JP3267084B2 - 防振ゴムの製造方法 - Google Patents

防振ゴムの製造方法

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JP3267084B2
JP3267084B2 JP33797394A JP33797394A JP3267084B2 JP 3267084 B2 JP3267084 B2 JP 3267084B2 JP 33797394 A JP33797394 A JP 33797394A JP 33797394 A JP33797394 A JP 33797394A JP 3267084 B2 JP3267084 B2 JP 3267084B2
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善啓 佐山
哲也 渡辺
圭輔 伊藤
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Sumitomo Riko Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C66/00General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts
    • B29C66/70General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material
    • B29C66/71General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material characterised by the composition of the plastics material of the parts to be joined

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  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は内筒金具と外筒金具と
の間に環状のゴム弾性体が加硫接着された形態の防振ゴ
ムの製造方法に関し、詳しくは接着処理の方法に特徴を
有するものに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】防振ゴ
ムの一種に、内筒金具と外筒金具との間に環状のゴム弾
性体を加硫接着した形態のものがある。図8はこの種形
態の防振ゴムの製造ラインの一例を示したものであっ
て、この例では無端環状の搬送路300に沿って接着工
程302,複数の加硫機304,絞り工程306及び塗
装工程308を設け、そして接着工程302において外
筒金具の内周面及び内筒金具の外周面にそれぞれ接着剤
をスプレー塗布した後、それらを加硫機304の金具に
セットして、そこでゴム材料を注入して加硫接着し、し
かる後加硫品を搬送路300に沿って絞り工程306ま
で搬送してそこで絞り加工を施し、更に下流工程で塗装
を施すようにしている。
【0003】図8(B)は、その際の搬送方法及び接着
方法を具体的に示したものである。同図(B)(イ)に
おいて310は搬送パレットであって、この搬送パレッ
ト310には、特定品種の防振ゴムの鍔付きの外筒金具
312に専用の円筒形状のホルダー314が一体的に固
設されており、このホルダー314によって外筒金具3
12を保持するようになっている。
【0004】搬送パレット310には、また、同じく特
定品種の防振ゴムの内筒金具316専用のホルダー31
8が固設されており、このホルダー318によって内筒
金具316を保持するようになっている。尚、(ハ)に
示しているように加硫済みのものは内筒金具316のみ
がホルダー318によって支持され、その状態で絞り工
程306まで搬送される。
【0005】(ロ)は接着処理の方法を示したもので、
図中322は外筒金具312を保持するための接着処理
専用のホルダーで、外筒金具312はこのホルダー32
2によって鍔の下面を支持された状態でその内面に接着
剤がスプレー塗布される。一方、内筒金具316は内筒
金具専用のホルダー324にて保持され、ホルダー32
4と共に回転させられながらその外周面に接着剤がスプ
レー塗布される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記方法の場
合、特に接着処理に際して異品種ごとに専用のホルダー
をセットすることが必要であり、従って品種替えを行う
ときにはホルダーの取替えをすることが必要である。し
かしながら特に多品種の防振ゴムを少量ずつ生産する場
合には、その専用ホルダーの取替えが頻繁となり、その
段取替えのために多大な手間と時間とを要する問題があ
る。
【0007】例えば防振ゴムを少量多品種生産する場合
には、1日のうちに20回程度も段取替えを行うことが
必要である場合も多く、そのために1日のうちの1/3
