JP3274115B2 - 超音波流量計及びこれを備えた流量測定装置 - Google Patents

超音波流量計及びこれを備えた流量測定装置

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JP3274115B2 JP32331799A JP32331799A JP3274115B2 JP 3274115 B2 JP3274115 B2 JP 3274115B2 JP 32331799 A JP32331799 A JP 32331799A JP 32331799 A JP32331799 A JP 32331799A JP 3274115 B2 JP3274115 B2 JP 3274115B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に流体物質とし
ての高温流体、例えば、排気ガス、高温空気等の高精度
な流量測定が可能な超音波流量計及びこれを備えた流量
測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の超音波流量計としては、図8に示
すものがある。
【0003】図8は、従来の超音波流量計の原理を示す
断面図である。
【0004】図8に示すように、この超音波流量計10
5は、測定管101と、電気−音響変換手段としての一
対の超音波送受波器(トランスデューサ)102、超音
波送受波器103とからなっている。
【0005】測定管101は、断面がほぼ真円状で、管
内直径がDとなっている。この測定管101の管壁に
は、管軸に対してθの角度(例えば、θ=15度)で超
音波送受波器102と超音波送受波器103とが対向し
て取付固定されている。これらの超音波送受波器102
及び超音波送受波器103は、ピエゾセラミック素子
(PZT)で構成されている。
【0006】超音波送受波器102及び超音波送受波器
103は、間欠的に交互に200kHz程度の超音波ビ
ームを発射し、この超音波ビームの伝播時間に基づいて
ガスの流量を演算する。すなわち、図8に示すように、
矢印で示すガスの流れの方向に対して上流側、下流側に
設けた超音波送受波器102及び超音波送受波器103
から測定管101の内部を横切るように発射された超音
波ビームを双方で切り替えて、これら順逆方向の伝播時
間t1,t2を繰り返し計測する。
【0007】この計測した時間を逆数にして演算するこ
とによって音速Cの影響をなくし、以下の式を得る。
【0008】
【数2】
【0009】
【数3】
【0010】式(1)及び(2)より式(3)が得られ
る。
【0011】
【数4】
【0012】 ただし、 L:超音波の伝播路長(L=D/sinθ) D:管内径 C:流体物質中の音速 θ:超音波伝播路と管軸のなす角 V:超音波伝播路上の線平均流速
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来の超音波流量計1
05は、超音波を空中に伝播させ時間計測を行う素子、
すなわち超音波振動子としてピエゾセラミック素子(P
ZT)を使用している。この素子のキューリー温度は、
例えば180℃程度であり、キューリー温度を越える条
件下では使用することができない。
【0014】すなわち、この従来の超音波流量計105
では流体物質としての高温流体、例えば、排ガス、高温
空気等の測定には好適なものではない。例えば、排ガ
ス、高温空気等の高温の流体の温度は、300〜400
℃であり、従来の超音波流量計に使用しているピエゾセ
ラミック素子(PZT)のキューリー温度(180℃程
度)より高温になっている。
【0015】そこで、本発明の目的は、排ガス、高温空
気等の流体物質としての高温流体中であっても従来の超
音波流量計に使用されているピエゾセラミック素子(P
ZT)を用いることができ、しかも安価に構成すること
のできるとともに、流量測定部の温度勾配を一定に制御
して高精度の流量測定を行うことのできる超音波流量計
を提供することである。また、この超音波流量計を備え
て高精度の流量測定を行うことができる流量測定装置を
提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明による超音波流量
計は、一方の電気−音響変換手段から出射した超音波を
