JP3270113B2 - 電子機器、電子機器と共に使用されるカード状電子部品、カード状電子部品を装着するカード受体、および電子機器の機能を拡張する拡張装置 - Google Patents

電子機器、電子機器と共に使用されるカード状電子部品、カード状電子部品を装着するカード受体、および電子機器の機能を拡張する拡張装置

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JP3270113B2
JP3270113B2 JP15972692A JP15972692A JP3270113B2 JP 3270113 B2 JP3270113 B2 JP 3270113B2 JP 15972692 A JP15972692 A JP 15972692A JP 15972692 A JP15972692 A JP 15972692A JP 3270113 B2 JP3270113 B2 JP 3270113B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ラップトップ型
のパ−ソナルコンピュ−タやワ−ドプロセッサ−等の電
子機器、電子機器とともに使用され電子機器との間でデ
ータの伝送等の信号の入出力が行われるカ−ド状電子部
品、カード状電子部品を装着するカード受体、および電
子機器の機能を拡張するための拡張装置を備えた電子シ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】ラップトップ型のパ−ソナルコンピュ−
タには、コンピュ−タの機能を拡張するために、本体の
側面からカ−ド状に構成されたカ−ド状電子部品、例え
ばメモリカ−ド、モデムカード等のカ−ドを組込むこと
を可能としたものがある。
【0003】この種のコンピュータによれば、一般に、
本体の側面にカ−ド挿入口が設けられ、本体内にこのカ
−ド挿入口に連通するカ−ド収容部が形成されている。
そして、カ−ドの端部を把持して、これをカ−ド挿入口
からカ−ド収容部に挿入することで、カードの本体内へ
の組込みを終えるようにしている。
【0004】近年、半導体技術の進歩に伴い、例えば、
JEIDA(日本電気工業開発協会)等で定めた規格に
従うカード状電子部品が各種開発され普及している。こ
れらのカード状電子部品には、例えば、モデムカード等
の高周波信号を扱うものも多数含まれており、この場
合、これらの部品は充分にシールドされるている必要が
ある。従来、例えばメモリカードに代表されるカード状
電子部品において、グランド端子はコンピュータ本体に
接続されるインターフェイスコネクタ内にしか設けられ
ていない。この場合、グランド接触面性を大きく取れな
いため、妨害電波輻射の抑制に充分対処できない。
【0005】そこで、このようなカード状電子部品にお
いて、カード本体の上面および下面に平板状のシールド
板を設け、こらのシールド板を、カード状電子部品が装
着されるコンピュータ本体のグランド接触片と導通させ
る構造が考えられている。つまり、カード状電子部品が
コンピュータ本体のカード収容部に装着された際、上記
シールド板がカード収容部内の上下に設けられたグラン
ド接触片とそれぞれ直接接触するように構成されてい
る。
【0006】一方、近年、この種のコンピュータは、携
帯性、取扱い性を向上させるため、一層の小型化が望ま
れている。そのため、コンピュータの筐体の各部の壁厚
は非常に薄く形成されている。しかしながら、この場
合、筐体各部の強度が低下し、外力を受けた場合に筐体
壁が変形あるいはひずみ、筐体内に設けられた内部部品
と干渉してこれを損傷させる恐れがある。
【0007】また、この種のパーソナルコンピュータ
は、上ケースと下ケースとを有する本体と、上ケースに
回動自在に取り付けられたディスプテイユニットと、を
備えている。通常、コンピュータの駆動回路、制御回
路、記憶装置等は本体の下ケースに取り付けられてい
る。そして、組立の際には、ディスプレイユニットが取
り付けられた上ケースが、駆動回路等が取り付けられた
下ケースに接合され、この接合の際、ディスプレイユニ
ットから導出した信号ケーブルが、下ケースに取り付け
られた制御回路のコネクタに接続される。
【0008】一般に、この種のコンピュータは、携帯を
容易にしたり、机上での設置面積を極力小さくするた
め、コンパクトに設計されている。そのため、コンピュ
ータ自身が備えている機能は制限があり、標準の機能以
外の機能を必要とする場合には、コンピュータを機能拡
張装置に接続して使用される。従来、コンピュータと拡
張装置とは、データを伝送するコネクタを介して互いに
接続されている。しかし、コネクタの接続だけでは、固
定力が弱く、コンピュータの操作中に衝撃等によりコネ
クタが容易に抜けてしまい、接触不良や故障の原因とな
る。
【0009】そこで、近年、コンピュータ全体を装着す
る装着部を備えた機能拡張装置が提供されている。例え
ば、米国特許明細書第4769764号、米国特許明細
書第4903222号に開示された拡張装置は、ハード
ディスクドライブ、メモリ用の回路基板等の機能拡張手
段を筐体を備えている。筐体には、コンピュータの大き
さに対応した取り付け凹部が形成されており、この取り
付け凹部内に、筐体の上方あるいは前方からコンピュー
タが着脱可能に嵌合されている。そして、コンピュータ
の後面には、拡張装置接続用の差込み型のコネクタが設
けられており、このコネクタは、コンピュータを取り付
け凹部に嵌合させた際に、取り付け凹部に設けられた拡
張蔵置側の差込み型コネクタに嵌合され、この嵌合によ
りコンピュータと拡張装置とが電気的に接続されるよう
になっている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述したパーソナルコ
ンピュータに装着可能なカード状電子部品の場合、以下
の問題が生じる。つまり、規格化されたこの種のカード
状電子部品において、カード本体の厚さは、その最大寸
法が規定されているのみ(例えば、JEIDAで規定さ
れたタイプIIの場合、最大5.0 mm)であり、従って、機
種、メーカ等によってカード本体の厚さが一定でない。
そのため、特に、コンピュータ本体のカード収容部内に
設けられたグランド接触片に接触する部分のカードの厚
さが大きく異なる複数種のカードを選択的に同一のカー
ド収容部に装着する場合、以下の問題を生じる。
【0011】カード収容部内のグランド接触片と接触す
る部分の厚さが規定最大寸法に近い厚いカードを長期に
亘って使用した後、これよりも薄いカードを使用した場
合、あるいは、厚いカードと薄いカードとを交互に頻繁
に使用した場合、カード収容部内のグランド接触片のば
ね圧低減により、薄いカードをカード収容部に装着した
際、グランド接触片がカードのシールド板に充分接触せ
ず、非接触状態、あるいは、不安定な接触状態となる。
この場合、カードのシールド効果が全く損なわれた状
態、あるいは、不安定な接触でノイズを発生し易い状態
となる。
【0012】また、上記構成の場合、カード状部材をカ
ード収容部に対して出し入れする際、カード収容部内の
グランド接触片はカードの上下のシールド板上をそれぞ
れ摺動する。そして、この摺動により、シールド板およ
び/あるいはグランド接触片が削れて金属粉が発生す
る。この金属粉は、コンピュータ本体内に侵入し、コン
ピュータの誤動作を招く恐れがある。更に、一般に、カ
ード状部材においては、デザイン性を向上させために、
上下のシールド板は、カード状部材がカード収容部内の
所定位置に装着された際にグランド接触片と接触する導
通部を除いて、塗装、模様等が施された意匠板として形
成されている。しかしながら、上述したように、カード
状部材の脱着の際にシールド板のデザイン部分もグラン
ド接触片と摺接することから、塗装が剥がれる等の問題
が生じる。また、塗装、模様の施されていない導通部が
存在することから、カード状部材のデザイン性が落ちる
ことも考えられる。
【0013】前述したように、携帯性、取扱い性を向上
させるため、コンピュータの筐体の各部の壁厚は非常に
薄く形成した場合、筐体各部の強度が低下し、外力を受
けた場合に筐体壁が変形あるいはひずみ、筐体内に設け
られた内部部品と干渉してこれを損傷させる恐れがあ
る。
【0014】また、コンピュータを拡張装置に接続した
場合、コネクタの嵌合力は、コンピュータと拡張装置と
の接続を確実に行うためにかなり大きく設定されてお
り、コンピュータを取り付け凹部から取り外す場合に
は、この嵌合力を上回る大きな力が必要となってくる。
そのため、コンピュータに手を添えて取り付け凹部から
外そうとしても、なかなか取り外すことができず、取り
扱いに手間を要するといった問題が生じてくる。
【0015】しかも、取り付け凹部は、拡張装置の筐体
の上方ばかりでなく前方にも開放されているため、コン
ピュータを取り外す際に、コネクタの嵌合が解除されて
いないにも拘らず、このコンピュータの前端部を持ち上
げてしまう虞れがあり得る。すると、コンピュータは、
コネクタの嵌合部を支点として上向きに回動しようとす
るので、このコネクタがこじられてしまい、コネクタに
無理な力が加わって破損の原因となるといった不具合が
生じてくる。
【0016】そこで、この発明は、このような事情に着
目してなされたもので、その目的とするところは、電子
機器とともに使用されるカード状電子部品において、確
実にシールドできるとともに、電子機器への脱着操作時
における金属粉の発生および表面の傷等の発生を防止で
きるカード状電子部品、カード状電子部品を装着するカ
ード受体、および電子機器を提供することにある。
【0017】この発明の他の目的は、電子機器を脱着自
在に接続可能な拡張装置を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明のカード状電子部品は、電子機器に収容可
能なカード状電子部品において、グランドを有した回路
基板を搭載しているとともに、一対の側面、それぞれの
側面に連続した上面および下面を有したフレームと、上
回路基板の上面および下面を覆っているとともに上記
回路基板のグランドに電気的に接続された一対のシール
ド板と、上記シールド板と電気的に接続されているとと
もに上記フレームのそれぞれの側面、上面、および下面
に亘って設けられ、上記フレームが電子機器内に挿入さ
れた際、上記電子機器と電気的に接続される一対の導電
部と、を備えていることを特徴としている。
【0019】また、上記目的を達成するため、この発明
に係るカード状電子部品は、電子機器に収容可能なカー
ド状電子部品において、グランドを有した回路基板と、
上記回路基板の少なくとも一対の側部に沿って延び、上
記回路基板とは反対側に位置した外面を有するフレーム
と、上記回路基板の上面および下面を覆っているととも
に上記回路基板のグランドに電気的に接続された一対の
シールド板と、を備え、上記一対のシールド板は、それ
ぞれ上記フレームの外面に当接するように折曲げられ、
上記電子機器に装着された際、上記電子機器と電気的に
接続される導電部を有していることを特徴としている。
【0020】更に、この発明に係るカード状電子部品
は、電子機器に収容可能なカード状電子部品において、
グランドを有した回路基板と、上記回路基板の少なくと
も一対の側部に沿って延び、上記回路基板とは反対側に
位置した一対の側面と、この一対の側面にそれぞれ形成
された凹部と、を有するフレームと、上記回路基板の上
面および下面を覆っているとともに上記回路基板のグラ
ンドに電気的に接続された一対のシールド板と、を備
