JP3271641B2 - 磁気ディスクドライバ用キャリッジアセンブリ - Google Patents
磁気ディスクドライバ用キャリッジアセンブリInfo
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- JP3271641B2 JP3271641B2 JP02967795A JP2967795A JP3271641B2 JP 3271641 B2 JP3271641 B2 JP 3271641B2 JP 02967795 A JP02967795 A JP 02967795A JP 2967795 A JP2967795 A JP 2967795A JP 3271641 B2 JP3271641 B2 JP 3271641B2
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Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は磁気ディスクドライバに
関し、特に磁気ディスクのように、情報が記録・再生さ
れるフレキシブルディスクをケース内に収容して成る構
造の情報記録・再生ディスク（以後、磁気ディスクと呼
ぶ）に対してデータの読出し／書込みを行う磁気ヘッド
を搭載してこれを磁気ディスクの所定の径方向に移動さ
せるためのキャリッジアセンブリに関する。
関し、特に磁気ディスクのように、情報が記録・再生さ
れるフレキシブルディスクをケース内に収容して成る構
造の情報記録・再生ディスク（以後、磁気ディスクと呼
ぶ）に対してデータの読出し／書込みを行う磁気ヘッド
を搭載してこれを磁気ディスクの所定の径方向に移動さ
せるためのキャリッジアセンブリに関する。
【０００２】
【従来の技術】図４に従来の磁気ディスクドライバの磁
気ヘッド送り機構周りの構造を示す。磁気ディスク（図
示せず）は図４の矢印Ａで示す方向から磁気ディスクド
ライバ中に挿入される。挿入された磁気ディスクは、デ
ィスクテーブルアセンブリ（ディスク保持機構）１１に
互いの中心軸が一致した状態で保持される。ディスクテ
ーブルアセンブリ１１は、スプリング１２を介してメイ
ンフレーム１３の表面上で回転可能に支持されている。
ディスクテーブルアセンブリ１１はメインフレーム１３
の裏面に設けられたモータ（図示せず）によって回転駆
動され、これによって磁気ディスクが回転する。また、
メインフレーム１３の裏面には、多数の電子部品が搭載
された基板（図示せず）が取り付けられている。
気ヘッド送り機構周りの構造を示す。磁気ディスク（図
示せず）は図４の矢印Ａで示す方向から磁気ディスクド
ライバ中に挿入される。挿入された磁気ディスクは、デ
ィスクテーブルアセンブリ（ディスク保持機構）１１に
互いの中心軸が一致した状態で保持される。ディスクテ
ーブルアセンブリ１１は、スプリング１２を介してメイ
ンフレーム１３の表面上で回転可能に支持されている。
ディスクテーブルアセンブリ１１はメインフレーム１３
の裏面に設けられたモータ（図示せず）によって回転駆
動され、これによって磁気ディスクが回転する。また、
メインフレーム１３の裏面には、多数の電子部品が搭載
された基板（図示せず）が取り付けられている。
【０００３】磁気ディスクドライバは、磁気ディスクに
対してデータの読出し／書込を行う磁気ヘッド１４を備
えている。磁気ヘッド１４はキャリッジ１５によって保
持されている。磁気ヘッド１４とキャリッジ１５との組
み合わせをキャリッジアセンブリ（磁気ヘッド送り機
構）と呼ぶ。キャリッジ１５は、メインフレーム１３の
表面上で後述するようにメインフレーム１３から離隔し
て配置されており、磁気ヘッド１４を磁気ディスクに対
して所定の半径方向（図４の矢印Ｂで示す方向）に沿っ
て移動可能に保持している。
対してデータの読出し／書込を行う磁気ヘッド１４を備