測定管内の流体物質中を透過させて他方の電気−音響変
換手段で受波し、これらを双方で切り替えて超音波伝播
時間を測定して測定管内部を流れる流体物質の流量測定
を行う超音波流量計であって、測定管と、前記測定管の
管軸に対して所定の角度で該測定管の外壁に取り付けら
れ、、前記電気−音響変換手段を該測定管から外方へ離
れる方向に所定距離だけ引き込んで形成された冷却空間
を内部に有する取付管と、前記取付管の端部に取付固定
された前記電気−音響変換手段とを備え、前記取付管に
設けられて前記冷却空間に連通する導入管及び排気管
と、前記冷却空間内の温度を検出する温度検出手段と、
前記温度検出手段からの信号に基づいて空気を加熱又は
冷却して所定の温度に制御された恒温空気を供給する温
度制御装置とを備え、前記温度制御装置は、所定の温度
に制御した恒温空気を前記導入管から供給して、前記冷
却空間内の温度を一定に保持することを特徴とする。
【0017】
【0018】また、前記電気−音響変換手段は超音波送
受波器であって、ピエゾセラミック素子(PZT)から
なる超音波振動子を有するものである。
【0019】また、前記測定管と前記取付管との管内側
の接合部に前記冷却空間と流体物質の流路とを隔離する
隔壁を有するものである。
【0020】また、前記取付管の外周に前記電気−音響
変換手段を冷却する冷却手段を有するものである。
【0021】また、前記冷却手段は、複数の放熱フィン
である。
【0022】また、前記冷却手段は、冷却水循環装置と
冷却パイプとからなるものである。
【0023】また、本発明の流量測定装置は、エンジン
の吸気側であって流体物質の流動方向の上流側に前記流
体物質の圧力の変化を緩和するサージタンクと、前記流
体物質の流速分布の乱れを整える整流部とを備え、前記
吸気側の流体物質の流量を測定する第1の超音波流量計
と、前記エンジンの排気側の流体物質の流量を測定する
第2の超音波流量計とを有し、少なくとも第2の前記超
音波流量計は、一方の電気−音響変換手段から出射した
超音波を測定管内の流体物質中を透過させて他方の電気
−音響変換手段で受波し、これらを双方で切り替えて超
音波伝播時間を測定して測定管内部を流れる流体物質の
流量測定を行う超音波流量計であって、測定管と、前記
測定管の管軸に対して所定の角度で該測定管の外壁に取
り付けられた取付管と、前記取付管の端部に取付固定さ
れた前記電気−音響変換手段とを備え、前記取付管は、
前記電気−音響変換手段を前記測定管から外方へ離れる
方向に所定距離だけ引き込んで形成した冷却空間を内部
に有し、前記冷却空間内の温度を所定の温度で一定に保
持する温度制御手段を有するものである。
【0024】また、前記第2の超音波流量計における超
音波の伝播路長をL、超音波の順逆方向の伝播時間をt
1及びt2としたときに、前記流体物質の絶対温度Tを次
【数5】 により求めるものである。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明によ
る超音波流量計及びこれを備えた流量測定装置の第1実
施例について説明する。
【0026】図1は、本発明による超音波流量計の一部
断面を含む図、図2は図1に示す超音波流量計の平面図
である。
【0027】図1及び図2に示すように、この超音波流
量計1は、測定管2と、電気−音響変換手段としての一
対の超音波送受波器(トランスデューサ)3及び超音波
送受波器4ともう一組の超音波送受波器(トランスデュ
ーサ)5及び超音波送受波器6とからなっている。
【0028】測定管2は、断面が真円状で管内直径Dの
円筒管であって、その上下外周部にフランジ2a及びフ
ランジ2bを有している。このフランジ2a及びフラン
ジ2bは、外周面に所定の間隔で複数の取付穴7が設け
られている。この取付穴7を用いてボルト等による締結
部材により計測しようとする流体物質の供給管と取り付
ける。なお、測定管2は、円筒でなくてもよく、例えば
断面が四角形状の角形管等、他の形状のものを使用する
ことも可能である。
【0029】また、超音波送受波器3及び超音波送受波
器4は、測定管2の管軸O1に対して所定の角度θ(例
えば、θ=60度)で傾斜して前記測定管2の外壁に取
付られた略円筒状の取付管8の両端部に超音波送受波器
3と超音波送受波器4とが対向する状態に取付固定され