え、上記一対のシールド板は、それぞれ上記フレームの
凹部に当接するように折曲げられ、上記電子機器に装着
された際、上記電子機器と電気的に接続される導電部を
有していることを特徴としている。
【0021】また、この発明に係るカード状電子部品
は、電子機器に収容可能なカード状電子部品において、
グランドを有した回路基板を搭載しているとともに、一
対の側面、それぞれの側面に連続した上面および下面を
有したフレームと、上記回路基板の上面および下面を覆
っているとともに上記フレームに固定された一対のシー
ルド板と、上記フレームのそれぞれの側面、上面、下面
に亘って設けられ、上記電子機器内に挿入された際、上
記電子機器と電気的に接続される一対の金属片と、上記
回路基板のグランド、一対のシールド板、および一対の
金属片を電気的に接続した接続手段と、を備えているこ
とを特徴としている。
【0022】この発明に係るカード受体は、挿入方向後
端部の両側部に第1の導通部が設けられたカード状電子
部品を装着可能なカード受体において、上記カード状電
子部品が挿入される際、上記カード状電子部品の両側部
をガイドするとともに、上記カード状電子部品が挿入さ
れる挿入端を有した一対の壁部と、上記一対の壁部の上
記挿入端の近傍にそれぞれ設けられ、上記カード状電子
部品が所定の位置に挿入された際、上記カード状電子部
品の第1の導通部と電気的に接続される第2の導通部
と、を備えたことを特徴としている。
【0023】この発明に係る電子機器は、挿入方向後端
部の両側部に第1の導通部を備えたカード状電子部品を
装着可能な電子機器において、上記カード状電子部品を
挿入可能な挿入口が形成された本体と、上記本体内にお
いて上記挿入口に隣接する端部を有し、上記カード状電
子部品が挿入された際、上記カード状電子部品の両側部
をガイドする壁部と、上記壁部の上記端部近傍に設けら
れ、上記カード状電子部品が所定の位置に装着された
際、上記第1の導通部と電気的に接続される第2の導通
部と、を備えたことを特徴としている。
【0024】また、この発明に係る電子機器は、挿入方
向後端部の両側部に第1の導通部を備えたカード状電子
部品を装着可能な電子機器において、上記カード状電子
部品を挿入可能な挿入口が形成された本体と、上記本体
内において上記挿入口に隣接して配置されているととも
に、上記カード状電子部品が挿入された際、上記カード
状電子部品の両側部をガイドする壁部と、上記挿入口の
近傍に位置する上記壁部に設けられ、上記カード状電子
部品が所定の位置に装着された際、上記第1の導通部と
電気的に接続される第2の導通部と、を備え、上記一対
の壁部の上記カード状電子部品の挿入方向に沿った長さ
は、上記カード状電子部品の上記挿入方向に沿った長さ
とほぼ等しいことを特徴としている。
【0025】更に、この発明に係る拡張装置は、第1の
コネクタおよびデータ入力部を有した本体と、この本体
に開閉可能に設けられたディスプレイと、を備えた電子
機器に接続される拡張装置において、上記ディスプレイ
を閉じた状態および開いた状態で上記本体を載置可能な
本体ケースと、上記本体ケースに設けられ、上記電子機
器が上記本体ケースに載置された際、上記第1のコネク
タに脱着可能に接続される第2のコネクタと、上記本体
ケースに設けられ、上記第1のコネクタと第2のコネク
タとの接続を解除する突出位置と、上記突出位置から退
避する退避位置と、の間をそれぞれ移動可能な一対のイ
ジェクト部材と、上記本体ケースに設けられ、上記一対
のイジェクト部材を上記退避位置から上記突出位置へ移
動させる操作部と、を備え、上記第2のコネクタは上記
一対のイジェクト部材間に設けられていることを特徴と
している。
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】
【0030】
【発明の実施の形態】以下図面を参照しながらこの発明
の実施例について詳細に説明する。図1ないし図24
は、この発明に係る携帯型電子機器を、例えばラップト
ップ型のパ−ソナルコンピュ−タに適用した実施例を示
している。図1に示すように、コンピュータは、内面に
シ−ルドのためのメッキ処理(図示しない)が施された
合成樹脂製の上ケ−ス1aと下ケ−ス1bとを組合わせ
て構成された偏平箱状の本体1と、本体1の上面後部に
形成された段差部1cに一対の脚部3を介して開閉可能
に枢支されたフラット型のディスプレイ2とを備えてい
る。本体1の上面前部には、キーボード60が設けられ
ている。
【0031】ディスプレイ2の構造は図1ないし図9に
渡って示されている。ディスプレイ2は非常に薄い矩形
状の本体10を備え、この本体は、内面にシ−ルドのた
めのメッキ処理(図示しない)が施された合成樹脂製の
偏平箱状な底ケ−ス11と、同じくメッキ処理の施され
た合成樹脂製の矩形枠状に成形され底ケースの開口部に
固定されたカバ−12と、を有している。カバ−12の
開口部12bは右側寄りに形成してあり、またカバ−1
2の左右側縁部の中間からカバーの上縁部に亘って連続
する周縁部分は前方へ突出してU字形の段差12aを形
成している。
【0032】底ケ−ス11およびカバ−12の各々の下
部両側には、脚部3を構成するための二つ割りのケ−シ
ング部13a,13bがそれぞれ突設され、各脚部内に
は、ヒンジ部品(図示しない)が収容されていている。
これらのヒンジ部品が本体1の段差部1cの裏面に設け
た支持部14(図13のみに図示)に連結されて、ディ
スプレイ2を開閉自在に支持させている。なお、図13
中、参照符号15はヒンジ部品の連結片部を示してい
る。
【0033】ディスプレイ2の本体10内にはバックラ
イト付のディスプレイ装置16が内蔵されている。ディ
スプレイ装置16は、図4に示されるように例えば板状
に構成された液晶表示部17の後面に板状の導光部材1
8(図5のみに図示)を重ねて構成された表示ユニット
19と、この表示ユニット19の幅方向両側に設けた一
対の駆動ユニット20(駆動回路21を搭載した回路基
板22よりなる)と、右側の駆動ユニット20の上下端
部に連結された一対のソケット23と、これらソケット
23間に接続され導光部材18に照明光を出射する蛍光
灯24と、を備えている。そして、これら全体で一つの
盤状のメインユニット29をなしている。また蛍光灯2
4のソケット23には、蛍光灯24の駆動ユニット25
が、リ−ド線26,26を介して接続され、右側の駆動
ユニット20と並行にならんで配置されている。参照符
号27は、駆動ユニット25を除く、横一列に連続して
並んだ表示ユニット19および一対の駆動ユニット20
の上下端部にそれぞれ嵌合されてこれらの部品を連結し
た断面ほぼU字形の連結フレ−ム、参照符号28は駆動
ユニット25に設けた例えば光量,表示濃度を調節する
ためのダイヤルノブをそれぞれ示している。但し、図5
に示すように、蛍光灯24と導光部材18とは、それら
を被覆する遮光フィルム32によって互いに接続されて
おり、蛍光灯24からの光を漏れなく導光部材18の入
射端に導くようにしてある。
【0034】図3および図4に示すように、メインユニ
ット29は、液晶表示部17の表示面がカバ−12の開
口部12bに臨むようにして底ケ−ス11に取り付けら
れている。特に、メインユニット29は、底ケース11
にねじ止めされた断面L字状の細長い一対の固定部材3
0に、その上縁部および下縁部を嵌合させることによっ
て底ケースの底面上に取り付けられている。この場合、
表示ユニット19に、これを底ケース11に固定するた
めのねじ孔を設ける必要がなく、液晶表示部17の表示
領域を大きくとることができる。なお、表示ユニット1
9の後面の各部には予めスペ−サ31(図5参照)が取
着されていて、メインユニット29を底ケース11に据
付けた状態では表示ユニット19の後面と底ケ−ス11
の底面との間に隙間を存在させている。
【0035】蛍光灯24の駆動ユニット25は、蛍光灯
24とこれに隣接する底ケ−ス11の右側の周壁部分1
1aとの間において、底ケース11の底面に取付けられ
ている。そして、各ダイヤルノブ28を周壁11aに設
けた切欠部33から本体外に臨ませている。なお、図2
において参照符号35は各部を固定するための固定ね
じ、図5において参照符号36は底ケ−ス11およびカ
バ−12の内面に敷設された絶縁シ−トをそれぞれ示し
ている。
【0036】蛍光灯24と駆動ユニット25との間に
は、保護用のリブ34が設けられている。詳しくは、図
4および図5に示すように、リブ34は底ケース11と
一体に形成され、底ケースの底面から突出している。そ
して、リブ34は、蛍光灯24の際を蛍光灯24の軸方
向に沿って、かつ、蛍光灯の全長に亘って延びている。
このリブ34の突出高さは、図5に示されるように、底
ケ−ス11に据付けた蛍光灯24の上端位置(遮光フィ
ルム32を含む)および駆動ユニット25の上端位置を
越えて突出する寸法に設定されている。実施例におい
て、リブ34は、その突出端がカバー12の内面に当接
するように形成されている。
【0037】そして、このリブ34により、例えばカバ
−12の板面を押してカバ−12を変形させるような外
力や、ディスプレイ2の本体10にねじるような方向に
力が働くことがあっても、それから蛍光灯24を守るよ
うにしてある。すなわち、小型、軽量化のため、ディス
プレイ2の底ケース11の壁厚およびカバー12の壁厚
は非常に薄く例えば、1.5 mm程度に形成されており、変
形し易い。そのため、押圧、ねじるなどにより、例えば
カバ−12がたわむ場合、そのままではたわむカバ−1
2が蛍光灯24と干渉して蛍光灯24を損傷させるおそ
れがある。しかしながら、蛍光体24の近傍にリブ34
を立設したことで、蛍光灯24に当たる前にたわむカバ
−12がリブ34の先端部に当接して、蛍光灯24をた
わむカバ−12から保護する。むろん、リブ12は蛍光
灯24の保護と同時に、薄く変形しやすい底ケ−ス11
の剛性を向上させており、これにて肉厚が薄い本体10
でも、各部では必要な剛性が確保される。
【0038】本体10の左右両端側には、キーボード6
0を覆う位置へディスプレイ2を閉じた状態でこれをロ
ックさせたり、ロックを解除してディスプレイ2の開放
を許容する、一対のラッチ装置40が設けられている。
各ラッチ装置40には、本体10の薄形化の向上を図る
ために、通常では二つでないと問題があるとされる本体
内外の二つの部品を連結する引掛部分を、一つとして、
しかも強固(外れない)に連結させる構造を採用してあ
る。左側のラッチ装置40の構造が図6ないし図9に示
されている。
【0039】このラッチ装置40は、ディスプレイ2の
底ケース11の周壁11aに、底ケースの底面と平行な
方向に沿って摺動自在に取り付けられたスライドノブ4
1を備えている。スライドノブ41は長方板状の操作子
42と、その裏面に突設されたノブ固定用のフック43
とで構成されている。フック43は、操作子42の裏面
から底ケース11の底面と平行に延びる帯板部44を有
し、この先端部に爪部45が形成されている。爪部45
は、操作子42の操作方向(図6に矢印Xで示す方向)
に延び周壁11aと対向した引掛面45aを有してい
る。
【0040】この爪部45および帯板部44は、底ケ−
ス11の左側の周壁11aに形成され底ケ−ス11の底
面と平行に方向に延びるガイド孔46を貫通し、底ケ−
ス11の内部に突出している。ガイド孔46の長さは帯
板部44の幅寸法よりも長く形成されている。
【0041】また、ラッチ装置40は、底ケース11内
に配設されたスライダ−47を備えている。スライダ−
47は、例えば長方形の断面形状を有する筒状に形成さ
