JP3273763B2 - 地中埋設管 - Google Patents

地中埋設管

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JP3273763B2 JP33771498A JP33771498A JP3273763B2 JP 3273763 B2 JP3273763 B2 JP 3273763B2 JP 33771498 A JP33771498 A JP 33771498A JP 33771498 A JP33771498 A JP 33771498A JP 3273763 B2 JP3273763 B2 JP 3273763B2
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L3/00Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Supports For Pipes And Cables (AREA)
  • Laying Of Electric Cables Or Lines Outside (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハンドホールやマ
ンホール等の接続部間を接続するために地中に埋設され
る地中埋設管に関する。
【0002】
【従来の技術】上記地中埋設管は、接続部間を連結する
外側管と、この外側管の内部に配置された複数の内側管
とからなり、前記内側管に光ファイバーケーブルや通信
ケーブル等の重要ケーブルを引き込むことにより、重要
ケーブルを二重に保護することができるようにしてい
る。
【0003】前記内側管は、その両端を支持部材にそれ
ぞれ支持させた後、接続部にボルト等を用いて固定する
ことになる。又、前記内側管は、長い外側管の全長に渡
って内挿しなければならない構成であることから、外側
管のように複数の管から構成することができず、一般的
には、長尺な一本の管で構成されているものである。こ
のような長尺な内側管は、前記外側管の内部に少なくと
も2本以上配設されるものであり、本数が増えれば増え
るほどこれら長尺な内側管を支持する支持部材に大きな
重量がかかるため、内側管の固定作業が大きな労力を要
するものであった。又、前記多数の内側管の重量に耐え
ることができるように内側管の本数に応じて支持部材を
肉厚なものに構成しなければならないため、支持部材自
体の重量も内側管の本数によって増大していくことか
ら、前記不都合を更に顕著にするものであり、改善の余
地があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明が前述の状況に
鑑み、解決しようとするところは、内側管を大きな労力
を要することなく、容易に配設することができるように
する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の課題解
決のために、特定箇所に配設されたハンドホールやマン
ホール等の接続部間を接続するための外側管と、この外
側管の内部に配置され、かつ、該外側管よりも小径な内
側管の複数と、前記外側管の両端開口部にそれぞれ備え
させ、かつ、前記複数の内側管をそれぞれ支持するため
の貫通孔を有する支持部材とを備え、前記支持部材が、
地中埋設管の施工時において必要となる数の内側管を支
持するための貫通孔を有する第1支持部と、地中埋設管
の施工後又は施工中において追加本数分の内側管を支持
するための貫通孔を有する単又は複数の第2支持部とか
らなることを特徴としている。従って、地中埋設管の施
工時において必要となる数の内側管を第1支持部に支持
させた後、この第1支持部を接続部に固定する。そし
て、前記地中埋設管の施工後又は施工中において、内側
管の追加作業が発生した場合に、前記第1支持部とは別
の単又は複数の第2支持部に追加本数分の内側管を支持
させた後、この第2支持部を接続部に固定するのであ
る。
【0006】前記第1支持部及び第2支持部が上下に分
割され、上側に第2支持部を配置し、かつ、下側に第1
支持部を配置し、前記第2支持部の貫通孔の個数を第1
支持部の貫通孔の個数よりも少なく設定している。例え
ば第2支持部を下側に配置する場合には、最初に配置し