ている。この超音波送受波器3及び超音波送受波器4の
超音波振動子は、ピエゾセラミック素子(PZT)で構
成されている。
【0030】超音波送受波器3(または超音波送受波器
4)は、図1に示すように、取付管8(一方を8a、他
方を8bとする)の中心軸O2と測定管2との交点X1
ら所定の距離ΔL/2だけ測定管2から外方へ離れる方
向に引き込まれて取り付けられている。これによって、
前記取付管8の内部に冷却空間25が形成される。した
がって、超音波送受波器3と超音波送受波器4との間の
距離L1は、L1=L+ΔLとなる。ここで、例えばL1
を30cmとすると、Lは10cm、ΔLは20cmと
なる。すなわち、ΔL/2≧Lの関係になっている。
【0031】また、前記冷却空間25は、前記測定管2
と前記取付管8(取付管8a及び取付管8b)との管内
側の接合部に設けられた隔壁10によって流体物質の流
路2cと隔離されており、流体物質の流量測定部として
作用する。前記隔壁10は、微細な網目状の構造を持つ
金属膜等からなり、前記超音波送受波器3及び超音波送
受波器4が発生する超音波ビームの進行を妨げずに透過
させることができるとともに、前記流路2c内を流動す
る高温の流体物質と前記冷却空間25内の空気とが互い
に混合することを防止している。
【0032】なお、超音波送受波器4は、超音波送受波
器3と同一であるので説明を省略する。
【0033】また、他方の超音波送受波器5及び超音波
送受波器6は、超音波送受波器3及び超音波送受波器4
と同一の構成からなり、測定管2の外周管壁に超音波送
受波器3及び超音波送受波器4の取付管8の中心軸O2
に対して90度離間した位置であって、前記取付管8と
同一の構成からなる取付管9の両端部に超音波送受波器
5と超音波送受波器6とが対向する状態に取付固定され
ている。
【0034】したがって、本発明による超音波流量計1
は、一方の超音波送受波器3及び超音波送受波器4と、
他方の超音波送受波器5及び超音波送受波器6の2組の
超音波送受波器を有している。この2組の超音波送受波
器により流体物質の流速を計測して誤差を補正すること
によって高精度な流量の測定が可能になっている。
【0035】また、前記取付管8a及び取付管8bに
は、各々の前記冷却空間25に連通する導入管20a及
び排気管20bが設けられている。前記導入管20a及
び排気管20bは、流体物質の流量測定部である前記冷
却空間25を設定した所定の温度に制御して温度勾配を
一定に保持する温度制御手段(後述する)の一部であ
り、温度制御装置21(図3、図5及び図6に図示)に
よって所定の温度に制御された恒温空気が前記導入管2
0aから前記冷却空間25内に供給され、前記排気管2
0bから前記冷却空間25内の空気が排出される構成に
なっている。なお、本実施例では前記冷却空間25内の
空気を前記温度制御装置21に還流して所定の温度に制
御する構成になっているが、前記冷却空間25内の空気
を前記排気管20bからそのまま外部に排出してもよ
い。
【0036】また、前記取付管9にも、前記取付管8と
同一の構成からなる導入管20a及び排気管20bが設
けられている。
【0037】以下の説明においては、前記超音波送受波
器3及び超音波送受波器4に基づいて説明を行い、同一
の構成からなる前記超音波送受波器5及び超音波送受波
器6についての説明を省略する。
【0038】まず、本発明による超音波流量計1が備え
る温度制御手段について図3及び図4を参照して説明す
る。図3は、温度制御手段が前記取付管8(前記取付管
8a及び取付管8b)に取り付けられた状態を示す一部
断面を含む図、図4は、温度制御手段による温度の制御
方法を示すフローチャートである。
【0039】温度制御手段は、前記温度制御装置21
と、前記冷却空間内の空気の温度を検出する温度検出手
段である温度センサ22と、前記導入管20aと、前記
排気管20bとからなる。前記温度制御手段は、流体物
質の流量測定部である前記冷却空間25内の空気の温度
を所定の温度で一定に保持して前記冷却空間25内の温
度勾配を一定に制御するものであり、前記冷却空間25
内の温度は、ピエゾセラミック素子(PZT)からなる
前記超音波送受波器3及び超音波送受波器4のキュリー
温度より低い温度であって、かつ可能な範囲で高温に設
定することが好ましく、本実施例では150℃に設定さ
