JP3273738B2 - 発泡靴底 - Google Patents
発泡靴底Info
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自然な歩行や走行を
促進して、足の障害を予防するのに好適な発泡靴底に関
するものである。
促進して、足の障害を予防するのに好適な発泡靴底に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、踵骨から中足骨に対応する靴底部
分に鋼鉄製の平板状のシャンクを取付け、歩行走行時に
おける足の長手方向におけるア−チ部を支持させて、歩
行走行時における安定性を図るようにしたものは、一般
に周知である。人間の素足による正常な歩行ないし走行
において、足の長手方向への縦ア−チ、即ち踵骨の後方
部イから第2中足骨の頭部ロへかけてのア−チと、足の
短手方向への第1横ア−チ、即ち第1楔状骨ハから立方
骨の先端部ニにかけての横ア−チと第2のア−チ、即ち
第1中足骨の頭部ホ’から第5中足骨の頭部ヘ’にかけ
てのボ−ルガス部の横ア−チで体重負荷による着地衝撃
圧を吸収しながら、まず踵部外側aから内側bにかけて
回内しながら踵部が着地し、踵部から足の長手方向にお
ける外不踏部後部cに沿って徐々に前方へ向けて回外し
ながら着地し、つぎに第5指のボ−ル部d(踏付部外側
辺部)即ち第5中足骨ヘと第5基節骨トとの関節部で足
を回外して強く着地踏み付けてから第1指のボ−ル部e
(踏付部内側辺部)即ち、第1中足骨ホと第1基節骨チ
との関節部へとロ−リングしながら着地踏み付け、次に
第1基節骨チ、第1末節骨リをそらせてピッチングさせ
ながら、第1末節骨部(第1指部)で地面を強力に把持
して第1指〜第5指、特に第1指、第2指、第3指で地
面を蹴り出して前進する工程を繰り返しながら歩行走行
するものである。近年、歩行ないし走行時における靴の
クッション性と軽量化という観点より、ウォ−キングシ
ュ−ズやランニングシュ−ズ等の運動靴において、弾性
発泡体で形成された靴底が償用されている。
分に鋼鉄製の平板状のシャンクを取付け、歩行走行時に
おける足の長手方向におけるア−チ部を支持させて、歩
行走行時における安定性を図るようにしたものは、一般
に周知である。人間の素足による正常な歩行ないし走行
において、足の長手方向への縦ア−チ、即ち踵骨の後方
部イから第2中足骨の頭部ロへかけてのア−チと、足の
短手方向への第1横ア−チ、即ち第1楔状骨ハから立方
骨の先端部ニにかけての横ア−チと第2のア−チ、即ち
第1中足骨の頭部ホ’から第5中足骨の頭部ヘ’にかけ
てのボ−ルガス部の横ア−チで体重負荷による着地衝撃
圧を吸収しながら、まず踵部外側aから内側bにかけて
回内しながら踵部が着地し、踵部から足の長手方向にお
ける外不踏部後部cに沿って徐々に前方へ向けて回外し
ながら着地し、つぎに第5指のボ−ル部d(踏付部外側
辺部)即ち第5中足骨ヘと第5基節骨トとの関節部で足
を回外して強く着地踏み付けてから第1指のボ−ル部e
(踏付部内側辺部)即ち、第1中足骨ホと第1基節骨チ
との関節部へとロ−リングしながら着地踏み付け、次に
第1基節骨チ、第1末節骨リをそらせてピッチングさせ
ながら、第1末節骨部(第1指部)で地面を強力に把持
して第1指〜第5指、特に第1指、第2指、第3指で地
面を蹴り出して前進する工程を繰り返しながら歩行走行
するものである。近年、歩行ないし走行時における靴の
クッション性と軽量化という観点より、ウォ−キングシ
ュ−ズやランニングシュ−ズ等の運動靴において、弾性
発泡体で形成された靴底が償用されている。
【0003】しかしながら、これらの弾性発泡体で形成
された靴底を使用した靴を着用した場合、歩行ないし走
行工程靴底ので踵部内側辺部が過度に圧縮され、踵部に
おいてオ−バ−プロネ−ションをひき起し、また次の歩
行ないし走行工程で靴底の踏付部外側辺部が過度に圧縮
され、踏付部においてオ−バ−スピネ−ションをひき起
