JP3270232B2 - データ圧縮装置 - Google Patents

データ圧縮装置

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JP3270232B2
JP3270232B2 JP01391594A JP1391594A JP3270232B2 JP 3270232 B2 JP3270232 B2 JP 3270232B2 JP 01391594 A JP01391594 A JP 01391594A JP 1391594 A JP1391594 A JP 1391594A JP 3270232 B2 JP3270232 B2 JP 3270232B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、データ圧縮装置に関
し、特に、スキャナにより読み取られた画像データを所
定の符号化方式に基づいて圧縮した後に記憶するデータ
圧縮装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、データ圧縮装置については、特開
平2−228769号公報記載の「画像記憶装置」が報
告されている。このものは、原画像データに複数の画像
圧縮処理法(MH法、MR法、MMR法等)を施し、メ
モリに複数の圧縮された画像データを書き込む。次に、
原画像データと画像データ圧縮処理後の2つの情報量の
大きさをメモリのアドレスカウンタのカウント値により
比較した結果、原画像データ≧圧縮処理後の画像データ
のとき、複数の圧縮処理を用いた画像データの中より最
も情報量の小さい画像データを選択し光磁気ディスク等
に書き込む。一方、そうでない時は、原画像データを直
接、光式磁気ディスク等に書き込む。画像データを光磁
気ディスクへ書き込むとき、どの圧縮方法を使用したか
示す情報、または、圧縮しなかったかことを示す情報を
管理情報として記憶する。また、光磁気ディスクに記憶
された画像データを再生するときは、管理情報を読み出
して、伸張方法を選択するように構成するものである。
【0003】従って、原画像データに複数の圧縮処理を
施して、画像データ量が最も小さい情報を選択して記録
媒体に書き込むため、媒体を効率よく使用でき、また、
原画像データ量≦圧縮処理後の画像データ量であると
き、原画像データを記録媒体に書き込むことで、画像デ
ータを読み出すときに、伸張処理を行わずにすむため読
み出し時間の短縮化をはかれるという利点を有するもの
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
データ圧縮装置において、複数の圧縮処理を用いた画像
データの中より最も情報量の小さい画像データを選択し
光磁気ディスク等に書き込むように構成すると、複数の
圧縮処理に起因して処理時間の増加とコスト増加を生じ
るという問題があつた。
【0005】また、原画像データ量が圧縮処理後の画像
データ量より少ない場合には、原画像データを記憶する
にも拘らず、一旦圧縮処理を施すため処理時間がかかる
という問題があつた。そこで請求項1記載の発明は、圧
縮処理後のデータ数を予測することで、非圧縮モードへ
の移行が即座にでき、処理スピードが向上するととも
に、スキャナ部の読み取り速度を向上させたり、スキャ
ナ部とDCR部が同時に動作するデュアル動作を実現す
ることができるデータ圧縮装置を提供することを課題と
している。
【0006】また、請求項2記載の発明は、原稿画像に
変化点が多い箇所が点在しているような場合にも、偏り
なく圧縮処理後のデータ数を予測することができ、非圧
縮モードへの移行が即座にでき、処理スピードが向上す
るとともに、メモリの節約することができるデータ圧縮
装置を提供することを課題としている。また、請求項3
記載の発明は、原稿画像に変化点が多い場合には、非圧
縮モードにして記憶する方がメモリの効率的利用がで
き、所望の圧縮率値に設定することで原稿画像の画質に
応じて高い効率でメモリ蓄積することができるデータ圧
縮装置を提供することを課題としている。
【0007】また、請求項4記載の発明は、原稿画像に
変化点が多い場合には、非圧縮モードにして記憶する方
がメモリを効率的に利用でき、所望の圧縮率値に設定す
ることで原稿画像の画質に応じて高い効率でメモリ蓄積
することができるデータ圧縮装置を提供することを課題
としている。また、請求項5記載の発明は、少なくとも
1回以上非圧縮モードになった場合には、そのライン以
降のラインも変化点が多い傾向にあるので、当該ページ
の全ラインを非圧縮モードにすることで、メモリの効率
的利用ができるとともに、伸長時に参照ラインの転送が
必要なくなり、伸長時の処理スピードも向上することが
できるデータ圧縮装置を提供することを課題としてい
る。
【0008】また、請求項6記載の発明は、1ラインの
1/2の観測点で圧縮率が1を越えた場合には、そのま
ま圧縮を続けることにより、処理時間を重視した制御を
することができるデータ圧縮装置を提供することを課題
としている。また、請求項7記載の発明は、圧縮モード
に設定された場合に、かつ、1ラインの1/2の観測点
で圧縮率が1を越えたときには、そのまま圧縮を続ける
ことにより、処理時間を重視した制御ができる。また、
非圧縮モードに設定された場合に、かつ、1ラインの1
/2の観測点で圧縮率が1を越えたときには、非圧縮モ
ードに切り替えることにより、メモリ効率を重視した制
御をすることができるデータ圧縮装置を提供することを
課題としている。
【0009】また、請求項8記載の発明は、変化点の多
い中間調画像が存在する近辺において、1ラインでも非
圧縮モードになった場合には、その後の所定のライン数
は最初から非圧縮モードとして処理するので、処理スピ
ードを向上することができるデータ圧縮装置を提供する
ことを課題としている。また、請求項9記載の発明は、
変化点の多い中間調画像が存在する近辺において、1ラ
インでも非圧縮モードになった場合には、その後の設定
されたライン数は最初から非圧縮モードとして処理する
ので、処理スピードを向上することができるデータ圧縮
装置を提供することを課題としている。
【0010】また、請求項10記載の発明は、スキャナ
部から出力された画像信号を2値化した後に、変化点カ
ウンタがシリアル画像データの変化点を計数し、変化点
数が所定の基準値を越えたか否かを判断するので、圧縮
処理と並列に、変化点数に基づいて圧縮モード/非圧縮
モードを判断でき、圧縮処理スピードを大幅に向上する
ことができるデータ圧縮装置を提供することを課題とし
ている。
【0011】また、請求項11記載の発明は、スキャナ
部から出力された画像信号を2値化した後に、変化点カ
ウンタがシリアル画像データの変化点を計数し、変化点
数が設定された基準値を越えたか否かを判断するので、
圧縮処理と並列に、変化点数に基づいて圧縮モード/非
圧縮モードを判断でき、スキャナ部とDCR部が同時に
動作するデュアル動作時に圧縮処理スピードを大幅に向
上することができるデータ圧縮装置を提供することを課
題としている。
【0012】また、請求項12記載の発明は、当該ペー
ジは全ラインを非圧縮モードにすることにより、処理ス
ピードを大幅に向上することができるとともに、伸長時
の参照ラインの転送が必要なくなり、伸長時の処理スピ
ードが向上することができるデータ圧縮装置を提供する
ことを課題としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記課題を解決するため、原稿を光学的に読み取り画像
データに変換する読取手段と、該読取手段により読み取
られた画像データを記憶するラインバッファメモリと、
該ラインバッファメモリに記憶された該画像データを非
圧縮モードとして記憶するレジスタと、該ラインバッフ
ァメモリに記憶された該画像データを所定の符号化方式
に基づいて圧縮する圧縮手段と、該圧縮手段により圧縮
された圧縮データを圧縮モードとして記憶する第1の記
憶手段と、該ラインバッファメモリから該圧縮手段に転
送される画像データの転送データ数を計数する第1の計
数手段と、該圧縮手段から該記憶手段に転送される圧縮
データの転送データ数を計数する第2の計数手段と、該
第1の計数手段により計数された該画像データの転送デ
ータ数が所定の観測値になった場合に、かつ、該第2の
計数手段により計数された該圧縮データの転送データ数
が所定の期待値になったときに、割込信号を発生する割
込信号発生手段と、該割込信号発生手段により発生され
た割込信号に基づいて1ライン分の圧縮後の転送データ