れている。すなわち、前記流路2c内を流動する流体物
質の温度と前記冷却空間25内の空気の温度との差を小
さく設定することによって、流体物質と前記超音波送受
波器3及び超音波送受波器4の取付部位との温度差に基
づく測定誤差が小さくなり、高精度な測定が可能にな
る。
【0040】前記温度センサ22は、前記取付管8の内
壁に取り付けられており、前記冷却空間25内の空気の
温度を検出して前記温度制御装置21に信号を出力す
る。前記温度制御装置21は、コンピュータ等からなる
制御部と、空気を加熱する加熱装置及び冷却する冷却装
置(ともに図示せず)等からなり、前記温度センサ22
からの信号に基づいて、所定の設定温度(本実施例では
150℃)に制御した恒温空気を前記導入管20aから
前記冷却空間25内に供給する。すなわち、前記温度セ
ンサ22からの信号が設定温度より低ければ加熱装置を
作動させて空気を加熱し、逆に設定温度より高ければ冷
却装置を作動させて空気を冷却して設定された温度に制
御された恒温空気を流量の制御を行いながら供給する構
成になっている。
【0041】また、前記冷却空間25内の空気は、前記
排気管20bから排出される。本実施例では前記排気管
20bから排出される空気を前記温度制御装置21に還
流して所定の一定温度に制御する構成になっており、前
記冷却空間25内の温度勾配は、所定の設定温度(本実
施例では150℃)で一定に保持される。すなわち、前
記冷却空間25内の空気の温度が部位によってばらつい
て測定誤差が発生することを防止することができ、測定
精度が高いものになっている。なお、温度センサ22の
取付位置は、前記取付管8の前記冷却空間25の温度を
適正に検出可能であれば、取付場所及び取付位置は適宜
選定すればよく、また、前記温度センサ22の数につい
ても適宜選定すればよい。また、本実施例では、前記冷
却空間25内に恒温空気を供給する構成になっている
が、これに限らず、窒素等の種々の気体を恒温に制御し
て供給する構成であってもよい。
【0042】ここで、前記温度制御手段による前記冷却
空間25内の空気の温度制御方法について、図4を参照
して説明する。
【0043】図4に示すように、第1のステップ(S
1)において、前記温度センサ21による前記冷却空間
25内の温度測定及び前記冷却空間25内に供給する空
気の温度測定が行われる。前記冷却空間25内に供給す
る空気の温度測定は、前記温度制御装置21が有する温
度センサ(図示せず)により行われる。
【0044】次に、前記温度制御装置21が備える前記
制御部(図示せず)は、前記冷却空間25内の測定温度
及び前記冷却空間25内に供給する空気の測定温度と、
あらかじめ設定した設定温度(例えば、150℃)との
差に基づいて、供給する空気の冷却又は加熱の比率を演
算する(第2のステップ(S2))。
【0045】すなわち、前記温度センサ22からの信号
が設定温度より高ければ、前記冷却空間25内の温度を
設定温度まで下降させるために必要な冷却の比率を演算
して、供給する空気の温度を所定の温度にまで冷却する
信号を出力する。また、逆に設定温度より低ければ、前
記冷却空間25内の温度を設定温度まで上昇させるため
に必要な加熱の比率を演算して、供給する空気の温度を
所定の温度にまで加熱する信号を出力する。
【0046】そして、前記温度制御装置21は、前記制
御部(図示せず)からの信号に基づいて、前記加熱装置
(図示せず)又は前記冷却装置(図示せず)を作動させ
(第3のステップ(S3))、供給する空気を加熱又は
冷却して設定された温度に制御された恒温空気を流量の
制御を行いながら供給(第4のステップ(S4))す
る。
【0047】また、本発明による超音波流量計1の測定
の基本原理は、図8に示す従来の前記超音波流量計10
5と同様であり、前記超音波送受波器3及び超音波送受
波器4から間欠的に交互に200kHz程度の超音波ビ
ームを発射し、この超音波ビームの伝播時間に基づいて
ガスの流量を演算する。すなわち、ガスの流れの方向に
対して上流側、下流側に設けた前記超音波送受波器3及
び超音波送受波器4から前記測定管2の内部を横切るよ
うに発射された超音波ビームを双方で切り替えて、これ
ら順逆方向の伝播時間t1,t2を繰り返し計測する。
【0048】ここで、図8に示す従来の超音波流量計1
05と同様に、前記超音波送受波器3及び超音波送受波