た上側の第1支持部の内側管が下方に垂れ下がり、下方
空間の一部に内側管の一部が入り込んで追加する内側管
の挿入がやり難いことになる。又、第2支持部を左右の
うちの一方側に配置した場合に、第1支持部に支持させ
た内側管が蛇行配置されることにより、第2支持部側の
空間の一部に内側管の一部が入り込んで追加する内側管
の挿入がやり難いことになる。従って、本発明では、上
側に第2支持部を配置することによって、上側の空間が
第1支持部に支持させた内側管の一部により狭くなるこ
とがなく、追加する内側管を地中埋設管内部の上方空間
を利用して容易迅速に挿入することができる。しかも、
第2支持部の貫通孔の個数を第1支持部の貫通孔の個数
よりも少なく設定することによって、追加挿入した内側
管を支持させた第2支持部を追加挿入した内側管の本数
分の重量のみを支持した状態で接続部に固定することが
できる。
【0007】前記外側管がそれの長手方向で複数の管か
らなり、これら複数の管のうちの前記少なくとも一方の
接続部に接続される管を該接続部にそれの長手方向に移
動自在に接続することによって、地震や地盤沈下等によ
り振動が発生すると、管がそれの長手方向に移動するこ
とで該振動を吸収することができる。
【0008】前記内側管が螺旋状の波形管であり、先端
にラッパ部を備え、かつ、外面に螺旋状の突起部を備え
たベルマウスの基端部を前記支持部材に形成の貫通孔に
挿通し、この挿通したベルマウスの基端部を前記内側管
にねじ込むことにより、内側管をベルマウスを介して支
持部材に固定している。このように内側管をベルマウス
を用いて支持部材にねじ込み固定することによって、例
えば接着剤を用いて固定する場合に、接着剤が乾燥固化
するまで作業を連続して行うことができないといった不
都合が発生しないだけでなく、接着不良による外れ等の
トラブルがない。つまり、ベルマウスがねじ込み方向と
は反対方向に大きく回転しない限り支持部材から内側管
が外れることがなく、外れに関しての確実性が高いもの
になる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1に、配管経路の上流側と下流
側の2つの特定箇所に配設された接続部1,2同士を地
中埋設管3を介して接続した状態を示している。前記地
中埋設管3は、配管経路の上流側から下流側に渡って分
割された複数の管4,5,6からなる外側管7と、この
外側管7の内部に配置された複数の内側管8…とから構
成している。そして、前記複数の内側管8…の内部に、
光ケーブルや情報ケーブル、あるいは通信ケーブル等の
重要なケーブル(図示せず)を挿入するようにしてい
る。前記接続部1としては、ハンドホールの他、ハンド
ホールよりも大きなマンホールの他、ハンドホールより
も小さなボックス等、どのような大きさのものでもよ
い。
【0010】前記3つの管4,5,6は、内面4N,5
N,6Nがフラットで、かつ、保形強度を高めるために
外面に螺旋状(環状でもよい)に突出する凸部4A,5
A,6A(図2〜図4、図6参照)を備えたものでなっ
ているが、外面もフラットにしてもよい。又、前記凸部
4A,5A,6Aの内部に図2〜図4に示す補強用の金
属板9を埋設して管の保形強度を更に高めるようにして
もよい。前記管4,5,6は、合成樹脂又は硬質ゴムあ
るいは金属等どのような材料で構成してもよい。前記外
側管7を3つの管4,5,6から構成する他、2つ又は
4つ以上の管から構成してもよいし、又、一本の管で構
成してもよい。
【0011】そして、前記管4,5,6を配設する場合
には、図1〜図6に示すように、まず上流側及び下流側
の接続部1,2に形成の貫通孔1A,2Aに前記管4,
6の外径よりも大きな内径を有する連結部材10,11
を挿入した後、モルタル等の接着剤Sを貫通孔1A,2
Aと連結部材10,11との間に充填して、連結部材1
0,11を接続部1,2に固定する。これら固定された
連結部材10,11に前記管4,6の一端をそれぞれ内
嵌した後、それら管4,6の他端と中間に位置する管5
の両端部とをソケット12,13を介して連結するので
ある。
【0012】前記上流側に位置する連結部材10は、図
1〜図3に示すように、一端側ほど口拡がり状態になっ
たラッパ形状の先端部10Aと、他端に前記管4を内挿