し、足や脚部の筋肉や靱帯や関節の障害の原因になると
いわれている。また長時間の歩行ないし走行において、
足の筋肉や靱帯が疲労をきたし、上記の縦ア−チ、第1
の横ア−チ、ボ−ルガ−ス部の第2の横ア−チが低平化
することによって、着地衝撃圧の吸収性が低下するとと
もに、足の扁平足化や外反母趾化が促進される欠点があ
った。また正常な歩行ないし走行におけるプロネ−ショ
ン作用をともなう踵部の着地動作から、スピネ−ション
作用をともなう踏付部外側辺部、即ち第5指ボ−ル部の
着地動作にかけて、足の踵部から踏付部にかけてのねじ
れが、従来のシャンクを取り付けた靴底では、シャンク
によって拘束され正常な歩行ないし走行が阻害される欠
点があった。
された靴底を使用した靴を着用した場合、歩行ないし走
行工程靴底ので踵部内側辺部が過度に圧縮され、踵部に
おいてオ−バ−プロネ−ションをひき起し、また次の歩
行ないし走行工程で靴底の踏付部外側辺部が過度に圧縮
され、踏付部においてオ−バ−スピネ−ションをひき起
し、足や脚部の筋肉や靱帯や関節の障害の原因になると
いわれている。また長時間の歩行ないし走行において、
足の筋肉や靱帯が疲労をきたし、上記の縦ア−チ、第1
の横ア−チ、ボ−ルガ−ス部の第2の横ア−チが低平化
することによって、着地衝撃圧の吸収性が低下するとと
もに、足の扁平足化や外反母趾化が促進される欠点があ
った。また正常な歩行ないし走行におけるプロネ−ショ
ン作用をともなう踵部の着地動作から、スピネ−ション
作用をともなう踏付部外側辺部、即ち第5指ボ−ル部の
着地動作にかけて、足の踵部から踏付部にかけてのねじ
れが、従来のシャンクを取り付けた靴底では、シャンク
によって拘束され正常な歩行ないし走行が阻害される欠
点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は歩行ないし
走行に際して、踵部内側辺部におけるオ−バ−プロネ−
ションと踏付部外側辺部おけるオ−バ−スピネ−ション
を防止し、足の縦ア−チと2つの横ア−チを支持し、ア
−チの低平化による衝撃吸収性の低下と足の扁平足化、
外反母趾化を予防し、縦ア−チ部での適度なよじれを許
容し、踏付部即ち第2の横ア−チ部でのロ−リングを促
進して、自然な歩行と走行を助長し、足の障害を予防す
るのに好適な軽量で履き心地の良好な発泡靴底を提供し
ようとするものである。
走行に際して、踵部内側辺部におけるオ−バ−プロネ−
ションと踏付部外側辺部おけるオ−バ−スピネ−ション
を防止し、足の縦ア−チと2つの横ア−チを支持し、ア
−チの低平化による衝撃吸収性の低下と足の扁平足化、
外反母趾化を予防し、縦ア−チ部での適度なよじれを許
容し、踏付部即ち第2の横ア−チ部でのロ−リングを促
進して、自然な歩行と走行を助長し、足の障害を予防す
るのに好適な軽量で履き心地の良好な発泡靴底を提供し
ようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】以下この発明を実施図面
によって説明すれば、この発明は発泡靴底本体0の接地
面に、足の踵骨の後方中心部と第2指の先端部を結ぶM
−M線(図1)部分に対応してその長手方向における中
心軸部Lに沿って踵部から爪先部にかけて帯状の溝1を
形成するとともに、この溝1と交差して靴底の足の第1
楔状骨から立方骨の先端部を結ぶ部分に対応する部分B
と、ボ−ルガ−ス部、即ち第1中足骨の頭部ホ’から第
5中足骨の頭部ヘ’を結ぶ部分に対応する部分Aとに、
短手方向に沿って帯状溝2と3とをほぼ平行に形成し、
これらの溝1,2,3に、その周辺に屈曲溝11,2
1,31を残してJISK6301による反発弾性が3
5〜75%で、JISK6301による硬度が55〜8
0度のゴムで、縦ア−チ片41と第1横ア−チ片42と
第2横ア−チ片43とを一体に形成した補強片4を装着
したことを特徴とする発泡靴底を発明の要旨とするもの
である。
