JP3275982B2 - ジアミノウラシル類の製造方法 - Google Patents
ジアミノウラシル類の製造方法Info
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- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
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- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はジアミノウラシル類の製
造方法に関する。ジアミノウラシル類は、医薬の原料と
して、重要な中間体である。
造方法に関する。ジアミノウラシル類は、医薬の原料と
して、重要な中間体である。
【0002】
【従来の技術】該化合物の工業的な製造方法については
従来殆ど報告がなされていない。ただ、該化合物の合成
方法が、文献に2−3載っているにすぎない。例えば、
Rec.trav.chim.65,751−67(1
946)、米国特許 2、602、795(195
2),J.A.C.S.,75,114−15(195
3)等には、硫化アンモニウムによる還元、J.A.
C.S.,76、2798(1954),特開昭 58
−189181(1983),宇都宮大学教育学部 寄
与 第二部 42,9−16(1991)等には亜二チ
オン酸ナトリウムによる還元等が記述されているが、詳
細は、不明である。
従来殆ど報告がなされていない。ただ、該化合物の合成
方法が、文献に2−3載っているにすぎない。例えば、
Rec.trav.chim.65,751−67(1
946)、米国特許 2、602、795(195
2),J.A.C.S.,75,114−15(195
3)等には、硫化アンモニウムによる還元、J.A.
C.S.,76、2798(1954),特開昭 58
−189181(1983),宇都宮大学教育学部 寄
与 第二部 42,9−16(1991)等には亜二チ
オン酸ナトリウムによる還元等が記述されているが、詳
細は、不明である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
合成方法では、煩雑な操作を必要とし、工業的に安価に
製造できるものではないので、安価な製造方法が望まれ
ていた。本発明者は、1,3−ジエチル−5−ニトロソ
−6−アミノウラシルを還元して、1,3−ジエチル−
5,6−ジアミノウラシルを合成するため、上記の文献
を参考にして、還元剤として、硫化アンモニウム、亜二
チオン酸ナトリウムを検討したが、何れも、目的物と分
離が困難な副生成物が生じ、収率低下、純度低下を引き
起こした。目的物である1,3−ジエチル−5,6−ジ
アミノウラシルは、極めて、水に溶け易い。反応液よ
り、析出したものを、濾過し、フィルターケーキ中の無
機分を除くため、フィルターケーキを水で洗浄すると、
大幅な収率低下を引き起こした。特に、還元剤として、
硫化アンモニウムを使用した場合、化学反応量論的に生
成する硫黄を除くため、濾過し、硫黄に付着している目
的物を、水で洗い流し、濾液を濃縮する工程が余分に必
要となる。粗収率として、50−60%得られたが、無
機分の混入は、妨げることが出来なかった。無機分を除
くために、ケーキを水で洗浄すると、20−30%低下
してしまった。また、目的物は、不純物、酸素、温度の
影響を受け、経時変化し易い。
合成方法では、煩雑な操作を必要とし、工業的に安価に
製造できるものではないので、安価な製造方法が望まれ
ていた。本発明者は、1,3−ジエチル−5−ニトロソ
−6−アミノウラシルを還元して、1,3−ジエチル−
5,6−ジアミノウラシルを合成するため、上記の文献
を参考にして、還元剤として、硫化アンモニウム、亜二
チオン酸ナトリウムを検討したが、何れも、目的物と分
離が困難な副生成物が生じ、収率低下、純度低下を引き
