縁部に位置すると共に、その電気集塵装置50が熱交
換器30の背面側の中段部若しくは比較的上部に位置す
るために、電気集塵装置50が受ける風圧が小さい。こ
のため、電気集塵装置50における塵埃吸引力がファン
40による空気吸い込み力より十分に大きくなり、これ
により高い空気調和機能が確保される。
【0043】電気集塵装置50の使用を続けることによ
り、集塵電極52の表面に塵埃が溜まる。ヒータ53を
適宜作動させることにより、その塵埃は焼けて除去され
るので、集塵電極52の表面は清浄に保たれる。そのた
め、集塵電極52はクリーニングの必要がなく、メンテ
ナンスフリーとなる。このとき、集塵電極52の表面に
酸化アルミニウム、ゼオライト、白金系触媒等の触媒が
被覆されているので、その表面に付着した塵埃が300
℃程度の加熱温度で熱分解する。これにより、塵埃除去
時の異臭の発生等が抑制される。
り、集塵電極52の表面に塵埃が溜まる。ヒータ53を
適宜作動させることにより、その塵埃は焼けて除去され
るので、集塵電極52の表面は清浄に保たれる。そのた
め、集塵電極52はクリーニングの必要がなく、メンテ
ナンスフリーとなる。このとき、集塵電極52の表面に
酸化アルミニウム、ゼオライト、白金系触媒等の触媒が
被覆されているので、その表面に付着した塵埃が300
℃程度の加熱温度で熱分解する。これにより、塵埃除去
時の異臭の発生等が抑制される。
【0044】図5は本発明の他の実施形態を示す空気清
浄機能を有する空気調和機の主要部の構造を示す空気調
和機上部の一部破断斜視図、図6は同空気調和機で空気
調和運転を行う場合の空気の流れを示す空気調和機の模
式側面図、図7は空気調和運転停止時に空気調和運転を
行う場合の空気の流れを示す空気調和機の模式側面図で
ある。
浄機能を有する空気調和機の主要部の構造を示す空気調
和機上部の一部破断斜視図、図6は同空気調和機で空気
調和運転を行う場合の空気の流れを示す空気調和機の模
式側面図、図7は空気調和運転停止時に空気調和運転を
行う場合の空気の流れを示す空気調和機の模式側面図で
ある。
【0045】本実施形態は本発明の請求項2に係る空気
清浄機能を有する空気調和機の一例である。本実施形態
に係る空気清浄機能を有した空気調和機では、上部が後
方に傾斜した熱交換器30の上端部とケーシング10の
垂直な内壁18との間に、熱交換器30のほぼ全幅にわ
たってスリット状の開口部14が形成されている。この
開口部14のため、熱交換器30の背面側の空間は、ケ
ーシング10の上面グリル17を介してケーシング10
の外に連通する。この開口部14には、後部を中心とし
て回動するダンパ型の開閉弁15が設けられている。こ
のダンパ型の開閉弁15は、スプリング16により上方
へ開放する方向に付勢されることにより、ファン40の
停止中は開口部14を開放し、ファン40が作動して熱
交換器30の背面側の空気通路が負圧になったときに、
付勢力に抗して下方へ回動することにより、開口部14
を閉止する。
清浄機能を有する空気調和機の一例である。本実施形態
に係る空気清浄機能を有した空気調和機では、上部が後
方に傾斜した熱交換器30の上端部とケーシング10の
垂直な内壁18との間に、熱交換器30のほぼ全幅にわ
たってスリット状の開口部14が形成されている。この
開口部14のため、熱交換器30の背面側の空間は、ケ
ーシング10の上面グリル17を介してケーシング10
の外に連通する。この開口部14には、後部を中心とし
て回動するダンパ型の開閉弁15が設けられている。こ
のダンパ型の開閉弁15は、スプリング16により上方
へ開放する方向に付勢されることにより、ファン40の
停止中は開口部14を開放し、ファン40が作動して熱
交換器30の背面側の空気通路が負圧になったときに、
付勢力に抗して下方へ回動することにより、開口部14
を閉止する。
【0046】他の構成は前述の空気清浄機能を有する空
気調和機と同じであり、同一部分については同一番号を
付して説明を省略する。
気調和機と同じであり、同一部分については同一番号を