えている。磁気ヘッド１４はキャリッジ１５によって保
持されている。磁気ヘッド１４とキャリッジ１５との組
み合わせをキャリッジアセンブリ（磁気ヘッド送り機
構）と呼ぶ。キャリッジ１５は、メインフレーム１３の
表面上で後述するようにメインフレーム１３から離隔し
て配置されており、磁気ヘッド１４を磁気ディスクに対
して所定の半径方向（図４の矢印Ｂで示す方向）に沿っ
て移動可能に保持している。
【０００４】また、メインフレーム１３の後部壁１３１
には、ステッピングモータ１６が固定されている。ステ
ッピングモータ１６はキャリッジ１５を所定の半径方向
Ｂに沿って駆動する。詳細に説明すると、ステッピング
モータ１６は所定の半径方向Ｂと平行に延在する回転軸
（駆動軸）１６１を有し、この回転軸１６１には雄ネジ
が切られている。この回転軸１６１の先端は、メインフ
レーム１３に切り起こしにより立設された曲げ部１３２
に空けられた穴１３２ａを貫通している。この穴１３２
ａによって、回転軸１６１は所定の半径方向Ｂと平行に
延在するように規制され、かつその先端は回転可能に保
持される。
には、ステッピングモータ１６が固定されている。ステ
ッピングモータ１６はキャリッジ１５を所定の半径方向
Ｂに沿って駆動する。詳細に説明すると、ステッピング
モータ１６は所定の半径方向Ｂと平行に延在する回転軸
（駆動軸）１６１を有し、この回転軸１６１には雄ネジ
が切られている。この回転軸１６１の先端は、メインフ
レーム１３に切り起こしにより立設された曲げ部１３２
に空けられた穴１３２ａを貫通している。この穴１３２
ａによって、回転軸１６１は所定の半径方向Ｂと平行に
延在するように規制され、かつその先端は回転可能に保
持される。
【０００５】一方、キャリッジ１５はキャリッジ本体か
ら回転軸１６１まで延在したアーム１５１を有し、この
アーム１５１の先端は回転軸１６１の雄ネジの谷の部分
に嵌合するように折り曲げられたフック部１５１ａを有
する。従って、ステッピングモータ１６の回転軸１６１
が回転すると、このアーム１５１のフック部１５１ａが
回転軸１６１の雄ネジの谷の部分に沿って動かされ、こ
れによってキャリッジ１５自体が所定の半径方向Ｂに沿
って移動する。とにかく、ステッピングモータ１６はキ
ャリッジ１５を所定の半径方向Ｂに沿って移動させるた
めの駆動手段として働く。
ら回転軸１６１まで延在したアーム１５１を有し、この
アーム１５１の先端は回転軸１６１の雄ネジの谷の部分
に嵌合するように折り曲げられたフック部１５１ａを有
する。従って、ステッピングモータ１６の回転軸１６１
が回転すると、このアーム１５１のフック部１５１ａが
回転軸１６１の雄ネジの谷の部分に沿って動かされ、こ
れによってキャリッジ１５自体が所定の半径方向Ｂに沿
って移動する。とにかく、ステッピングモータ１６はキ
ャリッジ１５を所定の半径方向Ｂに沿って移動させるた
めの駆動手段として働く。
【０００６】ステッピングモータ１６の回転軸１６１が
キャリッジ１５の一方の側に設けられているので、キャ
リッジ１５の一方の側はこの回転軸１６１によってメイ
ンフレーム１３から離隔した状態で、移動可能に支持さ
れる。しかしながら、この回転軸１６１による支持だけ
では、キャリッジ１５全体をメインフレーム１３の表面
から離隔して配置することはできない。そのため、キャ
リッジ１５の他方の側でキャリッジ１５を支持しながら
案内するものが必要である。この案内するものがガイド
バー１７である。
キャリッジ１５の一方の側に設けられているので、キャ
リッジ１５の一方の側はこの回転軸１６１によってメイ
ンフレーム１３から離隔した状態で、移動可能に支持さ
れる。しかしながら、この回転軸１６１による支持だけ
では、キャリッジ１５全体をメインフレーム１３の表面
から離隔して配置することはできない。そのため、キャ
リッジ１５の他方の側でキャリッジ１５を支持しながら