し易くするための口拡がり部10Bと、これら先端部1
0Aと口拡がり部10Bとを連結する円柱部10Cとか
らなっている。前記円柱部10Cの先端部10A側外面
に周方向に適当間隔を隔てて円柱状の突起部10Dの4
個(図では上下の2個のみ示している)を備えさせてあ
り、貫通孔1Aからの抜け止め効果及び貫通孔1Aでの
回り止め効果を発揮できるようにしている。又、前記口
拡がり部10Bから円柱部10Cにかけて管4を内挿し
た後は、円柱部10Cの長手方向Hに管4が移動できる
ようにしてあり、地震や地盤沈下等により発生する振動
を管4が移動することで吸収することができるようにし
ている。前記管4の両端外面にそれぞれOリング15が
外嵌着されており、管4の一端を口拡がり部10Bから
円柱部10Cに内挿するだけで、管4の外面と連結部材
10の内面とのシール処理が完了できるようにしてい
る。前記連結部材10は、合成樹脂で構成する他、セラ
ミックや金属等、各種材料で構成することができる。
【0013】前記下流側に位置する連結部材11は、図
1及び図4に示すように、前記と同様に前記管6を内挿
し易くするために一端に形成した口拡がり部11Aと、
この口拡がり部11Aから他端側に形成した円柱部11
Bと、この円柱部11Bの端部に内部側に凹んだ段差部
11Cと、この段差部11Cから他端まで形成し、か
つ、前記円柱部11Bよりも短い寸法の円柱部11Dと
からなり、前記管4を口拡がり部11Aを通して円柱部
11Bに内挿し、管6の挿入端が段差部11Cの壁面1
1Eに接当することにより管4の挿入量が規制され、管
6の挿入を完了することができるようにしている。前記
段差部11Cの周方向に適当間隔を隔てて矩形状の隆起
部11Fを備えさせてあり、貫通孔2Aでの回り止め効
果を発揮できるようにしている。前記管6の両端外面に
それぞれ、前記同様にOリング15が外嵌着されてお
り、管6の一端を口拡がり部11Aから円柱部11Bに
内挿するだけで、管6の外面と連結部材11の内面との
シール処理が完了できるようにしている。前記連結部材
11は、合成樹脂で構成する他、セラミックや金属等、
各種材料で構成することができる。
【0014】前記ソケット12,13は同一構成である
ため、一方のソケット12のみ説明すれば、図1及び図
6に示すように、管連結方向中央部に内部側に凹んだ段
差部12Aを備え、この段差部12Aを挟んだ両側に円
柱状の差し込み部12B,12Cを備え、前記差し込み
部12B,12Cの端部それぞれに前記同様に管を内挿
し易くするための口拡がり部12b,12cを備えさせ
ている。従って、差し込み部12B,12Cに管4,5
をそれの端部が段差部12Aの壁面12D,12Eに接
当するまで差し込むことにより管同士の連結を完了する
ことができるようにしている。そして、前記管5の両端
にも前記管4,6と同様にOリング15を備えさせてい
るから、管4,5を差し込み部12B,12Cに差し込
むことにより管4,5の外面と差し込み部12B,12
Cの内面との間のシール処理を同時に完了することがで
きるようになっている。
【0015】前記外側管7を設置した後、内側管8を外
側管7の内部に挿入し、この後、内側管8の上流側端部
を、図2及び図3に示すように、前記ハンドホール1の
内壁面にボルト18により固定又は固定解除自在に設け
られた板状の支持部材16に支持させている。この支持
部材は、図5にも示すように、上下2つの分割板部16
A,16Bから構成され、これら分割板部16A,16
Bを単独でハンドホール1の内壁面に前記ボルト18に
より固定又は固定解除自在に構成されている。前記下側
の分割板部16Bには、前記内側管8の外径よりも小さ
な径を有する6個の貫通孔16bが形成され、6本の内
側管8を支持することができ、又、上側の分割板部16
Aには、予備の3個の貫通孔16aが形成され、内側管
8が6本を越える本数が必要である場合に、前記3個の
貫通孔16aを利用することができるようにしている。
上記のように支持部材16を分割板部16A,16Bか
ら構成することによって、多数本の内側管8を支持部材
16に一挙に支持させてから、支持部材16を壁面に固
定する場合に比べて、内側管8を分散支持させることで
重量を分散させることができ、施工がし易い利点があ