付して説明を省略する。
【0047】本実施形態に係る空気清浄機能を有する空
気調和機で空気調和運転を行う場合は、図6に示される
ように、ファン40が作動することより、ダンパ型の開
閉弁15が作動して開口部14を閉止する。その結果、
機外の空気は従来と同様に、前面パネル20の前面グリ
ル21及び上面グリル17からケーシング10内に流入
し、熱交換器30を通過した後、その背面側を上から下
に移動し、ファン40を経て吹出口12から室内に吐出
される。
気調和機で空気調和運転を行う場合は、図6に示される
ように、ファン40が作動することより、ダンパ型の開
閉弁15が作動して開口部14を閉止する。その結果、
機外の空気は従来と同様に、前面パネル20の前面グリ
ル21及び上面グリル17からケーシング10内に流入
し、熱交換器30を通過した後、その背面側を上から下
に移動し、ファン40を経て吹出口12から室内に吐出
される。
【0048】ここで、熱交換器30の背面側の空気通路
には電気集塵装置50が設けられ、その放電電極51と
集塵電極52の間には高電圧が印加されている。このた
め、放電電極51の周囲の空気中に存在する塵埃70は
イオン化され、集塵電極52に引き寄せられて付着す
る。その結果、熱交換器30を通過した空気は、その背
面側の空気通路を通過する過程で清浄化されて室外に吐
出される。
には電気集塵装置50が設けられ、その放電電極51と
集塵電極52の間には高電圧が印加されている。このた
め、放電電極51の周囲の空気中に存在する塵埃70は
イオン化され、集塵電極52に引き寄せられて付着す
る。その結果、熱交換器30を通過した空気は、その背
面側の空気通路を通過する過程で清浄化されて室外に吐
出される。
【0049】そして電気集塵装置50は、面状の放電電
極51及び熱遮蔽板54がいずれも熱交換器30の背面
側の空気通路を上から下に向かう空気の流れに沿うもの
となっており、しかも、ケーシング10の垂直な背板部
18の表面に取り付けられて、空気の流れの外縁部に位
置するものになっている。そのため、これらは、熱交換
器30の背面側を上から下へ向かう空気の流通を殆ど阻
害しない。従って、電気集塵装置50がヒータ53及び
熱遮蔽板54を併用するメンテナンスフリー型であるに
もかかわらず、その電気集塵装置50を設けたことによ
る空気調和機能の低下が回避される。
極51及び熱遮蔽板54がいずれも熱交換器30の背面
側の空気通路を上から下に向かう空気の流れに沿うもの
となっており、しかも、ケーシング10の垂直な背板部
18の表面に取り付けられて、空気の流れの外縁部に位
置するものになっている。そのため、これらは、熱交換
器30の背面側を上から下へ向かう空気の流通を殆ど阻
害しない。従って、電気集塵装置50がヒータ53及び
熱遮蔽板54を併用するメンテナンスフリー型であるに
もかかわらず、その電気集塵装置50を設けたことによ
る空気調和機能の低下が回避される。
【0050】空気調和運転停止時に空気清浄運転を行う
場合は、図7に示されるように、ファン40が停止さ
れ、電気集塵装置50の放電電極51と集塵電極52の
間に高電圧が印加される。ファン40が停止することよ
り、ダンパ型の開閉弁15が元の状態に戻って開口部1
4を開放する。その結果、電気集塵装置50の放電電極
51と集塵電極52の間に高電圧を印加することに伴っ
て下から上へ生じるイオン風のために、吹出口12から
熱交換器30の背面側の空気通路に空気が流入し、電気
集塵装置50で清浄化された後、開口部14を経てケー
シング10の上面グリル17から機外に流出する。従っ
て、空気調和機は空気清浄機として機能する。
場合は、図7に示されるように、ファン40が停止さ
れ、電気集塵装置50の放電電極51と集塵電極52の
間に高電圧が印加される。ファン40が停止することよ
り、ダンパ型の開閉弁15が元の状態に戻って開口部1
4を開放する。その結果、電気集塵装置50の放電電極
51と集塵電極52の間に高電圧を印加することに伴っ
て下から上へ生じるイオン風のために、吹出口12から