案内するものが必要である。この案内するものがガイド
バー１７である。
【０００７】ガイドバー１７はキャリッジ１５を間に挟
んで、ステッピングモータ１６の回転軸１６１とは逆側
に設けられている。ガイドバー１７は、所定の半径方向
Ｂに対して平行に延在し、メインフレーム１３の表面に
一端１７１及び他端１７２が後述するように固定され、
キャリッジ１５を所定の半径方向Ｂに沿って案内する。
これによって、キャリッジ１５全体がメインフレーム１
３の表面から離隔して配置される。
んで、ステッピングモータ１６の回転軸１６１とは逆側
に設けられている。ガイドバー１７は、所定の半径方向
Ｂに対して平行に延在し、メインフレーム１３の表面に
一端１７１及び他端１７２が後述するように固定され、
キャリッジ１５を所定の半径方向Ｂに沿って案内する。
これによって、キャリッジ１５全体がメインフレーム１
３の表面から離隔して配置される。
【０００８】ガイドバー１７はメインフレーム１３の表
面でガイドバークランプ１８によって挟持されている。
ガイドバークランプ１８はメインフレーム１３の表面に
バインド小ネジ１９によって固定されている。
面でガイドバークランプ１８によって挟持されている。
ガイドバークランプ１８はメインフレーム１３の表面に
バインド小ネジ１９によって固定されている。
【０００９】ガイドバークランプ１８は、単にガイドバ
ー１７を挟持しているだけなので、これだけではガイド
バー１７をメインフレーム１３の表面に固定することは
できない。このために、ガイドバー１７の両端１７１及
び１７２位置を規制するための一対の位置決め部材が必
要である。一対の位置決め部材としては、メインフレー
ム１３の一部をメインフレーム１３の表面側に切り起こ
して形成した一対の曲げ部２０１′及び２０２′を使用
している。一対の曲げ部２０１′及び２０２′は、ガイ
ドバー１７の両端１７１及び１７２位置を規制し、ガイ
ドバークランプ１８と協働してガイドバー１７をメイン
フレーム１３の表面に固定する。
ー１７を挟持しているだけなので、これだけではガイド
バー１７をメインフレーム１３の表面に固定することは
できない。このために、ガイドバー１７の両端１７１及
び１７２位置を規制するための一対の位置決め部材が必
要である。一対の位置決め部材としては、メインフレー
ム１３の一部をメインフレーム１３の表面側に切り起こ
して形成した一対の曲げ部２０１′及び２０２′を使用
している。一対の曲げ部２０１′及び２０２′は、ガイ
ドバー１７の両端１７１及び１７２位置を規制し、ガイ
ドバークランプ１８と協働してガイドバー１７をメイン
フレーム１３の表面に固定する。
【００１０】キャリッジ１５は、キャリッジ本体をガイ
ドバー１７に沿って摺動可能に支持する支持枠１５２を
有する。支持枠１５２にはガイドバー１７が嵌入されて
いる。したがって、このままの状態では、キャリッジ１
５がガイドバー１７に沿って摺動する際に、支持枠１５
２がメインフレーム１３と接触してしまう。これを防止
するため、メインフレーム１３には、ガイドバー１７と
対向する位置に逃げ部が形成されている。この逃げ部と
しては、メインフレーム１３に空けたフレーム穴２１′
を使用している。
ドバー１７に沿って摺動可能に支持する支持枠１５２を
有する。支持枠１５２にはガイドバー１７が嵌入されて
いる。したがって、このままの状態では、キャリッジ１
５がガイドバー１７に沿って摺動する際に、支持枠１５
２がメインフレーム１３と接触してしまう。これを防止
するため、メインフレーム１３には、ガイドバー１７と
対向する位置に逃げ部が形成されている。この逃げ部と
しては、メインフレーム１３に空けたフレーム穴２１′
を使用している。
【００１１】図５をも参照して、キャリッジアセンブリ
について説明する。キャリッジ１５は、アッパーキャリ
ッジ１５−１と、ロアーキャリッジ１５−２とを備え、