程度も時間を費やしてしまい、このことが生産性を阻害
する大きな要因となっていた。また段取替えのための人
手も必要であるといった問題もあった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願の発明はこのような
課題を解決するためになされたものである。而して本願
の発明は、内筒金具と外筒金具とを所定の搬送路に沿っ
て搬送手段により搬送するとともに、接着処理工程にお
いて該内筒金具の外周面と該外筒金具の内周面とに接着
剤の塗布処理を行い、しかる後それら外筒金具及び内筒
金具を加硫機の金型にセットして内筒金具及び外筒金具
間にゴム材料を注入し、以て内筒金具と外筒金具との間
に環状のゴム弾性体が加硫接着された形態の防振ゴムを
製造する方法において、前記接着処理工程における前記
外筒金具の内周面への接着剤の塗布処理に際して、異品
種の防振ゴムの各外筒金具に共通の外筒金具用主回転ホ
ルダーを設けるとともに、該外筒金具用主回転ホルダー
に対して脱着可能な部材であってリング状をなし、異品
種の防振ゴムのそれぞれの外筒金具の外周面に対応した
大きさの、該外周面に挿脱可能に嵌合する内径側の金具
位置決用嵌合面と、該外筒金具の支持部と、前記外筒金
具用主回転ホルダーの上端部によって支持される被支持
部と、該外筒金具用主回転ホルダーに挿脱可能に嵌合し
て自身の軸直角方向位置を定めるホルダー位置決用嵌合
面とを備えた特定品種専用の外筒金具用補助ホルダー
を、前記支持部にて該外筒金具を支持させた状態で、前
記被支持部において該外筒金具ごと前記外筒金具用主回
転ホルダーの上端部上に載置し、それら外筒金具用主回
転ホルダー及び外筒金具用補助ホルダーを該外筒金具と
ともに回転駆動装置にて回転駆動した状態で該外筒金具
の内周面に接着剤をスプレー塗布し、しかる後、接着処
理後の外筒金具を該外筒金具用補助ホルダーごと該外筒
金具用主回転ホルダーより取り外して該外筒金具を次工
程へと搬送することをことを特徴とする(請求項1)。
【0009】本願の別の発明は、請求項1において、前
記外筒金具が軸方向所定個所の外周面に鍔を有する鍔付
きのものであって、前記外筒金具用補助ホルダーの軸方
向端部に該鍔の下面を支持する形態の前記支持部が設け
られていることを特徴とする前記外筒金具が軸方向所定
個所の外周面に鍔を有する鍔付きのものであって、前記
補助ホルダーの軸方向端部に該鍔の下面を支持する形態
の前記支持部が設けられていることを特徴とする(請求
項2)。
【0010】本願の更に別の発明は、請求項1におい
て、前記外筒金具が鍔を有しない、鍔無しパイプ状のも
のであって、前記外筒金具用補助ホルダーには、その内
周面側に内向き突出状をなし該外筒金具の下端面を支持
する前記支持部が設けられていることを特徴とする(請
求項3)。
【0011】本願の更に別の発明は、請求項1,2又は
3において、前記外筒金具用補助ホルダーの外周面側
に、ロボットハンドにて保持される被保持部が各補助ホ
ルダーごとに同一の形状,大きさで、且つ前記外筒金具
用主回転ホルダーへのセット状態で該外筒金具用主回転
ホルダーに対して同一の相対関係位置となる位置に設け
られていることを特徴とする(請求項4)。
【0012】本願の更に別の発明は、請求項1,2,3
又は4において、前記接着処理工程における前記内筒金
具の外周面への接着剤の塗布処理に際して、異品種の防
振ゴムの各内筒金具に共通の内筒金具用主回転ホルダー
を設けるとともに、該内筒金具用主回転ホルダーに対し
て脱着可能な部材であってリング状をなし、異品種の防
振ゴムのそれぞれの内筒金具の内周面に対応した大きさ
の、該内周面に挿脱可能に嵌合する外径側の金具位置決
用嵌合面と、該内筒金具に対する支持部と、該内筒金具
用主回転ホルダーの上端部によって支持される被支持部
と、該内筒金具用主回転ホルダーの上端面上に設けられ
た突出ピンの外周面に挿脱可能に嵌合する内径側のホル
ダー位置決用嵌合面とを備えた特定品種専用の内筒金具
用補助ホルダーを、前記支持部にて該内筒金具を支持さ
せた状態で、前記被支持部において内筒金具ごと前記内
筒金具用主回転ホルダーの上端部上に載置し、それら内
筒金具用主回転ホルダー及び補助ホルダーを該内筒金具
と共に回転駆動装置にて回転駆動した状態で、該内筒金
具の外周面に接着剤をスプレー塗布し、しかる後、接着
処理後の内筒金具を内筒金具用補助ホルダーごと内筒金
具用主回転ホルダーより取り外して該内筒金具を次工程
へと搬送することを特徴とする(請求項5)。
【0013】本願の更に別の発明は、請求項1,2,
3,4又は5において、前記搬送手段が(イ)搬送パレ
ットと、(ロ)該搬送パレット上に突設され、前記外筒
金具用補助ホルダーを前記金具位置決用嵌合面において
前記外筒金具を内嵌させた状態で上端部上に載置状態に
支持する搬送用主ホルダーと、(ハ)前記内筒金具に直
接又は間接に且つ挿脱可能に内嵌して軸直角方向位置を
定める上向きの突出ピンを備えて該内筒金具又は該内筒
金具と外筒金具とを支持する支持部とを含んでおり、且