熱交換器30の背面側の空気通路に空気が流入し、電気
集塵装置50で清浄化された後、開口部14を経てケー
シング10の上面グリル17から機外に流出する。従っ
て、空気調和機は空気清浄機として機能する。
【0051】ここでも、電気集塵装置50は、面状の放
電電極51及び熱遮蔽板54がいずれも熱交換器30の
背面側の空気通路を上から下に向かう空気の流れに沿う
ものとなっており、しかも、ケーシング10の垂直な背
板部18の表面に取り付けられて、空気の流れの外縁部
に位置するものになっている。このため、熱交換器30
の背面側の空気通路を下から上へ向かう空気の流通を殆
ど阻害しない。従って、電気集塵装置50の設置に伴う
空気清浄機能の低下も回避される。
電電極51及び熱遮蔽板54がいずれも熱交換器30の
背面側の空気通路を上から下に向かう空気の流れに沿う
ものとなっており、しかも、ケーシング10の垂直な背
板部18の表面に取り付けられて、空気の流れの外縁部
に位置するものになっている。このため、熱交換器30
の背面側の空気通路を下から上へ向かう空気の流通を殆
ど阻害しない。従って、電気集塵装置50の設置に伴う
空気清浄機能の低下も回避される。
【0052】更に、開口部14は、熱交換器30の背面
側の空気通路の上方にあり、ケーシング10の上面グリ
ル17を利用することができる位置にある。そのため、
空気調和運転停止時に空気清浄運転を行う場合の通気抵
抗が特に小さく、この点においても空気清浄機能が高
い。
側の空気通路の上方にあり、ケーシング10の上面グリ
ル17を利用することができる位置にある。そのため、
空気調和運転停止時に空気清浄運転を行う場合の通気抵
抗が特に小さく、この点においても空気清浄機能が高
い。
【0053】電気集塵装置50の使用を続けることによ
り、集塵電極52の表面に塵埃が溜まる。ヒータ53を
適宜作動させることにより、その塵埃は焼けて除去され
るので、集塵電極52の表面は清浄に保たれる。そのた
め、集塵電極52はクリーニングの必要がなく、メンテ
ナンスフリーとなる。
り、集塵電極52の表面に塵埃が溜まる。ヒータ53を
適宜作動させることにより、その塵埃は焼けて除去され
るので、集塵電極52の表面は清浄に保たれる。そのた
め、集塵電極52はクリーニングの必要がなく、メンテ
ナンスフリーとなる。
【0054】なお、上記実施形態では、空気調和運転停
止時に空気清浄運転を行う場合は、角度調整式のルーバ
16が閉じた状態になるが、ケーシング10の吹出口1
2は完全には閉止されないので、そのルーバ16による
通気抵抗の増大は小さい。この増大が問題になるとき
は、空気清浄運転を行うときにルーバ16を開けるよう
にすればよい。
止時に空気清浄運転を行う場合は、角度調整式のルーバ
16が閉じた状態になるが、ケーシング10の吹出口1
2は完全には閉止されないので、そのルーバ16による
通気抵抗の増大は小さい。この増大が問題になるとき
は、空気清浄運転を行うときにルーバ16を開けるよう
にすればよい。
【0055】一方、空気調和運転中は、熱交換器30の
背面側の空気通路では、その通路を移動する空気の向き
が、電気集塵装置50で生じるイオン風の向きと逆にな
る。これによる空気清浄機能の低下が問題になるとき
は、放電電極51及び集塵電極52を縦向きとしてケー
シング10の幅方向に並べ、特に集塵電極52をケーシ
ング10の垂直な背板17に直角なヒレ状とすればよ
く、これにより上記の問題は解決される。
背面側の空気通路では、その通路を移動する空気の向き
が、電気集塵装置50で生じるイオン風の向きと逆にな
る。これによる空気清浄機能の低下が問題になるとき
は、放電電極51及び集塵電極52を縦向きとしてケー
シング10の幅方向に並べ、特に集塵電極52をケーシ
ング10の垂直な背板17に直角なヒレ状とすればよ
く、これにより上記の問題は解決される。
【0056】開口部14については、熱交換器30の背
面側の空気通路の上方に設けられているが、電気集塵装
置50より上方であればケーシング10の内壁18等に