器4を前記冷却空間25を設けない正規の位置に取り付
けた場合の超音波伝播路上の線平均流速Vは、上述の式
(3)により求めることができるが、前記冷却空間25
を設けて前記取付管8の端部に前記超音波送受波器3及
び超音波送受波器4を取り付けた場合の超音波伝播路上
の線平均流速V’も同様に求めることができる。すなわ
ち、
【0049】
【数6】
【0050】
【数7】
【0051】上記式(4)及び(5)のΔL/Cは、前
記冷却空間25を設けたときの補正量である。
【0052】したがって、上記式(4)及び(5)より
式(6)が得られる。
【0053】
【数8】
【0054】 ただし、 L:超音波の伝播路長(L=D/sinθ) D:管内径 C:流体物質中の音速 t1’,t2’:順逆方向の伝播時間 θ:超音波伝播路と管軸のなす角 V’:超音波伝播路上の線平均流速
【0055】そして、前記流速V’を公知の式により計
算することにより、体積流量Qを求めることができる。
このとき、前記冷却空間25内の空気は前記温度制御装
置21等からなる前記温度制御手段によって所定の一定
温度に制御され、温度勾配が一定に保持されていること
から、流体物質の流量測定部である前記冷却空間25内
の温度のばらつきに基づく測定誤差が小さく、高精度な
測定が可能になっている。
【0056】また、本発明による超音波流量計1は、前
記超音波送受波器3及び超音波送受波器4を前記測定管
2から外方に向けて所定の距離だけ引き込んで前記取付
管8(取付管8a、取付管8b)の両端部に取り付けて
形成した前記冷却空間25を前記取付管8の内部に有
し、かつ前記冷却空間25内の空気を所定の一定温度に
制御する構成になっていることから、排ガス、高温空気
等の高温流体に適用した場合でも前記超音波送受波器3
及び超音波送受波器4が有する超音波振動子のキューリ
ー温度より低い温度で測定することができる。
【0057】次に、本発明による超音波流量計の第2実
施例を図5を参照して説明する。図5は、本発明による
超音波流量計の第2実施例を示す一部断面図である。な
お、第1実施例と同一の構成及び機能を有する部分は同
一の符号を用いて説明し、説明が重複する部分について
は説明を省略する。
【0058】本発明による超音波流量計1の第2実施例
は、ピエゾセラミック素子(PZT)からなる超音波振
動子を有する前記超音波送受波器3及び超音波送受波器
4を急速に冷却する冷却手段を備えているものである。
【0059】図5に示すように、前記測定管2に取り付
けられた前記取付管8(前記取付管8a及び取付管8b
(ただし、図5には前記取付管8b側のみを図示してい
る))の外周には、前記超音波送受波器3及び超音波送
受波器4が備える超音波振動子に対応する幅に冷却手段
としての複数の放熱フィン11が設けられている。前記
放熱フィン11は前記取付管8と別部材からなっている
が、一体で構成してもよい。この放熱フィン11は、前
記取付管8内の熱を大気中に自然放熱させるものであ
り、前記超音波送受波器3及び超音波送受波器4の超音
波振動子に対応する幅に設けられていることから、前記
超音波振動子を確実に、かつ急速に冷却して前記超音波
振動子が有するキューリー温度以下に保持することがで
きる。したがって、前記超音波送受波器3及び超音波送
受波器4に対する冷却効果が高く、前記冷却空間25内
の温度をより高い温度に設定して、測定する流体物質の
温度との温度差をより小さくすることが可能であり、流
体物質と前記超音波送受波器3及び超音波送受波器4の
取付部位との温度差に基づく測定誤差をさらに小さくす
ることができる。なお、符号4aは、超音波送受波器4
の超音波振動子への電源コードを示す。
【0060】次に、本発明による超音波流量計1の第3
実施例について、図6を参照して説明する。図6は本発
明による超音波流量計の第3実施例を示す一部断面図で
ある。なお、本発明の第3実施例は、第2実施例と同様
にピエゾセラミック素子(PZT)からなる超音波振動
子を有する前記超音波送受波器3及び超音波送受波器4
を急速に冷却する冷却手段を備えているものであり、第
1実施例及び第2実施例と説明が重複する部分について
は説明を省略する。
【0061】図6に示すように、前記測定管2に取り付
けられた前記取付管8(前記取付管8a及び取付管8b
