JP3269075B2 - ゴルフクラブおよびその製造方法 - Google Patents

ゴルフクラブおよびその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴルフクラブおよ
びその製造方法に係わり、特にヘッドおよびその製造方
法に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】ゴルフのアイアンなど
のクラブのヘッドの材料として、鋼やチタン合金などの
他に銅あるいは銅合金も用いられている。用いられる銅
合金としては、例えば特開昭63−267376号公報
に記載されているようなベリリウム銅などがある。例え
ばこのベリリウム銅は、同公報に記載されているように
優れた弾性を有している点、比重が大きいことを利用し
た重量配分の調整などの目的で用いられている。また、
特開平8−294553号公報には、環状のヘッド本体
をベリリウム銅からなるものとし、このヘッド本体の内
側にアルミニウム合金などのより比重の小さい材料から
なるフェース部材を圧入することが記載されている。こ
れは、ヘッドの重量をフェースに対して周辺部に分散さ
せることにより、スイートエリアすなわちフェースにお
いて打撃されたボールが比較的真っ直ぐによく飛ぶ領域
を広くすることを一つの目的としている。
【0003】ベリリウム銅は、銅よりも黄色く明るい光
沢のある外観を有し、この外観が好まれるものでもある
が、腐食により黒ずみを生じ、光沢も失われていく。こ
の状態になると、外観は美観性に欠けたものとなる。特
にゴルフクラブは、ゴルフ場すなわち野外の環境下で使
用され、衝撃も受けるものである。すなわち、ボールの
打撃のみならず、水分あるいは農薬も含んでいる芝など
と強く接触し、傷付くことも多く、腐食が速く進行す
る。このような腐食の問題は、ベリリウム銅に限らず、
銅や他の銅合金にもある。
【0004】このような腐食を防止する手段としては、
ワックスを利用したコーティングが考えられるが、ワッ
クスを利用したコーティングは、耐性に乏しく、前述の
ような厳しい環境下で使用されるゴルフクラブのヘッド
では損傷や剥離などの問題を生じやすい。
【0005】また、前記特開平8−294553号公報
に記載のようにベリリウム銅とアルミニウム合金などと
を組み合わせたヘッドでは、アルミニウム合金が電化腐
食であるガルバノ型腐食を生じる問題もある。ガルバノ
型腐食は、例えば貴金属と卑金属とを組み合わせた際
に、両金属間に一種の電池が形成されることにより生じ
るものである。
【0006】本発明は、このような問題点を解決しよう
とするもので、銅または銅合金からなるヘッドの腐食を
防止できるゴルフクラブを提供することを第1の目的と
する。また、銅または銅合金からなる材料と他の材料と
を組み合わせて構成されたヘッドの電化腐食を防止でき
るゴルフクラブを提供することを第2の目的とする。さ
らに、ベリリウム銅からなるヘッドの強度を向上できる
とともに製造性を向上でき、しかも確実にメッキができ
るゴルフクラブの製造方法を提供することを第3の目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明のゴルフ
クラブは、前記第1の目的及び前記第2の目的を達成す
るために、ベリリウム銅からなるヘッド構成材料と、
ルミニウム合金からなる別のヘッド構成材料とを結合し
てヘッドを構成したゴルフクラブにおいて、前記ベリリ
ウム銅からなるヘッド構成材料の表面に電化腐食防止用
のメッキを施し、前記アルミニウム合金からなる別のヘ
ッド構成材料にメッキを施さないものである。
【0008】このメッキにより、ヘッドの構成材料であ
ベリリウム銅の腐食が防止されるとともに、ベリリウ
ム銅からなるヘッド構成材料とアルミニウム合金からな
る別のヘッド構成材料との間の電化腐食反応が防止され
る。
【0009】請求項の発明のゴルフクラブの製造方法
は、前記第3の目的を達成するために、ベリリウム銅か
らなるヘッド構成材料を鍛造する鍛造工程と、この鍛造
工程後のヘッド構成材料に溶体化処理を施す溶体化処理
工程と、この溶体化処理工程後のヘッド構成材料に機械
加工を施す加工工程と、この加工工程後のヘッド構成材
料に時効硬化処理を施す時効硬化処理工程と、この時効
硬化処理工程時にヘッド構成材料の表面に形成された酸
化被膜を除去する酸化被膜除去工程と、この酸化被膜除
去工程後のヘッド構成材料の表面にメッキを施すメッキ
工程と、このメッキ工程後のヘッド構成材料にアルミニ
ウム合金からなる別のヘッド構成材料を結合する結合工
程とを備えたものである。
【0010】溶体化処理および時効硬化処理により、ヘ
ッド構成材料であるベリリウム銅の強度が向上する。ま
た、溶体化処理後で時効硬化処理前に機械加工を行うこ
とによりこの機械加工が容易にできる。そして、熱処理
である時効硬化処理によりヘッド構成材料の表面には酸
化被膜が生じるが、この酸化被膜を除去することにより
メッキが確実にできる。また、メッキ工程後のヘッド構
成材料にアルミニウム合金からなる別のヘッド構成材料
を結合することにより、ベリリウム銅からなるヘッド構
成材料とアルミニウム合金からなる別のヘッド構成材料
との間の電化腐食反応が防止される。
【0011】
【発明の実施形態】以下、本発明のゴルフクラブの第1
実施例について、図1から図3を参照しながら説明す
る。なお、本第1実施例のゴルフクラブはアイアンクラ
ブである。図2および図3は、ヘッド1の全体を示して
おり、2はボールの打撃面である前面のフェース、3は
後面のバック、4は下面のソール、5は上面のトップ、
6は一側のトウ、7は他側のヒール、8はこのヒール7
側にネック9を介して設けられたホーゼルである。この
ホーゼル8は、シャフト10が接続されるものである。ま
た、フェース2にはスコアライン11が形成されている。
さらに、ヘッド1のバック3側には、ヘッド1の重量を
周辺部に分散させることによりスイートエリアを拡大す
るための凹部であるキャビティ12が形成されている。
【0012】前記ヘッド1の素地21は、全体が同一のヘ
ッド構成材料からなっているが、この材料は銅合金の一
種であるベリリウム銅である。そして、図1に示すよう
に、研磨が施されたヘッド素地21の表面22に腐食防止用
のメッキ23が施されている。このメッキ23は、ヘッド素
地21の表面22に形成されたニッケルメッキからなる下地
メッキ24と、この下地メッキ24の上に形成された上地メ
ッキ25とからなっている。下地メッキ24の厚さは約20μ
mになっている。また、上地メッキ25としては、クロー
ムメッキ、ボロンメッキあるいは錫メッキなどを採用で
きる。上地メッキ25の厚さは、強度上および経済上の理
由からクロームメッキの場合5μm程度、ボロンメッキ
の場合3μm程度、錫メッキの場合2μm程度が好まし
い。
【0013】なお、メッキの構成および材料は上述のも
のには限らない。しかし、貴金属性の高いニッケルメッ
キからなる下地メッキ24は、腐食防止および上地メッキ
25を付きやすくするために、あった方が好ましいもので
あり、さらに、上地メッキ25は、適切な外観性を得るた
めに、あった方が好ましいものである。また、メッキの
方法としては、例えば電気メッキを採用できるが、これ
に限るものではない。
【0014】そして、ベリリウム銅からなるヘッド素地
21の表面に前述のようなメッキ23を施すことにより、ヘ
ッド1をなすベリリウム銅の腐食を防止できる。したが
って、腐食によるヘッド1の性能低下、外観性の低下を
防止できる。そして、ワックスなどによりヘッドの表面
にコーティングを形成した場合とは異なり、メッキ23は
耐久性に優れており、ゴルフクラブが野外環境で使用さ
れ、ヘッド1が衝撃が加わるものであるのに対して、メ
ッキ23の剥離などの破損を抑制できる。しかも、メッキ
23は比較的安価にできるものである。
【0015】つぎに、前記ヘッド1の製造方法の一例に
ついて説明する。まずベリリウム銅の素材を熱間鍛造し
て、ヘッド1の製品形状に近い形状の工作物であるヘッ
ド構成材料を成形する(鍛造工程)。つぎに、このヘッ
ド構成材料に溶体化処理を施す(溶体化処理工程)。こ
の溶体化処理工程では、ヘッド構成材料を加熱炉で780
〜830℃に2時間程度保持した後、水冷して急速に冷却
する。この溶体化処理によりヘッド構成材料は固溶体化
され、このヘッド構成材料の硬度は軟らかくなる。例え
ばHRB75以下になる。そして、このように固溶体化さ
れたヘッド構成材料に機械加工を施し、ヘッド1の製品
形状を形成する(加工工程)。この機械加工には、切
削、冷間プレス、研摩などがある。その後、ヘッド構成
材料に時効硬化処理を施す(時効硬化処理工程)。この
時効硬化処理工程では、ヘッド構成材料を加熱炉で例え
ば315℃に3時間程度保持した後、常温中で緩やかに放
冷させる。これにより、ベリリウム銅からなるヘッド構
成材料は時効硬化して、過飽和固溶状態と完全析出状態
との中間状態となり、硬度が高まる。例えばHRCで40
前後の硬度が得られる。
【0016】以上の製造工程において、時効硬化処理工
程などの熱処理によりヘッド構成材料の表面に酸化被膜
が形成され、この表面が黒ずみを生じる。このままの状
態では、ヘッド構成材料の表面にメッキ23を確実に形成
できない。そこで、前記時効硬化処理工程の後、ヘッド
構成材料の表面を研摩するなどしてこの表面の酸化被膜
を除去する(酸化被膜除去工程)。その後、ヘッド構成
材料の表面にメッキ23を施し(メッキ工程)、ヘッド1
が完成する。
【0017】以上のヘッド1の製造方法によれば、溶体
化処理および時効硬化処理により、ヘッド構成材料であ
るベリリウム銅の強度を向上できる。例えば、溶体化処
理および時効硬化処理を施していないベリリウム銅では
引張強さが590N/mm2程度であるのに対して、引張強さ
が1200〜1300N/mm2までも向上する。また、溶体化処理
後で時効硬化処理前に機械加工を行うことによりこの機
械加工が容易にでき、製造性がよい。そして、時効硬化
処理などの熱処理によりヘッド構成材料の表面に酸化被
膜が生じるが、この酸化被膜を除去することによりメッ
キ23が確実にできる。
【0018】つぎに、本発明のゴルフクラブの第2実施
例について、図4および図5を参照しながら説明する。
なお、本第2実施例のゴルフクラブもアイアンクラブで
ある。また、前記第1実施例と対応する部分には同一符
号を付して、その説明を省略する。本第2実施例のヘッ
ド1は、ヘッド本体31とフェース部材32とに2分割構成
したものである。一つのヘッド構成材料であるヘッド本
体31は、ベリリウム銅からなっており、ホーゼル8を含
めてヘッド1の周辺部すなわちソール4部分、トップ5
部分、トウ6部分およびヒール7部分を形成するもので
ある。そして、ヘッド本体31は、環状になっていてフェ
ース2からバック3へ貫通する貫通窓33を中央部に有し
ている。また、もう一つのヘッド構成材料であるフェー
ス部材32は、ベリリウム銅よりも比重の小さいアルミニ
ウム合金によりほぼ板状に形成されている。そして、フ
ェース部材32は、前記ヘッド本体11の貫通窓33内に圧入
などの手段により固定されており、フェース2を形成す
るものである。なお、フェース部材32は、ヘッド1の前
側にのみ位置しており、これにより、フェース部材32の
後方で貫通窓33によりキャビティ12が形成されている。
このようにヘッド1の中央部前側をアルミニウム合金で
構成し、ヘッド1の他の部分をより比重の大きいベリリ
ウム銅で構成することにより、ヘッド1の重量がフェー
ス2に対して周辺部に分散されるとともに、ヘッド1全
体の重心がフェース2からより後方へ離れて位置するこ
とになり、これによってスイートエリアが拡大される。
そして、ベリリウム銅からなるヘッド本体31の表面に
は、前記第1実施例と同様に図1に示すような腐食防止
用のメッキ23が施されている。なお、フェース部材32の
方にはメッキを施していない。
【0019】ところで、アルミニウム合金が卑金属であ
るのに対して、ベリリウム銅はより貴金属に近いもので
ある。すなわち、アルミニウム合金とベリリウム銅の組
み合わせでは、アルミニウム合金が陽極、ベリリウム銅
が陰極となった電化腐食であるガルバノ型腐食がアルミ
ニウム合金に生じやすい。しかも、野外で使用されるゴ
ルフクラブは、ゴルフ場に存在する不純な水などが電解
質となって腐食が進行しやすい。これに対して、本第2
実施例のヘッド1では、ベリリウム銅からなるヘッド本
体31の表面にメッキ23が施されていることにより、ヘッ
ド本体31とアルミニウム合金からなるフェース部材32と
の腐食反応が防止され、このフェース部材32の電化腐食
を防止できる。したがって、腐食によってヘッド本体31
とフェース部材32との結合強度が低下するなどのヘッド
1の性能低下を防止できる。例えば、ボールの打撃によ
る衝撃で、フェース部材32がヘッド本体31から脱落して
しまったり、あるいは、フェース部材32がヘッド本体31
に対して位置ずれを生じてしまったりすることを確実に
防止できる。また、メッキ23により、前記第1実施例と
同様に、ヘッド本体31をなすベリリウム銅自体の腐食も
防止できる。
【0020】なお、本発明は、前記実施例に限定される
ものではなく、種々の変形実施が可能である。例えば、
前記実施例では、メッキが施されるヘッド構成材料がベ
リリウム銅であったが、メッキが施されるヘッド構成材
料は銅あるいは他の銅合金製のものであってもよい。ま
た、前記第2実施例のように異種材料を組み合わせてヘ
ッドを構成する場合でも、ヘッドの分割は前記第2実施
例のものには限らない。例えば、フェースはアルミニウ
ム合金などからなるヘッド本体により構成し、このヘッ
ド本体の後側下部にベリリウム銅製のウェイトを固定し
たようなものであってもよい。また、材料の組み合わせ
は、ベリリウム銅およびアルミニウム合金には限らな
い。要は、電化腐食を生じやすい材料の組み合わせの場
合に、銅または銅合金からなるヘッド構成材料にメッキ
を施すことが効果的である。
【0021】さらに、前記実施例では、アイアンクラブ
を例に採って説明したが、本発明は、パターのヘッドあ
るいはウッドクラブのヘッド用のウェイトなど、各種の
ヘッド構成材料に適用できる。
【0022】
【発明の効果】請求項1の発明のゴルフクラブによれ
ば、ヘッドの構成材料であるベリリウム銅の表面に施し
たメッキにより、ベリリウム銅の腐食を防止でき、この
腐食によるヘッドの性能低下、外観性の低下を防止でき
とともに、ベリリウム銅からなるヘッド構成材料と
ルミニウム合金からなる別のヘッド構成材料とを結合し
てヘッドを構成したゴルフクラブにおいて、前記ベリリ
ウム銅からなるヘッド構成材料の表面にメッキを施すこ
とにより、アルミニウム合金からなる別のヘッド構成
料の電化腐食を防止でき、腐食による両ヘッド構成材料
の結合強度の低下などのヘッドの性能低下を防止でき
る。また、ベリリウム銅自体の腐食を防止でき、この腐
食によるヘッドの性能低下、外観性の低下を防止でき
る。
【0023】請求項の発明のゴルフクラブの製造方法
によれば、ベリリウム銅からなるヘッド構成材料を溶体
化処理および時効硬化処理により製造するので、ヘッド
構成材料の強度を高くでき、また、溶体化処理後で時効
硬化処理前に機械加工を行うことにより、この機械加工
を容易にできる。そして、時効硬化処理時にヘッド構成
材料の表面に形成された酸化被膜を除去してからメッキ
を行うので、このメッキを確実にでき、このメッキによ
り、ベリリウム銅合金製のヘッド構成材料の腐食を防止
でき、この腐食によるヘッドの性能低下、外観性の低下
を防止できる。また、メッキ工程後のヘッド構成材料に
アルミニウム合金からなる別のヘッド構成材料を結合す
ることにより、ベリリウム銅からなるヘッド構成材料と
アルミニ ウム合金からなる別のヘッド構成材料との間の
電化腐食反応が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のゴルフクラブの第1実施例を示すヘッ
ドの表面部の拡大断面図である。
【図2】同上ヘッド全体の正面図である。
【図3】同上ヘッド全体の断面図である。
【図4】本発明のゴルフクラブの第2実施例を示すヘッ
ドの正面図である。
【図5】同上断面図である。
【符号の説明】
1 ヘッド 21 ヘッド素地(ヘッド構成材料) 23 メッキ 31 ヘッド本体(ヘッド構成材料) 32 フェース部材(ヘッド構成材料)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A63B 53/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベリリウム銅からなるヘッド構成材料
    と、アルミニウム合金からなる別のヘッド構成材料とを
    結合してヘッドを構成したゴルフクラブにおいて、前記
    ベリリウム銅からなるヘッド構成材料の表面に電化腐食
    防止用のメッキを施し、前記アルミニウム合金からなる
    別のヘッド構成材料にメッキを施さないことを特徴とす
    るゴルフクラブ。
  2. 【請求項2】 ベリリウム銅からなるヘッド構成材料を
    鍛造する鍛造工程と、この鍛造工程後のヘッド構成材料
    に溶体化処理を施す溶体化処理工程と、この溶体化処理
    工程後のヘッド構成材料に機械加工を施す加工工程と、
    この加工工程後のヘッド構成材料に時効硬化処理を施す
    時効硬化処理工程と、この時効硬化処理工程時にヘッド
    構成材料の表面に形成された酸化被膜を除去する酸化被
    膜除去工程と、この酸化被膜除去工程後のヘッド構成材
    料の表面にメッキを施すメッキ工程と、このメッキ工程
    後のヘッド構成材料にアルミニウム合金からなる別のヘ
    ッド構成材料を結合する結合工程とを備えたことを特徴
    とするゴルフクラブの製造方法。
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