JP3273967B2 - リセプタクル型コンタクト - Google Patents

リセプタクル型コンタクト

Info

Publication number
JP3273967B2
JP3273967B2 JP16852592A JP16852592A JP3273967B2 JP 3273967 B2 JP3273967 B2 JP 3273967B2 JP 16852592 A JP16852592 A JP 16852592A JP 16852592 A JP16852592 A JP 16852592A JP 3273967 B2 JP3273967 B2 JP 3273967B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contact
spring
arm
external reinforcing
lance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP16852592A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07176338A (ja
Inventor
エゲノルフ ベルンハルド
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TE Connectivity Corp
Original Assignee
AMP Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by AMP Inc filed Critical AMP Inc
Priority to JP16852592A priority Critical patent/JP3273967B2/ja
Publication of JPH07176338A publication Critical patent/JPH07176338A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3273967B2 publication Critical patent/JP3273967B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電気コネクタ、特に主コ
ンタクトアームを補助または補強(バックアップ)する
補強コンタクトアームを有するリセプタクル型コンタク
トに関する。
【0002】
【従来の技術】主コンタクトアーム及び補強コンタクト
アームを含むリセプタクル型コンタクト(以下単にコン
タクトという場合もある)は、例えばドイツ特許第32
48978号明細書に開示されている。このコンタクト
は、箱形コンタクト本体と、補強ばねを有しコンタクト
本体に取付けられる外部補強ボディとを具えている。こ
の補強ボディをコンタクトボディに取付けるには、補強
ボディの所定部分を凹部内及び端部へ折曲げるのが一般
的であった。また、コンタクト本体に補強ボディを配置
した後、外部補強ばねから突出するロック用ランスをコ
ンタクト本体の側壁の周りに折曲げることも知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の外部補
強ばねをコンタクトに取付ける方法では、この外部補強
ばねの特定部分を折曲げてロックする操作が比較的複雑
であり、複雑な工具又は機械を必要とするという欠点が
ある。また、従来のこの種電気コンタクトにあっては、
コンタクト本体又は外部の補強ばね部材の長手方向の略
中央部に、斯るコンタクトをハウジングのコンタクト受
容キャビティ内に保持又は固定するランスが形成されて
いる。このように中央部にランスを有するコンタクトに
あっては、斯るランス部を中心にして嵌合端及びワイヤ
接続端がピボット(旋回)動作する。このピボット動作
は、リセプタクルコンタクトを相手タブコンタクト間の
接続に好ましくない負荷を生じる。更にまた、ピボット
動作が大きいと、コンタクトの弾性アームと、このアー
ム間に挿入されたタブコンタクトが相互にコンタクトの
弾性アームの幅方向へシフトして両者の重なり合う(接
触する)部分の面積が不十分となり両コンタクトに予定
している電流を十分流すことができないという問題があ
る。この問題を回避するには、コンタクト各部分及びこ
れを使用するハウジングの寸法精度を厳格にする等の製
