JP3270395B2 - 液晶プロジェクタの歪み補正回路 - Google Patents

液晶プロジェクタの歪み補正回路

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶プロジェクタ
の歪み補正回路に関し、特に、液晶プロジェクタの投射
画像における水平方向の縮小率の切り替わり目の不連続
点を軽減して斜め線を滑らかに表現するとともに、垂直
方向の映像の歪みを補正することを図った液晶プロジェ
クタの歪み補正回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、液晶等の格子状デバイスを利用し
た液晶プロジェクタにおいて、光学シフト角を超えて打
上げ投射を行うと画像が水平方向に対して台形に歪むと
いう問題がある。この問題を解決するため、液晶パネル
上で逆台形に画像を加工することによって台形歪みを補
正する方法が知られている。
【0003】図4は、従来の台形歪み補正方法を示す図
である。図は、8ドット×8ラインの映像からなるもの
であり、これを変換して、上辺を4ドット、下辺を8ド
ットとする映像を得るために、line0,1,2 は、入力dot
1,3,5,6を捨て4ドットにして出力し、line3,4,5,6
は、入力dot3,6を捨て6ドットにして出力し、line7
は、入力された8ドットをそのまま出力するという処理
を行っている。
【0004】この処理では、捨てられたドットの情報は
出力映像に反映されないため、生成された台形の出力映
像は滑らかな逆台形画像を得ることができない。
【0005】このため、本発明者は、特願平9−128
319号において、入力映像の情報を演算により出力映
像に残す方法を提案した。図5は、この方法を用いて台
形歪みを補正する方法を示す図である。この方法は、li
ne0,1,2 は、8ドットを4ドットに補間縮小して出力
し、line3,4,5,6 は、8ドットを4ドットに補間縮小し
て出力し、line7 は、入力された8ドットをそのまま出
力するという処理を行うものである。
【0006】ここでは、補間縮小を、特願平9−128
319号で提案した演算法と直線補間を用いて行ってい
る。ここで、出力映像のline0 のdot1は、前述の演算法
から入力映像のdot2とdot3の間に位置し、dot2から1/3
ドット離れていることがわかる。その輝度は直線補間を
用いて、 (dot2+(dot3−dot2)×1)/3 ・・・(式1) と表される。
【0007】また、出力映像のline4のdot1は入力映像
のdot1とdot2の間に位置し、dot1から2/5 ドット離れて
いることがわかり、その輝度は直線補間を用いて、 (dot1+(dot2−dot1)×2)/5 ・・・(式2) と表される。この方法では、演算により入力映像の情報
が出力映像に多く残る。このため、図4から得られる映
像に比較して、より自然な映像を得ることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図5に
示した台形歪み補正方法によれば、例えば、line2 とli
ne3 の間でいきなり縮小率が変わるため、そこに線があ
るように見え、画像端では階段状になるという問題があ
る。また、水平方向ばかりでなく映像の上側が伸びると
いう垂直方向の歪みが現れるという問題がある。
【0009】従って、本発明の目的は、水平方向の縮小
率の切り替わり目の不連続点を軽減して斜め線を滑らか
に表現できるとともに、垂直方向の映像の歪みを補正す
ることができる液晶プロジェクタの歪み補正回路を提供
することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するため、液晶プロジェクタの水平方向および垂直
方向の歪みを補正する液晶プロジェクタの歪み補正回路
において、入力されたアナログ画像データをディジタル
画像データに変換するA/D変換部と、A/D変換部に
よって変換された前記ディジタル画像データの画像情報
を蓄積するフレームバッファと、水平方向に複数の画素
が連続したディジタル画像データから、加重平均に代表
される補間演算を用い新規画素を生成して水平方向の画
素の間隔を変更する水平解像度変換部と、垂直方向に複
数の画素が連続したディジタル画像データから、加重平
均に代表される補間演算を用い新規画素を生成して垂直
方向の画素の間隔を変更する垂直解像度変換部と、ディ
ジタル画像データの水平解像度変換部により水平方向の
解像度変換を行い、画像の水平方向の台形歪みの補正を
行う台形歪み補正部と、ディジタル画像データの垂直解
