JP3273524B2 - 糸条の延伸仮撚装置 - Google Patents
糸条の延伸仮撚装置Info
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ポリエステル、ポリア
ミド等の合成繊維糸条を延伸した後、糸条に仮撚を付与
する糸条の延伸仮撚装置に関する。
ミド等の合成繊維糸条を延伸した後、糸条に仮撚を付与
する糸条の延伸仮撚装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の延伸仮撚装置においては、実開昭
５９−７３３７８号公報に記載のように、延伸仮撚部に
１個の加熱手段を配設し、この加熱手段の上流、すなわ
ち、ヒータの入口側に糸条の撚止ガイドを配設してい
る。
５９−７３３７８号公報に記載のように、延伸仮撚部に
１個の加熱手段を配設し、この加熱手段の上流、すなわ
ち、ヒータの入口側に糸条の撚止ガイドを配設してい
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、近年、延伸仮
撚装置は糸処理速度が高速化し、それに伴い撚数が増加
している。上述した従来技術においては、加熱手段の上
流に、糸条の撚止ガイドが配設されているため、仮撚手
段により付与された撚が糸条に沿ってヒータ内からヒー
タ入口の撚止めガイドまでに遡及しており、撚は糸条の
延伸点またはその近傍まで到達している。このため、仮
撚トルク、糸の振動により、糸条の延伸点の位置が不安
定となり、糸条に染斑が発生するという問題があった。
撚装置は糸処理速度が高速化し、それに伴い撚数が増加
している。上述した従来技術においては、加熱手段の上
流に、糸条の撚止ガイドが配設されているため、仮撚手
段により付与された撚が糸条に沿ってヒータ内からヒー
タ入口の撚止めガイドまでに遡及しており、撚は糸条の
延伸点またはその近傍まで到達している。このため、仮
撚トルク、糸の振動により、糸条の延伸点の位置が不安
定となり、糸条に染斑が発生するという問題があった。
【０００４】
【発明の目的】本発明は、仮撚トルクや糸の振動により
糸条の延伸点位置が不安定とならず、染斑の少ない高品
質の加工糸を得ることができる延伸した後、仮撚加工す
る装置を提供することを目的とする。
糸条の延伸点位置が不安定とならず、染斑の少ない高品
質の加工糸を得ることができる延伸した後、仮撚加工す
る装置を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明においては、上記
の目的を走行糸条を加熱する加熱手段、該加熱手段の下
流に配設され糸条を施撚する仮撚手段からなり、糸条を
延伸し、仮撚するようにした糸条の延伸仮撚機におい
て、前記仮撚手段による撚の伝播を止める撚止手段を、
前記加熱手段の内部に配設したことを特徴とする糸条の
延伸仮撚装置により達成する。
の目的を走行糸条を加熱する加熱手段、該加熱手段の下
流に配設され糸条を施撚する仮撚手段からなり、糸条を
延伸し、仮撚するようにした糸条の延伸仮撚機におい
て、前記仮撚手段による撚の伝播を止める撚止手段を、
前記加熱手段の内部に配設したことを特徴とする糸条の
延伸仮撚装置により達成する。
【０００６】
【作用】本発明によれば、加熱手段の中に糸条の撚止手
段を配設しているため、該撚止め手段よりも上流部、つ
まり撚の掛かっていない位置で糸条に延伸を生ぜしめる
ことが可能となり、撚の中での延伸を押さえることとな
る。従って、糸条の仮撚トルク斑、糸条の振動により糸
条に揺れが発生しても、延伸点の位置を安定した位置と
することができ、得られる加工糸の糸品質を向上させる
ことが可能となる
段を配設しているため、該撚止め手段よりも上流部、つ
まり撚の掛かっていない位置で糸条に延伸を生ぜしめる
ことが可能となり、撚の中での延伸を押さえることとな
る。従って、糸条の仮撚トルク斑、糸条の振動により糸
条に揺れが発生しても、延伸点の位置を安定した位置と
することができ、得られる加工糸の糸品質を向上させる
ことが可能となる
【０００７】。
【実施例】以下、本発明の実施例を示す添付図面を参照
して本発明を詳細に説明する。図１は本発明の延伸仮撚
装置の断面図、図２は加熱手段の断面図、図３はＡ矢視
図、図４は撚止ローラの断面図である。
して本発明を詳細に説明する。図１は本発明の延伸仮撚
装置の断面図、図２は加熱手段の断面図、図３はＡ矢視
図、図４は撚止ローラの断面図である。
【０００８】図１において供給原糸１から一対の引出し
ローラ２ａ、２ｂによって引出された糸条Ｙ（ポリエス
テル、ポリアミド等の合成繊維糸条の半延伸糸（ＰＯ
