JP3267866B2 - 騒音感応ボリューム - Google Patents

騒音感応ボリューム

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JP3267866B2
JP3267866B2 JP16622096A JP16622096A JP3267866B2 JP 3267866 B2 JP3267866 B2 JP 3267866B2 JP 16622096 A JP16622096 A JP 16622096A JP 16622096 A JP16622096 A JP 16622096A JP 3267866 B2 JP3267866 B2 JP 3267866B2
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博之 山口
忠顕 松村
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は騒音感応ボリューム
に係わり、特に搭載される車両の車室の音響特性に応じ
て補正することの可能な騒音感応ボリュームに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車にはオーディオ装置が搭載される
ことが普通であるが、走行時には室内にロードノイズ、
風切音、内燃機関音等の騒音が侵入するため走行前に設
定した音量では必要な音声情報が騒音に埋もれてしまう
場合もあるため、走行開始後にボリュームを再設定する
必要がなる。
【0003】走行中にボリュームを操作することは危険
でもあるため、車内の騒音を検出して自動的に音声情報
の音量を増加する騒音感応ボリュームがすでに提案され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記騒
音感応ボリュームにあっては騒音に対応する補正特性は
予め設定されているため、車室内の音響特性が未知であ
る車両に適用することは困難であった。本発明は上記課
題に鑑みなされたものであって、音響特性が未知である
車両に搭載した場合にも騒音に応じて適正な補正をする
ことが可能な騒音感応ボリュームを提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る騒音感
応ボリュームは、図2の機能線図に示すように、音源出
力を調整手段の調整値に応じて調整した調整後信号と車
室内音検出手段で検出された車室内音に基づいて車室内
騒音を検出する車室内騒音検出手段と、車室内騒音検出
手段で検出された車室内騒音に基づいて音源出力を調整
する音量調整手段と、を具備する騒音感応ボリュームに
おいて、車室内音検出手段の後段に、前記車室内音検出
手段で検出された車室内音の周波数特性に基づいて車室
内音響特性を補正する補正特性決定手段を有する
【0006】本発明にあっては、無走行音状態において
室内騒音算出手段で検出される室内騒音が予め定められ
た基準レベルに補正される第2の発明に係る騒音感応
ボリュームは、補正特性決定手段の補正特性は、調整後
信号が車室内に出力されておりかつ車両が停止している
状態において車室内騒音算出手段で算出された室内騒音
が略無騒音状態となるように決定される本発明にあっ
ては、無走行音状態において室内騒音算出手段で検出さ
れる室内騒音が略無騒音状態に補正される
【0007】第3の発明に係る騒音感応ボリュームは、
疑似音声を出力する疑似音声出力手段を更に具備し、補
正特性決定手段の補正特性決定時に音源出力に代えて疑
似音声出力手段出力を使用する。 本発明にあっては、疑
似音源から出力される疑似音声を使用して補正特性決定
手段の補正特性が決定される。
【0008】第4の発明に係る騒音感応ボリュームは、
補正特性決定手段が、車両停止状態でないときには補正
特性の変更を禁止する禁止手段をさらに具備する本発
明にあっては、車両が停止状態にない場合は騒音の影響
を受けるおそれがあるものとして補正特性の変更が禁止
される。
【0009】第5の発明に係る騒音感応ボリュームは、
音量調整手段が、音響特性補正手段の補正特性が決定さ
れていないときは室内騒音に応じた調整を実行しない
本発明にあっては、補正特性が決定されていないとき
は、騒音に応じた音量の調整は実行されない
【0010】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る騒音感応ボリ
ュームの実施例の構成図であって、音源としてはCDプ
レイヤ11である。車室内の音量(音声量と騒音量とを
加算したもの)はマイクロフォン12で検出され、マイ
クロフォンアンプ13で増幅される。
【0011】CDプレイヤ11の出力およびマイクロフ
ォンアンプ13の出力はマイクロコンピュータシステム
10の一部を構成するA/Dコンバータ101に供給さ
れる。マイクロコンピュータシステム10は、バス10
0を中心としてA/Dコンバータ101、D/Aコンバ
ータ102、CPU103、出力インターフェイス10
4およびメモリ105から構成される。
【0012】D/Aコンバータ102からアナログ信号
として出力される音声信号は電子ボリューム14を介し
て出力アンプ15に導かれ、電力増幅された後スピーカ
16から音声信号として出力される。電子ボリューム1
4の設定は、例えばポテンショメータである操作器17
によって調整されるが、この設定値はA/Dコンバータ
101を介してマイクロコンピュータシステム10にフ
ィードバックされる。
【0013】なお、出力インターフェイス104には例
えば液晶ディスプレイである表示器18が接続されてい
る。図3はマイクロコンピュータシステム10で実行さ
れる補正関数決定ルーチンのフローチャートであって、
ステップ30で車両が停止中であるかを判定する。な
お、この判定はイグニッションスイッチ "オフ" かつ車
速が "0" であること等により行うことが可能である。
【0014】ステップ30で否定判定されたとき、即ち
走行中であるときは、補正関数決定の際に走行音の影響
を排除するために、例えば「較正は停止中に実施してく
ださい。」というようなメッセージを液晶ディスプレイ
18に表示してこのルーチンを終了する。ステップ30
で肯定判定されたとき、即ち停止中であるときは、ステ
ップ32に進みCDプレイヤ11から出力される音楽情
報Mを読み込む。
【0015】さらにステップ33でマイクロフォン12
およびマイクロフォンアンプ13によって検出される
止時車室内音量 s を、ステップ34で操作器17の設
定値Rを読み込む。ステップ35において、停止時車室
内音量 s から音楽情報Mと操作器17の設定値Rとの
乗算値を減算して停止時の車室内の騒音量 s を算出す
る。
【0016】 s s −R・M そしてステップ36において、停止時の車室内の騒音量
s の関数である補正特性f( s )を "0" デシベ
ル、即ち無騒音状態としてこのルーチンを終了する。図
4はマイクロコンピュータシステム10で実行される音
量制御ルーチンのフローチャートであって、ステップ4
0でCDプレイヤ11から出力される音楽情報Mを読み
込む。
【0017】さらにステップ41でマイクロフォン12
およびマイクロフォンアンプ13によって検出される車
室内音量Sを、ステップ42で操作器17の設定値Rを
読み込む。ステップ43において、車室内音量Sと補正
特性f(N s )の乗算値から音楽情報Mと操作器17の
設定値Rとの乗算値を減算して車室内の騒音量Nを算出
する。 N ← S・f(N s − R・M ステップ44において、音楽情報Mを車室内の騒音量N
の関数に基づいて補正して出力信号Oを算出する。 O ← M・g(N) ここで、関数g(N)は予め決定された関数である。
【0018】N ← S−R・M ステップ44において、音楽情報Mを車室内の騒音量N
の関数に基づいて補正して出力信号Oを算出する。 O ← M・f(N) ここで、関数f(N)は前述の補正関数決定ルーチンに
おいて決定された関数である。
【0019】ステップ45において出力信号OをD/A
コンバータ102に出力する。さらに、ステップ46に
おいて騒音量N、即ち騒音感応ボリュームにおける補正
量を出力インターフェイス104に出力して、このルー
チンを終了する。即ちディジタル信号である出力信号O
はD/Aコンバータ102でアナログ信号に変換され、
電子ボリューム14によって操作器17の設定値Rによ
って調整される。
【0020】そして出力アンプ15において電力増幅し
たのち、スピーカ16から音声信号として出力される。
従って、スピーカ16から出力され音声信号はO・R、
即ちM・f(N)・Rとなり、騒音量が大きくなるに伴
ってスピーカから出力される音楽情報も大きくなる。
【0021】なお補正関数決定の際にCDプレイヤ11
に代えて疑似音声信号を出力する疑似音源(図示せず)
を使用してもよい。この場合は、疑似音声信号としてM
系列信号を使用することにより広い周波数帯域に対応可
能な補正関数を決定することが可能となる。また、マイ
クロフォンアンプ13の後段に車室内の音響特性を補正
するためにイコライザを設置する場合には、イコライザ
の周波数帯域毎に補正関数を決定してもよい。
【0022】さらに関数値f(N)の初期値を "0" デ
シベルに設定しておけば、補正関数決定ルーチンを実行
しないかぎり騒音に感応した音量の補正は実行されな
い。
【0023】
【発明の効果】第1及び第2の発明に係る騒音感応ボリ
ュームによれば、車両搭載後に補正特性が決定されるた
め車種によらず適用することが可能となる。
【0024】第3の発明に係る騒音感応ボリュームによ
れば、疑似音源から出力される周波数成分の平坦な信号
に基づき補正特性を決定することにより広い周波数帯域
にわたって補正を施すことが可能となる。第4の発明
係る騒音感応ボリュームによれば、車両が停止状態でな
いときの補正特性の決定を禁止することにより補正特性
が騒音により影響されることを防止することが可能とな
る。
【0025】第5の発明に係る騒音感応ボリュームによ
れば、補正特性の決定が実行されないうちに騒音に感応
した調整が行われることを防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る騒音感応ボリュームの実施例の構
成図である。
【図2】本発明に係る騒音感応ボリュームの機能線図で
ある。
【図3】補正関数決定ルーチンのフローチャートであ
る。
【図4】音量制御ルーチンのフローチャートである。
【符号の説明】
10…マイクロコンピュータ 11…CDプレイヤ 12…マイクロフォン 13…マイクロフォンアンプ 14…電子ボリューム 15…出力アンプ 16…スピーカ 17…操作器 18…表示器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03G 3/20 - 3/34

