JP3269241B2 - サーボモータの電流検出装置 - Google Patents
サーボモータの電流検出装置Info
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Description
出装置に関し、特に、位置制御及びトルク制御を共に実
行するのに好適なサーボモータの電流検出装置に関す
る。
位置を制御する位置制御装置は、図4に示す如く、サー
ボモータ70の回転に応じて検出信号を発生するロータ
リエンコーダ等からなる位置検出部72、及び位置検出
部72からの検出信号を処理してサーボモータ70の実
回転速度VM 及びサーボモータ70の回転位置(実位
置)を求める信号処理部74を備え、位置制御部80に
おいて、目標位置を表わす位置指令値と信号処理部74
にて求められた実位置との偏差ep を算出し、更に速度
制御部82において、この位置偏差ep からサーボモー
タ70の目標回転速度を求めると共に、この目標回転速
度と信号処理部74にて算出した実回転速度VM との偏
差ev を算出し、この速度偏差ev に基づき、モータコ
イルの通電電流を制御するように構成されている。
ータコイルの通電電流を制御する電流制御系は、モータ
コイルに流れるモータ電流iM を検出する電流検出部7
6、速度偏差ev に基づきモータコイルの目標電流を求
めて、この目標電流と電流検出部76にて検出したモー
タ電流iM との偏差ei を算出する電流制御部84、及
び、この電流偏差ei に基づきモータコイルの通電電流
を制御する駆動回路86から構成されている。
M回路(パルス幅変調回路)が備えられ、PWM回路に
おいて、電流偏差ei に基づきモータコイルの通電電流
を目標電流に制御するための所定デューティ比のPWM
信号を生成して、定電圧電源からモータコイルへの電流
経路をON・OFFするようにされている。
ーボモータである場合、上記電流検出部76は、図5に
示すように、駆動回路86からモータコイルへの電流経
路に直列に設けられた電流検出用の抵抗器Roと、抵抗
器Roの両端の電位差を増幅する差動増幅回路76bと
により、モータコイルに流れた電流を検出するようにさ
れており、また、増幅回路76bから出力される検出信
号には、PWM回路による電流経路のON・OFF制御
に伴うインパルスノイズや外部からのノイズによって、
高周波のノイズ成分が含まれているため、電流検出部7
6には、差動増幅回路76bから出力される検出信号か
ら高周波ノイズ成分を除去するフィルタ回路として、演
算増幅器(オペアンプ)OP,抵抗器Rs,Rf,及び
コンデンサCfからなる積分回路76aが設けられてい
る。
増幅回路76bからの検出信号が抵抗器Rsを介してオ
ペアンプOPの反転入力端子(−)に入力され、オペア
ンプOPの反転入力端子(−)と出力端子とは抵抗器R
fとコンデンサCfとの並列回路によって接続され、オ
ペアンプOPの非反転入力端子(+)は接地されている
ため、差動増幅回路76bからの検出信号は、積分回路
76aにおいて、増幅度Anf(=−Rf/Rs)にて
反転増幅されると共に、コンデンサCfと抵抗器Rfと
で決定されるカットオフ周波数Fp(=1/(2πRf
Cf))にて、高周波ノイズ成分が除去される。
制御を行なうに当たっては、電流検出部76を、モータ
コイルに実際に流れる電流を検出する電流検出用の回路
(抵抗器Ro及び差動増幅回路76b)と、その検出信
号から高周波ノイズ成分を除去するフィルタ回路(積分
回路76a)とにより構成し、フィルタ回路にて高周波
ノイズ成分を除去した検出信号を、モータ電流iM とし
て、電流制御部84へフィードバックするようにしてい
る。
た制御装置では、積分回路76aのコンデンサCfの容
量や抵抗器Rfの抵抗値を大きくして、フィルタ回路の
カットオフ周波数Fpを低くすれば、検出信号に含まれ
る高周波ノイズを低減して、位置制御に対する高周波ノ
イズの影響を少なくできるものの、同時に検出信号の応
答遅れが大きくなって、位置制御の応答性が低下してし
まうといった問題がある。
は、通常、電流検出部76に設ける積分回路76aの時
定数を小さくして、フィルタ回路のカットオフ周波数F
pを高くすることにより、制御の応答性を確保するよう
にしている。
おいて、ワークの挿入・圧入作業やねじ締め作業等を行
なうために使用されるサーボモータは、制御装置によ
り、その回転位置だけでなく、回転トルクも制御する必
要があり、このためには、サーボモータの回転トルクを
検出する必要がある。そして、サーボモータの回転トル