れている。このスライダ−47は、図7に示されるよう
に、その内孔の一端開口をガイド孔46に臨ませ、か
つ、一端開口の長手方向が底ケ−ス11の底面とほぼ平
行となるように配置するようにしてある。
【0042】スライダ−47のカバ−12側に向く前面
には下向きのラッチ爪48が突設されている。また、ス
ライダ−47の上下方向の各端部には、長短のガイド杆
49,50が突設されていて、底ケ−ス11の周壁11
aと平行に延びている。全長が短いガイド杆50は、ガ
イド孔46の下端位置より、下方となる周壁11aの内
面に突設されたU字形の受座51の溝部51aを摺動自
在に貫通している。また、全長が長いガイド杆49は、
ガイド孔46の上端位置より、上方となる周壁11aの
内面に突設したU字形の受座52の溝部52aを摺動自
在に貫通している。それにより、スライダ−47は、受
座51,52間を移動可能となっている。なお、受座5
1,52の溝部51a,52aの開口は、スライダ−4
7の挿脱のためにカバ−12側(前面側)に向けられて
いる。ガイド杆49には、受座52とスライダ−47の
上端部とで規制されるようにしてコイルスプリング53
が圧縮状態で巻装され、スライダ−47を底ケ−ス11
の下端側へ付勢している。
【0043】スライダ−47の内孔内にはスライドノブ
41の爪部45と係脱可能な凸部54が形成されてい
る。そして、フック43は、周壁11aのガイド孔46
を貫通してスライダ−47の内孔内に挿入され、爪部4
5は凸部54と係合している。凸部54の位置は、例え
ば操作子42が周壁11aの外面に接する状態まで、爪
部45がスライダ−47内に挿入されたとき、爪部45
の引掛面45aが凸部に係合するように設定され、それ
により、操作子42を所定位置に位置決めるようにして
いる。
【0044】またスライダ−47の角孔全長(スライダ
−47の幅)は、挿入される爪部45の先端部が貫通す
る寸法に設定されていて、爪部45を係合させると、爪
部45の先端部がスライダ−47の側方へ突き出るよう
にしている。
【0045】ラッチ爪48の位置と対応するカバ−12
の突部12aの平面部分には、上下方向に延びる細長い
孔55が形成されている。そして、カバ−12を底ケ−
ス11に装着するとラッチ爪48の先端部が孔55を貫
通してカバ−12から前方に突出するようにしてある。
【0046】また、スライダ−47の側方へ突出する爪
部45の背面と対向するカバ−12の内面には、爪部4
5を抑えるためのリブ56が一体に突設されている。リ
ブ56の高さは、図8および図9に示すように、カバ−
12を底ケ−ス11に装着したとき、リブの先端が爪部
45の背面と摺接(あるいは近接)する寸法に設定され
ている。リブ56は、スライドノブ41がスライドする
範囲の全長に渡って、連続して設けられている。底ケー
ス11にカバ−12を装着する前において、スライドノ
ブ41とスライダ−47とは抜けやすい係合状態、すな
わち爪部45と凸部54とは外れ易い係合状態にある。
しかしながら、カバ−12を底ケ−ス11に装着する
と、図6、図8および図9に示すように、リブ56によ
って爪部45が押え付けられ、爪部45が凸部54から
係脱する方向への移動が規制され、それにより、スライ
ダ−47からの爪部45の抜けが防止されている。従っ
て、本体10の内外の二つの部品、すなわちスライドノ
ブ41とスライダ−47とは、一つの引掛部43により
強固に連結されている。
【0047】カバ−12から突出した左右のラッチ爪4
8の位置に対応して、コンピュータ本体1の上ケ−ス1
aの前部両側部には角形のラッチ孔57,57が形成さ
れている。そして、ディスプレイ2が閉じられると、ラ
ッチ爪48がそれぞれ対応するラッチ孔57に係合し、
ディスプレイ2は閉じた状態にロックされる。むろん、
左右のスライドノブ41の操作子42をコイルスプリン
グ53の弾性力に抗して、スライド操作することによ
り、ラッチ爪48がラッチ孔57から外れて、ディスプ
レイ2のロックが解除される。
【0048】一方、パ−ソナルコンピュ−タの本体1の
全体構造は、図10ないし図14に示されている。本体
1は、キ−ボ−ド60が設けられる上ケ−ス1a側に種
々の機器、回路基板などを据付けた構造が採用されてい
る。
【0049】詳しくは、図13および図14に示すよう
に、上ケ−ス1aの上面の前部側には、キーボード60
のキ−を露出させるための長方形の開口4が形成され、
上ケースの後部の周壁には種々の端子を露出させるため
の複数の開口5が形成されている。上ケース1aの開口
4の周縁に沿う部分は裏側へ折曲げられて、開口4に装
着されたキ−ボ−ドを保持するためのリブ62を形成し
ている。
【0050】このリブ62には、多数のキ−63が配列
されたキ−ボ−ド60の縁部が載置され、キ−63は開
口4から外部に露出される。リブ62の複数箇所には爪
62aが突設されており、これらの爪に、キ−ボ−ド6
0の周縁部に設けた切欠部64を係合させて、キ−ボ−
ド60を所定の位置に位置決めている。なお、図13に
おいて、参照符号70はキ−ボ−ド60から延出した接
続端子を示している。キ−ボ−ド60は、切欠64が形
成された矩形平板状の基板65を有し、その周縁の各部
には、基板の一部を裏面側へ切起こしてなる固定のため
の2つの座部66が設けられている。これらの座部66
は、キ−ボ−ド60を上ケース1aに装着することによ
り、上ケ−ス1aの裏面に突設されたボス部(図示しな
い)に載置される。
【0051】このキ−ボ−ド60の裏面には、シ−ルド
をするための薄肉の導電性の載置板67が重ねられてい
る。載置板67は、キ−ボ−ド60の大きさに対応した
外形を有し、キ−ボ−ド裏面を遮蔽するようにしてあ
る。載置板67の周縁部には固定用の孔68、位置決め
用のブラケット69が設けられている。
【0052】載置板67の裏面には、主要な電子部品が
据付けられている。すなわち、図13において載置板6
7の左部分の裏面には、フロッピ−ディスクドライブ7
1が据付けられる。載置板67の右部分の裏面には、絶
縁シ−ト77を介して、基板ユニット75およびL字形
の回路基板76が取り付けられている。基板ユニット7
5は、例えば図12に示されるような各種の電子部品7
2a,73aを搭載した二枚の回路基板72,73を有
し、これらの回路基板はフィルム状のフレキシブルケ−
ブル74によって互いに接続されているとともに、上下
二段に配置されている。また、回路基板76は、コネク
タ−76aを介して回路基板73に接続されているとと
もに、各種電子部品76bが搭載されている。キ−ボ−
ド60の接続端子70は回路基板73に接続されてい
る。また、上ケース1aに取り付けられているディスプ
レイ2から導出した接続ケーブル78aは、回路基板7
3上に設けられた図示しないコネクタに接続される。
【0053】回路基板72から導出しているフィルム状
のフレキシブルケ−ブル78,79は、バッテリ・カ−
ド系のユニット80に接続されている。このユニット8
0も、上ケ−ス1aに取り付けられている。
【0054】図11ないし図13に示すように、ユニッ
ト80は細長いフレーム81を有し、上ケース1aの開
口4と後部壁との間に位置した平坦部82上に挿脱可能
に設けられている。フレ−ム81は、片側の裏面、例え
ば図12において左側の裏面に立設された一対の側壁8
3を有し、フレーム81および側壁83によってバッテ
リ収容ボックス86が形成されている。このバッテリ収
容ボックス86は、ユニット収容部および第2の収容部
として機能し、図示しないバッテリパックのようなユニ
ット部品を収納可能となっている。また、フレーム81
裏面の右側部に一対の側壁84が立設され、フレーム8
1と共に第1の収容部としての基板収容部を構成してい
る。壁84間に、駆動機器,駆動回路を搭載した回路
基板85が設けられている。なお、参照符号87は、端
子保持用のフレ−ムを示している。
【0055】また、フレ−ム81の平坦部の表面(図1
2において下側の面)の両側には、後述するイジェクト
装置を備えた左右一対のカ−ド装着装置88が形成され
ている。そして、上記構成のユニット80は、カ−ド装
着装置88側を上ケ−ス1aの内面に向け、かつ、回路
基板85を上ケ−ス1aの開口側に向けた状態で、上ケ
ースの平坦部82に取付けられている。なお、ユニット
80を上ケース1aに取り付けることにより、端子保持
用のフレ−ム87に設けられた各種の端子は、上ケ−ス
1aの開口5に対向して位置される。
【0056】そして、ユニット80を上ケ−ス1aの内
面にねじ止めし、基板ユニット75および回路基板76
を絶縁シ−ト77を介して導電性の載置板67にねじ止
することにより、図11に示すように、上ケ−ス1a内
に、上ケ−ス1aの空間全体を覆い隠すように、種々の
内蔵機器を高密度に実装させている。
【0057】上記のように種々の機器を据付けた上ケ−
ス1aに、この上ケースの開口部を閉塞するように下ケ
−ス1bが組合わされている。つまり、下ケ−ス1b
は、複数のねじ89により、内部の機器を間に介して、
上ケ−ス1aに固定されている。この固定により、キ−
ボ−ド60の裏面に据付けられた基板ユニット75、回
路基板76は、図14に示されるように、導電性の載置
板67、下ケ−ス1bの内面に施したメッキ層(図示し
ない)で囲まれる。つまり、これらのユニット75およ
び回路基板76の周囲は導電層でシ−ルドされる。ま
た、キ−ボ−ド60に、これをシ−ルドをするための載
置板67を敷いて各種基板を設ける構造によれば、キ−
操作をするときに生じるキ−ボ−ド60のたわみ(キ−
ボ−ド60の肉厚が薄く、それ自体の剛性が低いために
起こる)を、シ−ルドのための載置板67の剛性による
補強によって押さえることができる。また、同一の上ケ
−ス1aに内蔵機器の全てを据付けていることによっ
て、部品間をむすぶケ−ブルの長さも短くなる。同様
に、ディスプレイ2も上ケース1aに取り付けられてい
ることから、ディスプレイの接続ケーブル78aを上ケ
ース内の回路基板に容易に接続することができるととも
に、接続ケーブル78aの長さも短くすることができ
る。そのため、コンピュータ本体1内における接続ケー
ブル78aの引き回しが容易に行えるとともに、接続ケ
ーブルを収容するためのスペースも小さくて済む。
【0058】なお、下ケ−ス1bの内面周縁部には、図
14および図15に示すように、上ケース内に内蔵され
た回路基板72,73,76、およびキボード60を下
から支えるための複数のリブ90が形成されている。
【0059】コンピュータ本体1の設置面、つまり、下
ケース1bの下面の四隅には、図10ないし図12に示
されるように、楕円状の突起部で構成される脚91が形
成されている。そのうち、本体1の前側の左右側にある
脚91は、本体1の幅方向両側面の近傍にそれぞれ位置
し、それぞれ側面と同一平面上に位置した端面を有して
いる。そして、これらの脚91は、それぞれ端面に開口
した係合溝92a(一方のみ図示)を有する連結用の係
合部92を構成している。そして、コンピュータは、こ
れらの係合部92を用いて、パ−ソナルコンピュ−タの
機能を拡張するための後述する機能拡張装置の装着部に
位置決めされるようにしてある。
【0060】なお、下ケ−ス1bには、本体1の外部か
ら回路基板72にオプションとしてチップ(図示しな
い)を組込むための開口部95(図11および図12参
照)が形成されている。この開口95は、通常、ねじ9
6aによって下ケース1bに固定されたカバー96によ
って閉塞されている。
【0061】一方、本体1内に配設された回路基板7
