JP3264320B2 - 画像符号化装置および方法、並びに画像復号装置および方法 - Google Patents

画像符号化装置および方法、並びに画像復号装置および方法

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JP3264320B2
JP3264320B2 JP30241397A JP30241397A JP3264320B2 JP 3264320 B2 JP3264320 B2 JP 3264320B2 JP 30241397 A JP30241397 A JP 30241397A JP 30241397 A JP30241397 A JP 30241397A JP 3264320 B2 JP3264320 B2 JP 3264320B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像符号化装置お
よび方法、並びに画像復号装置および方法に関し、特
に、画像信号を、アナログまたはデジタルの電話回線、
専用のデータ伝送回線などの種々の転送レートを持った
伝送装置を使って伝送したり、また、光ディスク、磁気
ディスク、RAMなどの種々の記憶容量を持った蓄積メ
ディアに記録する場合に用いて好適な画像符号化装置お
よび方法、並びに画像復号装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】画像の符号化方式の1つに、オブジェク
ト・スケーラビリティの機能を持った画像の符号化方式
がある。オブジェクト・スケーラビリティを用いた符号
化では、図9に示すように、画像中のオブジェクトを他
の背景部分から切り出して符号化する。オブジェクトを
切り出す範囲を示すのがシェイプで、切り出されたオブ
ジェクトの輝度、色差の情報を示すのがテクスチャであ
る。符号化装置では、背景画像を符号化するとともに、
オブジェクト毎にそのテクスチャとシェイプを符号化す
る。そして、復号装置では、符号化された背景画像を復
号するとともに、オブジェクト毎に符号化されたテクス
チャとシェイプを復号した後、復号したテクスチャをシ
ェイプの示す位置に基づいて、背景画像に合成する。な
お、シェイプの情報はキー画像とも呼ばれ、2値画像も
しくは多値画像で表現される。シェイプで切り取られる
テクスチャはフィル画像とも呼ばれる。
【0003】このオブジェクト・スケーラビリティを用
いると、オブジェクト毎の操作と、オブジェクト毎の画
質の調節が可能になる。オブジェクト毎の操作では、興
味のあるオブジェクトのみのダウンロードを行うこと
や、任意のオブジェクトを他の画像に合成することなど
が出来る。オブジェクト毎の画質の調整では、画像を、
重要な物体と背景とに分け、重要な物体は細かく、背景
は粗く量子化して、符号化することができる。このと
き、背景を粗く量子化したことによる符号の減少分を、
重要な物体を細かく量子化するために用いれば、同じ符
号発生量で主観的な画質を向上できるのである。
【0004】これらの利点を利用するために、シェイプ
の情報自体の符号化が重要となる。シェイプの情報の符
号化方法のもつ望ましい性質として、他の符号化の場合
と同様に、発生する符号の量が少ないこと、記憶媒体や
伝送路におけるエラーに強いこと、符号化または復号に
かかる遅延が少ないことなどがある。
【0005】画像の符号化において、一般的に動き補償
の行いやすさ、DCT(離散コサイン変換)との親和性
などのため、図10に示すように、1フレーム(1画
面)が16×16画素のブロックに分割され、このブロ
ックが処理の単位とされる。この16×16画素のブロ
ックはマクロブロックと呼ばれる。符号化する画像(フ
レーム)はマクロブロックに分割され、上の行から下の
行への順で、かつ、同じ行の中では左から右への順で、
処理が行われる。この順で任意の数のマクロブロックを
まとめたものはスライスと呼ばれる。通常、図11に示
すように、各スライスが2つ以上の行にわたることがな
いようにスライスが規定されるが、一般的には、図12
に示すように、任意の区切り方のスライスも考えられ
る。
【0006】図13にオブジェクト・スケーラビリティ
を用いた符号化装置を示す。図13の装置による処理の
流れは次のとおりである。なお、説明を簡単にするため
に、ここでは、1つのオブジェクトに対するシェイプと
テクスチャの符号化について説明する。
【0007】シェイプ入力端子1から入力されたシェイ
プは、シェイプ入力バッファ2に蓄えられる。シェイプ
フレーム符号化器3では、シェイプ入力バッファ2に蓄