る。又、6本の内側管8を最初に施工しておき、必要に
応じて内側管8の本数を増大させる場合に、上側の分割
板部16Aのみを取り外して追加させる内側管9を支持
させるようにすればよく、施工後の内側管8の増設作業
を容易迅速に行うことができる。図8に示す14…は、
前記ボルト18用貫通孔であり、貫通孔の個数は図に示
す数に限定されるものではない。又、支持部材16を壁
面にボルト以外のもので工程するようにしてもよい。図
5では、上側の分割板部16Aに3個の貫通孔16aを
形成した場合を示したが、1個又は2個あるいは4個以
上の貫通孔を形成してもよい。図7に、上側の分割板部
16Aに2個の貫通孔16aを形成した場合を示してい
る。尚、図5及び図7とでは、分割板部16A,16B
の分割面16Cの形状を変更しているが、同一面にして
もよく、分割板部16A,16Bの分割面16Cの形状
は、これらのものに限定されるものではない。又、前記
支持部材16を上下2つの分割板部16A,16Bから
構成したが、3つ以上の分割板部から支持部材16を構
成してもよい。前記貫通孔の少ない分割板部を上側に配
置することにより、下側や左右いずれか一方側に配置す
る場合に、内側管8の配設空間が狭くなるようなことが
なく、上側の配設空間を利用して、追加する内側管8を
外側管7に容易迅速に挿入配置することができる。
【0016】具体的には、図2及び図3に示すように、
前記各内側管8をベルマウス17を介して支持部材16
に固定するようにしている。前記ベルマウス17は、先
端にラッパ部17Aを備え、かつ、円筒状の基端部17
B外面に前記内側管8の凹部8A間に形成の凸部9B内
面に入り込む螺旋状の突起部17Tを備えている。従っ
て、支持部材16に形成の貫通孔16a,16bにベル
マウス17の基端部17Bを挿通し、この挿通したベル
マウス17の基端部17Bを内側管8にねじ込むことに
より、内側管8の端面8Dが支持部材16の内面16D
に接当して、内側管8をベルマウス17を介して支持部
材16に固定することができるようにしている。前記ベ
ルマウス17は、合成樹脂又は合成ゴム等の他、セラミ
ックや金属等どのような材料で構成してもよい。又、前
記ベルマウス17は、先端部側ほど外拡がり形状となる
前記ラッパ部17Aの内面で引き込み時のケーブルを案
内することによって、ケーブルが傷付くことがないよう
にしている。前記ベルマウス17を内側管8に内挿する
構成とする他、ベルマウス17を内側管8に外挿する構
成としてもよい。又、ベルマウス17と内側管8とを螺
合により連結することにより、ベルマウス17と内側管
8との外れを確実に阻止することができるが、接着剤等
を用いて連結してもよい。又、ベルマウス17を用いて
内側管8を支持部材16に固定する場合を示したが、こ
れ以外の方法で固定してもよい。
【0017】前記内側管8の下流側端部も前記上流側端
部と同様にベルマウス17を介して支持部材16に固定
するようにしている。具体的には、図4に示している
が、前記と同一であるため、同一部材には同一符号を付
し、説明を省略する。
【0018】前記接続部1,2同士間の配管作業順序に
ついて簡単に説明すれば、まず、連結部材10,11を
接続部1,2それぞれにモルタル等の接着剤Sを用いて
固定する。次に、前記連結部材10,11に管4,6を
内嵌して連結するとともに、管4,6同士間を連結する
中間の管5をソケット12,13を介して連結する。こ
の後、6本の内側管8…を外側管7の内部に挿通させた
後、各内側管8…の上流側端部を前述のようにベルマウ
ス17を用いて支持部材16の下側板部16Bに支持さ
せてから、下側板部16Bを接続部1の壁面にボルト1
8により固定する。次に、各内側管8…の下流側端部を
前記と同様にベルマウス17を用いて支持部材16の下
側板部16Bに支持させてから、下側板部16Bを接続
部1の壁面にボルト18により固定、6本の内側管8…
の配設作業を完了する。前記の場合は、6本の内側管8
…を配設する場合を説明したが、9本の内側管8…を配
設する場合には、前記下側板部16Bと同様に上側板部
16Aにベルマウス17を用いて3本の内側管8を支持
させた後、上側板部16Aを接続部1の壁面にボルト1
8により固定する。前記6本の内側管8…を配設終了後
