JPH07225035A - 空気調和機の室外ユニット - Google Patents
空気調和機の室外ユニットInfo
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- JPH07225035A JPH07225035A JP1710194A JP1710194A JPH07225035A JP H07225035 A JPH07225035 A JP H07225035A JP 1710194 A JP1710194 A JP 1710194A JP 1710194 A JP1710194 A JP 1710194A JP H07225035 A JPH07225035 A JP H07225035A
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- Japan
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- fan
- outdoor unit
- air conditioner
- blade row
- flow
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Abstract
(57)【要約】
【目的】空気調和機の室外ユニットに設けられたファン
を通過した流れが風向変換装置を流通する際に、小さな
抵抗で流れるようにした風向変換装置を有する空気調和
機の室外ユニットを提供する。 【構成】室外ユニット４に設けたファン５から放射状に
ほぼ同一の角度（β°）で流れるファン出口流れに合せ
て、ファンの軸線より上部の平板翼列を流れ方向に傾け
て配設し、ファンの軸線より下部の平板翼列はその入口
部を折り曲げて形成し折り曲げ部の下流側は滑らかに
（Ｒ部）所望の排出角度につながるようにしている。こ
の結果、風向変換装置４から排出される流れは垂直面か
ら角度α°の整流された流れとなる。 【効果】風向変換装置へのファン出口流れの衝突が少な
くなり、通風抵抗が改善される。また、風向変換が均一
になりムラのない吹出となる。さらに、ファンの流通風
量を確保出来、抵抗渦の発生が少いく騒音が小さい空調
機の室外機を実現できる。
を通過した流れが風向変換装置を流通する際に、小さな
抵抗で流れるようにした風向変換装置を有する空気調和
機の室外ユニットを提供する。 【構成】室外ユニット４に設けたファン５から放射状に
ほぼ同一の角度（β°）で流れるファン出口流れに合せ
て、ファンの軸線より上部の平板翼列を流れ方向に傾け
て配設し、ファンの軸線より下部の平板翼列はその入口
部を折り曲げて形成し折り曲げ部の下流側は滑らかに
（Ｒ部）所望の排出角度につながるようにしている。こ
の結果、風向変換装置４から排出される流れは垂直面か
ら角度α°の整流された流れとなる。 【効果】風向変換装置へのファン出口流れの衝突が少な
くなり、通風抵抗が改善される。また、風向変換が均一
になりムラのない吹出となる。さらに、ファンの流通風
量を確保出来、抵抗渦の発生が少いく騒音が小さい空調
機の室外機を実現できる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は空気調和機の室外ユニッ
トに関し、特に通路上に設置された場合の排熱風の処理
に関する。
トに関し、特に通路上に設置された場合の排熱風の処理
に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の空気調和機の室外ユニットでは、
例えば特願平４−２１７７３８号公報や特開平４−２１
７７３９号公報に記載のように、室外熱交換器で熱交換
した空気を整流して、排出する方向を規制するために羽
根翼列をファンの下流側に設けていた。
例えば特願平４−２１７７３８号公報や特開平４−２１
７７３９号公報に記載のように、室外熱交換器で熱交換
した空気を整流して、排出する方向を規制するために羽
根翼列をファンの下流側に設けていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の羽根翼列は