造上の問題を生じる。
【0004】従って、本発明は、上述した従来のリセプ
タクル型コンタクトの問題点を解決することを意図す
る。即ち、外部の補強ばね部材と主コンタクトとのロッ
クが簡単であると共にコンタクトのピボット動作が抑制
可能なリセプタクル型コンタクトを提供することであ
る。
【0005】
【課題を解決する為の手段】上述した目的を達成する為
に、本発明のリセプタクル型コンタクトでは、少なくと
も1対の主コンタクトアーム及びワイヤ成端部を有する
コンタクト本体と、該コンタクト本体の外側に被冠され
前記主コンタクトアームの補強アームを有する略箱状の
補強部材とを含み、該補強部材に該補強部材から外方へ
延出するコンタクトランスが設けられたリセプタクル型
コンタクトにおいて、前記コンタクトランスは、前記コ
ンタクト本体の嵌合端側から延び、前記コンタクトラン
スの自由端は、前記一対の主コンタクトアームが互いに
最もに接近した位置近傍であって、前記嵌合端寄りに位
置するように構成される。
【0006】また本発明のリセプタクル型コンタクトに
よると、上記において、前記補強部材は、前記コンタク
トランスの先端に隣接する位置に外向きの凸状部を有
し、前記凸状部は、該凸状部の外輪郭に隣接する前記コ
ンタクトランスとの間の距離が、前記リセプタクル型コ
ンタクトの成端される最も細いワイヤの径よりも小であ
るように構成される。
【0007】
【実施例】以下、添付図を参照して本発明のリセプタク
ル型コネクタの好適実施例を詳述する。図1は外部補強
ばね13を有する本発明のリセプタクル型コンタクト1
1の好適一実施例の斜視図を示す。同図中、補強ばね1
3により隠れている部分は破線で示している。
【0008】コンタクト11は、周知の導体圧着接続領
域17及び絶縁圧着領域19を有するワイヤ成端(接
続)部15を含む。導体圧着領域17はワイヤの露出さ
れた導体に圧着され、絶縁圧着領域19はワイヤの残留
絶縁ジャケット上に圧着される。 コンタクト11は、
ワイヤ成端部15に続いてコンタクト本体21を含み、
図示の実施例では略長方形の閉鎖箱状である。1対のコ
ンタクトばねアーム25は、コンタクト本体21の2個
の対向する側壁27,29の一方と一体形成されてい
る。
【0009】同図に示すコンタクト11は単一の平坦ば
ねコンタクトであるが、ダブル平坦ばねコンタクトであ
ってもよく、2個のコンタクトアームは夫々コンタクト
本体21の2個の側壁27,29の各々から突出する。
2個のコンタクトばねアーム25は、コンタクト31の
線に相互に接触するまで相手側に向って集束するように
延びる。嵌合側にあるコンタクト線31の一側に、コン
タクトばねアーム25の自由端は広がり、挿入用漏斗状
部33を形成する。この漏斗状部33は平坦コンタクト
の挿入を容易にする。この平坦コンタクトはタブコンタ
クトと称される場合もある。
【0010】コンタクト11は、1枚の金属板から打抜
き折曲げにより形成されるので、コンタクト11の箱形
コンタクト本体21はその長手方向に延びるつき当て継
ぎ目35を有する。図1に示す実施例では、継ぎ目35
は図1中コンタクト本体21の上壁に位置する。以下、
これを頂部37と言う。
【0011】外部補強ばね13は外部補強ばねボディ3
9を具える。この外部補強ばね13は、コンタクト本体
21のワイヤ成端側からコンタクトばねアーム25の挿
入漏斗状部33の図中端を超えて延びる。外部補強ばね
ボディ39は閉鎖した略箱形部41を具える。これはコ
ンタクト本体21上に着座され且つこれを包囲する。1
個の外部補強ばねアーム45は外部補強ばねボディ39
の対向する側壁43を切起して形成する。箱形部41か
ら延びる2個の外部補強ばねアーム45は第1角度で集
束する(相互に近づける)。自由端49の近傍の折曲げ
線47から開始し、2個の外部補強ばねアーム45はよ
り大きい角度で集束する。
【0012】図1中に上方に示す外部補強ばねボディ3
9の頂部51からスペースラグ53を切起して自由端を
頂部51に対して直角に外部補強ばねボディ39の内方
へ曲げる。図3及び図4から明らかな如く、スペースラ
グ53の折曲げ部の長手方向に外部補強ばねアーム45
はコンタクトばねアーム25より幅広であり、外部補強
ばねアーム45の幅がコンタクトばねアーム25の長手
方向エッジを超えて延長部55として両側に突出する。
外部ばねアーム45間に突出するスペースラグ53の部