2、73、76上に載置されている電子部品には、高温
を発する高発熱部材が含まれている。そのため、これら
の高発熱部材と隣接対向する下ケース1bの全部は、加
熱されて高温となる。そこで、図10および図14に示
すように、下ケース1bの下面の前部には、細長い突起
1dが多数接着固定され、本体1の幅方向に沿って互い
に平行に延びている。各突起1dは、本体1よりも熱伝
達率の低い材料で形成されている。各突起1dは、ほぼ
半楕円形状の横断面を有し、その幅は約1mm、高さ5mm
に形成されている。また、突起1dの頂点間の間隔は、
約2mmに設定されている。この間隔は、ユーザが本体1
を把持した際に、ユーザの指が突起1d間に入らない大
きさに設定されていればよい。なお、突起1dは、下ケ
ース1bと同一の材料により下ケースと一体に形成され
ていてもよい。
【0062】上記のように下ケース1dの下面、つま
り、コンピュータの作動時に高温となる部分に多数の突
起1dを設けた場合、例えば、ユーザがコンピュータを
搬送する際に本体1の下面側に触れた場合でも、ユーザ
の指は突起1dの頂部に触れ、下ケース1bの下面に直
接接触することがない。突起1dと下ケース1b表面と
の温度差は約1度程度であるが、ユーザの体感温度とし
ては約5度程度の差となる。同時に、下ケース1bに対
するユーザの指の接触面積も、突起1dが設けられてい
ない場合に比較して非常に小さくなる。そのため、ユー
ザが本体1の下面側に触れたとしても、風呂の温度(約
40−45度)程度しか感じることがなく、本体1の熱
に起因する不信感を抱くこと、つまり、コンピュータの
異常、損傷等の発生を意識することを防止できる。ま
た、突起1dは滑り止めとしも機能する。
【0063】図1、図14および図15に示すように、
キーボード60は、回路基板60a上に配設された多数
のキー63を有し、これらのキーは縦横に配列され、全
体としてほぼ長方形状の輪郭を有するキー配列領域60
bを形成している。各キ−63は、キー配列領域60b
の最外列を構成するキーを除き、ほぼ切頭角錐形状を成
している。つまり、角キー63は、矩形状の上面63a
と、上面の各辺から下方に向かって外側に広がるように
傾斜して延びる傾斜面63cと、を有し、台形の断面形
状を有している。そして、上面63aの幅a、下面の幅
b、上面に対する傾斜面63cの傾斜角c、および隣合
うキー間の間隔dは、ユーザが操作し易いように所定の
値に設定されている。
【0064】また、キー配列領域60bの最外列、つま
り、左右両端の列および上下両端の列を構成するキー6
3dは、上述した他のキーとほぼ同一の形状に形成され
ているが、キー配列領域60bの外側に望む傾斜面63
eの傾斜角cが、他の傾斜面63cよりも大きな角度
(約90度)に設定されている。そのため、最外列のキ
ー63dは、ユーザの指が触れる部分の面積、つまり、
上面63aの面積、および隣合うキーとの間隔dを他の
キー63と同一に保ちながら、キー配列領域60bの外
側方向への張り出し量が小さい。この場合、キー上面の
大きさおよびキー間の間隔を変えることなく、キー配列
領域60bの幅寸法eおよび奥行き寸法fを従来に比較
して、それぞれ(b−a)だけ短くすることができる。
【0065】従って、従来と全く同一の使い勝手を確保
しながら、キーボード60の大きさを小さくすることが
できる。これに応じて、パーソナルコンピュータ全体の
小型化を図ることができる。特に、キーボード60の大
きさは、コンピュータの大きさを決定する1つの要因と
なっていることから、その効果は大である。
【0066】次に、ユニット80に設けられた一対のカ
−ド装着装置88について説明する。これらの装着装置
88は、左右共、同じ構造で、そのうちの右側の装着装
置の構造が図16ないし図24に示されている。
【0067】ここで、カ−ド装着装置88の説明の前
に、この装着装置に組込まれるカ−ド状に構成された電
子部品について説明する。カード状電子部品としては、
第1図に示すように、例えば、所定の情報が記憶されて
いるメモリカード97、コンピュータと他の外部機器と
の間のインターフェースとしての機能を有するインター
フェースカード100が使用される。
【0068】図16ないし図18に示すように、メモリ
カード97は、複数の半導体素子150が載置された矩
形状の回路基板152と、この回路基板の周縁部を囲む
ように、回路基板嵌合された合成樹脂からなるモールド
フレーム153と、を備えている。また、回路基板15
2の上面および下面を覆うように、それぞれ導電性金属
からなりシールド板として作用する矩形状の意匠板15
4がモールドフレーム153に取り付けられている。各
意匠板154の表面には、塗装等の各種のデザインが施
されている。メモリカード97は、コンピュータのカー
ド装着装置88に対して矢印A方向に挿入されるもので
あり、このカードの挿入方向先端部には、カードとコン
ピュータとの電気的接続を成すためのコネクタ156が
設けられ、モールドフレーム153の一部を構成してい
る。
【0069】モールドフレーム153のカード挿入方向
Aに沿って延びる2つの側面の各々の所定部位、つま
り、カードの挿入方向に対して後端部には、係合凹所1
57が形成されている。また、モールドフレーム153
の上面および下面の各々には、モールドフレームの周縁
から僅かに離間して、かつ、この周縁に沿って延びる係
止溝158が形成されている。各意匠板154は、その
前端縁を除く他の周縁部が直角に折り曲げられて係止部
159を構成しているとともに、係止部の内、凹所15
7に対応する部分は他の部分よりも大きく突出したグラ
ンド用の導電部160を形成している。各意匠板154
はプレス成形等により一体に形成されているとともに、
第1の導電部として機能する導電部160は、塗装等の
装飾が施されることなく金属地の状態となっている。
【0070】上記構成の意匠板154は、係止部159
が係止溝158に嵌合され、かつ、導電部160が凹所
157に嵌合した状態でモールドフレーム153に固定
されている。各意匠板154は、回路基板152に固定
されたアースばね161を介して、回路基板のグランド
に電気的に接続されている。
【0071】なお、メモリカード97の各部の寸法は、
JEIDAで規定されたタイプIIの規格に合わせて設定
されている。つまり、カードの幅は54.0±0.1m
m、周縁部(縁から最小3mmの部位)のカード厚は3.
3mm、意匠板154を含む中央部のカード厚は最大で
5.0mmに設定されている。
【0072】一方、図19に示すように、インターフェ
ースカード100は、上記メモリカードと同様に、回路
基板と、回路基板の周囲に嵌合されたモールドフレーム
153、回路基板の上面および下面を覆うようにモール
ドフレームに固定されたシールド板として意匠板154
と、を備えている。モールドフレーム153の前端に
は、カードとコンピュータとを電気的に接続するための
コネクタが設けられている。インターフェースカード1
00の場合、カードの挿入方向後端において、モールド
フレーム153には、外部機器、例えば機能拡張機器
(図示しない)のコネクタ−98を接続するための接点
99が設けられている。
【0073】また、カード100の挿入方向後端部にお
いて、モールドフレーム153の各側面には、ほぼU字
形状の断面を有する金属片が固定されグランド用の導電
部160を構成している。この金属片は、その板厚分だ
けモールドフレーム153内に埋め込まれた状態でモー
ルドフレームに固定され、金属片の外面は、モールドフ
レームの側面、上面および下面とそれぞれ同一平面上に
位置している。そして、これらの導電部160と意匠板
154とは、回路基板のグランドにそれぞれ別々に接続
されている。
【0074】つぎに、カ−ド装着装置88について説明
する。図1、図20および図21に示すように、コンピ
ュータ本体1の上ケース1aの内、ディスプレイ2の脚
部3が枢支されている後端部とキーボード60との間に
位置した平坦部82の右側の角部分には、L字形の段差
部105が形成されている。段差部105は、その上ケ
−ス1aの角部を稜線に沿って所定長さ切欠いて形成さ
れている。段差部105で形成される空間部分により、
外部から指先を挿入可能な操作用開口部106が構成さ
れている。
【0075】段差部105の水平壁と連続する垂直方向
の壁部は開口していて、メモリカ−ド97あるいはイン
タ−フェ−スカ−ド100の差込み、抜出しができる細
長の挿入口107を構成している。この挿入口107
は、コンピュータの本体1内に形成されたカード収容部
108に連通している。
【0076】図20および図21に示すように、カ−ド
収容部108は、前述したユニット80を構成するフレ
−ム81と、上ケース1bの平坦部82とによって規定
されている。つまり、フレーム81の端部上面には、挿
入口107の幅方向両端部に対して連続するように、一
対の細長の壁部109が平行に立設されている。これら
の壁部109はカ−ド97(あるいはインタ−フェ−ス
カ−ド100)の全長に対応した長さとなっていてい
る。そして、これらの壁部109と、互いに離間対向す
るフレ−ム81の上面および平坦部82の裏面とで囲ま
れた部位により、カ−ド全体が収容可能な偏平なカード
収容部108が形成されている。そして、カード収容部
108は、上ケース1bの側面から上ケ−ス1aの幅方
向中央に向って延びている。また、カ−ド97(あるい
はインタ−フェ−スカ−ド100)を収容したとき、カ
−ド97の先端部位置と対応するフレ−ム81の平坦部
分には、カ−ド97の先端部に固定されたコネクタ15
6(図16参照)と接続可能なコネクタ−110が固定
されている。カ−ド97あるいは100がカード収容部
108の所定の位置に収容されると、カ−ド97のコネ
クタ156がコネクタ−110と接続されるようにして
ある。なお、コネクタ−110は図示しないフィルム状
のフレキシブルケ−ブルを介して前述の基板ユニット7
5に接続されている。
【0077】このカ−ド収容部108には二段引出式の
カ−ドイジェクト機構115が設けられている。カ−ド
イジェクト機構115は、カ−ド収容部108内にカ−
ド挿脱方向に沿ってスライド自在に配設されたカ−ド受
体116を備えている。図21に示すように、カード受
体116は、例えば薄肉の金属板を、一対の壁部109
およびこれらの壁部間のフレ−ム81の上面で構成され
る形状にならって折曲げることによりトレイ状に形成さ
れている。また、カ−ド受体116の底壁の中央には、
カードの挿入方向に沿って延びる帯状の凹部126が形
成されている。そして、カ−ド受体116にて、挿入口
107から挿入されるカ−ド97あるいは100を受け
取れるようにしてある。なお、カード挿入方向における
カ−ド受体116の全長は、カ−ド収容部108の同長
さよりも若干、短く設定されている。
【0078】カ−ド受体116のコネクタ110側の端
部には、上方へL字形に切起された当接部としての一対
の突片117が互いに離間して設けられている。挿入口
107からカード受体116にカ−ド97あるいは10
0が挿入されると、カ−ドの挿入方向の前部が突片11
7,117に当接するようになっている。つまり、カ−
ドを受取ると、カ−ド受体116は、カ−ドに押圧され
てカードと共にカ−ド収容部108の奥側に押し込まれ
る。
【0079】一対の突片117の先端は平板状の連結片
164によって互いに連結されている。連結片164
は、コネクタ110側に折り曲げられて、カード受体1
16の底壁とほぼ平行となっている。この連結片164