数を予測する予測手段と、該予測手段の予測結果が所定
の値を越えた場合には、該レジスタに記憶された画像デ
ータを非圧縮モードとして記憶する第2の記憶手段と、
を備えたことを特徴とする。
【0014】請求項2記載の発明は、上記課題を解決す
るため、請求項1記載のデータ圧縮装置において、複数
の観測値および複数の所定の期待値を有し、前記第1の
計数手段により計数された前記画像データの転送データ
数が該観測値になった場合に、かつ、前記第2の計数手
段により計数された前記圧縮データの転送データ数が該
所定の期待値になったときに、割込信号を発生する割込
信号発生手段と、該割込信号発生手段により発生された
割込信号に基づいて1ライン分の圧縮後の転送データ数
を予測する予測手段と、を備えたことを特徴とする。
【0015】請求項3記載の発明は、上記課題を解決す
るため、請求項1記載のデータ圧縮装置において、前記
割込信号発生手段の観測値と期待値および圧縮率を所望
の値に設定する設定手段と、前記第1の計数手段により
計数された前記画像データの転送データ数が所望の観測
値になった場合に、かつ、前記第2の計数手段により計
数された前記圧縮データの転送データ数が所望の期待値
になったときに、割込信号を発生する割込信号発生手段
と、該割込信号発生手段により発生された該割込信号に
基づいて1ライン分の圧縮後の転送データ数を予測する
予測手段と、該予測手段の予測結果が所望の圧縮率値を
越えた場合には、前記レジスタに記憶された画像データ
を非圧縮モードとして記憶する第2の記憶手段と、を備
えたことを特徴とする。
【0016】請求項4記載の発明は、上記課題を解決す
るため、請求項1記載のデータ圧縮装置において、前記
割込信号発生手段に複数の観測値および複数の期待値を
所望の値に設定する設定手段と、前記第1の計数手段に
より計数された前記画像データの転送データ数が該観測
値になった場合に、かつ、前記第2の計数手段により計
数された前記圧縮データの転送データ数が該期待値にな
ったときに、割込信号を発生する割込信号発生手段と、
該割込信号発生手段により発生された該割込信号に基づ
いて1ライン分の圧縮後の転送データ数を予測する予測
手段と、該予測手段の予測結果が所望の値を越えた場合
には、前記レジスタに記憶された画像データを非圧縮モ
ードとして記憶する第2の記憶手段と、を備えたことを
特徴とする。
【0017】請求項5記載の発明は、上記課題を解決す
るため、請求項1記載のデータ圧縮装置において、少な
くとも1回以上非圧縮モードになった場合には、前記原
稿の当該ページは前記レジスタに記憶された画像データ
を非圧縮モードとして継続して第2の記憶手段に記憶す
ることを特徴とする。請求項6記載の発明は、上記課題
を解決するため、原稿を光学的に読み取り画像データに
変換する読取手段と、該読取手段により読み取られた画
像データを記憶するラインバッファメモリと、該ライン
バッファメモリに記憶された該画像データを非圧縮モー
ドとして記憶するレジスタと、該ラインバッファメモリ
に記憶された該画像データを所定の符号化方式に基づい
て圧縮する圧縮手段と、該圧縮手段により圧縮された圧
縮データを圧縮モードとして記憶する第1の記憶手段
と、該ラインバッファメモリから該圧縮手段に転送され
る画像データの転送データ数を計数する第1の計数手段
と、該圧縮手段から該第1の記憶手段に転送される圧縮
データの転送データ数を計数する第2の計数手段と、該
第1の計数手段により計数された該画像データの転送デ
ータ数が1ラインの1/2の観測値になった場合に、か
つ、割込信号を発生する割込信号発生手段と、該割込信
号発生手段により発生された割込信号を受け付けたとき
に、該第2の計数手段により計数された該圧縮データの
転送データ数に基づいて圧縮率を計算する圧縮率計算手
段と、該圧縮率計算手段により計算された圧縮率が1を
越えた場合には、該圧縮手段により圧縮された圧縮デー
タを圧縮モードとして記憶する第2の記憶手段と、を備
えたことを特徴とする。
【0018】請求項7記載の発明は、上記課題を解決す
るため、請求項6記載のデータ圧縮装置において、圧縮
モード/非圧縮モードのいずれか一方のモードに設定す
るモード設定手段を備え、前記圧縮率計算手段により計
算された圧縮率が1を越えた場合に、かつ、圧縮モード
に設定されたときには、前記圧縮手段により圧縮された
圧縮データを前記第2の記憶手段に記憶し、非圧縮モー
ドに設定されたときには、前記レジスタに記憶された画
像データを前記第2の記憶手段に記憶することを特徴と
する。
【0019】請求項8記載の発明は、上記課題を解決す
るため、原稿を光学的に読み取り画像データに変換する
読取手段と、該読取手段により読み取られた画像データ
を記憶するラインバッファメモリと、該ラインバッファ
メモリに記憶された該画像データを非圧縮モードとして
記憶するレジスタと、該ラインバッファメモリに記憶さ
れた該画像データを所定の符号化方式に基づいて圧縮す
る圧縮手段と、該圧縮手段により圧縮された圧縮データ
を圧縮モードとして記憶する第1の記憶手段と、該ライ
ンバッファメモリから該圧縮手段に転送される画像デー
タの転送データ数を計数する第1の計数手段と、該圧縮
手段から該記憶手段に転送される圧縮データの転送デー
タ数を計数する第2の計数手段と、該第1の計数手段に
より計数された該画像データの転送データ数が所定の観
測値になった場合に、かつ、該第2の計数手段により計
数された該圧縮データの転送データ数が所定の期待値に
なったときに、割込信号を発生する割込信号発生手段
と、該割込信号発生手段により発生された割込信号に基
づいて1ライン分の圧縮後の転送データ数を予測する予
測手段と、該予測手段の予測結果が所定の値を越えた場
合には、該レジスタに記憶された画像データを非圧縮モ
ードとして記憶する第2の記憶手段と、該第2の記憶手
段に該画像データを非圧縮モードとして記憶した場合に
は、次ラインより所定のライン数分は該予測手段により
予測処理を回避する制御手段と、該制御手段の制御に従
って該レジスタに記憶された画像データを非圧縮モード
として該第2の記憶手段に記憶することを特徴とする。
【0020】請求項9記載の発明は、上記課題を解決す
るため、請求項8記載のデータ圧縮装置において、前記
予測処理を回避するライン数を所望の値に設定するライ
ン数設定手段を備えたことを特徴とする。請求項10記
載の発明は、上記課題を解決するため、原稿を光学的に
読み取り画像信号に変換する読取手段と、該読取手段に
より読み取られた画像信号を2値化してシリアル画像デ
ータに変換する2値化手段と、該2値化手段により変換
された該シリアル画像データをパラレル画像データに変
換する出力レジスタと、該出力レジスタから出力された
画像データを記憶するラインバッファメモリと、該ライ
ンバッファメモリに記憶された該画像データを非圧縮モ
ードとして記憶するレジスタと、該ラインバッファメモ
リに記憶された該画像データを所定の符号化方式に基づ
いて圧縮する圧縮手段と、該圧縮手段により圧縮された
圧縮データを圧縮モードとして記憶する第1の記憶手段
と、該2値化手段により変換された該シリアル画像デー
タの変化点を計数する変化点計数手段と、該変化点計数
手段により計数された変化点数が所定の基準値を越えた
場合には、該レジスタに記憶された該画像データを非圧
縮モードとして記憶する第2の記憶手段と、を備えたこ
とを特徴とする。
【0021】請求項11記載の発明は、上記課題を解決
するため、請求項10記載のデータ圧縮装置において、
前記基準値を所望の値に設定する基準値設定手段を備え
たことを特徴とする。請求項12記載の発明は、上記課
題を解決するため、請求項10記載のデータ圧縮装置に
おいて、少なくとも1回以上非圧縮モードになった場合
には、前記原稿の当該ページは前記レジスタに記憶され
た画像データを非圧縮モードとして継続して記憶する第
3の記憶手段を備えたことを特徴とする。
【0022】
【作用】請求項1記載の発明では、スキャナ部1が、原
稿を光学的に読み取り画像データに変換し、ラインバッ
ファメモリ2に読み取られた画像データを記憶する。次
に、ラインバッファメモリ2に記憶された画像データを
レジスタ5に非圧縮モードとして記憶する。一方、ライ
ンバッファメモリ2に記憶された画像データをDCR部
3が所定の符号化方式に基づいて圧縮し、圧縮された圧
縮データをSAFメモリ部4に圧縮モードとして記憶す
る。次に、転送数カウンタ6が、ラインバッファメモリ
2からDCR部3に転送される画像データの転送データ