アッパーキャリッジ１５−１、ロアーキャリッジ１５−
２の一方の先端部分にはそれぞれ、磁気ヘッド１５３，
１５４が取り付けられている。アッパーキャリッジ１５
−１は図中、上方に開くことができる。図示されない磁
気ディスクは、アッパーキャリッジ１５−１が開いてい
る状態の時に、アッパーキャリッジ１５−１とロアーキ
ャリッジ１５−２との間に挿入され、挿入後、各磁気ヘ
ッド１５３及び１５４が磁気ディスクに近接するよう
に、閉じた状態になる。
について説明する。キャリッジ１５は、アッパーキャリ
ッジ１５−１と、ロアーキャリッジ１５−２とを備え、
アッパーキャリッジ１５−１、ロアーキャリッジ１５−
２の一方の先端部分にはそれぞれ、磁気ヘッド１５３，
１５４が取り付けられている。アッパーキャリッジ１５
−１は図中、上方に開くことができる。図示されない磁
気ディスクは、アッパーキャリッジ１５−１が開いてい
る状態の時に、アッパーキャリッジ１５−１とロアーキ
ャリッジ１５−２との間に挿入され、挿入後、各磁気ヘ
ッド１５３及び１５４が磁気ディスクに近接するよう
に、閉じた状態になる。
【００１２】アッパーキャリッジ１５−１は板状のアー
ムによって構成されている。他方、ロアーキャリッジ１
５−２は、磁気ヘッド１５４を搭載した平面板１５−３
と、磁気ヘッド１５４とは反対側の端部に設けられた突
出部１５−４とを備え、この突出部１５−４はアッパー
キャリッジ１５−１に金属製の連結板１５−５を介して
連結されている。突出部１５−４には、図５の右方向に
突出したバネ取付部１５−６が備えられている。バネ取
付部１５−６からは、丸棒状のバネ支持部１５−７が図
の前方に突き出しており、バネ支持部１５−７にはアッ
パーキャリッジ１５−１を図中下方に付勢するためのバ
ネ１５−８が取り付けられている。
ムによって構成されている。他方、ロアーキャリッジ１
５−２は、磁気ヘッド１５４を搭載した平面板１５−３
と、磁気ヘッド１５４とは反対側の端部に設けられた突
出部１５−４とを備え、この突出部１５−４はアッパー
キャリッジ１５−１に金属製の連結板１５−５を介して
連結されている。突出部１５−４には、図５の右方向に
突出したバネ取付部１５−６が備えられている。バネ取
付部１５−６からは、丸棒状のバネ支持部１５−７が図
の前方に突き出しており、バネ支持部１５−７にはアッ
パーキャリッジ１５−１を図中下方に付勢するためのバ
ネ１５−８が取り付けられている。
【００１３】連結板１５−５は、２本のネジで突出部１
５−４の上面に取り付けられた押さえ板１５−９で固定
されている。突出部１５−４には更に、図４にて説明し
たアーム１５１が一体的に形成されている。なお、図４
にて説明した支持枠１５２は図示を省略している。
５−４の上面に取り付けられた押さえ板１５−９で固定
されている。突出部１５−４には更に、図４にて説明し
たアーム１５１が一体的に形成されている。なお、図４
にて説明した支持枠１５２は図示を省略している。
【００１４】アッパーキャリッジ１５−１は、磁気ディ
スクの挿入前は図示しないディスクホルダプレートによ
り上方に開くようにされている。磁気ディスクが挿入さ
れるとディスクホルダプレートは下動し、その結果、ア
ッパーキャリッジ１５−１はバネ１５−８により下方に
閉じて磁気ヘッド１５３が磁気ディスクに近接する。磁
気ディスクがエジェクトされると、アッパーキャリッジ
１５−１は上動するディスクホルダプレートにより上方
に開かれた状態に維持される。
スクの挿入前は図示しないディスクホルダプレートによ
り上方に開くようにされている。磁気ディスクが挿入さ
れるとディスクホルダプレートは下動し、その結果、ア
ッパーキャリッジ１５−１はバネ１５−８により下方に
閉じて磁気ヘッド１５３が磁気ディスクに近接する。磁
気ディスクがエジェクトされると、アッパーキャリッジ
１５−１は上動するディスクホルダプレートにより上方