設けることも可能である。
面側の空気通路の上方に設けられているが、電気集塵装
置50より上方であればケーシング10の内壁18等に
設けることも可能である。
【0057】開口部14を開閉する開閉弁15は、構造
を簡素化するためにスプリング16を用いたダンパ形式
としているが、これに限るものではなく、例えばモータ
で開閉される強制開閉式でもよい。
を簡素化するためにスプリング16を用いたダンパ形式
としているが、これに限るものではなく、例えばモータ
で開閉される強制開閉式でもよい。
【0058】また、いずれの実施形態でも、集塵電極5
2をセルフクリーニングするヒータ53は、集塵電極5
2に接して設けられているが、集塵電極52から離して
その近傍に設けることも可能である。
2をセルフクリーニングするヒータ53は、集塵電極5
2に接して設けられているが、集塵電極52から離して
その近傍に設けることも可能である。
【0059】また、塵埃の燃焼を活性化するための触媒
については、集塵電極52の表面に被覆するだけでな
く、その触媒により集塵電極52を形成することも可能
である。
については、集塵電極52の表面に被覆するだけでな
く、その触媒により集塵電極52を形成することも可能
である。
【0060】
【発明の効果】以上に説明した通り、本発明の請求項1
に係る空気清浄機能を有する空気調和機による場合に
は、熱交換器の背面側の通風路内に電気集塵装置が設け
られていることにより、電気集塵装置の設置に伴う空調
運転時の通気抵抗の増大が回避されるので、空気調和機
能が向上する。また、電気集塵装置として集塵極にヒー
タを取り付けたメンテナンスフリー型のものを使用する
場合にあっても、同様に電気集塵装置の設置に伴う通気
抵抗の増大が回避されるので、高い空気調和機能が維持
される。更に、イオン化された浮遊塵埃による前面ケー
シングの汚れが防止される。
に係る空気清浄機能を有する空気調和機による場合に
は、熱交換器の背面側の通風路内に電気集塵装置が設け
られていることにより、電気集塵装置の設置に伴う空調
運転時の通気抵抗の増大が回避されるので、空気調和機
能が向上する。また、電気集塵装置として集塵極にヒー
タを取り付けたメンテナンスフリー型のものを使用する
場合にあっても、同様に電気集塵装置の設置に伴う通気
抵抗の増大が回避されるので、高い空気調和機能が維持
される。更に、イオン化された浮遊塵埃による前面ケー
シングの汚れが防止される。
【0061】本発明の請求項2に係る空気清浄機能を有
する空気調和機による場合には、熱交換器の背面側の通
風路をケーシング外と連通させる開口部が電気集塵装置
より上方に設けられ、且つこの開口部に開閉弁が設けら
れていることにより、空調運転に支障をきたすことな
く、空調運転停止時に高効率な空気清浄が行われる。
する空気調和機による場合には、熱交換器の背面側の通
風路をケーシング外と連通させる開口部が電気集塵装置
より上方に設けられ、且つこの開口部に開閉弁が設けら
れていることにより、空調運転に支障をきたすことな
く、空調運転停止時に高効率な空気清浄が行われる。
【0062】本発明の請求項3に係る空気清浄機能を有
する空気調和機による場合には、電気集塵装置がケーシ
ングの内壁に取り付けられていることにより、その電気
集塵装置が空気の流れの外縁部に位置するので、通気抵
抗の増大が特に効果的に回避される。また、ファンによ
る空気吸い込み力の塵埃吸引への悪影響が小さくなるの
で、空気清浄機能が向上する。
する空気調和機による場合には、電気集塵装置がケーシ
ングの内壁に取り付けられていることにより、その電気
集塵装置が空気の流れの外縁部に位置するので、通気抵
抗の増大が特に効果的に回避される。また、ファンによ
る空気吸い込み力の塵埃吸引への悪影響が小さくなるの
で、空気清浄機能が向上する。
【0063】本発明の請求項4に係る空気清浄機能を有
する空気調和機による場合には、電気集塵装置による塵
埃吸引力がファンによる吸い込み力に負けないような位
置に電気集塵装置が配設されていることにより、塵埃吸