数を計数する。一方、転送数カウンタ7が、DCR部3
からSAFメモリ部に転送される圧縮データの転送デー
タ数を計数する。ここで、転送数カウンタ6により計数
された画像データの転送データ数が所定の観測値になっ
た場合に、かつ、転送数カウンタ7により計数された圧
縮データの転送データ数が所定の期待値になったとき
に、比較回路8が割込信号を発生する。次に、比較回路
8により発生された割込信号に基づいてCPU部9が1
ライン分の圧縮後の転送データ数を予測し、CPU部9
の予測結果が所定の値を越えた場合には、レジスタ5に
記憶された画像データを非圧縮モードとしてSAFメモ
リ部4に記憶する。
【0023】請求項2記載の発明では、上記課題を解決
するため、請求項1記載のデータ圧縮装置において、比
較回路8が、複数の観測値および複数の所定の期待値を
有し、転送数カウンタ6により計数された画像データの
転送データ数がこれらの観測値になった場合に、かつ、
転送数カウンタ7により計数された圧縮データの転送デ
ータ数がこれら所定の期待値になったときに、比較回路
8が割込信号を発生する。次に、比較回路8により発生
された割込信号に基づいてCPU部9が1ライン分の圧
縮後の転送データ数を予測する。
【0024】請求項3記載の発明では、上記課題を解決
するため、請求項1記載のデータ圧縮装置において、ま
ず、CPU部9が、比較回路8の観測値と期待値および
圧縮率を所望の値に設定する。次に、転送数カウンタ6
により計数された画像データの転送データ数が所望の観
測値になった場合に、かつ、転送数カウンタ7により計
数された圧縮データの転送データ数が所望の期待値にな
ったときに、比較回路8が割込信号を発生する。比較回
路8により発生された割込信号に基づいてCPU部9が
1ライン分の圧縮後の転送データ数を予測する。次に、
CPU部9の予測結果が所望の圧縮率値を越えた場合に
は、レジスタ5に記憶された画像データをSAFメモリ
部4に非圧縮モードとして記憶する。
【0025】請求項4記載の発明では、上記課題を解決
するため、請求項1記載のデータ圧縮装置において、ま
ず、CPU部9が、比較回路8に複数の観測値および複
数の期待値を所望の値に設定する。次に、転送数カウン
タ6により計数された画像データの転送データ数が設定
された観測値になった場合に、かつ、転送数カウンタ7
により計数された圧縮データの転送データ数が設定され
た期待値になったときに、比較回路8が割込信号を発生
する。比較回路8により発生された割込信号に基づいて
CPU部9が1ライン分の圧縮後の転送データ数を予測
する。次に、CPU部9の予測結果が所望の値を越えた
場合には、レジスタ5に記憶された画像データをSAF
メモリ部4に非圧縮モードとして記憶する。
【0026】請求項5記載の発明では、上記課題を解決
するため、請求項1記載のデータ圧縮装置において、少
なくとも1回以上非圧縮モードになった場合には、原稿
の当該ページはレジスタ5に記憶された画像データをS
AFメモリ部4に非圧縮モードとして継続して記憶す
る。請求項6記載の発明では、上記課題を解決するた
め、スキャナ部11が、原稿を光学的に読み取り画像デ
ータに変換し、ラインバッファメモリ12に読み取られ
た画像データを記憶する。次に、ラインバッファメモリ
12に記憶された画像データをレジスタ15に非圧縮モ
ードとして記憶する。一方、ラインバッファメモリ12
に記憶された画像データをDCR部13が所定の符号化
方式に基づいて圧縮し、圧縮された圧縮データをSAF
メモリ部14に圧縮モードとして記憶する。次に、転送
数カウンタ16が、ラインバッファメモリ12からDC
R部13に転送される画像データの転送データ数を計数
する。一方、転送数カウンタ17が、DCR部13から
SAFメモリ部14に転送される圧縮データの転送デー
タ数を計数する。ここで、転送数カウンタ16により計
数された画像データの転送データ数が1ラインの1/2
の観測値になった場合に、かつ、比較回路18が割込信
号を発生する。次に、CPU部19が割込信号を受け付
けたときに、転送数カウンタ17により計数された圧縮
データの転送データ数に基づいて圧縮率を計算し、CP
U部19により計算された圧縮率が1を越えた場合に
は、DCR部13により圧縮された圧縮データをSAF
メモリ部14に圧縮モードとして記憶する。
【0027】請求項7記載の発明では、上記課題を解決
するため、請求項6記載のデータ圧縮装置において、C
PU部19が、圧縮モード/非圧縮モードのいずれか一
方のモードに設定する。次に、CPU部19により計算
された圧縮率が1を越えた場合に、かつ、圧縮モードに
設定されたときには、DCR部13により圧縮された圧
縮データをSAFメモリ部4に記憶する。一方、非圧縮
モードに設定されたときには、レジスタ15に記憶され
た画像データをSAFメモリ部4に記憶する。
【0028】請求項8記載の発明では、上記課題を解決
するため、スキャナ部1が、原稿を光学的に読み取り画
像データに変換し、ラインバッファメモリ2に読み取ら
れた画像データを記憶する。次に、ラインバッファメモ
リ2に記憶された画像データをレジスタ5に非圧縮モー
ドとして記憶する。一方、ラインバッファメモリ2に記
憶された画像データをDCR部3が所定の符号化方式に
基づいて圧縮し、圧縮された圧縮データをSAFメモリ
部4に圧縮モードとして記憶する。次に、転送数カウン
タ6が、ラインバッファメモリ2からDCR部3に転送
される画像データの転送データ数を計数する。一方、転
送数カウンタ7が、DCR部3からSAFメモリ部に転
送される圧縮データの転送データ数を計数する。ここ
で、転送数カウンタ6により計数された画像データの転
送データ数が所定の観測値になった場合に、かつ、転送
数カウンタ7により計数された圧縮データの転送データ
数が所定の期待値になったときに、比較回路8が割込信
号を発生する。次に、比較回路8により発生された割込
信号に基づいてCPU部9が1ライン分の圧縮後の転送
データ数を予測し、CPU部9の予測結果が所定の値を
越えた場合には、レジスタ5に記憶された画像データを
非圧縮モードとしてSAFメモリ部4に記憶する。次
に、SAFメモリ部4に画像データを非圧縮モードとし
て記憶した場合には、次ラインより所定のライン数分は
CPU部9により予測処理を回避し、CPU部9の制御
に従ってレジスタ5に記憶された画像データをSAFメ
モリ部4に非圧縮モードとして記憶する。
【0029】請求項9記載の発明では、上記課題を解決
するため、請求項8記載のデータ圧縮装置において、C
PU部9が、予測処理を回避するライン数を所望の値に
設定する。次に、転送数カウンタ6により計数された画
像データの転送データ数が所定の観測値になった場合
に、かつ、転送数カウンタ7により計数された圧縮デー
タの転送データ数が所定の期待値になったときに、比較
回路8が割込信号を発生する。次に、比較回路8により
発生された割込信号に基づいてCPU部9が1ライン分
の圧縮後の転送データ数を予測し、CPU部9の予測結
果が所定の値を越えた場合には、レジスタ5に記憶され
た画像データを非圧縮モードとしてSAFメモリ部4に
記憶する。次に、SAFメモリ部4に画像データを非圧
縮モードとして記憶した場合には、次ラインより所望の
ライン数分はCPU部9により予測処理を回避し、CP
U部9の制御に従ってレジスタ5に記憶された画像デー
タをSAFメモリ部4に非圧縮モードとして記憶する。
【0030】請求項10記載の発明では、上記課題を解
決するため、スキャナ部20が、原稿を光学的に読み取
り画像信号に変換し、スキャナ部20により読み取られ
た画像信号を画像データ処理回路21が2値化してシリ
アル画像データに変換する。次に、出力レジスタ22
が、このシリアル画像データをパラレル画像データに変
換し、出力レジスタ22から出力された画像データをラ
インバッファメモリ23に記憶する。次に、ラインバッ
ファメモリ23に記憶された画像データをレジスタ25
に非圧縮モードとして記憶する。一方、ラインバッファ
メモリ23に記憶された画像データをDCR部24が所
定の符号化方式に基づいて圧縮し、圧縮された圧縮デー
タをSAFメモリ部26に圧縮モードとして記憶する。
一方、画像データ処理回路21により変換されたシリア
ル画像データの変化点を変化点カウンタ27が計数し、
計数された変化点数が所定の基準値を越えるとCPU部
28が判断した場合には、レジスタ25に記憶された画
像データをSAFメモリ部26に非圧縮モードとして記
憶する。
【0031】請求項11記載の発明では、上記課題を解
