JP3274320B2 - Ecm機能を有するファクシミリ装置 - Google Patents

Ecm機能を有するファクシミリ装置

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JP3274320B2
JP3274320B2 JP19452995A JP19452995A JP3274320B2 JP 3274320 B2 JP3274320 B2 JP 3274320B2 JP 19452995 A JP19452995 A JP 19452995A JP 19452995 A JP19452995 A JP 19452995A JP 3274320 B2 JP3274320 B2 JP 3274320B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ECM機能を有す
るファクシミリ装置に関し、詳しくは伝送モードとして
ECMが選択されたときに使用するECMバッファを有
効利用することのできるECM機能を有するファクシミ
リ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、原稿から画像データを読み取
ってその画像データを通信回線を介して伝送するファク
シミリ装置が知られており、このファクシミリ装置には
正常に伝送されなかった画像データを再送して誤りを訂
正する所謂、ECM(Error Correction Mode)機能を
有するものが有る。
【0003】この種のファクシミリ装置は、伝送モード
としてECMが選択されている場合に、伝送する画像デ
ータを専用のECMバッファに一時的に記憶し、受信側
から先に送信した画像データの再送を要求する情報が送
られてきたときにそのECMバッファから再送要求のあ
った画像データを読み出してその受信側へ再送し、その
受信側ではその再送されてきた画像データにより誤りの
あった画像データを書き換えて訂正するようになってい
る。このようなファクシミリ装置は、例えば、特開平5
−63942号公報に記載されており、このECM機能
を有するファクシミリ装置は再送回数をカウントして所
定値を超えたときには伝送モードを非ECMに変更する
ことによって通信時間が異常に長くなるのを回避してい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のECM機能を有するファクシミリ装置にあっ
ては、ECMバッファはECM選択時に専用に使用する
ものとして準備されたものであるため、例えば、伝送モ
ードをECMとしないで画像データを伝送するメモリ伝
送時に画像メモリが一杯となったときでも、ECMバッ
ファはメモリ機能であるにも拘らず使用することができ
ないという無駄があった。
【0005】そこで、本発明は、ECMバッファのメモ
リとしての機能を状況に応じて流用することにより、E
CMバッファの有効利用を実現して、便宜性の向上を図
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、
発明は、正常に伝送されなかった画像データの再送を要
求する情報を送受信して該画像データを再度伝送するE
CM機能を有し、画像データを蓄積する画像メモリと、
ECMによる伝送モードで伝送する画像データを一時記
憶するECMバッファと、を備えるファクシミリ装置で
あって、画像メモリのメモリ残量を検出する残量検出手
段と、ECM送信する画像メモリに蓄積した画像データ
のサイズを認識するサイズ認識手段と、ECM送信時に
これら検出結果および認識結果に基づき画像データをシ
ョートフレームによりECM送信するのか、ノーマルフ
レームによりECM送信するのかを切り換えるように制
御するECM送信制御手段と、ショートフレームによる
ECM送信を行なうときに該送信で少なくとも必要な容
量以上の領域をECMバッファに確保するとともに該領
域以外を画像メモリの延長領域とするメモリ領域制御手
段と、を設けたことを特徴とするものである。
【0007】この発明では、残量検出手段により検出さ
れた画像メモリのメモリ残量、および、サイズ認識手段
により認識されたECM送信する画像データのサイズに
基づき、例えば、画像メモリのメモリ残量が予め設定さ
れた残量よりも少なくなるととともに(一頁の)画像デ
ータがショートフレームによるECM送信が可能なと
き、画像データはECM送信制御手段によりショートフ
レームによりECM送信され、これ以外ではノーマルフ
レームによりECM送信される。そして、このショート
フレームによるECM送信を行なうときには、メモリ領
域制御手段によりその送信で少なくとも必要な容量以上
の領域がECMバッファに確保されるとともに該領域以
外は画像メモリの延長領域とされる。したがって、EC
M送信時に他のデータ蓄積やメモリ受信などにより画像
メモリの残量が少なくなったとしても、送信する各頁の
サイズがショートフレームによるECM送信が可能な場
合には必要容量以外のECMバッファの領域が画像メモ
リの延長領域にされるので、画像メモリの見かけ上の容
量を大きくすることができる。
【0008】発明は、正常に伝送されなかった画像デ
ータの再送を要求する情報を送受信して該画像データを
再度伝送するECM機能を有し、画像データを蓄積する
画像メモリと、ECMによる伝送モードで伝送する画像
データを一時記憶するECMバッファと、を備えるファ
クシミリ装置であって、画像メモリのメモリ残量を検出
する残量検出手段と、該検出結果に基づき画像データの
送信モードをECMから非ECMに変更するモード変更
手段と、該送信モードを非ECMに変更したときにEC
Mバッファを画像メモリの延長領域とするメモリ領域制
御手段と、を設けたことを特徴とするものである。
【0009】この発明では、残量検出手段により検出さ
れた画像メモリのメモリ残量に基づき、例えば、画像メ
モリのメモリ残量が予め設定された残量よりも少なくな
ったとき、画像データの送信モードがモード変更手段に
よりECMから非ECMに変更されて画像データは非E
CM送信され、これ以外ではECM送信される。そし
て、この非ECM送信を行なうときには、ECMバッフ
ァがメモリ領域制御手段により画像メモリの延長領域と
される。したがって、ECM送信時に他のデータ蓄積や
メモリ受信などにより画像メモリの残量が少なくなった
としても、ECM送信が非ECM送信に変更されECM
バッファが画像メモリの延長領域とされるので、画像メ
モリの見かけ上の容量を大きくすることができる。
【0010】発明は、正常に伝送されなかった画像デ
ータの再送を要求する情報を送受信して該画像データを
再度伝送するECM機能を有し、画像データを蓄積する
画像メモリと、ECMによる伝送モードで伝送する画像
データを一時記憶するECMバッファと、を備えるファ
クシミリ装置であって、画像メモリのメモリ残量を検出
する残量検出手段と、該検出結果に基づき画像データの
受信時に相手先にECM機能無しを通知するモード指定
手段と、該ECM機能無しを通知したときにECMバッ
ファを画像メモリの延長領域とするメモリ領域制御手段
と、を設けたことを特徴とするものである。
【0011】この発明では、残量検出手段により検出さ
れた画像メモリのメモリ残量に基づき、例えば、画像メ
モリのメモリ残量が予め設定された残量よりも少なくな
ったとき、画像データの受信時の相手先にECM機能無
しがモード指定手段により通知されて画像データは非E
CMの受信モードで受信され、これ以外ではECM受信
される。そして、この非ECM受信を行なうときには、