つ該支持部は該内筒金具の上端と外筒金具の上端とを異
品種間で同じ高さ位置に支持するものとされていること
を特徴とする(請求項6)。
【0014】
【作用及び発明の効果】上記のように請求項1の発明
は、接着処理工程において異品種の防振ゴムに共通の外
筒金具用主回転ホルダーを設ける一方、各品種ごとに専
用の外筒金具用補助ホルダーを用意し、そして外筒金具
用補助ホルダーにて外筒金具を保持させた状態で、即ち
外筒金具及びそれ専用の外筒金具用補助ホルダーを組み
の状態で外筒金具用主回転ホルダー上に載置して外筒金
具用主回転ホルダーにより外筒金具を間接的に保持さ
せ、その状態でこれを回転駆動してその内周面に接着剤
をスプレー塗布するもので、本発明によれば予め専用の
外筒金具用補助ホルダーを各品種の防振ゴムの外筒金具
に装着した状態で接着工程の共通の外筒金具用主回転ホ
ルダーに対して脱着でき、従って処理すべき防振ゴムの
品種が切り替わっても、接着処理作業を中断して接着処
理用のホルダーを取り替えるといったことは必要でな
く、そのまま接着処理を続行することができる。
【0015】即ち、従来必要とされていた段取替えのた
めの作業を実質上省くことが可能であり、これにより生
産性を大幅に高めることができるとともに、段取替えの
ための作業者を不要化でき、接着処理工程を自動化する
ことも可能となる。また段取替えを実質上不要化できる
ことから、多品種を混流状態で接着工程ラインに流すこ
とが可能となる利点も得られる。尚、内筒金具について
は内筒金具用主回転ホルダーによる保持部分に多少の遊
び(隙間)が許されることも多く、この場合には内筒金
具用主回転ホルダーにてそのまま異品種の防振ゴムの内
筒金具を保持することが可能である。
【0016】請求項2の発明は、上記外筒金具が鍔付き
のものである場合において、上記外筒金具用補助ホルダ
ーの軸方向所定個所に、その鍔の下面を支持する形態の
支持部を設けるようにしたもので、本発明によれば外筒
金具における鍔を利用してこれを安定的に支持すること
ができる。
【0017】請求項3の発明は、上記外筒金具が鍔無し
パイプ状のものである場合において、外筒金具用補助ホ
ルダーにその外筒金具の下端面を支持する支持部を内周
面側に内向き突出状に設けるようになしたもので、本発
明によれば外筒金具の形状に拘らず確実にこれを支持す
ることができる。
【0018】請求項4の発明は、外筒金具用補助ホルダ
ーの外周面側に、各外筒金具用補助ホルダー間で同一の
形状,大きさの且つ外筒金具用主回転ホルダーへのセッ
ト状態でその外筒金具用主回転ホルダーに対して同一相
対関係位置となる位置に被保持部を設け、その被保持部
をロボットハンドにて保持するようになしたもので、本
発明によれば品種の如何に拘らず、ロボットハンドの同
一の動作によって、外筒金具を接着工程の外筒金具用主
回転ホルダーに脱着でき、従って異なった品種の外筒金
具に対して接着処理を施す場合においても特に段取替え
を行うことなく、接着位置への外筒金具のセット及び接
着位置からの外筒金具の取出しを自動化することが可能
となる。
【0019】尚、この請求項4の発明において、上記被
保持部を、軸方向上下に所定距離離れた一対の環状突出
部間に形成された環状凹部とすることができる。更にこ
の場合において、下側の環状突出部にて、前記外筒金具
用主回転ホルダーの上端部により支持される被支持部を
兼用させることができる。
【0020】請求項5の発明は、内筒金具を専用の内筒
金具用補助ホルダーごと内筒金具用主回転ホルダーに脱
着するようになしたもので、本発明によれば共通の内筒
金具用主回転ホルダーのみでは異品種の内筒金具に対し
て対応できない場合においても、特別の段取替え作業を
行うことなく連続して接着処理を行うことが可能とな
る。
【0021】請求項6の発明は、上記外筒金具を専用の
外筒金具用補助ホルダーごと内筒金具とともにパレット
上に支持し、且つ異品種間でそれら外筒金具同士及び内
筒金具同士の上端の高さ位置が同じ高さ位置となるよう
にそれらを保持して搬送を行うようにしたもので、本発
明によれば外筒金具及び内筒金具の各上端部をロボット
ハンドにて把持して加硫機の金型にセットするに際し、
ロボットハンドにおける同一の動作によってそれら金具
を金型にセットできる利点が得られる。
【0022】また外筒金具は専用の外筒金具用補助ホル
ダーごとパレット上に載せられるため、接着処理を終え
て接着位置より取り出された外筒金具を外筒金具用補助
ホルダーごとパレット上に載せれば良く、従って接着処
理工程から搬送工程への移し替え或いはその逆の移し替
えも自動化することが可能となる。
【0023】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく
説明する。図1において、10は直線状に設けられた搬
送路で、その片側に複数の加硫機12が列設されてお
り、また反対側には絞り工程14,塗装工程16,金具
ストック工程18,接着工程20が設けられている。尚
