JP3268336B2 - 空気混合装置 - Google Patents

空気混合装置

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JP3268336B2 JP34760691A JP34760691A JP3268336B2 JP 3268336 B2 JP3268336 B2 JP 3268336B2 JP 34760691 A JP34760691 A JP 34760691A JP 34760691 A JP34760691 A JP 34760691A JP 3268336 B2 JP3268336 B2 JP 3268336B2
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正義 船津
栄一 和田
黛 植田
洋久 阿部
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷風と温風、空調処理
空気と室内空気、外気と帰還空気等の温度その他特性の
異なる二種類以上の空気を混合する空気混合装置に関す
るものである。
【0002】
【従来技術及びその問題点】従来のこの種空気混合装置
として図5に示される構造をしたものがあるが、これは
箱型のケーシングa内に、二個の入り口b、cから二本
のダクトを介して二種類の空気を導入し、ケーシング内
部に設置したX型のバッフル板d、dによってその空気
を撹拌し、ケーシングaの出口eから均一化された空気
を取り出すようにしたもので、空気混合能力は良好では
あるが、エネルギー損失を防止するために、入り口側に
接続されるダクト及び出口側に接続されるダクトに比較
してケーシングの容積を大きくする必要があり、装置全
体が大型化して重く、装置の製作費が高くなるだけでな
く、現場施工が繁雑で作業能率が悪い等の欠点を有して
いた。
【0003】
【発明の目的】本発明は、上記従来技術の問題点を解決
するために、ダクト内に嵌挿して使用することができる
小型軽量にして現場施工が簡単な空気混合装置を提供す
ることを目的とするものである。
【0004】
【発明の構成】本発明に係る空気混合装置は、円筒状の
ケーシング1内に複数のベーン2を有する空気混合装置
であって、上記の各ベーン2は、一方の切断線21が直
線形状で他方の切断線22が上記の一方の切断線21を
長径とする半楕円形状である平面形状を有し、その半楕
円形状の切断線22が、前記の円筒状のケーシング1を
その中心線lに対して傾斜した平面によって切断したと
きのケーシング内面の切断線の軌跡形状となるように
し、これらの複数のベーン2を前記の直線形状の切断線
21のほぼ中点でそれぞれ交差させて前記ケーシング1
内に嵌装した、ことを特徴とするものである。
【0005】
【実施例】本発明装置の実施例を図面について説明す
る。1は、送風ダクトAの内径と略々等しい外径を有す
る金属製乃至合成樹脂製の円筒状のケーシングで、内部
に後述のベーンを嵌装する。2は、ケーシング1内に送
風された空気流を旋回流とするための金属性乃至合成樹
脂製ベーンで、一方の切断線21が直線形状で、他方の
切断線22が、上記の一方の切断線21を長径とする半
楕円形状であって、上記ケーシング1をその中心線lに
対して傾斜した平面にて切断したときのケーシング内面
の切断線の軌跡形状となるような平面形状としており、
例えば、図示のように三枚のベーンを使用する場合に
は、切断線22が、ケーシング1をその中心線lに対し
て45度傾斜した平面で切断したときのケーシング内面
の切断線の軌跡形状となるように成形する。この三枚の
ベーン2・・・2をそれぞれの切断線21の中点23
ケーシング1の中心線lに対して45度傾斜するように
交差させてこの交点部分を接着乃至溶着して一体化す
る。この一体化したベーン2・・・2をその交点23が
ケーシング1の中心線lと一致するようにしてケーシン
グ1内に嵌装し、各ベーンの切断線22部分をケーシン
グ内面に接着乃至溶着固定して本発明装置が完成する。
【0006】
【発明の作用】本発明の上記構成に従い、図示する実施
例について本発明装置の作用を説明する。即ち、図4の
ように空気αが送風されるダクトAに対して空気βが送
風されるダクトBを直交させて空気α、βが合流するよ
うにしたT字型ダクトにおいて、空気α、βの合流点よ
り下流側で、極力合流点より近い位置のダクトA内に本
発明装置を嵌入して固定する。ダクトA、Bの端部から
それぞれ送風されてきた空気α、βは合流点で接触し、
混合されない状態のまま本発明装置のケーシング1内に
侵入する。ケーシング1内に侵入した空気α、βは、中
心線1に対して45度傾斜したベーン2…2に沿ってベ
ーンの数つまり三つの気流に分割されて流れ、ケーシン
グ1の内面に当たってその曲面に沿って流れることにな
るので、三つの旋回流が生じることになる。この三つの
旋回流はケーシング1の出口側で互いに重なった状態で
螺線状に流れるため、空気α、βの接触面積は一つの気
流の場合に比べて約1.9倍となるため、空気α、βの
合流点から最も近い混合空気取付口C迄の距離Lを、本
発明装置がない場合の合流点から均一な混合空気として
取り出せる部分迄の距離の約1/6とすることができる
もので、通常のダクト内混合の場合の約6倍の混合能力
を発揮できるものである。尚、ベーンの数が多い程異種
空気同士の接触面積は大きくなり、ベーンの傾斜角度が
大きい程接触時間が長くなって混合能力は高くなるが、
抵抗が大きくなってエネルギー損失が大きくなるので、
ベーンの数が三枚、ベーンの傾斜角度が30〜45度の
ときが好適である。
【0007】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明に係る空気混合
装置によれば、円筒状のケーシング内に複数のベーンを
傾斜状態で嵌装し、ケーシング内を通過する異種空気流
を複数の気流に分割し、かつ、これら気流を旋回流とす
るようにしたものであるから、合流させた異種空気同士
の接触面積が大きくなり、かつ、接触時間が長くなって
ダクト内の短い直線距離で異種空気が均一に混合される
ようになったもので、従来技術のようにバッフル板によ
って空気を撹拌して混合するのでないため、ケーシング
の容積を大きくする必要がなく、構造が簡単で小型軽量
なものとすることができるため、製作費が安価となり、
かつ、ダクト内径よりも小径とすることによってダクト
内に嵌挿して使用することができるため、従来技術のよ
うに施工現場において装置にダクトを接続する作業等一
切不要で、簡単に装着することができ、施工費を軽減す
ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る空気混合装置の内部透視図であ
る。
【図2】同装置の正面図である。
【図3】同装置を構成するベーンの平面図である。
【図4】本発明装置をダクト内に装着した状態を表す概
略側面図である。
【図5】従来の空気混合装置の概略側面図である。
【符号の説明】
1 ケーシング 2 ベーン 21 切断線 22 切断線 23 中点 1 中心線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 植田 黛 大阪市北区南森町1丁目4番5号新晃工 業株式会社内 (72)発明者 阿部 洋久 大阪市北区南森町1丁目4番5号新晃工 業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭53−30410(JP,A) 特開 昭59−102430(JP,A) 実開 昭54−59569(JP,U) 実開 昭50−34242(JP,U) 実開 昭57−79007(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 13/04 F24F 13/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状のケーシング(1)内に複数のベー
    ン(2)を有する空気混合装置であって、上記の各ベーン(2)は、一方の切断線(21)が直線形状
    で他方の切断線(22)が上記の一方の切断線(21)を長
    径とする半楕円形状である平面形状を有し、 その半楕円形状の切断線(22)が、前記の円筒状のケー
    シング(1)をその中心線(l)に対して傾斜した平面によ
    って切断したときのケーシング内面の切断線の軌跡形状
    となるようにし、 これらの複数のベーン(2)を前記の直線形状の切断線
    (21)のほぼ中点でそれぞれ交差させて前記ケーシング
    (1)内に嵌装した、 ことを特徴とする空気混合装置。
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JP2008032261A (ja) * 2006-07-26 2008-02-14 Kansai Electric Power Co Inc:The 空調装置および通風ダクト
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KR102532008B1 (ko) * 2021-02-10 2023-05-15 (주)파노텍 회전체를 갖는 공기조화용 혼합 덕트

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