分の深さは、スペースラグ53がコンタクトばねアーム
25まで到達する程下方へ延びないように選択される。
【0013】図3に明らかな如く、スペースラグ53
は、外部補強ばねボディ39の頂部から延びるのみなら
ず底部57からも2個の外部補強ばねアーム45の下方
突起延長部55間に延びる。スペースラグ53は、外部
補強ばね13の延長の長手方向に配置されて外部補強ば
ねアーム45間の折曲げ線47領域内に来るようにす
る。
【0014】図2及び図3から明らかな如く、外部補強
ばねアーム45の自由端は、コンタクトばねアーム25
の接触線31と略同一レベルに配置され、スペースラグ
53によりコンタクトばねアーム25から離間して保持
される。図示しないタブコンタクトが対向するコンタク
トばねアーム25間に挿入されると、2個のコンタクト
ばねアーム25は拡開する。これは最初に2個のコンタ
クトばねアーム25のばね力のみにより反撥される。タ
ブコンタクトをコンタクトばねアーム25間に更に挿入
すると、コンタクトばねアーム25はついに外部補強ば
ねアーム45の自由端に当接することとなる。更に挿入
すると、コンタクトばねアーム25のみならず外部補強
ばねアーム45もまた拡開する。この挿入の最終段階
で、コンタクトばねアーム25と外部補強ばねアーム4
5の合計ばね力は上述の拡開に反作用する。この時点か
ら始まって、これら2つのばね力の和に対応する接触力
がリセプタクルコンタクト11とタブコンタクト間に生
じる。
【0015】スペースラグ53の幅は、外部補強ばねア
ーム45が拡開する方向でコンタクト線31における2
枚のコンタクトばねアーム25間の間隙がコンタクトタ
ブの厚さより僅かに小さい値に選定される。この寸法と
する効果は、挿入操作の最大部分で、コンタクトばねア
ーム25の比較的低ばね力のみが有効となり、コンタク
トばねアーム25と外部補強ばねアーム45のばね力の
和が挿入操作の最終段階のみで有効になることである。
【0016】外部補強ばねボディ39の側壁43の嵌合
端から突出部59が外部補強ばねボディ39の嵌合端側
に、自由端が相手側に向って曲げられ、これにより軸方
向に漏斗状部61が形成される。軸方向漏斗状部61は
タブコンタクトをコンタクトばねアーム25の挿入漏斗
状部33内に挿入可能にする。
【0017】切起された開口63の嵌合端側から突出し
て、外部補強ばねアーム45の切起しと一体形成され
て、ロッキングランスまたはコンタクトランス65があ
る。このロッキングランス65は、外方に斜めに突出
し、自由端がワイヤ成端部15に向いている。これらラ
ンスは、図8に示す如く、絶縁材料のコネクタハウジン
グ71の関連コンタクト収容室69の対応位置に形成さ
れたロッキング肩67と協働する。ロッキングランス6
5は、好ましくは短く、コンタクトばねアーム25の全
長の約10乃至20%の範囲であるのが好ましい。
【0018】コネクタハウジングのコンタクト収容室に
電気コンタクトをロッキングする為のロッキングランス
は、コンタクト本体21の領域、即ちワイヤ成端部15
の近傍、従って全体としてコンタクトの長手方向の中央
近傍に設けられているのが普通である。或いはコンタク
トのワイヤ成端側の長手方向の端であった。コネクタの
コンタクトのワイヤ成端部から延びる電気ワイヤは、取
扱中にしばしば横方向の力を受けることがある。この力
は、その軸方向に対して横方向にコンタクトにピボット
(旋回)運動を生じさせ、このピボット動作の回転軸が
ロッキングランスの領域になる。ロッキングランスを従
来の如く長手方向の中心又はコンタクトのワイヤ成端側
端部に配置すると、斯る横方向の力は成端されたワイヤ
リードに作用し、嵌合側のコンタクトの長手方向端に大
きいピボット運動が生じる。この大きなピボット動作
は、リセプタクルコンタクトとタブコンタクト間の接続
に好ましくない機械的負荷を生じる。
【0019】この問題を解決するには、本発明により、
ロッキングランス65を外部補強ばねボディ39の嵌合
端側に配置する。圧着接続したワイヤに横方向の力が印
加される結果生じるピボット運動の回転軸は、これによ
り外部補強ばねボディ39即ちコンタクト11の嵌合端
側に位置することとなるので、コンタクトばねアーム2
5とその間に挿入されたタブ間の接触部はこのピボット
運動に実質的に影響を受けない。従って上述した機械的
負荷は大幅に回避可能である。更に、コンタクトばねア