は、カード受体116が収容部108の奥まで押し込ま
れると、コネクタ110の上面に載るとともに、コネク
タ110上面を摺動する。カード挿入方向に沿った連結
片164の幅gは、コネクタ110とカードのコネクタ
156との接続ストローク、つまり、コネクタ156が
コネクタ110に接触してから接続が完了するまでのコ
ネクタ156の移動距離、とほぼ等しいかあるいは僅か
に長く形成されている。
【0080】カ−ド受体116の幅方向両側には、カ−
ド受体116の前進および後退を規制する一対のストッ
パ−機構118(規制手段)が設けられている。図21
に示すように、ストッパ−機構118は、カ−ド受体1
16の左右の側壁の各々の一部を外側に切起こしてなる
突部119と、カ−ド収容部108の壁部109の一部
に形成されているとともに対応する突部119が挿入さ
れた切欠部120と、を有している。そして、カード受
体116は、突部119が切欠部120のコネクタ11
0側の端縁120aに当接する第1の位置と、突部が切
欠部の挿入口107側の端縁120bに当接する第2の
位置との間を摺動可能となっている。切欠部120の端
縁120aの位置は、突部119が端縁120aに当接
する第1の位置までカード受体116が押し込まれた
際、カード受体内のカ−ド全体がカ−ド収容部108に
収容されてコネクタ−110に接続されるように決めら
れている。また、切欠部120の端縁120bの位置
は、突部119が端縁120bに当接する第2の位置ま
でカード受体116が引き出された際、カード受体内の
カード97あるいは100の後端部が操作用開口部10
6から外部に所定量突出するように決められている。こ
のようにして、カ−ド受体116の移動を所定の範囲に
規制している。
【0081】ストッパ−機構118の切欠部120のう
ち、一方、例えば左側の切欠部120には、この切欠部
を外側から覆うように、L字形の断面を有する導電金属
製のカバ−121が被せられている。これにより、切欠
部120からの突片119の抜止めして、カ−ド受体1
16がカ−ド収容部108から外れるのを防いでいる。
なお、このカバ−121の内面に対して、突片119の
先端が摺接するようにしてある。このカバ−121は、
ねじ122により、フレ−ム81に形成されたマウント
部123を介してフレ−ム81に固定されている。ねじ
122は、マウント部122、フレ−ム81などを通じ
て、上ケ−ス1a,下ケ−ス1bのメッキ層に導通して
いる。
【0082】カ−ド受体116の左右壁部の内、挿入口
107側の端部には、第2の導電部として機能する一対
のカ−ド導通部124がそれぞれ形成されている。カ−
ド導通部124は、いずれも壁部の一部を内側に突出す
る略V字状に曲げて構成されている。そして、メモリカ
ード97あるいはインタ−フェ−スカ−ド100がカ−
ド受体116内の所定の位置に挿入されると、これらの
カードのの幅方向両側面に設けられた導電部160がそ
れぞれカード導通部124の頂部に接触し、カード受体
とカードとが導通される。それにより、カード97ある
いは100は、カ−ド受体116に所定にセットされる
と、カード受体を通してコンピュータの本体1と導通さ
れ、ア−スがとれる。
【0083】カ−ド受体116の底壁の挿入口107側
の端部上には、引出片125がカード挿入方向に沿って
引出可能に設けられている。図21に示すように、引出
片125は、略T字形の外形に成形された合成樹脂製の
シ−トから構成され、同シ−トの長手側の部分は操作部
125aを形成し、横に張出る一対の張出部分は掛止部
127を形成している。操作部125aには、カード挿
入方向に沿って延びる長孔130が形成されている。
【0084】引出片125の掛止部127は、凹部12
6の開口側の稜線を構成するカード受体116の角部に
形成した一対のスリット128(規制手段、接続手段)
に摺動自在に挿入されている。また、引出片125は、
長孔130内を貫通してカ−ド受体116の底壁に取着
されるガイドピン131にて、摺動自在に固定されてい
る。そして、操作部125aは凹部126内に嵌め込ま
れ、凹部126をガイドとして操作用開口部106へ向
かって延びている。これにより、引出片125は、スリ
ット128の長さ、あるいは長孔130の長さの範囲内
で、カード受体116に対して摺動可能となっている。
つまり、引出片125は、掛止部127がスリット12
8のコネクタ110側の端縁に当接し、かつ、ガイドピ
ン131が長孔130の挿入口107側の端縁に当接す
る押し込み位置と、掛止部127がスリット128の挿
入口107側の端縁に当接し、かつ、ガイドピン131
が長孔130のコンタクト110側の端縁に当接する引
出し位置と、の間を摺動可能となっている。
【0085】ここで、各スリット128、長孔130お
よびガイドピン131は、カード受体116が第1の位
置に押し込まれてカードのコネクタ156がコネクタ1
10に接続された状態で、引出片125が押し込み位置
に押し込まれたとき、操作部125aの操作端部(引出
方向の端部)が操作用開口部106内に位置するような
位置に設定されている。これにより、操作部125aの
操作端部は、操作用開口部106へ挿入される指先に触
れやすい位置に位置決めされるようにしている。
【0086】また、スリット128、長孔130および
ガイドピン131は、カード受体116が第1の位置に
ある状態で引出片125が引出し位置に引き出されたと
き、操作部125aの端部が操作用開口部106から充
分突出するように、すなわち手指を使って操作部の端部
を楽に把持できる位置まで引出されるように、に設定さ
れている。そして、引出片125が引出し位置まで引き
出されてカード97あるいは100を引出操作ができる
体制が整ったときに、カ−ド受体116と引出片125
とが相互に連結される。
【0087】操作用開口部106に配置される操作部1
25aの操作端部には、図21に示すように、例えば矩
形の開口部129(指先引掛部)が形成され、操作用開
口部106に挿入された指先を開口部129に引掛ける
ことができるようにしている。指先の引掛けにより、操
作部125aの操作端部を操作用開口部106から上ケ
−ス1aの外方、すなわち本体外に導出させることがで
きるようにしている。
【0088】図1に示すように、各操作用開口部106
には、段差部105の外形に対応した例えば断面L字形
のカバ−132が着脱自在に装着されている。このカバ
ー132によって、カ−ド97あるいは100の装着を
終えた操作用開口部106を塞いで、コンピュータの外
部から内部のカ−ド、引出片125の端部が見えないよ
うにしてある。
【0089】なお、図21中、参照符号133は、コネ
クタ−110の前面両側に形成された溝を示しており、
これらの溝は、カード受体116が第1の位置に移動さ
れた際、カード受体116の突片117を収容する。ま
た、図1において、参照符号135は、本体1の幅方向
側部に設けたフロッピ−挿入口を示しており、この挿入
口を介して、フロッピディスクを本体内に設けれた図示
しないフロッピ−ディスクドライブへ装着可能となって
いる。
【0090】上記のように構成されたパ−ソナルコンン
ピュ−タの例えば右側カード収容部108にメモリカ−
ド97を組込む場合、まず、操作用開口部106に装着
してあるカバ−132を取外す。ついで、カ−ド97の
後端側を手指で把持して、先端側から挿入口107へ差
込む。これにより、カード97は、カ−ド受体116内
に挿入されていき、カ−ド受体に受け取られる。
【0091】このとき、カ−ド受体116が挿入口10
7側の第2の位置にあると、挿入したカ−ド97の先端
が突片117に当接し、カ−ド受体116は押圧されて
カ−ド97と共に第1の位置側へ移動する。
【0092】差込みを終えると、カ−ド97は、把持し
た後端部分を本体外に残して、大部分が本体1内に挿入
される。その後、今度は、操作用開口部106から外部
に突き出ているカ−ド97の後端部を、カ−ド97全体
が挿入口107からカ−ド収容部108へ挿入されるま
で押圧する。ストッパ−機構118によって規制される
までカ−ド97が押し込まれると、カ−ド97はカ−ド
受体116と共にカ−ド収容部108に収容され、カー
ド受体116は第1の位置に位置する。同時に、カ−ド
97の先端に設けられたコネクタ156がコンピュータ
側のコネクタ−110に接続される。また、この状態に
おいて、カード受体116の突片117は、コネクタ1
10の溝133内に収容され、連結片164はコネクタ
110の上面の上に載っている。更に、カード97の一
対の導電部160は、それぞれカード受体のカード導通
部124に接触している。従って、カード97は、カー
ド受体116およびフレーム81を介して本体1に導通
するととともに、カード受体の突部119、カバー12
1、ねじ122を介しても本体1と導通している。それ
により、シールド板として作用するカード97の意匠板
157は、本体1のグランド回路に接続される。
【0093】なお、引出片125の操作端部が操作用開
口部106から本体外に突出しているときは、引出片1
25の突出している操作端部を押し込み位置まで指先で
押し、同端部を操作用開口部106内に配置する。
【0094】この後、操作用開口部106にカバ−13
2を装着して、同開口を閉塞すると、外部からカ−ド9
7、さらには引出片125が見えないよう、すなわち見
栄え良くカ−ド97が本体1に組込まれる。
【0095】カードを組込んだ状態が図22に示されて
いる。なお、メモリカード97に代わってインターフェ
ースカード100が組み込まれた場合には、外部機器の
コネクタ98をカードに接続する必要があることから、
カバー132は装着されない。
【0096】上記のようにして組込んだカ−ド97の使
用を終え、あるいはカ−ド97を他のカードと交換する
ときなどに、カ−ド97を本体1から取出すときは、ま
ず、図23に矢印で示されるように、操作用開口部10
6に装着してあるカバ−132を取外す。ついで、操作
用開口部106に指先を挿入し、操作用開口部106に
ある引出片125の開口部129の縁に指先を引掛けて
引出し位置へ引っ張り、引出片125の端部を本体1の
外部へ引出す。
【0097】このとき、摘むのに必要と思われる量、引
出片125の端部を引出すことによって、手指で把持す
ることができる部分134が構成される。ついで、この
引出された部分134を手指で把持して、引出片125
を本体外へ引出す。このとき、引出片125の掛止部1
27がスリット128に当接するまでは、つまり、引出
片が引出し位置に到達するまでは、引出片125のみが
本体1外に引出される。そして、掛止部127がスリッ
ト128の端に当接すると、引出片125とカ−ド受体
116とが相互に接続され、今度はカ−ド受体116も
挿入口107側へ移動する。
【0098】ここで、カ−ド受体116の突片117は
カ−ド97の先端面に当接しているため、図24に示す
ように、カ−ド受体116の移動にしたがいカ−ド97
は押されてコネクタ−110から外れる。そして、カー
ド受体116が第2の位置まで引き出されると、カ−ド
97の後端部が挿入口107を通して操作用開口部10
6から外部に導出する。なお、上記操作の際、カード受
体116の突片117は、図21において矢印H方向へ
折れ曲がる方向の力をカード97から受ける。特に、コ
ネクタ156をコネクタ110から離脱させるには大き
な力を必要とすることから、この離脱操作の間、突片に
もH方向の大きな曲げ力が作用する。突片117がH方
向へ曲がってしまった場合、カード97の先端面を押す