像度変換部により垂直方向の解像度変換を行い、画像の
垂直方向の歪みの補正を行う垂直歪み補正部と、垂直歪
み補正部および台形歪み補正部によって歪みが補正され
たディジタル画像データをアナログ画像データに変換し
てディスプレイ等の表示部に出力するD/A変換部とを
有し、台形歪み補正部は、有効画素の両端に仮想的な黒
レベルデータを挿入し、画像の開始点のデータと仮想的
な黒レベルデータの加重平均を行い、垂直歪み補正部
は、表示ライン毎に加重平均を行うことを特徴とする液
晶プロジェクタの歪み補正回路を提供するものである。
【0011】以上の構成において、台形歪み補正部は、
入力水平画素数と、出力画像の最上端出力水平画素数を
出力画像の最下端出力水平画素数から減じた出力上下差
分画素数と、出力画像の出力垂直画素数と、出力画素の
垂直位置である出力垂直位置から、0と上下差分画素数
に出力垂直位置を出力垂直画素数で除した値で重み付け
をし得られる加重平均演算値に、最上端出力水平画素数
を加えることで算出される出力水平画素数から、入力画
素と出力画素との相対位置関係を確定し、入力画素の位
置を基準として出力画素の位置との距離を算出すること
が望ましい。この場合、出力垂直位置において、加重平
均値の算出の際得られる剰余を出力垂直画素数で除した
値により、台形補正を行う際の入力画素の位置と、基準
にした入力画素の位置との距離の最大値を算出し、さら
に、出力垂直位置において、入力画像の水平中心から前
記基準にした入力画素の水平位置までの変位と、最大値
とを乗じ、入力水平画素数で除することで、台形補正を
行う際の入力画素の位置と、基準にした入力画素の位置
との距離を算出するこが望ましい。
【0012】また、台形歪み補正部は、基準にした入力
画素の位置と前記出力画素の位置との距離、および、台
形補正を行う際の入力画素の位置と基準にした入力画素
位置の距離、を加算して直線補間することが望まし
い。
【0013】更に、仮想的な黒レベルデータは、表示部
に表示する際に間引かれることが望ましい。
【0014】また、上記構成において、垂直歪み補正部
は、補正前のライン間の幅をa,全ライン数をwy,表
示の終わったラインをy,変形の度合いをtとしたと
き、補正後のライン間の幅を表示ライン毎に、 a−a×((wy−2)−y×2)/(wy−2)×t により求めることが望ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0016】図1は、本発明の実施の形態による液晶プ
ロジェクタの歪み補正回路の構成を示す図である。この
歪み補正回路は、入力されたアナログ画像データをディ
ジタル画像データに変換するA/D変換部1と、A/D
変換部1によってアナログ画像データからディジタル画
像データに変換された画像情報を保存するフレームバッ
ファ2と、フレームバッファ2に保存されたディジタル
画像データの垂直方向の解像度変換を行い、画像の垂直
方向の歪みの補正を行う垂直歪み補正部3と、このディ
ジタル画像データの水平方向の解像度変換を行い、画像
の水平方向の台形歪みの補正を行う台形歪み補正部4
と、垂直歪み補正部3および台形歪み補正部4によって
歪みが補正されたディジタル画像データをアナログ画像
データに変換してディスプレイ等の表示部(図示せず)
に出力するD/A変換部5とから構成される。
【0017】図2は、図1に示した歪み補正回路による
歪み補正の動作を説明する図である。ここでは、8ドッ
ト×8ラインの映像を変換し、上辺が4ドット、下辺が
8ドットの映像を得ようとする例を示している。
【0018】ここで、まず、台形補正変換の動作原理を
説明する。台形補正変換する前に、8ドット×8ライン
の映像の両端に黒レベルのドットを1つずつ追加し、1
0ドット×8ラインの映像とする。この黒レベルのドッ
トは理想的な台形補正をする際に、黒から実映像の始ま
るドットまでの間、または実映像の終了するドットから
黒までの間の出力映像を生成するために必要となるもの
である。そして、line0,1,2,3 は、10ドットを6ドッ
トに補間縮小する動作line4,5,6 は、10ドットを8ド
ットに補間縮小する動作を行う。その補正分に理想的な
台形補正分との差を加えて出力映像を得る。
【0019】ここで理解を容易にするために、図2のli
ne6に注目して説明する。図において、一点鎖線は、補
間縮小を行う際の入力映像のドット位置を示し、a0〜a7
は、このときの出力映像のドットから一点鎖線までの距
離を示す。また、二点鎖線は、理想的な台形補正を行う
場合の入力映像のドット位置を示し、一点鎖線から二点
