JP3267536B2 - 3次元画像処理装置 - Google Patents

3次元画像処理装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、3次元CADアプ
リケーションや3次元アニメーションのオーサリングア
プリケーション等に適用され、3次元コンピュータグラ
フィックス(3次元画像)を表示(描画)する3次元画
像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5を参照して、従来の3次元画像処理
装置500は、ユーザアプリケーション600により生
成された3次元画像データ(3次元モデリングデータ)
D500が入力されると、3次元モデリングデータの構
成単位であるポリゴン(多角形)毎に3次元画像処理を
行う。3次元画像処理装置500内では、まずジオメト
リ処理部501にて、光源処理や3次元座標から画面上
の2次元座標への座標変換等のジオメトリ処理を行う。
次に、レンダリング処理部502にて、隠面処理等のレ
ンダリング処理を行い、フレームバッファ503に書き
込み、最終的にディスプレイに表示される。尚、3次元
画像処理装置500は、実際上、ジオメトリ処理部50
1およびレンダリング処理部502共にハードウェア化
したもの、レンダリング処理部502をハードウェア化
し、ジオメトリ処理部501はソフトウエア処理するも
の、ならびに両者共にソフトウェアで処理するものの3
種がある。
【0003】アニメーション表示などの場合は、フレー
ム毎にこれら一連の処理を繰り返す。
【0004】図5に示した例をも含め、従来の3次元画
像処理装置においては、ユーザアプリケーション中の適
当な3次元モデリングデータ群をひとまとまりとしてユ
ーザが定義し、そのデータ群をメモリに保持することに
より、ユーザアプリケーションと3次元画像処理装置と
の間の転送のオーバーへッドを減らすような機能を持っ
ている場合が多い。ここで、保持されるデータは、ユー
ザアプリケーションから転送された直後のジオメトリ処
理前のものである。したがって、次の描画の際には、再
びジオメトリ処理から行われる。
【0005】3次元画像処理装置における表示(描画)
の高速化の方法として、例えば特開平7−210706
号公報においては、描画するモデリングデータを、動的
なデータ(変更されたデータ)と静的なデータ(変更さ
れていないデータ)とに分ける。そして、静的なデータ
については、ジオメトリ処理およびレンダリング処理後
のフレームバッファに書き込むべきデータを、専用のバ
ッファに書き込んで記憶する。以降の描画の際には、動
的なデータは通常の描画処理を行ってフレームバッファ
へと書き込む一方、静的なデータは通常の描画処理を行
わずに上記専用のバッファから通常のフレームバッファ
へと書き込む。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した例をも含め、
従来の3次元画像処理装置には、次のような問題点があ
る。
【0007】即ち、フレーム毎の画面表示の際に、表示
する3次元データに変更がない場合でも、毎回、ジオメ
トリ処理およびレンダリング処理の全てを行うために、
処理時間が多くかかることである。
【0008】また、3次元画像処理条件の一部に変更が
あった場合、例えばテクスチャ貼り付けのパラメータを
変更した結果を表示して確認したいといった場合にも、
毎回、ジオメトリ処理およびレンダリング処理の全てを
行うために、処理時間が多くかかる。
【0009】本発明の課題は、表示する3次元データの
変更がない場合、3次元データの一部分のみ変更がある
場合、あるいは隠面処理やテクスチャ貼り付け処理など
の3次元表示処理の変更のみがある場合に、表示を高速
化できる3次元画像処理装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、3次元
画像データを3次元画像処理して3次元画像を描画する
3次元画像処理装置において、3次元座標から2次元座
標への座標変換処理および光源処理を含むジオメトリ処
理を行うジオメトリ処理部と、隠面処理、ブレンド処
理、フォグ処理、およびテクスチャ処理を含むレンダリ
ング処理を行うレンダリング処理部と、ジオメトリ処理
前の3次元画像データを保存および更新可能な第1のデ
ータ保持領域と、ジオメトリ処理後かつレンダリング処
理前のデータを保存および更新可能な第2のデータ保持
領域と、レンダリング処理後のデータを保存および更新
可能な第3のデータ保持領域とを有し、さらに、外部か
ら与えられる処理条件および該処理条件の変更履歴をチ
ェックし、処理条件の変更が無ければレンダリング処理
後のデータを格納した前記第3のデータ保持領域のデー
タを使用することで3次元画像処理を行わず処理時間を
短縮し、また、レンダリング処理に関する処理条件のみ
の変更の場合には前記第2のデータ保持領域のデータを
使用して前記レンダリング処理部以降のみ処理を行うこ
とでジオメトリ処理を省き、処理時間の短縮を行うよう
な制御を行う処理条件判定部を有する3次元画像処理装
置が得られる。
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】本発明によれば、少くとも前記レンダリン
グ処理部以前は、ソフトウェア処理によって3次元画像
処理を行うように構成されている前記3次元画像処理装
置が得られる。
【0015】本発明によれば、前記3次元画像処理装置
のうちの、3次元画像データおよび処理条件データを入
力するための処理を、3次元画像データを生成するユー
ザアプリケーションが行う前記3次元画像処理装置が得
られる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態による3次元画像処理装置について説明す
る。
【0017】図1は、本発明の実施の形態による3次元
画像処理装置の構成を示すブロック図である。図1を参
照して、符号D100は、図示しないユーザアプリケー
ションにてユーザにより定義された3次元モデリングデ
ータとしての3次元画像データである。3次元画像デー
タD100は、複数の部品データD101により構成さ
れている。
【0018】本実施の形態による3次元画像処理装置1
00は、3次元座標から2次元座標への座標変換や光源
処理等のジオメトリ処理を行うジオメトリ処理部101
と、隠面処理、プレンド処理、フォグ処理、およびテク
スチャ処理等の処理を行い、フレームバッファ103へ
の書き込みを行うレンダリング処理部102と、最終描
画結果を保持するフレームバッファ103と、ジオメト
リ処理部101への入力直前のデータを保持する第1の
データ保持領域としてのレベル0データ保持領域104
と、レンダリング処理部102への入力直前のデータを
保持する第2のデータ保持領域としてのレベル1データ
保持領域105と、レンダリング処理部102からの出
力データを保持する第3のデータ保持領域としてのレベ
ル2データ保持領域106と、ユーザアプリケーション
から指定された3次元画像表示条件の設定状況に基づい
て、いずれのレベルのデータ保持領域にデータを記憶す
るかならびにいずれレベルのデータ保持領域から表示処
理を行うかを決定する処理条件判定部107とを有して
いる。
【0019】図2は本発明の新規部品データ描画時の動
作の流れを示す図であり、図3は登録済み部品データ描
画時の動作の流れを示す図であり、図4は他の部品デー
タの処理結果の影響を受ける場合の登録済み部品データ
描画時の動作の流れを示す図である。
【0020】以下、図1〜図4を参照して、本装置の動
作を説明する。
【0021】ユーザアプリケーションにて3次元画像デ
ータD100が定義される際には、3次元画像データD
100はいくつかの部品データD101から構成され、
3次元画像データの移動処理、回転処理、テクスチャ処
理等の3次元画像処理は、各部品データ毎に設定される
ことが多い。したがって、本装置における処理も、部品
データD101毎に行う。また、部品データD101は
それぞれ、構成要素であるポリゴンの各頂点毎の、座標
データ、色データ、法線データ、およびテクスチャ座標
データからなる。
【0022】まず、図2を参照して、3次元画像データ
が新規に入力された場合を説明する。
【0023】ステップS101にて、3次元画像データ
D100の部品データD101と、光源処理設定やテク
スチャ処理設定等の3次元画像処理の条件設定データと
が3次元画像表示装置100に入力される。ユーザアプ
リケーションにて部品データが新規に作成されると、3
次元画像処理装置には、部品データの頂点データおよび
部品データのID番号が入力される。以降の描画時に
は、ユーザアプリケーションからは頂点データは転送さ
れずに、部品データのID番号のみが入力される。この
ユーザアプリケーションの動作は、前述したように、従
来より既知である。
【0024】ステップS102にて、3次元画像表示装
置100の処理条件判定部107は、新規な部品データ
か否かを判定する。判定の結果、非新規の部品データで
あれば、ステップS103へ移行する一方、新規の部品
データであればステップS103へ移行する。
【0025】ステップS103にて、ID番号が登録済