クは、モータコイルに流れる電流に比例することから、
その電流値から簡単に求めることができる。
る従来の電流検出部は、図5に示したように、電流検出
用の回路(抵抗器Ro及び差動増幅回路76b)と、位
置制御の応答性を確保するためにカットオフ周波数Fp
が比較的大きく設定されたフィルタ回路(積分回路76
a)とにより構成されているため、電流検出部からの検
出信号は交流成分が充分除去されておらず、その検出信
号をそのまま回転トルクを表わす検出信号として使用す
ることができなかった。
とトルク制御とを実行する制御装置では、図4に示す如
く、サーボモータ70の回転軸の歪等からサーボモータ
70の回転トルクを検出するトルク検出部78を別途設
けて、位置制御の応答性を確保しつつ、トルク制御を高
精度に実行できるようにしていた。
ク制御とを実行する従来の制御装置では、回転トルクの
検出のために高価なトルク検出装置を別途設けなければ
ならず、装置が大型化してしまうといった問題があっ
た。本発明はこうした問題に鑑みなされたもので、モー
タコイルに流れる電流から、サーボモータの位置制御の
応答性を確保しつつトルク制御を高精度に実行可能な検
出信号を生成可能なサーボモータの電流検出装置を提供
することにより、サーボモータの位置制御及びトルク制
御を高価なトルク検出装置を使用することなく実行でき
るようにすることを目的としている。
めになされた請求項1に記載の発明は、サーボモータの
モータコイルの電流経路に設けられ、該電流経路に流れ
た電流を表わす検出信号を出力する電流検出手段と、該
電流検出手段から出力される検出信号の中から予め設定
されたカットオフ周波数以上の交流成分を除去して、上
記モータコイルに流れたモータ電流を表わす検出信号と
して出力する第1のフィルタ手段と、上記電流検出手段
からの検出信号の中から、上記第1のフィルタ手段のカ
ットオフ周波数より小さい第2のカットオフ周波数以上
の交流成分を除去して、上記サーボモータの回転トルク
を表わす検出信号として出力する第2のフィルタ手段
と、を備えたことを特徴としている。
1に記載のサーボモータの電流検出装置において、上記
第1のフィルタ手段及び第2のフィルタ手段は、夫々、
演算増幅器からなる積分回路により構成され、第2のフ
ィルタ手段の時定数を第1のフィルタ手段の時定数より
大きく設定してなることを特徴としている。
ボモータの電流検出装置においては、サーボモータのモ
ータコイルの電流経路に設けられた電流検出手段によ
り、モータコイルに流れた電流が検出される。そして、
第1のフィルタ手段が、この電流検出手段から出力され
る検出信号の中から、予め設定されたカットオフ周波数
以上の交流成分を除去して、モータコイルに流れたモー
タ電流を表わす検出信号として出力する。また第2のフ
ィルタ手段が、電流検出手段から出力される検出信号の
中から、第1のフィルタ手段のカットオフ周波数より小
さい第2のカットオフ周波数以上の交流成分を除去し
て、サーボモータの回転トルクを表わす検出信号として
出力する。
検出手段からの検出信号から所定カットオフ周波数以上
の交流成分を除去するローパスフィルタとして、カット
オフ周波数の異なる2種のローパスフィルタ、つまり第
1のフィルタ手段及び第2のフィルタ手段を備え、カッ
トオフ周波数が大きく、ノイズ除去性能は低いものの、
電流変化に対応して比較的速く変化する検出信号を生成
する第1のフィルタ手段を、モータ電流を表わす検出信
号を生成するものとし、逆にカットオフ周波数が小さ
く、電流変化に対する応答性は悪いものの、ノイズを充
分除去することのできる第2のフィルタ手段を、モータ
の回転トルクを表わす検出信号を生成するものとするこ
とにより、位置制御及びトルク制御のための検出信号を
共に出力するようにされている。
装置を用いれば、サーボモータの位置制御及びトルク制
御を行なう際に、従来のように、電流検出装置とは別
に、回転トルク検出用の高価な装置を別途設ける必要が
ない。また次に、請求項2に記載のサーボモータの電流
検出装置においては、第1のフィルタ手段及び第2のフ
ィルタ手段が、夫々、演算増幅器からなる積分回路(所
謂アクティブ・フィルタ)により構成されており、第2
のフィルタ手段の時定数が第1のフィルタ手段の時定数
より大きく設定されている。
出装置によれば、第2のフィルタ手段のカットオフ周波
数が第1のフィルタのカットオフ周波数より小さくな
り、請求項1に記載の装置と同様に作用する。また、第
1及び第2のフィルタ手段が、演算増幅器からなる積分
回路により構成されているため、カットオフ周波数の調
整を、積分回路の時定数を決定するコンデンサ又は抵抗
器の値を変更するだけで簡単に行なうことができ、また
検出信号のレベルは演算増幅器の増幅率を調整すること
により簡単に設定できるようになる。
る。まず図2は、直流サーボモータ(以下、単にDCモ
ータという。)10の位置制御及びトルク制御を行なう
実施例の制御装置全体の構成を表わすブロック図であ
る。なお、本実施例のDCモータ10は、多軸ロボット
において、ワークの挿入・圧入作業やねじ締め作業等を
行なう軸を駆動するためのものである。
0の制御装置は、DCモータ10の回転に応じて検出信
号を発生するロータリエンコーダ等からなる位置検出部
12、位置検出部12からの検出信号を処理してDCモ
ータ10の実回転速度VM 及びモータ70の回転位置
(実位置)を求める信号処理部14、モータコイルに流
れる電流を検出して、モータ電流を表わす検出信号iMa
及び回転トルクを表わす検出信号iMbを夫々出力する電
流検出部16を備えている。
置を表わす位置指令値と信号処理部14にて求められた
実位置との偏差ep を算出し、速度制御部22におい
て、この位置偏差ep からDCモータ10の目標回転速
度を求めると共に、この目標回転速度と信号処理部14
にて算出した実回転速度VM との偏差ev を算出し、更
に、電流制御部24において、この速度偏差ev とDC
モータ10の目標トルクToと電流検出部16から出力
される回転トルクを表わす検出信号iMbとに基づき目標
電流を求めると共に、この目標電流と電流検出部16か
ら出力されるモータ電流を表わす検出信号iMaとの偏差
ei を算出し、駆動回路26により、この電流偏差ei
に基づきモータコイルの通電電流を制御するようにされ
ている。
の通電電流を制御するための、電流検出部16,電流制
御部24及び駆動回路26は、図1に示す如く構成され
ている。すなわち、まず駆動回路26は、従来技術の項
にて説明したように、電流偏差ei に基づき、モータコ
イルの通電電流を目標電流に制御するためのPWM信号
(パルス幅変調信号)を生成するPWM制御回路26a
を備え、通電回路26bにより、このPWM制御回路2
6aから出力されるPWM信号に応じて、図示しない直
流定電圧電源からモータコイルへの電流経路をON・O
FFするようにされている。なお、通電回路26bから
DCモータ10のモータコイルに至る電流経路には、電
流検出用の抵抗器Roが直列に設けられている。
から出力される速度偏差ev と予め設定された制御定数
Kvとに基づき、速度偏差ev を「0」にするためのD
Cモータ10の目標電流is を演算する目標電流演算部
24a、電流検出部16から出力されたDCモータ10
の回転トルクを表わす検出信号iMbと目標トルクToと
の大小判定を行ない、検出信号iMbが目標トルクTo以
上になった場合(つまりDCモータ10の実際の回転ト
ルクが目標トルクTo以上になった場合)に制御信号S
T を発生するトルク判定部24d、トルク判定部24d
から制御信号ST が出力されると、目標電流演算部24
aから出力される目標電流is を現在の電流値に制限す
るリミッタ24b、及び、このリミッタ24bから出力
される目標電流is と電流検出部16から出力されるモ
ータ電流を表わす検出信号iMaとの偏差ei (=is −
iMa)を算出する電流偏差算出部24cを備え、この算
出した電流偏差ei を駆動回路26に出力するように構
成されている。
電流経路に設けられた抵抗器Roの両端電圧を増幅する
差動増幅器16cと、差動増幅器16cから出力される
検出信号から高周波ノイズ成分を除去して、モータ電流
を表わす検出信号iMaを生成する積分回路16aと、同
じく差動増幅器16cから出力される検出信号から高周
波ノイズ成分を除去して、DCモータ10の回転トルク
を表わす検出信号iMbを生成する積分回路16bとから
構成されている。
ペアンプ)OPa ,抵抗器Rsa,Rfa,及びコン
デンサCfaにより、所謂アクティブ・フィルタとして
構成されており、積分回路16bも、同様に、演算増幅
器(オペアンプ)OPb,抵抗器Rsb,Rfb,及び
コンデンサCfbにより、所謂アクティブ・フィルタと
して構成されている。
16bは、図5に示した従来の積分回路76aと同様、
差動増幅器16cからの検出信号を、抵抗器Rfa及び
Rsa,或は抵抗器Rfb及びRsbにて決定される増
幅度Anfa(=−Rfa/Rsa)或はAnfb(=
−Rfb/Rsb)にて、夫々反転増幅すると共に、コ
ンデンサCfa及び抵抗器Rfa,或はコンデンサCf
b及び抵抗器Rfbにて決定される、カットオフ周波数
Fpa(=1/(2πRfaCfa))或はFpb(=
1/2(2πRfbCfb))にて、検出信号に含まれ
る高周波ノイズ成分を夫々除去するが、本実施例では、
上記のように、一方の積分回路16aを、DCモータ1
0のモータ電流検出用の回路、他方の積分回路16b
を、DCモータ10の回転トルク検出用の回路、として
動作させるために、その回路定数が各々異なる値に設定
されている。
a,Rfa及びコンデンサCfaを、夫々、図5に示し
た従来の積分回路76aの抵抗器Rs,Rf及びコンデ
ンサCfと同じ値に設定することにより、積分回路16
aが出力する検出信号iMaにより、DCモータ10の電
流制御、換言すれば位置制御を、ロボットの他の軸を駆
動するサーボモータと同期して、応答遅れなく実行でき
るようにし、逆に、積分回路16bの抵抗器Rsb,R
fb及びコンデンサCfbのうち、積分回路16bの時
定数を決定する抵抗器Rfb及びコンデンサCfbの値
の少なくとも一方を、積分回路16aの抵抗器Rfa及
びコンデンサCfaの値より大きい値に設定して、積分
回路16bのカットオフ周波数Fpbを積分回路16a
のカットオフ周波数Fpaより低くすることにより、D
Cモータ10の回転トルクを高周波ノイズに影響される
ことなく高精度に検出できるようにし、更に、積分回路
16bの抵抗器Rsbと抵抗器Rfbとの抵抗値の比を
調整することにより、検出信号iMbのレベルが、目標ト
ルクToに対応した最適レベルになるようにされてい
る。
ーボモータの制御装置によれば、電流制御部24及び駆
動回路26の動作によって、DCモータ10の回転トル
クを目標トルクTo以下に制限しつつ、DCモータ10
の回転位置を目標位置に制御するための目標電流is が
算出され、モータコイルに流れる電流がこの目標電流i
s となるように、モータ電流がフィードバック制御され
ることになる。
信号iMaは、電流検出部16内の時定数の小さい積分回
路16aにより、モータコイルの実際の通電電流を積分
処理することによって生成され、DCモータ10の回転
トルクを表す検出信号iMbは、電流検出部16内の時定
数の大きい積分回路16bにより、モータコイルの実際
の通電電流を積分処理することによって生成される。
の位置制御及びトルク制御を行なうに当たって、従来の
ように、電流検出装置とは別に、回転トルク検出用の高
価な装置を別途設ける必要はなく、DCモータ10の位
置制御を高応答性で実行するためのモータ電流の検出信
号、及び、DCモータ10のトルク制御を高精度に実行
するための回転トルクの検出信号を生成することがで
き、制御装置の構成を簡素化して、装置の小型化・軽量
化を図ることができる。
トルクを表わす検出信号iMa及びiMbを生成するフィル
タ手段を、夫々、演算増幅器(オペアンプ)OPa及び
OPbからなる積分回路16a及び16bにより構成し
ているため、カットオフ周波数の調整を、各積分回路1
6a,16bの時定数を決定するコンデンサCfa,C
fb又は抵抗器Rfa,Rfbの値を変更するだけで簡
単に行なうことができ、また検出信号のレベルをその増
幅率Rfa,Rfbを決定する抵抗器Rfaと抵抗器R
saとの比,或は抵抗器Rfbと抵抗器Rsbとの比を
調整することにより簡単に設定できる。
路16a,16bから出力される検出信号を、制御系の
特性に容易に適合させることができ、その適合のための
調整作業を短時間で行なうことができるようになる。こ
こで、上記実施例では、DCモータ10の回転トルク
を、目標電流is の上限を制限することにより、目標ト
ルクToに制御する制御装置について説明したが、本発
明は、例えば図3に示す如く、DCモータ10の回転ト
ルクを目標トルクToに制御するために、トルク偏差算
出部25eにて、目標トルクToと積分回路16bから
の検出信号iMbと偏差eT (=To−iMb)を求め、そ
のトルク偏差eT を用いて目標電流is を設定すること
により、DCモータ10の回転トルクをより正確に目標
トルクToに制御できるようにした制御装置であっても
適用できる。
制御部24は、トルク演算部25aにて、速度制御部2
2から出力される速度偏差ev と予め設定された制御定
数Kv′とに基づき、DCモータ10を目標位置に制御
するための目標トルクTを求め、トルク補正部25bに
て、この算出された位置制御用の目標トルクTにトルク
偏差算出部25eにて算出されたトルク制御のためのト
ルク偏差eT を加算することにより、位置制御及びトル
ク制御のための目標トルクT′を求め、目標電流演算部
25cにて、この目標トルクT′と予め設定された制御
定数KT とに基づき目標電流is を算出し、電流偏差算
出部25dにて、この目標電流is と、積分回路16a
から出力されるモータ電流を表す検出信号iMbとの偏差
ei (=is −iMb)を算出するようにされている。
ーボモータの電流検出装置に適用した場合について説明
したが、本発明は、交流サーボモータの電流検出装置に
適用しても、上記と同様の効果を得ることができる。
サーボモータの電流検出装置によれば、サーボモータの
位置制御を高応答性で実行するためのモータ電流の検出
信号、及び、サーボモータのトルク制御を高精度に実行
するための回転トルクの検出信号を、夫々、生成するこ
とができる。
位置制御及びトルク制御を行なう際に、従来のように、
電流検出装置とは別に、回転トルク検出用の高価な装置
を別途設ける必要がなく、制御装置の構成を簡素化し
て、装置の小型化・軽量化を図ることができる。
流検出装置によれば、モータ電流及び回転トルクを表わ
す検出信号を生成する各フィルタ手段のカットオフ周波
数及び検出信号レベルを簡単に調整できる。従って、本
発明によれば、各フィルタ手段から出力される検出信号
を、制御系の特性に容易に適合させることができ、その
適合のための調整作業を短時間で行なうことができる。
ク制御及び電流制御のための制御系の構成を表わす詳細
説明図である。
表わすブロック図である。
う制御系の他の構成例を表わすブロック図である。
わすブロック図である。
わす詳細説明図である。
タ手段) 16b…積分回路(第2のフィルタ手段) Ro…抵
抗器(電流検出手段) 16c…差動増幅器 10…直流サーボモータ(DC
モータ) 12…位置検出部 14…信号処理部 20…位置
制御部 22…速度制御部 24…電流制御部 26…駆動
回路
Claims (2)
- 【請求項1】 サーボモータのモータコイルの電流経路
に設けられ、該電流経路に流れた電流を表わす検出信号
を出力する電流検出手段と、 該電流検出手段から出力される検出信号の中から予め設
定されたカットオフ周波数以上の交流成分を除去して、
上記モータコイルに流れたモータ電流を表わす検出信号
として出力する第1のフィルタ手段と、 上記電流検出手段からの検出信号の中から、上記第1の
フィルタ手段のカットオフ周波数より小さい第2のカッ
トオフ周波数以上の交流成分を除去して、上記サーボモ
ータの回転トルクを表わす検出信号として出力する第2
のフィルタ手段と、 を備えたことを特徴とするサーボモータの電流検出装
置。 - 【請求項2】 上記第1のフィルタ手段及び第2のフィ
ルタ手段は、夫々、演算増幅器からなる積分回路により
構成され、第2のフィルタ手段の時定数を第1のフィル
タ手段の時定数より大きく設定してなることを特徴とす
る請求項1に記載のサーボモータの電流検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01663694A JP3269241B2 (ja) | 1994-02-10 | 1994-02-10 | サーボモータの電流検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP01663694A JP3269241B2 (ja) | 1994-02-10 | 1994-02-10 | サーボモータの電流検出装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH07231687A JPH07231687A (ja) | 1995-08-29 |
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JP5980071B2 (ja) * | 2012-09-24 | 2016-08-31 | オムロンオートモーティブエレクトロニクス株式会社 | 直流モータの制御装置 |
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1994
- 1994-02-10 JP JP01663694A patent/JP3269241B2/ja not_active Expired - Fee Related
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