決するため、請求項10記載のデータ圧縮装置におい
て、CPU部28が、基準値を所望の値に設定する。次
に、画像データ処理回路21により変換されたシリアル
画像データの変化点を変化点カウンタ27が計数し、計
数された変化点数が設定された基準値を越えるとCPU
部28が判断した場合には、レジスタ25に記憶された
画像データをSAFメモリ部26に非圧縮モードとして
記憶する。
【0032】請求項12記載の発明では、上記課題を解
決するため、請求項10記載のデータ圧縮装置におい
て、少なくとも1回以上非圧縮モードになったとCPU
部28が判断し場合には、原稿の当該ページはレジスタ
25に記憶された画像データを非圧縮モードとして継続
して記憶する。
【0033】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。 (実施例1)まず、データ圧縮装置のシステム構成につ
いて説明する。図1は本発明に係わるデータ圧縮装置を
ファクシミリ装置に適応させたそのシステム構成図であ
る。
【0034】図1に示すように、CPU部101は、所
定の制御プログラムに従って本装置全体を制御するとと
もに、時間間隔を計測するタイマーを有する。ROM部
102は、制御プログラムや制御データ等を記憶する。
RAM部103は、CPU部101が制御するために必
要な種々のデータを記憶する。オペポート部104は、
オペレータによる操作情報を入力するとともに、情報を
オペレータに表示して伝える。スキャナ部105は、原
稿の画像を光学的に読み取り、画像信号から画像データ
に変換する。SAF (Store And Forward)メモリ10
6は、DCR部110により符号化された画像データや
符号化されていない画像データを蓄積する。プロッタ部
107は、画像データを記録紙に物理的に記録し、コピ
ーや受信原稿出力を行う。網制御部108は、通信回線
の接続および切断の制御を行う。モデム部109は、送
信信号を変調するとともに、受信信号を復調する。DC
R部110は、画像データを所定の符号化方式に基づい
て情報コードに符号化するとともに、符号化された画像
データを情報コードに復号化する。通信制御部111
は、相手ファクシミリ装置との間でファクシミリ制御信
号を交換しファクシミリ伝送制御手順に基づいて通信を
行う。バス112は、これら各部を接続するものであ
る。
【0035】図2は本発明(請求項1)の一実施例であ
るデータ圧縮装置のシステム構成図である。図2におい
て、スキャナ部1は、原稿を光学的に読み取り画像デー
タに変換する。ラインバッファメモリ2は、スキャナ部
1から出力された画像データを1ライン分記憶するメモ
リである。DCR部3は、MH符号化方式、MR符号化
方式およびMMR符号化方式等に基づいて画像データを
符号化して圧縮する。SAF(Store And Forward)メ
モリ4は、DCR部3により符号化された画像データや
レジスタ5から出力された画像データを蓄積する。
【0036】レジスタ5は、ラインバッファメモリ2か
ら出力された画像データを一時記憶した後にSAFメモ
リ部4に出力する。転送数カウンタ6は、ラインバッフ
ァ2からDCR部3に転送される画像データの転送デー
タ数CRT1を計数する。転送数カウンタ7は、DCR
部3からSAFメモリ部4に転送される圧縮データの転
送データ数CRT2を計数する。比較回路8は、転送数
カウンタ6および転送数カウンタ7により計数された転
送データ数に基づいて割込信号を発生しCPU部9に出
力する。CPU部 (Central Processing Unit)9は、
データ圧縮装置の各部を制御するとともに、比較回路8
から出力された割込信号に基づいて非圧縮モードに移行
する。
【0037】図3は、本発明の実施例1に係わる動作内
容フローを示すフローチャートである。スキャナ部1
が、A4サイズの原稿を走査線密度8dot/mmで読
み取る。ここで、ラインバッファ2からDCR部3に転
送する1ラインの画像データ数は、216バイトであ
る。
【0038】まず、転送数カウンタ6は、ラインバッフ
ァ2からDCR部3に転送される画像データの転送デー
タ数CRT1を計数する、このとき比較回路8は、チェ
ックポイントとしてCRT1が108バイトになったか
否かを比較する。CRT1が108バイトになっていな
い場合には、CRT1が108バイトになるまで繰り返
し比較する(処理S1)。
【0039】一方、転送数カウンタ7は、DCR部3か
らSAFメモリ部4に転送される圧縮データの転送デー
タ数CRT2を計数し、処理S1でCRT1が108バ
イトになった場合には、比較回路8は、CRT2が13
0バイト以上か否かを比較する(処理S2)。CRT2
が130バイト未満の場合には、DCR部3による圧縮
処理を続行する(処理S3)。
【0040】一方、CRT2が130バイト以上の場合
には、比較回路8は自動的にDCR部3による圧縮処理
を中止するために割込信号を発生し、CPU部9に割込
信号を出力する(処理S4)。CPU部9は、現時点で
のCRT2の値に基づいて1ライン分の圧縮率が1.2
以上になると予測するため、割込信号に基づいて非圧縮
モードに移行し、DCR部3による圧縮処理を中止す
る。次いで、レジスタ5に記憶されている1ライン分の
画像データをSAFメモリ部4の所定アドレスに上書き
する(処理S5)。
【0041】ここで、転送数カウンタ7の値CRT1は
108バイトであるので、1ライン(216バイト)に
対してその1/2の値になる。このとき、転送数カウン
タ8の値CRT2が、130を越える場合には、1ライ
ン分の圧縮処理を行った時点では、CRT2の値は26
0を越えると予測される。なお、この場合の圧縮率は
1.2倍以上になると予測される。以下、請求項1記載
の発明の構成を説明する。
【0042】スキャナ部1が読取手段を構成し、ライン
バッファメモリ2がラインバッファメモリを構成し、レ
ジスタ5がレジスタを構成し、DCR部3が圧縮手段を
構成し、SAFメモリ部4が第1の記憶手段を構成し、
転送数カウンタ6が第1の計数手段を構成し、転送数カ
ウンタ7が第2の計数手段を構成し、比較回路8が割込
信号発生手段を構成し、CPU部9が予測手段を構成
し、SAFメモリ部4が第2の記憶手段を構成する。
【0043】以下、請求項1記載の発明の作用効果を説
明する。スキャナ部1が、原稿を光学的に読み取り画像
データに変換し、ラインバッファメモリ2に読み取られ
た画像データを記憶する。次に、ラインバッファメモリ
2に記憶された画像データをレジスタ5に非圧縮モード
として記憶する。一方、ラインバッファメモリ2に記憶
された画像データをDCR部3が所定の符号化方式に基
づいて圧縮し、圧縮された圧縮データをSAFメモリ部
4に圧縮モードとして記憶する。次に、転送数カウンタ
6が、ラインバッファメモリ2からDCR部3に転送さ
れる画像データの転送データ数を計数する。一方、転送
数カウンタ7が、DCR部3からSAFメモリ部に転送
される圧縮データの転送データ数を計数する。ここで、
転送数カウンタ6により計数された画像データの転送デ
ータ数が所定の観測値になった場合に、かつ、転送数カ
ウンタ7により計数された圧縮データの転送データ数が
所定の期待値になったときに、比較回路8が割込信号を
発生する。次に、比較回路8により発生された割込信号
に基づいてCPU部9が1ライン分の圧縮後の転送デー
タ数を予測し、CPU部9の予測結果が所定の値を越え
た場合には、レジスタ5に記憶された画像データを非圧
縮モードとしてSAFメモリ部4に記憶する。
【0044】従って、圧縮処理後のデータ数を予測する
ことで、非圧縮モードへの移行が即座にでき、処理スピ
ードが向上するとともに、スキャナ部の読み取り速度を
向上させたり、スキャナ部1とDCR部3が同時に動作
するデュアル動作を実現することができる。 (実施例2)本実施例(請求項2)も実施例1と同様
に、図2〜3で説明したデータ圧縮装置に適応すること
ができる。本実施例では、本発明(請求項2)の特徴部
分を図4に基づいて具体的に説明する。
【0045】図4は、本発明の実施例2に係わる比較回
路8のチェックポイントを示す図である。図4に示すよ
うに、比較回路8は、チェックポイントとして複数の観
測値および複数の所定の期待値を有する。転送数カウン
タ6の転送データ数CRT1が各チェックポイントとし
ての観測値になった時点で、転送数カウンタ7の転送デ
ータ数CRT2を図4に示す判断基準値としての期待値
になったときに、比較回路8が割込信号を発生する。次