えられたシェイプを1フレーム毎に符号化し、切り替え
器12に送る。
【0008】シェイプフレーム符号化器3における符号
化方法としては、次にあげるいくつかの方法が考えられ
ている。すなわち、ファクシミリにおける符号化方式で
あるMMR(Modified Modified READ)に基づく方法、
JBIG(JointBi-level Image Expert Group:その詳
細は、テレビジョン学会誌 Vol.48, No.1, pp.65-68(1
994)に記述されている)に基づく方法、物体の内側と外
側との境界線を、その始点と続く向きによって符号化す
るチェーンコーディングに基づく方法、すべての葉が同
一の場合を省略した4分木に基づく方法などである。
【0009】テクスチャ入力端子4から入力されたテク
スチャはテクスチャ入力バッファ5に蓄えられる。テク
スチャフレーム符号化器6では、テクスチャ入力バッフ
ァ5に蓄えられたテクスチャを1フレーム毎に符号化
し、切り替え器12に送る。
【0010】テクスチャフレーム符号化器6における符
号化は、図13の点線の枠の中に示される装置で行われ
る。すなわち、テクスチャ入力端子4に対する入力はラ
スタスキャン順なので、テクスチャ入力バッファ5にお
いて複数のマクロブロックからなるスライス毎に分割し
てテクスチャスライスバッファ7に蓄えられる。このと
きスライスの区切りの信号はスライス制御器11からテ
クスチャスライスバッファ7に伝えられる。テクスチャ
スライス符号化器8では、テクスチャスライスバッファ
7から供給されるテクスチャを符号化し、生成された符
号を切り替え器10に送る。テクスチャスライス符号化
器8の内部では、通常、マクロブロックを単位として符
号化が行われる。符号化を行う際に、1枚のテクスチャ
内で符号化するイントラ符号化や時間内に前後するテク
スチャを利用して符号化するインター符号化が適宜選択
されるような動き補償およびDCT(Discrete Cosign T
ransform)から、さらにインター符号化における動き補
償で用いるための動き量の符号化や、DCTにおける直
流成分の符号化などでは、マクロブロック間の相関も利
用されている。このマクロブロック間の相関は異なるス
ライスのマクロブロック間では利用されず、各スライス
内で閉じた符号化になっている。
【0011】切り替え器10では、同期コード生成器9
で生成された同期コードと、テクスチャスライス符号化
器8で作られた1スライス分のテクスチャの符号とを交
互に切り替えて出力する。このとき、スライス制御器1
1から送られるスライスの区切り信号をもとに、切り替
え器10が制御される。
【0012】切り替え器12ではシェイプフレーム符号
化器3で作られた1フレーム分のシェイプの符号と、テ
クスチャフレーム符号化器6で作られ、切り替え器10
より出力された1フレーム分のテクスチャの符号とを、
交互に切り替えて符号出力端子13に出力する。この切
り替え器12の制御は、1フレーム分の符号化が終わっ
たことを示す信号が、シェイプフレーム符号化器3およ
びテクスチャスライス符号化器8から切り替え器12へ
送られることによって行われる。
【0013】図13の符号化装置によって符号化された
符号は、図14の復号装置で復号される。図14の復号
装置では、符号入力端子21から入力された符号は、切
り替え器22において、シェイプの符号、テクスチャの
符号の順で分離され、1フレーム毎にシェイプフレーム
復号器23とテクスチャフレーム復号器26に送られ
る。シェイプフレーム復号器23およびテクスチャフレ
ーム復号器26のテクスチャスライス復号器28から、
1フレーム分の符号を復号し終わったことを示す信号を
受け取ることによって切り替え器22の制御が行われ
る。
【0014】シェイプフレーム復号器23では、入力さ
れた1フレーム分のシェイプの符号を復号する。復号さ
れた1フレーム分のシェイプは、シェイプ出力バッファ
24を介してシェイプ出力端子25から出力される。
【0015】テクスチャフレーム復号器26では入力さ
れた1フレーム分のテクスチャの符号を復号する。テク
スチャフレーム復号器26における復号は、図14の点
線の枠の中に示される装置で行われる。つまり、テクス
チャフレーム復号器26に対する入力は、同期コード検
出器27とテクスチャスライス復号器28に供給され
る。同期コード検出器27は、入力される符号に同期コ
ードが現れたときこれを検出し、リセット信号をテクス
チャスライス復号器28に送る。テクスチャスライス復
号器28は、同期コード検出器27からリセット信号が
送られたとき、それ以降の1スライス分の符号を復号
し、復号されたテクスチャをテクスチャスライスバッフ
ァ29に送る。テクスチャスライスバッファ29の復号
されたテクスチャは、テクスチャ出力バッファ30に送
られ、テクスチャ出力バッファ30に記憶される。テク
スチャ出力バッファ30に記憶された1フレーム分のテ
クスチャは、テクスチャ出力バッファ30からテクスチ
ャ出力端子31を介して出力される。
【0016】図示していないが、テクスチャ出力端子3
1に出力されたテクスチャから、シェイプ出力端子25
に出力されたシェイプによって指定された部分を切り出
して、他の画像に合成し、表示する。
【0017】テクスチャを表す符号に含まれる同期コー
ドには、続くスライスの復号画像上での位置が含まれて
いるので、テクスチャの符号の部分においてエラーが起
こっても、次のスライスからは復号出来るという意味で
エラーに対する耐性がある。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、従
来の復号装置では、符号にエラーが起きたとき、テクス
チャの符号の部分でのエラーなら、スライス単位で同期
コードが付加されているため、次のスライスで回復でき
るものの、シェイプの符号の部分でのエラーは、同じフ
レームの中では回復できないという問題があった。シェ
イプが復号できない場合、テクスチャが復号できたとし
ても、その画像を復号画像上のどこに表示すべきか分か
らないため、シェイプのエラーが起こると、そのフレー
ムの終りまでは表示することができず、同期コードを使
用していながら、シェイプの符号の部分で起こるエラー
に弱いという問題があった。
【0019】また、上述した符号化装置では、1フレー
ム分のシェイプをすべて符号化してから、対応するテク
スチャを符号化するため、1フレーム分の符号化遅延が
発生する。また、1フレーム分のシェイプをすべて復号
してから、対応するテクスチャを復号するので、1フレ
ーム分の復号遅延が発生する。このように、符号化およ
び復号時の遅延が長いという問題があった。
【0020】そこで本発明は、符号化効率を保ったま
ま、エラー耐性を強化し、符号化および復号時の遅延を
減少させることを目的とする。これにより、符号化効率
が高く、エラー耐性が強く、符号化および復号時の遅延
が少ないオブジェクト・スケーラブルな符号化が実現さ
れる。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明の画像符号化装置
は、シェイプおよびテクスチャを所定単位毎に分割する
分割手段と、分割手段により分割されたシェイプを符号
化し、シェイプ符号を発生する第1の符号化手段と、分
割手段により分割されたテクスチャを符号化し、テクス
チャ符号を発生する第2の符号化手段と、所定単位毎の
シェイプ符号と所定単位毎のテクスチャ符号に対して同
期コードを発生する発生手段と、所定単位毎のシェイプ
符号、または対応する所定単位毎のテクスチャ符号の、
いずれか一方を他方の前に配置すると共に、さらにその
前に発生手段により発生した同期コードを配置する配置
手段とを備えることを特徴とする。
【0022】本発明の画像符号化装置においては、前記
所定単位はスライス単位であるようにすることができ
る。
【0023】本発明の画像符号化装置においては、前記
第1の符号化手段により符号化された前記シェイプ符号
に対応する前記シェイプを記憶する第1の記憶手段と、
前記第2の符号化手段により符号化された前記テクスチ
ャ符号に対応する前記テクスチャを記憶する第2の記憶
手段とをさらに設け、前記第1の符号化手段には、第1
の記憶手段により記憶された、前記シェイプを参照し
て、次の前記シェイプを符号化するようにさせ、前記第
2の符号化手段には、第2の記憶手段により記憶され
た、前記テクスチャを参照して、次の前記テクスチャを
符号化するようにさせることができる。
【0024】
【0025】本発明の画像復号装置は、符号化された画
像情報に含まれている同期コードを検出する検出手段
と、画像情報に含まれ、かつ、検出手段により検出され
た同期コードの後部に配置されている符号化されたシェ
イプ符号を復号して、復号されたシェイプを発生する第
1の復号手段と、画像情報に含まれ、かつ、検出手段に
より検出された同期コードの後部に配置されている符号
化されたテクスチャを復号して、復号されたテクスチャ
を発生する第2の復号手段とを備えることを特徴とす
る。
【0026】本発明の画像復号装置においては、前記所
定単位はスライス単位であるようにすることができる。
【0027】本発明の画像復号装置においては、前記第