によって説明すれば、この発明は発泡靴底本体0の接地
面に、足の踵骨の後方中心部と第2指の先端部を結ぶM
−M線(図1)部分に対応してその長手方向における中
心軸部Lに沿って踵部から爪先部にかけて帯状の溝1を
形成するとともに、この溝1と交差して靴底の足の第1
楔状骨から立方骨の先端部を結ぶ部分に対応する部分B
と、ボ−ルガ−ス部、即ち第1中足骨の頭部ホ’から第
5中足骨の頭部ヘ’を結ぶ部分に対応する部分Aとに、
短手方向に沿って帯状溝2と3とをほぼ平行に形成し、
これらの溝1,2,3に、その周辺に屈曲溝11,2
1,31を残してJISK6301による反発弾性が3
5〜75%で、JISK6301による硬度が55〜8
0度のゴムで、縦ア−チ片41と第1横ア−チ片42と
第2横ア−チ片43とを一体に形成した補強片4を装着
したことを特徴とする発泡靴底を発明の要旨とするもの
である。
【0006】この発明において靴底本体0は、ゴム発泡
体、PVC、EVA、ポリウレタン等の合成樹脂発泡体
で構成されている。
体、PVC、EVA、ポリウレタン等の合成樹脂発泡体
で構成されている。
【0007】この発明において補強片4は、天然ゴム、
ポリブタジエンゴム、ポリイソプレンゴム、スチレンブ
タジエンゴム等の合成ゴムまたはこれらのゴムの混合物
を主成分とし、そのJISK6301による反発弾性が
35〜75%、特に好適には40〜70%、硬度が55
〜80度、特に好適には60〜70度のもので構成され
る。
ポリブタジエンゴム、ポリイソプレンゴム、スチレンブ
タジエンゴム等の合成ゴムまたはこれらのゴムの混合物
を主成分とし、そのJISK6301による反発弾性が
35〜75%、特に好適には40〜70%、硬度が55
〜80度、特に好適には60〜70度のもので構成され
る。
【0008】この発明において補強片4の反発弾性を3
5〜75%に硬度を55〜80度に限定したのは、反発
弾性率ならびに硬度がそれ以下となれば、歩行ないし走
行の際のア−チサポ−ト性が低下する欠点があり、特に
反発弾性がそれ以下となれば、正常な歩行ないし走行に
おいて足の踵部内側部から踏付部の外側辺部へかけてね
じれた時の靴底の補強片4のねじれ回復力、ならびに踏
付部がロ−リングした時のたわみ回復力が低下し、これ
に伴って歩行ないし走行安定性が低下する欠点があるか
らであり、また反発弾性がそれ以上となれば、歩行ない
し走行時において補強片4が体重負荷によって圧縮され
た際の反発性が大きくなりすぎ、歩行ないし走行安定性
が低下し、また硬度がそれ以上となれば、靴底本体に対
する接着性が低下するとともに歩行ないし走行の際のよ
じれとたわみ性が低下し、歩行ないし走行安定性が低下
する欠点があるからである。
5〜75%に硬度を55〜80度に限定したのは、反発
弾性率ならびに硬度がそれ以下となれば、歩行ないし走
行の際のア−チサポ−ト性が低下する欠点があり、特に
反発弾性がそれ以下となれば、正常な歩行ないし走行に
おいて足の踵部内側部から踏付部の外側辺部へかけてね
じれた時の靴底の補強片4のねじれ回復力、ならびに踏
付部がロ−リングした時のたわみ回復力が低下し、これ
に伴って歩行ないし走行安定性が低下する欠点があるか
らであり、また反発弾性がそれ以上となれば、歩行ない
し走行時において補強片4が体重負荷によって圧縮され
た際の反発性が大きくなりすぎ、歩行ないし走行安定性
が低下し、また硬度がそれ以上となれば、靴底本体に対
する接着性が低下するとともに歩行ないし走行の際のよ
じれとたわみ性が低下し、歩行ないし走行安定性が低下
する欠点があるからである。
【0009】この発明において、縦ア−チ片41と第1
横ア−チ片42と第2横ア−チ片43からなる補強片4
は、平板状に形成されてその底面40が靴底本体の接地
面00とほぼ同一の高さとなるように靴底本体0に装着
されていてもよいが、その底面40を図3に示すように
靴底本体の接地面00よりやや凹まして位置させ、その