(ただし、図6には前記取付管8b側のみを図示してい
る))の外周には、冷却水循環装置15及び冷却パイプ
16からなる冷却手段が設けられている。前記冷却水循
環装置15は、外部のポンプ(図示せず)等から供給さ
れた水を冷却して冷却パイプ16に供給し、循環させな
がら前記超音波送受波器3及び超音波送受波器4を冷却
する。また、前記冷却パイプ16は、前記取付管8の外
周に複数条巻き回されており、前記超音波送受波器3及
び超音波送受波器4が備える超音波振動子に対応する幅
に取り付けられている。したがって、前記超音波振動子
を確実に、かつ急速に冷却して前記超音波振動子のキュ
ーリー温度以下に保持することが可能であり、前記冷却
空間25内の温度をより高い温度に設定して、流体物質
と前記超音波送受波器3及び超音波送受波器4の取付部
位との温度差に基づく測定誤差をさらに小さくすること
ができる。
【0062】なお、本発明による超音波流量計において
は、第2実施例としての前記放熱フィン11と、第3実
施例としての前記冷却パイプ16を別々の構成として説
明しているが、前記放熱フィン11と前記冷却パイプ1
6とを同じ前記取付管8に組み合わせて構成してもよ
い。その他、本発明の趣旨の範囲内で適宜組み合わせて
使用することも可能である。
【0063】次に、本発明の第4実施例として、本発明
の超音波流量計1を備えた流量測定装置について、図7
を参照して説明する。図7は、本発明の第4実施例とし
ての流量測定装置を示す平面図である。なお、本発明の
第4実施例としての流量測定装置は、第1実施例乃至第
3実施例の前記超音波流量計1のうち少なくともいずれ
か1を備えたものであり、第1実施例乃至第3実施例と
説明が重複する部分については説明を省略する。
【0064】図7に示すように、本発明の超音波流量計
1を備えた流量測定装置50は、例えば、船や自動車の
エンジンなどの吸気流量及び排気流量を測定するシステ
ムとして好適であり、エンジン35の吸気側35aに設
けられて、流体物質の流動方向(矢印A方向)の上流側
から順次接続されたサージタンク31、整流部(整流装
置)32及び第1の超音波流量計としての前記超音波流
量計105と、前記エンジン35の排気側35bに設け
られた第2の超音波流量計としての前記超音波流量計1
とからなり、それぞれ、配管パイプ40によってエンジ
ン35と連通している。なお、前記吸気側35aから流
入する流体物質、この場合、空気は常温であることか
ら、本実施例では、低温側である前記吸気側35aの流
量測定に従来の前記超音波流量計105を使用し、前記
エンジン35からの排気ガスによって高温になる前記排
気側35bの流量測定にのみ前記超音波流量計1を使用
しているが、前記吸気側35a(低温側)及び前記排気
側35b(高温側)の両方に前記超音波流量計1を使用
してもよい。
【0065】前記サージタンク31は、前記エンジン3
5の吸入及び排気動作にともなって発生する流体物質の
圧力の変化を緩和して脈動流を防止するものである。ま
た、前記整流部(整流装置)32は、流体物質の流速分
布の乱れを整えるものであり、前記サージタンク31及
び前記整流部32を流体物質の流動方向(矢印A方向)
の上流側、すなわち、前記超音波流量計105及び前器
量音波流量計1より前段の位置に設けることによって、
前記超音波流量計105及び前記超音波流量計1におけ
る流体物質の流量測定の精度を向上させることができ
る。
【0066】また、前記流量測定装置50は、前記吸気
側35aの流体物質の圧力を測定する圧力測定部36a
及び温度を測定する温度測定部37を有している。前記
吸気側35a側から流入する流体物質、この場合、空気
は常温であるとともに、温度の変動が少ないことから、
前記温度測定部37には熱電対などの種々の温度センサ
を使用することができる。
【0067】一方、前記排気側35bにも流体物質、こ
の場合、前記エンジン35から発生する排ガスの温度を
測定する温度測定手段及び圧力を測定する圧力測定部3
6bを備えている。前記排気側35bが備える前記温度
測定手段については、前記エンジン35から発生する排
ガスが高温であるとともに、前記エンジン35の作動に
ともなう温度の変動が大きいことから、熱電対などの通
常の温度センサでは応答速度が不十分である。そこで、
本実施例では前記温度測定手段として、前記超音波流量