鎖線までの距離をb0〜b7で示す。そして、出力映像のド
ットから一点鎖線までの距離と一点鎖線から二点鎖線ま
での距離を加算し、a0+b0〜a7+b7とすることで出力映
像のドットから理想的な台形補正を行う場合の入力映像
のドットまでの距離を求めることができ、出力映像の生
成が可能となる。以上が、本発明における台形補正変換
の動作原理である。
【0020】次に、実際の台形補正の水平方向の補正の
動作を説明する。実際の演算においては、a0〜a7とb0〜
b7が数値として解る必要がある。そこで、まず、ライン
と出力ドット数の関係を考察する。
【0021】line0 は6ドットの出力、line7 は10ド
ットの出力という条件から、lineLの出力ドット数は、 (6/2+int(2×L/7))×2・・int()は少数切り捨て関数・・・(式3) で求まる。式(3)により、 line0の出力ドット数は (3+int(2×0/7))×2=6 line1の出力ドット数は (3+int(2×1/7))×2=6 line2の出力ドット数は (3+int(2×2/7))×2=6 line3の出力ドット数は (3+int(2×3/7))×2=6 line4の出力ドット数は (3+int(2×4/7))×2=8 line5の出力ドット数は (3+int(2×5/7))×2=8 line6の出力ドット数は (3+int(2×6/7))×2=8 line7の出力ドット数は (3+int(2×7/7))×2=10 となり、各々のラインの入力ドット数と出力ドット数が
確定する。
【0022】これより、特願平9−128319号で提
案した演算法から、どの入力ドットを基準にしてそこか
らどれだけ離れているか、即ち、出力ドットから一点鎖
線までの距離がわかる。line6 では、出力dot0は、入力
dot0を基準とし0/7 ドット離れ、出力dot1は、入力dot1
を基準とし2/7 ドット離れ、出力dot2は、入力dot2を基
準とし4/7 ドット離れ、出力dot3は、入力dot3を基準と
し6/7 ドット離れ、出力dot4は、入力dot5を基準とし1/
7 ドット離れ、出力dot5は、入力dot6を基準とし3/7 ド
ット離れ、出力dot6は、入力dot7を基準とし5/7 ドット
離れ、出力dot7は、入力dot9を基準とし0/7 ドット離れ
ている。
【0023】さらに、出力ドット数を求める式(3)中
の(2×L/7)の演算で得られる剰余は、入力dot0に
おける一点鎖線から二点鎖線までの距離に比例してお
り、b0は、 ((2×L)mod7)/7・・modは剰余を求める演算子・・・(式4) で表される。各々のラインに対するb0は、 line0では、b0=((2×0 )mod7)/7=0/7ドット line1では、b0=((2×1 )mod7)/7=2/7ドット line2では、b0=((2×2 )mod7)/7=4/7ドット line3では、b0=((2×3 )mod7)/7=6/7ドット line4では、b0=((2×4 )mod7)/7=1/7ドット line5では、b0=((2×5 )mod7)/7=3/7ドット line6では、b0=((2×6 )mod7)/7=5/7ドット line7では、b0=((2×7 )mod7)/7=0/7ドット となる。
【0024】そして、b0〜b7は映像の右端で最大、中央
で0 、左端で-b0 となり、入力映像のドット数と、基準
とした入力のドット位置によって、 b0 ×((WD-1)-x’×2)/(WD-1) ・・・(式5) WDは入力映像のドット数 x'は基準とした入力ドット位置 と表すことができる。
【0025】図2のline6 に注目してb0〜b7を考える
と、WDは10ドットで、 b0は入力dot0を基準としているので、b0=5/7×(9-0×2)
/9= 45/63 ドット b1は入力dot1を基準としているので、b1=5/7×(9-1×2)
/9= 35/63 ドット b2は入力dot2を基準としているので、b2=5/7×(9-2×2)
/9= 25/63 ドット b3は入力dot3を基準としているので、b3=5/7×(9-3×2)
/9= 15/63 ドット b4は入力dot4を基準としているので、b4=5/7×(9-5×2)
/9= -5/63 ドット b5は入力dot5を基準としているので、b5=5/7×(9-6×2)
/9=-15/63 ドット b6は入力dot6を基準としているので、b6=5/7×(9-7×2)
/9=-25/63 ドット b7は入力dot7を基準としているので、b7=5/7×(9-9×2)