ECMバッファがメモリ領域制御手段により画像メモリ
の延長領域とされる。したがって、画像データの受信時
に他のデータ蓄積やメモリ受信などにより画像メモリの
残量が少なくなったとしても、ECM機能無しとされて
ECMバッファは画像メモリの延長領域とされるので、
画像メモリの見かけ上の容量を大きくすることができ
る。
【0012】発明は、正常に伝送されなかった画像デ
ータの再送を要求する情報を送受信して該画像データを
再度伝送するECM機能を有し、画像データを蓄積する
画像メモリと、ECMによる伝送モードで伝送する画像
データを一時記憶するECMバッファと、を備えるファ
クシミリ装置であって、ECM送信する画像メモリに蓄
積した頁毎の画像データで予め設定されたサイズ以下の
全体に占める割合を認識するサイズ認識手段と、該認識
情報に基づき画像データをショートフレームまたはノー
マルフレームによりECM送信するように制御するEC
M送信制御手段と、ショートフレームによるECM送信
を行なうときに該送信で少なくとも必要な容量以上の領
域をECMバッファに確保するとともに該領域以外を画
像メモリの延長領域とするメモリ領域制御手段と、を設
けたことを特徴とするものである。
【0013】発明では、ECM送信する頁毎の画像デ
ータで予め設定されたサイズ(例えば、ショートフレー
ムによるECM送信が可能なサイズ)以下の全体に占め
る割合に基づき、例えば、この割合が予め設定された割
合(例えば、フレームサイズを問題なくショートフレー
ムに変更してECM送信可能な割合)以上のとき、画像
データはECM送信制御手段によりショートフレームに
よりECM送信され、未満ではノーマルフレームにより
ECM送信される。そして、このショートフレームによ
るECM送信を行なうときには、メモリ領域制御手段に
よりその送信で少なくとも必要な容量以上の領域がEC
Mバッファに確保されるとともに該領域以外は他のメモ
リ領域とされる。したがって、ECM送信する画像デー
タの小さなサイズの割合が多い場合にはショートフレー
ムによるECM送信に必要容量以外のECMバッファの
領域はECM送信以外に利用する画像メモリの延長領域
にされるので、画像メモリの見かけ上の容量を大きくす
ることができる。
【0014】発明は、正常に伝送されなかった画像デ
ータの再送を要求する情報を送受信して該画像データを
再度伝送するECM機能を有し、画像データを蓄積する
画像メモリと、ECMによる伝送モードで伝送する画像
データを一時記憶するECMバッファと、を備えるファ
クシミリ装置であって、画像データを出力不能な状態と
なったことを検知する不能検知手段と、該不能状態とな
ってからの経過時間を計時する計時手段と、該経過時間
が予め設定されている時間を超えた後の画像データの伝
送モードを非ECMとする伝送制御手段と、画像データ
の伝送モードを非ECMとしたときにECMバッファを
画像メモリの延長領域とするメモリ領域制御手段と、を
設けたことを特徴とするものである。
【0015】この発明では、画像データの画像メモリか
らの出力が、例えばメカ的トラブル(ジャム、ドア・オ
ープンなど)によって不能な状態となったことが不能検
知手段により検知されてからの経過時間が計時手段によ
り計時され、この経過時間が予め設定されている時間を
超えた後の画像データは非ECMの伝送モードで伝送制
御手段により伝送(送受信)される。そして、この非E
CM伝送を行なうときには、ECMバッファがメモリ領
域制御手段により画像メモリの延長領域とされる。した
がって、画像データが出力不能となって他のデータ蓄積
やメモリ受信などにより画像メモリの残量が少なくなっ
たとしても、画像データは非ECMの伝送モードで伝送
されECMバッファは画像メモリの延長領域とされるの
で、画像メモリの見かけ上の容量を大きくすることがで
きる。
【0016】発明は、[0006]、[0008]、
または[0012]段落の何れかに記載の発明の構成に
加え、ECM受信時にECMバッファをECMで使用し
ないとした領域の使用状況を認識する状況認識手段と、
該認識情報に基づき該領域の使用時にはECM受信を要
求する相手先にECM機能無しを通知する一方、未使用
時には該相手先にECM機能有りを通知するとともに該
領域のECMバッファ以外としての使用を禁止するメモ
リ使用制御手段と、を設けたことを特徴とするものであ
る。
【0017】この発明では、ECM受信を行なう場合
に、状況認識手段により認識されたECMバッファのE
CMで使用しないとした領域の使用状況に基づき、その
領域が使用されているときにはメモリ使用制御手段によ
りECM受信を要求する相手先にECM機能無しが通知
される一方、未使用のときにはその相手先にECM機能
有りが通知されるとともにその領域のECMバッファ以
外としての使用が禁止される。したがって、ECM送信
はショートフレームにより行なうとされECMバッファ
の容量が見かけ上小さくされている場合やECM送信は
非ECM送信に変更されECMバッファの容量が見かけ
上なくなっている場合でも、その使用状況に応じて画像
データをECMまたは非ECMの受信モードで受信する
ことができる。
【0018】発明は、[0006]、[0008]、
[0010]、[0012]、または[0014]段落
何れかに記載の発明の構成に加え、ECMバッファの
ECMで使用しないとした領域に蓄積されたデータを管
理するデータ管理手段と、該管理情報に基づきデータの
処理時に該領域に蓄積するデータを優先的に処理するデ
ータ処理手段と、を設けたことを特徴とするものであ
る。
【0019】この発明では、ECMバッファのECMで
使用しないとした領域に蓄積されたデータはデータ管理
手段により管理され、画像メモリ内のデータを処理する
ときには、その管理情報に基づきその領域に蓄積するデ
ータがデータ処理手段により優先的に処理される。した
がって、ECMで使用しないとされたECMバッファの
一部または全部の領域から蓄積したデータが優先的に出
力されるので、例えば、画像メモリが出力不能から復旧
したときには早急に解放され、そのECMバッファを使
用しての画像データのサイズに応じたフレームサイズで
ECM伝送することができる。
【0020】発明は、[0006]、[0008]、
または[0012]段落の何れかに記載の発明の構成に
加え、ECMによる伝送モードで伝送する画像データを
一時記憶するECMバッファを2式備え、該ECMバッ
ファをECM受信時にシングルバッファまたはダブルバ
ッファとして使用するECM受信制御手段を有し、該E
CM受信制御手段を、ECM受信時にECMで使用しな
いとした領域のない側のECMバッファをシングルバッ
ファとして使用するように構成したことを特徴とするも
のである。
【0021】この発明では、ECMで伝送する画像デー
タを一時記憶する2式のECMバッファは、一方のEC
Mバッファの一部または全部がECMで使用しない領域
とされている場合にECM受信するときには、その領域
のない側、すなわち他方のECMバッファがECM受信
制御手段によりシングルバッファとして使用され、その
領域のない場合には双方のECMバッファがダブルバッ
ファとして使用される。したがって、画像データの送信
モードをショートフレームによるECMとされたりEC
M送信が非ECM送信に変更されることによりECMバ
ッファの一部または全部がECMで使用しない領域にさ
れている場合であっても、フレームサイズに制限無く、
例えばノーマルフレームによる画像データのECM受信
を行なうことができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に基づいて説