底面40が直接的に地面に着地しないよう構成しておけ
ば、着地の際の地面からの衝撃圧が直接足の縦ア−チ
部、第1の横ア−チ部、第2の横ア−チ部に負荷される
ことがなく、このような地面からの衝撃圧による直接的
なア−チの変形がなく、足のア−チが本来持っているア
−チの変形回復力によって地面からの衝撃圧を間接的に
吸収できるので長時間の歩行走行においても足のア−チ
が低平下することなく、足のア−チの低平下による足の
障害を効果的に予防することができる。またこの発明に
おいて、図4に示すように靴底の第1横ア−チ片42を
足の第1横ア−チに沿ってア−チ状に、図5に示すよう
に第2横ア−チ片43を足の第2横ア−チに沿ってア−
チ状に形成しておけば、補強片4自体のア−チ形状によ
っても衝撃を吸収できるので一層効果的である。
横ア−チ片42と第2横ア−チ片43からなる補強片4
は、平板状に形成されてその底面40が靴底本体の接地
面00とほぼ同一の高さとなるように靴底本体0に装着
されていてもよいが、その底面40を図3に示すように
靴底本体の接地面00よりやや凹まして位置させ、その
底面40が直接的に地面に着地しないよう構成しておけ
ば、着地の際の地面からの衝撃圧が直接足の縦ア−チ
部、第1の横ア−チ部、第2の横ア−チ部に負荷される
ことがなく、このような地面からの衝撃圧による直接的
なア−チの変形がなく、足のア−チが本来持っているア
−チの変形回復力によって地面からの衝撃圧を間接的に
吸収できるので長時間の歩行走行においても足のア−チ
が低平下することなく、足のア−チの低平下による足の
障害を効果的に予防することができる。またこの発明に
おいて、図4に示すように靴底の第1横ア−チ片42を
足の第1横ア−チに沿ってア−チ状に、図5に示すよう
に第2横ア−チ片43を足の第2横ア−チに沿ってア−
チ状に形成しておけば、補強片4自体のア−チ形状によ
っても衝撃を吸収できるので一層効果的である。
【0010】
【発明の作用】この発明は以上のように構成されている
ので、この発明の靴底を使用した靴を着用して歩行ない
し走行した場合、歩行ないし走行工程においてまず足裏
での体重負荷の移動に対応して、靴底の踵外側部から着
地し、踵部の内側部へ向かって回内しながら踵部内側部
にかけて靴底の踵部が着地する。この時、踵部内側部で
踵部がオ−バ−プロネ−ションしようとする際、足の踵
部のすぐ前方の第1横ア−チの下辺に位置する第1横ア
−チ片42の反発弾性によって、踵部のオ−バ−プロネ
−ションが阻止される。次ぎに踵部内側部から第5指即
ち踏付部の外側辺部へかけて体重負荷が移動する際、靴
底の第1の横ア−チ片42の中央部420から外側辺部
421にかけて第1の横ア−チ片42がたわみ、縦ア−
チ片41が足の自由な動きに応じて外方向へよじれ、第
2の横ア−チ片43がその外側辺431でたわみながら
体重圧が踏付部の外側辺部へ移動し、体重圧が踏付部の
外側辺部へ完全に移動した段階で靴底の第1の横ア−チ
片42と、よじれた縦ア−チ片41と、たわんだ第2の
横ア−チ片43の弾性回復力によって、踏付部外側辺部
で体重圧の負荷を踏付部の内側方向即ち第1指のボ−ル
部方向へひきもどそうと作用する。従って、踏付部外側
辺部でのオ−バ−スピネ−ションが回避され、踏付部に
おける外側辺部から内側辺部へかけてのロ−リングを速
やかに促進する。従って歩行走行の際のオ−バ−プロネ
−ションやオ−バ−スピネ−ションが回避される。そし
て踏付部の内側辺部、即ち第1指のボ−ル部の着地踏み
付けに際して、踏付部の外側辺部から内側辺部にかけて
ロ−リングの際外側辺部431から内側辺部432にか
けて、たわんだ靴底の第2の横ア−チ片43が、その弾
性回復力によって急速に正常状態に復帰し、その弾性回
復力と第1指のボ−ル部の下辺に位置する第2の横ア−
チ片の内側辺部432の反発弾性によって第1指のボ−
ル部が過度に落ち込むことなく、爪先部の蹴り動作を安
定的に行うことができる。従って、足の自然な歩行や走
