JP3266959B2 - 電子会議システム - Google Patents

電子会議システム

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JP3266959B2
JP3266959B2 JP01689193A JP1689193A JP3266959B2 JP 3266959 B2 JP3266959 B2 JP 3266959B2 JP 01689193 A JP01689193 A JP 01689193A JP 1689193 A JP1689193 A JP 1689193A JP 3266959 B2 JP3266959 B2 JP 3266959B2
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慎一郎 谷口
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子会議システムに関
するものであり、特に、会議の途中における会議データ
の保存、および呼び出しに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の一般的な会議では、会議の途中に
おける議事内容を書き留めておくために、黒板やホワイ
トボードが用いられてきた。近年、黒板やホワイトボー
ドの代わりとして、電子黒板、電子OHP、大型ディス
プレイ、ボードノーター(Boardnoter)など
を用いた電子会議システムが導入されてきている。例え
ば、電子黒板は、特開昭64−78889号公報等に記
載されている。また、ボードノーター(Boardno
ter)は、Communications of t
he ACM,Vol.30,No.1,1987,M
ark Stefik他,“BEYOND THE C
HALKBOARD:COMPUTERSUPPORT
FOR COLLABORATION AND PR
OBLEM SOLVING IN MEETING
S”,pp.32−47に記載されている。これらの機
器を用いた会議システムでは、会議の途中における議事
内容は、電子的に蓄えられ、プリントアウトされ、表示
される。しかし、従来の電子黒板やボードノーター(B
oardnoter)では、書き留められた議事内容の
みを記録するだけであり、その議事内容が出てきた経緯
等が記録されず、会議の記録された結果以外の重要な情
報が失われるという欠点があった。
【0003】そのため、例えば、特願平3−13854
2号公報や、特開昭62−199186号公報等に記載
されているような、時系列的に会議中の議事内容を記憶
する電子会議システムや、特開昭64−32751号公
報に記載されてるように、会議中のコメントを音声で記
録する電子会議システムが提案されている。しかし、特
願平3−138542号公報では、記入され、表示され
た情報は時系列的に記録されるが、記入されない音声や
ジェスチャといった情報は失われてしまうという欠点が
あった。また、特開昭62−199186号公報では、
画像や音声は時系列的に残るが、所望の情報を検索する
ときには、時系列的に記録された音声や画像を最初から
見て行くか、あるいは、経過時間を勘により入力して前
後を探したりしなければならず、検索が困難であるとい
う欠点があった。特開昭64−32751号公報では、
文書との対応をつけることによって検索できるが、時系
列的な記録がないため、会議の流れを再現することはで
きないという欠点がある。さらに、会議中に文書の変更
や削除があった場合、それらの場所に付けられた音声メ
モが検索できなくなるという欠点があり、また、音声メ
モは、メモを付けるときに発話者が文書の特定箇所を指
示しなければならず、先に発言し、その発言に基づいた
記述を追加しても、先の発言が記録されないという欠点
があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情に鑑みてなされたもので、会議の議事内容が出てきた
経緯等を記録しておき、記録しておいた情報を検索し、
再現することのできる電子会議システムを提供すること
を目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、電子会議シス
テムにおいて、表示手段と、前記表示手段に表示させる
情報を入力する入力手段と、前記表示手段に表示された
情報を記憶する表示情報記憶手段と、会議参加者の音声
および映像を入力する音声映像入力手段と、前記音声映
像入力手段に入力された音声および映像を記憶する音声
映像記憶手段と、前記入力手段からの入力の間隔を検出
する入力間隔検出手段と、前記入力間隔検出手段の検出
結果または利用者からの指示に基づき前記表示情報記憶
手段に記憶されている表示情報と前記音声映像記憶手段
に記憶されている音声映像情報を対応づけるインデック
ス情報を生成するインデックス生成手段と、前記インデ
ックス生成手段により生成されたインデックス情報を記
憶するインデックス情報記憶手段と、前記インデックス
情報記憶手段に記憶されたインデックス情報を基に前記
音声映像記憶手段から音声映像情報を呼び出す音声映像
呼出手段と、前記音声映像呼出手段により呼び出された
音声映像情報を順次再生する音声映像情報再生手段を有
することを特徴とするものである。また本発明は、電子
会議システムにおいて、表示手段と、前記表示手段に表
示させる情報を入力する入力手段と、前記表示手段に表
示された情報を記憶する表示情報記憶手段と、会議参加
者の音声および映像を入力する音声映像入力手段と、前
記音声映像入力手段に入力された音声および映像を記憶
する音声映像記憶手段と、前記入力手段からの入力の間
隔を検出する入力間隔検出手段と、前記入力間隔検出手
段の検出結果または利用者からの指示に基づき前記表示
情報記憶手段に記憶されている表示情報と前記音声映像
記憶手段に記憶されている音声映像情報を対応づけるイ
ンデックス情報を生成するインデックス生成手段を有す
ることを特徴とするものである。さらに本発明は、電子
会議システムにおいて、表示手段に表示された情報を記
憶する表示情報記憶手段と、会議参加者の音声および映
像を記憶する音声映像記憶手段と、前記表示手段に表示
された情報が入力された間隔に基づいてまたは利用者か
らの指示に基づいて前記表示情報記憶手段に記憶されて
いる表示情報と前記音声映像記憶手段に記憶されている
音声映像情報を対応づけたインデックス情報を記憶する
インデックス情報記憶手段と、前記インデックス情報記
憶手段に記憶されたインデックス情報を基に前記音声映
像記憶手段から音声映像情報を呼び出す音声映像呼出手
段と、前記音声映像呼出手段により呼び出された音声映
像情報を順次再生する音声映像情報再生手段を有するこ
とを特徴とするものである。
【0006】
【作用】本発明によれば、順次記録される表示情報およ
び音声映像情報は、インデックス生成手段により生成さ
れたインデックス情報により対応づけられる。このイン
デックス情報を基に、例えば、ブラウズ表示等により、
検索を容易に行なうことができ、検索された音声映像情
報を再生することができる。
【0007】
【実施例】図1は、本発明の電子会議システムの第1の
実施例を示す概略構成図である。図中、1は表示手段、
2は入力手段、3は表示情報記憶手段、4は音声映像記
憶手段、5は入力間隔検出手段、6はインデックス情報
生成手段、7はインデックス情報記憶手段、8は音声映
像情報呼出手段、9は音声映像情報再生手段、10は音
声映像入力手段である。
【0008】表示手段1には、会議で用いる資料や、入
力手段2から入力された情報、以前表示した情報などを
表示する。入力手段2は、電子ペンなどにより構成され
ており、表示手段1と対応して設置され、表示手段1に
表示させる情報が入力される。入力手段2は、キーボー
ドとマウスで構成することも可能である。表示情報記憶
手段3は、表示手段1に表示された情報を記憶する。音
声映像情報記憶手段4は、音声映像入力手段10から入
力される会議参加者の音声および映像を記憶する。入力
間隔検出手段5は、入力手段2から入力されるデータ間
の間隔を検出し、入力が一定時間途切れたかどうかを検
知する。インデックス生成手段6は、表示情報記憶手段
3に記憶された表示情報と音声映像情報記憶手段4に記
憶された音声映像情報を対応づけるインデックス情報を
生成する。インデックス情報記憶手段7は、インデック
ス生成手段6により生成されたインデックス情報を記憶
する。音声映像情報呼出手段8は、ユーザーの指示に従
い、インデックス情報記憶手段7に記憶されているイン
デックス情報に対応する音声映像情報を音声映像情報記
憶手段4から呼び出す。音声映像情報再生手段9は、音
声映像情報呼出手段8により呼び出された音声映像情報
を、音声および画像として、順次再生表示する。音声映
像情報再生手段9は、表示手段1と兼用する構成も可能
である。兼用とする構成の場合、システムを安価に構成
することができる。音声映像入力手段10は、ビデオカ
メラやマイク等からなり、会議中の音声、映像を入力
し、音声映像情報記憶手段4に記憶させる。音声映像入
力手段10中のビデオカメラやマイクなどを複数配置す
ることにより、会議場内の死角をなくし、より細やかな
情報を記録再現することができる。
【0009】図2は、本発明の電子会議システムの第1
の実施例の動作を説明するためのフローチャートであ
る。会議が開始されると、S21において、ビデオカメ
ラやマイクなどの音声映像入力手段10から入力された
会議の情景や音声が、音声映像記憶手段4に順次記憶さ
れてゆく。それとともに、S22において、記録されて
ゆく音声映像情報に対して、インデックス情報生成手段
6において、インデックス情報を生成する。次に、S2
3において、入力手段2からコマンドを読み込み、その
指示に従い、各種の処理を行なう。まず、読み込まれた
コマンドが書き込みであれば、S28において、書き込
みの処理を行ない、表示手段1に線や図形、文字等を表
示する。また、コマンドが消去であれば、S27におい
て、消去の処理を行ない、表示手段1に表示されている
表示情報の一部または全部を消去する。この書き込み、
消去により、電子黒板としての機能を実現することがで
きる。また、保存の指示が入力されると、S26におい
て、表示手段1に表示されている表示情報を、表示情報
記憶手段3に保存する。保存された表示情報は、ユーザ
ーからの頁選択指示により、S29において、頁選択処
理が行なわれ、所望の頁の表示情報を表示情報記憶手段
3から読み出し、表示手段1に表示することができる。
頁の選択の際に表示手段1に表示する表示情報は、時間
に沿って全ての頁をユーザーに提示したり、または、あ
る頁に関してのみ、時間に沿ってユーザーに提示した
り、あるいは、各ページの最新の表示情報をユーザーに
提示し、ユーザーはこれらの表示情報を基に、頁の選択
を行なうことができる。S30において、これらの書き
込み、消去、頁選択等の処理を行なった後、情報の入力
が一定時間ないことを入力間隔検出手段5が検出した場
合、S31において、インデックス生成手段6は、表示
情報と音声映像情報を対応づけるインデックス情報を生
成し、生成したインデックス情報をインデックス情報記
憶手段7に記憶する。また、ユーザーからインデックス
生成指示が行なわれた場合も、S25において、インデ
ックス生成手段6はインデックス情報の生成を行ない、
インデックス情報をインデックス情報記憶手段7に記憶
する。音声映像情報の再生が指示された場合は、S24
において、現在選択されている頁中の領域を選択し、そ
の領域に対応するインデックス情報をインデックス情報
記憶手段7から検索する。音声映像情報呼出手段8は、
検索されたインデックス情報を基に、音声映像記憶手段
4から音声映像情報を呼び出し、音声映像情報再生手段
9に表示再生する。会議の終わりには、終了が指示さ
れ、S32において終了処理を行なった後、S33にお
いて、音声映像情報の記録を停止し、処理を終了する。
【0010】図3は、本発明の電子会議システムの第1
の実施例におけるインデックス生成処理の流れを示すフ
ローチャートである。インデックス情報生成手段6が起
動されると、まず、S41において、音声映像情報記憶
手段4に現在書き込まれている番地を取得する。S42
において、新しい頁か否かを判断し、何も書かれていな
い新しいページならば、インデックス番号を1にセット
し、S43において、インデックス情報記憶手段7に記
憶領域を確保して、先に取得した音声映像情報記憶手段
4の番地を、確保した記憶領域に書き込む。
【0011】S42において、新しい頁でないと判断さ
れたときは、S45において、現在の表示情報を表示情
報記憶手段3に保存し、S46において、同じ頁の前回
保存した表示情報を表示情報記憶手段3から読み出す。
S47において、読み出した前回の表示情報と現在の表
示情報の差を取り、S48において、差があるか否かを
判断する。差がなければインデックス生成処理を終了
し、差があれば、S49において、指示された処理が書
き込みか削除かを判断する。指示された処理が書き込み
の場合には、S50において、前回の表示情報と現在の
表示情報の差の部分を含む領域の情報と、S41におい
て取得した音声映像情報の記憶番地を、インデックス情
報に追加する。また、指示された処理が削除の場合に
は、S51において、差の部分、すなわち削除された部
分を含む領域の情報と、S41において取得した音声映
像情報の記憶番地を、前回のインデックス情報に追加す
るとともに、削除された情報を含むインデックス情報を
修正して、今回のインデックス情報として保存する。イ
ンデックス情報の追加、修正の後、S52において、新
しいインデックス情報をインデックス情報記憶手段7に
保存し、インデックス情報生成処理を終了する。
【0012】図3に示した動作の流れを、図4乃至図7
の具体例を用いて説明する。図4は、新しい頁のインデ
ックス情報の説明図である。まず、S42において、新
しい頁と判断された場合、インデックス情報生成手段6
は、図4に示すようなインデックス情報を生成する。こ
のインデックス情報は、頁の番号、表示情報番号、イン
デックス番号、インデックス領域、音声映像情報記憶番
地等からなる。新しい頁の場合には、インデックス番号
は1である。図4では、生成したという特性の情報
「C」を付加し、インデックス番号として「1C」が書
き込まれている。また、新しい頁では、前回の表示情報
との差は有り得ないので、インデックス領域の欄は、使
用しない。図4では、「−」が書き込まれている。音声
映像情報記憶番地の欄には、S41で取得した音声映像
記憶手段4の番地、例えば「1000」が書き込まれ
る。
【0013】図5は、書き込みによるインデックス情報
の追加の説明図である。書き込みが行なわれる前は、図
5(A)に示すような表示情報が表示情報記憶手段3に
記憶されているものとする。そのときのインデックス情
報としては、図5(B)のような情報がインデックス情
報記憶手段7に記憶されている。図5(B)において、
インデックス番号「1C」は、この頁の最初に生成され
たインデックス情報であり、インデックス番号「2C」
は、表示情報「○○○○」が書き込まれた際に生成され
たインデックス情報である。ここで、図5(C)に示す
ように、「ア△△△△」という情報が書き込まれ、イン
デックス情報生成手段6が起動されたとする。まず、S
41で音声映像記憶手段4の番地、「100450」が
取得される。次に、S45で、現在の表示情報、すなわ
ち図5(C)に示した情報が保存される。そして、S4
6で前回の表示情報、すなわち図5(B)が読み出さ
れ、S47で図5(B)と図5(C)の差が検出され
る。検出される差は、「ア△△△△」である。S50に
おいて、新たなインデックス番号「3C」を生成し、イ
ンデックス領域は、差である「ア△△△△」が含まれる
領域を示す情報、例えば、領域の四隅の座標を記憶させ
る。さらに、音声映像情報記憶番地には、先に取得した
番地「100450」を記憶する。追加の行なわれたイ
ンデックス情報を図5(D)に示す。このようにして、
新たに書き込まれた表示情報と、書き込まれる際の音声
映像情報が対応づけられて保存される。
【0014】図6は、消去によるインデックス情報の追
加の説明図である。消去前の表示情報は、図6(A)に
示されている。この時のインデックス情報は、図6
(C)に示されている。ここで、図6(A)の表示情報
中、「▽▽」が削除され、インデックス情報生成手段6
が起動されたとする。削除後の表示情報を図6(B)に
示す。まず、S41において、現在の音声映像記憶手段
4の番地、「1001500」を取得する。S45で現
在の表示情報、すなわち、図6(B)に示した表示情報
を表示情報記憶手段3に保存する。S46で前回保存し
た表示情報、すなわち、図6(A)に示した表示情報を
読み出し、S47で図6(A)と図6(B)の表示情報
の差が検出される。検出される差は、「▽▽」である。
S51において、削除のインデックス情報である旨の新
たなインデックス番号「4E」を生成し、インデックス
領域には、削除された「▽▽」が含まれる領域を示す情
報、および、音声映像情報記憶番地には、先に取得した
番地「1001500」を、前回のインデックス情報に
追加して記憶する。今回のインデックス情報は、削除し
た情報が含まれるインデックス情報のインデックス領域
を、削除後の領域となるように修正し、また、インデッ
クス番号を修正された旨のインデックス番号「4M」に
変更して、保存する。削除のインデックス情報の追加さ
れた前回のインデックス情報を図6(D)に、また、今
回のインデックス情報を図6(E)に示す。このように
して、表示情報の削除された経緯を示す音声映像情報
が、削除された表示情報と対応づけられて保存される。
【0015】上述のインデックス情報は、図示したよう
なフォーマットで保存される必要はなく、例えば、デー
タ構造体や、リスト構造など、種々のフォーマットで構
成することができる。また、保存する項目も、図示した
データ以外の、例えば、日時や時間情報などを一緒に保
存するようにしてもよいし、また、インデックス番号に
含めている特性情報を別の項目として保存するように構
成することもできる。さらに、保存するデータも、図示
したような数値や文字でなくともよく、コードデータな
ど、その他の形式のデータであってもよい。
【0016】図7は、1つの頁の表示情報とそれに対応
するインデックス情報の変化の説明図である。会議中、
時間の経過とともに、情報の書き込みおよび消去がなさ
れる。図7では、上から下へ時間の経過とともに書き込
みおよび消去を行なったときの、表示情報とインデック
ス情報の変化の様子を示している。図中、(1)乃至
(5)は、それぞれ会議中の経過時間を示しており、ま
た、(a)は表示情報を、(b)は表示情報の差を、
(c)は各インデックス情報を、(d)はこの頁の生成
されたインデックス情報を、(e)はこの頁の消去イン
デックス情報をそれぞれ示している。この図では、イン
デックス情報は、インデックス領域のみを示している。
【0017】まず、時間(1)において、表示情報は、
「○○○○」が書き込まれている。このときまでに生成
されるインデックス情報は、この頁が最初に選択された
ときのインデックス情報と、縦のハッチングで示した領
域のインデックス情報である。続いて、時間(2)にお
いて、「ア△△△△」が書き込まれる。すると、時間
(1)の表示情報と、時間(2)の表示情報の差が、
(b)欄のように検出される。この差に対して、(c)
欄のようなインデックス情報が生成され、時間(1)の
インデックス情報に追加された形で時間(2)の生成イ
ンデックス情報が保存される。さらに、時間(3)にお
いて、「イ▽▽▽▽」が書き込まれる。時間(2)のと
きと同様に、時間(2)の表示情報と、時間(3)の表
示情報の差を検出し、その差に対応するインデックス情
報を生成し、時間(2)の生成インデックス情報に追加
して時間(3)の生成インデックス情報として保存す
る。
【0018】時間(4)では、「イ▽▽▽▽」が消去さ
れている。時間(3)の表示情報と時間(4)の表示情
報との差を検出し、その差に対応するインデックス情報
を生成する。この生成されたインデックス情報は、消去
された情報に対するインデックス情報であるから、前
回、すなわち時間(3)の消去インデックスとして、
(e)欄の時間(3)に示している。このとき、時間
(3)のインデックス情報は、時間(3)のときに保存
した生成インデックス情報と、時間(4)で追加された
消去インデックス情報となる。それとともに、時間
(3)の生成インデックスから、消去された情報に対応
する生成インデックス情報を消去し、時間(4)の生成
インデックス情報として保存する。時間(5)では、
「△△」が消去されている。時間(4)と同様に、消去
された部分の情報を検出し、そのインデックス情報を生
成し、これを時間(4)の消去インデックス情報として
追加する。また、時間(5)の消去は、部分的なもので
あるので、時間(4)の生成インデックス情報のインデ
ックス領域を修正して、時間(5)の生成インデックス
情報として保存する。
【0019】図8は、本発明の電子会議システムの第1
の実施例における音声映像情報再生処理の流れを示すフ
ローチャートである。この処理は、音声映像情報呼出手
段8で行なわれる。音声映像情報の再生が指示され、音
声映像情報読み出し処理が開始されると、S61におい
て、現在の頁のインデックス情報をインデックス情報記
憶手段7から読み出す。続いて、S62において、入力
手段2により指示されている座標を取得する。S63に
おいて、指示された座標がインデックス情報に記憶され
ている領域内か否かが判定され、指示された座標がイン
デックス情報に記憶されている領域内に入っていないな
ら、S64において、現在の音声映像情報記憶番地を再
生終了番地にセットし、次に、S65において、その頁
が生成されたときの音声映像情報記憶番地をインデック
ス情報から読み出して、再生開始番地にセットする。S
63において、入力手段2より指示された座標が、イン
デックス情報に記憶されているインデックスの領域内に
入っていたなら、S66において、その領域に対応する
インデックス番号よりも1つ小さいインデックス番号に
対応する音声映像情報記憶番地を読み出し、再生開始番
地にセットする。次に、S67において、指示された座
標の入っている領域に対応するインデックス番号よりも
1つ大きいインデックス番号があれば、そのインデック
ス番号に対応する音声映像情報記憶番地を読み出し、再
生終了番地にセットし、なければ現在の音声映像情報の
記憶番地を読み出し、再生終了番地にセットする。最後
に、S68において、再生開始番地から再生終了番地ま
での音声映像情報を音声映像情報再生手段9に再生表示
する。再生中に、ユーザーからの中断指示があれば、そ
の時点で音声映像情報再生処理を終了する。なお、ユー
ザーから指示された座標により、複数のインデックス情
報が指定された場合、それぞれのインデックス情報に対
応する再生開始番地と再生終了番地を指定された順番で
順次連結し、再生することにより、任意の順序で音声映
像情報を再生表示させることができる。
【0020】図9は、音声映像情報再生処理の具体例の
説明図である。図9(A)は表示画面上の座標を入力手
段で指示しているところを示している。この場合、1つ
の「△」を指し示している。音声映像情報呼出手段8で
は、この座標を検出する。また、図9(B)は、インデ
ックス情報を模式的に示しており、図9(C)は、イン
デックス情報をデータとして示している。音声映像情報
呼出手段8は、図9(C)のような、現在の頁のインデ
ックス情報をインデックス情報記憶手段7から読み出
す。この例では、「△」が指示され、図9(B)に示し
ているハッチングを施したインデックス情報の領域のう
ち、中央のインデックス情報の領域内の座標が指示され
ている。すなわち、図9(C)のインデックス情報のう
ち、インデックス番号が「3C」が指示されている。こ
の判断は、それぞれのインデックス情報のうちのインデ
ックス領域の情報を参照することにより行なわれる。指
示されているインデックス番号が「3C」と判定される
と、このインデックス番号より1つ小さいインデックス
番号「2C」に対応する音声映像情報記憶番地「100
200」が読み出され、再生開始番地としてセットされ
る。また、インデックス番号「3C」より1つ大きいイ
ンデックス番号「4C」に対応する音声映像情報記憶番
地「10600」が読み出され、再生終了番地としてセ
ットされる。これらのデータのセットが終了すると、音
声映像記憶手段4から、セットされた再生開始番地から
再生終了番地までに記録されている音声映像情報が読み
出され、音声映像情報再生手段9に再生表示される。こ
のようにして、指定した表示情報が書かれる前の経緯
や、書かれた後の説明など、指定した表示情報に関する
前後の会議の様子を知ることができる。指定した表示情
報の保存前だけや、保存後、次の表示情報の保存までだ
けの音声映像情報を再生表示するように構成することも
可能である。
【0021】図10は、本発明の電子会議システムの第
2の実施例を示す概略構成図である。図中、図1と同様
の部分には同じ符号を付して説明を省略する。11は指
示動作検出手段である。指示動作検出手段11は、入力
手段2から入力される動作のうち、書き込みや消去を行
なわない動作を監視しており、書き込みや消去を行なわ
ない動作を検出する。会議のときには、発言者は表示さ
れた情報を指し示したり、表示部分を囲んで示して、説
明を加えることがしばしば行われる。これらの指示動作
は、入力手段2からのカーソルなどの移動により行われ
る。指示動作検出手段11では、これらの指示動作、例
えば、表示されている項目の下に線を引くような動作
や、表示されている項目を楕円で囲むような動作、表示
されている項目の前に丸を書くような動作、表示されて
いる項目をつつくような動作などを検出し、指示動作を
検出すると、インデックス情報生成手段6に対してイン
デックス情報の生成を依頼して、指示動作と音声映像情
報を対応づけて保存することができる。
【0022】本発明の電子会議システムの第2の実施例
の動作を説明するが、指示動作検出手段11を除くその
他の動作は、第1の実施例の動作と同様であるので、こ
こでは、指示動作検出手段11による指示動作の検出及
び指示動作に基づくインデックス情報の生成動作につい
てのみ述べる。
【0023】図11は、指示動作に基づくインデックス
情報生成処理の流れを示すフローチャートである。指示
動作検出手段11は、書き込みや消去を行なわない動
作、例えば、カーソルの移動等を監視しており、書き込
みや消去を行なわない動作を検出すると、S71におい
て、現在の音声映像情報の記録番地を取得するととも
に、S72において、カーソルの移動開始位置の座標を
取得する。次に、カーソルが動いた軌跡を取得するた
め、S73において、順次、カーソルの位置の座標を取
得し、S74において、カーソルが一定時間停止したか
否かを判断し、カーソルが一定時間停止するまで、S7
3におけるカーソルの位置の座標の取得が行われる。カ
ーソルが一定時間停止すると、S75において、取得し
たカーソルの座標から移動軌跡を求め、この移動軌跡
と、予め登録されている指示動作、例えば、表示されて
いる項目の下に線を引くような動作や、表示されている
項目を楕円で囲むような動作、表示されている項目の前
に丸を書くような動作、表示されている項目をつつくよ
うな動作などと一致するか否かを判断し、このような予
め登録されている指示動作を検出すると、S76におい
て、その指示動作に対応する指示位置を求め、指示位置
に対応する表示手段1上の座標を取得する。取得した指
示座標は、インデックス情報生成手段6に送られる。S
77において、インデックス情報生成手段6は、送られ
てきた指示座標が、今までに生成したインデックス情報
のうちのどれに対応しているかを調べ、対応するインデ
ックス情報を取得する。S78において、取得したイン
デックス情報を基に、指示された旨のインデックス情
報、すなわち、ポインティングインデックスと音声映像
情報の記憶番地を追加する。S79において、情報の追
加されたインデックス情報を保存し、指示動作に基づく
インデックス情報生成処理を終了する。S71で行った
音声映像情報の記憶番地の取得の処理は、S75におい
て、予め登録された指示動作と判断されてから、S78
において、インデックス情報を生成するまでの間のどこ
かで行うようにしてもよい。
【0024】図12は、指示動作に基づくインデックス
情報生成処理の具体例の説明図である。図12(A)
は、指示動作中の表示情報を示し、図12(B)は、指
示動作前のインデックス情報を示し、図12(C)は、
指示動作後のインデックス情報を示している。また、図
12(D)は、登録されている指示動作の例を示してい
る。
【0025】会議中に、表示情報を指し示す動作、例え
ば、図12(A)のように、入力手段によってカーソル
を動かし、表示情報の1つである「ア△△△△」の下を
アンダーラインを引くように指し示すと、指示動作検出
手段11はこれを検出し、カーソルの動きに対応して、
カーソルの表示画面上の座標位置を順次取得する。取得
した座標から、図12(D)に示すような、予め登録さ
れている指示動作のうちに、該当する動作があるかどう
かを判断する。図12(D)において、登録されている
指示動作は、直線、例えば、アンダーラインを引いたよ
うに指示動作を行った場合、楕円を描くように表示情報
を囲んだ場合、指示位置に小さな円を描くように指示動
作を行った場合の3つの指示動作が登録されている。こ
の他の指示動作、例えば、四角で囲む動作や、表示情報
をつつく動作などを登録しておくこともできる。各指示
動作には、その指示動作によって指示される指示位置が
設定されており、図12(A)のように、アンダーライ
ンを引くように指示動作が行われた場合には、アンダー
ラインの左端の少し上を指示位置として登録してある。
この指示位置は、指示動作によって指示された表示情報
が特定できる位置であればよく、例えば、アンダーライ
ンの中央部の位置でも、右端の位置でもよい。この具体
例では、表示情報の「ア」のあたりが指示位置となり、
この座標が指示座標として取得される。取得された指示
座標は、インデックス情報生成手段6に送られる。イン
デックス情報生成手段6では、図12(B)に示す指示
動作前のインデックス情報中から、送られてきた指示座
標をインデックス領域に含むようなインデックス情報を
検索する。そして、指示された「ア△△△△」に対応し
たインデックス番号「3C」を取得し、同じインデック
ス番号「3」に、ポインティングインデックスであるこ
とを示す「P」を付加したインデックス番号「3P」を
有するインデックス情報を生成する。このとき、生成前
に得ておいた音声映像情報の記憶番地「100150
0」とともに、インデックス情報の追加を行なう。追加
の行われた後のインデックス情報を図12(C)に示
す。インデックス領域の情報は不用なので、「−」が格
納されている。このようにして、会議中に表示情報が指
示された場合、指示された時の会議の様子や、表示情報
に対する説明などを、表示情報に対応付けて保存するこ
とができる。
【0026】図13は、本発明の電子会議システムの第
3の実施例を示す概略構成図である。図中、図1と同様
の部分には同じ符号を付して説明を省略する。12はイ
ンデックス情報ブラウズ手段である。
【0027】会議の終了した後や、会議の途中で、会議
の経緯を知りたいという要求が発生すると、上述の第
1,第2の実施例において保存されているインデックス
情報に基づいて、音声映像情報を再生することになる。
このインデックス情報を簡単に検索できるようにするた
め、保存している表示情報の一覧表示、すなわち、ブラ
ウズ表示が便利である。インデックス情報ブラウズ手段
12は、ユーザーからの指示に従い、インデックス情報
記憶手段7に保存されているインデックス情報を参照し
ながら、表示情報記憶手段3に保存されている表示情報
の一部分のみ、または、全部を縮小して、複数の表示情
報を表示手段1に表示させる。
【0028】図14は、頁単位でのブラウズ表示時の表
示画面例の説明図である。何頁もの資料をもとに会議を
行っている場合、所望の表示情報がどの頁にあるかわか
らない場合もある。このようなときには、図14に示す
ように、各頁の表示情報をブラウズ表示することによ
り、所望の頁を確認し、選択することができる。図14
では、9頁の表示情報をそれぞれ縮小して1つの画面に
表示している。現在の表示情報は、太枠により表示され
ている。ここでは、6頁目が現在の表示情報である。1
0頁目以降の表示情報は、次頁の指定によりブラウズ表
示する表示情報を替えたり、スクロールするように構成
することもできる。表示する表示情報の頁数は、適宜決
めればよい。各頁の表示情報の下には、頁番号を一緒に
表示し、頁の選択を容易にしている。頁の選択は、頁数
の入力のほか、ブラウズ表示されている表示情報を指し
示すことにより選択できるようにすることも可能であ
る。
【0029】図15は、任意頁の時間経過に基づくブラ
ウズ表示時の表示画面例の説明図である。ある1頁を取
り出してみた場合、その1頁には、情報が追加され、ま
たは、削除される場合がある。情報の追加や、削除の経
緯を知りたい場合、本発明では、インデックス情報およ
び表示情報を保存している。そのため、保存しておいた
表示情報を、その頁の時間経過に基づきブラウズ表示す
ることにより、どのような経緯で最終的な表示情報が出
来上がったのかを知ることができるとともに、追加,削
除など、所望の操作について選択し、音声映像情報を得
ることが可能となる。図15では、選択された任意の頁
の表示情報を、会議の開始からの経過時間とともに、経
過時間順にブラウズ表示している。会議の開始からの経
過時間は、それぞれのインデックス情報とともに保存し
ておくことができる。また、画面の左上には、頁番号を
表示している。このブラウズ表示を確認し、所望の情報
の選択により、またはブラウズ表示されている表示情報
の選択を行ない、その後、所望の情報の選択を行なうこ
とにより、所望の情報の追加削除などの経緯に関する音
声映像情報を得ることができる。この表示例では、9枚
の表示情報を1度に表示できるように構成しているが、
表示情報の枚数や、各情報のレイアウトなどは、見やす
さなどにより、適宜変更可能である。10枚目以降の表
示情報についても、もちろん表示可能である。このと
き、スクロールできると、時間を追って表示情報を確認
することができる。また、本発明の第2の実施例のよう
に、指示動作により、インデックス情報が作成されてい
る場合には、その指示動作を含めて、ブラウズ表示を行
なうことができる。
【0030】図16は、会議の時間経過に基づくブラウ
ズ表示時の表示画面例の説明図である。任意の1頁の時
間経過だけでなく、時間経過に基づく会議全体の流れを
知りたいことも多い。そのような場合、会議の時間経過
に基づき、表示情報がブラウズ表示できれば、会議の流
れを容易に把握することができる。図16では、会議の
時間経過に基づき、表示情報と、表示情報の頁番号、会
議開始からの経過時間を組にして、12枚の表示情報を
1つの表示画面にブラウズ表示している。また、現在の
表示情報は、太枠で囲まれている。会議の開始時間は、
左上に表示されている。これらの表示を確認し、所望の
表示情報を選択し、会議の経緯を音声映像情報により知
ることができる。表示されている項目のレイアウトおよ
び表示方法は、適宜変更可能である。また、1つの表示
画面に表示する表示情報の枚数も変更可能である。13
枚目以降の表示情報についても、もちろん表示可能であ
る。ブラウズ表示する表示情報は、保存されている表示
情報のすべてでなくともよく、ある条件により、ピック
アップしてブラウズ表示することも可能である。このよ
うにすると、長時間の会議の場合でも、会議の流れを把
握することができる。
【0031】第3の実施例において、インデックス情報
ブラウズ手段12を設けたことにより、上述のように様
々な形式でのブラウズ表示を行なうことができ、表示手
段1上で指示するだけで所望の音声映像情報が再現でき
るので、会議後あるいは会議中に参照、利用することに
より、議論の経緯を容易に再現することができる。
【0032】図17は、本発明の電子会議システムの第
4の実施例を示す概略構成図である。図中、図1と同様
の部分には同じ符号を付して説明を省略する。13はイ
ンデックス情報構造化手段である。インデックス情報構
造化手段13は、ユーザーが指定するインデックス情報
の関係を、ユーザー定義項目としてインデックス情報に
追加する処理を行なう。このユーザー定義項目には、文
字,数値,他のインデックスの指定など、自由に記述す
ることができる。このユーザー定義項目により各インデ
ックスを自由に構造化することが可能となる。また、ユ
ーザー定義項目は、複数の定義ができ、より自由な構造
化を可能としている。このユーザー定義項目は、音声映
像情報の再生表示のときや、第3の実施例のようにブラ
ウズ表示のときに使用され、定義されている項目に従っ
て再生表示や、ブラウズ表示等が行なわれる。
【0033】図18は、本発明の電子会議システムの第
4の実施例の具体例の説明図である。図18(A)は、
表示情報を示し、図18(B)は、インデックス情報を
示している。図18(A)のような表示情報の場合、第
1の実施例でも述べたように、インデックス情報として
は、インデックス番号、インデックス領域、音声映像情
報記憶番地等が保存される。インデックス情報構造化手
段13により、各インデックスに対して、n個のユーザ
ー定義項目が付加される場合、図18(B)のようなイ
ンデックス情報となる。例えば、インデックス番号「2
C」には、ユーザー定義項目1として、「サブテーマ」
が付加され、また、ユーザー定義項目nには、「1−2
−3C」が付加されている。また、インデックス番号
「3C」には、ユーザー定義項目1として「選択枝1」
が、インデックス番号「4C」には、「選択枝2」が付
加されている。例えば、第3の実施例のように、ブラウ
ズ表示の機能がある場合、ユーザー定義項目が付加され
ていると、このユーザー定義項目を参照し、条件に合致
するインデックス情報を検索して、表示情報をブラウズ
表示することができる。具体的には、ユーザーからユー
ザー定義項目1に「選択枝」という情報が存在する表示
情報をブラウズ表示するように指示されると、インデッ
クス情報ブラウズ手段12は、インデックス情報記憶手
段7の中から、「選択枝」の情報がユーザー定義項目1
に存在するインデックス情報、すなわち、インデックス
番号「3C」,「4C」を検索し、対応する表示情報を
表示情報記憶手段3から集めてブラウズ表示を行なう。
このように、インデックス情報構造化手段13と、イン
デックス情報ブラウズ手段12を組み合わせて用いるこ
とにより、いろいろな条件でブラウズ表示を行なうこと
ができる。また、他のインデックスの指定をユーザー定
義項目に持つ場合、ユーザー定義項目に書かれたインデ
ックスの指定に従って、順次、音声映像記憶番地を取得
し、必要な音声映像情報の再生表示を行なう。例えば、
インデックス番号「2C」のユーザー定義項目nにおい
て「1−2−3C」のように、インデックス1,2,3
が指定されていると、インデックス番号「2C」の音声
映像情報の再生表示が指示されたときには、インデック
ス番号「1C」,「2C」,「3C」の順で音声映像情
報記憶番地が取得され、音声映像情報の再生表示が順次
行なわれる。このようにして、会議中に保存された表示
情報および音声映像情報に、ユーザー定義項目を付加す
ることにより、ユーザー独自の分類により会議中の情報
を整理し、必要なときに迅速に会議の情報を検索するこ
とができる。
【0034】上述した第1乃至4の実施例で説明した手
段を、適宜組み合わせて構成することもできる。例え
ば、第4の実施例でも述べたように、第4の実施例のイ
ンデックス情報構造化手段13と、第3の実施例で説明
したインデックス情報ブラウズ手段12を組み合わせて
構成したり、さらに、第2の実施例で説明した指示動作
検出手段11を組み合わせることも可能である。
【0035】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、会議における議事内容である表示情報だけで
なく、議事内容の記録される過程における会議情報の会
話や身振りなども記録することができる。このことによ
り、従来のように議事録等の記載だけでは記録されない
経緯等が失われることなく、記録し、再現することがで
きるという効果がある。このとき、議事内容が削除され
た場合でも、インデックス情報が生成され、削除前の表
示情報とともに保存されるので、修正や処理された経緯
や、削除された部分の音声映像情報も再現することがで
きる。会議中、音声映像情報は会議開始から終了まで連
続してなされ、インデックスはその音声映像情報に対
し、自動生成されるので、会議参加者の発言や身振りを
もれなく記録することができる、という効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の電子会議システムの第1の実施例を
示す概略構成図である。
【図2】 本発明の電子会議システムの第1の実施例の
動作を説明するためのフローチャートである。
【図3】 本発明の電子会議システムの第1の実施例に
おけるインデックス生成処理の流れを示すフローチャー
トである。
【図4】 新しい頁のインデックス情報の説明図であ
る。
【図5】 書き込みによるインデックス情報の追加の説
明図である。
【図6】 消去によるインデックス情報の追加の説明図
である。
【図7】 1つの頁の表示情報とそれに対応するインデ
ックス情報の変化の説明図である。
【図8】 本発明の電子会議システムの第1の実施例に
おける音声映像情報再生処理の流れを示すフローチャー
トである。
【図9】 音声映像情報再生処理の具体例の説明図であ
る。
【図10】 本発明の電子会議システムの第2の実施例
を示す概略構成図である。
【図11】 指示動作に基づくインデックス情報生成処
理の流れを示すフローチャートである。
【図12】 指示動作に基づくインデックス情報生成処
理の具体例の説明図である。
【図13】 本発明の電子会議システムの第3の実施例
を示す概略構成図である。
【図14】 頁単位でのブラウズ表示時の表示画面例の
説明図である。
【図15】 任意頁の時間経過に基づくブラウズ表示時
の表示画面例の説明図である。
【図16】 会議の時間経過に基づくブラウズ表示時の
表示画面例の説明図である。
【図17】 本発明の電子会議システムの第4の実施例
を示す概略構成図である。
【図18】 本発明の電子会議システムの第4の実施例
の具体例の説明図である。
【符号の説明】
1 表示手段、2 入力手段、3 表示情報記憶手段、
4 音声映像記憶手段、5 入力間隔検出手段、6 イ
ンデックス情報生成手段、7 インデックス情報記憶手
段、8 音声映像情報呼出手段、9 音声映像情報再生
手段、10 音声映像入力手段、11 指示動作検出手
段、12 インデックス情報ブラウズ手段、13 イン
デックス情報構造化手段。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示手段と、前記表示手段に表示させる
    情報を入力する入力手段と、前記表示手段に表示された
    情報を記憶する表示情報記憶手段と、会議参加者の音声
    および映像を入力する音声映像入力手段と、前記音声映
    像入力手段に入力された音声および映像を記憶する音声
    映像記憶手段と、前記入力手段からの入力の間隔を検出
    する入力間隔検出手段と、前記入力間隔検出手段の検出
    結果または利用者からの指示に基づき前記表示情報記憶
    手段に記憶されている表示情報と前記音声映像記憶手段
    に記憶されている音声映像情報を対応づけるインデック
    ス情報を生成するインデックス生成手段と、前記インデ
    ックス生成手段により生成されたインデックス情報を記
    憶するインデックス情報記憶手段と、前記インデックス
    情報記憶手段に記憶されたインデックス情報を基に前記
    音声映像記憶手段から音声映像情報を呼び出す音声映像
    呼出手段と、前記音声映像呼出手段により呼び出された
    音声映像情報を順次再生する音声映像情報再生手段を有
    することを特徴とする電子会議システム。
  2. 【請求項2】 表示手段と、前記表示手段に表示させる
    情報を入力する入力手段と、前記表示手段に表示された
    情報を記憶する表示情報記憶手段と、会議参加者の音声
    および映像を入力する音声映像入力手段と、前記音声映
    像入力手段に入力された音声および映像を記憶する音声
    映像記憶手段と、前記入力手段からの入力の間隔を検出
    する入力間隔検出手段と、前記入力間隔検出手段の検出
    結果または利用者からの指示に基づき前記表示情報記憶
    手段に記憶されている表示情報と前記音声映像記憶手段
    に記憶されている音声映像情報を対応づけるインデック
    ス情報を生成するインデックス生成手段を有することを
    特徴とする電子会議システム。
  3. 【請求項3】 表示手段に表示された情報を記憶する表
    示情報記憶手段と、会議参加者の音声および映像を記憶
    する音声映像記憶手段と、前記表示手段に表示された情
    報が入力された間隔に基づいてまたは利用者からの指示
    に基づいて前記表示情報記憶手段に記憶されている表示
    情報と前記音声映像記憶手段に記憶されている音声映像
    情報を対応づけたインデックス情報を記憶するインデッ
    クス情報記憶手段と、前記インデックス情報記憶手段に
    記憶されたインデックス情報を基に前記音声映像記憶手
    段から音声映像情報を呼び出す音声映像呼出手段と、前
    記音声映像呼出手段により呼び出された音声映像情報を
    順次再生する音声映像情報再生手段を有することを特徴
    とする電子会議システム。
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