起こした。目的物である1,3−ジエチル−5,6−ジ
アミノウラシルは、極めて、水に溶け易い。反応液よ
り、析出したものを、濾過し、フィルターケーキ中の無
機分を除くため、フィルターケーキを水で洗浄すると、
大幅な収率低下を引き起こした。特に、還元剤として、
硫化アンモニウムを使用した場合、化学反応量論的に生
成する硫黄を除くため、濾過し、硫黄に付着している目
的物を、水で洗い流し、濾液を濃縮する工程が余分に必
要となる。粗収率として、50−60%得られたが、無
機分の混入は、妨げることが出来なかった。無機分を除
くために、ケーキを水で洗浄すると、20−30%低下
してしまった。また、目的物は、不純物、酸素、温度の
影響を受け、経時変化し易い。
【0004】
【課題を解決するための手段】以上の問題を解決するた
め、種々検討した結果本発明を完成した。即ち、本発明
は (1)ニトロソアミノウラシル類を水素還元して、ジア
ミノウラシルを製造する方法において、白金属金属を触
媒として、水素添加することを、特徴とするジアミノウ
ラシル類の製造方法。 (2)ニトロソアミノウラシル類が次式[I]で表され
る化合物であり、
め、種々検討した結果本発明を完成した。即ち、本発明
は (1)ニトロソアミノウラシル類を水素還元して、ジア
ミノウラシルを製造する方法において、白金属金属を触
媒として、水素添加することを、特徴とするジアミノウ
ラシル類の製造方法。 (2)ニトロソアミノウラシル類が次式[I]で表され
る化合物であり、
【0005】
【化3】
【0006】(式中、R1 およびR2 は、水素、置換も
しくは非置換のアルキル基、置換もしくは非置換のシク
ロアルキル基、置換もしくは非置換のフェニル基、置換
もしくは非置換のベンジル基を表し、R1 およびR2 は
同種であっても、異なっていてもよい。)ジアミノウラ
シル類が、次式 [II] で表される化合物である前項
(1)記載の製造方法。
しくは非置換のアルキル基、置換もしくは非置換のシク
ロアルキル基、置換もしくは非置換のフェニル基、置換
もしくは非置換のベンジル基を表し、R1 およびR2 は
同種であっても、異なっていてもよい。)ジアミノウラ
シル類が、次式 [II] で表される化合物である前項
(1)記載の製造方法。
【0007】
【化4】
【0008】(式中、R1 およびR2 は、水素、置換も
しくは非置換のアルキル基、置換もしくは非置換のシク
ロアルキル基、置換もしくは非置換のフェニル基、置換
もしくは非置換のベンジル基を表し、R1 およびR2 は
同種であっても、異なっていてもよい。) (3)白金属金属が、白金、パラジウムである、前項
(1)−(2)記載のジアミノウラシル類の製造方法。
である。
しくは非置換のアルキル基、置換もしくは非置換のシク
ロアルキル基、置換もしくは非置換のフェニル基、置換
もしくは非置換のベンジル基を表し、R1 およびR2 は
同種であっても、異なっていてもよい。) (3)白金属金属が、白金、パラジウムである、前項
(1)−(2)記載のジアミノウラシル類の製造方法。
である。
【0009】以下、本発明を詳細に説明する。本発明に
用いられるニトロソアミノウラシル類としては、式
[I]の定義において、アルキル基としては、直鎖また
は分岐状の炭素数1−6の、例えばメチル、エチル、プ
ロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−
ブチル、tert−ブチル、ペンチル、ネオペンチル、
ヘキシルル等が挙げられる。シクロアルキル基として
は、炭素数3−8の、例えば、シクロプロピル、シクロ
ブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロオク
チル等が挙げられる。アルキル基、シクロアルキル基、
フェニル基、ベンジル基の置換基としては、同一または
異なった置換数1−3の、例えばアルキル、シクロアル
キル、ヒドロキシ、アルコキシ、ハロゲン、アミノ等が
