JP3268194B2 - デジタル画像形成装置の後処理装置 - Google Patents

デジタル画像形成装置の後処理装置

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JP3268194B2
JP3268194B2 JP05782096A JP5782096A JP3268194B2 JP 3268194 B2 JP3268194 B2 JP 3268194B2 JP 05782096 A JP05782096 A JP 05782096A JP 5782096 A JP5782096 A JP 5782096A JP 3268194 B2 JP3268194 B2 JP 3268194B2
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正雄 松井
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通常の複写モー
ド、プリンタモード、FAXモード等の複合機能を有す
るデジタル画像形成装置に関し、特に、デジタル画像形
成装置の排紙部に設けられるメールボックス等の後処理
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近のデジタル画像形成装置は、通常の
複写モードの他に、プリンタモードやFAXモード等の
複合機能を有したものが商品化されている。これに伴
い、デジタル画像形成装置に備えられた後処理装置も、
ソーターの機能の他に、メールボックス等の機能を有す
るものが商品化されている。
【0003】また、従来の後処理装置においては、後処
理された用紙のエラーの有無の確認は、全ての用紙を排
出した後に、オペーレータ自身が行っていた。このた
め、排出される用紙が少なければそれほど問題にはなら
ないが、排出される用紙が大量になれば、エラーの確認
の為に多大な労力を消費しなければならいという問題が
生じる。
【0004】そこで、用紙の後処理状態を表示する表示
機能を有するものが、例えば、特開昭60−84549
号公報の「印刷装置」に開示されている。上記公報の印
刷装置では、画像形成装置が画像の形成から用紙を分類
格納する工程にそってエラー状態を監視し、出力後の用
紙にエラーがあると判明した場合に、用紙が格納された
場所のエラー表示を行うようになっている。これによ
り、後処理装置内に分類格納された用紙に出力された画
像情報に障害があった場合、その格納された場所を容易
に探し出すことができるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、最近のデジ
タル画像形成装置では、上述したように、FAXやネッ
トワークプリンタ等の機能を有しているものがある。こ
のような装置では、多くの場合、FAXやネットワーク
プリンタ等による記録物を自動的に各ビンに分類するメ
ールボックス等の後処理装置が使用されている。通常、
上記の記録物には、例えばFAX送信元、データ名、出
力クライアント名等の画像データに付随した画像に関す
る情報が含まれており、これらの情報の内容は多種多様
なものとなっている。
【0006】しかしながら、このような記録物が同一の
デジタル画像形成装置から出力された場合、オペレータ
は自分宛あるいは自分が出力した記録物を探し出すこと
が困難であり、特に、可変的に出力先の割り当てを変更
できるメールボックスでは、どのビンを探せば良いかを
知ることが困難であった。
【0007】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、その目的は、ビンに記録物が格納され
ているか否かの情報、デジタル画像形成装置において形
成される記録物に付随しているFAX送信元、データ
名、出力クライアント名等の画像に関する画像情報デー
タ等のビンに関する情報を表示させて、オペレータに対
して後処理装置の各ビンに関する各種の情報を提供する
ことで、オペーレータが目的とする記録物を容易に探し
出すことができるデジタル画像形成装置の後処理装置を
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1のデジタル画像
形成装置の後処理装置は、上記の課題を解決するため
に、デジタルの画像データに基づいて画像を記録媒体上
に形成して記録物として排出するデジタル画像形成装置
に備えられ、上記デジタル画像形成装置から排出された
記録物を格納するビンを複数有し、上記記録物を、該記
録物の画像データに付随する画像に関する画像情報デー
タに応じて各ビンに振り分けるデジタル画像形成装置の
後処理装置において、上記各ビン毎に、ビンに関する情
報を表示する表示手段がそれぞれ設けられ、さらに、上
記表示手段の表示方法を予め設定する表示方法設定手段
と、操作者が後処理装置の所定範囲内に接近したことを
検知する検知手段と、上記検知手段からの検知信号に基
づいて、上記表示方法設定手段により予め設定された表
示方法で表示を行うように上記表示手段を制御している
ことを特徴としている。
【0009】上記の構成によれば、各ビン毎に、ビンに
関する情報を表示する表示手段がそれぞれ設けられてい
ることで、各ビンの詳細な情報、例えば記録物の有無の
情報、格納されている記録物の画像データに付随する画
像に関する画像情報データ等を操作者に提供することが
できる。これにより、操作者は、自分に割り当てられた
ビンを見ることで、自分の記録物に関する情報のみなら
ず、自分に宛てられたFAX等の情報を容易に認識する
ことができるので、目的とする記録物を容易に探し出す
ことができる
【0010】請求項2のデジタル画像形成装置の後処理
装置は、上記の課題を解決するために、デジタルの画像
データに基づいて画像を記録媒体上に形成して記録物と
して排出するデジタル画像形成装置に備えられ、上記デ
ジタル画像形成装置から排出された記録物を格納するビ
ンを上下方向に複数有し、上記記録物を、該記録物の画
像データに付随する画像に関する画像情報データに応じ
て各ビンに振り分けるデジタル画像形成装置の後処理装
置において、上記各ビン毎に、ビンに関する情報を表示
する表示手段がそれぞれ設けられると共に、上記各表示
手段の表示面は、下方のものほど、鉛直方向に対する傾
斜角が上向きに大きくなるように形成され、さらに、上
記表示手段の表示方法を予め設定する表示方法設定手段
と、操作者が後処理装置の所定範囲内に接近したことを
検知する検知手段と、上記検知手段からの検知信号に基
づいて、上記表示方法設定手段により予め設定された表
示方法で表示を行うように上記表示手段を制御する表示
制御手段とが設けられていることを特徴としている。
【0011】上記の構成によれば、各表示手段の表示面
は、下方のものほど、鉛直方向に対する傾斜角が上向き
に大きくなるように形成されていることで、操作者は、
通常の操作位置から下方を見るだけで、後処理装置の下
方に設けられたビンの表示手段の表示内容を屈み込むこ
となく見ることができる。これにより、操作者は姿勢を
変えることなく通常の操作状態で、各ビンに関する情報
を見ることができ、装置の操作性を向上させることがで
きる。また、操作者は、装置に接近するだけで、予め設
定した表示方法で表示されている表示手段に対応したビ
ンを探せば良いので、目的とする記録物を容易に探し出
すことができる。
【0012】請求項3のデジタル画像形成装置の後処理
装置は、上記の課題を解決するために、デジタルの画像
データに基づいて画像を記録媒体上に形成して記録物と
して排出するデジタル画像形成装置に備えられ、上記デ
ジタル画像形成装置から排出された記録物を格納するビ
ンを複数有し、上記記録物を、該記録物の画像データに
付随する画像に関する画像情報データに応じて各ビンに
振り分けるデジタル画像形成装置の後処理装置におい
て、上記各ビン毎に、ビンに関する情報を表示する表示
手段がそれぞれ設けられ、 さらに、上記表示手段におけ
る表示内容を第三者に知らせないようにするための表示
設定を行う秘密保持設定手段と、上記秘密保持設定手段