ーム25とその間に挿入されたタブ間の公差遊びを大き
くすることが可能である。
【0020】また、コンタクトばねアーム25とその間
に挿入されたタブ間のコンタクト部は、特定用途に必要
な特定大きさの電流を流すよう設計しなければならない
ので、コンタクトばねアーム25とタブはコンタクト位
置間でこの電流を流すことができるように、全ての運動
状態下で最小幅でオーバーラップ(重ね合わせ)されて
いなければならない。本発明の如くロッキングランスが
配置されると、成端されたワイヤに横方向の力が作用す
るとき極僅かなピボット運動が生じるのみであるので、
コンタクトばねアーム25とタブ間の接触確立オーバー
ラップ部がワイヤ成端部15に作用する力によるピボッ
ト運動により変化する危険は低い。これにより、ロッキ
ングランスがコンタクトの中央又はワイヤ成端部に位置
する場合に起り得る大きいピボット運動に比してコンタ
クトばねアーム25とタブ間により大きい公差遊びが可
能になる。
【0021】図1乃至図3から明らかな如く、外部補強
ばねボディ39の頂部51及び底部57の長手方向端7
3には嵌合端側に外向きの凸状部75が設けられてい
る。この凸状部75は、その外輪郭と隣接するロッキン
グランス65間の距離が、このロッキングランス65を
夫々頂部51又は底部57へ投影したとき、コンタクト
11又は同一コネクタハウジングの別のコンタクトに成
端される最も細いワイヤの厚さよりも小とするようにす
る。これにより、ワイヤがロッキングランス65にから
みつく問題を阻止することが可能である。これは従来の
ロッキングランスを有するコンタクトにあっては重大な
問題である。即ち、従来のロッキングランスは、本発明
のロッキングランス65よりも十分長いのみならず、凸
部75の如きワイヤのからみ防止突起が設けられていな
い。斯るワイヤのからみはコンタクトの取扱中に頻繁に
発生し、ケーブルハーネスの製造及び取扱中の悩みの種
であった。特にこの問題は自動製造機により斯るハーネ
スとコンタクトへのワイヤ成端作業時に顕著であった。
【0022】凸起75は別の機能をも有する。この凸起
75は、コンタクト収容室69内に外部補強ばね13付
きのコンタクト11を挿入又は装着時の正確なガイド
(案内部)として機能する。その理由は、凸部75はコ
ンタクト11の打抜き(スタンピング)工程で製造され
るので寸法が正確に決まる為である。外部補強ばね13
が設けられたコンタクト11は、コンタクト収容室69
内に正確に位置決め可能である。この凸起75により、
外部補強ばね13付きのコンタクト11がコンタクト1
1のコンタクト(接触)領域に支持される。成端された
ワイヤの横方向への力等により外部補強ばね13が設け
られたコンタクト11にころがり力が作用するとき、コ
ンタクト領域は静止したままである。コンタクト11の
他の部分、特にワイヤ成端部15はころび得る。従っ
て、コンタクト収容室69内で凸起75と協働する部分
以外は自由に動けるようにスペース91がある。これに
より、外部補強ばね13が設けられたコンタクト11の
使用を可能にする。
【0023】外部補強ばね13は、コンタクト11に被
冠取付け(スナップオン)されるよう構成されている。
この目的の為に、ロッキングランスまたは弾性舌片7
7,79が夫々頂部57と底部57に設けられ、且つロ
ッキング停止部81が外部補強ばねボディ39の頂部5
1に設けられている。ロッキングランス77,79及び
ロッキング停止部81は夫々頂部51及び底部57から
打出されており、外部補強ばねボディ39の内部へ曲げ
られる。ロッキング停止部81は、外部補強ばねボディ
39内に垂直に延びるが、ロッキングランス77と79
は外部補強ばねボディ39内へ斜めに延び、ロッキング
ランス77,79の自由端は外部補強ばねボディ39の
嵌合端側へ向けられる。
【0024】図1に示す実施例では、ロッキングランス
77,79は、夫々頂部51及び底部57から切起され
て外部補強ばねボディ39のボックス部41内に折曲げ
られる。図2乃至図5はロッキングランス77,79の
変形例を示す。この実施例では、ロッキングランス7
7,79は、夫々頂部51と底部57とに形成され、箱
形部41の内部に押込むように剪断されている。ロッキ
ング停止部81も同様に形成可能である。
【0025】ロッキング突起を形成する別の可能性は外
部補強ばねの対応部を非剪断により内方へ押圧する、即
ち内方へ加圧変形して凹部を形成することである。ロッ