に開かれた状態に維持される。
【００１５】
【発明が解決しようとする課題】なお、磁気ヘッドのキ
ャリッジへの固着は、ジンバルを介して接着により行わ
れており、これをアッパーキャリッジ１５−１の場合に
ついて図６、図７を参照して説明する。磁気ディスクド
ライバが比較的大きい場合、アッパーキャリッジ１５−
１の寸法も大きく、アッパーキャリッジ１５−１の幅方
向寸法はジンバル１５４の幅方向寸法よりも大きい。し
かしながら、最近、この種の磁気ディスクドライバに
は、小型化、薄型化の要求が高まってきており、これに
伴なってキャリッジ１５も小型になってきている。
ャリッジへの固着は、ジンバルを介して接着により行わ
れており、これをアッパーキャリッジ１５−１の場合に
ついて図６、図７を参照して説明する。磁気ディスクド
ライバが比較的大きい場合、アッパーキャリッジ１５−
１の寸法も大きく、アッパーキャリッジ１５−１の幅方
向寸法はジンバル１５４の幅方向寸法よりも大きい。し
かしながら、最近、この種の磁気ディスクドライバに
は、小型化、薄型化の要求が高まってきており、これに
伴なってキャリッジ１５も小型になってきている。
【００１６】図６はアッパーキャリッジ１５−１の幅方
向寸法Ｌがジンバル１５５の幅方向寸法より小さい場合
を示している。この場合、磁気ヘッド１５３を搭載した
ジンバル１５５は、図６に１５６で示す境界部、すなわ
ちジンバル１５５の後縁部とアッパーキャリッジ１５−
１の主面との境界部に接着剤を塗布する。更に、図７に
示すように、アッパーキャリッジ１５−１の幅方向の両
側縁とこれに交差するジンバル１５５の主面との間にで
きるコーナ部１５７にも接着剤を塗布する。
向寸法Ｌがジンバル１５５の幅方向寸法より小さい場合
を示している。この場合、磁気ヘッド１５３を搭載した
ジンバル１５５は、図６に１５６で示す境界部、すなわ
ちジンバル１５５の後縁部とアッパーキャリッジ１５−
１の主面との境界部に接着剤を塗布する。更に、図７に
示すように、アッパーキャリッジ１５−１の幅方向の両
側縁とこれに交差するジンバル１５５の主面との間にで
きるコーナ部１５７にも接着剤を塗布する。
【００１７】しかしながら、上記のような接着方法で
は、境界部１５６とコーナ部１５７への接着剤塗布のた
めにキャリッジ１５−１を裏返しにしなければならない
ので、作業工数が増える。しかも、裏返しは境界部１５
６あるいはコーナ部１５７の一方に塗布した接着剤が乾
燥してから行わなければならないので、余分な時間を必
要とすることになる。これはロアーキャリッジ１５−２
についても同様である。
は、境界部１５６とコーナ部１５７への接着剤塗布のた
めにキャリッジ１５−１を裏返しにしなければならない
ので、作業工数が増える。しかも、裏返しは境界部１５
６あるいはコーナ部１５７の一方に塗布した接着剤が乾
燥してから行わなければならないので、余分な時間を必
要とすることになる。これはロアーキャリッジ１５−２
についても同様である。
【００１８】このような問題点を鑑み、本発明の課題は
磁気ヘッドを搭載したジンバルとキャリッジとの接着強
度を低下させることなく接着作業を容易にすることがで
きるような磁気ディスクドライバ用アセンブリを提供す
ることにある。
磁気ヘッドを搭載したジンバルとキャリッジとの接着強
度を低下させることなく接着作業を容易にすることがで
きるような磁気ディスクドライバ用アセンブリを提供す
ることにある。
【００１９】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、磁気デ
ィスクに対してデータの読出し／書込みを行う磁気ヘッ
ドを固着したジンバルを、板状のキャリッジの先端側に
接着して成るキャリッジアセンブリを備えた磁気ディス
クドライバにおいて、前記キャリッジの幅方向の寸法を
前記ジンバルの幅方向寸法よりも小さくし、前記キャリ