挙げられる。アルキル及びアルコキシのアルキル部分は
前記アルキルの定義と同じであり、ハロゲンとしては、
フッソ、塩素、臭素、ヨウ素の各原子が包含される。具
体的には、5−ニトロソ−6−アミノウラシル、1,3
−ジメチル−5−ニトロソ−6−アミノウラシル、1,
3−ジエチル−5−ニトロソ−6−アミノウラシル、
1,3−ジ−n−プロピル−5−ニトロソ−6−アミノ
ウラシル、1−n−プロピル−3−エチル−5−ニトロ
ソ−6−アミノウラシル、1−イソプロピル−3−エチ
ル−5−ニトロソ−6−アミノウラシル、1,3−ジ−
n−ブチル−5−ニトロソ−6−アミノウラシル、1,
3−ジイソプロピル−5−ニトロソ−6−アミノウラシ
ル、1−n−ブチル−3−メチル−5−ニトロソ−6−
アミノウラシル、1−n−ブチル−3−エチル−5−ニ
トロソ−6−アミノウラシル、1−イソブチル−3−メ
チル−5−ニトロソ−6−アミノウラシル、1−シクロ
ヘキシル−3−エチル−5−ニトロソ−6−アミノウラ
シル、1,3−ジ−ベンジル−5−ニトロソ−6−アミ
ノウラシル、1−メチル−3−(β−ヒドロキシエチ
ル)−5−ニトロソ−6−アミノウラシル、1−(β−
ヒドロキシエチル)−3−メチル−5−ニトロソ−6−
アミノウラシル、1−(β−ヒドロキシエチル)−3−
エチル−5−ニトロソ−6−アミノウラシル等を挙げる
ことが出来る。
用いられるニトロソアミノウラシル類としては、式
[I]の定義において、アルキル基としては、直鎖また
は分岐状の炭素数1−6の、例えばメチル、エチル、プ
ロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−
ブチル、tert−ブチル、ペンチル、ネオペンチル、
ヘキシルル等が挙げられる。シクロアルキル基として
は、炭素数3−8の、例えば、シクロプロピル、シクロ
ブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロオク
チル等が挙げられる。アルキル基、シクロアルキル基、
フェニル基、ベンジル基の置換基としては、同一または
異なった置換数1−3の、例えばアルキル、シクロアル
キル、ヒドロキシ、アルコキシ、ハロゲン、アミノ等が
挙げられる。アルキル及びアルコキシのアルキル部分は
前記アルキルの定義と同じであり、ハロゲンとしては、
フッソ、塩素、臭素、ヨウ素の各原子が包含される。具
体的には、5−ニトロソ−6−アミノウラシル、1,3
−ジメチル−5−ニトロソ−6−アミノウラシル、1,
3−ジエチル−5−ニトロソ−6−アミノウラシル、
1,3−ジ−n−プロピル−5−ニトロソ−6−アミノ
ウラシル、1−n−プロピル−3−エチル−5−ニトロ
ソ−6−アミノウラシル、1−イソプロピル−3−エチ
ル−5−ニトロソ−6−アミノウラシル、1,3−ジ−
n−ブチル−5−ニトロソ−6−アミノウラシル、1,
3−ジイソプロピル−5−ニトロソ−6−アミノウラシ
ル、1−n−ブチル−3−メチル−5−ニトロソ−6−
アミノウラシル、1−n−ブチル−3−エチル−5−ニ
トロソ−6−アミノウラシル、1−イソブチル−3−メ
チル−5−ニトロソ−6−アミノウラシル、1−シクロ
ヘキシル−3−エチル−5−ニトロソ−6−アミノウラ
シル、1,3−ジ−ベンジル−5−ニトロソ−6−アミ
ノウラシル、1−メチル−3−(β−ヒドロキシエチ
ル)−5−ニトロソ−6−アミノウラシル、1−(β−
ヒドロキシエチル)−3−メチル−5−ニトロソ−6−
アミノウラシル、1−(β−ヒドロキシエチル)−3−
エチル−5−ニトロソ−6−アミノウラシル等を挙げる
ことが出来る。
【0010】触媒としては、白金属金属、例えば、白
金、パラジウム、ロジウム、ルテニウム等の金属を挙げ
ることができる。該金属は、活性炭、二酸化珪素、アル
ミナ、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、炭酸ストロンチ
ウム等の担体に分散させて使用してもよい。例えば、パ
ラジウム−カーボン、白金−カーボンが好ましい。。ま
た、該金属の酸化物も有用に使用される。例えば、酸化
白金、酸化パラジウムが好ましい。触媒量は特に制限は
ないが、ニトロソアミンに対し0.1重量%から100
重量%が好ましい。0.1重量%未満では反応速度が遅
く、100重量%を越えると経済的でない。促進剤、及
びまたは、被毒剤を加えて、選択性を向上することも出
来る。
金、パラジウム、ロジウム、ルテニウム等の金属を挙げ
ることができる。該金属は、活性炭、二酸化珪素、アル
ミナ、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、炭酸ストロンチ
ウム等の担体に分散させて使用してもよい。例えば、パ
ラジウム−カーボン、白金−カーボンが好ましい。。ま
た、該金属の酸化物も有用に使用される。例えば、酸化
白金、酸化パラジウムが好ましい。触媒量は特に制限は
ないが、ニトロソアミンに対し0.1重量%から100
重量%が好ましい。0.1重量%未満では反応速度が遅
く、100重量%を越えると経済的でない。促進剤、及
びまたは、被毒剤を加えて、選択性を向上することも出
来る。
【0011】触媒量は、触媒種、反応条件により、異な
り、特に限定されない。反応溶剤は、メタノール、エタ
ノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノール
等のアルコール類、蟻酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、
等の有機酸類、ジオキサン、テトラヒドロフラン等のエ
ーテル類、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピル等の
エステル類、トルエン、ヘキサン、シクロヘキサン等の
炭化水素類、及び水を挙げることができる。該溶剤は、
単独にあるいは、二種以上混合して、使用してもよい。
特に水単独、または水−メタノール系、水−エタノール
系の水性溶媒が好ましい。
り、特に限定されない。反応溶剤は、メタノール、エタ
ノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノール
等のアルコール類、蟻酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、
等の有機酸類、ジオキサン、テトラヒドロフラン等のエ
ーテル類、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピル等の
エステル類、トルエン、ヘキサン、シクロヘキサン等の
炭化水素類、及び水を挙げることができる。該溶剤は、
単独にあるいは、二種以上混合して、使用してもよい。
特に水単独、または水−メタノール系、水−エタノール
系の水性溶媒が好ましい。
【0012】反応温度は、0−100℃、好ましくは、
10−50℃、特に好ましくは、20−40℃である。
100℃を越えると、副反応物が多くなる。水素圧は、
0−100Kg/cm2 (ゲージ圧)、好ましくは、0
−9Kg/cm2 (ゲージ圧)、特に好ましくは、0−
5Kg/cm2 (ゲージ圧)である。
10−50℃、特に好ましくは、20−40℃である。
100℃を越えると、副反応物が多くなる。水素圧は、
0−100Kg/cm2 (ゲージ圧)、好ましくは、0
−9Kg/cm2 (ゲージ圧)、特に好ましくは、0−
5Kg/cm2 (ゲージ圧)である。
【0013】ジアミノウラシル類は、酸素、温度に敏感
な為、水素還元終了時、触媒を分離した反応液に例えば
微量の硫化ソーダ、亜二チオン酸ナトリウム、ヒドラジ
ン、ハイドロキノン等の還元剤を加えて、単離してもよ
い。溶剤を留去し、乾固して、取り出してもよいし、触
媒を分離した、反応液、あるいは、更に濃縮した反応液
に、ジアミノウラシル難溶の有機溶剤を加えて、ジアミ
ノウラシルの結晶を析出させ、濾過により、取り出して
もよい。