Ｙ）、または未延伸糸（ＵＤＹ））は、一対のニップロ
ーラからなる供給ローラ３０および同じく一対のニップ
ローラからなる送りローラ６の間で延伸される。
ローラ２ａ、２ｂによって引出された糸条Ｙ（ポリエス
テル、ポリアミド等の合成繊維糸条の半延伸糸（ＰＯ
Ｙ）、または未延伸糸（ＵＤＹ））は、一対のニップロ
ーラからなる供給ローラ３０および同じく一対のニップ
ローラからなる送りローラ６の間で延伸される。
【０００９】供給ローラ３０と送りローラ６の間には、
Ｌ字状に屈曲された加熱装置３、加熱装置３の下流側に
くの字状に配置された一対のスタビライジングラック４
ａ、４ｂ、および糸条Ｙを施撚する仮撚装置５が設けら
れている。スタビライジングラック４ａ、４ｂは加熱装
置３により加熱された糸条Ｙを冷却するものである。仮
撚装置５は、公知のスピンドルタイプ、多軸多板タイ
プ、その他のものが使用できる。
Ｌ字状に屈曲された加熱装置３、加熱装置３の下流側に
くの字状に配置された一対のスタビライジングラック４
ａ、４ｂ、および糸条Ｙを施撚する仮撚装置５が設けら
れている。スタビライジングラック４ａ、４ｂは加熱装
置３により加熱された糸条Ｙを冷却するものである。仮
撚装置５は、公知のスピンドルタイプ、多軸多板タイ
プ、その他のものが使用できる。
【００１０】仮撚装置５により付与された撚は糸条Ｙに
沿って上流側に遡及し、加熱装置３において加熱され撚
が熱固定される。
沿って上流側に遡及し、加熱装置３において加熱され撚
が熱固定される。
【００１１】送りローラ６の下流側には適宜第２ヒータ
３１が設けられ、また必要に応じて第２ヒータ３１は設
けられていない。更に、送りローラ９、１０を経た後、
フリクションローラ７およびクレードルからなる巻取装
置により糸条Ｙはパッケージ８として巻取られる。
３１が設けられ、また必要に応じて第２ヒータ３１は設
けられていない。更に、送りローラ９、１０を経た後、
フリクションローラ７およびクレードルからなる巻取装
置により糸条Ｙはパッケージ８として巻取られる。
【００１２】加熱装置３の構成を図２によって説明す
る。図示した実施例の加熱装置３は図１および図２に示
すようにＬ字状に屈曲しており、その屈曲したそれぞれ
の部分を取囲む加熱装置のケース１２、このケース１２
内に設けられたシーズヒータ１５、１８、シーズヒータ
１５、１８によりそれぞれ加熱される加熱手段の熱板１
７、２０からなっており、熱板１７、２０の表面には中
心部に糸走行用の溝１６ａ、１９ａを有する糸規制ガイ
ド１６、１９が多数設けられている。なお、シーズヒー
タ１５、１８に代え他の加熱体を用いてもよい。
る。図示した実施例の加熱装置３は図１および図２に示
すようにＬ字状に屈曲しており、その屈曲したそれぞれ
の部分を取囲む加熱装置のケース１２、このケース１２
内に設けられたシーズヒータ１５、１８、シーズヒータ
１５、１８によりそれぞれ加熱される加熱手段の熱板１
７、２０からなっており、熱板１７、２０の表面には中
心部に糸走行用の溝１６ａ、１９ａを有する糸規制ガイ
ド１６、１９が多数設けられている。なお、シーズヒー
タ１５、１８に代え他の加熱体を用いてもよい。
【００１３】上述のようにして形成されたＬ字状に屈曲
した２つの仮撚装置部分の中間部には撚止めローラ１１
が回転可能に設けられている。撚止めローラ１１は図２
の面内において実線の通常処理位置および破線で示す糸
掛け位置の間を移動可能にサポータ２６に設けられてい
る。これにより、撚止めローラ１１の上流および下流に
より加熱装置３は２つの部分１３、１４に分離されてい
る。なお、図２において符号２１は加熱装置３の断熱材
を示している。
した２つの仮撚装置部分の中間部には撚止めローラ１１
が回転可能に設けられている。撚止めローラ１１は図２
の面内において実線の通常処理位置および破線で示す糸
掛け位置の間を移動可能にサポータ２６に設けられてい
る。これにより、撚止めローラ１１の上流および下流に
より加熱装置３は２つの部分１３、１４に分離されてい
る。なお、図２において符号２１は加熱装置３の断熱材
を示している。
【００１４】撚止めローラ１１の詳細を図４に示す。サ
ポータ２６に、シャフト２３がナット２７により締付け
られている。シャフト２３にはハの字状の多数の溝２３
ａがその周面に形成されており、この溝が形成された部
分に撚止めローラ本体２２が装着されている。このよう
にして撚止めローラ１１はシャフト２３と撚止めローラ
本体２２の間に流体動圧空気軸受が構成されている。
ポータ２６に、シャフト２３がナット２７により締付け
られている。シャフト２３にはハの字状の多数の溝２３