22はパレットで、このパレット22によって内筒金具
及び外筒金具が搬送される。
【0024】図2は防振ゴムの形態例を示したもので、
図中(A)に示す防振ゴム24は、軸方向一端部に鍔2
6を有する円筒形状の外筒金具28と、同じく円筒形状
の内筒金具30との間に環状のゴム弾性体32を加硫接
着した形態をなしている。尚ゴム弾性体32には中空部
34が形成されている。
【0025】(B)の防振ゴム36は、鍔無し円筒形状
の外筒金具38と内筒金具40との間に環状のゴム弾性
体42を加硫接着した形態をなしており、また(C)の
防振ゴム44は、下端部に大径の鍔46を有する円筒形
状の外筒金具48と、略下半部が大径部50、上半部が
小径部52とされた円筒形状の内筒金具54との間に環
状のゴム弾性体56を加硫接着した形態をなしている。
【0026】図3は、例えば上記防振ゴム24における
外筒金具28,内筒金具30に接着処理を施す方法を示
している。同図において58は支持プレートであって、
この支持プレート58により外筒金具用の主回転ホルダ
ー60と内筒金具用の主回転ホルダー62とが支持され
ている。
【0027】外筒金具用の主回転ホルダー60は、底付
円筒形状の本体部64と、本体部64の下面中心部に設
けられた軸部66と、軸部66の下端部に設けられた台
座部68と、台座部68の更に下面側中心部に設けられ
た下向きの突出部70とを有しており、その突出部70
が支持プレート58の孔72内に嵌め入れられ且つ台座
部68が支持プレート58の上面に着座するようになっ
ている。尚、75は主回転ホルダー60の本体部64内
に収容された使捨てコップである。
【0028】一方、内筒金具用の主回転ホルダー62
は、円柱形状の本体部76と、本体部76より小径且つ
本体部76の上面より上向きに突出する突出ピン78と
を有しており、本体部76の下端部に設けられた台座部
68において支持プレート58の上面に着座し、また台
座部68の下面中心部に設けられた突出部70において
支持プレート58の孔72内に嵌まり込むようになって
いる。
【0029】80は上記主回転ホルダー60,62を回
転駆動するための回転駆動装置で、図示しないシリンダ
等によって昇降させられる昇降体82と、昇降体82を
昇降案内するガイドレール84と、昇降体82に設けら
れてガイドレール84に摺動可能に嵌合する摺動部86
と、昇降体82に固設されたモータ88と、昇降体82
に軸受90を介して回転可能に保持された回転駆動軸9
2とを有している。回転駆動軸92は、プーリ94及び
これに巻き掛けられた無端環状の伝導部材95を介して
モータ88に作動的に連結されている。
【0030】回転駆動軸92の上端部には、支持円板9
7とその中心部より上向きに突き出すピン99とが設け
られており、そのピン99が上記主回転ホルダー60,
62における中心孔74内に嵌入し、且つ支持円板97
が突出部70の下面に当接してこれを支持し且つ回転さ
せるようになっている。
【0031】96は特定品種の防振ゴムの外筒金具専用
の補助ホルダーであって、主回転ホルダー60に対して
脱着可能且つリング状をなしている。この外筒金具用の
補助ホルダー96は、上半部が小径部98とされ、また
下半部が大径部100とされている。小径部98は、鍔
付きの外筒金具28における鍔26の下面を支持する支
持部としてのものであり、内周面が外筒金具28の外周
面に対しほぼ隙間なく且つ挿脱可能に嵌合してその軸直
角方向位置を規定する金具位置決用嵌合面102とされ
ている。
【0032】一方大径部100の下端部外周面は、主回
転ホルダー60の上端部内周面に挿脱可能に内嵌して補
助ホルダー96の軸直角方向位置を規定するホルダー位
置決用嵌合面103とされている。大径部100には、
また、その外周面において軸方向上下に所定間隔を隔て
た位置に環状の突出部104が形成されており、それら
突出部104の間に環状且つ凹状の被保持部106が形
成されている。被保持部106はロボットハンドによっ
て保持される部分である。
【0033】上記環状の突出部104のうち下側の突出
部104は、主回転ホルダー60によって支持される被
支持部を兼ねており、従って上記環状且つ凹状の被保持
部106は、主回転ホルダー60の上端直上位置に位置
させられている。
【0034】本例においては、回転駆動装置80によっ
て主回転ホルダー60を支持しつつこれを回転駆動さ
せ、その状態でスプレーガンの先端ノズル108より接
着剤を外筒金具28の内周面にスプレー塗布し、接着処
理を行う。また外筒金具28に対する接着処理が済んだ
ところで或いはこれに先立って、回転駆動装置80によ
り内筒金具用の主回転ホルダー62を支持し且つ回転さ
せつつスプレーガンの先端ノズル108より内筒金具3
0の外周面に対して接着剤をスプレー塗布し、接着処理
を行う。
【0035】本例においては、特定品種の防振ゴム24
の外筒金具専用の補助ホルダー96を介して接着処理す
べき外筒金具を主回転ホルダー60により支持し、その