明する。図1は発明に係るECM機能を有するファク
シミリ装置の一実施形態を示す図であり、基本的な全体
構成を示すブロック図である。
【0023】同図において、11はシステム制御部であ
り、システム制御部11は内部メモリ(ROM:Read Onl
y Memory)内に予め設定されている制御プログラムに基
づいて装置各部を統括制御するようになっており、この
システム制御部11はG3ファクシミリ伝送制御手順に従
ってECM(Error Correction Mode)による伝送を含
むファクシミリ通信を行ない相手先との間で画像データ
を送受信する。このシステム制御部11には、前記制御プ
ログラムを実行する際に必要なデータ等をワークエリア
内に記憶したり、システム的に必要なパラメータやユー
ザ登録データ等を格納するシステムメモリ12と、原稿か
ら送信する画像データを所定の解像度で読み取るスキャ
ナ13と、受信/読取した画像データやレポート類を用紙
に所定の解像度で記録出力するプロッタ14と、G3ファ
クシミリ通信時のFIFO(First-In First-Out)やE
CM選択時に使用するECMバッファおよびライン単位
に生データを扱うラインバッファを構成し画像データを
蓄積処理する画像処理メモリ15と、公衆電話回線網に接
続され自動発着信を行なう網制御部16と、画像データを
変復調しV17、V21、V29、V27ter、V3
3、あるいはFSK(Frequency Shift Keying)モード
の伝送速度でG3ファクシミリ通信を行なうG3FAX
モデム17と、メモリ送信(時刻指定送信等)やメモリ受
信(代行受信や親展受信等)を行なう際に画像データを
蓄積する画像蓄積装置18と、生の画像データを圧縮して
符号化し、また符号化された画像データを伸長して生の
画像データに復号化する符号化復号化部19と、ファクシ
ミリ通信の相手先番号の入力やユーザ登録の入力を行な
う各種キーおよび各種情報を表示する表示器からなる操
作表示部20と、がライン・バス21により接続されてい
る。
【0024】次に、図2〜図4は発明に係るECM機
能を有するファクシミリ装置の第1実施形態を示す図で
あり、本実施形態は図1に示す構成を基本構成としてい
る。図1において、画像処理メモリ15は、図2に示すよ
うに、必要に応じて符号化(圧縮)された画像データを
蓄積する画像メモリ25、ECM伝送する画像データを一
時的に記憶するECMバッファ26、最初に入力されたデ
ータを最初に処理する際に使用するFIFOバッファ2
7、および、画像データの生データをライン単位に符号
化などする際に使用するLB(ラインバッファ)28の各
領域が確保されており、ECMバッファ26は画像データ
をノーマルフレームによるECM伝送を可能に64kバ
イトの容量が確保されている。
【0025】また、システムメモリ12は、図3に示すよ
うに、画像処理メモリ15内に蓄積する画像データを管理
するために、伝送する画像データの文書単位の管理情報
を格納するファイル管理テーブル32、その一つの文書の
頁毎の管理情報を格納する頁管理テーブル33、および画
像メモリ25の未使用エリア25cのメモリ残量情報を格納
する図3(c)に示す管理エリア34が準備されている。
ファイル管理テーブル32は、図3(a)に示すように、
管理する文書の現在のレディ(処理待ち)/実行中/終
了の状態のステータス32a、その文書の種類32b、その
文書中の頁数の枚数32c、その文書のn頁目の頁管理テ
ーブル33を示すポインタ32d、その文書に関する他のパ
ラメータ32m、その文書の処理結果32nなどから構成さ
れている。また、頁管理テーブル33は、図3(b)に示
すように、その頁の画像データの線密度、読み取った原
稿の紙幅、符号化の種類などの頁パラメータ33a、その
頁の画像データの大きさの頁サイズ33b、その頁に関す
る他のパラメータ33k、その頁の画像メモリ25内の位置
を示すポインタ33m、次頁の頁管理テーブル33を示すテ
ーブルポインタ33nなどから構成されている。この頁管
理テーブル33のポインタ33mには、画像メモリ25内の頁
毎の画像データ(PIX)の例えば、1頁目(P.1)の
画像データ25aは図2中にAで、2頁目(P.2)の画像
データ25bはBで示す先頭の情報(アドレス)を格納す
るようになっており、その頁の終了は頁サイズ33bから
判る。なお、2kバイト単位などで順次切り出して呼び
出すように画像メモリ25を利用してもよい。また、画像
メモリ25に蓄積する画像データの符号化方式の種類とし
ては、生のまま、MH(Modified Huffman)方式、MR
(Modified READ)方式、あるいはM2R(Modified Mod
ified READ)方式が挙げられる。
【0026】そして、システム制御部11は、ECMによ
る画像データの伝送を含むファクシミリ通信を実行する
際に、システムメモリ12のファイル管理テーブル32およ
び頁管理テーブル33内に各種情報を格納するとともに、
画像メモリ25の未使用エリア25cのメモリ残量を検出し
て管理エリア34内の情報をその都度書き換えるようにな
っており、システム制御部11は通常のファクシミリ通信
を実行するとともに、残量検出手段、サイズ認識手段、
ECM送信制御手段、およびメモリ領域制御手段を構成
し、ファイル管理テーブル32、頁管理テーブル33および
未使用エリア25cの各種情報に基づいて画像データをシ
ョートフレームまたはノーマルフレームによりECM送
信するとともに、ショートフレームによるECM送信を
行なうときにはECMバッファ26の一部の領域を画像メ
モリ25の延長領域とする。
【0027】このシステム制御部11によるECM送信
は、図4のフローチャートに示すように、ECM送信の
指定(立上げ時の自動選択あるいは操作表示部20からの
選択入力)を確認する(ステップP11)と、管理エリア
34内に格納する未使用エリア25cのメモリ残量が予め設
定された特定値(ROM内に格納する固定値やシステム
メモリ12で任意に書き換える設定値)未満と少なくなっ
ている(ステップP12)場合には、頁サイズ33b内の画
像データのサイズをチェック(認識)し(ステップP1
3)、その頁サイズが16kバイト以下のとき(ステッ
プP14)にECM送信するフレームサイズをショートフ
レームの64バイトとするとともにそのECM送信で必
要な16kバイトの領域26b以外の領域26aを画像メモ
リ25の延長として使用するようにするために管理エリア
34内のメモリ残量を+48Kバイトとした(ステップP
15)後に、通常のECM送信手順を行なう。
【0028】一方、ステップP12、14において、画像メ
モリ25のメモリ残量が特定値未満となっていないとき
や、頁サイズ33b内のECM送信する画像データが16
kバイトを超えているときには、ECM送信するフレー
ムサイズをノーマルフレームの256バイトとして(ス
テップP16)通常のECM送信手順を行なう。ここで、
上記ステップP11〜P16は、送信開始時に行ない、以降
は通常のECM送信手順でよく、相手先にECM受信機
能が無ければ非ECMで画像データを送信を行なえばよ
い。また、ステップP14の頁サイズのチェックは、送信
文書が1枚とは限らないので、次頁テーブルポインタ33
nに基づいて順次サーチしてその文書の最終頁までチェ
ックし、全頁が16kバイト以下のときにショートフレ
ームによるECM送信可能と判断するようにすればよ
い。なお、ECM送信するフレームサイズの64バイト
または256バイトは、パラメータ32mや33kなどに設
定すればよい。
【0029】このように本実施形態では、ECM送信が
選択されたとき、画像メモリ25のメモリ残量および画像
メモリ25に蓄積したECM送信する画像データの頁サイ
ズに基づき、メモリ残量が予め設定された特定値よりも
少ないか、かつ頁毎の画像データのサイズが16kバイ
トよりも小さいか否かに応じてショートフレームまたは
ノーマルフレームによるECM送信を実行し、ショート
フレームによるECM送信を行なうときには、必要な1
6kバイトだけの領域26bをECMバッファ26に確保し
て他の領域26aは画像メモリ25の延長領域とされる。し
たがって、ECM送信時に他のデータ蓄積やメモリ受信
などにより画像メモリ25のメモリ残量が少なくなったと
しても、ECMバッファ26の領域26aを流用して有効利
用することができ、画像メモリ25の見かけ上の容量を大
きくして、ECM送信を維持したままメモリオーバの発
生を防止しつつ他の蓄積や受信を継続することができ
る。この結果、便宜性を向上させることができる。
【0030】次に、図5および図6は発明に係るEC
M機能を有するファクシミリ装置の第2実施形態を示す
図であり、本実施形態は図1に示す構成を基本構成とし
ている。なお、本実施形態は、上述第1実施形態と略同
様構成されているので、同様な構成には同一の符号を付
してその説明を省略しその特徴部分を中心に説明する。
【0031】図1において、画像処理メモリ15は、図5
に示すように、画像メモリ25、FIFOバッファ27、お
よび、LB28の各領域が確保されているとともに、上述
第1実施形態と同様にECM送信(Tx)およびECM
受信(Rx)で兼用されるECMバッファ26に加え、F
IFOバッファ27およびLB28と同様に64kバイトの
固定容量(サイズ)でECM受信(Rx)専用として利
用されるECMバッファ36が確保されている。
【0032】そして、システム制御部11は、上述第1実
施形態の構成に加え、ECM受信制御手段を構成し、E
CMバッファ26、36をダブルバッファとして使用してE
CM伝送を実行するとともに、ECM受信時にECMバ
ッファ26の領域26aが画像メモリ25の延長領域となって
いるときにはECMバッファ36をシングルバッファとし
て使用する。
【0033】このシステム制御部11によるECM受信
は、図6のフローチャートに示すように、ECM受信を
開始する場合、ショートフレームによるECM送信時の
フレームサイズの64バイトがシステムメモリ12内に格
納されているか確認し(ステップP21)、ECM送信時
のフレームサイズをショートフレームにすることによっ
てECMバッファ26の領域26aを画像メモリ25の延長と
しているときにはシングルバッファとして処理する設定
を行なう(ステップP22)一方、ECMバッファ26の領
域26aをECM伝送で利用可能なときにはダブルバッフ
ァとして処理する設定を行なう(ステップP23)。この
後に、シングルまたはダブルバッファの設定に応じて通
常の受信手順を実行しECM受信を行なう。
【0034】このように本実施形態では、上述第1実施
形態の作用効果に加え、ECM送信はショートフレーム
としてECMバッファ26の領域26aが画像メモリ25の延
長とされているときであっても、ECMバッファ36をシ
ングルバッファとして使用して、画像データのフレーム
サイズに制限無く、例えば、ノーマルフレームによるE
CM受信を行なうことができる。したがって、ECM受
信を不可能にすることなく、ECMバッファ26を適宜有
効利用することができ、便宜性を向上させることができ
る。なお、本実施形態は、後述する第3〜第8実施形態
においても同様に適用することができるが、その説明は
割愛する。
【0035】次に、図7〜図9は発明に係るECM機
能を有するファクシミリ装置の第3実施形態を示す図で
あり、本実施形態は図1に示す構成を基本構成としてい
る。なお、本実施形態は、上述第1実施形態と略同様構
成されているので、同様な構成には同一の符号を付して
その説明を省略しその特徴部分を中心に説明する。
【0036】図1において、画像処理メモリ15は、図7
に示すように、画像メモリ25、ECMバッファ26、FI
FOバッファ27、および、LB28の各領域が確保されて
おり、ECMバッファ26は全体を画像メモリ25の延長領
域26aとして使用することができる。そして、システム
制御部11は、残量検出手段、モード変更手段およびメモ
リ領域制御手段を構成し、画像メモリ25のメモリ残量が
前記特定値よりも少なくなったときには、送信モードと
してECMが指定されていたとしても、図8に示すT.
30手順中の相手先から送られてきた応答信号に対する
DCS信号(デジタル命令信号)でECM送信を指示せ
ずに送信モードを非ECMに変更するとともに、ECM
バッファ26の領域26aを画像メモリの延長領域とするよ
うになっている。なお、図8中のCED信号は被呼端末
識別信号、DIS信号はデジタル識別信号、TCF信号
はトレーニングチェック、またCFR信号は受信準備確
認信号であり、G3ファクシミリ通信におけるT.30
手順の一部の伝送手順信号である。
【0037】このシステム制御部11によるECM送信
は、図9のフローチャートに示すように、ECM送信の
指定が確認されて(ステップP31)も、管理エリア34内
の未使用エリア25cのメモリ残量がROM内の前記特定
値未満で少なくなっている(ステップP32)場合には、
ECMバッファ26全体を領域26aとし画像メモリ25の延
長として使用するために管理エリア34内のメモリ残量を
+64Kバイトとして拡張した(ステップP33)後に、
送信モードを非ECMとして(ステップP34)、非EC
M送信の通常の手順を行なう。なお、ステップP31でE
CM送信が指定されていないことが確認された場合には
ステップP34に進み非ECM送信の通常手順を行い、ま
た、ステップP32でメモリ残量が特定値以上で十分であ
る場合には通常通りのECM送信手順を行なう。
【0038】このように本実施形態では、ECM送信が
選択されたとき、画像メモリ25のメモリ残量に基づき、
メモリ残量が予め設定された特定値よりも少ないか否か
に応じて送信モードがECMまたは非ECMに変更され
て画像データは送信され、送信モードが非ECMにされ
たときにはECMバッファ26が画像メモリ25の延長領域
26aとされる。したがって、ECM送信が選択されたと
きに他のデータ蓄積やメモリ受信などにより画像メモリ
25のメモリ残量が少なくなったとしても、ECMバッフ
ァ26の領域26aを流用して有効利用することができ、画
像メモリ25の見かけ上の容量を大きくして、例えば、画
像データの送信を実行する際にメモリ受信を行なってい
る場合でもメモリオーバの発生を防止しつつメモリ受信
を継続することができる。この結果、便宜性を向上させ
ることができる。なお、本実施形態では、画像メモリ25
のメモリ残量が少なくなった場合には、ECM送信によ
り画像データを送信することはできないが、上述第1実
施形態よりも画像メモリ25の延長領域26aを大きく取る
ことができるとともに、簡素な送信制御とすることがで
きるという効果も得られる。
【0039】また、本実施形態では、図8の伝送手順で
示すように手順開始時に送信モードを非ECMに変更し
ているが、これに限らず、図10に示すように、送信途中
の頁の開始時に画像メモリ25のメモリ残量が前記特定値
よりも少なくなったときに、PPS−EOM信号を相手
先に送信しMCF信号の応答があった後に同様な手順を