な為、水素還元終了時、触媒を分離した反応液に例えば
微量の硫化ソーダ、亜二チオン酸ナトリウム、ヒドラジ
ン、ハイドロキノン等の還元剤を加えて、単離してもよ
い。溶剤を留去し、乾固して、取り出してもよいし、触
媒を分離した、反応液、あるいは、更に濃縮した反応液
に、ジアミノウラシル難溶の有機溶剤を加えて、ジアミ
ノウラシルの結晶を析出させ、濾過により、取り出して
もよい。
【0014】
【実施例】実施例によって本発明を具体的に説明する
が、本発明がこれらの実施例のみに限定されるものでな
い。 実施例1 撹拌器、温度計を備えた300ccオートクレーブに、
1,3−ジエチル−5−ニトロソ−6−アミノウラシル
20g,メタノール 200cc,5%Pd−カーボ
ン 2g加え、水素圧 5Kg/cm2 (ゲージ圧)に
保ち、室温にて、反応させると、約30分で、水素の吸
収が止まった。更に、1時間、熟成して、オートクレー
ブより、反応物を取り出した。窒素圧下、加圧濾過し、
触媒を分離した。触媒を分離した反応液に、硫化ソーダ
約0.5gを加え、減圧ロータリーエバポレータにか
け、メタノールを留去した。残査として、1,3−ジエ
チル−5,6−ジアミノウラシル 9.4gが得られ
た。粗収率 100%、融点72−75℃、液体クロマ
ト純度 98.5面積%。
が、本発明がこれらの実施例のみに限定されるものでな
い。 実施例1 撹拌器、温度計を備えた300ccオートクレーブに、
1,3−ジエチル−5−ニトロソ−6−アミノウラシル
20g,メタノール 200cc,5%Pd−カーボ
ン 2g加え、水素圧 5Kg/cm2 (ゲージ圧)に
保ち、室温にて、反応させると、約30分で、水素の吸
収が止まった。更に、1時間、熟成して、オートクレー
ブより、反応物を取り出した。窒素圧下、加圧濾過し、
触媒を分離した。触媒を分離した反応液に、硫化ソーダ
約0.5gを加え、減圧ロータリーエバポレータにか
け、メタノールを留去した。残査として、1,3−ジエ
チル−5,6−ジアミノウラシル 9.4gが得られ
た。粗収率 100%、融点72−75℃、液体クロマ
ト純度 98.5面積%。
【0015】実施例2 撹拌器、温度計を備えた300ccオートクレーブに、
1,3−ジエチル−5−ニトロソ−6−アミノウラシル
20g,水 200cc,5%Pd−カーボン2g加
え、水素圧 5Kg/cm2 (ゲージ圧)に保ち、室温
にて、反応させると、約30分で、水素の吸収が止まっ
た。更に、1時間、熟成して、オートクレーブより、反
応物を取り出した。窒素圧下、加圧濾過し、触媒を分離
した。触媒を分離した反応液に、硫化ソーダ 約0.5
gを加え、減圧ロータリーエバポレータにかけ、水を留
去した。残査として、1,3−ジエチル−5,6−ジア
ミノウラシル 9.4gが得られた。粗収率 100
%、融点72−75℃、液体クロマト純度 98.5面
積%。
1,3−ジエチル−5−ニトロソ−6−アミノウラシル
20g,水 200cc,5%Pd−カーボン2g加
え、水素圧 5Kg/cm2 (ゲージ圧)に保ち、室温
にて、反応させると、約30分で、水素の吸収が止まっ
た。更に、1時間、熟成して、オートクレーブより、反
応物を取り出した。窒素圧下、加圧濾過し、触媒を分離
した。触媒を分離した反応液に、硫化ソーダ 約0.5
gを加え、減圧ロータリーエバポレータにかけ、水を留
去した。残査として、1,3−ジエチル−5,6−ジア
ミノウラシル 9.4gが得られた。粗収率 100
%、融点72−75℃、液体クロマト純度 98.5面
積%。
【0016】実施例3 撹拌器、温度計を備えた300ccオートクレーブに、
1,3−ジ−n−プロピル−5−ニトロソ−6−アミノ
ウラシル 20g,メタノール 200cc,5%Pt
−カーボン 1g加え、水素圧 5Kg/cm2 (ゲー
ジ圧)に保ち、室温にて、反応させると、約1時間で、
水素の吸収が止まった。更に、1時間、熟成して、オー
トクレーブより、反応物を取り出した。窒素圧下、加圧
濾過し、触媒を分離した。触媒を分離した反応液に、亜