状態でこれを回転駆動して接着剤のスプレー塗布を行う
ことから、その補助ホルダー96を別途のものと取り替
えることによって、同一の主回転ホルダー60を共通に
用いつつ異なった品種の防振ゴムの外筒金具に対しても
同様にして接着処理を行うことができる。
【0036】尚、内筒金具30についてはこの例では特
別な補助ホルダーを用いておらず、これを直接内筒金具
用の主回転ホルダー62にセットして接着処理を行うよ
うにしている。この場合、内筒金具30の内径寸法の多
少の変化は、主回転ホルダー62における突出ピン78
と内筒金具30内周面との間の隙間によって吸収でき
る。
【0037】因みに、図4は上例とは異なった形態の鍔
無し円筒形状の防振ゴム36の外筒金具38及び内筒金
具40を接着処理する場合の例を示している。図におい
て110は鍔無しパイプ状の且つ特定サイズの外筒金具
38専用の補助ホルダーであって、上半部内周側に外筒
金具38の外周面に対してほぼ隙間なく且つ挿脱可能に
嵌合してその軸直角方向位置を規定する金具位置決用嵌
合面112が形成されている。またその下側には内方に
突出して外筒金具38の軸方向下端面を支持する支持部
114が設けられている。
【0038】一方、外周側には前記図3に示す補助ホル
ダー96と同様の大きさ,形状の突出部104と、環状
且つ凹状の被保持部106が形成されており、更にその
下側には主回転ホルダー60の上端部内周面に内嵌して
補助ホルダー110の軸直角方向位置を規定するホルダ
ー位置決用嵌合面103が形成されている。
【0039】図4において、116は内筒金具専用の補
助ホルダーであってリング状をなしている。この内筒金
具専用の補助ホルダー116には、上側に小径部118
が、下側に大径部120が形成されている。上側の小径
部118の外周面は、内筒金具40の内周面にほぼ隙間
なく且つ挿脱可能に嵌合してその軸直角方向位置を規定
する金具位置決用嵌合面122とされている 一方下側の大径部120は、内筒金具40の下端面を支
持する支持部とされている。この支持部をなす大径部1
20は、また、内筒金具用の主回転ホルダー62の上端
面によって支持される被支持部も兼ねている。
【0040】補助ホルダー116の内周側には、内方に
環状に迫り出す迫出し部124が設けられており、その
迫出し部124の内周面が、突出ピン78に対してほぼ
隙間なく且つ挿脱可能に嵌合して補助ホルダー116の
軸直角方向位置を規定するホルダー位置決用嵌合面12
6とされている。
【0041】図4に示す外筒金具用の補助ホルダー11
0及び内筒金具用の補助ホルダー116は、何れも異品
種の防振ゴムに共通の同一の主回転ホルダー60及び6
2に対してそのままセットできるものであり、従ってか
かる補助ホルダー110,116を用いることによっ
て、図3に示す外筒金具28,内筒金具30とは異なっ
た品種の防振ゴム36の外筒金具38及び内筒金具40
を同一の主回転ホルダー60及び62を用い、且つ同様
の手法によって接着処理することができる。
【0042】尚、本例においては内筒金具40について
も専用の補助ホルダー116を用いており、このように
すると内径の大きな内筒金具に対しても正確にこれを位
置決めした状態で接着処理することができる。
【0043】図5は搬送路上をパレットにて金具を搬送
している状態を示したものである。図において128は
板状のパレットであって、このパレット128上には円
筒形状且つ同一形状の複数の搬送用主ホルダー130が
上向きに突設されており、それら搬送用主ホルダー13
0上に、外筒金具用の補助ホルダー96,132,11
0が載置されている。
【0044】ここで各補助ホルダー96,132,11
0は、それぞれホルダー位置決用嵌合面103において
各搬送用主ホルダー130に挿脱可能に内嵌されてお
り、且つ下側の環状の突出部104において搬送用主ホ
ルダー130により支持されている。
【0045】また各補助ホルダー96,132,110
は、内周側の金具位置決用嵌合面102,112におい
て外筒金具28,38に隙間なく嵌合し、それらの軸直
角方向位置を規定している。但しこの搬送状態において
は、各補助ホルダー96,132,110は対応する外
筒金具28,38を直接支持はしていない。
【0046】尚、図5(A)中右側の補助ホルダー13
2は左側の補助ホルダー96と同じく鍔付き円筒形状の
外筒金具28用のものであるが、この補助ホルダー13
2は、図中左側の鍔付き外筒金具28よりも外径の大き
い鍔付き外筒金具28(図中右側のもの)用に構成され
ており、補助ホルダー96と同じく小径部133と大径
部134とから成っているが、小径部133及び大径部
134の内径は同一とされており、その内周面が上記金
具位置決用嵌合面102とされている。他の点について
は基本的に補助ホルダー96と同様である。
【0047】尚、図5(B)に示している鍔無しパイプ
状の外筒金具38用の補助ホルダー110は、この例で
は支持部114において外筒金具38の下端面を支持し
た状態で、搬送用主ホルダー130上に載置されてい