計1を使用する構成になっており、超音波で温度測定を
行うことによって流体物質の急激な温度変化にも追従し
て高精度な温度測定が可能になっている。以下、前記超
音波流量計1による温度測定の原理について説明する。
【0068】第2の超音波流量計である前記超音波流量
計1による温度の測定は、流体物質の流量測定の際に測
定する超音波ビームの伝播時間に基づいて演算すること
ができる。すなわち、前記超音波送受波器3及び超音波
送受波器4から間欠的に交互に200kHz程度の超音
波ビームを発射して計測した超音波ビームの伝播時間を
流体物質の温度測定の演算にも適用することができる。
【0069】まず、前述の式(1)及び式(2)から流
体物質中の音速Cの関係を求めると、次式(7)のよう
になる。
【0070】
【数9】
【0071】ここで、流体物質中の音速Cは、流体物質
の圧力や水蒸気圧及び流体物質の温度の影響を受け、そ
の関係は次式(8)のようになる。
【0072】
【数10】
【0073】ただし、C:流体物質中の音速 T:流体物質の絶対温度 e:水蒸気圧 p:流体物質の圧力 である。
【0074】式(8)において、e/pは十分小さいこ
とから、次式(9)が得られる。
【0075】
【数11】
【0076】したがって、式(7)及び式(9)から流
体物質の絶対温度Tは、次式(10)により求めること
ができる。
【0077】
【数12】
【0078】以上のようにして求められた高温側である
前記排気側35bを流動する流体物質(この場合、排ガ
ス)の温度及び圧力と、低温側である前記吸気側35a
を流動する流体物質(この場合、空気)の温度及び圧力
とによって、例えば、前記排気側35b及び前記吸気側
35aを流動する流体物質の質量流量Mをそれぞれ演算
することができる。
【0079】すなわち、質量流量Mは、上記式(3)及
び上記式(6)から得られる流体物質の流速V及び流速
V’を公知の式により演算して求められる体積流量Q
と、流体物質の密度ρとの積として各々求めることがで
きるが、この密度ρを測定した流体物質の温度及び圧力
で補正して演算することにより、質量流量Mについても
高精度で測定することができる。
【0080】
【発明の効果】以上の説明で明らかなとおり、本発明に
よる超音波流量計は、電気−音響変換手段としての超音
波送受波器を測定管から外方へ所定距離引き込んで取り
付けて冷却空間を形成し、流量測定部として作用する前
記冷却空間内の温度勾配を温度制御手段によって一定に
制御する構成であることから、排ガス、高温空気等の流
体物質としての高温の流体中であっても電気−音響変換
手段としての超音波送受波器を構成する超音波振動子の
キューリー温度を越えることがなく、従来の超音波流量
計に使用されているピエゾセラミック素子(PZT)を
用いて安価に構成することができるとともに、流量測定
部の温度のばらつきに基づく測定誤差を防止して高精度
な流量測定を行うことができる。
【0081】また、本発明による流量測定装置は、例え
ば、船や自動車のエンジンなどの吸気流量及び排気流量
を測定するシステムとして好適であり、本発明の超音波
流量計によって安価に構成することができるとともに、
排ガス等の高温の流体物質の流量を高精度に測定するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による超音波流量計の一部断面を含む図
である。
【図2】図1に示す超音波流量計の平面図である。
【図3】温度制御手段が取付管8(取付管8a及び取付
管8b)に取り付けられた状態を示す一部断面を含む図
である。
【図4】温度制御手段による温度の制御方法を示すフロ
ーチャートである。
【図5】本発明による超音波流量計の第2実施例を示す
一部断面図である。
【図6】本発明による超音波流量計の第3実施例を示す
一部断面図である。
【図7】本発明の第4実施例としての流量測定装置を示
す平面図である。
【図8】従来の超音波流量計の原理を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 超音波流量計 2 測定管 2a、2b フランジ 2c 流路 3,4,5,6 超音波送受波器 4a 電源コード 7 取付穴 8(8a,8b)、9 取付管 10 隔壁 11 放熱フィン 15 冷却水循環装置 16 冷却パイプ 20a 導入管 20b 排気管 21 温度制御装置 22 温度センサ 25 冷却空間 31 サージタンク 32 整流部 35 エンジン 35a 吸気側(低温側) 35b 排気側(高温側) 36a、36b 圧力測定部 37 温度測定部 40 配管パイプ 50 流量測定装置