に、追加する3本の内側管8を外側管7の内部に挿通さ
せてから、前記のように上側板部16Aにベルマウス1
7を用いて3本の内側管8を支持させた後、上側板部1
6Aを接続部1の壁面にボルト18により固定すること
になる。尚、配管作業終了後において内側管8…にケー
ブルを配設するのである。
【0019】前記内側管8…のうちのケーブルを配設し
ないものは、図10に示すように開口部を閉じるための
ねじ込み式のキャップ19を装着しておいてもよい。こ
のようにキャップ19を装着することによって、内側管
8…の内部に異物が入り込むことを阻止することができ
る。前記キャップ19は、回転操作するための操作部1
9Aと、前記内側管8の凸部8Aの内面に入り込む螺旋
状に形成された螺子部19Bと、操作部19Aと螺子部
19Bとを連結するラッパ部19Cとから構成すること
によって、内側管8…から容易に抜け落ちることがない
ようにすることができるが、前記螺子部19Bをストレ
ートな筒状部に構成したキャップ19を内側管8…に内
嵌するだけのものであってもよい。前記ラッパ部19C
は、前記ベルマウス17と同様に操作部19A側ほど外
拡がり形状とし、その内面で引き込み時のケーブルを案
内することによって、ケーブルが傷付くことがないよう
にしている。又、前記キャップ19には、環状の溝部1
9Mが形成されており、この溝部19Cをカッタ等によ
り容易に切断することができるようにしている。そし
て、前記キャップ19が内嵌された内側管8内にケーブ
ルを通す場合には、この溝部19Cを前記のようにカッ
タ等により切断することによって、開口させて内側管8
内にケーブルを通すことができる。又、前記切断された
開口から螺子部19B内に前記ベルマウス17よりも小
径なベルマウス17をねじ込んでから、内側管8内にケ
ーブルを通すようにしてもよい。
【0020】図1では、上流側の接続部1に固定された
連結部材10に対してこれに連結される管4が移動する
ことができるようにして、図において外側管7が下流側
から上流側にのみ移動できるようにしたが、図8及び図
9に示すように、下流側の接続部1に固定された連結部
材11(図1のものより大径にしている)に連結される
管6(図1のものより大径にしている)に前記中間に位
置する管5を管軸方向で移動可能に内嵌することによっ
て、2つの管4,5が管の長手方向Hに移動することが
でき、地震や地盤沈下等により発生する振動を良好に吸
収することができる利点がある。尚、前記説明した部材
と同一部材には同一符号を付し、説明を省略する。
【0021】
【発明の効果】請求項1によれば、第1支持部と第2支
持部とで多数の内側管を分けて支持する構成にすること
によって、従来のように全部の本数の内側管を単一の支
持部材に支持させるものに比べて、内側管の配設作業時
の労力の軽減を図ることができ、内側管を容易に配設す
ることができる。特に、内側管の配設作業完了後におい
て新たな内側管を追加配設する場合に、既に配設されて
いる内側管を支持した状態で新たな内側管を支持部材に
支持させることが不要になり、追加配設する内側管のみ
を配設するだけでよいことから、追加配設作業を容易か
つ迅速に行うことができる。前記追加する本数は、既に
配設されている内側管の本数よりは少ないことから、追
加配設作業をより迅速に行うことができるのである。
【0022】請求項2によれば、第1支持部及び第2支
持部が上下に分割され、上側に第2支持部を配置し、か
つ、下側に第1支持部を配置し、前記第2支持部の貫通
孔の個数を第1支持部の貫通孔の個数よりも少なく設定
することによって、上側の空間が第1支持部に支持させ
た内側管の一部により狭くなることがなく、追加する内
側管を地中埋設管内部の上方空間を利用して容易迅速に
挿入することができるとともに、追加挿入した内側管を
支持させた第2支持部を追加挿入した内側管の本数分の
重量のみを支持した状態で接続部に固定することがで
き、内側管の増設作業をより一層容易迅速に行うことが
できる。
【0023】請求項3によれば、外側管がそれの長手方
向で複数の管からなり、これら複数の管のうちの少なく
とも一方の接続部に接続される管を該接続部にそれの長
手方向に移動自在に接続することによって、地震や地盤
沈下等により振動が発生すると、管がそれの長手方向に
