JP3268481B2 - 乾式バレル研磨装置 - Google Patents
乾式バレル研磨装置Info
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- Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
Description
詳しくは、研磨槽内で発生した粉塵及び加工熱を固定槽
と回転盤との摺接部の隙間から吸引する集塵装置を備え
た乾式バレル研磨装置に関する。
装置は、図4に示すように構成される。図4において、
1は、研磨槽を表わしている。研磨槽1は、固定槽3と
図示矢印A方向に回転する回転盤4とから構成される。
回転盤4は固定槽3と摺接しながら回転し、研磨槽1内
のマス2(機械加工品、プレス品、焼結品、ダイカスト
品又は熱処理品等のワークと、研磨材入り樹脂等のメデ
ィアとからなる。)をトロイダル流動させて、ワークの
バリ取り、スケール取り、丸み仕上げ、平滑仕上げ、光
沢仕上げ等を行なう。固定槽3の下部3bと回転盤4と
の間には空間17が形成されており、また、固定槽3の
下部3bには、集塵装置5から伸びたパイプ6が連結さ
れる孔7が形成されている。集塵装置5は、研磨槽1内
で発生した粉塵を、固定槽3と回転盤4との摺接部隙間
16、空間17、孔7、パイプ6からなる吸引通路を介
して吸引し集塵装置5内部に集塵する。
式バレル研磨装置は、粉塵が摺接部隙間16に集中する
ため、長時間運転すると、加工熱により回転盤のライニ
ング材が膨張し、摺接部隙間16が狭くなり、摺接部隙
間16に粉塵が詰まったり、摩擦抵抗が増大して発熱
し、摺接部が溶着して研磨不能や摩耗破損が発生するな
どの欠点があった。
摺接部隙間16を広く設定しておくことが考えられる
が、このようにした場合、この広い隙間16にワークが
噛み込まれて変形したり、この広い隙間16からワーク
が落下するおそれがあるため、薄物、小物ワークの研磨
に適さなくなるという不具合が生じる。
問題点にかんがみ、摺接部隙間を予め広く設定しなくて
も長時間運転が可能で、しかも、薄物、小物ワークの研
磨を可能にすることを目的とする。
に係る乾式バレル研磨装置は、研磨槽内でトロイダル流
動しているマスにより発生した粉塵を固定槽と回転盤と
の摺接部隙間から吸引する集塵装置を備えた乾式バレル
研磨装置において、前記各吸引孔と前記研磨槽の内部と
の間を連通する回転盤隙間であって、トロイダル流動中
のマスに開口する回転盤隙間が形成されるよう、前記各
吸引孔に被せられた補助吸引盤と、を備え、前記回転盤
隙間及び前記吸引孔を、前記研磨槽内部と集塵装置との
間を連通する補助吸引通路に配したことを特徴とする。
は、請求項1に係る乾式バレル研磨装置において、前記
補助吸引盤が、前記各吸引孔の上に載置されるスクリー
ンと、該スクリーンを押える押えプレートとから構成さ
れることを特徴とする。
ィアとが激しく擦り合いながらトロイダル流動している
ため、粉塵及び高熱が発生する。
盤との摺接部隙間から吸引され、更に、回転盤隙間から
も吸引される。ここで、回転盤隙間は、摺接部隙間と同
様、トロイダル流動中のマスに開口しており、この回転
盤隙間を介して、マス中に発生した粉塵は吸引されるこ
とになる。
々の隙間を介して吸引されることになるため、従来装置
のように粉塵が摺接部隙間のみに集中する結果生じる摺
接部隙間の目詰まりを防止することができる。
研磨槽内の高温空気の排気量を増大させることができる
ため、マスに対する冷却効果が増大し、冷却されたマス
を介して摺接部の温度上昇を抑えることができる。
め広く設定しておかなくても長時間運転が可能になり、
摺接部の溶着による研磨不能、摩耗破損を防止すること
ができるとともに、薄物、小物ワークの研磨が可能にな
る。
によると、補助吸引盤がスクリーンと押えプレートから
構成される比較的簡単な構造であるため、補助吸引盤の
取付け、保守等を容易に行ない得る。
明する。
置の要部の断面図、図2は、要部の一部の拡大断面図を
示している。
は、研磨槽1内でトロイダル流動しているマスを表わし
ている。研磨槽1は、内周面にウレタン樹脂3aがライ
ニングされた固定槽3を備え、この固定槽3に対し、上
面にウレタン樹脂4aがライニングされた回転盤4が摺
接しながら図示矢印A方向に回転している。固定槽3の
下部3bには、一端部6aが集塵装置5に接続されたパ
イプ6の他端部6bが連結された孔7が形成されてい
る。
で複数(例えば8つ)の吸引孔8,…,8が形成されて
いる。これらの吸引孔8,…,8には、補助吸引盤9が
被せられている。補助吸引盤9は、図2に示すように、
スポット溶接等により井桁状に組まれ各吸引孔8,…,
8を覆う平板リング状のスクリーン10と、このスクリ
ーン10を下方へ押圧する、上面にウレタン樹脂11a
等がライニングされた鉄材からなる平板リング状の押え
プレート11とから構成される。押えプレート11は、
回転軸12に固定されたケース13に回転盤4と共に固
定されている。ケース13には、円錐カバー14が固定
されている。
接する個所には、隙間15が形成されており、この隙間
15が本発明にいう回転盤隙間である。この回転盤隙間
15は、図1から明らかなように、トロイダル流動して
いるマス2に対して開口するような位置に形成させてあ
る。
塵は、固定槽3と回転盤4との摺接部隙間16から、固
定槽3の下部3bと回転盤4との間の空間17、孔7及
びパイプ6を介して集塵装置5に吸引される。また、粉
塵は、回転盤隙間15、吸引孔8,…,8、上記空間1
7、孔7及びパイプ6からなる補助吸引通路を経て集塵
装置5に吸引される。ここで、回転盤隙間15は、上述
したようにトロイダル流動中のマス2に開口しており、
この回転盤隙間15を介して、マス2中に発生した粉塵
は吸引されることになる。
別々の隙間、即ち摺接部隙間16及び回転盤隙間15を
介して吸引されることになるため、従来装置のように粉
塵が摺接部隙間16のみに集中する結果生じる摺接部隙
間16の目詰まりを防止することができる。
研磨槽1内の高温空気の排気量を増大させることができ
るため、マス2に対する冷却効果が増大し、冷却された
マス2を介して摺接部の温度上昇を抑えることができ
る。
6を予め広く設定しておかなくても長時間運転が可能に
なり、摺接部の溶着による研磨不能、摩耗破損を防止す
ることができるとともに、薄物、小物ワークの研磨が可
能になる。
えプレート11から構成される比較的簡単な構造である
ため、補助吸引盤9の取付け、保守等を容易に行ない得
る。
開口する隙間を形成できる構成のものであればよく、上
記実施例に開示した構成の補助吸引盤のみに限定される
ものではない。
と上記従来の乾式バレル研磨装置をそれぞれ連続運転し
たときの摺接部隙間16の間隔の変化と摺接部の温度の
変化とを測定したところ、図3に示すような結果が得ら
れた。この結果から明らかなように、本実施例の乾式バ
レル研磨装置によると、摺接部隙間16の間隔の減少カ
ーブは緩やかになり、また、摺接部の温度の上昇カーブ
も緩やかになることが判明した。
図
間隔と摺接部の温度の変化を表わしたグラフ
Claims (2)
- 【請求項1】 研磨槽内でトロイダル流動しているマス
により発生した粉塵を固定槽と回転盤との摺接部隙間か
ら吸引する集塵装置を備えた乾式バレル研磨装置におい
て、 前記回転盤に形成された複数の吸引孔と、 前記各吸引孔と前記研磨槽の内部との間を連通する回転
盤隙間であって、トロイダル流動中のマスに開口する回
転盤隙間が形成されるよう、前記各吸引孔に被せられた
補助吸引盤と、 を備え、前記回転盤隙間及び前記吸引孔を、前記研磨槽
内部と集塵装置との間を連通する補助吸引通路に配した
ことを特徴とする乾式バレル研磨装置。 - 【請求項2】 前記補助吸引盤が、前記各吸引孔の上に
載置されるスクリーンと、該スクリーンを押える押えプ
レートとから構成されることを特徴とする請求項1に記
載の乾式バレル研磨装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11794694A JP3268481B2 (ja) | 1994-05-31 | 1994-05-31 | 乾式バレル研磨装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11794694A JP3268481B2 (ja) | 1994-05-31 | 1994-05-31 | 乾式バレル研磨装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07314322A JPH07314322A (ja) | 1995-12-05 |
JP3268481B2 true JP3268481B2 (ja) | 2002-03-25 |
Family
ID=14724150
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11794694A Expired - Lifetime JP3268481B2 (ja) | 1994-05-31 | 1994-05-31 | 乾式バレル研磨装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3268481B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102104612B1 (ko) * | 2018-11-26 | 2020-04-27 | (주) 디씨엠 | 원심디스크 연마장치를 위한 자동 간극조절장치 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5029941B2 (ja) * | 2006-11-30 | 2012-09-19 | 新東工業株式会社 | バレル研磨方法 |
CN103240645B (zh) * | 2013-04-19 | 2016-03-30 | 杨一舟 | 一种无水震动研磨方法及其装置 |
JP7222422B2 (ja) * | 2019-03-29 | 2023-02-15 | 新東工業株式会社 | バレル研磨装置 |
-
1994
- 1994-05-31 JP JP11794694A patent/JP3268481B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102104612B1 (ko) * | 2018-11-26 | 2020-04-27 | (주) 디씨엠 | 원심디스크 연마장치를 위한 자동 간극조절장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07314322A (ja) | 1995-12-05 |
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