による設定の有無に応じて、上記表示手段における表示
内容の表示状態が変化するように制御する表示制御手段
とが設けられていることを特徴としている。
【0013】上記の構成によれば、各ビン毎に、ビンに
関する情報を表示する表示手段がそれぞれ設けられてい
ることで、各ビンの詳細な情報、例えば記録物の有無の
情報、格納されている記録物の画像データに付随する画
像に関する画像情報データ等を操作者に提供することが
できる。これにより、操作者は、自分に割り当てられた
ビンを見ることで、自分の記録物に関する情報のみなら
ず、自分に宛てられたFAX等の情報を容易に認識する
ことができるので、目的とする記録物を容易に探し出す
ことができる。しかも、表示制御手段は、秘密保持設定
手段による設定の有無に応じて、上記表示手段における
表示内容の表示状態が変化するように制御しているの
で、例えば、秘密保持設定手段により秘密保持が設定さ
れていなければ、表示手段にビンが格納されている記録
物に関する画像情報データを表示させ、秘密保持設定手
段により秘密保持が設定されていれば、表示手段に表示
されるべき画像情報データを、例えば画像情報データそ
のものが存在しないという形式に変更したり、暗号化す
る等して変更する。これにより、後処理装置に出力され
た記録物のうち、第三者に知られたくない情報の秘密保
持が可能となる。
【0014】請求項4のデジタル画像形成装置の後処理
装置は、上記の課題を解決するために、デジタルの画像
データに基づいて画像を記録媒体上に形成して記録物と
して排出するデジタル画像形成装置に備えられ、上記デ
ジタル画像形成装置から排出された記録物を格納するビ
ンを上下方向に複数有し、上記記録物を、該記録物の画
像データに付随する画像に関する画像情報データに応じ
て各ビンに振り分けるデジタル画像形成装置の後処理装
置において、上記各ビン毎に、ビンに関する情報を表示
する表示手段がそれぞれ設けられると共に、上記各表示
手段の表示面は、下方のものほど、鉛直方向に対する傾
斜角が上向きに大きくなるように形成され、さらに、上
記表示手段における表示内容を第三者に知らせないよう
にするための表示設定を行う秘密保持設定手段と、上記
秘密保持設定手段による設定の有無に応じて、上記表示
手段における表示内容の表示状態が変化するように制御
する表示制御手段とが設けられていることを特徴として
いる。
【0015】上記請求項4の構成によれば、各表示手段
の表示面は、下方のものほど、鉛直方向に対する傾斜角
が上向きに大きくなるように形成されていることで、操
作者は、通常の操作位置から下方を見るだけで、後処理
装置の下方に設けられたビンの表示手段の表示内容を屈
み込むことなく見ることができる。これにより、操作者
は姿勢を変えることなく通常の操作状態で、各ビンに関
する情報を見ることができ、装置の操作性を向上させる
ことができる。しかも、表示制御手段は、秘密保持設定
手段による設定の有無に応じて、上記表示手段における
表示内容の表示状態が変化するように制御しているの
で、例えば、秘密保持設定手段により秘密保持が設定さ
れていなければ、表示手段にビンが格納されている記録
物に関する画像情報データを表示させ、秘密保持設定手
段により秘密保持が設定されていれば、表示手段に表示
されるべき画像情報データを、例えば画像情報データそ
のものが存在しないという形式に変更したり、暗号化す
る等して変更する。これにより、後処理装置に出力され
た記録物のうち、第三者に知られたくない情報の秘密保
持が可能となる。
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態について図
1ないし図12に基づいて説明すれば、以下の通りであ
る。尚、本実施の形態では、複写モード、プリンタモー
ド、FAXモード等の複合機能を有するデジタル画像形
成装置としてのデジタル複写機の後処理装置について説
明する。
【0022】本実施の形態に係るデジタル複写機30
は、図2に示すように、スキャナ部31、画像記録部と
してのレーザ記録部32から大きく構成されている。
【0023】スキャナ部31は、透明ガラスからなる原
稿載置台35、原稿載置台35上へ自動的に原稿を供給
搬送するための両面対応自動原稿送り装置(以下、「R
ADF( Recirculating Automatic Document Feeder)」
と称する)36、及び原稿載置台35上に載置された原
稿の画像を走査して読み取るための原稿画像読取りユニ
ット、即ちスキャナユニット40を備えている。このス
キャナユニット40にて読み取られた原稿画像は、画像
情報つまり画像データとして後述する画像処理部へ送ら
れ、ここで所定の画像処理が施される。
【0024】RADF36は、所定の原稿トレイ上に一
度にセットされた複数枚の原稿に対し、1枚ずつ自動的
にスキャナユニット40の原稿載置台35上へ送給する
装置である。このRADF36は、操作者(以下、オペ
レータと称する)の選択に応じて原稿の片面又は両面を
スキャナユニット40に読み取らせるように、片面原稿
のための搬送経路、両面原稿のための搬送経路、及び搬
送経路切換え機構等を有している。
【0025】スキャナユニット40は、第1走査ユニッ
ト40a、第2走査ユニット40b、光学レンズ体43
及びCCD(Charge Coupled Device) 44を備えてい
る。上記第1走査ユニット40aは、原稿載置台35上
の原稿の面に光を照射して走査するランプリフレクタア
センブリ41及び第2反射ミラー42aからなる。
【0026】第2走査ユニット40bは、第2反射ミラ
ー42b及び第3反射ミラー42cからなる。上記第1
ないし第3反射ミラー42a〜42cは、原稿からの反
射光をCCD44に導くためのものである。光学レンズ
体43は、原稿からの反射光像をCCD44に結像させ
るものである。CCD44は、原稿からの反射光像を電
気的画像信号に変換する素子である。
【0027】スキャナ部31は、上記RADF36とス
キャナユニット40との連携動作により、原稿載置台3
5上に原稿を順次載置させながら、原稿載置台35の下
面に沿ってスキャナユニット40を移動させて原稿画像
を読み取り、画像データに変換するように構成されてい
る。
【0028】スキャナ部31から得られた画像データ
は、後述する画像処理部へ送られ、各種画像処理が施さ
れた後、画像処理部の後述のメモリ73に一旦記憶され
る。その後、上記画像データは、出力指示に応じてレー
ザプリンタ部32に与えられ、記録媒体としての用紙上
に画像として記録される。
【0029】レーザプリンタ部32は、上部に、レーザ
書込みユニット46及び画像を形成するための電子写真
プロセス部47を備え、下部に用紙収納・搬送部55を
備えている。
【0030】レーザ書込みユニット46は、上述のメモ
リ73から画像データに応じたレーザ光を出射する半導
体レーザ、上記レーザ光を等角速度偏向するポリゴンミ
ラー、等角速度偏向されたレーザ光が電子写真プロセス
部47の感光体ドラム48上で等速度偏向されるように
補正するf−θレンズ等を有している。
【0031】電子写真プロセス部47は、周知の態様に
従い、感光体ドラム48、この感光体ドラム48の周囲
に配置された帯電器、現像器、転写器、剥離器、クリー
ニング器及び定着器49等により構成されている。画像
が形成されるべき用紙の搬送方向における定着器49の
下流側には、搬送路50が設けられている。この搬送路
50は、後処理装置34へ通じている搬送路57と用紙
収納・搬送部55へ通じている搬送路58とに分岐して
いる。
【0032】用紙収納・搬送部55は、第1カセット5
1、第2カセット52、両面複写ユニット53及びマル
チ手差しトレイ54を備えている。第1カセット51及
び第2カセット52には、用紙の束が収容されており、
オペレータにて所望するサイズの用紙を収容するカセッ
トが選択されると、そのカセット内の用紙束の上から用
紙が1枚ずつ送り出され、電子写真プロセス部47へ向
けて順次搬送される。両面複写ユニット53は、電子写
真プロセス部47にて画像の形成された用紙を、表裏反
転させて、或いは表裏反転させることなく再度電子写真
プロセス部47に供給するためのものである。
【0033】レーザプリンタ部32において、上述のメ
モリ73から読み出された画像データは、レーザ書込み
ユニット46からレーザ光線として出射され、電子写真
プロセス部47の感光体ドラム48の表面に静電潜像と
して形成される。この静電潜像は可視像化されてトナー
像となり、このトナー像は、用紙収納・搬送部55から
搬送された用紙上に静電転写された後、定着器49によ
り用紙上に定着される。
【0034】このようにして画像が形成された用紙は、
定着器49から搬送路50・57を介して後処理装置3
4へ送られたり、搬送路50・58及び両面複写ユニッ
ト53を介して電子写真プロセス部47へ再度供給され
る。
【0035】次に、デジタル複写機30が備える画像処
理部について説明する。この画像処理部は、スキャナ部
31から得られた原稿の画像データに画像処理を行うも
のである。画像処理部は、図3に示すように、画像デー
タ入力部70、画像データ処理部71、画像データ出力
部72、メモリ73、並びに送信側制御部及び処理側制
御部としてのプリントコントロールユニット(以下、
「PCU」と称する)74を備えている。
【0036】PCU74は、上記デジタル複写機30全
体の動作を制御するものであり、CPU(Central Proce
ssing Unit) により構成されている。メモリ73は、画
像データを記憶するものであり、RAM(Random Access
Memory)やハードディスク等により構成されている。
【0037】画像データ入力部70は、CCD部70
a、ヒストグラム処理部70b及び誤差拡散処理部70
cを含んでいる。この画像データ入力部70は、CCD
44から読み込まれた原稿の画像データを2値化変換
し、2値のデジタル量としてヒストグラムをとりなが
ら、誤差拡散法により画像データを処理して、メモリ7
3に一旦記憶させるものである。
【0038】上記CCD部70aでは、画像データの各
画素濃度に応じたアナログ信号がA/D変換された後、
MTF補正、白黒補正又はガンマ補正され、256階調
(8ビット)のデジタル信号としてヒストグラム処理部
70bへ出力される。
【0039】ヒストグラム処理部70bでは、CCD部
70aから出力されたデジタル信号が256階調の画素
濃度別に加算されることにより濃度情報(ヒストグラム
データ)が得られる。このヒストグラムデータは、画素
データとして誤差拡散処理部70cへ送られ、また必要
に応じてPCU74へ送られる。
【0040】誤差拡散処理部70cでは、疑似中間処理
の一種である誤差拡散法により、すなわち、2値化の誤
差を隣接画素の2値化判定に反映させる方法により、C
CD部70aから出力された8ビット/画素のデジタル
信号が1ビット(2値化)に変換され、原稿における局
所領域濃度を忠実に再現するための再配分演算が行われ
る。
【0041】画像データ処理部71は、多値化処理部7
1a・71b、合成処理部71c、濃度変換処理部71
d、変倍処理部71e、画像プロセス部71f、誤差拡
散処理部71g及び圧縮処理部71hを含んでいる。こ
の画像データ処理部71は、入力された画像データをオ
ペレータが希望する画像データに変換する処理部であ
る。したがって、最終的な出力画像データがメモリ73
に記憶されるまで、この画像データ処理部71にて処理
が行われる。ただし、画像データ処理部71に含まれて
いる上述の各処理部は必要に応じて機能するものであ
り、機能しない場合もある。
【0042】上記多値化処理部71a・71bでは、誤
差拡散処理部70cにて2値化された画像データが再度
256階調に変換される。合成処理部71cでは、画素
毎の論理演算、すなわち論理和、論理積又は排他的論理
和の演算が選択的に行われる。この演算の対象となるデ
ータは、メモリ73に記憶されている画素データ及びパ
ターンジェネレータ(PG)からのビットデータであ
る。
【0043】濃度変換処理部71dでは、256階調の
データに対し、所定の階調変換テーブルに基づいて入力
濃度に対する出力濃度の関係が任意に設定される。変倍
処理部71eでは、指定された変倍率に応じて、入力さ
れた既知データに基づいて補間処理を行うことにより、
変倍後の対象画素に対する画素データ(濃度値)が求め
られる。その後、この画素データに基づいて、副走査方
向が変倍され、次に主走査方向が変倍処理される。
【0044】画像プロセス部71fでは、入力された画
素データに対して様々な画像処理が行われる。また、特
徴抽出等の、データ列に対する情報収集が行われる。誤
差拡散処理部71gでは、画像データ入力部70の誤差
拡散処理部70cと同様な処理が行われる。圧縮処理部
71hでは、ランレングスという符号化により、2値デ
ータが圧縮される。なお、画像データの圧縮に関して
は、最終的な出力画像データが完成した時点で最後の処
理ループにおいて圧縮が機能する。
【0045】画像データ出力部72は、復元部72a、
多値化処理部72b、誤差拡散処理部72c及びレーザ
出力部72dを含んでいる。画像データ出力部72は、
圧縮状態でメモリ73に記憶されている画像データを復
元し、元の256階調に再度変換した後、2値データよ
り滑らかな中間調表現となる4値データの誤差拡散を行
い、レーザ出力部72dへデータを転送するものであ
る。
【0046】上記復元部72aでは、圧縮処理部71h
によって圧縮された画像データが復元される。多値化処
理部72bでは、画像データ処理部71の多値化処理部
71a・71bと同様な処理が行われる。誤差拡散処理
部72cでは、画像データ入力部70の誤差拡散処理部
70cと同様な処理が行われる。
【0047】レーザ出力部72dでは、図示しないシー
ケンスコントローラからの制御信号に基づき、デジタル
画素データがレーザのオン/オフ信号に変換される。こ
のオン/オフ信号に基づいて前記レーザ書込みユニット
46における半導体レーザがオン/オフ状態となり、感
光体ドラム48上に静電潜像が書き込まれる。
【0048】なお、画像データ入力部70及び画像デー
タ出力部72において扱われるデータは、メモリ73の
容量の削減のため、基本的には2値データの形でメモリ
73に記憶されているが、画像データの劣化を考慮して
4値のデータの形で処理することも可能である。
【0049】デジタル複写機30の動作は前記PCU7
4により制御されており、このPCU74による制御系
の構成は図4に示すものとなっている。
【0050】同図において、PCU74には、デスク関
係負荷75、RADF関係負荷76、操作基板ユニット
77、ソータコントロールユニット78、スキャナ関係
負荷79、プリンタ関係負荷80及び前記画像データ処
理部71が接続されている。
【0051】PCU74は、上記の各部をシーケンス制
御により管理し、制御の際に各部へ制御信号を出力して
いる。デスク関係負荷75は、デジタル複写機30本体
以外の後処理装置34のソータにおけるモータ、クラッ
チ等の負荷である。RADF関係負荷76は、RADF
36におけるモータ、クラッチ及びスイッチ等の負荷で
ある。スキャナ関係負荷79は、スキャナユニット40
におけるモータ及びソレノイド等の負荷である。プリン
タ関係負荷80は、電子写真プロセス部47におけるモ
ータ、ソレノイド及び高圧電源等の負荷である。
【0052】ソータコントロールユニット78は、CP
Uを備え、PCU74からの制御信号に基づいてソータ
の動作を制御するものである。また、ソータコントロー
ルユニット78は、後述する後処理装置34に設けら
れ、排出される記録物に付随する画像に関するFAX送
信元等の画像情報データの表示を制御するようになって
いる。尚、後処理装置34に関しては、後で詳細に述べ
る。
【0053】操作基板ユニット77は、デジタル複写機
30に対してのオペレータによる複写モード等の各種設
定や指令等の入力部であり、CPUを備えている。この
操作基板ユニット77は、オペレータが入力により設定
した例えば複写モードに応じた制御信号をPCU74に
転送する。PCU74は、上記制御信号に基づき、デジ
タル複写機30を上記モードに応じて動作させる。一
方、PCU74は、操作基板ユニット77へデジタル複
写機30の動作状態を示す制御信号を転送する。操作基
板ユニット77は、上記制御信号に基づき、デジタル複
写機30が現在どのような動作状態にあるのかをオペレ
ータに示すため、その状態を表示部により表示する。
【0054】また、画像データ処理部71に接続された
前記メモリ73は、例えば半導体メモリからなるメイン
メモリ73aとハードディスク73bとから構成されて
いる。メインメモリ73aには画像データ通信ユニット
81が接続されている。この画像データ通信ユニット8
1は、他のデジタル情報機器との画像データ及び画像制
御信号等の情報通信を可能にするために設けられたもの
である。
【0055】前記操作基板ユニット77は、図5に示す
入力部としての操作パネル190を備えている。操作パ
ネル190には、中央部にタッチパネル式の表示部であ
る液晶表示装置1が配置されている。液晶表示装置1の
画面上の一部には、画面切換え指示エリア1aが設けら
れている。この画面切換え指示エリア1aは、液晶表示
装置1の表示画面を画像編集機能選択用の画面に切り換
える指示を入力するためのものである。このエリア1a
をオペレータが指で直接押圧操作すると、後述のよう
に、所望の機能を選択できるように、液晶表示装置1の
画面上に各種編集機能が一覧表示される。このとき、表
示された各種編集機能の表示領域のうち、所望の編集機
能の領域をオペレータが指で押圧すると、その編集機能
が設定される。
【0056】また、操作パネル190には、図5におけ
る左端位置に、液晶表示装置1の画面の明るさを調整す
るための明るさ調整ダイヤル2が設けられている。この
ダイヤル2と液晶表示装置1との間には、倍率自動設定
キー3、ズームキー4、固定倍率キー5・6、等倍キー
7、両面モード設定キー23および後処理モード設定キ
ー24が設けられている。倍率自動設定キー3は複写倍
率を自動的に選択するモードを設定するためのものであ
り、ズームキー4は複写倍率を1%きざみで設定するた
めのものである。固定倍率キー5・6は固定倍率を選択
するためのものであり、等倍キー7は複写倍率を標準倍
率(等倍)に戻すためのものである。両面モード設定キ
ー23は両面複写モードの設定を行うためのものであ
り、後処理モード設定キー24はデジタル複写機30か
ら排出される記録物を仕分けるための後処理装置34
(図1)の動作モードを設定するためのものである。
【0057】また、液晶表示装置1の同図における下方
位置には、濃度切換えキー8、濃度調整キー9、トレイ
選択キー10が設けられている。濃度切換えキー8はコ
ピー濃度調整を自動から手動または写真モードへと切り
換えるためのものであり、濃度調整キー9は手動モード
または写真モードの時に濃度レベルを細かく設定するた
めのものであり、トレイ選択キー10はデジタル複写機
30の給紙部にセットされている用紙サイズの中から希
望する用紙サイズを選択するためのものである。
【0058】さらに、液晶表示装置1の同図における右
方位置には、枚数設定キー13、クリアキー14、スタ
ートキー15、全解除キー16、割り込みキー17、操
作ガイドキー18、メッセージ順送りキー19、メモリ
送信モードキー20、コピー/ファックス・プリンタモ
ード切換えキー21、ワンタッチダイヤルキー22が設
けられている。
【0059】枚数設定キー13は複写枚数を設定するた
めのものであり、クリアキー14は、複写枚数をクリア
したり、連続コピーを途中で止める時に操作するもので
ある。スタートキー15はコピーの開始を指示するため
のものであり、全解除キー16は、現在設定されている
モードの全てを解除して標準状態に復帰させるためのも
のである。割り込みキー17は連続コピー中に別の原稿
に対するコピーを行いたい時に操作するものである。操
作ガイドキー18は、デジタル複写機30の操作が分か
らない時に操作するものであり、これが操作されると、
デジタル複写機30の操作方法が液晶表示装置1に表示
される。メッセージ順送りキー19は、操作ガイドキー
18の操作により表示されたメッセージの表示を順送り
しながら切り換えるためのものである。
【0060】メモリ送信モードキー20、コピー/ファ
ックス・プリンタモード切換えキー21及びワンタッチ
ダイヤルキー22はファクシミリモードに関する設定キ
ーである。メモリ送信モードキー20は送信原稿を一旦
メモリに蓄えてから送信することを指定するものであ
り、コピー/ファックス・プリンタモード切換えキー2
1はデジタル複写機30のモードをコピーとファックス
との間で切り換えるためのものである。ワンタッチダイ
ヤルキー22は、予めデジタル複写機30に電話番号を
記憶させておいた送信先に対し、ワンタッチ操作で電話
を発信させるためのものである。
【0061】なお、上記各種キーの種類及び配置等に関
する上記操作パネル190の構成は、あくまでも一例で
あり、デジタル複写機30に搭載される各種機能に応じ
て異なったものとなる。
【0062】ここで、上記構成のデジタル複写機30の
後処理装置34について、図1を参照しながら詳細に説
明する。
【0063】後処理装置34は、図1に示すように、図
2に示すデジタル複写機30の用紙排出口57から排出
された用紙を受け入れる用紙受入れ口60と、用紙受入
れ口60により導かれた用紙を搬送するための第1用紙
搬送路62と、第2用紙搬送路63と、用紙受入れ口6
0からの用紙を上記第1用紙搬送路62と第2用紙搬送
路63との何れかに搬送方向を振り分ける搬送方向切換
手段61とを有している。上記搬送方向切換手段61の
切り換え制御は、上記したソータコントロールユニット
78がPCU74からの制御信号に基づいて行う。
【0064】さらに、後処理装置34には、第1用紙搬
送路62から外部に排出された用紙を格納するための第
1ビン64と、第2用紙搬送路63から外部に排出され
た用紙を格納するための第2ビン65とが設けられてい
る。
【0065】したがって、上記構成の後処理装置34で
は、用紙受入れ口60から受け入れられた用紙は、ま
ず、搬送方向切換手段61により搬送振り分け方向が確
定され、用紙搬送方向に応じて適切な搬送方向へと案内
される。
【0066】搬送方向切換手段61によって振り分け方
向が確定された用紙は、第1用紙搬送路62および第2
用紙搬送路63の何れかを通過して、第1ビン64もし
くは第2ビン65に排出される。
【0067】上記第1ビン64および第2ビン65に
は、記録物の有無の情報、各ビンに格納される記録物に
付随する画像に関するデータ(以下、画像情報データと
称する)、例えばFAX送信元、データ名、クライアン
ト名、個人名、部署名等のビンに関する情報を表示する
ための表示装置66・67が設けられている。
【0068】また、第1ビン64および第2ビン65に
対する記録物の振り分けは、該記録物の画像データに付
随する画像に関する画像情報データに応じて行われる。
この振り分け方には、種々の方法があり、オペレータが
上記した操作パネル190を使用して必要に応じて行う
ものとする。以下において、ビンを個別に説明する場合
には、上述の第1や第2をビンに付与して説明するが、
ビンを特定しない場合には、『出力ビン』という言葉を
用いて説明する。
【0069】各出力ビンの振り分け方として、例えば図
1の場合、表示装置66には“見積書.DOC”と表示
され、表示装置67には“FAX:松井商事”と表示さ
れていることで、デジタル複写機30からの記録物とし
て、第1ビン64にはデータ名が『見積書.DOC』の
記録物が格納され、第2ビン65には『松井商事』から
のFAXが格納されていることを示している。即ち、本
後処理装置34では、第1ビン64にデータ名が『見積
書.DOC』の記録物が、第2ビン65に『松井商事』
からのFAXが振り分けられるようになっている。
【0070】上記表示装置66・67の表示部には、液
晶ディスプレイを使用すれば良いが、上記液晶ディスプ
レイに限定するものではなく、画像情報データを表示し
得るものであれば、例えば文字情報ひいては簡単な記号
等の表示が可能なドットマトリクス型の表示装置であれ
ば良い。
【0071】上記の構成によれば、後処理装置34から
各出力ビンに出力される記録物の出力順が各出力ビンの
表示部に表示されるので、目的とする記録物が出力され
るまでの時間を把握させることができる。したがって、
オペレータに対して、目的の記録物の出力待ち時間の心
理的負担を軽減することができる。しかも、出力ビンに
表示することで、どのオペレータの記録物がどのような
順番で出力されるかが、出力ビンに関連付けて一目で把
握することができる。
【0072】上記の説明では、第1ビン64・第2ビン
65の2つのビンを有する場合について説明したが、ビ
ンがさらに多数存在する場合でも各ビンに対して画像情
報データを表示し得る表示部を設けるようにすれば良
い。
【0073】一般に、後処理装置34の高さは、オペレ
ータの目の高さよりも低い。このため、後処理装置34
が上下方向に複数の出力ビンを有している場合には、オ
ペレータが全ての出力ビンの表示装置を一度に見渡すこ
とは困難となっている。例えば、後処理装置34の下方
に設けられた出力ビンの表示部を見るとき、オペレータ
は屈み込むか、装置から遠く離れないと見ることができ
ない等の問題が生じる。
【0074】そこで、後処理装置34の下方に設けられ
ている出力ビン程、その表示装置の表示面が、後処理装
置34の設置面の鉛直面に対する角度が大きくなるよう
にすることで、オペレータが全ての出力ビンの表示装置
を一度に見渡すようにすることが考えられる。即ち、各
出力ビンの表示装置の表示面は、下方のものほど、鉛直
方向に対する傾斜角が上向きに大きくなるように形成さ
れている。
【0075】例えば、上下方向に複数の出力ビンを有す
る後処理装置として、図6に示すような、第1ビン11
0、第2ビン111、第3ビン112の3つの出力ビン
を上下方向に備えた後処理装置34の場合について説明
する。
【0076】上記第1ビン110、第2ビン111、第
3ビン112には、画像情報データを表示するための表
示装置113、114、115がそれぞれ設けられてい
る。例えば、第1ビン110の表示装置113には、
“*リスト.DOC”が表示されている。また、第2ビ
ン111の表示部114には、“1 FAX:イロハ商
事”が表示されている。さらに、第3ビン112の表示
部115には、“2 PM:連絡書”が表示されてい
る。但し、“*”は記録物の出力が完了したことを示
し、“1”は後処理装置全体からみて記録物が1番目に
出力されることを示し、“2”は後処理装置全体からみ
て記録物が2番目に出力されることを示している。
【0077】図7は、図6に示す後処理装置34を記録
物の排出面に対向する位置からの正面図である。上記の
表示装置113は、表示面が後処理装置34の設置面の
鉛直面に対して角度aをなすように設けられ、表示装置
114は、角度b、表示装置115は、角度cをなすよ
うに設けられている。但し、角度a、b、cは、a≦b
≦cの関係とする。
【0078】したがって、図7に示すように、上記表示
装置113〜115の表示面が、後処理装置34の下方
に行くほど、表示面の後処理装置34の設置面の鉛直面
に対する角度が上向きに大きくなっているので、オペレ
ータ100が斜め上方から見やすい配置となっている。
これにより、後処理装置34が複数の出力ビンを有して
いる場合には、オペレータは、通常の操作状態で全ての
出力ビンの表示装置を一度に見渡すことができる。
【0079】尚、上記の説明では、出力ビンの数が3つ
の場合について述べたが、複数の出力ビンを有する場合
であっても、後処理装置34の下方に設けられている出
力ビンの表示装置の表示面程、設置面の鉛直面に対する
角度を大きくすれば、上記効果と同様の効果を得ること
ができる。
【0080】また、表示装置に表示される画像情報のデ
ータ量が、表示装置の表示面におけるデータの表示可能
能領域よりも大きくなる場合、表示面に一度に表示でき
る内容が限られる。このような場合、例えば、表示画面
をスクロールすることで、表示画面に入りきらなかった
画像情報データも表示するようにすることが考えられ
る。
【0081】上記の表示画面のスクロールについて図8
を参照しながら以下に説明する。図8に示すように、後
処理装置34の一つの出力ビン120の表示装置121
に表示されるべき画像情報データが、表示内容121a
→121b→121cとスクロールするようようになっ
ている。
【0082】図8では、出力ビン120に、『大和産
業』からのFAXと、『出張報告書』というプリントア
ウトとが格納されていることを示している。ここで、表
示装置121は、先ず“FAX:大和産業→”という表
示内容121aを表示している。“→”の表示は、表示
内容121aに続きがあることを示している。次いで、
表示内容121aが表示された後、所定時間経過後に
“業 PRINT:出”という表示内容121bが表示
され、所定時間経過後に自動的にスクロールして、“R
INT:出張報告書”という表示内容121cを表示す
る。そして、表示内容121cが表示されると全ての画
像情報データの表示が完了する。この後、表示装置12
1は、再び表示内容121aを表示し、順に表示内容1
21b→121c→121a…と繰り返して出力ビン1
20に格納されている記録物が取り除かれるまで表示す
るようになっている。
【0083】尚、上記の表示内容121a〜121cの
スクロールは、所定時間経過後に、行われていたが、こ
れに限定するものではなく、オペレータが手動で操作パ
ネル190等からスクロールしても良い。また、通常、
上記表示装置121において、表示内容121a〜12
1cの各表示内容間には何段階かの表示が行われてお
り、表示画面が突然切り換わるような表示は行わないよ
うになっている。
【0084】上記のように、表示装置の表示画面の表示
内容をスクロールさせることで、表示画面に入りきらな
い画像情報データを全て表示させることができる。これ
により、小さな表示装置で十分に出力ビンに格納される
記録物の画像情報データを表示することができるので、
表示装置の取付けスペースを有効に利用することができ
る。
【0085】上記の表示内容のスクロールは、図9に示
すように、表示制御手段130に接続されたスクロール
手段131によって行われている。即ち、表示制御手段
130は、入力される画像情報データによる表示内容の
長さが、表示手段132における表示画面内の表示可能
領域よりも長い場合に、スクロール手段131によって
表示手段132の表示画面内の表示内容をスクロールさ
せる。尚、上記の表示手段132としては、上述した表
示装置66・67(図1)、表示装置113〜115
(図6)、表示装置121(図8)がある。
【0086】また、上記の表示制御手段130には、図
9に示すように、表示方法設定手段133、オペレータ
検知手段(検知手段)134、計時手段135、記録物
検知手段136、秘密保持設定手段137が接続されて
おり、これら各手段からの信号に基づいて、表示制御手
段130は表示手段132の表示制御を行っている。
【0087】上記表示方法設定手段133は、表示手段
132における表示画面の表示状態を設定するものであ
る。表示方法設定手段133では、例えば、表示画面に
おいて表示内容を点滅表示させたり、表示内容の表示色
を変えて表示させたりする設定が行えるようになってい
る。この表示方法設定手段133としては、デジタル複
写機30の操作パネル190が考えられるが、特に限定
するものではない。
【0088】上記オペレータ検知手段134は、オペレ
ータがデジタル複写機30から所定の範囲以内に接近し
たことを検知するものである。このオペレータ検知手段
134としては、例えば人体の温度を検知するセンサ、
赤外線や超音波の反射を利用したセンサ等が用いられる
が、特に限定するものではない。
【0089】上記計時手段135は、デジタル複写機3
0から後処理装置34に記録物が排出された時点からの
時間を計測するものである。この計時手段135として
は、CPUの動作クロックによりカウンタを積算してい
く方法等があるが、特に限定するものではない。
【0090】上記記録物検知手段136は、後処理装置
34の各出力ビンに記録物が格納されているか否かを検
知するものである。この記録物検知手段136として
は、例えば複写機等において一般に用いられているアク
チュエータ型のセンサを使用し、このセンサを出力ビン
に設けることで記録物の有無を検出するようになってい
る。具体的には、出力ビンに記録物が存在する場合、ア
クチュエータが倒れてセンサがON状態となり、記録物
が存在しない場合、アクチュエータは倒れずセンサがO
FF状態のままとなり、アクチュエータが倒れることで
記録物有りの信号を出力するようになっている。しかし
ながら、記録物検知手段136としては上記のアクチュ
エータに限定するものではない。
【0091】上記秘密保持設定手段137は、表示手段
132における表示内容、特に画像情報データを第三者
に知らせないようにするための表示設定を行うものであ
る。秘密保持設定手段137では、秘密保持が設定され
れば、例えば画像情報データ等の第三者に見られたくな
い表示内容を暗号化したり、表示内容そのものを消した
りし、上記の秘密保持の設定が解除されれば、通常の画
像情報データを表示手段132に表示するようになる。
尚、上記秘密保持設定手段137としては、操作パネル
190が考えられるが、別部材を設けても良い。
【0092】以上のような表示制御手段130に接続さ
れた各手段からの信号に応じた表示手段132の表示制
御について以下の各実施例にて説明する。
【0093】(実施例1)本実施例では、表示制御手段
130による表示制御として、上記オペレータ検知手段
134によりオペレータがデジタル複写機30に接近し
たことを検知した場合、表示方法設定手段133により
予め設定された表示方法に基づいて画像情報データの表
示を表示手段132が行う制御について、図9の制御ブ
ロック図および図10に示すフローチャートを参照しな
がら以下に説明する。
【0094】先ず、オペレータは、表示方法設定手段1
33としての操作パネル190等により表示手段132
で表示すべき内容の表示状態の設定を行う(S1)。こ
こで、例えば点滅方法を選択し、さらに点滅の仕方とし
て2秒の間隔を空けて2回点滅するか、あるいは2秒の
間隔を空けて2回点滅を繰り返すかを設定する。尚、表
示方法設定手段133による表示方法の設定は、オペレ
ータが任意に設定できるものであり、上記例に限定する
ものではない。
【0095】次いで、デジタル複写機30から記録紙が
後処理装置34に出力される(S2)と、記録物検知手
段136がON状態となり、計時手段135により計時
がスタートする(S3)。
【0096】次に、オペレータ検知手段134によるオ
ペレータのデジタル複写機30への接近の検知が開始さ
れる(S4)。これにより、オペレータが接近、即ち、
デジタル複写機30から所定範囲に到達しているか否か
が検知される(S5)。ここで、オペレータがデジタル
複写機30から所定範囲に到達していると検知されれ
ば、S1で該オペレータが設定した表示方法によって表
示手段132の表示を行う(S6)。
【0097】一方、S4でオペレータ検知手段134に
よるオペレータの接近の検知が開始されたにも関わら
ず、S5でオペレータがデジタル複写機30から所定範
囲に到達していなければ、S3で計時を開始した計時手
段135のタイマーカウントが設定時間aに達している
か否かが判断される(S7)。ここで、タイマーカウン
トが設定時間aより短ければ、S4に移行し、再びオペ
レータの接近の検知を行う。また、S7で、タイマーカ
ウントが設定時間aに達していれば、S1で設定した表
示方法の設定を解除する(S8)。
【0098】上記のように表示手段132の表示を制御
することで、オペレータはデジタル複写機30の所定範
囲内まで接近するだけで、後処理装置34の出力ビンに
設けられた表示手段132が予め自分で設定した固有の
表示方法で表示されるので、目的とする記録物が格納さ
れるている出力ビンを容易に見いだすことができる。よ
って、オペレータは、目的の記録物を容易に探し出すこ
とができる。
【0099】(実施例2)本実施例では、表示制御手段
130による表示制御として、表示手段132が、記録
物検知手段136が記録物を検知している間、上記計時
手段135が計測した経過時間に応じて、表示面の表示
状態を変化する制御について、図9の制御ブロック図お
よび図11に示すフローチャートを参照しながら以下に
説明する。
【0100】先ず、後処理装置34に記録紙が排出され
る(S11)と、記録物検知手段136がONされ、計
時手段135による計時が開始される(S12)。そし
て、表示手段132に通常の表示を実行する(S1
3)。ここで、表示手段132に表示される内容は、排
出された記録物に関する画像情報データとする。また、
表示手段132は、計時手段135により計時された値
に応じて表示状態を切り換えるようになっている。この
表示状態を切り換えるときの計時値(タイマーカウン
ト)は、Ti(i=1、2、3、・・・n(整数))と
する。但し、T1<T2<・・<Tnとする。即ち、表
示手段132は、上記のタイマーカウント値に応じて、
段階的に表示状態を変えるようになる。ここでは、表示
状態の変化として、表示手段132の表示色を変化させ
る場合について説明する。
【0101】そして、表示手段132における表示状態
の変化に関する変数iの値を1に初期化する(S1
4)。
【0102】次いで、記録物検知手段136からの信号
の有無によって、出力ビンに先程排出された記録紙が存
在しているか否かを判定する(S15)。ここで、記録
物検知手段136からの信号がなければ、該当する出力
ビンには記録紙が無いと判断され、S20に移行して、
表示手段132における該記録物に関する画像情報デー
タの表示を終了する。
【0103】一方、S15にて、記録物検知手段136
からの信号があれば、該当する出力ビンに記録物が存在
していると判定され、上記の計時手段135によるタイ
マーカウントがTi以上であるか否かが判定される(S
16)。ここで、タイマーカウントがTiよりも小さい
と判定されれば、S15に移行する。
【0104】一方、S16にて、タイマーカウントがT
i以上であると判定されれば、第i段階の表示色で画像
情報データの表示を実行する(S17)。次いで、変数
iに1を加える(S18)。
【0105】次に、変数iがn以上となったか否かが判
定される(S19)。ここで、iがn以上でなければ、
S15に移行し、再び出力ビンの記録物の有無を判定す
る。
【0106】一方、S19で変数iがn以上となれば、
出力ビンの記録物の有無に関わらず、表示手段132に
おける画像情報データの表示を終了する(S20)。
【0107】上記の表示制御では、記録紙が出力ビンか
ら取り除かれるか、若しくは所定時間Tn以上になるま
で、表示手段132の表示色を設定時間Tiに応じて変
化させるようになっている。
【0108】以上のように、後処理装置34の出力ビン
に記録物が存在している場合に、表示手段132の表示
色を所定時間毎に変化させることで、該記録物が出力さ
れてからの時間を知ることができる。これにより、デジ
タル複写機30は、一旦後処理装置34に出力された記
録物が格納されていることをオペレータに警告すること
ができるので、出力ビンに格納されている記録物は放置
されることなく、オペレータによって速やかに取り除か
れる。
【0109】上記の説明では、表示手段132における
表示状態を変化させる方法として計時手段135のタイ
マーカウントで表示色を変化させる場合について説明し
たが、表示手段132の表示状態を変える方法として、
計時手段135のタイマーカウントで表示の間隔を短く
しながら点滅表示するようにしても同様に、オペレータ
に対して警告を行うことができる。
【0110】(実施例3)本実施例では、後処理装置3
4に出力された記録物の内容が、オペレータ以外の第三
者に知られたくないときの、表示制御手段130による
表示制御について、図9に示すブロック図と図12に示
すフローチャートを参照しながら以下に説明する。具体
的には、上記表示制御手段130が、秘密保持設定手段
137による設定の有無に応じて、表示手段132にお
ける画像情報データの表示状態が変化するように制御す
る。
【0111】即ち、先ず、後処理装置34に記録物が出
力される(S31)と、記録物検知手段136からの信
号に基づいて、秘密保持設定手段137によって秘密保
持の設定が可能となる(S32)。そして、秘密保持が
設定されているか否かが判定される(S33)。ここ
で、秘密保持が設定されていなければ、S35に移行
し、表示手段132に該出力ビンに格納されている記録
物に関する画像情報データの表示を行う。
【0112】一方、S33で秘密保持が設定されていれ
ば、表示手段132に表示されるべき画像情報データの
変更を行い(S34)、S35で、表示手段132に、
変更された画像情報データの表示を行う。上記の秘密保
持設定手段137により秘密保持が設定されたときに
は、画像情報データを、例えば、画像情報データそのも
のが存在しないという形式に変更したり、暗号化する等
して変更する。
【0113】上記の制御によれば、後処理装置34に記
録物が出力された場合、表示手段132には、該記録物
に関する画像情報データを表示しない、あるいは表示し
ても暗号化されたものを表示する等することで、第三者
に対して後処理装置34に出力されている記録物に関す
る情報、例えばFAX送信元、クライアント名等の情報
を見せないようにすることができる。よって、後処理装
置34に出力された記録物のうち、第三者に知られたく
ない情報の秘密保持が可能となる。
【0114】尚、上記の説明では、秘密保持設定手段1
37によって秘密保持が設定されている場合、秘密保持
の対象となる記録物に関する画像情報データを直接変更
するようになっているが、これに限定するものではな
く、第三者に対する秘密保持が可能であれば、例えば、
上記の画像情報データを全く別の画像情報データに変更
して表示するように制御しても良い。
【0115】
【発明の効果】請求項1の発明のデジタル画像形成装置
の後処理装置は、以上のように、デジタルの画像データ
に基づいて画像を記録媒体上に形成して記録物として排
出するデジタル画像形成装置に備えられ、上記デジタル
画像形成装置から排出された記録物を格納するビンを複
数有し、上記記録物を、該記録物の画像データに付随す
る画像に関する画像情報データに応じて各ビンに振り分
けるデジタル画像形成装置の後処理装置において、表示
手段の表示方法を予め設定する表示方法設定手段と、操
作者が後処理装置の所定範囲内に接近したことを検知す
る検知手段と、上記検知手段からの検知信号に基づい
て、上記表示方法設定手段により予め設定された表示方
法で表示を行うように上記表示手段を制御する表示制御
手段とを備えている構成である。
【0116】それゆえ、各ビンの詳細な情報、例えば記
録物の有無、格納されている記録物の画像データに付随
する画像に関する画像情報データをオペレータに提供す
ることができる。これにより、オペレータは、自分に割
り当てられたビンを見ることで、自分の記録物に関する
情報のみならず、自分に宛てられたFAX等の情報を容
易に認識することができるので、目的とする記録物を容
易に探し出すことができる。また、操作者は、装置に接
近するだけで、予め設定した表示方法で表示されている
表示手段に対応するビンを探せば良いので、目的とする
記録物を容易に探し出すことができるという効果を奏す
る。
【0117】請求項2の発明のデジタル画像形成装置の
後処理装置は、以上のように、デジタルの画像データに
基づいて画像を記録媒体上に形成して記録物として排出
するデジタル画像形成装置に備えられ、上記デジタル画
像形成装置から排出された記録物を格納するビンを上下
方向に複数有し、上記記録物を、該記録物の画像データ
に付随する画像に関する画像情報データに応じて各ビン
に振り分けるデジタル画像形成装置の後処理装置におい
て、上記各ビン毎に、ビンに関する情報を表示する表示
手段がそれぞれ設けられると共に、上記各表示手段の表
示面は、下方のものほど、鉛直方向に対する傾斜角が上
向きに大きくなるように形成され、さらに、上記表示手
段の表示方法を予め設定する表示方法設定手段と、操作
者が後処理装置の所定範囲内に接近したことを検知する
検知手段と、上記検知手段からの検知信号に基づいて、
上記表示方法設定手段により予め設定された表示方法で
表示を行うように上記表示手段を制御する表示制御手段
とが設けられている構成である。
【0118】それゆえ、各表示手段の表示面は、下方の
ものほど、鉛直方向に対する傾斜角が上向きに大きくな
るように形成されていることで、操作者は、通常の操作
位置から下方を見るだけで、後処理装置の下方に設けら
れたビンの表示手段の表示内容を屈み込むことなく見る
ことができるので、装置の操作性の向上を図ることがで
きる。これにより、操作者は姿勢を変えることなく通常
の操作状態で、各ビンに関する情報を見ることができ、
装置の操作性を向上させることができる。また、操作者
は、装置に接近するだけで、予め設定した表示方法で表
示されている表示手段に対応したビンを探せば良いの
で、目的とする記録物を容易に探し出すことができると
いう効果を奏する。
【0119】請求項3の発明のデジタル画像形成装置の
後処理装置は、以上のように、デジタルの画像データに
基づいて画像を記録媒体上に形成して記録物として排出
するデジタル画像形成装置に備えられ、上記デジタル画
像形成装置から排出された記録物を格納するビンを複数
有し、上記記録物を、該記録物の画像データに付随する
画像に関する画像情報データに応じて各ビンに振り分け
るデジタル画像形成装置の後処理装置において、上記各
ビン毎に、ビンに関する情報を表示する表示手段がそれ
ぞれ設けられ、さらに、上記表示手段における表示内容
を第三者に知らせないようにするための表示設定を行う
秘密保持設定手段と、上記秘密保持設定手段による設定
の有無に応じて、上記表示手段における表示内容の表示
状態が変化するように制御する表示制御手段とが設けら
れている構成である。
【0120】それゆえ、各ビン毎に、ビンに関する情報
を表示する表示手段がそれぞれ設けられていることで、
各ビンの詳細な情報、例えば記録物の有無の情報、格納
されている記録物の画像データに付随する画像に関する
画像情報データ等を操作者に提供することができる。こ
れにより、操作者は、自分に割り当てられたビンを見る
ことで、自分の記録物に関する情報のみならず、自分に
宛てられたFAX等の情報を容易に認識することができ
るので、目的とする記録物を容易に探し出すことができ
る。また、表示制御手段は、秘密保持設定手段による設
定の有無に応じて、上記表示手段における表示内容の表
示状態が変化するように制御しているので、例えば、秘
密保持設定手段により秘密保持が設定されていなけれ
ば、表示手段にビンが格納されている記録物に関する画
像情報データを表示させ、秘密保持設定手段により秘密
保持が設定されていれば、表示手段に表示されるべき画
像情報データを、例えば画像情報データそのものが存在
しないという形式に変更したり、暗号化する等して変更
する。これにより、後処理装置に出力された記録物のう
ち、第三者に知られたくない情報の秘密保持ができると
いう効果を奏する。
【0121】請求項4の発明のデジタル画像形成装置の
後処理装置は、以上のように、デジタルの画像データに
基づいて画像を記録媒体上に形成して記録物として排出
するデジタル画像形成装置に備えられ、上記デジタル画
像形成装置から排出された記録物を格納するビンを上下
方向に複数有し、上記記録物を、該記録物の画像データ
に付随する画像に関する画像情報データに応じて各ビン
に振り分けるデジタル画像形成装置の後処理装置におい
て、上記各ビン毎に、ビンに関する情報を表示する表示
手段がそれぞれ設けられると共に、上記各表示手段の表
示面は、下方のものほど、鉛直方向に対する傾斜角が上
向きに大きくなるように形成され、さらに、上記表示手
段における表示内容を第三者に知らせないようにするた
めの表示設定を行う秘密保持設定手段と、上記秘密保持
設定手段による設定の有無に応じて、上記表示手段にお
ける表示内容の表示状態が変化するように制御する表示
制御手段とが設けられている構成である。
【0122】それゆえ、各表示手段の表示面は、下方の
ものほど、鉛直方向に対する傾斜角が上向きに大きくな
るように形成されていることで、操作者は、通常の操作
位置から下方を見るだけで、後処理装置の下方に設けら
れたビンの表示手段の表示内容を屈み込むことなく見る
ことができる。これにより、操作者は姿勢を変えること
なく通常の操作状態で、各ビンに関する情報を見ること
ができ、装置の操作性を向上させることができる。しか
も、表示制御手段は、秘密保持設定手段による設定の有
無に応じて、上記表示手段における表示内容の表示状態
が変化するように制御しているので、例えば、秘密保持
設定手段により秘密保持が設定されていなければ、表示
手段にビンが格納されている記録物に関する画像情報デ
ータを表示させ、秘密保持設定手段により秘密保持が設
定されていれば、表示手段に表示されるべき画像情報デ
ータを、例えば画像情報データそのものが存在しないと
いう形式に変更したり、暗号化する等して変更する。こ
れにより、後処理装置に出力された記録物のうち、第三
者に知られたくない情報の秘密保持ができるという効果
を奏する。
【0123】
【0124】
【0125】
【0126】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデジタル画像形成装置の後処理装置の
概略構成図である。
【図2】図1に示す後処理装置を備えたデジタル画像形
成装置の概略構成図である。
【図3】図2に示すデジタル画像形成装置が備える画像
処理部の構成を示すブロック図である。
【図4】図2に示すデジタル画像形成装置が備える制御
系の構成を示すブロック図である。
【図5】図2に示すデジタル画像形成装置が備える操作
パネルの正面図である。
【図6】本発明の他の後処理装置の概略構成図である。
【図7】図6に示す後処理装置の各ビンに設けられた表
示手段の表示面の形成角度による表示手段の見え方を示
す説明図である。
【図8】本発明の他の後処理装置の表示手段をスクロー
ル手段を用いて表示制御したことを示す説明図である。
【図9】本発明の後処理装置に備えられている表示制御
手段のブロック図である。
【図10】本発明の後処理装置の表示手段における表示
制御の流れを示すフローチャートである。
【図11】本発明の他の後処理装置の表示手段における
表示制御の流れを示すフローチャートである。
【図12】本発明のさらに他の後処理装置の表示手段に
おける表示制御の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】 30 デジタル複写機(デジタル画像形成装置) 34 後処理装置 64 第1のビン(ビン) 65 第2のビン(ビン) 66 表示装置(表示手段) 67 表示装置(表示手段) 100 操作者(オペレータ) 110 第1ビン(ビン) 111 第2ビン(ビン) 112 第3ビン(ビン) 113 表示装置(表示手段) 114 表示装置(表示手段) 115 表示装置(表示手段) 130 表示制御手段 132 表示手段 133 表示方法設定手段 134 オペレータ検知手段(検知手段) 135 計時手段 136 記録物検知手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−139468(JP,A) 特開 平5−178427(JP,A) 特開 平7−125911(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 39/11 G03G 15/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】デジタルの画像データに基づいて画像を記
    録媒体上に形成して記録物として排出するデジタル画像
    形成装置に備えられ、上記デジタル画像形成装置から排
    出された記録物を格納するビンを複数有し、上記記録物
    を、該記録物の画像データに付随する画像に関する画像
    情報データに応じて各ビンに振り分けるデジタル画像形
    成装置の後処理装置において、 上記各ビン毎に、ビンに関する情報を表示する表示手段
    がそれぞれ設けられ、 さらに、上記表示手段の表示方法を予め設定する表示方
    法設定手段と、 操作者が後処理装置の所定範囲内に接近したことを検知
    する検知手段と、 上記検知手段からの検知信号に基づいて、上記表示方法
    設定手段により予め設定された表示方法で表示を行うよ
    うに上記表示手段を制御 する表示制御手段とが設けられ
    ていることを特徴とするデジタル画像形成装置の後処理
    装置。
  2. 【請求項2】デジタルの画像データに基づいて画像を記
    録媒体上に形成して記録物として排出するデジタル画像
    形成装置に備えられ、上記デジタル画像形成装置から排
    出された記録物を格納するビンを上下方向に複数有し、
    上記記録物を、該記録物の画像データに付随する画像に
    関する画像情報データに応じて各ビンに振り分けるデジ
    タル画像形成装置の後処理装置において、 上記各ビン毎に、ビンに関する情報を表示する表示手段
    がそれぞれ設けられると共に、上記各表示手段の表示面
    は、下方のものほど、鉛直方向に対する傾斜角が上向き
    に大きくなるように形成され、 さらに、上記表示手段の表示方法を予め設定する表示方
    法設定手段と、 操作者が後処理装置の所定範囲内に接近したことを検知
    する検知手段と、 上記検知手段からの検知信号に基づいて、上記表示方法
    設定手段により予め設定された表示方法で表示を行うよ
    うに上記表示手段を制御する 表示制御手段とが設けられ
    ていることを特徴とするデジタル画像形成装置の後処理
    装置。
  3. 【請求項3】デジタルの画像データに基づいて画像を記
    録媒体上に形成して記録物として排出するデジタル画像
    形成装置に備えられ、上記デジタル画像形成装置から排
    出された記録物を格納するビンを複数有し、上記記録物
    を、該記録物の画像データに付随する画像に関する画像
    情報データに応じて各ビンに振り分けるデジタル画像形
    成装置の後処理装置において、 上記各ビン毎に、ビンに関する情報を表示する表示手段
    がそれぞれ設けられ、 さらに、上記表示手段における表示内容を第三者に知ら
    せないようにするための表示設定を行う秘密保持設定手
    段と、上記秘密保持設定手段による設定の有無に応じ
    て、上記表示手段における表示内容の表示状態が変化す
    るように制御する表示制御手段とが設けられていること
    を特徴とするデジタル画像形成装置の後処理装置。
  4. 【請求項4】デジタルの画像データに基づいて画像を記
    録媒体上に形成して記録物として排出するデジタル画像
    形成装置に備えられ、上記デジタル画像形成装置から排
    出された記録物を格納するビンを上下方向に複数有し、
    上記記録物を、該記録物の画像データに付随する画像に
    関する画像情報データに応じて各ビンに振り分けるデジ
    タル画像形成装置の後処理装置において、 上記各ビン毎に、ビンに関する情報を表示する表示手段
    がそれぞれ設けられると共に、上記各表示手段の表示面
    は、下方のものほど、鉛直方向に対する傾斜角が上向き
    に大きくなるように形成され、 さらに、上記表示手段における表示内容を第三者に知ら
    せないようにするための表示設定を行う秘密保持設定手
    段と、上記秘密保持設定手段による設定の有無に応じ
    て、上記表示手段における表示内容の表示状態が変化す
    るように制御する表示制御手段とが設けられていること
    を特徴とするデジタル画像形成装置の後処理装置。
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