みであるので、登録済み部品データの場合の処理(後
述)を行う。ステップS103における登録済み部品デ
ータの処理については、後に詳述する。
【0026】ステップS104にて、この新規の部品デ
ータに対してID番号を設定し、レベル0データ保持領
域104内に、部品データおよびこれに対する処理条件
設定データを保存すると共に、この保存作業の終了を待
たずに、部品データをジオメトリ処理部101へ出力す
る。ステップS105にて、ジオメトリ処理を行う。
尚、3次元画像表示装置100内で設定するID番号
は、ユーザアプリケーションで設定されたID番号と同
じ番号を使用し、次回の新規データか否かの判定に用い
る。
【0027】ステップS106にて、ジオメトリ処理部
101からの出力データをレベル1データ保持領域10
5に保存すると共に、この保存作業の終了を待たずに、
レンダリング処理部102へ出力する。レベル1データ
保持領域105に記憶されるデータは、最初につけられ
たID番号、ジオメトリ処理後の各頂点毎の座標デー
タ、色データ、法線データ、およびテクスチャ座標デー
タである。ステップS107にて、レンダリング処理を
行う。
【0028】ステップS108にて、レンダリング処理
部102からの出力データをレベル2データ保持領域1
06に保存すると共に、この保存作業の終了を待たず
に、フレームバッファ103へ出力する。レベル2デー
タ保持領域106に記憶されるデータは、部品データの
ID番号、フレ一ムバッファに書き込むカラー値デー
タ、および隠面消去処理に用いるZバッファ値である。
ステップS109にて、フレームバッファ103への描
画を行う。
【0029】以上の操作を、部品データ毎に繰り返す。
この後、フレームバッファ103から図示しないディス
プレイへの表示が行われ、これで最初の1画面分の描画
が行われる。
【0030】次に、図3を参照して、既に登録されてい
る部品データについての処理を説明する。
【0031】既に登録済みのi番目(iは、自然数)の
部品データD101iの場合は、アプリケーションから
の転送は行わずに、ステップS201にて、ID番号i
での指定を行うと共に、今回の描画の際の処理条件デー
タを入力する。尚、ステップS202にて新規の部品デ
ータであると判定した場合には、ステップS203にて
新規の部品データ用の処理を行う。ステップS203の
処理の詳細は、図2に示した通りである。
【0032】現在入力されたi番目の部品データD10
1iより前に処理された部品データが処理結果に影響を
及ぼす場合がある。このため、ステップS204にて、
i番目の部品データより前に処理した部品データに関し
て処理条件の変更がおこったか否か、ならびに、この部
品データの処理以前に新規部品の追加処理がおこったか
否かを処理条件部107で判定する。判定の結果、どち
らの条件も発生しなかった場合はステップS206へ移
行する一方、どちらか一方の条件が発生した場合はステ
ップS205へ移行する。ステップS205の処理の詳
細は、後に、図4を参照して詳述する。
【0033】ステップS206にて、現在処理中の部品
データに対する3次元画像処理の設定条件と、処理条件
判定部にID番号とともに記憶されている前回のこの部
品に対する処理設定条件とを、処理条件判定部107で
比較判定する。
【0034】ステップS206での判定の結果、処理条
件が変更されていなければ、ステップS207にてレベ
ル2データ保持領域106に保持されている該当するI
D番号のデータを使用してフレームバッファ103ヘ描
画する。この場合は、ジオメトリ処理部101、レンダ
リング処理部102での処理が発生しないので、高速な
描画が行える。実使用上は、単純に画面の再描画を行う
場合や、ある一部品の処理のみに変更が起こった場合が
これに相当する。ただし、後述するように、他の部品の
処理変更内容によっては、別の処理方法が行われる場合
がある。
【0035】ステップS206での判定の結果、レンダ
リング処理条件に関する変更があった場合は、ステップ
S211にてレベル1データ保持領域105に保持され
ている該当するID番号のデータを使用してレンダリン
グ処理を行い、ステップS210へ移行し、条件判定部
107での処理条件を今回設定された条件に更新し、ま
たレベル2データ保持領域106のデータを新しくレン
ダリング処理部102から出力されたデータに更新す
る。この場合は、ジオメトリ処理およびレンダリング処
理に変更がない場合よりは実行時間がかかるものの、ジ
オメトリ処理部101での処理が発生しないので、高速
な描画処理が行える。実使用上は、例えばいく通りかの
テクスチャ処理(テクスチャ処理は、レンダリング処理
の一例である)を試しに設定して画像を確認して見たい
という状況が多く発生するが、その際に高速に表示する
ことができる。
【0036】ステップS206での判定の結果、ジオメ
トリ処理条件に関する変更があった場合は、ステップS
208にて、レベル0データ保持領域104に保持され
ている該当するID番号のデ−タを使用してジオメトリ
処理を行い、ステップS209へ移行してレンダリング
処理を行い、ステップS210、S212で描画する。
ステップS210では、条件判定部107での処理条件
を新しく設定された条件に更新し、レベル1データ保持
領域104およびレベル2データ保持領域105の各デ
ータを、それぞれ新たなジオメトリ処理部101の出
力、レンダリング処理部102の出力で更新する。この
場合は、従来の描画処理と同じ処理となる。これは、実
使用上は、いく通りかの光源処理(ジオメ卜リ処理の一
例)を試すといった状況にあたる。
【0037】次に、図4を参照して、他の部品データの
処理条件変更、および新規の部品データ追加が起こった
場合の動作を説明する。
【0038】いま、複数の部品データD101があり、
その順番に部品データを描画していくとする。ステップ
S301にて、ID番号iでの指定を行うと共に、今回
の描画の際の処理条件データを入力する。尚、ステップ
S302にて新規の部品データであると判定した場合に
は、ステップS303にて新規の部品データ用の処理を
行う。ステップS303の処理の詳細は、図2に示した
通りである。
【0039】i番目の部品データD101iを処理する
際に、ステップS304にて、i番目の部品データより
前に処理した部品データに関して処理条件の変更がおこ
ったか否か、ならびに、この部品データの処理以前に新
規部品の追加処理がおこったか否かを処理条件部107
で判定する。判定の結果、どちらの条件も発生しなかっ
た場合はステップS305へ移行する一方、どちらか一
方の条件が発生した場合はステップS306へ移行す
る。
【0040】ステップS306にて、現在処理中の部品
データに対する3次元画像処理の設定条件と、処理条件
判定部にID番号とともに記憶されている前回のこの部
品に対する処理設定条件とを、処理条件判定部107で
比較判定する。
【0041】ステップS306の判定の結果、i番目の
部品データに対する処理条件の変更がない場合、ならび
にi番目の部品データに対する処理条件の変更が有りか
つレンダリング処理に変更があった場合は、ステップS
309にてレベル1データ保持領域105のデータを使
用してレンダリング処理を行い、ステップS310、ス
テップS311にて描画する。この際、レベル2データ
保持領域106のデータを新たなレンダリング処理部1
02の出力で更新する。レンダリング処理部102から
処理を始める理由は、i番目の部品データD101iの
処理以前の部品データ描画結果に変更があった場合に、
フレームバッファ103や隠面消去処理に使用するZバ
ッファの描画結果が異なり、したがって既に書き込まれ
ているフレームバッファ103の値を使用するブレンド
処理や既に書き込まれているZバッファの値を使用する
隠面消去処理処理といったレンダリング処理に影響があ
るためである。
【0042】i+1番目以降の部品データの処理条件の
変更や、新規部品データの追加は、i番目の部品データ
の処理時のフレームバッファ103、Zバッファには影
響はないので、考慮する必要はない。この場合の処理速
度は処理条件の設定状況等で大きく変わるが、変更の必
要のない部分の処理は行わずに、保持領域に記録された
データを使用するため、高速に表示が行われ、最遅の場
合でも従来技術と同等速度である。
【0043】ステップS306の判定の結果、i番目の
部品データに対する処理条件の変更が有りかつジオメト
リ処理に変更があった場合は、ステップS307にてレ
ベル0データ保持領域104を用いてジオメトリ処理を
行い、さらにステップS308にてレベル1データ保持
領域105のデータを更新すると共に、レンダリング処
理を行い、ステップS310へ移行する。
【0044】
【実施例】図1に示した本発明による3次元画像処理装
置と、ユーザアプリケーションとして、3次元CADア
プリケーション、あるいは3次元アニメーションのオー
サリングアプリケーション等とを使用する例を考える。
【0045】これらのユーザアプリケーションでは、現
在作業中のある一部品データだけ変更し、その他の部品
データは変更なしで再描画するという状況が多く発生す
る。この場合に、本装置では、発明の実施の形態で説明
したような動作により、高速に表示することができる。
また、アニメーションの表示においても、移動する部品
とそれに影響を受ける部品だけ再処理すればよいので、
高速に表示できる。
【0046】さらに、ユーザまたはユーザアプリケーシ
ョンが、移動しない背景部品を処理順番の早い方に配置
し、移動する部品の処理順番を最後の方に持ってくるこ
とにより、先ほど説明した発明の実施の形態の図4を参
照して説明した他の部品データの処理条件変更が起こっ
た場合の処理において、現在処理中のi番目の部品デー
タに変更がなくてもその前の部品デ一タに変更があるた
めにi番目の部品の処理をレンダリング部から行わねば
ならないというケースが減るため、より高速に表示がで
きるようになる。
【0047】尚、本装置内での各部品データの処理順序
の並べ替えは、並べ替え前と違う描画結果となり、ユー
ザまたはユーザアプリケーションの意図に反する場合が
あるので、本装置内では行わない。
【0048】
【発明の効果】本発明による3次元画像処理装置は、3
次元画像処理の所定の段階毎に当該段階のデータを一時
的に保存しておき、次回の3次元画像処理の際には処理
条件に応じた適切な段階のデータを用いて過去の3次元
画像処理と重複する3次元画像処理を行わないため、3
次元画像を高速に描画できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による3次元画像処理装置
の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す3次元画像処理装置の動作を説明す
るためのフロー図であり、新規な部品データ描画時の動
作例を示す。
【図3】図1に示す3次元画像処理装置の動作を説明す
るためのフロー図であり、登録済み部品データ描画時の
動作例を示す。
【図4】図1に示す3次元画像処理装置の動作を説明す
るためのフロー図であり、登録済み部品データ描画時の
他の部品データの処理結果の影響を受ける場合の動作例
を示す。
【図5】従来例による3次元画像処理装置の構成を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
100、500 3次元画像処理装置 101、501 ジオメトリ処理部 102、502 レンダリング処理部 103、503 フレームバッファ 104 レベル0データ保持領域 105 レベル1データ保持領域 106 レベル2データ保持領域 107 処理条件判定部 600 ユーザアプリケーション

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3次元画像データを3次元画像処理して
    3次元画像を描画する3次元画像処理装置において、 3次元座標から2次元座標への座標変換処理および光源
    処理を含むジオメトリ処理を行うジオメトリ処理部と、 隠面処理、レンド処理、フォグ処理、およびテクスチ
    ャ処理を含むレンダリング処理を行うレンダリング処理
    部と ジオメトリ処理前の3次元画像データを保存および更新
    可能な第1のデータ保持領域と、 ジオメトリ処理後かつレンダリング処理前のデータを保
    存および更新可能な第2のデータ保持領域と、 レンダリング処理後のデータを保存および更新可能な第
    3のデータ保持領域と を有し、 さらに、外部から与えられる処理条件および該処理条件
    の変更履歴をチェックし、処理条件の変更が無ければレ
    ンダリング処理後のデータを格納した前記第3のデータ
    保持領域のデータを使用することで3次元画像処理を行
    わず処理時間を短縮し、また、レンダリング処理に関す
    る処理条件のみの変更の場合には前記第2のデータ保持
    領域のデータを使用して前記レンダリング処理部以降の
    み処理を行うことでジオメトリ処理を省き、処理時間の
    短縮を行うような制御を行う処理条件判定部を有するこ
    とを特徴とする3次元画像処理装置。
  2. 【請求項2】 少くとも前記レンダリング処理部以前
    は、ソフトウェア処理によって3次元画像処理を行うよ
    うに構成されている請求項1に記載の3次元画像処理装
    置。
  3. 【請求項3】 前記3次元画像処理装置のうちの、3次
    元画像データおよび処理条件データを入力するための処
    理を、3次元画像データを生成するユーザアプリケーシ
    ョンが行う請求項1または2に記載の3次元画像処理装
    置。
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