ａがその周面に形成されており、この溝が形成された部
分に撚止めローラ本体２２が装着されている。このよう
にして撚止めローラ１１はシャフト２３と撚止めローラ
本体２２の間に流体動圧空気軸受が構成されている。
【００１５】フランジ２４、２５は撚止めローラ側側面
にスラスト用溝を具備し、シャフト２３に嵌合してお
り、スラスト溝によりスラスト空気軸受を形成してお
り、撚止めローラ１１の軸方向移動を防止するようにな
っている。
にスラスト用溝を具備し、シャフト２３に嵌合してお
り、スラスト溝によりスラスト空気軸受を形成してお
り、撚止めローラ１１の軸方向移動を防止するようにな
っている。
【００１６】撚止めローラ本体２２の表面には通常の撚
止めローラにおいてよく知られているような多数の羽根
部材２２ａが交互に形成されている。
止めローラにおいてよく知られているような多数の羽根
部材２２ａが交互に形成されている。
【００１７】上記構成からなる本実施例においては、供
給原糸１から引出された糸条Ｙは供給ローラ３０と送り
ローラ６の間で延伸される。この場合に加熱手段３によ
り加熱されているとともに供給ローラと３０と送りロー
ラ６との間の速度差により延伸される。特に、ヒータ３
内部においては撚止めローラ１１が設けられており、撚
止めローラ１１までは仮撚手段５により付与されて撚が
遡及している。この装置においては撚止めローラ１１に
達するまでに糸条は延伸されており、その状態で延伸さ
れた糸条に仮撚装置５による撚が付与されているために
延伸点が固定され、従って糸条の所謂加工糸の糸品質が
非常に良好となる。
給原糸１から引出された糸条Ｙは供給ローラ３０と送り
ローラ６の間で延伸される。この場合に加熱手段３によ
り加熱されているとともに供給ローラと３０と送りロー
ラ６との間の速度差により延伸される。特に、ヒータ３
内部においては撚止めローラ１１が設けられており、撚
止めローラ１１までは仮撚手段５により付与されて撚が
遡及している。この装置においては撚止めローラ１１に
達するまでに糸条は延伸されており、その状態で延伸さ
れた糸条に仮撚装置５による撚が付与されているために
延伸点が固定され、従って糸条の所謂加工糸の糸品質が
非常に良好となる。
【００１８】本実施例においては、加熱手段３内を通過
走行する糸条の温度が入口側から加熱され、その温度が
ガラス転移点を越えた位置よりも仮撚装置５側の位置
に、撚止めローラ１１が設置されている。従って、ヒー
タで加熱された糸条Ｙは入口から撚止めローラの間でガ
ラス転移点を越える温度に加熱されているために、この
間において糸条は確実に延伸されることになる。
走行する糸条の温度が入口側から加熱され、その温度が
ガラス転移点を越えた位置よりも仮撚装置５側の位置
に、撚止めローラ１１が設置されている。従って、ヒー
タで加熱された糸条Ｙは入口から撚止めローラの間でガ
ラス転移点を越える温度に加熱されているために、この
間において糸条は確実に延伸されることになる。
【００１９】本発明の別の実施例を図５に従って説明す
る。この実施例においては、加熱手段３を前述した実施
例のようにＬ字状に屈曲させずに、図５（ａ）に示すよ
うにほぼ直線状に配置している。そして図５（ａ）の矢
印Ｂ方向に見た場合に図５（ｂ）においては糸条の撚止
め手段を千鳥配置した３つのローラ３１、３２、３３に
より構成している。同様に図５（ｃ）においては、糸道
から逸れてローラ３２およびピン３４を配置して構成し
ている。これにより撚止め手段３２と撚止め手段である
ローラ３２の上流側にガイドであるローラ３１またピン
３４が配置され、このガイドと撚止め手段であるローラ
３２の間に糸条を屈曲させることになり、このようにす
ることにより、この撚止め手段１１より上流の糸条には
撚が遡及しないようにしており、この撚止め手段までの
間で糸条は延伸され、延伸された後、撚掛けされるよう
になっている。
る。この実施例においては、加熱手段３を前述した実施
例のようにＬ字状に屈曲させずに、図５（ａ）に示すよ
うにほぼ直線状に配置している。そして図５（ａ）の矢
印Ｂ方向に見た場合に図５（ｂ）においては糸条の撚止
め手段を千鳥配置した３つのローラ３１、３２、３３に
より構成している。同様に図５（ｃ）においては、糸道
から逸れてローラ３２およびピン３４を配置して構成し
ている。これにより撚止め手段３２と撚止め手段である
ローラ３２の上流側にガイドであるローラ３１またピン
３４が配置され、このガイドと撚止め手段であるローラ
３２の間に糸条を屈曲させることになり、このようにす
ることにより、この撚止め手段１１より上流の糸条には