キング突起77,79が必要とする弾性は、この実施例
の場合には各ロッキング突起を包囲する外部補強ばねの
一部の弾性により得る。外部補強ばねボディ39がコン
タクト11上に装着されると、ロッキング停止部81が
コンタクト本体21の嵌合端側の横縁に対して位置され
る。この横縁は嵌合側の長手端23により形成される。
ロッキングランス77,79の自由端は、ワイヤ成端側
の横縁82に対して配置され、この横縁は夫々コンタク
ト本体21の頂部37と底部83のワイヤ成端側に切欠
いて形成される。
【0026】ロッキングランス77,79の自由端と協
働するワイヤ成端側横縁82も夫々コンタクト本体21
の頂部37と底部83のワイヤ成端側端により形成され
る。ロッキングランス77,79と外部補強ばねボディ
39の頂部51及び底部57のなす角度は、ロッキング
ランス77,79にストレスが加えられていない状態
で、それらの自由端がワイヤ成端側の横縁82と同一面
となるように選択されている。
【0027】コンタクト11に取付ける為に、外部補強
ばねをコンタクトばねアーム25の嵌合側自由端からコ
ンタクト11上に滑入する。この作業中に、ロッキング
ランス77はコンタクト本体21の嵌合側長手端23に
当接し、これらランスは弾性的にコンタクト本体21の
頂部37と底部83を摺動し、その自由端がワイヤ成端
側の横縁82を横切ると、ロッキングランス77,79
が無ストレス状態に復帰可能になる。これにより、ロッ
キング停止部81はコンタクト本体21の頂部37の嵌
合側長手端23と協働して、外部補強ばね13がワイヤ
成端部15の方向へ更に摺動するのが阻止される。ま
た、コンタクト11の嵌合端へ向って外部補強ばね13
が反対方向へ摺動するのもロッキングランス77,79
と横縁82とにより阻止される。外部補強ばね13はコ
ンタクト本体21のこの位置に装着されて、そこにロッ
クされる。
【0028】外部補強ばねに設けられたロッキングラン
スをコンタクトの関連するロッキング凹部へ押込んだ
り、外部補強ばねのロッキングランスをコンタクトのウ
ェブ部で折曲げたりする操作は、本発明のコンタクト及
び外部補強ばねにおいては最早必要でない。コンタクト
11及び外部補強ばね13に関してロッキングする為の
全ての操作は、コンタクト11と外部補強ばね13がま
た別体であるときに実行される。好ましくは、これらを
夫々コンタクト11と外部補強ばね13の形状に曲げる
前に平板状の打抜きブランク上にて行なわれる。
【0029】外部補強ばね13は、打抜きされた金属板
部分を箱形に折曲げることにより作られる。この折曲げ
中に形成されるつき当て接合87は溶接により閉じられ
る。好ましくは、この為にレーザによるスポット溶接が
使用される。図2及び図4中には2箇所の溶接部(スポ
ット)89が図示されている。
【0030】本発明によると、外部補強ばねボディ39
の形状により、コンタクトばねアーム25が全長にわた
り包囲して、同時にコンタクトばねアーム25を破損か
ら確実に保護することができる。
【0031】軸方向の漏斗状部61の基部におけるコー
ナー及びエッジに丸味を帯びさせることにより、外部補
強ばね13が設けられたコンタクト11をコネクタハウ
ジング71のコンタクト収容室69内へ容易に挿入可能
にする。
【0032】外部補強ばねボディ39のワイヤ成端側が
コンタクト本体21を越えて4つの長手側辺から突出す
るので、コネクタハウジング71上又は内に形成され、
コンタクト又は外部補強ばねの後端或は肩に閉じた状態
で係合する二次ロッキング手段が外部補強ばねボディ3
9の4つの長手辺のワイヤ成端側端に任意方法で係合で
きる可能性がある。
【0033】図6及び図7に示す本発明の他の実施例で
は、内部コンタクト部21は夫々上下タブ部181,1
82を有し、各タブ部は対応するロッキングランス7
7,79と同一方向に突出する。タブ181,182は
停止縁183,184を形成し、タブ77及び79の自
由端と係合することが理解できよう。タブ181,18
2は内面185,186の近傍に形成される。これによ
り、外部補強ばね18が内部コンタクトばね上に装着さ
れると、ロッキングランス77,79はタブ181,1
82により形成される開口内に嵌入して図6に最もよく
示す如く係合縁183,184に係合する。タブ18
1,182はタブ77,79が内部コンタクト本体21