二チオン酸ナトリウム 約0.5gを加え、減圧ロータ
リーエバポレータにかけ、メタノールを留去した。残査
として、1,3−ジ−n−プロピル−5,6−ジアミノ
ウラシル 9.5gが得られた。水−アルコールで再
結。融点 129−131℃、精製収率 85%、液体
クロマト純度 99.7面積%。
1,3−ジ−n−プロピル−5−ニトロソ−6−アミノ
ウラシル 20g,メタノール 200cc,5%Pt
−カーボン 1g加え、水素圧 5Kg/cm2 (ゲー
ジ圧)に保ち、室温にて、反応させると、約1時間で、
水素の吸収が止まった。更に、1時間、熟成して、オー
トクレーブより、反応物を取り出した。窒素圧下、加圧
濾過し、触媒を分離した。触媒を分離した反応液に、亜
二チオン酸ナトリウム 約0.5gを加え、減圧ロータ
リーエバポレータにかけ、メタノールを留去した。残査
として、1,3−ジ−n−プロピル−5,6−ジアミノ
ウラシル 9.5gが得られた。水−アルコールで再
結。融点 129−131℃、精製収率 85%、液体
クロマト純度 99.7面積%。
【0017】実施例4 撹拌器、温度計を備えた300ccオートクレーブに、
1,3−ジ−n−プロピル−5−ニトロソ−6−アミノ
ウラシル 20g,メタノール 200cc,5%Pd
−カーボン 2g加え、水素圧 5Kg/cm2 (ゲー
ジ圧)に保ち、室温にて、反応させると、約30分で、
水素の吸収が止まった。更に、1時間、熟成して、オー
トクレーブより、反応物を取り出した。窒素圧下、加圧
濾過し、触媒を分離した。触媒を分離した反応液に、亜
二チオン酸ナトリウム 約0.5gを加え、減圧ロータ
リーエバポレータにかけ、メタノールを留去した。残査
として、1,3−ジ−n−プロピル−5,6−ジアミノ
ウラシル 9.5gが得られた。水−アルコールで再
結。融点 129−131℃、精製収率 85%、液体
クロマト純度 99.7面積%。
1,3−ジ−n−プロピル−5−ニトロソ−6−アミノ
ウラシル 20g,メタノール 200cc,5%Pd
−カーボン 2g加え、水素圧 5Kg/cm2 (ゲー
ジ圧)に保ち、室温にて、反応させると、約30分で、
水素の吸収が止まった。更に、1時間、熟成して、オー
トクレーブより、反応物を取り出した。窒素圧下、加圧
濾過し、触媒を分離した。触媒を分離した反応液に、亜
二チオン酸ナトリウム 約0.5gを加え、減圧ロータ
リーエバポレータにかけ、メタノールを留去した。残査
として、1,3−ジ−n−プロピル−5,6−ジアミノ
ウラシル 9.5gが得られた。水−アルコールで再
結。融点 129−131℃、精製収率 85%、液体
クロマト純度 99.7面積%。
【0018】実施例4 撹拌器、温度計を備えた300ccオートクレーブに、
1−イソプロピル−3−エチル−5−ニトロソ−6−ア
ミノウラシル 20g,メタノール 200cc,5%
Pd−カーボン 1g加え、水素圧 5Kg/cm
2 (ゲージ圧)に保ち、室温にて、反応させると、約1
時間で、水素の吸収が止まった。更に、1時間、熟成し
て、オートクレーブより、反応物を取り出した。窒素圧
下、加圧濾過し、触媒を分離した。触媒を分離した反応
液に濾過瓶に、ハイドロキノン 約0.5gを加え、濾
液を、減圧ロータリーエバポレータにかけ、メタノール
を留去した。残査として、1−イソプロピル−3−エチ
ル−5,6−ジアミノウラシル9.5gが得られた。水
−アルコールで再結。融点 62−64℃、精製収率8
5%、液体クロマト純度 99.7面積%。
1−イソプロピル−3−エチル−5−ニトロソ−6−ア
ミノウラシル 20g,メタノール 200cc,5%
Pd−カーボン 1g加え、水素圧 5Kg/cm
2 (ゲージ圧)に保ち、室温にて、反応させると、約1
時間で、水素の吸収が止まった。更に、1時間、熟成し
て、オートクレーブより、反応物を取り出した。窒素圧
下、加圧濾過し、触媒を分離した。触媒を分離した反応
液に濾過瓶に、ハイドロキノン 約0.5gを加え、濾