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音源出力を調整手段の調整値に応じて調
    整した調整後信号と、車室内音検出手段で検出された車
    室内音に基づいて、車室内騒音を検出する車室内騒音検
    出手段と、 前記車室内騒音検出手段で検出された車室内騒音に基づ
    いて音源出力を調整する音量調整手段と、を具備する騒
    音感応ボリュームにおいて、 前記車室内音検出手段の後段に、前記車室内音検出手段
    で検出された車室内音の周波数特性に基づいて車室内音
    響特性を補正する補正特性決定手段を有する騒音感応ボ
    リューム。
  2. 【請求項2】 前記補正特性決定手段の補正特性は、前
    記調整後信号が車室内に出力されており、かつ車両が停
    止している状態において前記車室内騒音算出手段で算出
    された室内騒音が略無騒音状態となるように決定される
    請求項1に記載の騒音感応ボリューム。
  3. 【請求項3】 疑似音声を出力する疑似音声出力手段を
    更に具備し、前記補正特性決定手段の補正特性決定時
    に、音源出力に代えて前記疑似音声出力手段出力を使用
    する請求項1又は2に記載の騒音感応ボリューム。
  4. 【請求項4】 前記補正特性決定手段が、車両停止状態
    でないときには補正特性の変更を禁止する禁止手段をさ
    らに具備する請求項1から3のいづれか1項に記載の騒
    音感応ボリューム。
  5. 【請求項5】 前記音量調整手段が、前記補正特性決定
    手段の補正特性が決定されていないときは、室内騒音に
    応じた調整を実行しない請求項1から4のいづれか1項
    に記載の騒音感応ボリューム。
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