移動することで該振動を吸収することができ、長期間に
渡って良好な状態を維持することができる地中埋設管と
することができる。
【0024】請求項4によれば、内側管をベルマウスを
用いて支持部材にねじ込み固定することによって、例え
ば接着剤を用いて固定する場合に、接着剤が乾燥固化す
るまで作業を連続して行うことができないといった不都
合がなく、作業の迅速化を一層図ることができる。又、
接着不良による外れ等のトラブルがなく、とくに重要ケ
ーブルを配設する地中埋設管にとって有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】接続部同士を地中埋設管により接続した状態を
示す一部切欠き縦断側面図。
【図2】上流側の接続部と地中埋設管の一端の接続部構
造を示す一部を断面にした側面図。
【図3】図2の要部を拡大した側面図。
【図4】下流側の接続部と地中埋設管の他端の接続部構
造を示す一部切欠き縦断側面図。
【図5】支持部材の分解斜視図。
【図6】管同士をソケットにより連結した状態を示す一
部を断面にした側面図。
【図7】別の形状の支持部材の正面図。
【図8】接続部同士を別の地中埋設管により接続した状
態を示す一部切欠き縦断側面図。
【図9】図8の要部を示す一部切欠き縦断側面図。
【図10】管の端部にキャップを装着した状態を示す要
部の縦断側面図。
【符号の説明】
1,2 接続部 1A,2A 貫通孔 3 地中埋設管 4,5,6 管 4A,5A,6A 凸部 4N,5N,6N 内面 7 外側管 8 内側管 8A 凹部 8B 凸部 8D 端面 9 金属板 10,11 連結部材 10A 先端部 10B 口拡がり部 10C 円柱部 10D 突起部 11A 口拡がり部 11B 円柱部 11C 段差部 11D 円柱部 11E 壁面 11F 隆起部 12,13 ソケット 12A 段差部 12B,12C 差し込み部 12b,12c 口拡がり
部 12D,12E 壁面 14 貫通孔 15 Oリング 16 支持部材 16A,16B 分割板部 16a,16b 貫通孔 16C 分割面 16D 内面 17 ベルマウス 17A ラッパ部 17B 基端部 17T 突起部 18 ボルト 19 キャップ 19A 操作部 19B 螺子部 19C ラッパ部 19M 溝部 S 接着剤 H 長手方向

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 特定箇所に配設されたハンドホールやマ
    ンホール等の接続部間を接続するための外側管と、この
    外側管の内部に配置され、かつ、該外側管よりも小径な
    内側管の複数と、前記外側管の両端開口部にそれぞれ備
    えさせ、かつ、前記複数の内側管をそれぞれ支持するた
    めの貫通孔を有する支持部材とを備え、前記支持部材
    が、地中埋設管の施工時において必要となる数の内側管
    を支持するための貫通孔を有する第1支持部と、地中埋
    設管の施工後又は施工中において追加本数分の内側管を
    支持するための貫通孔を有する単又は複数の第2支持部
    とからなる地中埋設管。
  2. 【請求項2】 前記第1支持部及び第2支持部が上下に
    分割され、上側に第2支持部を配置し、かつ、下側に第
    1支持部を配置し、前記第2支持部の貫通孔の個数を第
    1支持部の貫通孔の個数よりも少なく設定してなる請求
    項1記載の地中埋設管。
  3. 【請求項3】 前記外側管がそれの長手方向で複数の管
    からなり、これら複数の管のうちの前記少なくとも一方
    の接続部に接続される管を該接続部に管の長手方向に移
    動自在に接続してなる請求項1記載の地中埋設管。
  4. 【請求項4】 前記内側管が螺旋状の波形管であり、先
    端にラッパ部を備え、かつ、外面に螺旋状の突起部を備
    えたベルマウスの基端部を前記支持部材に形成の貫通孔
    に挿通し、この挿通したベルマウスの基端部を前記内側
    管にねじ込むことにより、内側管をベルマウスを介して
    支持部材に固定してなる請求項1記載の地中埋設管。
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