液を、減圧ロータリーエバポレータにかけ、メタノール
を留去した。残査として、1−イソプロピル−3−エチ
ル−5,6−ジアミノウラシル9.5gが得られた。水
−アルコールで再結。融点 62−64℃、精製収率8
5%、液体クロマト純度 99.7面積%。
【0019】
【発明の効果】簡単な操作で、高収率、高純度のジアミ
ノウラシル類が低価格で得られる。
ノウラシル類が低価格で得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07D 239/54 B01J 23/42 B01J 23/44 C07B 61/00 300 CA(STN) REGISTRY(STN)
Claims (4)
- 【請求項1】式〔I〕 【化1】 (式中、R1およびR2は、水素、置換もしくは非置換
のアルキル基、置換もしくは非置換のシクロアルキル
基、置換もしくは非置換のフェニル基、置換もしくは非
置換のベンジル基を表し、R1およびR2は同種であっ
ても、異なっていてもよい。)で表わされるニトロソア
ミノウラシル類を水素還元して、式〔II〕 【化2】 (式中、R1およびR2は、水素、置換もしくは非置換
のアルキル基、置換もしくは非置換のシクロアルキル
基、置換もしくは非置換のフェニル基、置換もしくは非
置換のベンジル基を表し、R1およびR2は同種であっ
ても、異なっていてもよい。)で表わされるジアミノウ
ラシル類を製造する方法において、白金属金属を触媒と
して、水素添加し、かつ、水素還元反応終了時、触媒を
分離した反応液に少量の還元剤を加えることを特徴とす
る式〔II〕で表わされるジアミノウラシル類の製造方
法。 - 【請求項2】白金属金属が、白金、パラジウムである請
求項1に記載の方法。 - 【請求項3】水性溶媒中で、水素添加する請求項1又は
2に記載の方法。 - 【請求項4】 触媒を分離した反応液に加えた少量の還元
剤が硫化ソ−ダ、亜二チオン酸ナトリウム、ヒドラジン
又はハイドロキノンである請求項1〜3のいずれか1項
に記載の方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03935094A JP3275982B2 (ja) | 1994-02-15 | 1994-02-15 | ジアミノウラシル類の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03935094A JP3275982B2 (ja) | 1994-02-15 | 1994-02-15 | ジアミノウラシル類の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07224047A JPH07224047A (ja) | 1995-08-22 |
JP3275982B2 true JP3275982B2 (ja) | 2002-04-22 |
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ID=12550637
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03935094A Expired - Fee Related JP3275982B2 (ja) | 1994-02-15 | 1994-02-15 | ジアミノウラシル類の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3275982B2 (ja) |
-
1994
- 1994-02-15 JP JP03935094A patent/JP3275982B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07224047A (ja) | 1995-08-22 |
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