撚が遡及しないようにしており、この撚止め手段までの
間で糸条は延伸され、延伸された後、撚掛けされるよう
になっている。
【００２０】特に、図５（ｃ）に示すように撚止め手段
であるローラ３２とガイドピン３４の間で糸条を屈曲さ
せ、ガイドの摩擦により糸ガイドの上流と下流で張力差
を得るようにすることにより、この撚止めガイドにおい
ては確実に延伸が起こるようにすることができる。
であるローラ３２とガイドピン３４の間で糸条を屈曲さ
せ、ガイドの摩擦により糸ガイドの上流と下流で張力差
を得るようにすることにより、この撚止めガイドにおい
ては確実に延伸が起こるようにすることができる。
【００２１】他の態様として図５（ｄ）に示すように、
加熱板の糸規制ガイド１９の間に図５（ａ）の面に直交
する回転軸を有するローラ３５を回転可能に設け、この
ローラ３５により糸規制ガイド１９上を走行する糸条Ｙ
を押し込むようにしてもよい。このローラ３５は撚止め
手段として作用し、このローラ３５により糸条に沿って
遡及する撚を止めており、且つ、このローラ３５の設置
位置は糸条温度がガラス転移点となる位置よりも下流側
に位置しているために、加熱装置入口とローラ３５の間
で延伸点が確実に固定され、その固定された後に撚が付
与されるために延伸点の変動が防止できる。
加熱板の糸規制ガイド１９の間に図５（ａ）の面に直交
する回転軸を有するローラ３５を回転可能に設け、この
ローラ３５により糸規制ガイド１９上を走行する糸条Ｙ
を押し込むようにしてもよい。このローラ３５は撚止め
手段として作用し、このローラ３５により糸条に沿って
遡及する撚を止めており、且つ、このローラ３５の設置
位置は糸条温度がガラス転移点となる位置よりも下流側
に位置しているために、加熱装置入口とローラ３５の間
で延伸点が確実に固定され、その固定された後に撚が付
与されるために延伸点の変動が防止できる。
【００２２】特に、上述の図５（ｃ）に示すような加熱
手段中に高抵抗付与手段を設けている場合には、この付
与手段による糸条への付与抵抗手段と撚止め手段との間
で糸条が受ける抵抗よりも大きくなるように設定するこ
とが好ましい。このようにすることにより高抵抗付与手
段において確実に延伸点の固定が行える。
手段中に高抵抗付与手段を設けている場合には、この付
与手段による糸条への付与抵抗手段と撚止め手段との間
で糸条が受ける抵抗よりも大きくなるように設定するこ
とが好ましい。このようにすることにより高抵抗付与手
段において確実に延伸点の固定が行える。
【００２３】
【発明の効果】本発明によれば、加熱手段の中に糸条の
撚止手段を配設しているため、該撚止め手段よりも上流
部、つまり撚の掛かっていない位置で糸条に延伸を生ぜ
しめることが可能となり、撚の中での延伸を押さえるこ
ととなる。従って、糸条の撚トルク斑、糸条の振動によ
り糸条に揺れが発生しても、延伸点の位置を安定した位
置とすることができ、得られる加工糸の糸品質を向上さ
せることが可能となる。
撚止手段を配設しているため、該撚止め手段よりも上流
部、つまり撚の掛かっていない位置で糸条に延伸を生ぜ
しめることが可能となり、撚の中での延伸を押さえるこ
ととなる。従って、糸条の撚トルク斑、糸条の振動によ
り糸条に揺れが発生しても、延伸点の位置を安定した位
置とすることができ、得られる加工糸の糸品質を向上さ
せることが可能となる。
【図１】本発明の延伸仮撚装置の断面図である。
【図２】加熱手段の断面図である。
【図３】Ａ矢視図である。
【図４】撚止ローラの断面図である。
【図５】本発明の他の実施例を示し、（ａ）は断面図、
（ｂ）、（ｃ）は図５（ａ）のＢ矢視図、（ｄ）は図５
（ａ）と同様な断面図の一部を示す。
（ｂ）、（ｃ）は図５（ａ）のＢ矢視図、（ｄ）は図５
（ａ）と同様な断面図の一部を示す。
１ 供給原糸 ２ａ 引出しローラ ２ｂ 引出しローラ ３ 加熱装置 ４ａ スタビライジングラック ４ｂ スタビライジングラック ５ 仮撚装置 ６ 送りローラ ７ フリクションローラ ８ パッケージ ９ 送りローラ １０ 送りローラ １１ 撚止めローラ １２ 加熱装置のケース １３ 撚止めローラの上流の加熱装置 １４ 撚止めローラの下流の加熱装置 １５ シーズヒータ １６ 糸規制ガイド １７ 加熱手段の熱板 １８ シーズヒータ １９ 糸規制ガイド ２０ 加熱手段の熱板 ２１ 断熱材 ２２ 撚止めローラ本体 ２３ シャフト ２３ａ 溝 ２４ フランジ ２５ フランジ ２６ サポータ ２７ ナット Ｙ 糸条
Claims (5)
- 【請求項１】 走行糸条を加熱する加熱手段、該加熱手
段の下流に配設され糸条を施撚する仮撚手段からなり、