る。
【0048】パレット128上には、各種形状の支持台
部(支持部)136,138,140が上向きに突設さ
れている。支持台部136には、外筒金具用の支持面1
42と内筒金具用の支持面144とが段違い状に形成さ
れており、また支持台部138には、外筒金具28及び
内筒金具30共通の支持面146が、更に支持台部14
0には、内筒金具専用の支持面148が形成されてい
る。
【0049】各支持台部136,138,140には、
また、それらの中心部に上向きの突出ピン150,15
2,154が設けられている。これら突出ピン150,
152,154は内筒金具30,40の軸直角方向位置
を規定するためのものである。ここで突出ピン150,
152は内筒金具30の内周面に直接挿脱可能に嵌合し
てそれらを位置決めし、また突出ピン154は内筒金具
用の補助ホルダー116を介して内筒金具40に嵌合
し、その軸直角方向位置を規定している。即ち図5
(B)の支持台部140は、補助ホルダー116を介し
て内筒金具40を支持している。
【0050】図5に明らかに示しているように、各支持
台部136,138及び140は、異品種間で外筒金具
28,38の上端及び内筒金具30,40の上端がそれ
ぞれ同一位置に位置するようにこれらを支持するものと
されている。
【0051】以上の説明から明らかなように、本例にお
いてはパレット128にて搬送されてきた異品種の外筒
金具28,38を専用の補助ホルダー96,132,1
10ごと、接着工程の主回転ホルダー60,62上に移
し替えることができる。また内筒金具30,40につい
てもそのまま、或いは補助ホルダーを用いるものについ
てはその補助ホルダーごと、接着工程の主回転ホルダー
62上に載置し、セットすることができる(図6参
照)。
【0052】また接着工程において接着処理が済んだ異
品種の外筒金具28,38を、補助ホルダー96,13
2,110ごと再びパレット128上の搬送用主ホルダ
ー130上に戻すことができる。同様に内筒金具30,
40についてもそのまま、或いは補助ホルダー110ご
とパレット128上の支持台部136,138,140
上に戻すことができる。
【0053】従って本例によれば、異品種の防振ゴムが
不規則に搬送されてきた場合においても、ロボットハン
ドにおける同一の動作に基づいて搬送路10上からそれ
ぞれの外筒金具及び内筒金具を接着工程に移し替えるこ
とができ、また接着処理の済んだ外筒金具及び内筒金具
を再び搬送路10上のパレット22に戻すことができ、
それらの作業を特別の段取替えを要することなく自動化
することができる。
【0054】本例においては、外筒金具28,38同
士,内筒金具30,40同士で各上端の高さを揃えてい
ることから、接着処理後の各金具のそれぞれの上端部を
ローダーにより保持して各加硫機12の金型にセットす
るに際し、金具の保持を品種が異なった場合でも容易に
行うことができ、金型への金具のセット作業を自動化で
きる利点も得られる。
【0055】以上は内外筒接着タイプの防振ゴムブッシ
ュの例であるが、本発明は図2(C)の形態の防振ゴム
(ストラットマウント)44にも適用可能なものであ
る。図7はこの形態の防振ゴム44を接着処理する方法
を示している。図において156はこの形態の防振ゴム
(ストラットマウント)用且つ特定形状,寸法(特定品
種)の外筒金具用の補助ホルダーであって、背の低い円
筒部158と、円筒部158の上端部において内向きに
延びるドーナツ板状の板状部160とを有している。
【0056】板状部160は、支持部としてのものであ
って、外筒金具48の鍔46を製品状態とは上下逆向き
の状態でこれを支持するようになっている。またこの板
状部160の内周面は、外筒金具48の外周面にほぼ隙
間なく嵌合してその軸直角方向位置を規定する金具位置
決用嵌合面162とされている。
【0057】一方、円筒部158には段付状の被支持部
164が形成されており、この被支持部164が主回転
ホルダー60の上端部によって支持されるようになって
いる。この被支持部164の下側にはまた、主回転ホル
ダー60の上端部に外嵌して軸直角方向位置を規定する
ホルダー位置決用嵌合面166が形成されている。
【0058】168は、ストラットマウントにおける内
筒金具専用の補助ホルダーであって、この例の補助ホル
ダー168は、円筒形状の小径部170と、その上側の
大径部172とを有している。大径部172は内筒金具
52を支持する支持部としてのものであり、その外周面
は、内筒金具52の内周面にほぼ隙間なく嵌合してその
軸直角方向位置を規定する金具位置決用嵌合面174と
されている。
【0059】一方下側の円筒形状の小径部170は、主
回転ホルダー62によって支持される被支持部としての
ものであり、その内周面は突出ピン78にほぼ隙間なく
嵌合して補助ホルダー168の軸直角方向位置を規定す
るホルダー位置決用嵌合面176とされている。尚、1
78はホルダー168を内筒金具52ごと保持するため