引への空気吸い込み力の悪影響が回避される。
する空気調和機による場合には、電気集塵装置による塵
埃吸引力がファンによる吸い込み力に負けないような位
置に電気集塵装置が配設されていることにより、塵埃吸
引への空気吸い込み力の悪影響が回避される。
【0064】本発明の請求項5に係る空気清浄機能を有
する空気調和機による場合には、電気集塵装置に付着塵
埃を燃焼又は熱分解するためのヒータが装備されている
ことにより、ヒータをクリーニングする必要がなくなる
ので、その電気集塵装置が熱交換器の背面側に設けられ
るにもかかわらずそのメンテナンス性の悪化が回避され
る。
する空気調和機による場合には、電気集塵装置に付着塵
埃を燃焼又は熱分解するためのヒータが装備されている
ことにより、ヒータをクリーニングする必要がなくなる
ので、その電気集塵装置が熱交換器の背面側に設けられ
るにもかかわらずそのメンテナンス性の悪化が回避され
る。
【0065】本発明の請求項6に係る空気清浄機能を有
する空気調和機による場合には、ヒータ付きの集塵電極
に塵埃の燃焼又は熱分解を活性化させる触媒が使用され
ていることにより、ヒータによる加熱温度の低下が可能
となるので、塵埃除去に伴う異臭の発生等が抑制され
る。また、ケーシング等の熱対策が容易となる。
する空気調和機による場合には、ヒータ付きの集塵電極
に塵埃の燃焼又は熱分解を活性化させる触媒が使用され
ていることにより、ヒータによる加熱温度の低下が可能
となるので、塵埃除去に伴う異臭の発生等が抑制され
る。また、ケーシング等の熱対策が容易となる。
【0066】本発明の請求項7に係る空気清浄機能を有
する空気調和機による場合には、電気集塵装置にヒータ
と共に熱遮蔽板が装備されていることにより、ケーシン
グの熱劣化や壁面の熱劣化が抑制される。
する空気調和機による場合には、電気集塵装置にヒータ
と共に熱遮蔽板が装備されていることにより、ケーシン
グの熱劣化や壁面の熱劣化が抑制される。
【0067】本発明の請求項8に係る空気清浄機能を有
する空気調和機による場合には、電気集塵装置に装備さ
れた熱遮蔽板が、通風路内を流れる空気の流れに対して
略平行とされていることにより、熱遮蔽板の使用に伴う
通気抵抗の増大が回避されるので、高い空気調和機能が
維持される。
する空気調和機による場合には、電気集塵装置に装備さ
れた熱遮蔽板が、通風路内を流れる空気の流れに対して
略平行とされていることにより、熱遮蔽板の使用に伴う
通気抵抗の増大が回避されるので、高い空気調和機能が
維持される。
【0068】本発明の請求項9に係る空気清浄機能を有
する空気調和機による場合には、ヒータ付きの電気集塵
装置が熱遮蔽板上に一体化された構成になっていること
により、その電気集塵装置の組み付け等が容易になる。
する空気調和機による場合には、ヒータ付きの電気集塵
装置が熱遮蔽板上に一体化された構成になっていること
により、その電気集塵装置の組み付け等が容易になる。
【0069】本発明の請求項10に係る空気清浄機能を
有する空気調和機に用いられる電気集塵装置による場合
には、その電気集塵装置にヒータ及び熱遮蔽板が装備さ
れていることにより、その電気集塵装置が熱交換器の背
面側に設けられるにもかかわらずそのメンテナンス性の
悪化が回避され、且つケーシングの熱劣化や壁面の熱劣
化が抑制される。
有する空気調和機に用いられる電気集塵装置による場合
には、その電気集塵装置にヒータ及び熱遮蔽板が装備さ
れていることにより、その電気集塵装置が熱交換器の背
面側に設けられるにもかかわらずそのメンテナンス性の
悪化が回避され、且つケーシングの熱劣化や壁面の熱劣
化が抑制される。
【0070】本発明の請求項11に係る空気清浄機能を
有する空気調和機に用いられる電気集塵装置による場合
には、集塵極に塵埃の燃焼又は熱分解を活性化させる触
媒が使用されていることにより、ヒータによる加熱温度
の低下が可能となるので、付着塵埃の除去に伴う異臭の
発生等が抑制される。また、ケーシング等の熱対策が容
易となる。
有する空気調和機に用いられる電気集塵装置による場合