内に入り込むのを阻止し、内部コンタクト部に対して補
強ばねが長手方向へ移動可能にする。
【0034】以上、本発明のリセプタクル型コンタクト
を好適実施例につき詳述したが、本発明は斯る実施例の
みに限定するものではなく、本発明の要旨を逸脱するこ
となく種々の変形変更が可能であるきことが理解できよ
う。
【0035】
【発明の効果】上述の説明から理解される如く、本発明
のリセプタクル型コネクタによると、種々の顕著な効果
を有する。すなわち、本発明によれば、コンタクトラン
ス(65)は、コンタクト本体(21)の嵌合端側から
後方に延び、コンタクトランス(65)の自由端は、1
対の主コンタクトアーム(25)が互いに最もに接近し
た位置近傍にあって、嵌合端寄りに位置するので、主コ
ンタクトアーム及びその間に挿入される相手コンタクト
との接触部が、成端されたワイヤに横方向の力が加わる
結果生ずる旋回運動に実質的に影響を受けず、接触部に
対する負荷を大幅に低減するばかりでなく、主コンタク
トアーム及び相手コンタクト間に、より大きな公差を許
容し、製造を容易にするという効果を奏する。
【0036】また、本発明によれば、補強部材(13)
は、コンタクトランス(65)の先端に隣接する位置に
外向きの凸上部(75)を有し、凸状部(75)は、凸
状部(75)の外輪郭に隣接するコンタクトランス(6
5)との間の距離が、リセプタクル型コンタクト(1
1)の成端される最も細いワイヤの径よりも小であるの
で、コンタクトランスにワイヤが絡むのを防止すると共
に、リセプタクル型コンタクトのコネクタハウジングへ
の挿入時のガイドとして機能するという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるリセプタクル型コンタクトの好適
一実施例の斜視図である。
【図2】図1のリセプタクル型コンタクトの底面側から
見た斜視図である。
【図3】図1の補強ばねの側面図である。
【図4】図1のリセプタクル型コンタクトの長手方向側
面図である。
【図5】図1のリセプタクル型コンタクトの上面図であ
る。
【図6】図1のリセプタクル型コンタクトの構成素子で
ある内部ばねコンタクト、即ちコンタクト本体の長手方
向断面図である。
【図7】図6のコンタクト本体を含む組立てられたリセ
プタクル型コンタクトの側面図である。
【図8】図1のリセプタクル型コンタクトが絶縁ハウジ
ング内に収められたコネクタの断面図である。
【符号の説明】
11 リセプタクル型コンタクト 21 コンタクト本体 25 主コンタクトアーム 15 ワイヤ成端部 13 補強部材 45 補強ばねアーム 65 コンタクトランス 77,79 弾性舌片 61 漏斗状部 71 ハウジング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 13/11 H01R 13/15 H01R 13/42

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも1対の主コンタクトアーム及び
    ワイヤ成端部を有するコンタクト本体と、該コンタクト
    本体の外側に被冠され前記主コンタクトアームの補強ア
    ームを有する略箱状の補強部材とを含み、該補強部材に
    該補強部材から外方へ延出するコンタクトランスが設け
    られたリセプタクル型コンタクトにおいて、前記コンタクトランスは、前記コンタクト本体の嵌合端
    側から延び、 前記コンタクトランスの自由端は、前記一対の主コンタ
    クトアームが互いに最もに接近した位置近傍であって、
    前記嵌合端寄りに位置する ことを特徴とするリセプタク
    ル型コンタクト。
  2. 【請求項2】前記補強部材は、前記コンタクトランスの
    先端に隣接する位置に外向きの凸状部を有し、 前記凸状部は、該凸状部の外輪郭に隣接する前記コンタ
    クトランスとの間の距離が、前記リセプタクル型コンタ
    クトの成端される最も細いワイヤの径よりも小である
    とを特徴とする請求項1に記載のリセプタクル型コンタ
    クト。
JP16852592A 1992-06-03 1992-06-03 リセプタクル型コンタクト Expired - Fee Related JP3273967B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16852592A JP3273967B2 (ja) 1992-06-03 1992-06-03 リセプタクル型コンタクト