空気調和機の室外ユニットに設けられており、室外ユニ
ットの排出風が通路や、隣家の所有物（たとえば植物
等）に直接吹付けることを防止するためのものである
が、この翼列の個々の羽根は同一の羽根形状と角度で構
成されていたため、室外ユニットから排気される熱交換
した流れが必ずしも滑らかには流れず、その流れの半分
程度は抵抗の大きな流れとなっていた。
空気調和機の室外ユニットに設けられており、室外ユニ
ットの排出風が通路や、隣家の所有物（たとえば植物
等）に直接吹付けることを防止するためのものである
が、この翼列の個々の羽根は同一の羽根形状と角度で構
成されていたため、室外ユニットから排気される熱交換
した流れが必ずしも滑らかには流れず、その流れの半分
程度は抵抗の大きな流れとなっていた。
【０００４】本発明の目的は、上記問題に鑑みファンを
通過した流れが風向変換装置を流通する際に抵抗少なく
流れる空気調和機の室外ユニットを提供することにあ
る。
通過した流れが風向変換装置を流通する際に抵抗少なく
流れる空気調和機の室外ユニットを提供することにあ
る。
【０００５】また、他の目的は、風向を周囲環境に応じ
て自由に変化しうる風向変換装置を備えた空気調和機の
室外ユニットを提供することにある。
て自由に変化しうる風向変換装置を備えた空気調和機の
室外ユニットを提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に室外熱交換器と電動機により駆動されるファンとを筐
体内に収容し該筐体に設けられた前記ファンから排出さ
れる空気の流れ方向を変換する風向変換装置とを備えた
空気調和機の室外ユニットにおいて、前記風向変換装置
は複数の板状部材を間隔をもって積層した流れ方向に対
して傾斜した第１の翼列と、前記ファンに対向する端部
側を曲面形状とした複数の板状部材を間隔をもって積層
した流れ方向に対して傾斜した第２の翼列とから形成し
たものである。
に室外熱交換器と電動機により駆動されるファンとを筐
体内に収容し該筐体に設けられた前記ファンから排出さ
れる空気の流れ方向を変換する風向変換装置とを備えた
空気調和機の室外ユニットにおいて、前記風向変換装置
は複数の板状部材を間隔をもって積層した流れ方向に対
して傾斜した第１の翼列と、前記ファンに対向する端部
側を曲面形状とした複数の板状部材を間隔をもって積層
した流れ方向に対して傾斜した第２の翼列とから形成し
たものである。
【０００７】また、室外熱交換器と電動機により駆動さ
れるファンとを収容した筐体と、前記ファンから排出さ
れる空気の流れ方向を変換する前記筐体に設けられた風
向変換装置とを備えた空気調和機の室外ユニットにおい
て、前記風向変換装置は複数の板状部材を間隔をもって
積層し、前記複数の板状部材の少なくとも１枚は他の板
状部材と異なる形状又は材質から成るものである。
れるファンとを収容した筐体と、前記ファンから排出さ
れる空気の流れ方向を変換する前記筐体に設けられた風
向変換装置とを備えた空気調和機の室外ユニットにおい
て、前記風向変換装置は複数の板状部材を間隔をもって
積層し、前記複数の板状部材の少なくとも１枚は他の板
状部材と異なる形状又は材質から成るものである。
【０００８】さらに、室外熱交換器と電動機により駆動
されるファンとを収容した筐体と、前記ファンから排出
される空気の流れ方向を変換する風向変換装置とを備え
た空気調和機の室外ユニットにおいて、前記風向変換装
置は複数の部材を間隔をもって積層した流れ方向に対し
て傾斜した第１の翼列と、前記ファンに対向する端部側
を前記第１の翼列の部材とは異なる形状とした第２の翼
列とから構成されているものである。
されるファンとを収容した筐体と、前記ファンから排出
される空気の流れ方向を変換する風向変換装置とを備え
た空気調和機の室外ユニットにおいて、前記風向変換装
置は複数の部材を間隔をもって積層した流れ方向に対し
て傾斜した第１の翼列と、前記ファンに対向する端部側
を前記第１の翼列の部材とは異なる形状とした第２の翼
列とから構成されているものである。
【０００９】また、室外熱交換器と電動機により駆動さ
れるファンとを収容した筐体と、前記ファンから排出さ
れる空気の流れ方向を変換する前記筐体に設けられた風
向変換装置とを備えた空気調和機の室外ユニットにおい
て、前記風向変換装置は複数の板状部材を間隔をもって
積層した流れ方向に対して傾斜して配列した第１の翼列
と、前記ファンに対向する端部側を折り曲げて形成した
少なくとも１枚の板状部材を前記第１の翼列に間隔をも
って積層した第２の翼列とから形成したものである。
れるファンとを収容した筐体と、前記ファンから排出さ
れる空気の流れ方向を変換する前記筐体に設けられた風
向変換装置とを備えた空気調和機の室外ユニットにおい
て、前記風向変換装置は複数の板状部材を間隔をもって
積層した流れ方向に対して傾斜して配列した第１の翼列
と、前記ファンに対向する端部側を折り曲げて形成した
少なくとも１枚の板状部材を前記第１の翼列に間隔をも
って積層した第２の翼列とから形成したものである。
【００１０】さらに、室外熱交換器と電動機により駆動
されるファンとを収容した筐体と、前記ファンから排出
される空気の流れ方向を変換する前記筐体に設けられた
風向変換装置とを備えた空気調和機の室外ユニットにお
いて、前記風向変換装置は複数の板状部材を間隔をもっ
て積層し、該板状部材の少なくとも１枚は前記ファンに
対向する端部を折曲げて構成したものである。
されるファンとを収容した筐体と、前記ファンから排出
される空気の流れ方向を変換する前記筐体に設けられた
風向変換装置とを備えた空気調和機の室外ユニットにお
いて、前記風向変換装置は複数の板状部材を間隔をもっ
て積層し、該板状部材の少なくとも１枚は前記ファンに
対向する端部を折曲げて構成したものである。
【００１１】
【作用】室外ユニットに設けられた熱交換器で熱交換し
た空気はファンにより吸い込まれ室外ユニットから排出
される。このとき、空気調和機で発生した熱を外部へ放
出する。◆ ここで、ファン出口部に設けた排熱口から排出される排
出風はファンにより旋回をもった流れとなる。この旋回
をもった流れの流れ方向を制御するために従来から風向
制御装置をファン出口側に設けている。しかし、ファン
を出た流れはファン軸心部を中心に対称に広がって流れ
ているので、この流れ方向に合わせた風向制御装置が必
要となっている。そこで、同一の傾きで積層した羽根を
ファンの軸心部より上側に設けるとともに、ファンの軸
心部より下側ではファンの流れの吹出し角度に合った羽
根入口部を有する羽根を積層することにより、上下方向
どの位置でもファンを出た流れの流れ角度と羽根入口部
の角度をほぼ一致させることができ、抵抗が少なく風向
を変換できる。
た空気はファンにより吸い込まれ室外ユニットから排出
される。このとき、空気調和機で発生した熱を外部へ放
出する。◆ ここで、ファン出口部に設けた排熱口から排出される排
出風はファンにより旋回をもった流れとなる。この旋回
をもった流れの流れ方向を制御するために従来から風向
制御装置をファン出口側に設けている。しかし、ファン
を出た流れはファン軸心部を中心に対称に広がって流れ
ているので、この流れ方向に合わせた風向制御装置が必
要となっている。そこで、同一の傾きで積層した羽根を
ファンの軸心部より上側に設けるとともに、ファンの軸
心部より下側ではファンの流れの吹出し角度に合った羽
根入口部を有する羽根を積層することにより、上下方向
どの位置でもファンを出た流れの流れ角度と羽根入口部
の角度をほぼ一致させることができ、抵抗が少なく風向
を変換できる。
【００１２】また、室外ユニットの設置環境に応じて積
層する羽根の積層方向を垂直方向から水平方向に変える
ことにより、横方向吹き出しにも対応できる。
層する羽根の積層方向を垂直方向から水平方向に変える
ことにより、横方向吹き出しにも対応できる。
【００１３】
【実施例】本発明の一実施例を図１〜図７により説明す
る。◆ 図１は本発明の一実施例の空気調和機の室外ユニットを
摸式的に示したものであり、空気調和機の室外ユニット
４の筐体内には電動機７により駆動されるファン５と室
外熱交換器８とが収納されている。そして、筐体のファ
ン５の下流側にはファンを出た流れの方向を制御するた
めの風向制御装置１が設けられている。ここで、図示は
省略したが、室外ユニット４には圧縮機やアキュムレー
タ等の機械部品や室外機の制御をする制御装置等の電気
部品も備えられており、室内機と共に冷凍サイクルを構
成する。
る。◆ 図１は本発明の一実施例の空気調和機の室外ユニットを
摸式的に示したものであり、空気調和機の室外ユニット
４の筐体内には電動機７により駆動されるファン５と室
外熱交換器８とが収納されている。そして、筐体のファ
ン５の下流側にはファンを出た流れの方向を制御するた
めの風向制御装置１が設けられている。ここで、図示は
省略したが、室外ユニット４には圧縮機やアキュムレー
タ等の機械部品や室外機の制御をする制御装置等の電気
部品も備えられており、室内機と共に冷凍サイクルを構
成する。
【００１４】風向変換装置１は平板を積層した形の平行
翼列２と、その入口部が曲面であり、それによりファン
を出た流れに対し迎え角を有する平板を折り曲げて積層
した平行翼列３とから構成されており、平行翼列２は上
部側に、平行翼列３は下部側に配置されている。これに
より、ファン５により形成された旋回流は上方に向かう
流れ９と、下方に向かう流れ１０に２分される。なお、
ここではファンの断面形状は鋼板やアルミ板を想定し
て、平板および平板を折り曲げて加工したものとした
が、プラスチック等で形成する場合には必ずしも折り曲
げ加工や平板にする必要は無く、翼形等を用いてもよい
ことは当然である。
翼列２と、その入口部が曲面であり、それによりファン
を出た流れに対し迎え角を有する平板を折り曲げて積層
した平行翼列３とから構成されており、平行翼列２は上
部側に、平行翼列３は下部側に配置されている。これに
より、ファン５により形成された旋回流は上方に向かう
流れ９と、下方に向かう流れ１０に２分される。なお、
ここではファンの断面形状は鋼板やアルミ板を想定し
て、平板および平板を折り曲げて加工したものとした
が、プラスチック等で形成する場合には必ずしも折り曲
げ加工や平板にする必要は無く、翼形等を用いてもよい
ことは当然である。
【００１５】図２は、図１に示した室外ユニットの正面
図であり、室外ユニット４の中央付近には矩形状の風向
変換装置１及びファン５の外径に対応した排熱口６が設
けられている。
図であり、室外ユニット４の中央付近には矩形状の風向
変換装置１及びファン５の外径に対応した排熱口６が設
けられている。
【００１６】次にこのように構成した室外ユニットの作
用を図３、図４、及び図６を用いて説明する。◆ 図３はファンを通過した流れを説明する図である。ファ
ン５に流入した流れはファン５により放射状に拡散され
る。すなわち、ファン５の軸断面図上では図３に示すよ
うに軸心より上部では水平方向から角度β°仰角を、軸
心より下部では水平方向から角度β°の俯角をもった流
れ９、１０となる。この流れを整流して、例えば一方向
に向ける場合、従来は図６に示すように平板２を上下方
向に間隔をもって積層し、規定する流れ方向に流れるよ
うにこの平板を所望角度、例えば４５度だけ傾けて配設
していた。このようにすることにより、ファン５を出た
流れは風向変換装置１ａによりその流れ方向が制御され
る。しかしながら、この従来例の場合、ファン軸心より
下方ではファン５を通過したときに下向きにβ°の流れ
が形成されているから、平板翼列２を構成する各平板に
はβ°＋β°＝２β°の迎え角がつく。その結果、平板
入口部では激しい流れの衝突とそれに伴う抵抗渦が発生
する。これにより、ファンを出た流れの室外ユニット外
への排出が阻止され、ファン効率の低下、風量の減少、
騒音の発生等の不具合が生じる。
用を図３、図４、及び図６を用いて説明する。◆ 図３はファンを通過した流れを説明する図である。ファ
ン５に流入した流れはファン５により放射状に拡散され
る。すなわち、ファン５の軸断面図上では図３に示すよ
うに軸心より上部では水平方向から角度β°仰角を、軸
心より下部では水平方向から角度β°の俯角をもった流
れ９、１０となる。この流れを整流して、例えば一方向
に向ける場合、従来は図６に示すように平板２を上下方