1の復号手段により復号された前記シェイプを記憶する
第1の記憶手段と、前記第2の復号手段により復号され
た前記テクスチャを記憶する第2の記憶手段とをさらに
設け、前記第1の復号手段には、第1の記憶手段により
記憶された前記シェイプを参照して、次の前記シェイプ
を復号するようにさせ、前記第2の復号手段には、第2
の記憶手段により記憶された前記テクスチャを参照し
て、次の前記テクスチャを復号するようにさせることが
できる。
【0028】本発明の画像符号化方法は、シェイプおよ
びテクスチャを所定単位毎に分割する分割ステップと、
分割ステップの処理により分割されたシェイプを符号化
し、シェイプ符号を発生する第1の符号化ステップと、
分割ステップの処理により分割されたテクスチャを符号
化し、テクスチャ符号を発生する第2の符号化ステップ
と、所定単位毎のシェイプ符号と所定単位毎のテクスチ
ャ符号に対して同期コードを発生する発生ステップと、
所定単位毎のシェイプ符号、または対応する所定単位毎
のテクスチャ符号の、いずれか一方を他方の前に配置す
ると共に、さらにその前に発生ステップの処理により発
生した前記同期コードを配置する配置ステップとを含む
ことを特徴とする。
【0029】
【0030】本発明の画像符号化方法においては、前記
所定単位はスライス単位であるようにすることができ
る。 本発明の画像復号方法は、符号化された画像情報に
含まれている同期コードを検出する検出ステップと、画
像情報に含まれ、かつ、検出ステップの処理により検出
された同期コードの後部に配置されている符号化された
シェイプ符号を復号して、復号されたシェイプを発生す
る第1の復号ステップと、画像情報に含まれ、かつ、検
出ステップの処理により検出された同期コードの後部に
配置されている符号化されたテクスチャを復号して、復
号されたテクスチャを発生する第2の復号ステップとを
含むことを特徴とする。 本発明の画像復号方法において
は、前記所定単位はスライス単位であるようにすること
ができる。 本発明の画像符号化装置および方法において
は、シェイプおよびテクスチャが所定単位毎に分割さ
れ、分割されたシェイプが符号化され、シェイプ符号が
発生し、分割されたテクスチャが符号化され、テクスチ
ャ符号が発生し、所定単位毎のシェイプ符号と所定単位
毎のテクスチャ符号に対して同期コードが発生し、所定
単位毎のシェイプ符号、または対応する所定単位毎のテ
クスチャ符号の、いずれか一方が他方の前に配置される
と共に、さらにその前に同期コードが配置される。 本発
明の画像復号装置および方法においては、符号化された
画像情報に含まれている同期コードが検出され、画像情
報に含まれ、かつ、検出された同期コードの後部に配置
されている符号化されたシェイプ符号が復号され、復号
されたシェイプが発生し、画像情報に含まれ、かつ、検
出された同期コードの後部に配置されている符号化され
たテクスチャが復号され、復号されたテクスチャが発生
する。
【0031】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を説明
するが、特許請求の範囲に記載の発明の各手段と以下の
実施の形態との対応関係を明らかにするために、各手段
の後の括弧内に、対応する実施の形態(但し一例)を付
加して本発明の特徴を記述すると、次のようになる。但
し勿論この記載は、各手段を記載したものに限定するこ
とを意味するものではない。
【0032】請求項1に記載の画像符号化装置は、シェ
イプを、所定単位毎に符号化し、シェイプ符号を発生す
る第1の符号化手段(例えば図1のシェイプスライス符
号化器42)と、テクスチャを、所定単位毎に符号化
し、テクスチャ符号を発生する第2の符号化手段(例え
ば図1のテクスチャスライス符号化器8)と、所定単位
毎のシェイプ符号と所定単位毎のテクスチャ符号に対し
て同期コードを発生する発生手段(例えば図1の同期コ
ード生成器9)と、発生された同期コードを所定単位毎
のシェイプ符号と所定単位毎のテクスチャ符号に対して
所定の位置に配置する配置手段(例えば図1の切り替え
器12)とを備えることを特徴とする。
【0033】
【0034】請求項に記載の画像復号装置は、符号化
された画像情報に含まれている同期コードを検出する検
出手段(例えば図3の同期コード検出器27)と、検出
手段からの検出信号に応じて、符号化された画像情報に
含まれる所定単位毎に符号化されているシェイプ符号を
復号して、復号されたシェイプを発生する第1の復号手
段(例えば図3のシェイプスライス復号器51)と、検
出手段からの検出信号に応じて、符号化された画像情報
