JP3266236B2 - 車載用ナビゲーション装置 - Google Patents
車載用ナビゲーション装置Info
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- Navigation (AREA)
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Description
ョン装置に関し、より特定的には、車両の現在地周辺の
地図を表示すると共に、現在地から目的地までの経路を
ドライバーに対して提供する車載用のナビゲーション装
置に関する。
図を画面上に二次元的に表示するものが一般的であっ
た。しかしながら、地図を二次元的に表示する従来の車
載用ナビゲーション装置においては、ドライバーが取得
することができるのは二次元的な情報だけであり、地形
の起伏によって生じる道路の高低差など三次元的な情報
を把握することが出来ないといった問題点を有してい
た。また、車載するモニターの大きさには限界があり、
詳細な情報を表示しようとすると、現在地周辺の極限ら
れた範囲の地図しか表示することが出来ないという問題
点を有していた。
なナビゲーション装置が種々提案されている。例えば、
特開平3−26917号公報には、移動体の現在位置か
らみた道路地図上における前方道路を、遠近法によって
表示することが記載されている。また、特開平5−20
3457号公報には、地図にリンクした山や建物の形状
データと高度データとを用いて、地図上の任意の位置か
ら眺めた景観を三次元画像として表示することが記載さ
れている。
3−26917号公報に記載されているように、遠近法
を用いて地図を表示する車載用ナビゲーション装置にお
いては、画面に映し出される道路地図と実際の道路形状
との対応がとり易くなるという利点はあるものの、二次
元表示を行う従来の車載用ナビゲーション装置と同様の
問題点を有していた。
載されているように、山や建物の形状データと高度情報
とを用いて等高線を高さ方向に積み上げていくことによ
って、地図を立体的に表示する車載用ナビゲーション装
置においては、データ構造が複雑な上、地形を滑らかに
表示するためには膨大な量のデータが必要になるといっ
た問題点を有していた。
は、道路網の入り組んだ地図上に文字情報を平面的に表
示するため、視認性が悪いといった問題点を有してい
た。
した従来の車載用ナビゲーション装置では、目的地の設
定方法や道路の選択方法が複雑であるといった問題点を
有していた。
さい処理で、前方の道路を広く見渡すことのできる地図
表示が可能な車載用ナビゲーション装置を提供すること
である。
に、各種文字記号情報を、オペレータが認識し易い形式
で表示することができる車載用ナビゲーション装置を提
供することである。
た地図上において、出発地点から目的地点までの経路を
簡単に設定することができると共に、設定した経路をオ
ペレータに対して分かり易く提示することができる車載
用ナビゲーション装置を提供することである。
立体的に表示することができる車載用ナビゲーション装
置を提供することである。
発明は、地図データを記憶する地図記憶手段と、地図記
憶手段に記憶されている地図データを取得する地図取得
手段と、地図取得手段で取得した地図データを眺める視
点座標および注視点座標を入力する視点入力手段と、地
図取得手段で取得した地図データの特定点に関して、視
点入力手段で入力した視点座標および注視点座標に基づ
く3次元座標変換を行う座標変換手段と、座標変換手段
で変換した座標に地図取得手段で取得した地図データを
変形してマッピングするマッピング手段と、マッピング
手段でマッピングした地図データをクリッピングするク
リッピング手段と、クリッピング手段でクリッピングさ
れた地図領域を出力する出力手段とを備え、 座標変換手
段は、地図取得手段で取得した地図データの特定点に関
して、視点入力手段で入力した視点座標および注視点座
標に基づく3次元座標変換を行うと共に、地図データに
含まれる所定のマークの基準点座標を3次元座標変換
し、さらに変換後の地図背景と前記基準点座標とのずれ
を補正し、 出力手段は、地図上に座標の補正を行なった
所定のマークを重畳させて表示することを特徴とする。
用する地図データの特定点(例えば、四頂点)の座標を
3次元座標変換し、その結果に対して地図をマッピング
するようにしているので、計算負荷の小さい処理で、前
方の道路を広く見渡すことができる地図表示を行うこと
ができる。さらに、第1の発明では、3次元表示した地
図上に、地名や交差点名等の名称看板や建物等のランド
マークを表示する際に、3次元座標変換後の地図背景と
座標変換後の基準点座標とのずれを補正するようにして
いるので、常に適切な位置にマークを表示することがで
きる。
手段は、視点入力手段で入力した注視点位置と、所定の
マークの基準点座標との相対的な位置関係に基づいて、
当該所定のマークの大きさを変化させて出力することを
特徴とする。
示した地図上に所定のマークを表示する際に、当該マー
クの大きさを、注視点位置からの距離に応じて変えるよ
うにしているので、表示地図の立体感を強調することが
できる。
手段は、視点入力手段で入力した注視点位置と、所定の
マークの基準点座標との相対的な位置関係に基づいて、
当該所定のマークの形状パターンを変化させて出力する
ことを特徴とする。
視点位置と所定のマークの基準点座標との相対的な位置
関係に応じて、表示すべきマークの形状パターンを変化
させることができる。これによって、例えば、3次元表
示した地図上の地名や交差点名等の名称看板を、注視点
位置の左右に振り分け、画面中央付近の道路を隠さない
ように表示することが可能となる。
変換手段は、地図取得手段で取得した地図データに関し
て、視点入力手段で入力した視点座標および注視点座標
に基づく3次元座標変換を行うと共に、地図データに含
まれる3次元形状マークを3次元座標変換することを特
徴とする。
示した地図上に3次元のランドマークを表示することが
できるので、さらに奥行き感のある地図表示を行うこと
ができる。
地点間の経路を求める経路設定手段をさらに備えてい
る。
示した地図上において経路を設定することにより、経路
の設定を簡単に行うことができる。
情報を受信し、交通情報を地図上に3次元的に重畳表示
する交通情報表示手段をさらに備えている。
示した地図上で、渋滞度や交通規制等を示す交通情報を
3次元表示するようにしているので、視認性の高い交通
情報表示を行うことができる。
て、車両の現在位置を検出する位置算出手段をさらに備
え、位置算出手段によって検出した車両位置を地図上に
重畳させて表示することを特徴とする。
示した地図上に車両の現在位置を重畳させて表示するよ
うにしているので、視認性の高い現在位置表示を行なう
ことが出来る。
値データを記憶する標高値記憶手段と、地図取得手段で
取得した地図データに対応する標高値データを標高値記
憶手段から取得する標高値取得手段と、地図取得手段で
取得した地図データを微小ブロックに分割する地図分割
手段とをさらに備え、座標変換手段は、標高値取得手段
によって取得した標高値データを用いて3次元座標変換
を行い、マッピング手段は、座標変換手段で変換した座
標に地図分割手段で分割した微小ブロックを変形してマ
ッピングし、マッピング手段でマッピングする微小ブロ
ックの隠面処理を行う隠面処理手段をさらに備えてい
る。
と標高値のみを用いた簡単な処理で、地形を立体的に表
示することができる。
の現在位置を検出する位置算出手段をさらに備え、位置
算出手段によって検出した車両位置を地図上に重畳させ
て表示することを特徴とする。
体的に表示した地図上に車両の現在位置を重畳させて表
示するようにしているので、視認性の高い現在位置表示
を行なうことが出来る。
おいて、隠面処理手段は、地図分割手段で分割した各微
小ブロックを、一定方向に走査しながら重ね描きするこ
とを特徴とする。
立体的に表示する処理において、表示する全ての面をソ
ーティングすることなく、簡単かつ高速に隠面処理を行
うことができる。
隠面処理手段は、地図取得手段で取得した地図データの
四頂点を座標変換手段で視点変換し、当該座標変換手段
で視点変換した四頂点の内、視点入力手段で入力した視
点に対して最も遠い点から次に遠い点に向けて座標変換
した地図データを走査して出力することを特徴とする。
立体的に表示する処理において、表示する全ての面をソ
ーティングすることなく、簡単かつ高速に隠面処理を行
うことができる。
おいて、任意地点間の経路を求める経路設定手段と、経
路設定手段で設定した経路上の標高値を断面図として出
力する断面図表示手段とをさらに備えている。
定手段で設定した経路上の標高値を断面図として表示す
ることにより、経路の起伏変化をドライバーに対して事
前に提供することができる。従って、ドライバーは、走
り易い経路を選定する作業が容易になる。
おいて、マッピング手段は、地図取得手段で取得した地
図データのトンネル区間を認識し、当該トンネル区間を
消去してマッピングすることを特徴とする。
ータからトンネル区間を消去してマッピングするように
しているので、特に山間部などにおいてより立体間のあ
る表示を実現することができる。
置算出手段は、GPS衛星からの電波を受信することに
よって車両位置を検出する機能を備えており、視点入力
手段は、位置算出手段で受信したGPS衛星の座標を視
点位置として得ることを特徴とする。
衛星の位置を視点座標とした立体地形地図に、車両の現
在位置を重畳して表示するようにしているので、GPS
衛星からの電波の受信状況をドライバーに対して視覚的
に与えることができる。
おいて、座標変換手段は、地図取得手段で取得した地図
データの階層、または視点入力手段で入力した視点位置
に基づいて、標高値取得手段で取得した標高値を変化さ
せて座標変換を行うことを特徴とする。
る地図の階層に応じて標高値データを切り替えるように
している。これによって、例えば、詳細地図では前方ま
でを見渡しやすい表現を主眼とした地図表示を行ない、
広域地図では地形を立体的に表現することを主眼とした
地図表示を行うことも可能となる。
含んでいる。すなわち、第1の態様は、地図データ記憶
手段には、予め地図データが記憶されており、地図デー
タ記憶手段から地図データを取得する第1のステップ
と、第1のステップで取得した地図データを眺める視点
座標および注視点座標を入力する第2のステップと、第
1のステップで取得した地図データの特定点に関して、
第2のステップで入力した視点座標および注視点座標に
基づく3次元座標変換を行う第3のステップと、第3の
ステップで変換した座標に第1のステップで取得した地
図データを変形してマッピングする第4のステップと、
第4のステップでマッピングした地図データをクリッピ
ングする第5のステップと、第5のステップでクリッピ
ングされた地図領域を出力する第6のステップとを備え
る方法を実行するソフトウェアプログラムを格納した記
録媒体である。
標高値記憶手段には、予め標高値データが記憶されてお
り、第1のステップで取得した地図データに対応する標
高値データを標高値記憶手段から取得する第7のステッ
プと、地図取得手段で取得した地図データを微小ブロッ
クに分割する第8のステップとをさらに備え、第3のス
テップは、第7のステップで取得した標高値データを用
いて3次元座標変換を行い、第4のステップは、第3の
ステップで変換した座標に第8のステップで分割した微
小ブロックを変形してマッピングし、第4のステップで
マッピングする微小ブロックの隠面処理を行う第9のス
テップをさらに備える方法を実行するソフトウェアプロ
グラムを格納した記憶媒体である。
ション装置の基本構成を示すブロック図である。図1に
おいて、本実施形態の車載用ナビゲーション装置は、位
置算出装置1と、入力装置2と、ROM3と、演算処理
装置4と、地図記憶装置5と、地図検索装置6と、出力
装置7とを備えている。
在地を算出するものである。これは、車速センサによっ
て車両の走行距離を検出したり、ジャイロセンサによっ
て車両の進行方向を検出したり、車両の走行軌跡と地図
上の道路形状との相関をとったり、あるいはGPS衛星
からの電波を受信することによって地球上における絶対
位置を検出する等の各手法によって、あるいはこれらの
各センサを組み合わせることによって実現される。入力
装置2は、オペレータの操作に基づく情報、およびその
他の外部情報をナビゲーションシステム本体に入力する
ための装置である。ROM3は、システム全体の制御を
行なうためのプログラムを記憶している。このようなR
OM3に代えて、ハードディスク等の書き換え可能な記
憶媒体を設け、オンラインまたはオフラインの形式で提
供されたプログラムを格納するようにしても良い。演算
処理装置4は、ROM3に記憶されているプログラムに
従ってナビゲーションシステム本体の制御を行うもので
ある。地図検索装置6は、表示あるいはデータ処理に必
要な地図データを地図記憶装置5から検索するものであ
る。地図記憶装置5は、地図データを記憶したCD−R
OMなどの記録メディアと、その駆動装置とによって構
成される。出力装置7は、地図記憶装置5に記憶されて
いる地図データ、および演算処理装置4における処理結
果を、オペレータに提示するためのものである。
車載用ナビゲーション装置について、以下にその動作を
説明する。なお、本実施形態で示す各処理は、コンピュ
ータを用いてソフトウェア的に実現し、あるいはそれら
各機能を有する専用のハードウェア回路を用いて実現す
ることができる。
の四頂点の座標を3次元座標変換し、その変換座標に対
して地図をテクスチャーとしてマッピングすることによ
り、計算負荷の小さい処理で前方の道路を広く見渡すこ
とができる鳥瞰地図表示を行うと共に、その地図上に各
種文字記号情報をオペレータが認識し易い形式で表示す
ることを特徴としている。
を説明する。一般的に、地図は所定の範囲毎にユニット
として分割され、また表示範囲に応じて地図の詳細度を
変化させるために複数の階層(縮尺)から構成されてい
る。従って、任意の地点を中心に任意の範囲の地図を表
示するためには、表示に適した縮尺で、表示中心を含む
地図とその周辺の複数枚の地図を用意する必要がある。
なお本実施形態では、同階層の地図に関しては、各ユニ
ットの収録範囲は一定とする。
処理手順を記述したフローチャートである。以下には、
このフローチャートに従って、第1の実施形態の処理内
容を説明する。
したオペレータの操作、あるいは位置算出装置1で求め
た車両の現在地に基づいて、表示する地図の範囲を入力
する(ステップS101)。地図の表示範囲は、表示中
心と表示縮尺から決定しても良いし、表示範囲を例えば
左上と右下の座標で指定した後、その範囲に適した表示
縮尺を決定しても良い。いずれの方法にせよ、このステ
ップS101において、表示の中心座標と表示縮尺とが
決定される。
1で決定された表示縮尺において、表示中心を含む地図
と、その周辺の地図とを、地図検索装置6を用いて検索
し、該当する地図を地図記憶装置5から読み出す(ステ
ップS102)。周辺地図は何枚用意しても良いが、本
実施形態では、表示中心を含む地図ユニットと、それに
隣接する8枚の地図ユニットとを読み出すものとし、図
4に示すようなXYZ座標系のXY平面上に9枚の地図
ユニットを配置する。この図4において、中央の網のか
かった部分が表示中心を含む地図ユニットである。
る視点と、注視点の座標とを入力する。なお、注視点
は、地図の表示中心を表し、入力装置2を介してオペレ
ータによって入力された位置でも構わないし、位置算出
装置1で求めた車両の現在地でも構わない。また、視点
は、注視点の後方上空に設定する。従って、注視点は、
地図平面上に存在するため、そのZ座標は0である。ま
た、視点は、正のZ座標を持つ。
換行列を、次式(1)で示される3×3の行列式として
算出する(ステップS104)。
(xv,yv,zv)とし、注視点をPf(xf,y
f,zf)としたとき、 sinθ=(yv−yf)/r cosψ=(xv−xf)/r sinψ=(zv−zf)/r1 cosθ=r1/r r=√{r12 +(zv−zf)2 } r1=√{(xv−xf)2 +(yv−yf)2 } とする。
いて各地図ユニットの四頂点の視点座標[x”,y”,
z”]を算出すると共に、次式(2)を用いて透視変換
を行う(ステップS105)。
y’]は、画面中心が座標の原点となっている。また、
上式(2)のdistは、視点からの奥行きを示すパラ
メータであり、今回は300〜1000の範囲で設定し
た。このようにして、図4のC1〜C16に示すような
各地図ユニットの四頂点の座標に対して視点・透視変換
を行ない、図5に示すようなC1’〜C16’を求め
る。
だけでなく様々な文字記号情報を表示する必要がある。
表示する文字記号情報としては、交差点や道路、市町村
名などの文字列を吹き出し状の看板で表現したもの、あ
るいは地図記号や主な建造物をマークで表現したもの等
がある。なお、以降の説明では、これらの表示すべき文
字記号情報を、総称してマークと呼ぶことにする。
(a)に示すようなマーク座標テーブルと、図8(b)
に示すようなマーク形状テーブルとを利用して生成され
る。地図ユニット毎に設けられるマーク座標テーブル
は、その地図範囲に存在するマークの座標(経緯度)
と、マークの種別番号とを記録したものであり、例えば
日本全国をカバーする場合には、そのデータサイズとデ
ータ作成工数は、膨大なものになる。一方、各種別毎に
表示すべきマークの形状データを記憶するマーク形状テ
ーブルは、全ユニットに共通であり、各ユニット毎に形
状データまで記録するよりは、データ量を小さくできる
ため、マーク座標テーブルとは別に用意するのが一般的
である。また、通常、このマーク形状テーブルのサイズ
と作成工数は、マーク座標テーブルと比べると非常に小
さい。そこで、ステップS105では、表示するマーク
の地図内での座標を、上式(1)および(2)に基づい
て座標変換する。なお、通常、このようなマークの表示
位置は、各地図の四頂点の内の一つを原点とした座標を
持つため、その原点に各マークの座標を加えることで、
地図背景上にマークを表示することができる。
2次元モデルだけでなく、図8(c)に示すような3次
元形状のものでも構わない。この場合、ステップS10
5で、各地図ユニットの四頂点と各マークの表示位置の
座標変換を行うと同時に、各マークの3D形状を、例え
ば図8(c)のような3Dマーク形状テーブルから得
て、このマークの形状を構成する各点の座標変換を行
う。3Dマーク形状テーブルは、2次元のマーク形状テ
ーブルの形状を、自動的あるいは手作業で3次元データ
に変換して作成する。
る点列のパターンを記録したものであり、3Dマーク形
状は構成する点の数とそれぞれの3次元座標を記録した
ものであるが、図8では分かりやすくするために形状の
イメージそのものを示している。
を、座標変換された四頂点の座標に従って変形する(ス
テップS106)。変形の方法は、線形補間でもその他
の方法でも構わない。9枚の地図ユニットを変形し、図
5のグリッドにマッピングすることで、疑似的に地図の
表示内容全体に対して視点・透視変換を施したような効
果が得られる。
6でマッピングした地図背景上に、文字列・記号等のマ
ークをマッピングする(ステップS107)。この場
合、各マークをステップS105で変換した座標に従っ
てそのまま表示すると、マークの表示位置と地図背景上
の対象物との位置ずれが起きる。これは、ステップS1
05およびS106に示したように、地図背景の四頂点
の座標のみを視点・透視変換し、その内部領域に関して
は線形補間等の手法によって変形しているため、地図ユ
ニットの中央に近付くにつれて、地図内の道路等の座標
が正確に3次元座標変換したものから微妙にずれるため
である。このため、ステップS105において正確に3
次元変換したマーク座標と、ステップS106で変形し
た地図背景内の道路等との位置関係がずれ、特に視点の
移動に伴う地図の回転時には、マークが本来あるべき位
置の周辺に楕円を描くようにずれてしまうことになる。
位置が、マッピングされた地図背景上の対象物と合うよ
うに、次式(3)に従って座標の補正を行う。
の位置と視線の方向とを示した図である。この図6にお
いて、Xmax,Ymaxは、それぞれ、地図ユニット
内のx座標,y座標の最大値、C(Xh,Yh)はユニ
ットの中心である。また、上式(3)において、vr
x,vryは、それぞれ、Xh,Yhからx−Xh,y
−Yhの絶対値を引き、定数v(パースによって決定さ
れ、例えば0.12)を掛けたものであり、正数であ
る。
を、3次元座標変換後のx’,y’にそれぞれ加算する
ことで、座標の補正ができる。
マークを注視点位置からの距離に応じて大きさを変えて
表示することにより、表示地図の立体感を強調する。視
点座標変換のz”座標は、視点からの距離であるため、
例えば次式(4)によりマークの拡大率Eを算出する。
の定数である。次に、各マークをE倍に拡大して地図上
に表示する。
上にマークを表示した場合には、マークが進行方向の道
路を隠すことによって視界が妨げられる可能性がある。
そこで、本実施形態では、3次元表示した地図上のマー
クを注視点位置の左右に振り分け、画面中央付近の道路
を隠さないようにすることで、表示地図上での進行方向
前方を見通すことができるようにしている。透視座標変
換後のy’座標は絶対値が表示画面の中心からの左右方
向の距離を示し、符号が画面の右側か左側かを示してい
る。本実施形態では、符号が正の時は画面の右側であ
り、負の時は左側である。この符号に従って、例えば図
7のa,bのような吹き出しの左右の形状を選択した
り、あるいは3次元マークの場合には座標変換する視点
位置を左右にシフトする等の処理の後、地図背景上にマ
ッピングする。
地が、読み込んでいる地図データ上に存在する場合は、
車両現在地マークを地図背景上にマッピングする。
の表示領域をクリッピングし(ステップS108)、図
5の破線内の表示領域を出力装置7に表示させる(ステ
ップS109)。これによって、任意の位置の地図を任
意の範囲で3次元表示することができる。
視点を変更するか否かを判断し(ステップS110)、
変更する場合にはステップS103へ戻り、ステップS
109までの処理を繰り返す。
うことは、車両が移動して車両現在地が変化した場合
か、あるいは入力装置2を介したオペレータの入力操作
によって、地図をスクロールさせた場合に該当する。い
ずれの場合においても、注視点位置を中心として地図を
表示することになる。但し、後者の場合には、車両現在
地と画面中心とが異なるため、車両の現在地の方向を示
す現在位置指示マークを画面中心に表示する。図27に
現在位置マークおよび現在位置指示マークの例を示す。
これによって、地図スクロール中、特に車両現在地が地
図の表示範囲外にある場合においても、表示されている
地図と車両現在地との関係を容易に把握することが出来
る。
更するか否かを判断し(ステップS111)、表示範囲
を変更する時にはステップS101へ戻り、ステップS
109までの処理を繰り返す。
してのみ3次元座標変換を行い、その変換座標に対して
地図を変形してマッピングすることにより、少ない計算
量で3次元地図表示を行うことができる。また、視点を
注視点の後方上空に設定することで進行方向の地図を広
く表示することができる。
文字記号情報の座標を補間してマッピングすることによ
り、地図の回転時等でも違和感なく文字記号情報を表示
することができる。
ークの大きさを、注視点位置からの距離に応じて変化さ
せることにより、地図の立体感を強調することができる
と共に、遠くのマークについては一覧性が増し、一方で
近くのマークについては詳細な表示を行える利点もあ
る。
の他のマークを注視点位置の左右に振り分けて表示する
ことにより、表示地図上での進行方向の視界を妨げるこ
となく、オペレータに文字記号情報を提示することがで
きる。
を記述するテーブルのみを3次元表示用に作成すること
で、3次元表示した地図上に3次元のマークを表示する
ことが可能になり、表示地図の実用性が大きく向上す
る。
マークとして2次元および3次元の静止画を使用した
が、アニメーション等による動画を用いても構わない。
視点からの距離であるz”を使用したが、同様の効果を
もたらすものならこれに限らない。例えば、z”の代わ
りに透視変換後のy’を使っても、定数を変えることで
同様の効果を得ることができる。
後のy’座標の符号を利用したが、同様の効果をもたら
すものならこれに限らない。例えば、y’の符号の代わ
りに視点座標変換後のy”の符号を使っても、同様の効
果を得ることができる。
標変換を行ったが、各マークの表示位置のみを座標変換
し、3次元形状データは変換せずに表示しても構わな
い。
ように交通情報を取得することができる装置を備え、取
得した交通情報を3次元変換した地図上に重畳して表示
するようにしても構わない。具体的には、まず入力装置
2から交通情報を取得し、地図上に重畳して表示するこ
とができるように渋滞情報や規制情報の座標を表示地図
の座標に整合させる。これは、交通情報のフォーマット
で定義された座標の基準を地図ユニット内の座標値に変
換することで行える。また、渋滞情報は道路に付随する
属性であるため、各渋滞情報が従属する道路を表示用の
地図から選出する。これも交通情報のフォーマットによ
りその方法は様々だが、一般的に緯度・経度の情報から
対応する道路を特定できる。次に、この特定した道路の
ベクトルデータを、地図ユニットの四頂点の座標と同時
に座標変換を行う。この時、各道路ベクトルの始点・終
点の座標値は、マーク座標と同様に補正を必要とする。
本実施形態では、渋滞している道路を明確に表示するた
めに、渋滞している道路ベクトルを幅付けした後、やや
浮かせて表示する。そこで、各道路ベクトルのz座標を
所定の値(例えば20m)に設定した後に座標変換を行
うものとする。一方、通行止めなどの規制情報は地点に
従属する情報であるため、前述のマークと全く同一の処
理で3Dの規制情報マークを表示することができる。こ
の表示例を図14に示す。図14において、aは渋滞区
間を示しており、bは通行止めを表す規制情報マークで
ある。このような表示を行うことにより、3次元表示地
図において渋滞情報や交通規制を分かり易く表示するこ
とができる。
8のグラフに示すように、スイッチを押す強さに対応し
た電気信号が装置に入力されるように構成し、この電気
信号に従って、スクロールの速度を調整出来るようにし
てもよい。これによって、スイッチを押す強さに対応し
てスクロールの速度を微調整することが可能になり、微
小なスクロールについても容易に行なうことが出来る。
ョン装置について説明する。この第2の実施形態の車載
用ナビゲーション装置の基本構成は、図1に示す第1の
実施形態のそれと同様である。すなわち、第2の実施形
態は、図1のROM3に記憶されているプログラムが第
1の実施形態と異なっている。従って、以下には、図1
を援用して第2の実施形態を説明することとする。第2
の実施形態では、第1の実施形態に記述したような3次
元表示した地図上において、出発地点から目的地点まで
の経路を簡単に設定することができると共に、設定した
経路をオペレータに対して分かり易く提示することを主
な特徴としている。
における処理手順を記述したフローチャートである。以
下には、これらフローチャートに従って第2の実施形態
の処理内容を説明する。
ンを呼び出す(図9のステップS201)。なお、地図
表示ルーチンの処理手順は、図10のフローチャートに
示す通りである。なお、図10のステップS301から
ステップS311までの処理は、第1の実施形態に示し
た図2のステップS101からステップS111までの
処理に対応しており、それぞれ同様の処理を行う。
うかどうかの判断を行う(図9のステップS202)。
経路の設定を行なわない場合には、ステップS201に
戻って地図の表示を行う。経路の設定を行う場合には、
ステップS203に進んで経路設定ルーチンを呼び出
す。
す。経路設定ルーチンでは、地図をスクロールあるいは
回転させて表示しながら、出発地点から目的地点までの
経路を設定する。
装置2から注視点位置が指定され、その付近の地図が出
力装置7に表示される(ステップS401)。次に、地
図の注視点近傍の道路が選出される(ステップS40
2)。これは、注視点から周辺の道路に垂線を下ろし、
その距離の最も近い道路として選出できる。この処理
を、注視点を更新する(地図をスクロールさせる)毎に
行うことで、連続した道路を選出することができる。な
お、経路の出発地点は、ステップS402で最初に選出
した地点とする。
に到達したかどうかを操作スイッチ(入力装置2内に含
まれている)からの入力により判定する(ステップS4
03)。まだ目的地に到達していない時には、ステップ
S401に遷移する。一方、注視点が目的地である場合
には、図9のステップS204に遷移して、ステップS
203で設定した経路の表示を行うかどうかの判断を行
う。経路の表示を行なう場合には、ステップS205に
進んで経路表示ルーチンを呼び出す。経路の表示を行な
わない場合には、ステップS206に進んで、経路案内
を行うかどうかの判断を行う。
す。この経路表示ルーチンでは、図9のステップS20
3で設定した経路を、出発地点から目的地点までトレー
スしながら、地図を自動的にスクロールあるいは回転さ
せてオペレータに提示する。
の座標を読み出す(ステップS501)。次に、演算処
理装置4は、ステップS501で読み出した出発地点を
注視点として、3次元地図を出力装置7に表示させる
(ステップS502)。そして、演算処理装置4は、ス
テップS501に戻って経路上を一定距離進めた地点を
新たな注視点とし、ステップS502で再び地図を表示
させる。
およびステップS502の処理を、ステップS503に
おいて目的地点と判断されるまで繰り返すことにより、
地図を自動的にスクロールしながら出発地点から目的地
点までの経路をオペレータに提示する。
203で設定した経路に従って、経路案内を行なうかど
うかの判断を行なう。経路案内を行なわない場合には、
ステップS201に戻って地図の表示を行なう。逆に、
経路案内を行なう場合には、ステップS207に進んで
経路案内ルーチンを呼び出す。
す。この経路案内ルーチンでは、ステップS203で設
定した経路に従って、オペレータに経路案内を行なう。
算出されているかどうかの判断を行なう。経路が算出さ
れていない場合には、ステップS702において「設定
された経路がありません」等のメッセージを出力する。
また経路が算出されている場合には、ステップS703
へと進む。ステップS703では、動画案内画面構成処
理を行う。画面の構成は、次に曲がるべき交差点の名称
や交差点までの距離とともに表示される交差点拡大図上
に、矢印等のグラフィックによる動画を生成することに
よって行なわれる。図29に、生成される動画案内画面
の一例を示す。次に、ステップS704では、ステップ
S703で生成された画面データを動画表示する。
実際にドライブするような感覚で操作スイッチを操作す
ることにより、出発点から目的地点までの経路を簡単に
設定することができる。また、設定した経路に従って、
動画を用いて交差点における右左折情報を表示すること
により、ユーザに実際の車両の動きを連想させ、交差点
における進行方向を容易に把握させることができる。
時の注視点を経路の出発地としているが、任意の注視点
を出発地として設定する処理を追加してもよい。
に曲がるべき交差点に対する動画情報を生成するように
しているが、ユーザによって選択された任意の経路上の
交差点の情報を動画で生成するようにしてもよい。
差点拡大図上に案内方向の矢印を動画表示するとした
が、矢印の代わりに先導車両が案内方向へと移動する様
子を動画表示するようにしてもよい。
を順次生成表示することにより、予めユーザに全経路上
の交差点イメージを与えるようにしてもよい。
地図表示処理の間、視点を注視点の後方上空に固定した
が、使用者の操作や自動により視点座標を変化させても
構わない。
から目的地点までの経路を、オペレータが地図を回転、
スクロールさせて道路をトレースすることによって設定
するものとしたが、オペレータが目的地付近の地図を表
示し、表示した地図上に目的地マークを設定することに
よって、出発地点から目的地までの最適経路をダイクス
トラ法などによって自動的に求めるものでもよい。ま
た、目的地の設定方法は、電話番号やキーワードによっ
て、地図データベースから目的地点を自動的に検索する
ものであってもよい。
経路をトレースしながら出発地点から目的地点までの地
図を自動的にスクロールするものとしたが、出発地点か
ら目的地点までを直線的にスクロールすることによって
経路の概略をオペレータに提示するものであってもよ
い。
ョン装置について説明する。この第3の実施形態の車載
用ナビゲーション装置の基本構成は、図1に示す第1の
実施形態のそれと同様である。すなわち、第3の実施形
態は、図1のROM3に記憶されているプログラムが第
1の実施形態と異なっている。従って、以下には、図1
を援用して第3の実施形態を説明することとする。
ロックに分割し、これら各微小ブロックの四頂点に対し
て標高値を割り当てて3次元座標変換し、変換した座標
上に当該微小ブロックを変形してマッピングすることに
より、平面地図と標高値のみを用いた簡単な処理で地形
を立体的に表示することを主な特徴としている。
る処理手順を記述したフローチャートである。以下に
は、このフローチャートに従って第3の実施形態の処理
内容を説明する。
したオペレータの操作、あるいは位置算出装置1で求め
た車両の現在地に基づいて、表示する地図の範囲と縮尺
とを入力する(ステップS601)。
で決定した縮尺と範囲に該当する地図を、地図検索装置
6を用いて検索し、該当する地図データを地図記憶装置
5から読み出す(ステップS602)。なお、地図デー
タは、第1の実施形態に記述したように、所定の範囲毎
にユニットとして分割されており、さらに詳細度の異な
る複数の階層(縮尺)から構成されている。従って、任
意の地点を中心に任意の範囲の地図を表示するために
は、該当する縮尺で、表示中心を含む地図ユニットとそ
の周辺に隣接する8枚の地図ユニットを読み込む必要が
ある。読み込んだ各地図ユニットは、図16に示すよう
に経度、緯度方向にそれぞれ8分割され、1ユニットに
つき合計64の微小ブロックに分けられる。次に、分割
した微小ブロックの各頂点に対して、それぞれ該当する
地点の標高値を割り当てる。そして、これらの9枚の地
図ユニットは、図17(a)に示すように配置され、そ
の左上を原点、経度方向をx軸、緯度方向をy軸、標高
値方向をz軸として、各地図ユニットの各微小ブロック
の頂点をP(x,y,z)で表す。図17(b)は、こ
の9枚の地図ユニットの内、中心の地図ユニットのみを
抜き出して示したものである。
v,yv,zv)と、注視点Pf(xf,yf,zf)
とを入力する(ステップS603)。次に、演算処理装
置4は、ワールド座標系から視点座標系への変換行列
を、前述の式(1)の3×3の行列式として算出する
(ステップS604)。次に、演算処理装置4は、式
(1)に従って、地図ユニットの各微小ブロックの頂点
に関して、その視点座標[x”,y”,z”]への変換
を行うと共に、前述の式(2)に従って、透視変換を行
う(ステップS605)。なお、式(2)において、
[x’,y’]は、画面中心が座標の原点となってい
る。また式(2)のdistは、視点からの奥行きを示
し、今回は300〜1000の範囲で設定した。図18
は、図17(b)の地図ユニットの各微小ブロックの頂
点に対して、以上のような座標変換を行なった結果であ
る。
9に示すように8×8の微小ブロックに分割する(ステ
ップS606)。こうして分割した微小ブロックは、後
述するステップS608において、テクスチャーマッピ
ングに用いる。
6で分割した微小ブロックを表示する順序を判定する
(ステップS607)。これは、設定した視点位置から
は見えない面を隠す隠面処理を行なうためである。通
常、隠面処理は、描画する全ての面を視点から遠い順に
ソートし、遠いものから近いものへと順番に上書きして
表示することにより実現しているものが多い。しかしな
がら、このような手法では、立体図形の分解能を上げよ
うとして表示する面の数を増やすに従って、ソーティン
グに費やす時間が増加してしまうため、簡易的に隠面処
理を行うことで、描画処理に対する負荷を低減する。そ
こで、この簡易的な隠面処理について詳細に説明する。
まず、ステップS602で読み込んだ9枚の地図ユニッ
トに関して、その読み込み範囲を決定する4頂点を視点
変換する。ここで、読み込み範囲を決定する4頂点と
は、読み込んだ9枚の地図ユニットを図4のように配置
した場合、C1、C4、C13、C16に該当する4つ
の点のことである。なお、この場合、これら4頂点のz
座標には0を設定する。次に、透視変換を行なったこれ
ら4頂点に関して、視点から遠い順にソーティングを行
なう。そして、ソーティングを行なった結果、視点から
最も遠い点をA、二番目に遠い点をBとする。さらに、
図21に示すように、点Aから点Bへと向けて走査方向
を決定する。そして、後述の通り、描画する際には、こ
の走査方向に各微小ブロックを順に重ね描きしていくこ
とにより、隠面処理を行なう。
5で透視変換した座標に対し、ステップS606で分割
した地図背景の微小ブロックを、ステップS607で決
定した順番に従ってマッピングする(ステップS60
8)。これにはまず、ステップS606で分割した地図
背景の微小ブロックを、ステップS605で透視変換し
た座標に従って変形する。変形の方法は、線形補間でも
その他の方法でも構わない。そして、変形した各微小ブ
ロックを、ステップS607で決定した描画順序に従っ
て、順に重ね描きしていく。このようにして、微小ブロ
ックに分割した地図背景を、標高値データに基づいて透
視変換した座標に対してマッピングした結果を図20に
示す。
てテクスチャーマッピングした画像をクリッピングし
(ステップS609)、描画ウィンドウ内の領域を出力
装置7に表示させる(ステップS610)。次に、演算
処理装置4は、視点あるいは注視点を変更するか否かを
判断し(ステップS611)、変更する場合にはステッ
プS603へ戻り、ステップS610までの処理を繰り
返す。一方、視点あるいは注視点を変更しない場合、演
算処理装置4は、表示範囲を変更するか否かを判断し
(ステップS612)、表示範囲を変更する時にはステ
ップS601へ戻り、ステップS610までの処理を繰
り返す。
ば、平面地図と標高値データとのみを用いた簡単な処理
によって、地形の起伏を立体的に表現した地図表示を行
うことができる。
線で表現され、それら各道路中におけるトンネル区間
は、図24に示すような破線として表現されることが多
いため、このような地図データをそのままテクスチャー
としてマッピングした場合、山間部にトンネルが通って
いる部分では、山の尾根づたいに破線が表示されたよう
な不自然な表示になる。そこで、このような地図背景を
テクスチャーとして、ステップS608に示すようにマ
ッピングする場合には、各地図ユニットの道路網の中か
ら、トンネルに相当する区間を抽出し、消去した後にマ
ッピングするようにすると良い。具体的には、地図デー
タがビットマップや航空写真のような画像データの場合
は、テンプレート・マッチング等の画像処理手法を用い
ることによって破線部分を抽出することができる。ま
た、地図データが道路種別や道路の接続情報等のベクト
ルデータを含んでいる場合には、トンネル区間を直接抽
出することができる。そして、抽出したトンネル区間に
ついては、背景色を張り付けるなどの手法によって消去
する。このようにして、図24に示す地図背景からトン
ネル区間を消去した後、テクスチャーとしてマッピング
した結果を図25に示す。
設定する場合には、第2の実施形態に示すような方法に
より、地形が立体的に表示された地図上を実際にドライ
ブするような感覚で地図を回転あるいはスクロールしな
がら行うことができる。さらに、こうして経路を設定す
る際に、各道路を構成する点列の視点座標系における三
次元座標を記憶しておき、最終的に全経路が決定された
時点で、記憶している点列について表示する道路の色お
よび線幅を変更して表示することにより、図22に示す
ように地形を立体的に表示した地図上に経路を表示する
ことができる。同時に、設定した経路における出発地点
からの距離をx軸、標高値をy軸として、図23に示す
ような経路断面図を表示する。これは、前述のように記
憶した経路を構成する点列の三次元座標を、図23に示
す2次元座標系に展開することによって容易に実現する
ことができる。
入力すれば、GPS衛星から見た地形表示を行うことが
できる。GPS衛星から送信される電波には、衛星の軌
道上の位置を示す軌道信号と、信号発信時の時刻を示す
信号との二つが含まれている。従って、この軌道信号か
らGPS衛星の位置を検出し、視点座標として入力す
る。同時に、算出された車両現在位置を注視点座標とし
て入力する。この時、GPSからの電波を受信すること
が出来ない場合には、他のセンサから検出された車両位
置を注視点座標として入力することとする。こうして入
力した視点座標と注視点座標とに基づいて、前述のよう
な地形表示を行ない、同時に車両の現在位置を地図上に
表示する。その結果、図26に示すように、車両位置を
地図上に表示することができる場合、すなわちGPS衛
星から車両を見渡すことができる場合には、GPS衛星
からの電波を受信し易い状態にあると判断することがで
きる。逆に、車両位置がトンネル区間上に表示されるよ
うな場合や、山影に隠れて表示することが出来ないよう
な場合、すなわちGPS衛星から車両を見渡すことが出
来ない場合には、GPS衛星からの電波の受信状態が良
くないと判断することができる。このように、GPS衛
星の位置を視点として地形を立体的に表示し、同時に車
両位置を地図上に表示することにより、GPS衛星から
の電波の受信状況をドライバーに対して視覚的に与える
ことができる。
の地図がカバーする範囲が広いため、地形を立体的に表
示すると、山や谷などの起伏の変化が表現され、リアリ
ティーのある地図表示を行うことができる。一方、縮尺
の大きな地図の場合、1枚の地図がカバーする範囲が狭
いため、地形の起伏を立体的に表現することは、その効
果が小さいと共に、山間部などではかえって見づらい地
図になってしまう。そこで、表示する地図の階層間で、
座標変換に用いる標高値データの尺度を可変にし、地形
の起伏の度合を調整することが出来るようにしてもよ
い。
図ユニットを8×8のブロックに分割し、これら64ブ
ロックの各頂点に対して標高値を割り当てたが、この分
割数は用意することができる標高値データの分解能に従
って設定しても良い。
ション装置の基本構成を示すブロック図である。
ャートである。
る。
図である。
を示す図である。
る。
られる各種テーブルを示す図である。
ャートである。
フローチャートである。
フローチャートである。
フローチャートである。
フローチャートである。
る。
チャートである。
示す図である。
示す図である。
ある。
る。
した結果を示す図である。
る。
を示す図である。
トをマッピングした結果を示す図である。
の概念を示す図である。
例を示す図である。
ある。
である。
Claims (15)
- 【請求項1】 地図データを記憶する地図記憶手段と、 前記地図記憶手段に記憶されている地図データを取得す
る地図取得手段と、 前記地図取得手段で取得した地図データを眺める視点座
標および注視点座標を入力する視点入力手段と、 前記地図取得手段で取得した地図データの特定点に関し
て、前記視点入力手段で入力した視点座標および注視点
座標に基づく3次元座標変換を行う座標変換手段と、 前記座標変換手段で変換した座標に前記地図取得手段で
取得した地図データを変形してマッピングするマッピン
グ手段と、 前記マッピング手段でマッピングした地図データをクリ
ッピングするクリッピング手段と、 前記クリッピング手段でクリッピングされた地図領域を
出力する出力手段とを備え、 前記座標変換手段は、前記地図取得手段で取得した地図
データの特定点に関して、前記視点入力手段で入力した
視点座標および注視点座標に基づく3次元座標変換を行
うと共に、前記地図データに含まれる所定のマークの基
準点座標を3次元座標変換し、さらに変換後の地図背景
と前記基準点座標とのずれを補正し、 前記出力手段は、地図上に座標の補正を行なった所定の
マークを重畳させて表示することを特徴とする、 車載用
ナビゲーション装置。 - 【請求項2】 前記出力手段は、前記視点入力手段で入
力した注視点位置と、前記所定のマークの基準点座標と
の相対的な位置関係に基づいて、当該所定のマークの大
きさを変化させて出力することを特徴とする、請求項1
に記載の車載用ナビゲーション装置。 - 【請求項3】 前記出力手段は、前記視点入力手段で入
力した注視点位置と、前記所定のマークの基準点座標と
の相対的な位置関係に基づいて、当該所定のマークの形
状パターンを変化させて出力することを特徴とする、請
求項1に記載の車載用ナビゲーション装置。 - 【請求項4】 前記座標変換手段は、前記地図取得手段
で取得した地図データに関して、前記視点入力手段で入
力した視点座標および注視点座標に基づく3次元座標変
換を行うと共に、前記地図データに含まれる3次元形状
マークを3次元座標変換することを特徴とする、請求項
1に記載の車載用ナビゲーション装置。 - 【請求項5】 任意地点間の経路を求める経路設定手段
をさらに備える、請求項1に記載の車載用ナビゲーショ
ン装置。 - 【請求項6】 交通情報を受信し、当該交通情報を地図
上に3次元的に重畳表示する交通情報表示手段をさらに
備える、請求項1に記載の車載用ナビゲーション装置。 - 【請求項7】 車両の現在位置を検出する位置算出手段
をさらに備え、 前記位置算出手段によって検出した車両位置を地図上に
重畳させて表示することを特徴とする、請求項1〜6に
記載の車載用ナビゲーション装置。 - 【請求項8】 標高値データを記憶する標高値記憶手段
と、 前記地図取得手段で取得した地図データに対応する標高
値データを前記標高値記憶手段から取得する標高値取得
手段と、 前記地図取得手段で取得した地図データを微小ブロック
に分割する地図分割手段とをさらに備え、 前記座標変換手段は、前記標高値取得手段によって取得
した標高値データを用いて3次元座標変換を行い、 前記マッピング手段は、前記座標変換手段で変換した座
標に前記地図分割手段で分割した微小ブロックを変形し
てマッピングし、 前記マッピング手段でマッピングする微小ブロックの隠
面処理を行う隠面処理手段をさらに備える、請求項1に
記載の車載用ナビゲーション装置。 - 【請求項9】 車両の現在位置を検出する位置算出手段
をさらに備え、 前記位置算出手段によって検出した車両位置を地図上に
重畳させて表示することを特徴とする請求項8に記載の
車載用ナビゲーション装置。 - 【請求項10】 前記隠面処理手段は、前記地図分割手
段で分割した各微小ブロックを、一定方向に走査しなが
ら重ね描きすることを特徴とする、請求項8または9に
記載の車載用ナビゲーション装置。 - 【請求項11】 前記隠面処理手段は、前記地図取得手
段で取得した地図データの四頂点を前記座標変換手段で
視点変換し、当該座標変換手段で視点変換した四頂点の
内、前記視点入力手段で入力した視点に対して最も遠い
点から次に遠い点に向けて前記座標変換した地図データ
を走査して出力することを特徴とする、請求項10に記
載の車載用ナビゲーション装置。 - 【請求項12】 任意地点間の経路を求める経路設定手
段と、 前記経路設定手段で設定した経路上の標高値を断面図と
して出力する断面図表示手段とをさらに備える、請求項
8または9に記載の車載用ナビゲーション装置。 - 【請求項13】 前記マッピング手段は、前記地図取得
手段で取得した地図データのトンネル区間を認識し、さ
らに当該トンネル区間を消去してマッピングすることを
特徴とする、請求項8または9に記載の車載用ナビゲー
ション装置。 - 【請求項14】 前記位置算出手段は、GPS衛星から
の電波を受信することによって車両位置を検出する機能
を備えており、前記視点入力手段は、前記位置算出手段
で受信したGPS衛星の座標を視点位置として得ること
を特徴とする、請求項9に記載の車載用ナビゲーション
装置。 - 【請求項15】 前記座標変換手段は、前記地図取得手
段で取得した地図データの階層、または前記視点入力手
段で入力した視点位置に基づいて、前記標高値取得手段
で取得した標高値の尺度を変化させて座標変換を行うこ
とを特徴とする、請求項8または9に記載の車載用ナビ
ゲーション装置。
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