向に間隔をもって積層し、規定する流れ方向に流れるよ
うにこの平板を所望角度、例えば４５度だけ傾けて配設
していた。このようにすることにより、ファン５を出た
流れは風向変換装置１ａによりその流れ方向が制御され
る。しかしながら、この従来例の場合、ファン軸心より
下方ではファン５を通過したときに下向きにβ°の流れ
が形成されているから、平板翼列２を構成する各平板に
はβ°＋β°＝２β°の迎え角がつく。その結果、平板
入口部では激しい流れの衝突とそれに伴う抵抗渦が発生
する。これにより、ファンを出た流れの室外ユニット外
への排出が阻止され、ファン効率の低下、風量の減少、
騒音の発生等の不具合が生じる。
【００１７】これに対し、本発明では図４に示すよう
に、風向変換装置を構成する平板のファン軸心より下部
に位置する平板３はその上流側、すなわちファン５側の
先端部を水平より角度β1°だけ上方に折り曲げ、その
下流部を他の平板２と同じく上方へ（９０°−α°）傾
けた平板へと滑らかにつながるように丸み（Ｒ）をもっ
た曲面にしている。このように風向変換装置を構成する
ことにより、ファン５を出た放射状の流れは効率よく風
向変換装置でその流れ方向を変換されるので、騒音も少
なく所定方向に室外ユニットから排出される。
に、風向変換装置を構成する平板のファン軸心より下部
に位置する平板３はその上流側、すなわちファン５側の
先端部を水平より角度β1°だけ上方に折り曲げ、その
下流部を他の平板２と同じく上方へ（９０°−α°）傾
けた平板へと滑らかにつながるように丸み（Ｒ）をもっ
た曲面にしている。このように風向変換装置を構成する
ことにより、ファン５を出た放射状の流れは効率よく風
向変換装置でその流れ方向を変換されるので、騒音も少
なく所定方向に室外ユニットから排出される。
【００１８】なお、上記実施例においては間隔をもって
積層する平板２、３で風向変換装置１を構成したが、プ
ラスチック等の素材から形成する場合には翼形等の非平
板形状であってもよい。また、平板３入口の折り曲げ角
及び丸みの大きさをファン軸心より下部では一定値のβ
1°及びＲとしているが、軸心から遠ざかるにつれて徐
々に大きくなるようにしてもよいし、ファンの軸中心か
ら左右方向に遠ざかるにつれて徐々に大きくなるように
変化させてもよい。さらに、この平板形状も左右方向に
は直線形状でなくともよく、例えばファンと同心構造や
曲率をもった構造でもよい。
積層する平板２、３で風向変換装置１を構成したが、プ
ラスチック等の素材から形成する場合には翼形等の非平
板形状であってもよい。また、平板３入口の折り曲げ角
及び丸みの大きさをファン軸心より下部では一定値のβ
1°及びＲとしているが、軸心から遠ざかるにつれて徐
々に大きくなるようにしてもよいし、ファンの軸中心か
ら左右方向に遠ざかるにつれて徐々に大きくなるように
変化させてもよい。さらに、この平板形状も左右方向に
は直線形状でなくともよく、例えばファンと同心構造や
曲率をもった構造でもよい。
【００１９】図５に、上記実施例に示した風向変換装置
を室外ユニット４に装着した様子を示す。裏面側から吸
い込まれた空気は図示しない熱交換器で熱交換した後、
ファンにより風向変換装置１へ送られ、上方へと排出さ
れる。これにより、室外機からの熱風が周りへ拡散され
るのを防止するとともに、低騒音で熱風を排出すること
が出来る。
を室外ユニット４に装着した様子を示す。裏面側から吸
い込まれた空気は図示しない熱交換器で熱交換した後、
ファンにより風向変換装置１へ送られ、上方へと排出さ
れる。これにより、室外機からの熱風が周りへ拡散され
るのを防止するとともに、低騒音で熱風を排出すること
が出来る。
【００２０】図７に本発明の変形例を示す。図では平板
翼列の軸線方向を縦方向にして左側から排出している。
このように構成すれば、右側に建物等があっても排気効
率を低下させること無く、また騒音を高めること無く熱
交換した空気を室外ユニットから排出できる。この風向
変換装置の向きを変えることにより、右方向や下方向へ
と排出方向を規制出来、室外ユニットの配置された状況
に応じて排気方向を定めることがである。また、室外ユ
ニット４に２つまたは２組以上のファンが設けられてい
る場合には、各ファンごとにその吹出口に風向変換装置
を設ければよく、その際、各吹出し方向を互いに反対方
向にしたり、同一方向にしたりするなどして室外ユニッ
トの配置環境に合せて使用することも可能である。
翼列の軸線方向を縦方向にして左側から排出している。
このように構成すれば、右側に建物等があっても排気効
率を低下させること無く、また騒音を高めること無く熱
交換した空気を室外ユニットから排出できる。この風向
変換装置の向きを変えることにより、右方向や下方向へ
と排出方向を規制出来、室外ユニットの配置された状況
に応じて排気方向を定めることがである。また、室外ユ
ニット４に２つまたは２組以上のファンが設けられてい
る場合には、各ファンごとにその吹出口に風向変換装置
を設ければよく、その際、各吹出し方向を互いに反対方
向にしたり、同一方向にしたりするなどして室外ユニッ
トの配置環境に合せて使用することも可能である。
【００２１】
【発明の効果】本発明によれば、上記のように構成した
ので、以下の効果がある。◆ ファンを流通する風量を確保出来る。◆ 抵抗渦の発生が少いため、騒音が小さい。◆ 風向変換を均一に行うことができる。また、むら無
く吹出すことができる。◆ 室外ユニットの配置環境に応じて上下、左右何れの
方向にも吹出方向を変えることが可能である。◆ 吹出口が複数ある場合には、風向変換装置の羽根の
吹出方向を組合せることにより、室外熱交換器で熱交換
した空気の周囲環境に応じた適正な排出が可能となる。
ので、以下の効果がある。◆ ファンを流通する風量を確保出来る。◆ 抵抗渦の発生が少いため、騒音が小さい。◆ 風向変換を均一に行うことができる。また、むら無
く吹出すことができる。◆ 室外ユニットの配置環境に応じて上下、左右何れの
方向にも吹出方向を変えることが可能である。◆ 吹出口が複数ある場合には、風向変換装置の羽根の
吹出方向を組合せることにより、室外熱交換器で熱交換
した空気の周囲環境に応じた適正な排出が可能となる。
【００２２】
【図１】本発明の一実施例の摸式断面図。
【図２】図１に示した実施例の正面図。
【図３】室外ユニット標準仕様におけるファンの流れを
説明する図。
説明する図。
【図４】本発明の一実施例の風向変換装置の側面断面
図。
図。
【図５】図１に示した実施例の斜視図
【図６】従来のファンの流れを説明する図。
【図７】本発明の変形例の正面図。
１…風向変換装置、２…平行翼列、３…平行翼列、４…
室外ユニット、５…ファン、６…排熱口、７…電動機、
８…熱交換器、９…流れ、１０…流れ。
室外ユニット、５…ファン、６…排熱口、７…電動機、
８…熱交換器、９…流れ、１０…流れ。
Claims (8)
- 【請求項１】室外熱交換器と電動機により駆動されるフ
ァンとを収容した筐体と、前記ファンから排出される空
気の流れ方向を変換する前記筐体に設けられた風向変換
装置とを備えた空気調和機の室外ユニットにおいて、 前記風向変換装置は複数の板状部材を間隔をもって積層
した流れ方向に対して傾斜した第１の翼列と、前記ファ
ンに対向する端部側を曲面形状とした複数の板状部材を
間隔をもって積層した流れ方向に対して傾斜した第２の
翼列とから形成したことを特徴とする空気調和機の室外
ユニット。 - 【請求項２】前記第１の翼列と前記第２の翼列とを前記
ファンの軸線より上と下又は下と上とに分けて配設した
請求項１に記載の空気調和機の室外ユニット。 - 【請求項３】前記第１の翼列と前記第２の翼列とを前記
ファンの軸線より右と左又は左と右とに分けて配設した
請求項１に記載の空気調和機の室外ユニット。 - 【請求項４】前記第２の翼列は平板を折り曲げて形成し
た請求項１ないし３の何れか１項に記載の空気調和機の
室外ユニット。 - 【請求項５】室外熱交換器と電動機により駆動されるフ
ァンとを収容した筐体と、前記ファンから排出される空
気の流れ方向を変換する前記筐体に設けられた風向変換
装置とを備えた空気調和機の室外ユニットにおいて、 前記風向変換装置は複数の板状部材を間隔をもって積層
し、前記複数の板状部材の少なくとも１枚は他の板状部
材と異なる形状又は材質から成ることを特徴とする空気
調和機の室外ユニット。 - 【請求項６】室外熱交換器と電動機により駆動されるフ
ァンとを収容した筐体と、前記ファンから排出される空
気の流れ方向を変換する風向変換装置とを備えた空気調
和機の室外ユニットにおいて、 前記風向変換装置は複数の部材を間隔をもって積層した
流れ方向に対して傾斜した第１の翼列と、前記ファンに
対向する端部側を前記第１の翼列の部材とは異なる形状
とした第２の翼列とから構成されていること特徴とする
空気調和機の室外ユニット。 - 【請求項７】室外熱交換器と電動機により駆動されるフ
ァンとを収容した筐体と、前記ファンから排出される空
気の流れ方向を変換する前記筐体に設けられた風向変換
装置とを備えた空気調和機の室外ユニットにおいて、 前記風向変換装置は複数の板状部材を間隔をもって積層
した流れ方向に対して傾斜して配列した第１の翼列と、
前記ファンに対向する端部側を折り曲げて形成した少な
くとも１枚の板状部材を前記第１の翼列に間隔をもって
積層した第２の翼列とから形成したことを特徴とする空
気調和機の室外ユニット。 - 【請求項８】室外熱交換器と電動機により駆動されるフ
ァンとを収容した筐体と、前記ファンから排出される空
気の流れ方向を変換する前記筐体に設けられた風向変換
装置とを備えた空気調和機の室外ユニットにおいて、 前記風向変換装置は複数の板状部材を間隔をもって積層
し、該板状部材の少なくとも１枚は前記ファンに対向す
る端部を折曲げて構成したことを特徴とする空気調和機
の室外ユニット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1710194A JPH07225035A (ja) | 1994-02-14 | 1994-02-14 | 空気調和機の室外ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1710194A JPH07225035A (ja) | 1994-02-14 | 1994-02-14 | 空気調和機の室外ユニット |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07225035A true JPH07225035A (ja) | 1995-08-22 |
Family
ID=11934629
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1710194A Pending JPH07225035A (ja) | 1994-02-14 | 1994-02-14 | 空気調和機の室外ユニット |
Country Status (1)
| Country | Link |
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| JP (1) | JPH07225035A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999031443A1 (fr) * | 1997-12-18 | 1999-06-24 | Daikin Industries, Ltd. | Section interieure pour conditionneur d'air |
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| CN110878960A (zh) * | 2018-08-22 | 2020-03-13 | 青岛海尔空调器有限总公司 | 具有多层导风结构的空调器及其出风控制方法 |
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-
1994
- 1994-02-14 JP JP1710194A patent/JPH07225035A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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