JP3269660B2 - 角膜形状測定装置 - Google Patents
角膜形状測定装置Info
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Description
る角膜形状測定装置に関する。
して種々のオフサルモメ−タが提案されている。これら
の装置は角膜中心近傍の径線方向の曲率半径を測定する
ものである。近時角膜頂点を中心に投影される投影光学
系によってできた角膜反射像を検出光学系によって検出
し、曲率半径を自動的に求める装置も実用化されている
が、角膜中心近傍の曲率半径を測定する点で、従来の装
置と異ならない。また、手動式のオフサルモメ−タの中
には球欠的な曲率半径を測定できる装置も提案されてい
る。この装置はランプ等の固視標を測定光軸周辺に設
け、被検眼の固視位置を誘導し、角膜の所定の周辺部を
測定光軸上におくことによって、被検眼の球欠的曲率半
径を測定している。
な角膜の径線方向の曲率半径の測定だけではコンタクト
レンズのベ−スカ−ブの決定において十分でないとの指
摘がある。ヨ−ロッパではコンタクトレンズのベ−スカ
−ブの決定に際して球欠的な曲率半径が参考にされる場
合もある。殊に、角膜は周辺部に行くに従って曲率半径
が大きくなるので、角膜の広い範囲に密着するコンタク
トレンズのベ−スカ−ブを決定するには、角膜周辺部の
情報は有用なものである。
式のオフサルモメ−タは、手動式に伴う繁雑さという欠
点の他に、固視標が被検眼の近くに置かれているため、
これを固視するには極めて大きな調節力が必要であると
いう欠点がある。本発明は、上記のような欠点に鑑み案
出されたもので、自動化された装置であって、簡単に球
欠的曲率半径が測定できる角膜形状測定装置を提供する
ことを技術課題とする。
に本発明は以下のような特徴を有する。被検眼角膜に所
定の投影角度で複数の点指標を投影する第1指標投影光
学系と、該点指標の角膜反射像の位置を検出する検出光
学系と、を有し該検出光学系による検出結果に基づいて
角膜の径線方向の曲率半径を求める角膜形状測定装置に
おいて、前記点指標は被検眼が視認可能な光束で構成
し、点視標を選択的に投影して固視点として被検眼の固
視を誘導する固視誘導手段と、球欠的曲率半径を測定す
るモ−ドに切換えるモ−ド切換スイッチと、前記固視誘
導手段により誘導する方向と直交する球欠的曲率半径を
測定するための第2指標を投影する第2指標投影光学系
と、該第2指標投影光学系により投影された指標の角膜
反射像を前記検出光学系により検出し球欠的曲率半径を
求める演算手段と、を有することを特徴とする。
被検眼の上下左右方向に配置された点光源を有し、選択
された点光源だけを点灯させるとともに、上下方向の点
光源の1つが固視視標として選択されたときは測定信号
に応答して左右方向の点光源を点灯させ、左右方向の点
光源の1つが固視視標として選択されたときは測定信号
に応答して上下方向の点光源を点灯させ前記第2指標と
して用いることを特徴とする。
れた固視位置の点指標を点滅させる指標制御手段を備え
ることを特徴とする。
図1は角膜形状測定装置の測定光学系を示す図である。
1a,1b,1c,1d(1c,1dは図示せず)は発
光ダイオ−ドからなる点光源であり、被検眼角膜に投影
される測定光として、また、被検眼に固視される固視視
標としての機能を果たすよう赤色域〜近赤外域の光束を
出射する。点光源1a,1bより出射した光はコリメ−
ティングレンズ2a,2bにより平行光束となり被検眼
角膜3にαの角度をもって投影され、点光源像1a´,
1b´ができる。同様に点光源1aを光軸Oに対し90
度回転させた位置にある図示なき点光源1c,1dより
出射した光は図示なきコリメ−ティングレンズ2c,2
dにより平行光束となり被検眼角膜3にαの角度をもっ
て投影され、図示なき点光源像3c´,3d´ができ
る。点光源1a,1b,1c,1dは被検眼の固視標に
も用いられるが、その選択の詳細は後述する。
a,5bの検出面と点光源像1a´,1b´,1c´,
1d´が共役となる位置に配置され、その像側焦点位置
にテレセントリック絞り6が配置されている。ビ−ムス
プリッタ7は光路を2分割している。さらに、テレセン
トリック絞り6と一次元位置検出素子5a,5bの間に
は、凸円筒レンズ8a,8bがその軸(母線)が一次元
位置検出素子の検出方向と一致するように配置されてい
る。凸円筒レンズ8a,8bの焦点距離は、円筒軸方向
断面では無限大で、円筒軸方向と直交する方向の断面で
は、テレセントリック絞り6と一次元位置検出素子5
a,5bとがほぼ共役となるように設計されている。さ
らに、一次元位置検出素子5aと5bは相対的に直交の
関係にある。
0は4個の点光源(1a,1b,1c,1d)点灯する
ためのLEDドライバ、11は検出素子5a,5b上の
信号をとらえるための駆動回路、12はクロックカウン
タ、13はクロック発生回路、14は11から送られて
くる信号のピ−ク電圧を保持するためのピ−クホ−ルド
回路、15は11からの信号とピ−クホ−ルド回路14
からコンピュ−タ17を経てピ−ク電圧の1/2に変換
された信号との電圧を比較してストロ−ブ信号を出すた
めのコンパレ−タ、16はストロ−ブ信号が入ったとき
のカウンタの値を保持するためのラッチ、18はA/D
コンバ−タ、19はD/Aコンバ−タである。
り、頂点近傍の経線方向の曲率半径を測定するモ−ドか
ら角膜周辺部の球欠的曲率半径を測定するモ−ドに切換
える。21は球欠的曲率半径測定時に固視する位置を指
定する固視指定スイッチである。22は表示回路、23
はテレビモニタである。テレビモニタ23は図示しない
テレビカメラにより撮影された前眼部像を表示すると共
に、測定デ−タ等を表示する。
路11に伝達される。駆動回路11からの信号はコンパ
レ−タ15及びピ−クホ−ルド回路14に伝達される。
ピ−クホ−ルド回路14により検出されたピ−ク電圧は
A/Dコンバ−タ18によりデジタル信号に変換された
後、コンピュ−タ17に入力される。17で出力された
ピ−ク電圧のデジタル信号はD/Aコンバ−タ19でピ
−ク電圧の1/2の電圧信号に変換され、コンパレ−タ
15に入力される。この信号と直接コンパレ−タ15に
入った信号とを比較してストロ−ブ信号を出すのである
が、ピ−ク電圧の1/2の信号は1回前に入力した信号
と比較することになる。ストロ−ブ信号によりカウンタ
12の信号がラッチ16に入り、そのときの波形から明
暗エッジの位置を読み取る。
動作を説明する。図3は測定動作を説明するフロ−チャ
−ト図である。なお、角膜中心部の径線方向の曲率半径
の測定及び演算方法は特開昭61−85920号公報に
詳細に説明されているので、その説明を援用する。図示
しない周知の位置合わせ機構により被検眼と装置を所定
の位置関係に置く。電源投入時の測定モ−ドは角膜頂点
近傍の経線方向の曲率半径を測定するモ−ドであり、点
光源1a〜1dを順次又は同時(同時に点灯するときは
像分離プリズム等を使用するとよい)に点灯して、その
像位置の検出結果に基づいて強弱の主経線の曲率半径及
び軸角度を算出する。
球欠的曲率半径を測定するモ−ドに切換えられる。モ−
ドが切換えられると、点光源1aが点灯する(注意を引
くために点滅させる)。点光源1aから出射された光は
コリメ−ティングレンズにより平行光束にされ、被検眼
は点光源1aを無限遠に見ることができる。図4はこの
状態を示すものであり、点光源1aを固視することによ
って、被検眼3は測定光軸に対してαの角度回旋する。
角膜下部の周辺の所定の位置に測定光軸を合わせて、図
示しない測定スイッチを押す。測定スイッチが押される
と点光源1c及び1dが点灯され、その像間隔が一次元
位置検出素子5bにより検出される。検出された像間隔
に基づいて、角膜下部の周辺における球欠的曲率半径が
算出される。
源1bを固視灯として動作させる(なお、固視指定スイ
ッチ21を押す代わりに測定スイッチの測定信号に基づ
いて所定の順序で固視灯を切換えるようにしてもよ
い。)。このようにして、点光源1bを固視灯とするこ
とにより角膜上部の周辺における球欠的曲率半径が、同
様にして点光源1cを固視灯とすることにより角膜右部
の周辺における球欠的曲率半径が、点光源1dを固視灯
とすることにより角膜左部の周辺における球欠的曲率半
径が測定される。こうして得られた、測定デ−タは固視
指定スイッチ21(又は予めプログラムされた測定順序
及び測定スイッチの測定信号)から得られる位置信号と
共に記憶され、表示回路22を介してテレビモニタ23
に表示される。技術的思想を同じにする範囲内で種々の
変容が含まれることはいうまでもない。
って、簡単に球欠的曲率半径が測定できる。
る。
を示す説明図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 被検眼角膜に所定の投影角度で複数の点
指標を投影する第1指標投影光学系と、該点指標の角膜
反射像の位置を検出する検出光学系と、を有し該検出光
学系による検出結果に基づいて角膜の径線方向の曲率半
径を求める角膜形状測定装置において、前記点指標は被
検眼が視認可能な光束で構成し、点視標を選択的に投影
して固視点として被検眼の固視を誘導する固視誘導手段
と、球欠的曲率半径を測定するモ−ドに切換えるモ−ド
切換スイッチと、前記固視誘導手段により誘導する方向
と直交する球欠的曲率半径を測定するための第2指標を
投影する第2指標投影光学系と、該第2指標投影光学系
により投影された指標の角膜反射像を前記検出光学系に
より検出し球欠的曲率半径を求める演算手段と、を有す
ることを特徴とする角膜形状測定装置。 - 【請求項2】 請求項1の第1指標投影光学系は、被検
眼の上下左右方向に配置された点光源を有し、選択され
た点光源だけを点灯させるとともに、上下方向の点光源
の1つが固視視標として選択されたときは測定信号に応
答して左右方向の点光源を点灯させ、左右方向の点光源
の1つが固視視標として選択されたときは測定信号に応
答して上下方向の点光源を点灯させ前記第2指標として
用いることを特徴とする角膜形状測定装置。 - 【請求項3】 請求項1の固視誘導手段は、選択された
固視位置の点指標を点滅させる指標制御手段を備えるこ
とを特徴とする角膜形状測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16439792A JP3269660B2 (ja) | 1992-05-30 | 1992-05-30 | 角膜形状測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16439792A JP3269660B2 (ja) | 1992-05-30 | 1992-05-30 | 角膜形状測定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05329104A JPH05329104A (ja) | 1993-12-14 |
JP3269660B2 true JP3269660B2 (ja) | 2002-03-25 |
Family
ID=15792356
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16439792A Expired - Lifetime JP3269660B2 (ja) | 1992-05-30 | 1992-05-30 | 角膜形状測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3269660B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3315517B2 (ja) * | 1994-03-07 | 2002-08-19 | キヤノン株式会社 | 角膜形状測定装置 |
KR100479542B1 (ko) * | 2002-09-12 | 2005-04-06 | 주식회사 휴비츠 | 각막-굴절계에서의 각막곡률-굴절력 측정 시간 단축 방법 |
-
1992
- 1992-05-30 JP JP16439792A patent/JP3269660B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05329104A (ja) | 1993-12-14 |
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