に含まれる所定単位毎に符号化されているテクスチャを
復号して、復号されたテクスチャを発生する第2の復号
手段(例えば図3のテクスチャスライス復号器28)と
を備えることを特徴とする。
【0035】
【0036】以下に、本発明の実施の形態を説明する
が、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、様々な変
形や応用例が考え得る。従って、本発明の要旨は、本実
施の形態に限定されるものではない。
【0037】図1は、本発明の画像符号化装置の構成を
示すブロック図であり、図13における場合と対応する
部分には同一の符号を付してあり、その説明は適宜省略
する。
【0038】図1の実施の形態においては、シェイプ入
力バッファ2の出力が、シェイプスライスバッファ41
に供給され、記憶されるようになされている。そして、
シェイプスライスバッファ41の出力が、シェイプスラ
イス符号化器42に入力されている。スライス制御器4
3は、シェイプスライスバッファ41、テクスチャスラ
イスバッファ7、および切り替え器12に制御信号を出
力している。切り替え器12は、同期コード生成器9、
シェイプスライス符号化器42、またはテクスチャスラ
イス符号化器8の出力を順次選択し、符号出力端子13
を介してディスク44に供給し、記録させたり、あるい
は、所定の伝送路45に伝送するようになされている。
その他の構成は、図13における場合と同様である。
【0039】シェイプ入力端子1から入力されたシェイ
プはシェイプ入力バッファ2に蓄えられる。なお、この
シェイプは、2値もしくは多値画像である。シェイプ入
力バッファ2のデータはラスタスキャン順であるのでス
ライス毎にまとめられ、シェイプスライスバッファ41
に送られる。このとき、スライスの区切りについての情
報はスライス制御器43からシェイプスライスバッファ
41に供給される。スライスの区切り方は、図12に示
すように、複数の行のマクロブロックが、1つのスライ
ス内に存在する場合を含む任意の区切り方とすることが
できる。シェイプスライス符号化器42ではシェイプス
ライスバッファ41にある、1スライス分のデータを、
スライス内の相関を用いて符号化し、生成した符号を切
り替え器12に送る。
【0040】テクスチャ入力端子4から入力されたテク
スチャは、テクスチャ入力バッファ5に蓄えられる。テ
クスチャ入力バッファ5のデータはラスタスキャン順で
あるので、テクスチャ入力バッファ5において、スライ
ス毎にまとめられ、テクスチャスライスバッファ7に送
られる。このとき、スライスの区切りについての情報は
スライス制御器43からテクスチャスライスバッファ7
に送られる。そのため、シェイプのスライスの区切り
と、テクスチャのスライスの区切りは一致する。テクス
チャスライス符号化器8では、テクスチャスライスバッ
ファ7にある、1スライス分のデータをスライス内の相
関を用いて符号化し、生成した符号を切り替え器12に
送る。
【0041】切り替え器12では、同期コード生成器9
で生成された同期コード、シェイプスライス符号化器4
2から出力された1スライス分のシェイプの符号、テク
スチャスライス符号化器8から出力された1スライス分
のテクスチャの符号を、順に切り替えて、符号出力端子
13に出力する。従って、符号出力端子13より出力さ
れる符号は、図2に示すように、同期コード、1スライ
ス分のシェイプ符号、1スライス分のテクスチャ符号の
順になる。切り替え器12は、スライス制御器43から
得られるスライスの区切り情報をもとに制御される。
【0042】符号出力端子13より出力された符号は、
図示せぬ変調回路により変調されるなどして、ディスク
44に記録されたり、あるいは、伝送路45に伝送され
る。
【0043】この図1の符号化装置では、1スライス分
のシェイプの符号と1スライス分のテクスチャの符号の
組に対して、同期コード生成器9で生成した1個の同期
コードが付加されている。
【0044】また、この装置では、シェイプおよびテク
スチャをスライス単位で扱うため、1スライス分のデー
タが入力されるまでの時間が符号化遅延となる。図11
に示すように、1つのスライスに異なる行のマクロブロ
ックが入ることがない場合には、この符号化遅延は16
ライン分となる。つまり、ラスタスキャンで入力された
画像をマクロブロック単位で符号化するだけでも、16
ライン分の遅延が必要であるから、この図1の符号化装
置の遅延は非常に短いといえる。
【0045】図3は、図1の符号化装置により符号化さ
れ、ディスク44に記録されるか、伝送路45を介して