に、比較回路8により発生された割込信号に基づいてC
PU部9が1ライン分の圧縮後の転送データ数を予測す
る。
【0046】以下、請求項2記載の発明の作用効果を説
明する。比較回路8が、複数の観測値および複数の所定
の期待値を有し、転送数カウンタ6により計数された画
像データの転送データ数がこれらの観測値になった場合
に、かつ、転送数カウンタ7により計数された圧縮デー
タの転送データ数がこれら所定の期待値になったとき
に、比較回路8が割込信号を発生する。次に、比較回路
8により発生された割込信号に基づいてCPU部9が1
ライン分の圧縮後の転送データ数を予測する。
【0047】従って、原稿画像に変化点が多い箇所が点
在しているような場合にも、偏りなく圧縮処理後のデー
タ数を予測することができ、非圧縮モードへの移行が即
座にでき、処理スピードが向上するとともに、メモリの
節約ができる。 (実施例3)本実施例(請求項3)も実施例1と同様
に、図2〜3で説明したデータ圧縮装置に適応すること
ができる。
【0048】以下、請求項3記載の発明の構成を説明す
る。請求項1記載の構成に加え、CPU部9が設定手段
を構成する。本実施例では、本発明(請求項3)の特徴
部分の作用効果を説明する。まず、CPU部9が、比較
回路8の観測値と期待値および圧縮率を所望の値に設定
する。次に、転送数カウンタ6により計数された画像デ
ータの転送データ数が所望の観測値になった場合に、か
つ、転送数カウンタ7により計数された圧縮データの転
送データ数が所望の期待値になったときに、比較回路8
が割込信号を発生する。比較回路8により発生された割
込信号に基づいてCPU部9が1ライン分の圧縮後の転
送データ数を予測する。次に、CPU部9の予測結果が
所望の圧縮率値を越えた場合には、レジスタ5に記憶さ
れた画像データをSAFメモリ部4に非圧縮モードとし
て記憶する。
【0049】従って、原稿画像に変化点が多い場合に
は、非圧縮モードにして記憶する方がメモリの効率的利
用ができ、所望の圧縮率値に設定することで原稿画像の
画質に応じて高い効率でメモリ蓄積ができる。 (実施例4)本実施例(請求項4)も実施例1と同様
に、図2〜3で説明したデータ圧縮装置に適応すること
ができる。
【0050】以下、請求項4記載の発明の構成を説明す
る。請求項1記載の構成に加え、CPU部9が設定手段
を構成する。本実施例では、本発明(請求項4)の特徴
部分の作用効果を説明する。まず、CPU部9が、比較
回路8に複数の観測値および複数の期待値を所望の値に
設定する。次に、転送数カウンタ6により計数された画
像データの転送データ数が設定された観測値になった場
合に、かつ、転送数カウンタ7により計数された圧縮デ
ータの転送データ数が設定された期待値になったとき
に、比較回路8が割込信号を発生する。比較回路8によ
り発生された割込信号に基づいてCPU部9が1ライン
分の圧縮後の転送データ数を予測する。次に、CPU部
9の予測結果が所望の値を越えた場合には、レジスタ5
に記憶された画像データをSAFメモリ部4に非圧縮モ
ードとして記憶する。
【0051】従って、原稿画像に変化点が多い場合に
は、非圧縮モードにして記憶する方がメモリを効率的に
利用でき、所望の圧縮率値に設定することで原稿画像の
画質に応じて高い効率でメモリ蓄積ができる。 (実施例5)本実施例(請求項5)も実施例1と同様
に、図2〜3で説明したデータ圧縮装置に適応すること
ができる。
【0052】以下、請求項5記載の発明の構成を説明す
る。請求項1記載の構成に加え、CPU部9が設定手段
を構成する。本実施例では、本発明(請求項5)の特徴
部分の作用効果を説明する。少なくとも1回以上非圧縮
モードになった場合には、原稿の当該ページはレジスタ
5に記憶された画像データをSAFメモリ部4に非圧縮
モードとして継続して記憶する。
【0053】従って、少なくとも1回以上非圧縮モード
になった場合には、そのライン以降のラインも変化点が
多い傾向にあるので、当該ページの全ラインを非圧縮モ
ードにすることで、メモリの効率的利用ができるととも
に、伸長時に参照ラインの転送が必要なくなり、伸長時
の処理スピードも向上する。 (実施例6)まず、データ圧縮装置のシステム構成につ
いて説明する。
【0054】図5は本発明(請求項6)の一実施例であ
るデータ圧縮装置のシステム構成図である。図5におい
て、スキャナ部11は、原稿を光学的に読み取り画像デ
ータに変換する。ラインバッファメモリ12は、スキャ
ナ部11から出力された画像データを1ライン分記憶す
るメモリである。DCR部13は、MH符号化方式、M
R符号化方式およびMMR符号化方式等に基づいて画像
データを符号化して圧縮する。SAFメモリ部14は、
DCR部13により符号化された画像データやレジスタ
15から出力された画像データを蓄積する。レジスタ1
5は、ラインバッファメモリ12から出力された画像デ
ータを一時記憶した後にSAFメモリ部14に出力す
る。
【0055】転送数カウンタ16は、ラインバッファメ
モリ12からDCR部13に転送される画像データの転
送データ数CRT1を計数する。転送数カウンタ17
は、DCR部13からSAFメモリ部14に転送される
圧縮データの転送データ数CRT2を計数する。比較回
路18は、転送数カウンタ16により計数された転送デ
ータ数が1ラインの1/2の観測値になった場合に、か
つ、割込信号を発生しCPU部19に出力する。
【0056】CPU部19は、データ圧縮装置の各部を
制御するとともに、比較回路18から出力された割込信
号を受け付けたときに、転送数カウンタ17により計数
された圧縮データの転送データ数に基づいて圧縮率を計
算する。以下、請求項6記載の発明の構成を説明する。
スキャナ部11が読取手段を構成し、ラインバッファメ
モリ12がラインバッファメモリを構成し、レジスタ1
5がレジスタを構成し、DCR部13が圧縮手段を構成
し、SAFメモリ部14が第1の記憶手段を構成し、転
送数カウンタ16が第1の計数手段を構成し、転送数カ
ウンタ17が第2の計数手段を構成し、比較回路18が
割込信号発生手段を構成し、CPU部19が圧縮率計算
手段を構成し、SAFメモリ部14が第2の記憶手段を
構成する。
【0057】本実施例では、本発明(請求項6)の特徴
部分の作用効果を説明する。スキャナ部11が、原稿を
光学的に読み取り画像データに変換し、ラインバッファ
メモリ12に読み取られた画像データを記憶する。次
に、ラインバッファメモリ12に記憶された画像データ
をレジスタ15に非圧縮モードとして記憶する。一方、
ラインバッファメモリ12に記憶された画像データをD
CR部13が所定の符号化方式に基づいて圧縮し、圧縮
された圧縮データをSAFメモリ部14に圧縮モードと
して記憶する。次に、転送数カウンタ16が、ラインバ
ッファメモリ12からDCR部13に転送される画像デ
ータの転送データ数を計数する。一方、転送数カウンタ
17が、DCR部13からSAFメモリ部14に転送さ
れる圧縮データの転送データ数を計数する。
【0058】ここで、転送数カウンタ16により計数さ
れた画像データの転送データ数が1ラインの1/2の観
測値になった場合に、かつ、比較回路18が割込信号を
発生する。次に、CPU部19が割込信号を受け付けた
ときに、転送数カウンタ17により計数された圧縮デー
タの転送データ数に基づいて圧縮率を計算し、CPU部
19により計算された圧縮率が1を越えた場合には、D
CR部13により圧縮された圧縮データをSAFメモリ
部14に圧縮モードとして記憶する。
【0059】従って、1ラインの1/2の観測点で圧縮
率が1を越えた場合には、そのまま圧縮を続けることに
より、処理時間を重視した制御ができる。 (実施例7)本実施例(請求項7)も実施例6と同様
に、図5で説明したデータ圧縮装置に適応することがで
きる。
【0060】以下、請求項7記載の発明の構成を説明す
る。請求項6記載の構成に加え、CPU部19がモード
設定手段を構成する。本実施例では、本発明(請求項
7)の特徴部分の作用効果を説明する。CPU部19
が、圧縮モード/非圧縮モードのいずれか一方のモード
に設定する。次に、CPU部19により計算された圧縮
率が1を越えた場合に、かつ、圧縮モードに設定された
ときには、DCR部13により圧縮された圧縮データを
SAFメモリ部4に記憶する。一方、非圧縮モードに設
定されたときには、レジスタ15に記憶された画像デー
タをSAFメモリ部4に記憶する。
【0061】従って、圧縮モードに設定された場合に、
かつ、1ラインの1/2の観測点で圧縮率が1を越えた
ときには、そのまま圧縮を続けることにより、処理時間
を重視した制御ができる。また、非圧縮モードに設定さ
れた場合に、かつ、1ラインの1/2の観測点で圧縮率
が1を越えたときには、非圧縮モードに切り替えること
により、メモリ効率を重視した制御ができる。
【0062】(実施例8)本実施例(請求項8)も実施
例1と同様に、図2〜3で説明したデータ圧縮装置に適
応することができる。以下、請求項8記載の発明の構成
を説明する。スキャナ部1が読取手段を構成し、ライン
バッファメモリ2がラインバッファメモリを構成し、レ
ジスタ5がレジスタを構成し、DCR部3が圧縮手段を
構成し、SAFメモリ部4が第1の記憶手段を構成し、
転送数カウンタ6が第1の計数手段を構成し、転送数カ
ウンタ7が第2の計数手段を構成し、比較回路8が割込
信号発生手段を構成し、CPU部9が予測手段を構成
し、SAFメモリ部4が第2の記憶手段を構成し、CP
U部9が制御手段を構成する。
【0063】本実施例では、本発明(請求項8)の特徴
部分の作用効果を説明する。スキャナ部1が、原稿を光
学的に読み取り画像データに変換し、ラインバッファメ
モリ2に読み取られた画像データを記憶する。次に、ラ
インバッファメモリ2に記憶された画像データをレジス
タ5に非圧縮モードとして記憶する。一方、ラインバッ
ファメモリ2に記憶された画像データをDCR部3が所
定の符号化方式に基づいて圧縮し、圧縮された圧縮デー
タをSAFメモリ部4に圧縮モードとして記憶する。次
に、転送数カウンタ6が、ラインバッファメモリ2から
DCR部3に転送される画像データの転送データ数を計
数する。一方、転送数カウンタ7が、DCR部3からS
AFメモリ部4に転送される圧縮データの転送データ数
を計数する。
【0064】ここで、転送数カウンタ6により計数され
た画像データの転送データ数が所定の観測値になった場
合に、かつ、転送数カウンタ7により計数された圧縮デ
ータの転送データ数が所定の期待値になったときに、比
較回路8が割込信号を発生する。次に、比較回路8によ
り発生された割込信号に基づいてCPU部9が1ライン
分の圧縮後の転送データ数を予測し、CPU部9の予測
結果が所定の値を越えた場合には、レジスタ5に記憶さ
れた画像データを非圧縮モードとしてSAFメモリ部4
に記憶する。次に、SAFメモリ部4に画像データを非
圧縮モードとして記憶した場合には、次ラインより所定
のライン数分はCPU部9により予測処理を回避し、C
PU部9の制御に従ってレジスタ5に記憶された画像デ
ータをSAFメモリ部4に非圧縮モードとして記憶す
る。
【0065】従って、変化点の多い中間調画像が存在す
る近辺において、1ラインでも非圧縮モードになった場
合には、その後の所定のライン数は最初から非圧縮モー
ドとして処理するので処理スピードを向上することがで
きる。 (実施例9)本実施例(請求項9)も実施例1と同様
に、図2〜3で説明したデータ圧縮装置に適応すること
ができる。
【0066】以下、請求項9記載の発明の構成を説明す
る。請求項8記載の構成に加え、CPU部9がライン数
設定手段を構成する。本実施例では、本発明(請求項
9)の特徴部分の作用効果を説明する。CPU部9が、
予測処理を回避するライン数を所望の値に設定する。次
に、転送数カウンタ6により計数された画像データの転
送データ数が所定の観測値になった場合に、かつ、転送
数カウンタ7により計数された圧縮データの転送データ
数が所定の期待値になったときに、比較回路8が割込信
号を発生する。
【0067】次に、比較回路8により発生された割込信
号に基づいてCPU部9が1ライン分の圧縮後の転送デ
ータ数を予測し、CPU部9の予測結果が所定の値を越
えた場合には、レジスタ5に記憶された画像データを非
圧縮モードとしてSAFメモリ部4に記憶する。次に、
SAFメモリ部4に画像データを非圧縮モードとして記
憶した場合には、次ラインより所望のライン数分はCP
U部9により予測処理を回避し、CPU部9の制御に従
ってレジスタ5に記憶された画像データをSAFメモリ
部4に非圧縮モードとして記憶する。
【0068】従って、変化点の多い中間調画像が存在す
る近辺において、1ラインでも非圧縮モードになった場
合には、その後の設定されたライン数は最初から非圧縮
モードとして処理するので処理スピードを向上すること
ができる。 (実施例10)まず、データ圧縮装置のシステム構成に
ついて説明する。
【0069】図6は本発明(請求項10)の一実施例で
あるデータ圧縮装置のシステム構成図である。図6にお
いて、スキャナ部20は、原稿を光学的に読み取り画像
信号に変換する。画像データ処理回路21は、スキャナ
部20により読み取られた画像信号をA/D変換して多
値画像データにした後に、補正処理および中間調処理を
施し、次に、予め定められた基準値に基づいて2値化処
理して1ビットのシリアル画像データに変換する。ここ
で、中間調処理はディザ法や誤差拡散法等に基づいて処
理を施すものとする。
【0070】出力レジスタ22は、画像データ処理回路
21から出力されたシリアル画像データをシリアル/パ
ラレル変換して1バイトの画像データに変換する。ライ
ンバッファメモリ23は、出力レジスタ22から出力さ
れた画像データを1ライン分記憶するメモリである。D
CR部24は、MH符号化方式、MR符号化方式および
MMR符号化方式等に基づいて画像データを符号化して
圧縮する。SAFメモリ部26は、DCR部24により
符号化された画像データやレジスタ25から出力された
画像データを蓄積する。レジスタ25は、ラインバッフ
ァメモリ23から出力された画像データを一時記憶した
後にSAFメモリ部26に出力する。
【0071】一方、変化点カウンタ27は、画像データ
処理回路21により出力されたシリアル画像データの変
化点数を計数する。例えば、シリアル画像データが”
0”から”1”に変化する場合および”1”から”0”
に変化する場合には、変化点をパルス化し、そのパルス
をクロックにして変化点カウンタ27は変化点を計数す
る。CPU部28は、変化点カウンタ27により計数さ
れた変化点データをライン数情報を付加してRAM部2
9に記憶するとともに、変化点データに基づいて圧縮モ
ード/非圧縮モードを判断し、DCR部24およびレジ
スタ25の読み出しデータを制御する。RAM部(Rand
om Access Memory)29は、CPU部28から出力され
た変化点データをライン数情報を付加して記憶する。
【0072】以下、請求項10記載の発明の構成を説明
する。スキャナ部20が読取手段を構成し、画像データ
処理回路21が2値化手段を構成し、出力レジスタ22
が出力レジスタを構成し、ラインバッファメモリ23が
ラインバッファメモリを構成し、レジスタ25がレジス
タを構成し、DCR部24が圧縮手段を構成し、SAF
メモリ部26が第1の記憶手段を構成し、変化点カウン
タ27が変化点計数手段を構成し、SAFメモリ部26
が第2の記憶手段を構成する。
【0073】本実施例では、本発明(請求項10)の特
徴部分の作用効果を説明する。スキャナ部20が、原稿
を光学的に読み取り画像信号に変換し、スキャナ部20
により読み取られた画像信号を画像データ処理回路21
が2値化してシリアル画像データに変換する。次に、出
力レジスタ22が、このシリアル画像データをパラレル
画像データに変換し、出力レジスタ22から出力された
画像データをラインバッファメモリ23に記憶する。次
に、ラインバッファメモリ23に記憶された画像データ
をレジスタ25に非圧縮モードとして記憶する。
【0074】一方、ラインバッファメモリ23に記憶さ
れた画像データをDCR部24が所定の符号化方式に基
づいて圧縮し、圧縮された圧縮データをSAFメモリ部
26に圧縮モードとして記憶する。一方、画像データ処
理回路21により変換されたシリアル画像データの変化
点を変化点カウンタ27が計数し、計数された変化点数
が所定の基準値を越えるとCPU部28が判断した場合
には、レジスタ25に記憶された画像データをSAFメ
モリ部26に非圧縮モードとして記憶する。
【0075】従って、スキャナ部20から出力された画
像信号を2値化した後に、変化点カウンタ27がシリア
ル画像データの変化点を計数し、変化点数が所定の基準
値を越えたか否かを判断するので、圧縮処理と並列に、
変化点数に基づいて圧縮モード/非圧縮モードを判断で
き、圧縮処理スピードを大幅に向上することができる。
【0076】(実施例11)本実施例(請求項11)も
実施例10と同様に、図6で説明したデータ圧縮装置に