ことができず、以後のカード取り出しが不可能となる。
しかしながら、本実施例において、一対の突片117は
連結片164によって互いに連結されて補強されている
とともに、この連結片はコネクタ110の上面に載置さ
れている。更に、連結片164の幅gは、コネクタ15
6、110間の接続ストロークよりも長く形成されてい
る。そのため、コネクタ156の離脱操作が開始してか
らコネクタ156がコネクタ110から完全に外れるま
での間、連結片164はコネクタ110の上面上に位置
している。従って、突片117のH方向へ変形しようと
しても、連結片164がコネクタ110の上面に当接す
ることにより、突片の変形が防止される。
【0099】上記操作によってカ−ド97が所定の位
置、すなわち、カ−ド97の後端部を手指で把持するこ
とが可能な位置にまで導出されると、カ−ド97が取出
可能な体制となる。
【0100】カ−ド受体116は、取出操作の際、カ−
ド収容部108から抜け出ないよう、カ−ド97の後端
部がある一定の量まで導出する第2の位置へ移動する
と、ストッパ−機構118にて、それ以降のカ−ド受体
116の移動が規制される。
【0101】ついで、本体1の右側方に突出したカ−ド
97の後端部を手指で把持して引張れば、カ−ド収容部
108からカ−ド97が取り出せることになる。カ−ド
97の取り出しを終えたら、代わりのカ−ド97あるい
は100を挿入するか(交換の場合)、あるいは引出片
125の端部を押して、カ−ド受体116および引出片
125を元の位置に戻した後、カバ−132を操作用開
口部106に装着すればよい(使用しない場合)。
【0102】以上のように、一段目の引出操作で隠れて
いた引出片125の端部を引出し、二段目の引出操作で
カ−ド収容部108に収容されていたカ−ド97の端部
を本体1外に引出して、カ−ド97を本体1から取り出
すようにしたカ−ドイジェクト装置115によれば、カ
ードを組込んだときは、カードはカード受体と共にカ−
ド収容部108に収容され、引出片125の引出方向の
端部も操作用開口部106内に配置された状態となる。
そのため、本体1外にカ−ド97が突き出ない。このこ
とは、カ−ドを組込んだままで、パ−ソナルコンピュ−
タを携帯しても、組込んだカ−ドが邪魔にならずにす
む。
【0103】しかも、カ−ドイジェクト装置115には
設置場所が特定されるような外部操作部品との連携関係
がないから、カードイジェクト装置の設置場所の制約が
すくなくてすむ。加えて、挿入口107の端部両側に
は、本体1の壁面のスペ−スを占有するような凹部など
がないから、本体1が大形になるようなこともない。
【0104】また、カード受体116の一対の突片11
7は、コネクタ110の上面を摺動可能な連結片164
で連結されていることから、機械的強度が向上し、か
つ、変形が防止される。従って、長期に亘って、安定し
たカードイジェクト操作を行なうことが可能となる。
【0105】一方、メモリカード97およびインターフ
ェースカード100は、カード装着部108に装着され
た際、導電部160、カード導通部124を介して本体
1のグランド回路に低インピーダンス状態で接続される
ことから、コンピュータとカードとのグランド電位を同
一に保つことができ、電位さによるカードの誤動作を抑
制することができる。また、カード97あるいは100
の意匠板154は確実にグランド接続され、電磁波輻射
に対するシールド効果を充分に発揮することができる。
【0106】また、各カード97、100の導電部16
0は、カードの側面に設けられ、対応するコンピュータ
側のカード導通部124もカードの側面と対向するよう
に設けられている。そのため、カード装着部108に対
してカードの装着および取り出しを行なう際、カード導
通部124がカードの上下面上、つまり、意匠板154
上を摺動することがなく、このような摺動に起因する金
属粉の発生を防止することができる。従って、金属粉が
コンピュータ本体内に侵入してコンピュータの誤動作を
招くと言った問題も防止することができる。更に、カー
ド導通部124との摺動によって意匠板154の塗装が
剥がれることがないとともに、導電部160がカードの
側面に設けられていることから、意匠板のデザイン性の
向上を図ることが可能となる。
【0107】メモリカード97に作用された構造の場
合、導電部160はカード側面の凹所内に嵌合される。
そのため、カード97をカード受体116に装着した
際、カード導通部124はこの凹所内に位置し、カード
受体に対するカードの抜け止めとして作用する。そのた
め、カード97がカード受体116から不用意に抜け落
ちることを防止できる。
【0108】また、上述したように、各カード97、1
00の導電部160は、カードの側面に設けられ、対応
するコンピュータ側のカード導通部124もカードの側
面と対向するように設けられている。そのため、厚さの
異なる種々のカードをカード装着部108に装着した場
合でも、導電部とカード導通部とを規定の誤差範囲内
(例えば、0.1mm)で常に安定して接触させることが
できる。従って、常に安定してカードをコンピュータ本
体側にグランド接続させることができ、信頼性の高いシ
ールド効果を得ることができる。
【0109】更に、一対のカード収容部108は、コン
ピュータ本体1において、ディスプレイ2の脚部3が取
り付けられている本体の後部とキーボードとの間に位置
した平坦部82の両端部に設けられている。本体1内に
おいて、平坦部82の下方の領域はデッドスペースとな
り易いが、この領域を利用してカード収容部108を形
成することにより、本体1内のスペースを有効に使用す
ることができる。
【0110】次に、上記のように構成されたパーソナル
コンピュータの機能を拡張するための機能拡張装置につ
いて説明する。図25は、コンピュータが機能拡張装置
215に装着される直前の状態を示している。この状態
において、コンピュータは、ディスプレイ2が閉じら
れ、全体として偏平な箱状を成している。コンピュータ
本体1の後面には、図31に示すように、多数のピン孔
を有する差し込み形の第1のコネクタ207が設けられ
ている。コネクタ207の両端側には、位置決めようの
孔を有する固定ナット238が設けられている。第1の
コネクタ207は、本体1内の回路基板73(図12参
照)に接続されているとともに、本体1の幅方向中心か
ら一側方に偏った位置に設けられている。そして、コン
ピュータを拡張装置215に装着することにより、第1
のコネクタが拡張装置側の多数のピンを有する差込み型
の第2のコネクタ227に接続され、コンピュータと拡
張装置とが電気的に接続される。
【0111】図25に示すように、拡張装置215は、
四角形箱状をなす本体ケース216を備えている。本体
ケース216内には、例えばハードディスク駆動装置、
FDD駆動装置および電話回線を利用した通信用の回路
基板やメモリ用の回路基板のようなコンピュータの機能
を拡張するための拡張機器217と、この拡張機器21
7を駆動するための電源供給装置(図示せず)が収容さ
れている。
【0112】本体ケース216は、フロント部分218
aとリア部分218bとを有している。フロント部分2
18aの上面は、コンピュータを載置するための平坦な
載置面219をなしており、この載置面219は、コン
ピュータの本体1よりも大きく形成されて載置部を構成
している。リア部分218bは、フロント部分218a
よりも上方に張り出している。このリア部分218bと
フロント部分218aとの境界部分には、垂直なコネク
タ設置面220が形成されており、このコネクタ設置面
220は、載置面219の後端に連なっている。このた
め、載置面219は、本体ケース216の上方、前方お
よび左右側方に開放されている。
【0113】載置面219の左右両側部には、コンピュ
ータを載置面219に沿って前後にスライドさせるため
の一対のガイドレール221a,221bが取り付けら
れている。ガイドレール221a,221bの各々は、
合成樹脂材料にて構成され、載置面219よりも一段高
く形成されているとともにほぼ載置面と平行に延びる第
1のスライドガイド面222と、載置面に対して垂直に
形成された第2のスライドガイド面223と、を有して
いる。第1のスライドガイド面222は、載置面219
の前端側に位置した第1の部分222aと、第1の部分
よりも一段高く形成されているとともにコネクタ設置面
220まで延びる第2の部分222bと、で構成されて
いる。そして、第1のスライドガイド面222の第1の
部分222aはコンピュータの前側の脚部91をガイド
し、第2の部分222bは下ケース1bの底面の側縁部
をガイドする。また、第2のスライドガイド面223
は、下ケース1bの側面下部をガイドする。したがっ
て、コンピュータを載置面219上に載置すると、この
コンピュータは、ガイドレール221a,221bの第
2のスライドガイド面223の間に挾み込まれた状態で
ガイドされる。
【0114】コネクタ設置面220には、拡張機器21
7に接続された第2のコネクタ227が設けられてい
る。第2のコネクタ227は、第1のコネクタ207の
ピン孔に差し込まれる多数のピン端子を有しているとと
もに、コネクタ同志の接続をガイドする一対の位置決め
ピン237を有している。
【0115】ガイドレース221a、221bの各々の
前端部には、コンピュータが増設装置215の所定の位
置に装着されて第1のコネクタ207が第2のコネクタ
227に接続された際、コンピュータを上記所定位置に
固定する固定爪170が設けられている。図25および
図26に示すように、固定爪170は、第2のスライド
ガイド面223に形成された開口171内に突没可能に
配設され、第1のスライドガイド面222の第1の部分
222a上に位置している。そして、これらの固定爪1
70は、コンピュータの前側の脚部91に形成された係
合溝(係合部)92a内に嵌合可能に形成されている。
【0116】つまり、固定爪170は、ほぼ角柱形状を
有している。固定爪170の先端部の両角部は切り落と
されて先細に形成されている。また、固定爪170の後
端部は開口171を通ってガイドレール221aあるい
は221b内部に突出している。そして、固定爪170
は、固定爪170の後端と本体ケース216の側壁内面
との間に配設された圧縮ばね172により、第2のスラ
イドガイド面223から載置面219側へ突出する方向
へ付勢されている。固定爪170の後端部外周にはフラ
ンジ173が形成されており、このフランジがガイドレ
ール221aあるいは221bの内面に当接することに
より、開口171からの抜けが防止されているととも
に、図26に示す突出位置に保持されている。また、圧
縮ばね172の付勢力に抗してガイドレール221a側
へ押圧されると、固定爪170は開口171内に引き込
まれた後退位置へ移動される。
【0117】なお、各固定爪170は導電性物質で形成
され、圧縮ばね172を介して本体ケース216に導通
されている。機能拡張装置216は、一対の固定爪17
0をそれぞれ突出位置にロックするロック機構174を
備えている。このロック機構174は、図25ないし図
28に示すように、載置面219の裏側に配設されたロ
ック板175、回動レバー176、本体ケース216の
右側の側壁の内側に配設されたスライドレバー177、
およびこれらを操作するためのロックキー178を備え
ている。ロック部材として機能するロック板175は、
本体ケース216の幅方向のほぼ全長に亘って延びてい
る。ロック板175には、本体ケース216の前後方向