のロボットハンドによる被保持部である。
【0060】本例においては、外筒金具48を主回転ホ
ルダー60により補助ホルダー156を介して支持した
状態でこれを回転させ、その内周面に接着剤をスプレー
塗布することによって接着処理を行うことができる。ま
た同様に内筒金具52についても、これを主回転ホルダ
ー62により補助ホルダー168を介して支持した状態
で回転させ、その外周面に接着剤をスプレー塗布するこ
とによって接着処理を行うことができる。
【0061】また接着位置への各金具のセットは、各補
助ホルダー156,168ごとに行うことができ、また
接着処理後においてはそれら金具48,52を専用の補
助ホルダー156,168ごと接着位置から取り出すこ
とができる。従ってこの場合においても主回転ホルダー
60,62については何ら取替えを要せず、異なった品
種が持ち来された場合であってもそのまま接着処理を続
行することができる。
【0062】以上本発明の実施例を詳述したがこれはあ
くまで一例示である。例えば本発明はトーショナルダン
パーその他の内筒金具及び外筒金具、それらの間に加硫
接着されたゴム弾性体からなる形態の防振ゴム一般に適
用が可能であるし、また場合によって鍔付きの内外筒接
着タイプの防振ゴムブッシュ用或いは鍔無しの内外筒接
着タイプの防振ゴムブッシュ用或いはストラットマウン
ト用に製造ラインを設置して、外筒金具用の主回転ホル
ダー或いは内筒金具用の主回転ホルダーを同一系統の防
振ゴムに対してのみ共通化するといったことも可能であ
るなど、本発明はその主旨を逸脱しない範囲において種
々変更を加えた形態で構成可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である防振ゴムの製造方法の
具体的な製造ラインの一例を示す図である。
【図2】本発明の適用対象となる防振ゴムの形態例を示
す図である。
【図3】同実施例における接着工程での接着方法を示す
図である。
【図4】同じ実施例における図3とは他の形態の防振ゴ
ムの外筒金具を接着処理する方法を示す図である。
【図5】図1の搬送工程における金具の搬送状態を示す
図である。
【図6】同じ実施例における接着工程と搬送工程間での
金具の移し替え方法を表わす図である。
【図7】同じ実施例における図3及び図4とは異なった
形態の防振ゴムの金具に対し接着処理を施す方法を示す
図である。
【図8】従来の防振ゴム製造方法における製造ラインの
一例と搬送方法及び接着方法を示す図である。
【符号の説明】
10 搬送路 12 加硫機 24,36,44 防振ゴム 26,46 鍔 28,38,48 外筒金具 30,40,54 内筒金具 32,42,56 ゴム弾性体 60 外筒金具用主回転ホルダー 62 内筒金具用主回転ホルダー 78,150,152,154 突出ピン 80 回転駆動装置 96,110,156 外筒金具用補助ホルダー 98,170 小径部 100,120,172 大径部 103,,126,166,176 ホルダー位置決用
嵌合面 102,112,122,162,174 金具位置決
用嵌合面 104 突出部 106 被保持部 114 支持部 116,168 内筒金具用補助ホルダー 128 パレット 130 搬送用主ホルダー 136,138,140 支持台部(支持部) 160 板状部 164 被保持部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI // B29C 65/52 B29C 65/52 F16F 15/08 F16F 15/08 K B29K 21:00 B29K 21:00 105:22 105:22 B29L 9:00 B29L 9:00 (72)発明者 伊藤 圭輔 愛知県小牧市大字北外山字哥津3600番地 東海ゴム工業株式会社内 (56)参考文献 実開 平2−91668(JP,U) 実開 平3−34866(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B05D 1/00 - 7/26 B05B 13/02 B29C 39/10 B29D 31/00 F16F 1/38 B29C 65/52 F16F 15/08

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内筒金具と外筒金具とを所定の搬送路に
    沿って搬送手段により搬送するとともに、接着処理工程
    において該内筒金具の外周面と該外筒金具の内周面とに
    接着剤の塗布処理を行い、しかる後それら外筒金具及び
    内筒金具を加硫機の金型にセットして内筒金具及び外筒
    金具間にゴム材料を注入し、以て内筒金具と外筒金具と
    の間に環状のゴム弾性体が加硫接着された形態の防振ゴ
    ムを製造する方法において前記接着処理工程における前
    記外筒金具の内周面への接着剤の塗布処理に際して、異
    品種の防振ゴムの各外筒金具に共通の外筒金具用主回転
    ホルダーを設けるとともに、該外筒金具用主回転ホルダ
    ーに対して脱着可能な部材であってリング状をなし、異
    品種の防振ゴムのそれぞれの外筒金具の外周面に対応し
    た大きさの、該外周面に挿脱可能に嵌合する内径側の金
    具位置決用嵌合面と、該外筒金具の支持部と、前記外筒
    金具用主回転ホルダーの上端部によって支持される被支
    持部と、該外筒金具用主回転ホルダーに挿脱可能に嵌合
    して自身の軸直角方向位置を定めるホルダー位置決用嵌
    合面とを備えた特定品種専用の外筒金具用補助ホルダー
    を、前記支持部にて該外筒金具を支持させた状態で、前
    記被支持部において該外筒金具ごと前記外筒金具用主回
    転ホルダーの上端部上に載置し、それら外筒金具用主回
    転ホルダー及び外筒金具用補助ホルダーを該外筒金具と
    ともに回転駆動装置にて回転駆動した状態で該外筒金具
    の内周面に接着剤をスプレー塗布し、しかる後、接着処
    理後の外筒金具を該外筒金具用補助ホルダーごと該外筒
    金具用主回転ホルダーより取り外して該外筒金具を次工
    程へと搬送することを特徴とする防振ゴムの製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記外筒金具が軸方
    向所定個所の外周面に鍔を有する鍔付きのものであっ
    て、前記外筒金具用補助ホルダーの軸方向端部に該鍔の
    下面を支持する形態の前記支持部が設けられていること
    を特徴とする防振ゴムの製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記外筒金具が鍔を
    有しない、鍔無しパイプ状のものであって、前記外筒金
    具用補助ホルダーには、その内周面側に内向き突出状を
    なし該外筒金具の下端面を支持する前記支持部が設けら
    れていることを特徴とする防振ゴムの製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1,2又は3において、前記外筒
    金具用補助ホルダーの外周面側に、ロボットハンドにて
    保持される被保持部が各補助ホルダーごとに同一の形
    状,大きさで、且つ前記外筒金具用主回転ホルダーへの
    セット状態で該外筒金具用主回転ホルダーに対して同一
    の相対関係位置となる位置に設けられていることを特徴
    とする防振ゴムの製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1,2,3又は4において、前記
    接着処理工程における前記内筒金具の外周面への接着剤
    の塗布処理に際して、異品種の防振ゴムの各内筒金具に
    共通の内筒金具用主回転ホルダーを設けるとともに、該
    内筒金具用主回転ホルダーに対して脱着可能な部材であ
    ってリング状をなし、異品種の防振ゴムのそれぞれの内
    筒金具の内周面に対応した大きさの、該内周面に挿脱可
    能に嵌合する外径側の金具位置決用嵌合面と、該内筒金
    具に対する支持部と、該内筒金具用主回転ホルダーの上
    端部によって支持される被支持部と、該内筒金具用主回
    転ホルダーの上端面上に設けられた突出ピンの外周面に
    挿脱可能に嵌合する内径側のホルダー位置決用嵌合面と
    を備えた特定品種専用の内筒金具用補助ホルダーを、前
    記支持部にて該内筒金具を支持させた状態で、前記被支
    持部において内筒金具ごと前記内筒金具用主回転ホルダ
    ーの上端部上に載置し、それら内筒金具用主回転ホルダ
    ー及び補助ホルダーを該内筒金具と共に回転駆動装置に
    て回転駆動した状態で、該内筒金具の外周面に接着剤を
    スプレー塗布し、しかる後、接着処理後の内筒金具を内
    筒金具用補助ホルダーごと内筒金具用主回転ホルダーよ
    り取り外して該内筒金具を次工程へと搬送することを特
    徴とする防振ゴムの製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項1,2,3,4又は5において、
    前記搬送手段が(イ)搬送パレットと、(ロ)該搬送パ
    レット上に突設され、前記外筒金具用補助ホルダーを前
    記金具位置決用嵌合面において前記外筒金具を内嵌させ
    た状態で上端部上に載置状態に支持する搬送用主ホルダ
    ーと、(ハ)前記内筒金具に直接又は間接に且つ挿脱可
    能に内嵌して軸直角方向位置を定める上向きの突出ピン
    を備えて該内筒金具又は該内筒金具と外筒金具とを支持
    する支持部とを含んでおり、且つ該支持部は該内筒金具
    の上端と外筒金具の上端とを異品種間で同じ高さ位置に
    支持するものとされていることを特徴とする防振ゴムの
    製造方法。
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