糸条を延伸し、仮撚するようにした糸条の延伸仮撚機に
おいて、前記仮撚手段による撚の伝播を止める撚止手段
を、前記加熱手段の内部に配設したことを特徴とする糸
条の延伸仮撚装置。 - 【請求項２】 前記撚止手段を、加熱手段内を通過する
糸条の温度がガラス転移点を越えた位置より仮撚手段側
に配設したことを特徴とする請求項１に記載の糸条の延
伸仮撚装置。 - 【請求項３】 前記撚止手段は、回転自在な回転ローラ
であり、該回転ローラの軸受が流体動圧軸受で構成され
ていることを特徴とする請求項１または２に記載の糸条
の延伸仮撚装置。 - 【請求項４】 前記撚止手段の上流にガイドが配設さ
れ、該ガイドと前記撚止手段の間で糸条を屈曲させて、
該ガイドの摩擦により該ガイドの上流と下流で張力差を
得るようにしたことを特徴とする請求項１または２に記
載の糸条の延伸仮撚装置。 - 【請求項５】 前記撚止手段の上流で且つ前記加熱手段
内に糸条への高抵抗付与手段を設け、該高抵抗付与手段
による糸条への付与抵抗が、該高抵抗付与手段と前記撚
止手段との間で糸条が受ける抵抗よりも大きいことを特
徴とする請求項１に記載の糸条の延伸仮撚装置。
Priority Applications (7)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21697893A JP3273524B2 (ja) | 1993-08-09 | 1993-08-09 | 糸条の延伸仮撚装置 |
| TW083107030A TW419540B (en) | 1993-08-09 | 1994-08-01 | Method of yarn stretching and twisting and its device |
| KR1019940019376A KR0131714B1 (ko) | 1993-08-09 | 1994-08-05 | 연신가연 장치 |
| EP94112363A EP0638675B1 (en) | 1993-08-09 | 1994-08-08 | Heater with a twist stopping device |
| CN94116139A CN1043257C (zh) | 1993-08-09 | 1994-08-08 | 拉伸假捻方法与装置 |
| DE69407891T DE69407891T2 (de) | 1993-08-09 | 1994-08-08 | Heizgerät mit Zwirnstoppeinrichtung |
| KR1019970037474A KR0131685B1 (ko) | 1993-08-09 | 1997-08-06 | 연신가연장치 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21697893A JP3273524B2 (ja) | 1993-08-09 | 1993-08-09 | 糸条の延伸仮撚装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0754226A JPH0754226A (ja) | 1995-02-28 |
| JP3273524B2 true JP3273524B2 (ja) | 2002-04-08 |
Family
ID=16696901
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21697893A Expired - Fee Related JP3273524B2 (ja) | 1993-08-09 | 1993-08-09 | 糸条の延伸仮撚装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3273524B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6990472B2 (en) | 2000-10-23 | 2006-01-24 | Starpound Corporation | Telecommunications initiated data fulfillment system |
-
1993
- 1993-08-09 JP JP21697893A patent/JP3273524B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0754226A (ja) | 1995-02-28 |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |