JP3268031B2 - メダル計数機におけるメダル等量分散機構 - Google Patents

メダル計数機におけるメダル等量分散機構

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正弘 阿部
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パチスロのメダル数を
計算して景品と交換する際に発生した余りメダルを客に
返却する返却機構付きメダル計数機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来のメダル計数機のメダル投
入用ホッパーの部分断面図を示すもので、図中aはメダ
ル投入用ホッパーの底部に設けた回転板、bはその上方
に位置するホッパー、cはそのホッパーbの下縁部に上
縁部を固定してその下縁が回転板aとの間にわずかな間
隙を有するようにリング状に設けたゴム板、dは回転板
a上のメダルである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の装置で
は、回転板aの回転によって、投入されたメダルdが図
5の矢印A方向に遠心力をうけるため、回転板a上のメ
ダルdは、図5の(a),(b),(c) に示すように移動してゴ
ム板cの下方をくぐりぬけようとするが、往々にしてメ
ダルdが2枚以上重合した状態でゴム板cの下方に入り
込むと、図5の(b),(c) のようにつまった状態になると
いう問題点があった。このつまりやすい原因はゴム板c
の摩擦抵抗が大きいためであり、またゴム板cは耐久性
も悪いという問題点もあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述の問題点を解決する
ため本発明においては、メダル計数機のメダル投入用ホ
ッパーの入口部に、漏斗状に下方の径が小さくなるリン
グ状の上部ガイドを設けると共に、この上部ガイドの下
方に、下方の径が大きくなるリング状の下部ガイドを上
部ガイドと一体的に形成して設け、この上部ガイドと下
部ガイドとの間のくびれ部の全周に当接するように、コ
イルばねをリング状に接続したリング状コイルばねを嵌
装し、このリング状コイルばねとホッパーの底部に設け
た回転板との間に略メダル2枚分程の間隙が形成される
ようにしてメダル計数機におけるメダル等量分散機構を
構成する。
【0005】
【作用】本発明のメダル等量分散機構は、上部ガイドと
下部ガイドとの間のくびれ部の全周に当接するように、
コイルばねをリング状に接続したリング状コイルばねを
嵌装し、このリング状コイルばねとホッパーの底部に設
けた回転板との間に略メダル2枚分程の間隙が形成され
るようにしたから、回転板の回転によって放射状に外方
へ分散するメダルが前記コイルばねと接触する際の摩擦
抵抗が小さくなると共に、メダルがコイルばねのところ
でつまりそうになると、リング状のコイルばねが伸びる
ことによって前記上部ガイドに沿って浮き上がるため、
この作用によってもメダルのつまりを解消することがで
きる。
【0006】またリング状のコイルばねの下をメダルが
通過する時に、メダルが接触するコイルばねは固定され
ていないので、回転板の回転方向へゆっくりと回転しな
がら、メダルを放射状に分散して外周部へ送り出すこと
ができる。またコイルばねは従来のゴム板より耐久性が
よいという利点もある。
【0007】
【実施例】以下、図1〜図4について本発明の実施例を
説明する。図1は本発明装置を備えたメダル計数機の全
体を示す外観図であり、図2はそのメダル投入用ホッパ
ーから出たメダルを返却するためにプールしておくマイ
クロホッパーまで送給する装置の斜視図である。
【0008】このメダル計数機の概要を説明すると、図
中1は箱型の基台、2は基台1上に設けた円盤状のメダ
ル投入用ホッパー、2aはその入口部、3はこのホッパ
ー2の底部に設けた回転板、4はその駆動プーリ、5は
ベルト、6はモータである。
【0009】また2bは、メダル投入用ホッパー2の外
周部に、メダルを1枚づつ放出するために設けたメダル
放出用の開口、7は開口2bから出たメダルを送給する
装置の水平設置カバー、8はメダル投入用ホッパー2の
側方に配置したマイクロホッパーで、このホッパー8は
客に返却するためのメダルをプールしておくものであ
り、9は前記メダル送給装置から送り出されたメダルを
マイクロホッパー8に送り込むためのガイドである。
【0010】また図2に示す10は、メダル搬送用のベル
トで、11,12はその両端部のプーリである。13はプーリ
12とユニバーサルジョイント(図示せず)を介して連結
したプーリ、14はその下方に設けた駆動プーリで、モー
タ(図示せず)により駆動される。15はプーリ13,14に
かけ渡したベルトである。
【0011】また16はベルト10によるメダル搬送路上に
設けた異径メダル落下用の開口、17はこの開口16内に異
径メダルを強制的に落下させるためのローラーで、18は
そのローラー17を遊端部に枢支するベルクランク、19は
その枢支軸、20はローラー17を押し下げるように作用す
るばねである。
【0012】また21は、ベルト10によるメダル搬送路上
の前記開口16のつぎに設けたメダル落下用の開口で、こ
の開口21の一側縁には、摺動板22をソレノイドモータ23
によって往復動自在に設けてある。24はその引き込み用
の戻しばねである。すなわち摺動板22が押し出された状
態にある時は、メダルが落下せず、ソレノイドモータ23
が消磁して摺動板22が戻しばね24によって引き込められ
た時は、メダルが開口21より落下するようになってい
る。
【0013】25は開口21よりメダルを強制的に落下させ
るためのローラーで、26はそのローラー25を遊端部に枢
支するベルクランク、27はその枢支軸、28はローラー25
を押し下げるように作用するばねである。
【0014】また29は、ベルト10によって送られてきた
メダルを上方へ跳ね上げるための湾曲板で、この湾曲板
29によって跳ね上げられたメダルは、前記ガイド9の内
面に案内されてマイクロホッパー8内に導入されるよう
になっている。
【0015】本発明においては、図3に詳細に示すよう
に、メダル計数機のメダル投入用ホッパー2の入口部2
aに、漏斗状に下方の径が小さくなるリング状の上部ガ
イド30を設けると共に、この上部ガイド30の下方に、下
方の径が大きくなるリング状の下部ガイド31を上部ガイ
ド30と一体的に形成して設け、この上部ガイド30と下部
ガイド31との間のくびれ部32の全周に当接するように、
コイルばねをリング状に接続したリング状コイルばね33
を嵌装し、このリング状コイルばね33とホッパー2の底
部に設けた回転板3との間に略メダル2枚分程の間隙S
が形成されるようにしてメダル計数機におけるメダル等
量分散機構を構成する。なお34はメダルである。
【0016】つぎに上述したメダル計数機の作用を説明
する。メダル計数機の電源を入れ、図1の矢印B方向に
メダルを投入し、計数開始スイッチ(図示せず)によっ
てメダル搬送用モータ(図示せず)を作動させると、メ
ダル搬送用ベルト10が図2の矢印Cの方向に移動する。
ついで数秒後に回転板用モータ6が作動して回転板3が
図4の矢印Dの方向に回転する。なおメダル搬送用モー
タと、回転板用モーター6を独立させた理由は、回転板
3に多量のメダル34の重量が加わってもベルト10による
メダル搬送部の回転速度に影響を与えないためである。
【0017】回転板3が図4の矢印Dの方向に回転する
と回転板3上のメダル34が遠心力により、図3および図
4の矢印Eのように外側へ向って移動し、コイルばね33
と回転板3との隙間から外方へ送り出される。
【0018】このコイルばね33の下方をメダル34が通過
する時、図3の(a) に示すように、複数のメダル34が重
合すると、従来はこのような場所でメダル34がつまる現
象を起したが、本発明装置では、くびれ部32の全周に当
接するように嵌装したリング状コイルばね33がその円周
方向に対して伸びやすいために、図3(a) のような状態
になると、すぐにリング状コイルばね33が伸びて図3の
(b) に示すように、コイルばね33が矢印Fの方向に移動
し、その結果メダル34を矢印Gのように移動させ、つい
で図3の(c) の矢印Hのように無理なくコイルばね34の
外側へメダル34を移動させることができる。なおメダル
34が通過したならば、コイルばね33は矢印Iのように元
の位置に戻る。
【0019】上述のように、回転板3上で分散したメダ
ル34はメダル投入用ホッパー2の外周部に設けたメダル
1枚分の隙間を有する開口2bから出て、メダル搬送用
のベルト10により搬送される。そして正規のメダル34と
異なる異径メダルはローラー17の圧力により開口16から
強制的に落下させられる。また正規の同径メダルはベル
ト10によりそのまま搬送される。マイクロホッパー8内
のメダルが定量に満たない場合はセンサー(図示せず)
の作動によってソレノイドモータ23が摺動板22を押し出
してメダルの通路を形成しているため、ベルト10によっ
て移送されたメダルは開口21上を通過した後、湾曲板29
に沿って跳ね上げられると共に、ガイド9の内面によっ
て案内されてマイクロホッパー8内に定量に達するまで