行なって送信モードを非ECM送信に変更するようにし
てもよい。このように構成することによって、より確実
に画像メモリ25のメモリオーバを防止してメモリ伝送を
継続することができる。なお、PPS−EOM信号は
(手順中断信号)、MCF信号はメッセージ確認信号で
ある。これは上述第1実施形態に適用して同様に処理す
るようにしてもよい。
【0040】次に、図11は発明に係るECM機能を有
するファクシミリ装置の第4実施形態を示す図であり、
本実施形態は図1に示す構成を基本構成としている。な
お、本実施形態は、上述第1実施形態と略同様構成され
ているので、図2および図3を流用してその説明を省略
しその特徴部分を中心に説明する。図1において、シス
テム制御部11は、残量検出手段、モード指定手段および
メモリ領域制御手段を構成し、画像メモリ25のメモリ残
量が前記特定値よりも少なくなったときには、相手先か
ら受信モードとしてECMが指定されてきたとしても、
その相手先にECM機能無しを通知するとともに、EC
Mバッファ26の領域26aを画像メモリの延長領域とす
る。
【0041】このシステム制御部11によるECM受信
は、図11のフローチャートに示すように、相手先から発
呼されたときに管理エリア34内の未使用エリア25cのメ
モリ残量がROM内の前記特定値未満で少なくなってい
る(ステップP42)場合には、ECMバッファ26全体を
領域26a(画像メモリ25の延長)として使用するために
管理エリア34内のメモリ残量を+64Kバイトとして画
像メモリ25を拡張した(ステップP33)後に、その相手
先にECM機能無しを応答信号(図5に示すDIS信
号)中に設定して通知し(ステップP34)、非ECM受
信の通常の手順を行なう。なお、ステップP42でメモリ
残量が特定値以上で十分である場合には通常通りのEC
M機能有りを応答信号中に設定して相手先に通知し(ス
テップP45)通常のECM受信手順を行なう。ここで、
本実施形態では、ECMバッファの容量は64kバイト
に構成されているが、上述第2実施形態で説明した図5
に示すダブルバッファ(ECMバッファ26、36)とした
場合には管理エリア34内のメモリ残量を+128Kバイ
トとして画像メモリ25を拡張することができる。
【0042】このように本実施形態では、画像データを
受信する際に、画像メモリ25のメモリ残量に基づき、メ
モリ残量が予め設定された特定値よりも少ないか否かに
応じて相手先にECM機能有り/無しが通知されて画像
データはECM受信または非ECM受信され、非ECM
受信時にはECMバッファ26が画像メモリ25の延長領域
26aとされる。したがって、画像データの受信時に画像
メモリ25のメモリ残量が少ない場合であっても、ECM
機能無しとすることによってECMバッファ26の領域26
aを流用して有効利用することができ、画像メモリ25の
見かけ上の容量を大きくして、メモリオーバの発生を防
止しつつそのメモリ受信を継続することができる。この
結果、便宜性を向上させることができる。次に、図12お
よび図13は発明に係るECM機能を有するファクシミ
リ装置の第5実施形態を示す図であり、本実施形態は図
1に示す構成を基本構成としている。なお、本実施形態
は、上述第1実施形態と略同様構成されているので、図
2および図3を流用してその説明を省略しその特徴部分
を中心に説明する。
【0043】図1において、システムメモリ12は、図12
に示すように、ファイル管理テーブル32、頁管理テーブ
ル33、および管理エリア34に加え、ファイル管理テーブ
ル32で文書単位に管理されているECM送信する画像デ
ータサイズを管理するサイズ管理テーブル45が準備され
ており、このサイズ管理テーブル45は、本発明によるE
CM送信を実行するか否かを判断するためのしきい値と
して、16kバイト以下の画像データサイズの頁が文書
中に占める率を予め書換可能に割合45aに設定されると
ともに、その文書の全頁数が規定枚数以上か否かを示す
フラグ45b、その文書中の16kバイト以下の頁数45
c、16kバイトを超える頁数45d、その文書をECM
送信するフレームサイズ45e、および本発明によるEC
M送信を実行するか否か判断するために予め書換可能に
設定される規定枚数45fなどから構成されている。な
お、このサイズ管理テーブル45は、ファイル管理テーブ
ル32のパラメータ32m内に設けてもよく、またファイル
管理テーブル32と別に設けてもよい。また、頁数45dは
文書中の全頁数でもよい。
【0044】そして、システム制御部11は、サイズ認識
手段、ECM送信制御手段、およびメモリ領域制御手段
を構成し、画像メモリ25内の全頁のうち16kバイト以
下の画像データの頁の割合に応じてショートフレームま
たはノーマルフレームにより画像データをECM送信す
るとともに、ショートフレームによるECM送信を行な
うときにはそのECM送信で必要なECMバッファの領
域26b以外、すなわち領域26aを他に利用可能なメモリ
領域、例えば画像データを蓄積する延長領域とする。
【0045】このシステム制御部11によるECM送信
は、図13のフローチャートに示すように、ECM送信す
るために画像メモリ25内に画像データを蓄積する際に頁
毎のデータサイズを検出して16kバイト以下のときは
頁数45cを、16kバイトを超えるときは頁数45dをイ
ンクリメント(計数)するとともに、この頁数45c、45
dの合計をファイル管理テーブル32の管理枚数32cに格
納しECM送信する頁数がサイズ管理テーブル45の規定
枚数45f以上であるか確認して(ステップP51)規定枚
数以上である場合には規定枚数フラグ45bに「1」をセ
ットした後に、頁数45cおよび規定枚数45fから16k
バイト以下の頁が全頁中に占める率(割合)を算出して
割合45aに格納された設定値を超えているか否かチェッ
ク(認識)する(ステップP52)。そして、規定枚数フ
ラグ45bに「1」がセットされているとともに画像デー
タのサイズが16kバイト以下の頁数の率が割合45aに
格納された設定値を超えるという条件を満足している
(ステップP53)ときには、ショートフレームによるE
CM送信とするために64バイトをフレームサイズ45e
に格納しそのECM送信で必要な16kバイトの領域26
b以外の領域26aを画像メモリ25の延長として使用する
ために管理エリア34内のメモリ残量を+48Kバイトと
した(ステップP54)後に、通常のECM送信の手順を
行なう。なお、16kバイトを超える画像データの頁を
ECM送信するときには、相手先でECM受信した画像
データをつなげることができるようにショートフレーム
によるECM送信を繰り返せばよい。
【0046】一方、ステップP51、53において、ECM
送信する頁数が少ない、または16kバイト以下の頁の
割合が少ないときには256バイトをフレームサイズ45
eに格納し(ステップP55)、通常のECM送信手順を
行なう。このように本実施形態では、ECM送信が選択
されたとき、16kバイト以下の画像データの頁数の全
体に占める割合に基づき、その割合がサイズ管理テーブ
ル45の割合45aに予め設定されている設定値以上である
か否かに応じてショートフレームまたはノーマルフレー
ムによるECM送信を実行し、ショートフレームによる
ECM送信を行なうときには、必要な16kバイトだけ
の領域26bをECMバッファ26に確保して他の領域26a
は画像メモリ25の延長領域とされる。したがって、EC
M送信する際に画像データが16kバイト以下の小さな
サイズの頁数の割合が多い文書の場合にはECMバッフ
ァ26の領域26aを流用して有効に配分し利用することが
でき、画像メモリ25の見かけ上の容量を大きくして、E
CM送信を維持したままメモリオーバの発生を防止しつ
つ他の蓄積や受信を継続することができる。また、本実
施形態では、ECM送信する頁数が少なかったり、また
16kバイト以下の頁の割合が小さい場合にはショート
フレームのみによるECM送信は実行しないので、通信
時間が長くなってしまうことがない。この結果、便宜性
を向上させることができる。
【0047】次に、図14は発明に係るECM機能を有
するファクシミリ装置の第6実施形態を示す図であり、
本実施形態は図1に示す構成を基本構成としている。な
お、本実施形態は、上述第1実施形態と略同様構成され
ているので、図2および図3を流用してその説明を省略
しその特徴部分を中心に説明する。図1において、シス
テム制御部11は、不能検知手段、計時手段、伝送制御手
段、およびメモリ領域制御手段を構成し、例えば、プロ
ッタ13に用紙ジャムが発生したり用紙無しが生じた場合
や装置本体の扉が開けられている場合などのメカトラブ
ルにより画像データを記録するために画像メモリ25から
出力することが不能な状態となったとき、その画像デー
タ出力不能な状態となってからの経過時間を内部に備え
るタイマにより計時し、その経過時間が予め設定された
時間を超えた後には相手先からの画像データの受信は非
ECM受信とするとともに、ECMバッファを画像メモ
リ25の延長領域26aとする。
【0048】このシステム制御部11によるECM受信
は、図14のフローチャートに示すように、相手先から発
呼された際に、ECM受信禁止フラグおよび監視中フラ
グがセットされていない(ステップP61、P62)場合に
は、前記メカトラブルが発生していないか確認し(ステ
ップP63)、発生していないときには通常のECM受信
を行なう一方、メカトラブルが発生しているときにはタ
イマをセット(駆動)するとともに監視中フラグをセッ
トした(ステップP64)後に通常のECM受信を行な
う。
【0049】この後に、発呼されたとき、ECM受信禁
止フラグはセットされておらずECM受信は禁止されて
はいない(ステップP61)が、監視中フラグがセットさ
れ前記経過時間の監視中である(ステップP62)場合
で、タイマはタイムアウトしておらず経過時間を超えて
いない(ステップP65)ときには先のメカトラブルが解
除されているか確認し(ステップP66)、解除されてい
ないときには通常のECM受信を行なう一方、メカトラ
ブルが解除されているときには監視中フラグをリセット
した(ステップP67)後に通常のECM受信を行なう。
【0050】また、ステップP65でタイマがタイムアウ
トしており経過時間を超えているときにはECMバッフ
ァ26全体を画像メモリ25の延長領域26aとして使用する
ために管理エリア34内のメモリ残量を+64Kバイトと
して画像メモリ25を拡張した(ステップP68)後に、E
CM受信機能をOFFするとともにメカトラブルによる
ECM受信禁止フラグをセットし(ステップP69)、そ
の相手先にECM機能無しを通知して非ECM受信の通
常の手順を行なう。
【0051】さらに、この後に、発呼されたとき、EC
M受信禁止フラグがセットされECM受信が禁止されて
いる(ステップP61)ので、先のメカトラブルが解除さ
れているか確認し(ステップP70)、解除されていない
ときにはその相手先にECM機能無しを通知して非EC
M受信の通常の手順を行なう。また、ステップP70でメ
カトラブルは解除されているがECMバッファ26に画像
データを蓄積し画像メモリ25の延長として利用中である
(ステップP71)場合にもその相手先にECM機能無し
を通知して非ECM受信の通常の手順を行なう。一方、
ステップP71で画像メモリ25として利用中でない場合に
は管理エリア34内のメモリ残量を−64Kバイトとして
ECMバッファ26をECM受信で使用可能に復帰させた
(ステップP72)後に、ECM受信機能をONするとと
もにメカトラブルによるECM受信禁止フラグをリセッ
トし(ステップP69)、その相手先にECM機能有りを
通知しECM受信の通常の手順を行なう。
【0052】このように本実施形態では、メカトラブル
によって画像データを画像メモリ25から出力し記録する
ことが不能な状態となってからの経過時間が予め設定さ
れている時間を超えた後には画像データは非ECMで受
信され、このときには、ECMバッファ26が画像メモリ
25の延長領域26aとされる。したがって、画像データを
出力不能となって画像メモリ25の残量が少なくなったと
しても、画像メモリ25の見かけ上の容量を大きくして、
画像データをECMバッファ26の延長領域26aに蓄積す
ることができ、例えば、夜間にジャムなどが発生した場
合でもECMバッファ26の容量だけ余分にメモリオーバ
を防止しつつ代行受信を行なうことができる。したがっ
て、ECMバッファ26を有効利用することができ、便宜
性を向上させることができる。
【0053】また、本実施形態では、ECM受信する場
合を一例として説明しているが、ECM送信時にも同様
にECM送信を禁止して他の蓄積やメモリ受信によるメ
モリオーバを防止することができることはいうまでもな
い。次に、図15は発明に係るECM機能を有するファ
クシミリ装置の第7実施形態を示す図であり、本実施形
態は図1に示す構成を基本構成としている。なお、本実
施形態は、上述第1実施形態と略同様構成されているの
で、図2および図3を流用してその説明を省略しその特
徴部分を中心に説明する。
【0054】図1において、システム制御部11は、上述
第1または第5実施形態の構成に加え、状況認識手段お
よびメモリ使用制御手段を構成し、ECM送信をショー
トフレームで行なうように設定されている状態でECM
受信があった場合にECMバッファ26の使用状況に応じ
て画像データをECM受信または非ECM受信する。こ
のシステム制御部11によるECM受信は、図15のフロー
チャートに示すように、相手先から発呼された際に、E
CM送信時のフレームサイズが64バイトに設定されて
いるか確認し(ステップP81)、フレームサイズが64
バイトに設定されECMバッファ26の領域26aが画像メ
モリ25の延長領域として使用されているときには相手先
にECM機能無しを通知した(ステップP82)後に通常
の非ECM受信を行なう一方、ステップP81で設定され
ているフレームサイズが64バイトでなく256バイト
のときには相手先にECM機能有りを通知した(ステッ
プP83)後に、通常の非ECM受信を行なう。なお、こ
のステップP83では、フレームサイズとして256バイ
トが設定されているので、ECMバッファ26の一部また
は全部が画像メモリ25の延長領域26aとして使用される
ことはない(当然に禁止)。
【0055】このように本実施形態では、ECM受信を
行なう場合に、ECMバッファ26の一部が画像メモリ25
の延長領域26aとして使用されているときにはECM機
能無しが、使用されていないときにはECM機能有りが
相手先に通知されるので、画像データはECMバッファ
26の使用状況に応じたECMまたは非ECMによる受信
モードで受信される。したがって、画像メモリ25の延長
として使用している領域26aをECM受信時にECMバ
ッファ26として重複して使用してしまうことを防止する
ことができ、便宜性を向上することができる。
【0056】なお、本実施形態では、ショートフレーム
によるECM送信を行なう上述第1または第5実施形態
に適用する一例を説明しているが、ECMバッファ26全
体を画像メモリ25の延長領域26aとして使用する実施形
態に適用可能であることはいうまでもない。次に、図16
発明に係るECM機能を有するファクシミリ装置の
第8実施形態を示す図であり、本実施形態は図1に示す
構成を基本構成としている。なお、本実施形態は、上述
第1実施形態と略同様構成されているので、図2および
図3を流用してその説明を省略しその特徴部分を中心に
説明する。
【0057】図1において、システム制御部11は、上述
第1〜第7実施形態の構成に加え、データ処理手段を構
成し、ECMバッファ26の画像メモリ25の延長領域26a
にデータを蓄積したか否かを例えば、データ管理手段を
構成するファイル管理テーブル32のパラメータ32mまた
は頁管理テーブル33のパラメータ33kに格納して管理す
るようになっており、その領域26a内のデータを処理す
る、例えば蓄積した文書のメモリ送信や代行受信した文
書の記録出力する際にそのデータを優先的に出力して処
理する。
【0058】このシステム制御部11による処理は、図16
のフローチャートに示すように、何等かの処理の実行命
令があり、その処理がメモリ送信である(ステップP9
1)ときには管理テーブル32、33のパラメータ32mまた
は33kをサーチ(検索)して(ステップP92)ECMバ
ッファ26の領域26aに蓄積したメモリ送信する文書の有
無を確認し(ステップP93)、ある場合にはそのファイ
ル文書を優先的にECMバッファ26から引用(呼出)し
(ステップP94)、ない場合には通常順位(送信順位)
に従ってファイル文書を画像メモリ25から引用して(ス
テップP95)、通常のメモリ送信手順を行なう。
【0059】一方、ステップP91で実行命令のあった処
理がメモリ送信ではなく、代行文書出力である(ステッ
プP96)場合にも、メモリ送信の場合と同様にステップ
P92〜P95を行ない、管理テーブル32、33をサーチして
ECMバッファ26の領域26aに代行受信し蓄積した文書
がある場合にはそのファイル文書を優先的にECMバッ
ファ26から引用し、ない場合には通常順位(出力順位)
に従ってファイル文書を画像メモリ25から引用して通常
の代行受信した文書の記録出力手順を行なう。また、ス
テップP96で実行命令のあった処理がメモリ送信でも代
行文書出力でもない場合には、その処理の通常手順を行
なう。なお、本実施形態では、メモリ送信および代行文
書出力の場合を説明しているが、これに限らず、ECM
バッファ26の領域26aにデータを蓄積する他の処理につ
いても適用してもよいことはいうまでもない。
【0060】そして、この後には、ECMバッファ26
は、画像メモリ25のメモリ残量やECM伝送時の必要に
応じて利用することになる。このように本実施形態で
は、ECMバッファ26の領域26aに蓄積されたデータは
管理テーブル32または33により管理され、画像メモリ25
内からデータを呼び出して処理する際には優先的に処理
されるので、ECMバッファ26の一部または全部の領域
26はデータが蓄積されていたとしても優先的に解放さ
れ、画像メモリ25の延長として利用する時間を短縮する
ことができる。したがって、ECM伝送を行なう際には
ECMバッファ26を通常通りに使用することができ、適
宜性を向上させることができる。
【0061】
【発明の効果】発明によれば、画像メモリのメモリ残
量およびECM送信する画像データのサイズに基づき、
例えば、メモリ残量が少なく画像データがショートフレ
ームによるECM送信が可能なとき、ショートフレーム
によるECM送信で少なくとも必要な容量以上の領域を
ECMバッファに確保するとともに該領域以外を画像メ
モリの延長領域とするので、画像メモリの見かけ上の容
量を大きくすることができ、ECM送信を維持したまま
メモリオーバ発生を防止しつつ他のデータの蓄積や受信
を継続することができる。したがって、ECMバッファ
を有効利用することができ、便宜性を向上させることが
できる。
【0062】発明によれば、画像メモリのメモリ残量
に基づき、例えば、メモリ残量が少なくなったとき、画
像データの送信モードをECMから非ECMに変更し、
ECMバッファを画像メモリの延長領域とするので、画
像メモリの見かけ上の容量を大きくすることができ、例
えば、ECM送信中にメモリ受信を行なっている場合で
も、画像データの送信を維持したままメモリオーバの発
生を防止しつつメモリ受信を継続することができる。し
たがって、ECMバッファを有効利用することができ、
便宜性を向上させることができる。
【0063】発明によれば、画像メモリのメモリ残量
に基づき、例えば、メモリ残量が少ないとき、画像デー
タの受信を要求する相手先にECM機能無しを通知して
その画像データは非ECMの受信モードで受信するとと
もにECMバッファを画像メモリの延長領域とするの
で、画像メモリの見かけ上の容量を大きくすることがで
き、メモリオーバの発生を防止しつつ画像データを受信
することができる。したがって、ECMバッファを有効
利用することができ、便宜性を向上させることができ
る。
【0064】発明によれば、画像メモリが小さなサイ
ズの画像データで設定以上の割合以上で占められてい
る、例えば、ショートフレームによるECM送信が可能
なサイズの画像データで問題なくECM送信可能な割合
以上で占められているとき、ショートフレームによるE
CM送信で少なくとも必要な容量以上の領域をECMバ
ッファに確保するとともに該領域以外を画像メモリの延
長領域とするので、画像メモリの見かけ上の容量を大き
くすることができ、ECM送信機能を維持しつつ、画像
メモリを延長してメモリオーバ発生の防止およびメモリ
容量の有効な配分を実現することができる。したがっ
て、ECMバッファを有効利用することができ、便宜性
を向上させることができる。
【0065】発明によれば、画像データを画像メモリ
から出力不能な状態となったとき、画像データは非EC
Mによる伝送モードで伝送(送受信)し、ECMバッフ
ァを画像メモリの延長領域とするので、画像メモリの見
かけ上の容量を大きくすることができ、例えば、メカ的
トラブルで画像データを記録出力不能な場合でもメモリ
オーバの発生を防止しつつ画像データの代行受信を行な
うことができる。したがって、ECMバッファを有効利
用することができ、便宜性を向上させることができる。
【0066】発明によれば、ECMバッファのECM
で使用しないとした領域を、ECM受信を行なう場合
に、使用されているときにはECM受信を要求する相手
先にECM機能無しを通知する一方、未使用のときには
その相手先にECM機能有りを通知しその領域をECM
バッファ以外として使用することを禁止するので、EC
M送信をショートフレームにより行ない、またはECM
送信は非ECM送信に変更してECMバッファの一部ま
たは全部を画像メモリの延長としている場合でも、その
領域の使用状況に応じて画像データをECMまたは非E
CMによる受信モードで受信することができる。したが
って、ECMバッファを有効利用しつつECM受信時の
便宜性を向上させることができる。
【0067】発明によれば、ECMバッファのECM
で使用しないとした領域に蓄積するデータを管理して、
画像メモリ内のデータを処理するときには優先的に処理
するので、ECMで使用しないとして画像メモリまたは
他のメモリ機能として利用したECMバッファの一部ま
たは全部の領域を早急に解放して画像データのサイズに
応じたフレームサイズによるECM伝送にECMバッフ
ァを使用することができる。したがって、ECMバッフ
ァを適宜有効利用することができ、便宜性を向上させる
ことができる。
【0068】発明によれば、ECMバッファを2式備
え、一方のECMバッファの一部または全部をECMで
使用しない領域としている場合に、ECM受信すると
き、その他方のECMバッファをシングルバッファとし
て使用するので、画像データをショートフレームにより
ECM送信する場合やECM送信は非ECM送信に変更
する場合であっても、ECM受信を制限無く行なうこと
ができる。したがって、ECMバッファを適宜有効利用
することができ、便宜性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るECM機能を有するファクシミリ
装置の一実施形態を示す図であり、その基本的な全体構
成を示すブロック図である。
【図2】発明に係るECM機能を有するファクシミリ
装置の第1実施形態の画像メモリおよびECMバッファ
を説明する概念図である。
【図3】そのデータの管理を説明する概念図である。
【図4】そのECM送信を説明するフローチャートであ
る。
【図5】発明に係るECM機能を有するファクシミリ
装置の第2実施形態の画像メモリおよびECMバッファ
を説明する概念図である。
【図6】そのECM受信を説明するフローチャートであ
る。
【図7】発明に係るECM機能を有するファクシミリ
装置の第3実施形態の画像メモリおよびECMバッファ
を説明する概念図である。
【図8】そのECM送信を説明する伝送のシーケンス図
である。
【図9】そのECM送信を説明するフローチャートであ
る。
【図10】その他の態様を説明する図8と異なる伝送の
シーケンス図である。
【図11】発明に係るECM機能を有するファクシミ
リ装置の第4実施形態のECM受信を説明するフローチ
ャートである。
【図12】発明に係るECM機能を有するファクシミ
リ装置の第5実施形態のデータの管理を説明する概念図
である。
【図13】そのECM送信を説明するフローチャートで
ある。
【図14】発明に係るECM機能を有するファクシミ
リ装置の第6実施形態のECM受信を説明するフローチ
ャートである。
【図15】発明に係るECM機能を有するファクシミ
リ装置の第7実施形態のECM受信を説明するフローチ
ャートである。
【図16】発明に係るECM機能を有するファクシミ
リ装置の第8実施形態のデータ処理を説明するフローチ
ャートである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/32 - 1/36 H04N 1/42 - 1/44

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】正常に伝送されなかった画像データの再送
    を要求する情報を送受信して該画像データを再度伝送す
    るECM機能を有し、画像データを蓄積する画像メモリ
    と、ECMによる伝送モードで伝送する画像データを一
    時記憶するECMバッファと、を備えるファクシミリ装
    置であって、 画像メモリのメモリ残量を検出する残量検出手段と、E
    CM送信する画像メモリに蓄積した画像データのサイズ
    を認識するサイズ認識手段と、ECM送信時にこれら検
    出結果および認識結果に基づき画像データをショートフ
    レームによりECM送信するのか、ノーマルフレームに
    よりECM送信するのかを切り換えるように制御するE
    CM送信制御手段と、ショートフレームによるECM送
    信を行なうときに該送信で少なくとも必要な容量以上の
    領域をECMバッファに確保するとともに該領域以外を
    画像メモリの延長領域とするメモリ領域制御手段と、を
    設けたことを特徴とするECM機能を有するファクシミ
    リ装置。
  2. 【請求項2】正常に伝送されなかった画像データの再送
    を要求する情報を送受信して該画像データを再度伝送す
    るECM機能を有し、画像データを蓄積する画像メモリ
    と、ECMによる伝送モードで伝送する画像データを一
    時記憶するECMバッファと、を備えるファクシミリ装
    置であって、 ECM送信する画像メモリに蓄積した頁毎の画像データ
    で予め設定されたサイズ以下の全体に占める割合を認識
    するサイズ認識手段と、該認識情報に基づき画像データ
    をショートフレームまたはノーマルフレームによりEC
    M送信するように制御するECM送信制御手段と、ショ
    ートフレームによるECM送信を行なうときに該送信で
    少なくとも必要な容量以上の領域をECMバッファに確
    保するとともに該領域以外を画像メモリの延長領域とす
    るメモリ領域制御手段と、を設けたことを特徴とするE
    CM機能を有するファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】正常に伝送されなかった画像データの再送
    を要求する情報を送受信して該画像データを再度伝送す
    るECM機能を有し、画像データを蓄積する画像メモリ
    と、ECMによる伝送モードで伝送する画像データを一
    時記憶するECMバッファと、を備えるファクシミリ装
    置であって、 画像データを出力不能な状態となったことを検知する不
    能検知手段と、該不能状態となってからの経過時間を計
    時する計時手段と、該経過時間が予め設定されている時
    間を超えた後の画像データの伝送モードを非ECMとす
    る伝送制御手段と、画像データの伝送モードを非ECM
    としたときにECMバッファを画像メモリの延長領域と
    するメモリ領域制御手段と、を設けたことを特徴とする
    ECM機能を有するファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】ECM受信時にECMバッファをECMで
    使用しないとした領域の使用状況を認識する状況認識手
    段と、該認識情報に基づき該領域の使用時にはECM受
    信を要求する相手先にECM機能無しを通知する一方、
    未使用時には該相手先にECM機能有りを通知するとと
    もに該領域のECMバッファ以外としての使用を禁止す
    るメモリ使用制御手段と、を設けたことを特徴とする請
    求項1、または請求項2の何れかに記載のECM機能を
    有するファクシミリ装置。
  5. 【請求項5】ECMバッファのECMで使用しないとし
    た領域に蓄積されたデータを管理するデータ管理手段
    と、該管理情報に基づきデータの処理時に該領域に蓄積
    するデータを優先的に処理するデータ処理手段と、を設
    けたことを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに
    記載のECM機能を有するファクシミリ装置。
  6. 【請求項6】ECMによる伝送モードで伝送する画像デ
    ータを一時記憶するECMバッファを2式備え、該EC
    MバッファをECM受信時にシングルバッファまたはダ
    ブルバッファとして使用するECM受信制御手段を有
    し、 該ECM受信制御手段を、ECM受信時にECMで使用
    しないとした領域のない側のECMバッファをシングル
    バッファとして使用するように構成したことを特徴とす
    請求項1、または請求項2の何れかに記載のECM機
    能を有するファクシミリ装置。
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