適応することができる。以下、請求項11記載の発明の
構成を説明する。請求項10記載の構成に加え、CPU
部28が基準値設定手段を構成する。
【0077】本実施例では、本発明(請求項11)の特
徴部分の作用効果を説明する。CPU部28が、基準値
を所望の値に設定する。次に、画像データ処理回路21
により変換されたシリアル画像データの変化点を変化点
カウンタ27が計数し、計数された変化点数が設定され
た基準値を越えるとCPU部28が判断した場合には、
レジスタ25に記憶された画像データをSAFメモリ部
26に非圧縮モードとして記憶する。
【0078】従って、スキャナ部20から出力された画
像信号を2値化した後に、変化点カウンタ27がシリア
ル画像データの変化点を計数し、変化点数が設定された
基準値を越えたか否かを判断するので、圧縮処理と並列
に、変化点数に基づいて圧縮モード/非圧縮モードを判
断でき、スキャナ部20とDCR部24が同時に動作す
るデュアル動作時に圧縮処理スピードを大幅に向上する
ことができる。
【0079】(実施例12)本実施例(請求項12)も
実施例10と同様に、図6で説明したデータ圧縮装置に
適応することができる。以下、請求項12記載の発明の
構成を説明する。請求項10記載の構成に加え、SAF
メモリ部26が第3の記憶手段を構成する。
【0080】本実施例では、本発明(請求項12)の特
徴部分の作用効果を説明する。少なくとも1回以上非圧
縮モードになったとCPU部28が判断した場合には、
原稿の当該ページはレジスタ25に記憶された画像デー
タをSAFメモリ部26に非圧縮モードとして継続して
記憶する。従って、当該ページは全ラインを非圧縮モー
ドにすることにより、処理スピードを大幅に向上するこ
とができるとともに、伸長時の参照ラインの転送が必要
なくなり、伸長時の処理スピードが向上する。
【0081】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、圧縮処理
後のデータ数を予測することで、非圧縮モードへの移行
が即座にでき、処理スピードが向上するとともに、スキ
ャナ部の読み取り速度を向上させたり、スキャナ部とD
CR部が同時に動作するデュアル動作を実現することが
できる。
【0082】また、請求項2記載の発明によれば、原稿
画像に変化点が多い箇所が点在しているような場合に
も、偏りなく圧縮処理後のデータ数を予測することがで
き、非圧縮モードへの移行が即座にでき、処理スピード
が向上するとともに、メモリの節約ができる。また、請
求項3記載の発明によれば、原稿画像に変化点が多い場
合には、非圧縮モードにして記憶する方がメモリの効率
的利用ができ、所望の圧縮率値に設定することで原稿画
像の画質に応じて高い効率でメモリ蓄積ができる。
【0083】また、請求項4記載の発明によれば、原稿
画像に変化点が多い場合には、非圧縮モードにして記憶
する方がメモリを効率的に利用でき、所望の圧縮率値に
設定することで原稿画像の画質に応じて高い効率でメモ
リ蓄積ができる。また、請求項5記載の発明によれば、
少なくとも1回以上非圧縮モードになった場合には、そ
のライン以降のラインも変化点が多い傾向にあるので、
当該ページの全ラインを非圧縮モードにすることで、メ
モリの効率的利用ができるとともに、伸長時に参照ライ
ンの転送が必要なくなり、伸長時の処理スピードも向上
する。
【0084】また、請求項6記載の発明によれば、1ラ
インの1/2の観測点で圧縮率が1を越えた場合には、
そのまま圧縮を続けることにより、処理時間を重視した
制御ができる。また、請求項7記載の発明によれば、圧
縮モードに設定された場合に、かつ、1ラインの1/2
の観測点で圧縮率が1を越えたときには、そのまま圧縮
を続けることにより、処理時間を重視した制御ができ
る。また、非圧縮モードに設定された場合に、かつ、1
ラインの1/2の観測点で圧縮率が1を越えたときに
は、非圧縮モードに切り替えることにより、メモリ効率
を重視した制御ができる。
【0085】また、請求項8記載の発明によれば、変化
点の多い中間調画像が存在する近辺において、1ライン
でも非圧縮モードになった場合には、その後の所定のラ
イン数は最初から非圧縮モードとして処理するので処理
スピードを向上することができる。また、請求項9記載
の発明によれば、変化点の多い中間調画像が存在する近
辺において、1ラインでも非圧縮モードになった場合に
は、その後の設定されたライン数は最初から非圧縮モー
ドとして処理するので処理スピードを向上することがで
きる。
【0086】また、請求項10記載の発明によれば、ス
キャナ部から出力された画像信号を2値化した後に、変
化点カウンタがシリアル画像データの変化点を計数し、
変化点数が所定の基準値を越えたか否かを判断するの
で、圧縮処理と並列に、変化点数に基づいて圧縮モード
/非圧縮モードを判断でき、圧縮処理スピードを大幅に
向上することができる。
【0087】また、請求項11記載の発明によれば、ス
キャナ部から出力された画像信号を2値化した後に、変
化点カウンタがシリアル画像データの変化点を計数し、
変化点数が設定された基準値を越えたか否かを判断する
ので、圧縮処理と並列に、変化点数に基づいて圧縮モー
ド/非圧縮モードを判断でき、スキャナ部とDCR部が
同時に動作するデュアル動作時に圧縮処理スピードを大
幅に向上することができる。
【0088】また、請求項12記載の発明によれば、当
該ページは全ラインを非圧縮モードにすることにより、
処理スピードを大幅に向上することができるとともに、
伸長時の参照ラインの転送が必要なくなり、伸長時の処
理スピードが向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるデータ圧縮装置をファクシミリ
装置に適応させたそのシステム構成図である。
【図2】本発明の一実施例に係わるデータ圧縮装置のシ
ステム構成図である。
【図3】本発明の一実施例に係わる動作内容フローを示
すフローチャートである。
【図4】本発明の一実施例に係わる比較回路のチェック
ポイントを示す図である。
【図5】本発明の一実施例に係わるデータ圧縮装置のシ
ステム構成図である。
【図6】本発明の一実施例に係わるデータ圧縮装置のシ
ステム構成図である。
【符号の説明】
1 スキャナ部 2 ラインバッファメモリ 3 DCR部 4 SAFメモリ部 5 レジスタ 6 転送数カウンタ 7 転送数カウンタ 8 比較回路 9 CPU部 11 スキャナ部 12 ラインバッファメモリ 13 DCR部 14 SAFメモリ部 15 レジスタ 16 転送数カウンタ 17 転送数カウンタ 18 比較回路 19 CPU部 20 スキャナ部 21 画像データ処理回路 22 出力レジスタ 22 ラインバッファ 24 DCR部 25 レジスタ 26 SAFメモリ部 27 変化点カウンタ 28 CPU部 29 RAM部 101 CPU部 102 ROM部 103 RAM部 104 オペポート部 105 スキャナ部 106 SAFメモリ 107 プロッタ部 108 網制御部 109 モデム部 110 DCR部 111 通信制御部 112 バス

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿を光学的に読み取り画像データに変換
    する読取手段と、該読取手段により読み取られた画像デ
    ータを記憶するラインバッファメモリと、該ラインバッ
    ファメモリに記憶された該画像データを非圧縮モードと
    して記憶するレジスタと、該ラインバッファメモリに記
    憶された該画像データを所定の符号化方式に基づいて圧
    縮する圧縮手段と、該圧縮手段により圧縮された圧縮デ
    ータを圧縮モードとして記憶する第1の記憶手段と、該
    ラインバッファメモリから該圧縮手段に転送される画像
    データの転送データ数を計数する第1の計数手段と、該
    圧縮手段から該記憶手段に転送される圧縮データの転送
    データ数を計数する第2の計数手段と、該第1の計数手
    段により計数された該画像データの転送データ数が所定
    の観測値になった場合に、かつ、該第2の計数手段によ
    り計数された該圧縮データの転送データ数が所定の期待
    値になったときに、割込信号を発生する割込信号発生手
    段と、該割込信号発生手段により発生された割込信号に
    基づいて1ライン分の圧縮後の転送データ数を予測する
    予測手段と、該予測手段の予測結果が所定の値を越えた
    場合には、該レジスタに記憶された画像データを非圧縮
    モードとして記憶する第2の記憶手段と、を備えたこと
    を特徴とするデータ圧縮装置。
  2. 【請求項2】複数の観測値および複数の所定の期待値を
    有し、前記第1の計数手段により計数された前記画像デ
    ータの転送データ数が該観測値になった場合に、かつ、
    前記第2の計数手段により計数された前記圧縮データの
    転送データ数が該所定の期待値になったときに、割込信
    号を発生する割込信号発生手段と、該割込信号発生手段
    により発生された割込信号に基づいて1ライン分の圧縮
    後の転送データ数を予測する予測手段と、を備えたこと
    を特徴とする請求項1記載のデータ圧縮装置。
  3. 【請求項3】前記割込信号発生手段の観測値と期待値お
    よび圧縮率を所望の値に設定する設定手段と、前記第1
    の計数手段により計数された前記画像データの転送デー
    タ数が所望の観測値になった場合に、かつ、前記第2の
    計数手段により計数された前記圧縮データの転送データ
    数が所望の期待値になったときに、割込信号を発生する
    割込信号発生手段と、該割込信号発生手段により発生さ
    れた該割込信号に基づいて1ライン分の圧縮後の転送デ
    ータ数を予測する予測手段と、該予測手段の予測結果が
    所望の圧縮率値を越えた場合には、前記レジスタに記憶
    された画像データを非圧縮モードとして記憶する第2の
    記憶手段と、を備えたことを特徴とする請求項1記載の
    データ圧縮装置。
  4. 【請求項4】前記割込信号発生手段に複数の観測値およ
    び複数の期待値を所望の値に設定する設定手段と、前記
    第1の計数手段により計数された前記画像データの転送
    データ数が該観測値になった場合に、かつ、前記第2の
    計数手段により計数された前記圧縮データの転送データ
    数が該期待値になったときに、割込信号を発生する割込
    信号発生手段と、該割込信号発生手段により発生された
    該割込信号に基づいて1ライン分の圧縮後の転送データ
    数を予測する予測手段と、該予測手段の予測結果が所望
    の値を越えた場合には、前記レジスタに記憶された画像
    データを非圧縮モードとして記憶する第2の記憶手段
    と、を備えたことを特徴とする請求項1記載のデータ圧
    縮装置。
  5. 【請求項5】少なくとも1回以上非圧縮モードになった
    場合には、前記原稿の当該ページは前記レジスタに記憶
    された画像データを非圧縮モードとして継続して第2の
    記憶手段に記憶することを特徴とする請求項1記載のデ
    ータ圧縮装置。
  6. 【請求項6】原稿を光学的に読み取り画像データに変換
    する読取手段と、該読取手段により読み取られた画像デ
    ータを記憶するラインバッファメモリと、該ラインバッ
    ファメモリに記憶された該画像データを非圧縮モードと
    して記憶するレジスタと、該ラインバッファメモリに記
    憶された該画像データを所定の符号化方式に基づいて圧
    縮する圧縮手段と、該圧縮手段により圧縮された圧縮デ
    ータを圧縮モードとして記憶する第1の記憶手段と、該
    ラインバッファメモリから該圧縮手段に転送される画像
    データの転送データ数を計数する第1の計数手段と、該
    圧縮手段から該第1の記憶手段に転送される圧縮データ
    の転送データ数を計数する第2の計数手段と、該第1の
    計数手段により計数された該画像データの転送データ数
    が1ラインの1/2の観測値になった場合に、かつ、割
    込信号を発生する割込信号発生手段と、該割込信号発生
    手段により発生された割込信号を受け付けたときに、該
    第2の計数手段により計数された該圧縮データの転送デ
    ータ数に基づいて圧縮率を計算する圧縮率計算手段と、
    該圧縮率計算手段により計算された圧縮率が1を越えた
    場合には、該圧縮手段により圧縮された圧縮データを圧
    縮モードとして記憶する第2の記憶手段と、を備えたこ
    とを特徴とするデータ圧縮装置。
  7. 【請求項7】圧縮モード/非圧縮モードのいずれか一方
    のモードに設定するモード設定手段を備え、前記圧縮率
    計算手段により計算された圧縮率が1を越えた場合に、
    かつ、圧縮モードに設定されたときには、前記圧縮手段
    により圧縮された圧縮データを前記第2の記憶手段に記
    憶し、非圧縮モードに設定されたときには、前記レジス
    タに記憶された画像データを前記第2の記憶手段に記憶
    することを特徴とする請求項6記載のデータ圧縮装置。
  8. 【請求項8】原稿を光学的に読み取り画像データに変換
    する読取手段と、該読取手段により読み取られた画像デ
    ータを記憶するラインバッファメモリと、該ラインバッ
    ファメモリに記憶された該画像データを非圧縮モードと
    して記憶するレジスタと、該ラインバッファメモリに記
    憶された該画像データを所定の符号化方式に基づいて圧
    縮する圧縮手段と、該圧縮手段により圧縮された圧縮デ
    ータを圧縮モードとして記憶する第1の記憶手段と、該
    ラインバッファメモリから該圧縮手段に転送される画像
    データの転送データ数を計数する第1の計数手段と、該
    圧縮手段から該記憶手段に転送される圧縮データの転送
    データ数を計数する第2の計数手段と、該第1の計数手
    段により計数された該画像データの転送データ数が所定
    の観測値になった場合に、かつ、該第2の計数手段によ
    り計数された該圧縮データの転送データ数が所定の期待
    値になったときに、割込信号を発生する割込信号発生手
    段と、該割込信号発生手段により発生された割込信号に
    基づいて1ライン分の圧縮後の転送データ数を予測する
    予測手段と、該予測手段の予測結果が所定の値を越えた
    場合には、該レジスタに記憶された画像データを非圧縮
    モードとして記憶する第2の記憶手段と、該第2の記憶
    手段に該画像データを非圧縮モードとして記憶した場合
    には、次ラインより所定のライン数分は該予測手段によ
    り予測処理を回避する制御手段と、該制御手段の制御に
    従って該レジスタに記憶された画像データを非圧縮モー
    ドとして該第2の記憶手段に記憶することを特徴とする
    データ圧縮装置。
  9. 【請求項9】前記予測処理を回避するライン数を所望の
    値に設定するライン数設定手段を備えたことを特徴とす
    る請求項8記載のデータ圧縮装置。
  10. 【請求項10】原稿を光学的に読み取り画像信号に変換
    する読取手段と、該読取手段により読み取られた画像信
    号を2値化してシリアル画像データに変換する2値化手
    段と、該2値化手段により変換された該シリアル画像デ
    ータをパラレル画像データに変換する出力レジスタと、
    該出力レジスタから出力された画像データを記憶するラ
    インバッファメモリと、該ラインバッファメモリに記憶
    された該画像データを非圧縮モードとして記憶するレジ
    スタと、該ラインバッファメモリに記憶された該画像デ
    ータを所定の符号化方式に基づいて圧縮する圧縮手段
    と、該圧縮手段により圧縮された圧縮データを圧縮モー
    ドとして記憶する第1の記憶手段と、該2値化手段によ
    り変換された該シリアル画像データの変化点を計数する
    変化点計数手段と、該変化点計数手段により計数された
    変化点数が所定の基準値を越えた場合には、該レジスタ
    に記憶された該画像データを非圧縮モードとして記憶す
    る第2の記憶手段と、を備えたことを特徴とするデータ
    圧縮装置。
  11. 【請求項11】前記基準値を所望の値に設定する基準値
    設定手段を備えたことを特徴とする請求項10記載のデ
    ータ圧縮装置。
  12. 【請求項12】少なくとも1回以上非圧縮モードになっ
    た場合には、前記原稿の当該ページは前記レジスタに記
    憶された画像データを非圧縮モードとして継続して記憶
    する第3の記憶手段を備えたことを特徴とする請求項1
    0記載のデータ圧縮装置。
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