/9=-45/63 ドット となる。
【0026】これらの処理をすべてのラインに対して行
う。これで、a0〜a7とb0〜b7が確定するため、a0+b0〜
a7+b7も確定する。この数値を用いて直線補間等を行う
ことで上辺6ドット、下辺10ドットの台形補正を行う
ことができる。
【0027】しかし、はじめに黒レベルドットを付加し
たため、最上ラインで実際に映像が表示されるドット数
は4ドット、最下ラインで実際に映像が表示されるドッ
ト数は8ドットとなる。そこで、ディスプレイ上に表示
する際には、右端のドットと、左端のドットを端折っ
て、横方向8ドットを表示する。以上の方法で水平方向
の台形歪みの補正が可能となる。
【0028】以上述べたように、有効画素の両端に仮想
黒レベルデータを挿入し、画像の開始点のデータとこの
仮想黒レベルデータを加重平均することによって中間調
を得ることができる。
【0029】なお、前述したように、液晶プロジェクタ
で、映像を打ち上げ投射した場合、水平方向ばかりでな
く垂直方向に対しても映像の上側が伸びるという歪みが
現れる。これを正確に補正することは光学系自体がもつ
打ち上げ角や光学系のズーム率などが関係するため、難
しい処理となる。このため、映像の上部を垂直方向に縮
ませ、下部を垂直方向に伸ばす処理を行う。
【0030】入力映像のラインに対する出力映像のライ
ンの位置は、通常1ライン表示が終わる毎に、ライン間
の幅を加算し、それを繰り返すことで行う。ここで、ラ
イン間の幅を表示ライン毎に、 a-a×((wy-2)-y×2))/(wy-2)×t ・・・(式6) a:本来のライン間の幅 wy: 全ライン数 y:表示の終わったライン t:変形の度合い とすると、出力映像の上側に位置するラインの間隔が狭
まり、狭まった分だけ、映像の下側に位置するラインの
間隔が広がる。
【0031】図3(a),(b)に、垂直方向の歪み補
正動作の例を示す。(a)は全ライン数を6とし、変形
を行わないときの垂直方向のライン間隔の例を示し、
(b)は全ライン数を6とし、変形の度合いを50%と
した場合の垂直方向のライン間隔の例を示す。図に示す
とおり、0−1ライン間で狭まった分は4−5ライン間
で広がり、1−2ライン間で狭まった分は3−4ライン
間で広がっていることが解る。変形の度合いを変化させ
ると、どれだけライン間を狭め、また広げるかを調整で
き、実際の映像で歪んだ分にあわせて、その値を調整す
ることで、垂直方向の歪みを打ち消すことができる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明の液晶プロ
ジェクタの歪み補正回路によれば、入力されたアナログ
画像データをディジタル画像データに変換するA/D変
換部と、A/D変換部によって変換された前記ディジタ
ル画像データの画像情報を蓄積するフレームバッファ
と、水平方向に複数の画素が連続したディジタル画像デ
ータから、加重平均に代表される補間演算を用い新規画
素を生成して水平方向の画素の間隔を変更する水平解像
度変換部と、垂直方向に複数の画素が連続したディジタ
ル画像データから、加重平均に代表される補間演算を用
い新規画素を生成して垂直方向の画素の間隔を変更する
垂直解像度変換部と、ディジタル画像データの水平解像
度変換部により水平方向の解像度変換を行い、画像の水
平方向の台形歪みの補正を行う台形歪み補正部と、垂直
解像度変換部により垂直方向の解像度変換を行い、画像
の垂直方向の歪みの補正を行う垂直歪み補正部と、垂直
歪み補正部および台形歪み補正部によって歪みが補正さ
れたディジタル画像データをアナログ画像データに変換
してディスプレイ等の表示部に出力するD/A変換部と
を有する。この構成により、台形歪み補正部が、有効画
素の両端に仮想的な黒レベルデータを挿入し、画像の開
始点のデータと仮想的な黒レベルデータの加重平均を行
い、垂直歪み補正部が、表示ライン毎に加重平均を行う
ようにしたため、水平方向の縮小率の切り替わり目の不
連続点を軽減して斜め線を滑らかに表現できるととも
に、垂直方向の映像の歪みを補正することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による液晶プロジェクタの
歪み補正回路の構成を示すブロック図である。
【図2】水平方向の台形歪み補正動作を説明する図であ
る。
【図3】垂直方向の歪み補正動作を説明する図である。
【図4】従来の台形歪み補正動作を説明する図である。
【図5】従来の台形歪み補正動作を説明する図である。
【符号の説明】
1 A/D変換部 2 フレームバッファ 3 垂直歪み補正部 4 台形歪み補正部 5 D/A変換部