投入され続け、返却用メダルとしてプールされる。
【0020】マイクロホッパー8内のメダルが定量に達
したら、ソレノイドモーター23のスイッチが切れ、ばね
24の作用によって摺動板22が後退する。このためその上
を通過しようとするメダルは、ローラー25によって開口
21から、強制的に落下させられる。そして全メダルの計
数が終了すると、回転板3が停止し、つづいてメダル搬
送部が停止する。メダル搬送部内にメダルが残留すると
次回分計数時に、メダルが十分な加速が得られず、湾曲
板29を上りきらず、途中で停止して後続のメダルを詰ま
らせる原因になるため、上記の順序で停止させるように
なっている。また余りメダルが発生する場合は、その枚
数分をマイクロホッパー8より送り出して、一連の動作
を終了する。
【0021】また客がメダル計数機にメダルを投入して
計数を開始する際に、返却メダル数が少なくなっている
場合は、最初にマイクロホッパー8内にメダルをプール
するように作動する。マイクロホッパー8内のメダルが
一定量に達している場合は開口21よりメダルが自動的に
落下するようになっている。
【0022】
【発明の効果】本発明のメダル等量分散機構は、上部ガ
イド30と下部ガイド31との間のくびれ部32にの全周に当
接するように、コイルばねをリング状に接続したリング
状コイルばね33を嵌装し、このリング状コイルばね33と
ホッパー2の底部に設けた回転板3との間に略メダル2
枚分程の間隙Sが形成されるようにしたから、回転板3
の回転によって放射状に外方へ分散するメダル34が前記
コイルばね33と接触する際の摩擦抵抗が小さくなると共
に、メダル34がコイルばね33のところでつまりそうにな
ると、リング状のコイルばね33が伸びることによって前
記上部ガイド30に沿って浮き上がるため、この作用によ
ってもメダル34のつまりを容易に解消することができる
という効果が得られる。
【0023】またリング状のコイルばね33の下をメダル
34が通過する時に、メダル34が接触するコイルばね33は
固定されていないので、回転板3の回転方向へゆっくり
と回転しながら、メダル34を放射状に分散して外周部へ
送り出すことができる。またコイルばね33は従来のゴム
板より耐久性がよいという利点もある。したがって本発
明によれば、メダル計数機におけるメダルの分散機能の
均等化を促進すると共に、その装置の耐久性も向上させ
ることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置を付したメダル計数機の外観を示す
斜視図である。
【図2】図1のメダル搬送装置を示す部分斜視図であ
る。
【図3】(a),(b),(c) は、本発明装置の作用説明用の部
分断面図である。
【図4】本発明装置のリング状コイルばねと回転板とを
示す平面図である。
【図5】(a),(b),(c) は、従来装置の作用説明用の部分
断面図である。
【符号の説明】
1 基台 2 メダル投入用ホッパー 2a 入口部 3 回転板 4 駆動プーリ 5 ベルト 6 モータ 7 水平設置カバー 8 マイクロホッパー 9 ガイド 10 ベルト 11,12,13 プーリ 14 駆動プーリ 15 ベルト 16 開口 17 ローラー 18 ベルクランク 19 枢支軸 20 ばね 21 開口 22 摺動板 23 ソレノイドモータ 24 戻しばね 25 ローラー 26 ベルクランク 27 枢支軸 28 ばね 29 湾曲板 30 上部ガイド 31 下部ガイド 32 くびれ部 33 リング状コイルばね 34 メダル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G07D 1/00 - 9/06 A63F 7/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メダル計数機のメダル投入用ホッパーの
    入口部に、漏斗状に下方の径が小さくなるリング状の上
    部ガイドを設けると共に、この上部ガイドの下方に、下
    方の径が大きくなるリング状の下部ガイドを上部ガイド
    と一体的に形成して設け、この上部ガイドと下部ガイド
    との間のくびれ部の全周に当接するように、コイルばね
    をリング状に接続したリング状コイルばねを嵌装し、こ
    のリング状コイルばねとホッパーの底部に設けた回転板
    との間に略メダル2枚分程の間隙が形成されるようにし
    たことを特徴とするメダル計数機におけるメダル等量分
    散機構。
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