行によって安定的な歩行や走行が促進される。
ので、この発明の靴底を使用した靴を着用して歩行ない
し走行した場合、歩行ないし走行工程においてまず足裏
での体重負荷の移動に対応して、靴底の踵外側部から着
地し、踵部の内側部へ向かって回内しながら踵部内側部
にかけて靴底の踵部が着地する。この時、踵部内側部で
踵部がオ−バ−プロネ−ションしようとする際、足の踵
部のすぐ前方の第1横ア−チの下辺に位置する第1横ア
−チ片42の反発弾性によって、踵部のオ−バ−プロネ
−ションが阻止される。次ぎに踵部内側部から第5指即
ち踏付部の外側辺部へかけて体重負荷が移動する際、靴
底の第1の横ア−チ片42の中央部420から外側辺部
421にかけて第1の横ア−チ片42がたわみ、縦ア−
チ片41が足の自由な動きに応じて外方向へよじれ、第
2の横ア−チ片43がその外側辺431でたわみながら
体重圧が踏付部の外側辺部へ移動し、体重圧が踏付部の
外側辺部へ完全に移動した段階で靴底の第1の横ア−チ
片42と、よじれた縦ア−チ片41と、たわんだ第2の
横ア−チ片43の弾性回復力によって、踏付部外側辺部
で体重圧の負荷を踏付部の内側方向即ち第1指のボ−ル
部方向へひきもどそうと作用する。従って、踏付部外側
辺部でのオ−バ−スピネ−ションが回避され、踏付部に
おける外側辺部から内側辺部へかけてのロ−リングを速
やかに促進する。従って歩行走行の際のオ−バ−プロネ
−ションやオ−バ−スピネ−ションが回避される。そし
て踏付部の内側辺部、即ち第1指のボ−ル部の着地踏み
付けに際して、踏付部の外側辺部から内側辺部にかけて
ロ−リングの際外側辺部431から内側辺部432にか
けて、たわんだ靴底の第2の横ア−チ片43が、その弾
性回復力によって急速に正常状態に復帰し、その弾性回
復力と第1指のボ−ル部の下辺に位置する第2の横ア−
チ片の内側辺部432の反発弾性によって第1指のボ−
ル部が過度に落ち込むことなく、爪先部の蹴り動作を安
定的に行うことができる。従って、足の自然な歩行や走
行によって安定的な歩行や走行が促進される。
【0011】さらに足の縦ア−チ、第1第2の横ア−チ
の下辺に反発弾性に優れた硬質ゴムで形成された縦ア−
チ片41と第1の横ア−チ片42と第2の横ア−チ片4
3が位置されているので、靴底本体0がクッション性に
富んだ軽量な発泡体で形成されていても、補強片4によ
って足の縦ア−チ、第1第2の横ア−チが支持されてい
るので歩行ないし走行の際、足のア−チが低平化するこ
となく長時間にわたる歩行ないし走行においてもア−チ
自体の衝撃吸収性が保持され、足の扁平足化や外反母趾
化が未然に防止される。また補強片4の外周辺には溝1
1.21.31が形成されているので、全体として靴底
の屈曲性が阻害されることなく、着用感に優れた発泡靴
底を提供できる。
の下辺に反発弾性に優れた硬質ゴムで形成された縦ア−
チ片41と第1の横ア−チ片42と第2の横ア−チ片4
3が位置されているので、靴底本体0がクッション性に
富んだ軽量な発泡体で形成されていても、補強片4によ
って足の縦ア−チ、第1第2の横ア−チが支持されてい
るので歩行ないし走行の際、足のア−チが低平化するこ
となく長時間にわたる歩行ないし走行においてもア−チ
自体の衝撃吸収性が保持され、足の扁平足化や外反母趾
化が未然に防止される。また補強片4の外周辺には溝1
1.21.31が形成されているので、全体として靴底
の屈曲性が阻害されることなく、着用感に優れた発泡靴
底を提供できる。
【図1】足裏の平面図である。
【図2】発泡靴底の見取図である。
【図3】図2の×−×線における断面図である。
【図4】図2のY−Y線における断面図である。
【図5】図2のZ−Z線における断面図である。
0.発泡靴底本体 1.溝 11
…屈曲溝 2.溝 21…屈曲溝 3.
溝 31…屈曲溝 4.補強片 41