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液晶プロジェクタの水平方向および垂直
    方向の歪みを補正する液晶プロジェクタの歪み補正回路
    において、 入力されたアナログ画像データをディジタル画像データ
    に変換するA/D変換部と、 前記A/D変換部によって変換された前記ディジタル画
    像データの画像情報を蓄積するフレームバッファと、水平方向に複数の画素が連続した前記ディジタル画像デ
    ータから、加重平均に代表される補間演算を用い新規画
    素を生成して水平方向の画素の間隔を変更する水平解像
    度変換部と、 垂直方向に複数の画素が連続した前記ディジタル画像デ
    ータから、加重平均に代表される補間演算を用い新規画
    素を生成して垂直方向の画素の間隔を変更する垂直解像
    度変換部と、 前記ディジタル画像データの前記水平解像度変換部によ
    り水平方向の解像度変換を行い、画像の前記水平方向の
    台形歪みの補正を行う台形歪み補正部と、 前記ディジタル画像データの前記垂直解像度変換部によ
    垂直方向の解像度変換を行い、画像の前記垂直方向の
    歪みの補正を行う垂直歪み補正部と、 前記垂直歪み補正部および前記台形歪み補正部によって
    歪みが補正された前記ディジタル画像データをアナログ
    画像データに変換してディスプレイ等の表示部に出力す
    るD/A変換部とを有し、 前記台形歪み補正部は、有効画素の両端に仮想的な黒レ
    ベルデータを挿入し、画像の開始点のデータと前記仮想
    的な黒レベルデータの加重平均を行い、 前記垂直歪み補正部は、表示ライン毎に加重平均を行う
    ことを特徴とする液晶プロジェクタの歪み補正回路。
  2. 【請求項2】 前記台形歪み補正部は、入力水平画素数と、 出力画像の最上端出力水平画素数を出力画像の最下端出
    力水平画素数から減じた出力上下差分画素数と、 出力画像の出力垂直画素数と、 出力画素の垂直位置である出力垂直位置から、0と前記
    上下差分画素数に前記出力垂直位置を前記出力垂直画素
    数で除した値で重み付けをし得られる加重平均演算値
    に、前記最上端出力水平画素数を加えることで算出され
    る出力水平画素数から、 入力画素と出力画素との相対位置関係を確定し、前記入
    力画素の位置を基準として前記出力画素の位置 との距離
    を算出することを特徴とする請求項1に記載の液晶プロ
    ジェクタの歪み補正回路。
  3. 【請求項3】 前記台形歪み補正部は、前記出力垂直位
    置において、前記加重平均値の算出の際得られる剰余を
    前記出力垂直画素数で除した値により、台形補正を行う
    際の入力画素の位置と、前記基準にした入力画素の位置
    との距離の最大値を算出することを特徴とする請求項
    に記載の液晶プロジェクタの歪み補正回路。
  4. 【請求項4】 前記台形歪み補正部は、前記出力垂直位
    置において、入力画像の水平中心から前記基準にした入
    力画素の水平位置までの変位と、前記最大値とを乗じ、
    前記入力水平画素数で除することで、台形補正を行う際
    の入力画素の位置と、前記基準にした入力画素の位置と
    の距離を算出することを特徴とする請求項3に記載の液
    晶プロジェクタの歪み補正回路。
  5. 【請求項5】 前記台形歪み補正部は、前記基準にした
    入力画素の位置と前記出力画素の位置との距離、およ
    び、前記台形補正を行う際の入力画素の位置と前記基準
    にした前記入力画素の位置の距離、を加算して直線補間
    することを特徴とする請求項に記載の液晶プロジェク
    タの歪み補正回路。
  6. 【請求項6】 前記仮想的な黒レベルデータは、前記表
    示部に表示する際に間引かれることを特徴とする請求項
    1から4の何れか1項に記載の液晶プロジェクタの歪み
    補正回路。
  7. 【請求項7】 前記垂直歪み補正部は、補正前のライン
    間の幅をa,全ライン数をwy,表示の終わったライン
    をy,変形の度合いをtとしたとき、補正後のライン間
    の幅を前記表示ライン毎に、 a−a×((wy−2)−y×2)/(wy−2)×t により求めることを特徴とする請求項1に記載の液晶プ
    ロジェクタの歪み補正回路。
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