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16852592A JP3273967B2 (ja) 1992-06-03 1992-06-03 リセプタクル型コンタクト

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07176338A JPH07176338A (ja) 1995-07-14
JP3273967B2 true JP3273967B2 (ja) 2002-04-15

Family

ID=15869640

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16852592A Expired - Fee Related JP3273967B2 (ja) 1992-06-03 1992-06-03 リセプタクル型コンタクト

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3273967B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2749441B1 (fr) * 1996-06-03 1998-07-10 Framatome Connectors Int Borne de contact electrique femelle a pression de contact controlee
JP2004096950A (ja) 2002-09-03 2004-03-25 Sumitomo Wiring Syst Ltd 導電材
DE102017220185A1 (de) * 2017-11-13 2019-05-16 Te Connectivity Germany Gmbh Buchsenkontakt

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07176338A (ja) 1995-07-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5338229A (en) Electrical contact
US5240439A (en) Electrical contact
US5246390A (en) Electrical contact
US5611717A (en) Miniature anti-fretting receptacle terminal
EP0618644B1 (en) Electrical terminal
JP5936245B2 (ja) レセプタクルコンタクト
JP2675698B2 (ja) 電気接触端子
US7144281B2 (en) Female terminal fitting and a blank for a plurality of terminal fittings
JP2923516B2 (ja) 電気接続子
US20010006860A1 (en) Connector
EP1162698A2 (en) Female terminal fitting
EP0821436A1 (en) Female terminal fitting
JP2644548B2 (ja) 電気コネクタ
US4298242A (en) Electrical socket contact
JP3273967B2 (ja) リセプタクル型コンタクト
JP3278017B2 (ja) リセプタクルコンタクト
WO1998018182A1 (en) Female terminal with protective sleeve
JP2723432B2 (ja) 雌型端子金具
JPH0613118A (ja) リセプタクル型コンタクト
JP2814921B2 (ja) 雌形端子金具
JP3307877B2 (ja) 電気コンタクト
JP3526307B2 (ja) 雌型コンタクト及びそれを有するコネクタ
JPH10134872A (ja) 電気コンタクト
JP2002237345A (ja) 雌端子金具
JPH10247543A (ja) ターミナル

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees