JP3272289B2 - 保安器用取付台 - Google Patents

保安器用取付台

Info

Publication number
JP3272289B2
JP3272289B2 JP36258697A JP36258697A JP3272289B2 JP 3272289 B2 JP3272289 B2 JP 3272289B2 JP 36258697 A JP36258697 A JP 36258697A JP 36258697 A JP36258697 A JP 36258697A JP 3272289 B2 JP3272289 B2 JP 3272289B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mounting
protector
mounting base
base body
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP36258697A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11178125A (ja
Inventor
賢次 池場
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mirai Kogyo KK
Original Assignee
Mirai Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mirai Kogyo KK filed Critical Mirai Kogyo KK
Priority to JP36258697A priority Critical patent/JP3272289B2/ja
Publication of JPH11178125A publication Critical patent/JPH11178125A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3272289B2 publication Critical patent/JP3272289B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、保安器用取付台
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電話線用保安器やCATV用保安
器等を、建物の壁11に取り付けるための保安器用取付
台12として、例えば、図8に示すものがあった。この
保安器用取付台12は、取付台本体13と、その取付台
本体13に取り付けられるカバー体14とから構成され
ていた。ここで、取付台本体13には、向かって左側に
保安器を取り付けるための取付溝13a、13aが形成
されており、右側には、保安器に接続された電話線等の
ケーブルを挿通するための引込口13bが形成されてい
た。また、カバー体14は、取付台本体13に、引込口
13bを覆うように取り付けられるものであり、下方に
開口し、引込口13bに通ずる開口部14aが形成され
ていた。したがって、保安器に接続されたケーブルは、
カバー体14の開口部14aおよび取付台本体13の引
込口13bを介して、壁11の内側に引き込まれた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般に、保
安器用取付台12は、建物の柱15の側面に固定された
ボックス16に取付台本体13の引込口13bを合わせ
るようにして、そのボックス16に取り付けられること
で、建物の壁11に固定されるものであった。したがっ
て、取付台本体13の右側に引込口13bが形成され
た、従来の保安器用取付台12にあっては、向かって柱
15の左方への取付けは容易であるが、柱15の右方へ
取り付ける場合は、ボックス16を柱15から離して取
り付けなければならず、困難であった。
【0004】この発明は、上記した従来の欠点を解決す
るためになされたものであり、その目的とするところ
は、建物の柱の、左右のどちら側にも、容易に取り付け
ることのできる保安器用取付台を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係る保安器用
取付台は、前記目的を達成するために、次の構成からな
る。すなわち、請求項1に記載の発明は、建物の壁に固
定されて、保安器が取り付けられるものであって、取付
台本体とカバー体とからなる。取付台本体は、前記保安
器がその上下が所定の向きとなるように取り付けられる
取付面と、前記保安器に接続されたケーブルが挿通され
て前記壁の内側に引き込まれる、引込口とを備える。カ
バー体は、前記取付台本体に取り付けられて、前記引込
口から下方に向かうようにして前記取付台本体の前側に
通ずる第1の開口部を残して、前記引込口を覆う。そし
て、前記取付台を、上下および左右が逆になるように反
転させたとき、前記取付面に前記保安器を、その上下が
前記所定の向きとなるように、取付け可能であるととも
に、前記取付台本体に前記カバー体を、前記引込口から
下方に向かうようにして前記取付台本体の前側に通ずる
第2の開口部を残して、前記引込口を覆うように、取付
け可能である。
【0006】これにより、取付台本体の取付面に、保安
器が、その上下が所定の向きとなるように取り付けら
れ、カバー体が、引込口から下方に向かうようにして取
付台本体の前側に通ずる第1の開口部を残して、引込口
を覆うように取り付けられる。また、取付台本体を、上
下および左右が逆になるように反転させたときにも、取
付面に保安器が、その上下が所定の向きとなるように取
り付けられ、カバー体が、引込口から下方に向かうよう
にして取付台本体の前側に通ずる第2の開口部を残し
て、引込口を覆うように取り付けられる。こうして、取
付台本体が、通常の向きの場合も、上下および左右が逆
になるように反転された場合にも、保安器は、上下が所
定の向きとなるように取り付けられ、また、保安器に接
続されたケーブルは、取付台本体に取り付けられるカバ
ー体の、下方に向かうようにして取付台本体の前面に通
ずる第1の開口部または第2の開口部、および取付台本
体の引込口を通じて、壁の内側に引き込まれる。このよ
うに、この保安器用取付台にあっては、取付台本体を、
上下および左右が逆になるように反転させて使用するこ
ともでき、このとき、取付面と引込口との位置関係も、
左右が逆転する。したがって、取付台本体の引込口を、
取付面に対して左右のどちら側にも位置させることがで
きる。
【0007】また、請求項2に記載の発明のように、前
記カバー体は、前面部と、その前面部の両側端部からそ
れぞれ前記取付台本体に向かって延びる側面部と、前記
前面部の上端部から前記取付台本体に向かって延びる上
面部とからなるとともに、下部に下方に向かって開放さ
れた開放部を備え、その開放部が、前記第1の開口部と
なるとともに、前記第2の開口部となってもよい。こう
して、取付台本体が、通常の向きの場合も、上下および
左右が逆になるように反転された場合にも、カバー体
は、上下が同一の向きのまま、取付台本体に取り付けら
れて、その開放部が、第1の開口部および第2の開口部
を兼ねることとなる。
【0008】また、請求項3に記載の発明のように、前
記取付面には、下方側に、前記保安器を取り付けるため
の取付ねじがねじ込まれる第1の保安器取付溝が設けら
れ、かつ、上方側に、前記保安器を取り付けるための取
付ねじがねじ込まれる第2の保安器取付溝が設けられて
もよい。これにより、保安器の取付には、例えば、取付
台本体が通常の向きの場合は、第1の保安器取付溝が使
用され、取付台本体が上下および左右が逆になるように
反転された場合は、第2の保安器取付溝が使用される。
【0009】また、請求項4に記載の発明のように、前
記取付台本体には、下部に、ステップルが取り付けられ
る第1のステップル取付溝が設けられ、かつ、上部に、
ステップルが取り付けられる第2のステップル取付溝が
設けられてもよい。これにより、ケーブルの固定に、例
えば、取付台本体が通常の向きの場合は、第1のステッ
プル取付溝が使用され、取付台本体が上下および左右が
逆になるように反転された場合は、第2のステップル取
付溝が使用される。
【0010】また、請求項5に記載の発明のように、前
記取付台本体には、下部に、配線クリートが取り付けら
れる第1の配線クリート取付溝が設けられ、かつ、上部
に、配線クリートが取り付けられる第2の配線クリート
取付溝が設けられてもよい。これにより、ケーブルの固
定に、例えば、取付台本体が通常の向きの場合は、第1
の配線クリート取付溝が使用され、取付台本体が上下お
よび左右が逆になるように反転された場合は、第2の配
線クリート取付溝が使用される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係る保安器用取
付台の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0012】図1ないし図7は、本発明に係る保安器用
取付台の一実施の形態を示す。この保安器用取付台1
は、建物の壁2に、電話線用保安器やCATV用保安器
等の保安器3を取り付けるための取付台である。すなわ
ち、この保安器用取付台1は、建物の壁2に固定され
て、その前面に保安器3が取り付けられる。また、この
保安器用取付台1は、取付台本体4と、その取付台本体
4に着脱可能に取り付けられるカバー体5とから構成さ
れている。
【0013】取付台本体4は、例えば、ABS樹脂等の
合成樹脂材料からなり、前面4aが四角の平板状に形成
されており、その前面4aの周辺全周からは、奥方に向
かう一定高さの周辺リブ4bが形成されている。そし
て、取付台本体4は、その前面4aの中央から、向かっ
て左側にかけての部分は、保安器3がその上下が所定の
向きとなるように取り付けられる取付面4cとなってお
り、その取付面4cの下方側には、保安器3を取り付け
るための取付ねじS1、S1がねじ込まれる縦長の第1
の保安器取付溝4d、4dが設けられ、同様にして、取
付面4cの上方側には、保安器3を取り付けるための取
付ねじS1、S1がねじ込まれる縦長の第2の保安器取
付溝4e、4eが、第1の保安器取付溝4d、4dと上
下に対称となるように設けられている。ここで、第1の
保安器取付溝4d、4dは、それら取付溝4d、4dの
一つまたは複数を適宜選択することで、6号保安器、6
号2回線保安器、6号6回線保安器、CATV保安器等
の各種の保安器3を取り付けられるようになっている。
また、第2の保安器取付溝4e、4eは、取付台本体4
を上下および左右が逆になるように反転させたとき、第
1の保安器取付溝4d、4dと同様に、それら取付溝4
e、4eの一つまたは複数を適宜選択することで、6号
保安器、6号2回線保安器、6号6回線保安器、CAT
V保安器等の各種の保安器3を取り付けられるようにな
っている。
【0014】また、取付台本体4は、その前面4aの向
かって右側、つまり取付面4cの右側方に位置し、上下
に長い矩形形状に形成されて、保安器3に接続されたケ
ーブルC1が挿通されて建物の壁2の内側に引き込まれ
る引込口4fを備えている。そして、この引込口4fの
上方4gおよび下方4hには、それぞれ横長の取付孔4
i、4iが形成されている。これら取付孔4i、4i
は、この取付台本体4を、柱6の側面に固定されるボッ
クス7にねじ止めするための、固定ねじ挿通用のねじ孔
である。さらに、引込口4fの上方4gと下方4hをそ
れぞれ囲むようにして、第1のリブ4j、第2のリブ4
kが形成されている。また、取付台本体4は、引込口4
fの両側に位置するように、前記第1および第2のリブ
4j、4kよりも高く突き出る、側方リブ4m、4mが
形成されている。そして、それら側方リブ4m、4m
の、引込口4f側の側面、すなわち、それらの内側面に
は、上下方向に平行に延びて、互いに向かい合う方向に
突出する係合突条4n、4nが形成されている。さら
に、取付台本体4は、側方リブ4m、4mの内側面中央
には、掛止突部4p、4pが形成されている。また、取
付台本体4には、前面4aの下部と上部に、それぞれ、
左右に延びるように、ステップルが取り付けられる第1
のステップル取付溝4qと第2のステップル取付溝4r
が形成されている。そしてさらに、取付台本体4には、
第1のステップル取付溝4qおよび第2のステップル取
付溝4rと並ぶように(図示実施の形態においては、第
1のステップル取付溝4qのすぐ上の位置、および、第
2のステップル取付溝4rのすぐ下の位置にて並ぶよう
に)して、前面4aの下部と上部に、それぞれ、配線ク
リートK1が取り付けられる第1の配線クリート取付溝
4s、第2の配線クリート取付溝4tが形成されてい
る。
【0015】一方、カバー体5は、取付台本体4に、そ
の引込口4fを覆うように取り付けられるものであり、
取付台本体4と同様に、例えば、ABS樹脂等の合成樹
脂材料からなり、横断面略コの字形状であって、その上
端部が覆われている。こうして、カバー体5は、前面部
5aと、その前面部5aの両側端部からそれぞれ取付台
本体4に向かって延びる側面部5b、5bと、前面部5
aの上端部から取付台本体4に向かって延びる上面部5
cとからなるとともに、下部に下方に向かって開放され
た開放部5dを備えている。そして、カバー体5は、側
面部5b、5bの外側に、それぞれ上下方向に延びて下
方に開放された、取付台本体4の係合突条4n、4nと
係合する被係合溝5f、5fが形成されている。さら
に、カバー体5は、側面部5b、5bの外側中央には、
取付台本体4の掛止突部4p、4pと掛かり合う被掛止
凹部5g、5gが形成されている。
【0016】こうして、カバー体5を、取付台本体4に
取り付ける際は、開放部5dを下にし、カバー体5の被
係合溝5f、5fが、取付台本体4の係合突条4n、4
nと嵌まり合うようにして、カバー体5を、取付台本体
4の上方から下方に向かってスライドさせる。そして、
カバー体5の被掛止凹部5g、5gが、取付台本体4の
掛止突部4p、4pと掛かり合う。このとき、カバー体
5の上面部5cの内側面が、取付台本体4の第1のリブ
4jの外側面と当接するようになっている。このように
して、カバー体5を、取付台本体4に取り付けたとき、
カバー体5の開放部5dは、取付台本体4の引込口4f
から下方に向かうようにして取付台本体4の前側に通ず
る第1の開口部となっている(図1、2参照)。
【0017】また、取付台本体4を、上下および左右が
逆になるように反転させた場合、つまりは前後に延びる
水平軸回りに180度回転させた場合は、前記の、取付
台本体4が通常の向きの場合と同様にして、開放部5d
を下にし、カバー体5の被係合溝5f、5fが、取付台
本体4の係合突条4n、4nと嵌まり合うようにして、
カバー体5を、取付台本体4の上方から下方に向かって
スライドさせる。そして、カバー体5の被掛止凹部5
g、5gが、取付台本体4の掛止突部4p、4pと掛か
り合い、カバー体5の上面部5cの内側面が、取付台本
体4の第2のリブ4kの外側面と当接する。このように
して、カバー体5を、取付台本体4に取り付けたとき、
カバー体5の開放部5dは、取付台本体4の引込口4f
から下方に向かうようにして取付台本体4の前側に通ず
る第2の開口部ともなっている(図5参照)。
【0018】次に、以上の構成からなる保安器用取付台
1の作用効果について説明する。図6に示すように、取
付台本体4が通常の向きの場合には、この保安器用取付
台1は、取付台本体4が、建物の柱6の側面に固定され
たボックス7に、引込口4fを合わせるようにして、取
付孔4i、4iを介してねじ止めされる。そして、取付
台本体4の取付面4cに、保安器3が、第1の保安器取
付溝4d、4dを介してねじ止めされることで、その上
下が所定の向きとなるように取り付けられる。そして、
外部からのケーブルC2が、取付面4cに第1および第
2の保安器取付溝4d、4eを利用してねじ止めされた
ケーブルフックF1に巻かれて、保安器3に接続され
る。このとき、ケーブルC2の中間部が、前面4aに第
1の配線クリート取付溝4sを介してねじ止めされた配
線クリートK1に挟まれて、固定される。そして、保安
器3に接続され、建物内に引き込まれるケーブルC1、
C1は、取付台本体4の引込口4fおよびボックス7を
介して、建物内に引き込まれる。このとき、ケーブルC
1、C1の中間部が、ケーブルC2と同様に、前面4a
に第1の配線クリート取付溝4sを介してねじ止めされ
た配線クリートK1、K1に挟まれて、固定される。そ
の後、カバー体5が、開放部5dが下になるようにし
て、取付台本体4の引込口4fを覆うように、その取付
台本体4に取り付けられる。こうして、保安器3に接続
されたケーブルC1、C1は、取付台本体4に取り付け
られるカバー体5の、下方に向かうようにして取付台本
体4の前面に通ずる、第1の開口部となる開放部5d、
および取付台本体4の引込口4fを通じて、壁2の内側
に引き込まれる。
【0019】また、図7に示すように、取付台本体4
を、上下および左右が逆になるように反転させたときに
も、同様にして、取付面4cに保安器3が、第2の保安
器取付溝4e、4eを介してねじ止めされることで、そ
の上下が所定の向きとなるように取り付けられる。そし
て、カバー体5が、開放部5dが下になるようにして、
取付台本体4の引込口4fを覆うように、取付台本体4
に取り付けられる。こうして、保安器3に接続されたケ
ーブルC1、C1は、取付台本体4に取り付けられるカ
バー体5の、下方に向かうようにして取付台本体4の前
面に通ずる、第2の開口部となる開放部5d、および取
付台本体4の引込口4fを通じて、壁2の内側に引き込
まれる。このとき、ケーブルC1、C1、C2の中間部
は、取付台本体4の前面4aに第2の配線クリート取付
溝4tを介してねじ止めされた配線クリートK1、K1
に挟まれて、固定される。
【0020】このように、この保安器用取付台1にあっ
ては、取付台本体4を、上下および左右が逆になるよう
に反転させて使用することもでき、このとき、取付面4
cと引込口4fとの位置関係も、左右が逆転する。した
がって、取付台本体4の引込口4fを、取付面4cに対
して左右のどちら側にも位置させることができる。した
がって、この保安器用取付台1は、建物の柱6の、左右
のどちら側にも、容易に取り付けられる(図6、7参
照)。
【0021】また、取付台本体4が、通常の向きの場合
(図1、6参照)も、上下および左右が逆になるように
反転された場合(図5、7参照)にも、カバー体5は、
上下が同一の向きのまま、取付台本体4に取り付けられ
て、カバー体5に備わる開放部5dが、ケーブルC1、
C1が通される第1の開口部および第2の開口部を兼ね
ている。そして、カバー体5の上面部5cの内側面が、
取付台本体4の第1のリブ4jまたは第2のリブ4kの
外側面と当接するので、カバー体5の上方から引込口4
f内への雨の降り込みを防ぐことができる。さらに、カ
バー体5の、ケーブルC1、C1が通される開放部5d
は、下方に向かって開放しているので、開放部5dから
引込口4f内への雨の降り込みを防ぐことができる。
【0022】また、取付台本体4が、通常の向きの場合
と、上下および左右が逆になるように反転された場合と
では、保安器3の取付にあっては、第1の保安器取付溝
4d、4dあるいは第2の保安器取付溝4e、4eが選
択的に使用され、また、ケーブルC1、C1、C2の中
間部の固定にあっては、第1の配線クリート取付溝4s
あるいは第2の配線クリート取付溝4tが選択的に使用
される。
【0023】なお、本発明は、上述した実施の形態に限
定されるわけではなく、その他種々の変更が可能であ
る。例えば、ケーブルC1、C1、C2の中間部の固定
にあたっては、第1あるいは第2の配線クリート取付溝
4s、4tを利用するのではなく、取付台本体4が、通
常の向きの場合と、上下および左右が逆になるように反
転された場合とで、第1のステップル取付溝4qあるい
は第2のステップル取付溝4rを選択的に使用してもよ
い。また、取付台本体4にカバー体5を取り付ける構造
は、上下方向のスライドによるものでなくとも、取付台
本体の前方側からカバー体を嵌め込むものであってもよ
く、また、カバー体をヒンジによって開閉するものであ
ってもよく、図示実施の形態に示される構造のものに限
定されない。
【0024】また、第1の保安器取付溝4d、4dと第
2の保安器取付溝4e、4eとは、互いに上下対称に形
成されなくとも、それぞれ、取付台本体4が、通常の向
きの場合と、上下および左右が逆になるように反転させ
た場合とで、保安器3がその上下が所定の向きとなるよ
うに取り付けられるものであればよく、例えば、互いに
回転対称に形成されていてもよく、さらには、上下対称
あるいは回転対称で位置していなくとも、それぞれが取
付面4cの上方側および下方側に設けてあればよい。ま
た、第1の保安器取付溝と第2の保安器取付溝とを兼用
した溝を、取付面4cに形成したものであってもよい。
さらには、保安器3を、木ねじ等を取付面4cに直接ね
じ込むようにして取り付ける場合には、第1の保安器取
付溝4d、4dおよび第2の保安器取付溝4e、4eは
なくてもよい。
【0025】
【発明の効果】以上、詳述したところから明らかなよう
に、この発明に係る保安器用取付台によれば、次の効果
がある。
【0026】請求項1に記載された保安器用取付台によ
れば、取付台本体の引込口を、取付面に対して左右のど
ちら側にも位置させることができるので、建物の柱の、
左右のどちら側にも、容易に取り付けることができる。
【0027】また、請求項2に記載された保安器用取付
台によれば、加えて、取付台本体が、通常の向きの場合
も、上下および左右が逆になるように反転された場合に
も、それぞれ対応して、カバー体の開放部が、第1の開
口部および第2の開口部を兼ねることができる。
【0028】また、請求項3に記載された保安器用取付
台によれば、加えて、保安器の取付に、第1の保安器取
付溝あるいは第2の保安器取付溝を選択的に利用するこ
とができる。
【0029】また、、請求項4に記載された保安器用取
付台によれば、加えて、ケーブルの固定に、第1のステ
ップル取付溝あるいは第2のステップル取付溝を選択的
に利用することができる。
【0030】また、、請求項5に記載された保安器用取
付台によれば、加えて、ケーブルの固定に、第1の配線
クリート取付溝あるいは第2の配線クリート取付溝を選
択的に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る保安器用取付台の一実施の形態
の、取付台本体が通常の向きの場合の、保安器用取付台
の正面図である。
【図2】同じく、図1におけるA−A線による拡大断面
図である。
【図3】同じく、図2におけるB−B線による拡大断面
図である。
【図4】同じく、取付台本体の正面図である。
【図5】同じく、取付台本体を上下および左右が逆にな
るように反転させたときの、保安器用取付台の正面図で
ある。
【図6】同じく、取付台本体が通常の向きの場合の、使
用状態を示す正面図である。
【図7】同じく、取付台本体を上下および左右が逆にな
るように反転させたときの、使用状態を示す正面図であ
る。
【図8】従来の、保安器用取付台を示す正面図である。
【符号の説明】
1 保安器用取付台 2 建物の壁 3 保安器 4 取付台本体 4c 取付面 4d 第1の保安
器取付溝 4e 第2の保安器取付溝 4f 引込口 4q 第1のステップル取付溝 4r 第2のステ
ップル取付溝 4s 第1の配線クリート取付溝 4t 第2の配線
クリート取付溝 5 カバー体 5a 前面部 5b 側面部 5c 上面部 5d 開放部(第1の開口部、第2の開口部) C1 ケーブル K1 配線クリー
ト S1 取付ねじ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05K 5/02 H02H 9/00 H04M 1/74

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の壁に固定されて、保安器が取り付
    けられる保安器用取付台であって、 前記保安器がその上下が所定の向きとなるように取り付
    けられる取付面と、前記保安器に接続されたケーブルが
    挿通されて前記壁の内側に引き込まれる、引込口とを備
    えた取付台本体と、 その取付台本体に取り付けられて、前記引込口から下方
    に向かうようにして前記取付台本体の前側に通ずる第1
    の開口部を残して、前記引込口を覆う、カバー体とから
    なり、 前記取付台を、上下および左右が逆になるように反転さ
    せたとき、前記取付面に前記保安器を、その上下が前記
    所定の向きとなるように、取付け可能であるとともに、
    前記取付台本体に前記カバー体を、前記引込口から下方
    に向かうようにして前記取付台本体の前側に通ずる第2
    の開口部を残して、前記引込口を覆うように、取付け可
    能であることを特徴とする保安器用取付台。
  2. 【請求項2】 前記カバー体は、前面部と、その前面部
    の両側端部からそれぞれ前記取付台本体に向かって延び
    る側面部と、前記前面部の上端部から前記取付台本体に
    向かって延びる上面部とからなるとともに、下部に下方
    に向かって開放された開放部を備え、 その開放部が、前記第1の開口部となるとともに、前記
    第2の開口部となることを特徴とする請求項1に記載の
    保安器用取付台。
  3. 【請求項3】 前記取付面には、下方側に、前記保安器
    を取り付けるための取付ねじがねじ込まれる第1の保安
    器取付溝が設けられ、かつ、上方側に、前記保安器を取
    り付けるための取付ねじがねじ込まれる第2の保安器取
    付溝が設けられていることを特徴とする請求項1または
    2に記載の保安器用取付台。
  4. 【請求項4】 前記取付台本体には、下部に、ステップ
    ルが取り付けられる第1のステップル取付溝が設けら
    れ、かつ、上部に、ステップルが取り付けられる第2の
    ステップル取付溝が設けられていることを特徴とする請
    求項1ないし3のいずれか1項に記載の保安器用取付
    台。
  5. 【請求項5】 前記取付台本体には、下部に、配線クリ
    ートが取り付けられる第1の配線クリート取付溝が設け
    られ、かつ、上部に、配線クリートが取り付けられる第
    2の配線クリート取付溝が設けられていることを特徴と
    する請求項1ないし4のいずれか1項に記載の保安器用
    取付台。
JP36258697A 1997-12-11 1997-12-11 保安器用取付台 Expired - Fee Related JP3272289B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36258697A JP3272289B2 (ja) 1997-12-11 1997-12-11 保安器用取付台

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36258697A JP3272289B2 (ja) 1997-12-11 1997-12-11 保安器用取付台

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11178125A JPH11178125A (ja) 1999-07-02
JP3272289B2 true JP3272289B2 (ja) 2002-04-08

Family

ID=18477234

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP36258697A Expired - Fee Related JP3272289B2 (ja) 1997-12-11 1997-12-11 保安器用取付台

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3272289B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11178125A (ja) 1999-07-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4613728A (en) Electrical outlet box enclosure
US8013245B2 (en) Weatherproof cover assembly for an electrical box having a water intrusion barrier
US6753471B2 (en) Outlet box assembly
US7410372B2 (en) Weatherproof cover assembly
US5867372A (en) Frame structure for mounting telecommunications equipment
US5306178A (en) Phone jack box
JPH05191057A (ja) 携帯用端末機器のストラップホルダ構造
JP3272289B2 (ja) 保安器用取付台
US4443051A (en) Telephone jack
JPS61500518A (ja) 電気入出力コンポ−ネント・ユニット用取付可能ハウジング・ユニット
US6243977B1 (en) Knockdown license plate frame
US5682016A (en) Filter cage
JP2923490B1 (ja) 机の配線ダクト装置
JP3180009B2 (ja) 分電盤
JP2669730B2 (ja) インナーコンセントの取り付け構造
JP3024826B2 (ja) フロア用配線器具
JPH0519Y2 (ja)
JP2531329Y2 (ja) 机等におけるコンセント取付装置
JPS596493Y2 (ja) 音響装置
JPH0813664A (ja) 間仕切パネルの配線装置
JPH0635591Y2 (ja) スピーカ装置の取付構造
JPH11244057A (ja) コーナーテーブル
JP3566160B2 (ja) 配線ダクトと配線器具収容体との取付構造
JPH0319252Y2 (ja)
JP2534211Y2 (ja) 机におけるダクトカバー端キャップ

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20011218

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080125

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090125

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090125

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100125

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100125

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100125

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110125

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110125

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120125

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120125

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130125

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130125

Year of fee payment: 11

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees