JP3266662B2 - アスパルテ−ムの乾燥及び顆粒化方法 - Google Patents

アスパルテ−ムの乾燥及び顆粒化方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【従来の技術】本願発明は熱キャリャ−ガスを使用して
アスパルテ−ム湿結晶体を熱処理することによるアスパ
ルテ−ムの乾燥及び顆粒化方法に関する発明である。
【0002】乾燥アスパルテ−ム顆粒の製造方法として
は、ヨ−ロッパ公開特許(EP−A−256515)
に、アスパルテ−ムのスラリ−から連続的に濾過し、湿
結晶体から直径が0.1−10mmの大きさの顆粒を製
造し、最後にこの顆粒を例えば流動層乾燥機で、絶対湿
度が0.015以上又は0.01kg/kg以下である
空気を使用し、好ましくは高くとも80℃で処理する方
法が示されている。
【0003】しかし、この方法は幾つかの欠点を有す
る。例えば、乾燥空気の絶対湿度の比較的細かい制御が
必要である。そのうえ、乾燥にはかなりの時間がかか
り、特に、顆粒の最終含水率を低くする場合、即ち4%
以下の含水率にする場合に長時間を要し、製造コストの
高いものとなる。合せて、製品の粒度分布がかなり広
い:つまり、製品は大きな顆粒も含む一方、乾燥工程
で、多くの微粉が生成する。結果として、得られる製品
は、粉砕やふるい分け等の後処理なしでは市場に出す為
には不適当な製品となる。更に、かさ密度が種々の用途
に対して十分でない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上のことから、本願
発明は、製造プロセスが簡便であり、短時間の処理で、
粒度分布が狭く且つ制御可能であると同時に、高かさ密
度を有する乾燥アスパルテ−ム顆粒を製造するプロセス
を提供することを目的としている。更に、この方法にお
いては、スケ−リングや分解の問題も実際上認められな
い。
【0005】
【課題を解決するための手段】アスパルテ−ム湿結晶体
を連続的に,80〜190℃の温度に加熱されたジャケ
ットを有し、回転速度が制御できる中央シャフトに据付
けられ、且つ顆粒のサイズを制御できるようジャケット
からの距離及び角度が調節可能なパドルを備え、回転速
度がFroude数として1以上となる様に選択されて
いる高速パドル乾燥機に供給され、入り口温度100〜
200℃であるキャリア−ガスと共に供給されたアスパ
ルテ−ムを15〜600秒間パドル乾燥機で処理し、得
られる顆粒はパドル乾燥機から取り出され、もし必要な
らば、同じ方法、又は他の乾燥装置で1回以上、乾燥す
る本願発明のアスパルテ−ムの乾燥と顆粒化方法によ
り、この目的は達成される。
【0006】簡便の為に、基本的な乾燥工程に使用され
る乾燥機は以下HSPD(高速パドル乾燥機)と略記す
る。Froude数(=ω2 r/g)で表現される回転
速度は1を超え、原則として500未満である。好まし
くは、Froude数は、20と400の間であり、特
に100と300の間が好ましい。ω2 r/gにおい
て、ωは角速度(ラジアン/秒)、rは乾燥機の半径
(m)及びgは重力加速度(m/s)である。
【0007】´湿結晶体´は、原則として40−70%
の含水率を有する結晶アスパルテ−ムであると理解され
る。本出願において、´含水率´は、湿結晶体中の水分
の総量である。今後、別に定義しない限り、本出願にお
いて、%は全湿結晶体に対する重量%として使用され
る。湿結晶体は、例えばペ−スト、湿ったケ−キ、塊、
又は、更には、望ましくない粒径分布を有する顆粒であ
っても良い。
【0008】キャリア−ガスが高温であっても、驚くべ
きことに、本願発明の方法は、化学組成及びシャ−プな
粒度分布並びに高かさ密度という点で優れた品質の顆粒
が得られる。以下に示す様に、この方法によれば、シャ
−プな粒度分布に影響することなく、広範囲にわたって
粒径を変化させること及び/又は制御することが可能と
なる。
【0009】更に、本願発明の方法は、分解による製品
品質の劣化は見られないか、又は、僅かしか見られな
い。
【0010】アスパルテ−ムを乾燥する多くの方法が今
までに記載されている。しかしながら、そのいかなる方
法も、方法及び結果において、本願発明とは類似の方法
がなく、その点は明細書の中で詳細に説明する。EP−
A−0362706には、80〜200℃の熱空気を使
用して、アスパルテ−ムを乾燥した例が記載されてい
る。この中で、晶析溶媒中において、強制流動を与えな
い条件下でアスパルテ−ム溶液を冷却することにより得
られるアスパルテ−ム結晶を50%以下の水分量まで脱
水した後で、気流乾燥機(Perry 化学工学ハンド
ブック、第6版、1984年 McGraw−Hill
社刊、20頁51〜54行)と80〜200℃の熱空気
を使用して、2〜6%の水分量まで乾燥する方法が記載
されている。その得られる乾燥生成物は顆粒ではない
が、顆粒生成物にする為に追加プロセスを実施すること
も可能である。更に、当該特許において明確に記載され
ている様に、攪拌を伴う冷却による晶析により得られた
アスパルテ−ムを出発物質として使用する場合、この乾
燥方法ではうまく実行できない。特に、EP−A−03
62706の第3頁の最初の文節には、当該出発物質
が、特に壁への付着と分解により品質の悪い最終製品と
なることが記載されている。
【0011】EP−A−362706に記載の様な気流
乾燥機の操作は、乾燥は専ら乾燥する粒子とその粒子の
廻りの気流との間の熱交換により実施され、その次に気
流が水分を吸収するという原理に基づいているが、その
様な気流乾燥機では、運搬はもっぱらガス流により実施
され、滞留時間がわずかに数秒である。気流乾燥機と対
照的に、本特許の方法による乾燥は乾燥機の壁からの熱
移動と気流からの同時熱移動により進行する。
【0012】湿結晶体と壁との接触は主に回転速度とパ
ドルの形状により変化し、Froude数で表現でき
る。Froude数は1以上でなければならず、好まし
くは20〜400の範囲である。
【0013】本発明によれば、驚くべきことに乾燥機中
の乱流運動は均一な粒度分布の美しくて球形若しくはほ
ぼ球形の顆粒を製造できる。
【0014】好ましくは、湿結晶体は、多くとも38%
以下の含水率迄乾燥する必要がある。何故ならば、これ
より高い含水率では顆粒の強度が弱くなるからである。
実用上は、湿結晶体はHSPD中で含水率20〜35%
迄乾燥される。通常更に乾燥することは重要でない。何
故ならば、この乾燥により得られる顆粒が十分に強いか
らである。更なる乾燥は好ましくは含水率4%以下、特
に好ましくは2〜3%の含水率になる迄続ける。この更
なる水分除去は、本発明の方法で使用される乾燥機で、
乾燥機中での滞留時間を長くすることにより、効果的に
実施できる。しかしながら、好ましくは、最大38%の
含水率の顆粒製品を同じ乾燥機又は他の乾燥機中で適当
な乾燥条件下で4%以下の含水率迄2段目の乾燥をする
方が更に有利である。更に望むなら、数段の乾燥機で効
果的に実施できる。1つ以上の後段乾燥機を使用する場
合、生産性、乾燥条件、製品の分解の抑制等に対して容
易に最適化することが出来る。
【0015】本発明は、例えばこの方法で得られ、図1
に示される様な顆粒製品も含む。本発明の方法により得
られる顆粒状アスパルテ−ムは先行文献による顆粒とは
その形態において異なる。本発明により得られる顆粒は
より丸い。この形状により、この顆粒は極めて良い特性
を有していることが明らかになった。:その顆粒は運搬
時に非常に粉立ちが少なく、非常に良い流動性を有す
る。
【0016】好ましくは40〜70%の含水率を有する
アスパルテ−ム湿結晶体は、種々様々の方法で得ること
が可能である。湿結晶体はアスパルテ−ムを晶析した
後、濾過又は遠心分離の様な方法で脱水して直接得られ
た製品でもよい。
【0017】同様に、粉末状アスパルテ−ムを、晶析工
程において分離されたアスパルテ−ム製品に加えること
も可能である。粉末状アスパルテ−ムは機械的手法によ
り製造することが出来るが、それは水中への分散に時間
がかかる事等から、商業価値が低い。本発明による方法
において、その様な粉末状アスパルテ−ムを分散性の良
い顆粒の製造に使用出来ると言う特に優れた利点を有す
る。 場合によっては、乾燥工程から得られた製品をふ
るい分けをして、比較的小さな顆粒又は結晶(例えば、
200μm以下又は50μm以下)は元の湿結晶体に戻
すことが望ましい。
【0018】好ましくは、アスパルテ−ムの湿結晶体は
40〜70%の含水率、特に42〜64%の含水率を有
することが好ましい。例えば、40%以下の含水率のア
スパルテ−ム粉末又は結晶は上述の様に湿結晶体へ戻す
場合にも、湿結晶体の含水率は40%以上に維持されな
ければならない。
【0019】本発明の方法により、平均粒径サイズや粒
径分布を選定したり制御出来ることが本発明の特筆すべ
き利点である。供給(湿結晶体の供給速度と組成)は、
この点において重要でない。重要な点はパドルの位置で
ある。その技術の熟練者であれば、幾つかの単純なテス
トにより、最適な位置を決定することが可能である。例
えば狭い粒度分布を得たい場合には、壁面とパドルとの
間との距離を約2mmとすることが望ましい。この距離
を長くとればとる程、粒度分布が広くなる。パドルの位
置は滞留時間や乱流に影響を与える。一般的に、パドル
の一部を負のピッチにすれば、乾燥の効率が上がること
が明かとなった。しかしながら、このことは、顆粒の分
解の程度が少し大きくなるという欠点を有する。回転速
度は広い範囲で選択することが出来る。回転速度を大き
くすれば、ジャケットとの接触を良くして、乾燥が良く
なる。回転速度が速過ぎるとアスパルテ−ム顆粒にかか
る力が強過ぎて微細粉が多く生成する危険がある。
【0020】短時間内で乾燥を効果的に行う為に、HS
PDのジャケットの温度は、80〜190℃とし、好ま
しくは100〜170℃、特に好ましくは110〜14
0℃に保つ。これにより、予想外に少量のアスパルテ−
ムの分解しか起きないことが明らかになった。キャリヤ
−ガスの湿度については通常はさほど重要でない。原則
として、キャリア−ガスの湿度はその室温の相対湿度の
90%未満であり、好ましくは70%未満である。
【0021】パドル乾燥機中のアスパルテ−ムの滞留時
間はパドルの位置、パドルの回転速度及びキャリヤ−ガ
スの供給速度により変化する。キャリア−ガスはHSP
Dに向流的に流すことも出来る。
【0022】アスパルテ−ムの滞留時間は約15〜60
0秒が好ましく、より好ましくは20〜180秒であ
る。
【0023】この様な状況下において、含水率が35%
未満、好ましくは10%未満のアスパルテ−ムをHSP
Dを通すことにより、微生物が非常に効果的に滅菌され
るという期待以上の効果が得られた。従って、アスパル
テ−ムの微生物特性を改善する為にHSPDを使用する
ことも本願発明に含まれる。HSPDを使用すれば、グ
ラム当り200以下の微生物量、特に100以下、更に
20以下とすることも予想以上に容易である。
【0024】得られる顆粒のサイズは通常は50μmか
ら1000μmの間である。HSPDの使用により小さ
なサイズを製造することは可能であるが、あまり好まし
くない。20μm以下の粒径サイズのアスパルテ−ムは
通常アスパルテ−ムの微粉末と見なされる。この微粉末
は水中への分散性が悪い為に、溶解性が比較的劣る。し
かしながら、もし、20μm以下の粒径サイズのアスパ
ルテ−ムを希望する場合、特に、回転速度を非常に大き
くすることにより、何等困難なしに20μm以下の粒径
サイズのアスパルテ−ムを製造することが可能である。
【0025】900〜1000μm以上の粒子は水への
溶解速度が比較的遅く、従って、900μm以上の粒子
を含有しない方が好ましい。著しく大きな粒子を取り除
く為に、適宜ふるい分け工程を入れても良い。
【0026】少量のアスパルテ−ムの微粉末は、乾燥の
種々の工程で生成するので、得られた顆粒中に好ましく
ない粒子サイズの粒子を含むことになる。完全に乾燥し
たアスパルテ−ム(水分量2〜3%を有する。)から、
好ましくはこの微粉末を除き、湿結晶に戻す。好ましく
ない粒子サイズの顆粒も戻すことが出来る。顆粒の粒径
は好ましくは100〜800μmの間である。特に、粒
子の80%以上が200〜600μmの間であることが
望ましい。
【0027】アスパルテ−ム粒子を2〜3%の含水率に
乾燥する時には、得られるアスパルテ−ム顆粒は450
〜600kg/mのカサ密度を有する。
【0028】アスパルテ−ム顆粒は甘味飲料の工業的生
産における甘味料としての使用に最適であり、アスパル
テ−ムが比較的に素早く水中に分散し、溶解するのと同
様にその顆粒は良い流動性を有し、アスパルテ−ムの微
粉末が運搬時及び貯蔵時にほとんど生成しないという特
長を持つ。
【0029】本発明は以下の実施例によりさらに具体的
に表わされるが、これらによって、何等限定されるもの
でない。
【0030】
【実施例】実施例1−4 実施例には、VOMM製のES2050タ−ボ乾燥機を
使用した。;タ−ビンの直径は35.5cm,長さは
2.5mであった。原料は一本又は二本の供給スクリュ
−により供給された。サイクロンにより微粉を捕集され
つつ、製品は捕集された。試験は湿原料を50−60k
g/時間で数時間(2−4)実施した。
【0031】表1に詳細と結果を示す。
【0032】
【表1】 実施例5−9 実験は、直径45.0cmのVOMM製ES450タ−
ボ乾燥機を二基直列に接続して使用した以外は、実施例
1−4と同様の操作で実施した。表2にその詳細と結果
を示す。2段目の乾燥後、サイクロンにより捕集された
粉末状アスパルテ−ムを供給原料に加えた。
【0033】1段目の乾燥機は以下の様に条件設定され
た。
【0034】 回転速度 :700rpm ジャケット温度 :100℃ 供給空気流量 :1200m/h 空気温度 :128℃ 2段目乾燥機は以下の様に条件設定された。
【0035】 回転速度 :560rpm ジャケット温度 :115℃ 供給空気流量 :700m/h 空気温度 :122℃
【0036】
【表2】 実施例10−14 試験は含水率62%のアスパルテ−ム湿結晶に20%の
比率で乾燥粉末を加えて、含水率50.3%の湿結晶と
して供給した以外は実施例5−9と同様の操作により行
った。結果を表3に示す。
【0037】1段目乾燥機は以下の様に条件設定され
た。
【0038】 回転速度 :850rpm ジャケット温度 :表3を参照 供給空気流量 :1200m/h 空気温度 :表3を参照 2段目乾燥機は以下の様に条件設定された。
【0039】 回転速度 :560rpm ジャケット温度 :140℃ 供給空気流量 :700m/h 空気温度 :140℃
【0040】
【表3】 得られた顆粒は流動層乾燥機で何等困難なく更に乾燥出
来た。
【0041】実施例15−16 試験は3段目の高速パドル乾燥機を用いて、含水率が3
%以下になる迄アスパルテ−ムの顆粒を乾燥した以外
は、実施例10と同様に実施した。表4にその詳細と結
果を示す。
【0042】
【表4】 実施例17 含水率51%のアスパルテ−ムの湿ケ−キの乾燥を実施
例14と同様に実施し、1段目乾燥機及び2段目乾燥機
の出口で各々サンプルを採取し、微生物の量を測定し
た。第1段乾燥工程の後では.顆粒の含水率は30%で
あり、第二段乾燥工程後では、11%であった。
【0043】幾つかの微生物測定試験を実施した。 −プレ−トカウント寒天培地(PCAと略す。)上の総
好気性菌数(28℃及び37℃) −Maunitol Egg Yolk Polymi
xine寒天培地(MEYPと略す。)上のバチルス属
セレウス菌 −CLED培地上の病原菌 −Baird Parker培地上のブドウ球菌 全ての試験は標準分析法により実施した。結果(1g当
りの微生物数)を表5に示す。
【0044】
【表5】 実施例18 商業的に生産され、開放容器中で一週間放置されたアス
パルテ−ムは9%の含水率及び〜10の微生物/g
(37℃のPCA)を有した。回転速度が320rpm
である以外は実施例14の第二段目乾燥と同じ方法で、
HSPDで処理すると、製品は1g当り180の微生物
と2.3%の含水率となった。
【0045】
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施例により製造されたアスパルテ
ームの顆粒の粒子構造を示す写真(倍率=25倍)であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−45296(JP,A) 特開 平2−174650(JP,A) 特開 平2−243699(JP,A) 特開 平3−204895(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07K 5/075 C07K 1/00 BIOSIS(DIALOG) WPI(DIALOG)

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱キャリヤ−ガスを使用してアスパルテ−
    ムの湿結晶体を熱処理することによるアスパルテ−ムの
    乾燥と顆粒化の方法に於いて、80−190℃の温度で
    加熱するジャケットを有し、顆粒のサイズを制御できる
    ようジャケットからの距離と角度が調節可能なパドルを
    備え、このパドルが回転速度を制御できる中央シャフト
    に据付けられ、その回転速度が、Froude数として
    1以上となる様に選択される高速パドル乾燥機にアスパ
    ルテ−ム湿結晶体を連続的に供給し、入り口温度100
    〜200℃であるキャリア−ガスと共に供給されたアス
    パルテ−ムを15〜600秒間パドル乾燥機で処理し、
    得られる顆粒はパドル乾燥機から取り出され、もし必要
    ならば、同じ方法、又は他の乾燥装置で1回以上の乾燥
    することを特徴とするアスパルテ−ムの乾燥と顆粒化方
    法。
  2. 【請求項2】回転速度がFroude数として20〜4
    00であることを特徴とする請求項1に記載のアスパル
    テ−ムの乾燥と顆粒化方法。
  3. 【請求項3】パドル乾燥機のジャケットの温度が100
    〜170℃であることを特徴とする請求項1又は請求項
    2に記載のアスパルテ−ムの乾燥と顆粒化方法。
  4. 【請求項4】キャリア−ガスの温度が140〜180℃
    であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載
    のアスパルテ−ムの乾燥と顆粒化方法。
  5. 【請求項5】滞留時間が20〜180秒であることを特
    徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のアスパルテ−
    ムの乾燥と顆粒化方法。
  6. 【請求項6】湿結晶体を高速パドル乾燥機によって含水
    率が多くとも38%迄乾燥することを特徴とする請求項
    1〜5のいずれかに記載のアスパルテ−ムの乾燥と顆粒
    化方法。
  7. 【請求項7】最大38%である含水率を有する顆粒を更
    に4%以下の含水率迄乾燥することを特徴とする請求項
    1〜6のいずれかに記載のアスパルテ−ムの乾燥と顆粒
    化方法。
  8. 【請求項8】40%以上の含水率を有する湿結晶体を2
    0〜35%の含水率迄乾燥することを特徴とする請求項
    1〜7のいずれかに記載のアスパルテ−ムの乾燥と顆粒
    化方法。
  9. 【請求項9】顆粒製品を更に高速パドル乾燥機又は別の
    乾燥機を用いて更に乾燥することを特徴とする請求項1
    〜8のいずれかに記載のアスパルテ−ムの乾燥と顆粒化
    方法。
  10. 【請求項10】湿結晶体がアスパルテ−ムの晶析により
    得られた生成物であることを特徴とする請求項1〜9の
    いずれかに記載のアスパルテ−ムの乾燥と顆粒化方法。
  11. 【請求項11】湿結晶体が湿ったアスパルテ−ム結晶と
    粉末状アスパルテ−ムとの混合物であることを特徴とす
    る請求項1〜9のいずれかに記載のアスパルテ−ムの乾
    燥と顆粒化方法。
  12. 【請求項12】製品の一部を元の湿結晶体に戻すことを
    特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載のアスパルテ
    −ムの乾燥と顆粒化方法。
  13. 【請求項13】径が50μm以下の粒子を製品から分離
    し、元の湿結晶体に戻すことを特徴とする請求項12に
    記載のアスパルテ−ムの乾燥と顆粒化方法。
  14. 【請求項14】請求項1〜13のいずれかに記載のアス
    パルテ−ムの乾燥と顆粒化方法により得られる球形若し
    くはほぼ球形の顆粒状アスパルテ−ム。
  15. 【請求項15】請求項1のアスパルテームの乾燥と顆粒
    化方法において、含水率35%以下のアスパルテ−ムを
    高速パドル乾燥機に通すことにより、アスパルテ−ム中
    の微生物混入量を1g当たり200微生物以下にするこ
    とを特徴とするアスパルテームの乾燥と顆粒化方法
  16. 【請求項16】アスパルテーム微生物混入量を1g
    当たり100微生物以下にすることを特徴とする請求項
    15に記載のアスパルテームの乾燥と顆粒化方法
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