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の電気−音響変換手段から出射した
    超音波を測定管内の流体物質中を透過させて他方の電気
    −音響変換手段で受波し、これらを双方で切り替えて超
    音波伝播時間を測定して測定管内部を流れる流体物質の
    流量測定を行う超音波流量計であって、 測定管と、 前記測定管の管軸に対して所定の角度で該測定管の外壁
    に取り付けられ、、前記電気−音響変換手段を該測定管
    から外方へ離れる方向に所定距離だけ引き込んで形成さ
    れた冷却空間を内部に有する取付管と、前記取付管の端部に取付固定された前記電気−音響変換
    手段とを備え、 前記取付管に設けられて前記冷却空間に連通する導入管
    及び排気管と、前記冷却空間内の温度を検出する温度検
    出手段と、前記温度検出手段からの信号に基づいて空気
    を加熱又は冷却して所定の温度に制御された恒温空気を
    供給する温度制御装置とを備え、 前記温度制御装置は、所定の温度に制御した恒温空気を
    前記導入管から供給して、前記冷却空間内の温度を一定
    に保持すること を特徴とする超音波流量計。
  2. 【請求項2】 前記電気−音響変換手段は、超音波送受
    波器であって、ピエゾセラミック素子(PZT)からな
    る超音波振動子を有することを特徴とする請求項1記載
    の超音波流量計。
  3. 【請求項3】 前記測定管と前記取付管との管内側の接
    合部に前記冷却空間と流体物質の流路とを隔離する隔壁
    を有することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の
    超音波流量計。
  4. 【請求項4】 前記取付管の外周に前記電気−音響変換
    手段を冷却する冷却手段を有することを特徴とする請求
    項1乃至請求項3のうちいずれか1記載の超音波流量
    計。
  5. 【請求項5】 前記冷却手段は、複数の放熱フィンであ
    ることを特徴とする請求項記載の超音波流量計。
  6. 【請求項6】 前記冷却手段は、冷却水循環装置と冷却
    パイプとからなることを特徴とする請求項記載の超音
    波流量計。
  7. 【請求項7】 エンジンの吸気側であって流体物質の流
    動方向の上流側に前記流体物質の圧力の変化を緩和する
    サージタンクと、前記流体物質の流速分布の乱れを整え
    る整流部とを備え、 前記吸気側の流体物質の流量を測定する第1の超音波流
    量計と、前記エンジンの排気側の流体物質の流量を測定
    する第2の超音波流量計とを有し、 少なくとも第2の前記超音波流量計は、一方の電気−音
    響変換手段から出射した超音波を測定管内の流体物質中
    を透過させて他方の電気−音響変換手段で受波し、これ
    らを双方で切り替えて超音波伝播時間を測定して測定管
    内部を流れる流体物質の流量測定を行う超音波流量計で
    あって、測定管と、前記測定管の管軸に対して所定の角
    度で該測定管の外壁に取り付けられた取付管と、前記取
    付管の端部に取付固定された前記電気−音響変換手段と
    を備え、前記取付管は、前記電気−音響変換手段を前記
    測定管から外方へ離れる方向に所定距離だけ引き込んで
    形成した冷却空間を内部に有し、前記冷却空間内の温度
    を所定の温度で一定に保持する温度制御手段を有するこ
    とを特徴とする流量測定装置。
  8. 【請求項8】 前記第2の超音波流量計における超音波
    の伝播路長をL、超音波の順逆方向の伝播時間をt1
    びt2としたときに、前記流体物質の絶対温度Tを次式 【数1】 により求めることを特徴とする請求項記載の流量測定
    装置。
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