には、集塵極に塵埃の燃焼又は熱分解を活性化させる触
媒が使用されていることにより、ヒータによる加熱温度
の低下が可能となるので、付着塵埃の除去に伴う異臭の
発生等が抑制される。また、ケーシング等の熱対策が容
易となる。
【図1】本発明の一実施形態を示す空気清浄機能を有す
る空気調和機の一部破断斜視図である。
る空気調和機の一部破断斜視図である。
【図2】同空気調和機で空気調和運転を行う場合の空気
の流れを示す空気調和機の模式側面図である。
の流れを示す空気調和機の模式側面図である。
【図3】同空気調和機に使用される電気集塵装置の斜視
図である。
図である。
【図4】同電気集塵装置の集塵原理を説明するための模
式側面図である。
式側面図である。
【図5】本発明の他の実施形態を示す空気清浄機能を有
する空気調和機の主要部の構造を示す空気調和機上部の
一部破断斜視図である。
する空気調和機の主要部の構造を示す空気調和機上部の
一部破断斜視図である。
【図6】同空気調和機で空気調和運転を行う場合の空気
の流れを示す空気調和機の模式側面図である。
の流れを示す空気調和機の模式側面図である。
【図7】空気調和運転停止時に空気調和運転を行う場合
の空気の流れを示す空気調和機の模式側面図である。
の空気の流れを示す空気調和機の模式側面図である。
10 ケーシング 11 吸込口 12 吹出口 16 ルーバ 17 上面グリル 18 背板部 20 前面カバー 21 前面グリル 30 熱交換器 40 ファン 50 電気集塵装置 51 放電電極 52 集塵電極 53 ヒータ 54 熱遮蔽板
Claims (11)
- 【請求項1】 少なくとも前面が吸込口として開口し、
前記吸込口の下方に吹出口が設けられたケーシングと、
前記ケーシングの吸込口に臨んで前記ケーシング内に配
設された熱交換器と、前記吸込口から吸い込んだ空気を
前記熱交換器を介して前記吹出口から排出させるファン
とを具備した空気調和機において、前記熱交換器を通過
した空気に含まれる塵埃をコロナ放電により帯電させ、
クーロン力によって集塵極に静電吸着させる電気集塵装
置を前記熱交換器の背面と前記ケーシングの内壁との間
の通風路内に設けたことを特徴とする空気清浄機能を有
する空気調和機。 - 【請求項2】 前記熱交換器の背面側の通風路を前記ケ
ーシング外と連通させる開口部を前記電気集塵装置より
上方に設け、空調運転中に前記開口部を閉止し空調運転
停止時に前記開口部を開放する開閉弁を前記開口部に設
けたことを特徴とする請求項1記載の空気清浄機能を有
する空気調和機。 - 【請求項3】 前記電気集塵装置は、前記ケーシングの
内壁に取り付けられていることを特徴とする請求項1又
は2記載の空気清浄機能を有する空気調和機。 - 【請求項4】 前記電気集塵装置は、前記クーロン力が
前記ファンによる空気吸い込み力に負けないような位置
に設けられていることを特徴とする請求項1、2又は3
記載の空気清浄機能を有する空気調和機。 - 【請求項5】 前記電気集塵装置は、コロナ放電により
塵埃に帯電させる放電電極と塵埃をクーロン力により静
電吸着するための集塵電極との間に高電圧が印加されて
おり、前記集塵電極に付着した塵埃を燃焼又は熱分解さ
せるために集塵電極の内部又はその付近にヒータが設け
られた構成であることを特徴とする請求項1、2、3又
は4記載の空気清浄機能を有する空気調和機。 - 【請求項6】 前記電気集塵装置の集塵電極が、これに
付着した塵埃の燃焼又は熱分解の反応を活性化させる触
媒で被覆又はその材質で構成されていることを特徴とす
る請求項5記載の空気清浄機能を有する空気調和機。 - 【請求項7】 前記電気集塵装置には、前記ヒータから
前記ケーシングの内壁に伝わる熱を遮蔽するための熱遮
蔽板が設けられていることを特徴とする請求項5又は6
記載の空気清浄機能を有する空気調和機。 - 【請求項8】 前記電気集塵装置の前記熱遮蔽板が前記
通風路内を流通する空気の流れに対して略平行に配置さ
れていることを特徴とする請求項7記載の空気清浄機能
を有する空気調和機。 - 【請求項9】 前記電気集塵装置は、前記放電電極、集
塵電極及びヒータが前記熱遮蔽板上に取り付けられて一
体型になっていることを特徴とする請求項7又は8記載
の空気清浄機能を有する空気調和機。 - 【請求項10】 請求項1の空気清浄機能を有した空気
調和機に用いられる電気集塵装置において、コロナ放電
により塵埃に帯電させクーロン力により当該塵埃を静電
吸着するための放電電極、集塵電極と、前記集塵電極に
付着した塵埃を燃焼又は熱分解させるためのヒータと、
前記放電電極、集塵電極及びヒータを取り付けるための
板であって前記ヒータからの熱を遮蔽する熱遮蔽板とを
備えていることを特徴とする空気清浄機能を有する空気
調和機に用いられる電気集塵装置。 - 【請求項11】 前記集塵電極は、これに付着した塵埃
の燃焼反応又は熱分解反応を活性化させるための触媒で
被覆又はその材質で構成されていることを特徴とする請
求項9記載の空気清浄機能を有する空気調和機に用いら
れる電気集塵装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09161161A JP3125986B2 (ja) | 1997-03-31 | 1997-06-18 | 空気清浄機能を有する空気調和機及びこれに用いられる電気集塵装置 |
US09/099,194 US6129781A (en) | 1997-06-18 | 1998-06-18 | Air conditioning apparatus with an air cleaning function and electric dust collector for use in the same |
CN98102997A CN1208840A (zh) | 1997-06-18 | 1998-06-18 | 具有空气净化功能的空调装置及用于该装置中的电集尘器 |
US09/432,574 US6136074A (en) | 1997-06-18 | 1999-11-12 | Air conditioning apparatus with an air cleaning function and electric dust collector for use in the same |
Applications Claiming Priority (3)
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---|---|---|---|
JP9-80354 | 1997-03-31 | ||
JP8035497 | 1997-03-31 | ||
JP09161161A JP3125986B2 (ja) | 1997-03-31 | 1997-06-18 | 空気清浄機能を有する空気調和機及びこれに用いられる電気集塵装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10332165A JPH10332165A (ja) | 1998-12-15 |
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ID=26421374
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP (1) | JP3125986B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107131573A (zh) * | 2017-05-25 | 2017-09-05 | 倪建华 | 一种空气净化器 |
-
1997
- 1997-06-18 JP JP09161161A patent/JP3125986B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10332165A (ja) | 1998-12-15 |
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