ッジの先端とは反対側の前記ジンバルの端縁部に対応す
る前記キャリッジに、前記ジンバルの端縁部の一部が露
出するような長穴を設け、前記ジンバルと前記キャリッ
ジとの接着を、少なくとも前記キャリッジの幅を規定し
ている両側縁とこれに交差する前記ジンバルの主面及び
前記長穴の口縁部とこれに交差する前記ジンバルの主面
とで行ったことを特徴とする磁気ディスクドライバ用キ
ャリッジアセンブリが得られる。
ィスクに対してデータの読出し／書込みを行う磁気ヘッ
ドを固着したジンバルを、板状のキャリッジの先端側に
接着して成るキャリッジアセンブリを備えた磁気ディス
クドライバにおいて、前記キャリッジの幅方向の寸法を
前記ジンバルの幅方向寸法よりも小さくし、前記キャリ
ッジの先端とは反対側の前記ジンバルの端縁部に対応す
る前記キャリッジに、前記ジンバルの端縁部の一部が露
出するような長穴を設け、前記ジンバルと前記キャリッ
ジとの接着を、少なくとも前記キャリッジの幅を規定し
ている両側縁とこれに交差する前記ジンバルの主面及び
前記長穴の口縁部とこれに交差する前記ジンバルの主面
とで行ったことを特徴とする磁気ディスクドライバ用キ
ャリッジアセンブリが得られる。
【００２０】
【実施例】図１〜図３を参照して、本発明の一実施例を
アッパーキャリッジ１５−１に適用した場合について説
明する。アッパーキャリッジ１５−１の幅方向の寸法
は、ジンバル１５５の幅方向寸法よりも小さい。本発明
の特徴は、ジンバル１５５の後縁部に対応するアッパー
キャリッジ１５−１に、ジンバル１５５の後縁部の約半
分程度が露出するような長穴１５−１ａを設ける。そし
て、アッパーキャリッジ１５−１とジンバル１５５との
接着を、図２、図３に示されるように、長穴１５−１ａ
内でも行うようにした点にある。すなわち、長穴１５−
１ａ内で、長穴１５−１ａの口縁部とこれに交差するジ
ンバル１５５の主面との間にできるコーナ部１５８に接
着剤を流し込むことで接着を行う。なお、図２に示され
るように、アッパーキャリッジ１５−１の幅方向の両側
縁とこれに交差するジンバル１５５の主面との間にでき
るコーナ部１５７については図７で説明した従来と同様
の方法で行われる。
アッパーキャリッジ１５−１に適用した場合について説
明する。アッパーキャリッジ１５−１の幅方向の寸法
は、ジンバル１５５の幅方向寸法よりも小さい。本発明
の特徴は、ジンバル１５５の後縁部に対応するアッパー
キャリッジ１５−１に、ジンバル１５５の後縁部の約半
分程度が露出するような長穴１５−１ａを設ける。そし
て、アッパーキャリッジ１５−１とジンバル１５５との
接着を、図２、図３に示されるように、長穴１５−１ａ
内でも行うようにした点にある。すなわち、長穴１５−
１ａ内で、長穴１５−１ａの口縁部とこれに交差するジ
ンバル１５５の主面との間にできるコーナ部１５８に接
着剤を流し込むことで接着を行う。なお、図２に示され
るように、アッパーキャリッジ１５−１の幅方向の両側
縁とこれに交差するジンバル１５５の主面との間にでき
るコーナ部１５７については図７で説明した従来と同様
の方法で行われる。
【００２１】このような構造によれば、コーナ部１５
７，１５８に対する接着剤の塗布あるいは流し込みは図
２、図３に示す位置関係を逆にして行われ、同じ方向か
ら行うことができるので、接着剤の乾燥を待ったり、ア
ッパーキャリッジ１５−１を裏返しする必要は無い。そ
して、ジンバル１５５は、図７で説明したのと同様に、
幅方向の両側縁部と後縁部との三辺で接着されるので、
接着強度が低下することはない。以上の構造は、ロアー
キャリッジにも適用される。
７，１５８に対する接着剤の塗布あるいは流し込みは図
２、図３に示す位置関係を逆にして行われ、同じ方向か
ら行うことができるので、接着剤の乾燥を待ったり、ア
ッパーキャリッジ１５−１を裏返しする必要は無い。そ
して、ジンバル１５５は、図７で説明したのと同様に、