に延びる3つの長孔180が形成され、これらの長孔に
は本体ケースの内面に突設されたガイドピン180aが
挿通されている。それにより、ロック板175は本体ケ
ース216の前後方向に沿って摺動可能となっている。
【0118】また、ロック板174の両端部は上方へ折
り曲げられてそれぞれガイドレール221a、221b
内部に突出しており、それぞれ固定爪170と係合可能
なロック片181を形成している。
【0119】回動レバー176は、その中途部が本体ケ
ース216の内面に突設された枢軸176aによって回
動自在に支持されている。回動レバー176の一端は、
枢支ピン182aによりロック板175に回動自在に連
結されている。回動レバー176の他端は、枢支ピン1
82bによりスライドレバー177の一端に回動自在に
連結されている。
【0120】スライドレバー177には、本体ケース2
16の前後方向に延びる一対の長孔177aが形成さ
れ、これらの長孔に挿通されたガイドピン183によ
り、本体ケースの内面に摺動自在に支持されている。ス
ライドレバー177の他端部には、突出部184aおよ
びこの突出部に連続した円弧状のカム面184bが形成
されている。そして、回動レバー176およびスライド
レバー177は、連結機構を構成している。
【0121】操作部として機能するロックキー178
は、本体ケース216の右側の側壁に固定されたキーシ
リンダ186を有し、キーシリンダーの鍵孔186は、
本体ケースの右側面に露出している。キーシリンダ18
5はスライドレバー177の他端部近傍に配置されてい
る。キーシリンダ185の外周面には、押圧アーム18
6が固定されており、この押圧アームの先端部には押圧
ピン187が取り付けられている。そして、押圧アーム
186の一面はスライドレバー177の突出部184a
に当接し、押圧ピン187はカム面184bに当接して
いる。
【0122】上記のように構成された機能拡張装置によ
れば、拡張装置215にコンピュータが装着される前の
状態において、各固定爪170は、第1のスライドガイ
ド面222上に突出し、また、ロック板175は、ロッ
ク片181が固定爪から離間した図28に示す後退位置
(ロック解除位置)に保持されている。この状態におい
て、キーシリンダ185は図29に示す解除位置に保持
されている。そして、鍵孔185aに差し込まれた鍵1
88により、キーシリンダ185が図29に示す解除位
置から図30に示すロック位置へ回動されると、押圧ア
ーム186の側面によってスライドレバー177の突出
部184aが押圧され、スライドレバー177は本体ケ
ース216の後方に向かって移動される。これに応じ
て、回動レバー176は枢軸176aの回りで反時計方
向へ回動され、更に、ロック板175は本体ケース21
6の前方側に向かって後退位置から係止位置(ロック位
置)へ移動される。第25図に2点鎖線で示すように、
ロック板175の係止位置において、一対のロック片1
81は対応する固定爪170と係合し、固定爪を突出位
置にロックする。
【0123】キーシリンダ185がロック位置か解除位
置へ回動されると、スライドレバー177は、カム面1
84bを介して押圧ピン187により、本体ヘース21
6の前方側へ移動される。それにより、ロック板175
は後退位置に復帰され、固定爪170のロックが解除さ
れる。
【0124】一方、拡張装置215は、載置面219上
の所定位置に装着されたコンピュータをイジェクトする
ためのイジェクト機構を備えている。図25に示すよう
に、イジェクト機構は、キーシリンダ185に隣接し
て、本体ケース216の右側壁に摺動自在に設けられた
操作部としての操作ノブ280と、コネクタ設置面22
0に形成された一対の開口240a、240bから載置
面219上に突出可能に設けられた一対の押圧子242
a、242bと、を備えている。そして、コンピュータ
が装着された状態で、操作ノブ280を図25の矢印方
向へスライド操作することにより、イジェクト部材とし
て機能する一対の押圧子240bがコネクタ載置面22
0から突出してコンピュータ本体1の後面を押圧し、コ
ンピュータの第1のコネクタ207と拡張装置215の
第2のコネクタ227との接続が解除されるようになっ
ている。
【0125】コンピュータを拡張装置215に装着する
場合、また、コンピュータ本体1の後部底面の両端部が
第1のスライドガイド面222の第2の部分222b上
に位置し、かつ、本体1の前側の脚部91が第1のスラ
イドガイド面の第1の部分222a上に位置するよう
に、コンピュータがガイドレール221a、221b間
に載置される。この際、図32に示すように、各固定爪
170は第1の部分222a上に突出した突出位置に保
持されている。
【0126】この状態で、コンピュータが本体ケース2
16のコネクタ設置面220に向かって摺動されると、
図33に示すように、各固定爪170は、脚部91に押
圧されて、後退位置へ押し込められる。そして、コンピ
ュータが更に後方へ摺動されると、コンピュータの第1
のコネクタ207が拡張装置215の第2のコネクタ2
27に接続される。これと同時に、脚部91の係合溝9
2aが固定爪170と対向する位置に到達する。それに
より、図34および図35に示すように、固定爪170
は再び突出位置に移動し、脚部91の係合溝92a内に
嵌合する。従って、コンピュータは拡張装置215に確
実に接続された状態に位置決めされる。その後、鍵18
8によってロック機構をロック位置に切換えることによ
り、一対の固定爪170は突出位置にロックされる。従
って、操作中に、コンピュータが拡張装置215から不
用意に外れることがなく、データの破壊等を防止するこ
とができる。また、コネクタ201、227同志が接続
された状態でコンピュータ本体1の後端部のみが不用意
に持ち上げられることがなく、コネクタの損傷を確実に
防止することができる。
【0127】更に、各固定爪170は導電性物質で形成
されているとともに、コンピュータ本体1の脚部91の
係合溝92aの内面も導電膜で被覆され、この導電膜は
本体1に導通している。そのため、コンピュータ本体1
は、脚部91、固定爪170、圧縮ばね172を介して
拡張装置215の本体ケース216にグランド接続され
る。従って、拡張装置215からの電磁波によりコンピ
ュータが悪影響を受けることを防止できる。
【0128】なお、この発明は上述した実施例に限定さ
れることなく、この発明の範囲内で種々変形可能のであ
る。例えば、この発明は、パーソナルコンピュータに限
らず、ワードプロセッサ等の他の携帯電子機器に適用さ
れてもよい。
【0129】第1の実施例において、コンピュータ本体
1の下ケース1bの底面に設けられた突起1dは、図3
6に示すように、コンピュータ本体1の前後方向に延び
るように形成されていてもよく、あるいは、図37に示
すように、波状に形成されていてもよい。更に、図38
および図39に示すように、突起1dは立方体形状に形
成されていてもよい。
【0130】高発熱体として作用する電子部品が本体1
の後部内に配設されている場合、図40に示すように、
突起1dは下ケース1bの後部底面に設けられる。この
場合、突起1dを本体1の脚として利用することができ
る。また、本体1を机上面に載置した際、本体全体を前
方へ傾斜させることができ、キーボードの操作性が向上
する。
【0131】図41に示すように、カード状電子部品、
例えば、インターフェースカード100に設けられた導
電部160は、シールド板としての意匠板154に直接
導通するように、カードの上面および下面まで延出して
いてもよい。また、図42に示すように、導電部160
は、カードの上面および下面に回り込むことなく、カー
ドの側面のみに設けられていてもよい。また、図43に
示すように、インターフェースの後端部全周を導電膜1
60aで被覆して導電部160を形成するようにしても
よい。
【0132】以上詳述したように、この発明によれば、
電子機器とともに使用されるカード状電子部品におい
て、確実にシールドできるとともに、電子機器への脱着
操作時における金属粉の発生および表面の傷等の発生を
防止できるカード状電子部品、カード状電子部品を装着
するカード受体、および電子機器を提供することができ
る。また、この発明によれば、電子機器を脱着自在に接
続可能な拡張装置を提供することができる。
【0133】
【0134】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係るパーソナルコンピュ
ータの外観をカード状電子部品とともに示す斜視図。
【図2】上記パ−ソナルコンンピュ−タのディスプレイ
のカバ−を外した状態を示す分解斜視図。
【図3】ディスプレイのバックライトを構成する蛍光灯
回りの部分を拡大して示す斜視図。
【図4】図2の蛍光灯回りの部分を分解した分解斜視
図。
【図5】図3中のA−A線に沿う平断面図。
【図6】図2のディスプレイをロック、アンロックする
ラッチ装置を拡大して示す斜視図。
【図7】図6のラッチ装置の分解斜視図。
【図8】図9中のB−B線に沿う断面図。
【図9】図6中のC線に沿う断面図。
【図10】パ−ソナルコンピュ−タの底側を示す斜視
図。
【図11】図10のパ−ソナルコンピュ−タの下ケ−ス
を取外したときの状態を示す分解斜視図。
【図12】図10のパ−ソナルコンピュ−タの上ケ−ス
に据付けている機器を取外したときの絶縁シ−トから下
ケ−スまでの部分を示す分解斜視図。
【図13】図12に続く上ケ−スから絶縁シ−トまでの
部分を示す分解斜視図。
【図14】図11の矢視Dに沿う断面図。
【図15】一部を破断して示す上記パーソナルコンピュ
ータの正面図。
【図16】メモリカードの斜視図。
【図17】メモリカードの分解斜視図。
【図18】メモリカードの導電部を拡大して示す分解斜
視図。
【図19】インターフェースカードの斜視図。
【図20】カ−ドイジェクト機構の斜視図。
【図21】カ−ドイジェクト機構の分解斜視図。
【図22】カ−ドが組込まれているときのカ−ドイジェ
クト機構を示す斜視図。
【図23】引出片を引出した状態におけるカードイジェ
クト機構の斜視図。
【図24】カ−ド受体の移動によってカ−ドの後端部が
本体外に引出されたときの状態を示すカードイジェクト
機構の斜視図。
【図25】パーソナルコンピュータおよび機能拡張装置
を示す斜視図。
【図26】固定爪の部分を拡大して示す断面図。
【図27】ロック機構のスライドレバーおよびキーシリ
ンダを示す斜視図。
【図28】本体ケースを破断して示すロック機構の平面
図。
【図29】キーシリンダが解除位置にある場合のスライ
ドレバーとキーシリンダとの関係を概略的に示す側面
図。
【図30】キーシリンダがロック位置にある場合のスラ
イドレバーとキーシリンダとの関係を概略的に示す側面
図。
【図31】パーソナルコンピュータの背面図。
【図32】パーソナルコンピュータの脚部が固定爪に当
接する前の状態を概略的に示す平面図。
【図33】パーソナルコンピュータの脚部が固定爪に当
接した状態を概略的に示す平面図。
【図34】パーソナルコンピュータの脚部に固定爪が係
合した状態を概略的に示す平面図。
【図35】パーソナルコンピュータの脚部に固定爪が係
合した状態を概略的に示す正面図。
【図36】コンピュータの底面に設けられた突起の第1
の変形例を示す底面図。
【図37】コンピュータの底面に設けられた突起の第2
の変形例を示す底面図。
【図38】コンピュータの底面に設けられた突起の第3
の変形例を示す底面図。
【図39】図38の部分Hを拡大して示す斜視図。
【図40】底面後部に設けられた突起を有するパーソナ