…縦ア−チ片 42…第1横ア−チ片 43…第2横ア−チ片 L.靴底本体の長手方向における中心軸部 A.靴底の足のボ−ルガ−ス部に対応する部分 B.靴底の足の第1楔状骨から立方骨の先端部を結ぶ部
分に対応する部分
…屈曲溝 2.溝 21…屈曲溝 3.
溝 31…屈曲溝 4.補強片 41
…縦ア−チ片 42…第1横ア−チ片 43…第2横ア−チ片 L.靴底本体の長手方向における中心軸部 A.靴底の足のボ−ルガ−ス部に対応する部分 B.靴底の足の第1楔状骨から立方骨の先端部を結ぶ部
分に対応する部分
Claims (1)
- 【請求項1】 発泡靴底本体0の接地面に、足の踵骨の
後方中心部と第2指の先端部を結ぶ部分に対応して、そ
の長手方向における中心軸部Lに沿って踵部から爪先部
にかけて帯状の溝1を形成するとともに、この溝1と交
差して靴底の足の第1楔状骨から立方骨の先端部を結ぶ
部分に対応する部分Bと、ボ−ルガ−ス部に対応する部
分Aとに、短手方向に沿って帯状溝2と3とをほぼ平行
に形成し、これらの溝1,2,3に、その周辺に屈曲溝
11,21,31を残してJISK6301による反発
弾性が35〜75%で、JISK6301による硬度が
55〜80度のゴムで、縦ア−チ片41と第1横ア−チ
片42と第2横ア−チ片43とを一体に形成した補強片
4を装着したことを特徴とする発泡靴底。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28326496A JP3273738B2 (ja) | 1996-10-05 | 1996-10-05 | 発泡靴底 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28326496A JP3273738B2 (ja) | 1996-10-05 | 1996-10-05 | 発泡靴底 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10108704A JPH10108704A (ja) | 1998-04-28 |
JP3273738B2 true JP3273738B2 (ja) | 2002-04-15 |
Family
ID=17663210
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28326496A Expired - Fee Related JP3273738B2 (ja) | 1996-10-05 | 1996-10-05 | 発泡靴底 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3273738B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102160700A (zh) * | 2010-02-24 | 2011-08-24 | 阿基里斯株式会社 | 鞋 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8863407B2 (en) | 2008-09-30 | 2014-10-21 | Asics Corporation | Shoe sole of athletic shoe with high running efficiency |
-
1996
- 1996-10-05 JP JP28326496A patent/JP3273738B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102160700A (zh) * | 2010-02-24 | 2011-08-24 | 阿基里斯株式会社 | 鞋 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10108704A (ja) | 1998-04-28 |
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