幅方向の両側縁部と後縁部との三辺で接着されるので、
接着強度が低下することはない。以上の構造は、ロアー
キャリッジにも適用される。
【００２２】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明による
キャリッジアセンブリは、磁気ヘッドを搭載したジンバ
ルとキャリッジとの接着作業を、ジンバルの少なくとも
三辺でキャリッジに設けた長穴を通して同じ方向から行
うことができるようにしたことにより、接着強度を低下
させることなく、少ない作業工数及び作業時間で行うこ
とが可能となる。
キャリッジアセンブリは、磁気ヘッドを搭載したジンバ
ルとキャリッジとの接着作業を、ジンバルの少なくとも
三辺でキャリッジに設けた長穴を通して同じ方向から行
うことができるようにしたことにより、接着強度を低下
させることなく、少ない作業工数及び作業時間で行うこ
とが可能となる。
【図１】本発明によるキャリッジアセンブリの主要部を
示した平面図である。
示した平面図である。
【図２】図１の線Ａ−Ａによる断面図である。
【図３】図１の線Ｂ−Ｂによる断面図である。
【図４】本発明が適用される磁気ディスクドライバの要
部構成を示す分解斜視図である。
部構成を示す分解斜視図である。
【図５】図４に示された従来のキャリッジアセンブリを
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図６】従来のキャリッジアセンブリの主要部を示した
平面図である。
平面図である。
【図７】図６の線Ｃ−Ｃによる断面図である。
１５−１ アッパーキャリッジ １５−１ａ 長穴 １５３ 磁気ヘッド １５５ ジンバル
フロントページの続き (72)発明者 網干 義明 山形県天童市万代１番１号 ニュートロ ニクス株式会社内 (56)参考文献 特開 平６−259909（ＪＰ，Ａ) 特開 平８−7448（ＪＰ，Ａ) 実開 平４−31459（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) G11B 17/32 G11B 21/02
Claims (1)
- 【請求項１】 磁気ディスクに対してデータの読出し／
書込みを行う磁気ヘッドを固着したジンバルを、板状の
キャリッジの先端側に接着して成るキャリッジアセンブ
リを備えた磁気ディスクドライバにおいて、前記キャリ
ッジの幅方向の寸法を前記ジンバルの幅方向寸法よりも
小さくし、前記キャリッジの先端とは反対側の前記ジン
バルの端縁部に対応する前記キャリッジに、前記ジンバ
ルの端縁部の一部が露出するような長穴を設け、前記ジ
ンバルと前記キャリッジとの接着を、少なくとも前記キ
ャリッジの幅を規定している両側縁とこれに交差する前
記ジンバルの主面及び前記長穴の口縁部とこれに交差す
る前記ジンバルの主面とで行ったことを特徴とする磁気
ディスクドライバ用キャリッジアセンブリ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP02967795A JP3271641B2 (ja) | 1995-02-17 | 1995-02-17 | 磁気ディスクドライバ用キャリッジアセンブリ |
Applications Claiming Priority (1)
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| JP02967795A JP3271641B2 (ja) | 1995-02-17 | 1995-02-17 | 磁気ディスクドライバ用キャリッジアセンブリ |
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1995
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