ルコンピュータの側面図。
【図41】インターフェースカードの第1の変形例を示
す斜視図。
【図42】インターフェースカードの第2の変形例を示
す斜視図。
【図43】インターフェースカードの第3の変形を示す
斜視図。
【符号の説明】
1…本体、1a…上ケース、1b…下ケース、1d…突
起、2…ディスプレイ、11…底ケース、12…カバ
ー、24…蛍光灯、34…リブ、40…ラッチ機構、4
1…操作ノブ、43…フック、47…スライダ、56…
リブ、60…キーボード、63…キー、63a…上面、
63c,63e…傾斜面、…67…載置板、78a…接
続ケーブル、88…カード収容装置、91…脚部、97
…メモリカード、100…インターフェースカード、1
07…挿入口、108…カード収容部、110…コネク
タ、115…イジェクト機構、116…カード受体、1
17…突片、125…引出片、156…コネクタ、16
0…導電部、164…連結部、170…固定爪、174
…ロック機構、185…キーシリンダ、207…第1の
コネクタ、216…本体ケース、219…載置面、21
7…拡張手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 特願平3−190207 (32)優先日 平成3年7月30日(1991.7.30) (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平3−226832 (32)優先日 平成3年9月6日(1991.9.6) (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平3−317177 (32)優先日 平成3年11月30日(1991.11.30) (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平4−152421 (32)優先日 平成4年6月11日(1992.6.11) (33)優先権主張国 日本(JP) (72)発明者 牧野 哲男 東京都青梅市末広町2丁目9番地 株式 会社東芝青梅工場内 (72)発明者 槙田 貞夫 東京都青梅市末広町2丁目9番地 株式 会社東芝青梅工場内 (72)発明者 鍛治 孝一 東京都青梅市末広町2丁目9番地 株式 会社東芝青梅工場内 (72)発明者 井上 寛治 東京都青梅市末広町2丁目9番地 株式 会社東芝青梅工場内 (72)発明者 荒井 聡 東京都青梅市末広町2丁目9番地 株式 会社東芝青梅工場内 (72)発明者 細谷 了 東京都青梅市末広町2丁目9番地 株式 会社東芝青梅工場内 (56)参考文献 実開 平3−48884(JP,U) 実開 平2−76486(JP,U) 実開 平3−37563(JP,U) 実開 昭61−164529(JP,U) 実開 昭49−61931(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 1/16 G06F 3/00 G06K 19/00

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子機器に収容可能なカード状電子部品に
    おいて、グランドを有した回路基板を搭載しているとともに、一
    対の側面、それぞれの側面に連続した上面および下面を
    有したフレーム と、 上記回路基板の上面および下面を覆っているとともに上
    記回路基板のグランドに電気的に接続された一対のシー
    ルド板と、 上記シールド板と電気的に接続されているとともに上記
    フレームのそれぞれの側面、上面、および下面に亘って
    設けられ、上記フレームが電子機器内に挿入された際、
    上記電子機器と電気的に接続される一対の導電部と、 を備えていることを特徴とするカード状電子部品。
  2. 【請求項2】電子機器に収容可能なカード状電子部品に
    おいて、グランドを有した 回路基板と、 上記回路基板の少なくとも一対の側部に沿って延び、上
    記回路基板とは反対側に位置した外面を有するフレーム
    と、 上記回路基板の上面および下面を覆っているとともに上
    記回路基板のグランドに電気的に接続された一対のシー
    ルド板と、を備え、 上記一対のシールド板は、それぞれ上記フレームの外面
    に当接するように折曲げられ、上記電子機器に装着され
    た際、上記電子機器と電気的に接続される導電部を有し
    ていることを 特徴とするカード状電子部品。
  3. 【請求項3】上記導電部は、上記一対のシールド板の折
    曲げ部を合わせて形成されていることを特徴とする請求
    項2に記載のカード状電子部品
  4. 【請求項4】電子機器に収容可能なカード状電子部品に
    おいて、 グランドを有した回路基板と、 上記回路基板の少なくとも一対の側部に沿って延び、上
    記回路基板とは反対側に位置した一対の側面と、この一
    対の側面にそれぞれ形成された凹部と、を有す るフレー
    ムと、 上記回路基板の上面および下面を覆っているとともに上
    記回路基板のグランドに電気的に接続された一対のシー
    ルド板と、を備え、 上記一対のシールド板は、それぞれ上記フレームの凹部
    に当接するように折曲げられ、上記電子機器に装着され
    た際、上記電子機器と電気的に接続される導電部を有し
    ていることを特徴とするカード状電子部品。
  5. 【請求項5】上記導電部は、上記フレームの上記電子機
    器への挿入方向に対して後端部に設けられていることを
    特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載のカ
    ード状電子部品。
  6. 【請求項6】上記回路基板のグランドと上記一対のシー
    ルド板とを電気的に接続したアースばねを備えているこ
    とを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載
    のカード状電子部品。
  7. 【請求項7】電子機器に収容可能なカード状電子部品に
    おいて、 グランドを有した回路基板を搭載しているとともに、一
    対の側面、それぞれの側面に連続した上面および下面を
    有したフレームと、 上記回路基板の上面および下面を覆っているとともに上
    記フレームに固定された一対のシールド板と、 上記フレームのそれぞれの側面、上面、下面に亘って設
    けられ、上記電子機器内に挿入された際、上記電子機器
    と電気的に接続される一対の金属片と、 上記回路基板のグランド、一対のシールド板、および一
    対の金属片を電気的に接続した接続手段と、 を備えていることを特徴とするカード状電子部品。
  8. 【請求項8】上記フレームは、係止溝が形成された上面
    および下面を有し、 上記一対のシールド板は、その周縁部を折り曲げて形成
    されているとともに上記フレームの係止溝に嵌合された
    係止部をそれぞれ備えていることを特徴とする 請求項7
    に記載のカード状電子部品。
  9. 【請求項9】上記金属片は、上記フレームの上記電子機
    器への挿入方向に対して後端部に設けられていることを
    特徴とする請求項7又は8に記載のカード状電子部品。
  10. 【請求項10】挿入方向後端部の両側部に第1の導通部
    が設けられたカード状電子部品を装着可能なカード受体
    において、 上記カード状電子部品が挿入される際、上記カード状電
    子部品の両側部をガイドするとともに、上記カード状電
    子部品が挿入される挿入端を有した一対の壁部と、上記一対の壁部の上記挿入端の近傍にそれぞれ設けら
    れ、 上記カード状電子部品が所定の位置に挿入された
    際、上記カード状電子部品の第1の導通部と電気的に接
    続される第2の導通部と、 を備えたことを特徴とするカード受体。
  11. 【請求項11】上記一対の壁部の上記カード状電子部品
    の挿入方向に沿った長さは、上記カード状電子部品の上
    記挿入方向に沿った長さとほぼ等しいことを特徴とする
    請求項10に記載のカード受体。
  12. 【請求項12】挿入方向後端部の両側部に第1の導通部
    を備えたカード状電子部品を装着可能な電子機器におい
    て、 上記カード状電子部品を挿入可能な挿入口が形成された
    本体と、 上記本体内において上記挿入口に隣接する端部を有し、
    上記カード状電子部品が挿入された際、上記カード状電
    子部品の側部をガイドする壁部と、 上記壁部の上記端部近傍に設けられ、上記カード状電子
    部品が所定の位置に装着された際、上記第1の導通部
    電気的に接続される第2の導通部と、 を備えたことを特徴とする電子機器。
  13. 【請求項13】上記本体内に配設されているとともに上
    記カード状電子部品の挿入方向前端部 に当接する一対の
    当接部を有し、上記当接部によりカード状電子部品の挿
    入方向前端部を押圧してカード状電子部品をイジェクト
    するイジェクト機構を備えていることを特徴とする請求
    項12に記載の電子機器。
  14. 【請求項14】挿入方向後端部の両側部に第1の導通部
    を備えたカード状電子部品を装着可能な電子機器におい
    て、 上記カード状電子部品を挿入可能な挿入口が形成された
    本体と、 上記本体内において上記挿入口に隣接して配置されてい
    るとともに、上記カード状電子部品が挿入された際、上
    記カード状電子部品の両側部をガイドする壁部と、 上記挿入口の近傍に位置する上記壁部に設けられ、上記
    カード状電子部品が所定の位置に装着された際、上記第
    1の導通部と電気的に接続される第2の導通部と、 を備え、 上記一対の壁部の上記カード状電子部品の挿入方向に沿
    った長さは、上記カード状電子部品の上記挿入方向に沿
    った長さとほぼ等しいことを特徴とする電子機器。
  15. 【請求項15】第1のコネクタおよびデータ入力部を有
    した本体と、この本体に開閉可能に設けられたディスプ
    レイと、を備えた電子機器に接続される拡張装置におい
    て、 上記ディスプレイを閉じた状態および開いた状態で上記
    本体を載置可能な本体ケースと、 上記本体ケースに設けられ、上記電子機器が上記本体ケ
    ースに載置された際、上記第1のコネクタに脱着可能に
    接続される第2のコネクタと、 上記本体ケースに設けられ、上記第1のコネクタと第2
    のコネクタとの接続を解除する突出位置と、上記突出位
    置から退避する退避位置と、の間をそれぞれ移動可能な
    一対のイジェクト部材と、 上記本体ケースに設けられ、上記一対のイジェクト部材
    を上記退避位置から上記突出位置へ移動させる操作部
    と、を備え、 上記第2のコネクタは上記一対のイジェクト部材間に設
    けられていることを特徴とする拡張装置。
  16. 【請求項16】上記本体ケースに設けられているととも
    に、上記電子機器が上記本体ケースに載置され上記第1
    のコネクタが第2のコネクタに接続された際、上記本体
    ケースの係合部と係合して上記電子機器を固定する係合
    位置と、上記係合位置から退避する後退位置との間を移
    動可能な固定爪を備えたことを特徴とする請求項15に
    記載の拡張装置。
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