伝送された符号を復号する復号装置の構成例を示してお
り、図14に示す場合と対応する部分には同一の符号を
付してあり、その説明は適宜省略する。
【0046】すなわち、この復号装置においては、ディ
スク44より再生されるか、伝送路45を介して伝送さ
れてきた符号が、図示せぬ復調回路により復調された
後、符号入力端子21から、同期コード検出器27に供
給されるようになされている。また、符号入力端子21
より供給された符号は、切り替え器22を介して、シェ
イプスライス復号器51と、テクスチャスライス復号器
28に供給されるようになされている。同期コード検出
器27は、入力された符号から、同期コードを検出し、
同期コードを検出したとき、リセット信号を切り替え器
22、シェイプスライス符号化器51、およびテクスチ
ャスライス復号器28に出力するようになされている。
【0047】シェイプスライス復号器51は、切り替え
器22より供給されたシェイプを復号し、復号されたシ
ェイプを、シェイプスライスバッファ52に出力するよ
うになされている。そして、シェイプスライスバッファ
52の出力が、シェイプ出力バッファ24に供給されて
いる。その他の構成は、図14における場合と同様であ
る。
【0048】符号入力端子21から入力された符号は、
同期コード検出器27と切り替え器22に送られる。同
期コード検出器27は、入力された符号から同期コード
を検出し、切り替え器22、シェイプスライス復号器5
1、テクスチャスライス復号器28にリセット信号を送
る。切り替え器22は、同期コード検出器27からリセ
ット信号が送られた時点からの入力符号を、シェイプの
符号と、続くテクスチャの符号とに分け、それぞれをシ
ェイプスライス復号器51とテクスチャスライス復号器
28に送る。
【0049】シェイプスライス復号器51が1スライス
分の符号の復号を終了したことを示す信号が、切り替え
器22に伝えられ、切り替え器22は、この信号を、テ
クスチャスライス復号器28に送る符号のはじまりとし
て認識する。シェイプスライス復号器51は同期コード
検出器27からリセット信号が送られた時点からの入力
符号を1スライス分のシェイプとして復号し、復号され
たシェイプをシェイプスライスバッファ52に送る。シ
ェイプスライスバッファ52のシェイプは、シェイプ出
力バッファ24に送られ、シェイプ出力バッファ24に
記憶される。シェイプ出力バッファ24は、スライス順
で供給されたシェイプをラスタスキャン順に変換してシ
ェイプ出力端子25を介して出力する。
【0050】テクスチャスライス復号器28は切り替え
器22からの入力符号を1スライス分のテクスチャとし
て復号し、復号されたテクスチャをテクスチャスライス
バッファ29に送る。テクスチャスライスバッファ29
のテクスチャは、テクスチャ出力バッファ30に送ら
れ、テクスチャ出力バッファ30に記憶される。テクス
チャ出力バッファ30は、スライス順で供給されたシェ
イプをラスタスキャン順に変換してテクスチャ出力端子
31を介して出力する。
【0051】図1の符号化装置から出力される符号は、
図2に示すように、各スライスについて、同期コードに
続いて、1スライス分のシェイプの符号と、1スライス
分のテクスチャの符号が順番に並んだものである。その
ため、エラーが、シェイプの符号の部分で発生しても、
テクスチャの符号の部分で発生しても、更に同期コード
の部分で発生しても、その1つのスライスのデータが復
号できないだけで、次のスライス(エラーのないスライ
ス)からは正しく復号することができる。このように、
図1の符号化装置で符号化し、図3の復号装置によって
復号するならば、符号を記憶させる媒体上、または符号
を伝送する伝送路上でエラーがあったとしても、そのエ
ラーの影響はそのスライスのみにとどまるという強いエ
ラー耐性を発揮することができる。
【0052】また、シェイプおよびテクスチャをスライ
ス単位で扱うため、1スライス分のデータが出力バッフ
ァ24,30にたまるまでの時間が復号遅延となる。図
11に示すように、1つのスライスに異なる行のマクロ
ブロックが入ることがない場合には、この復号遅延は1
6ライン分となる。一方、マクロブロック単位で復号し
た画像をラスタスキャンで出力させるためにも、16ラ
イン分の遅延が必要であるから、この図3の復号装置の
遅延は非常に短いといえる。
【0053】図4は、本発明の符号化装置の他の構成例
を表している。この構成例においては、シェイプスライ
スバッファ41からのシェイプが、シェイプ参照バッフ
ァ61に供給され、そのシェイプが記憶されるととも
に、シェイプスライス符号化器42に供給され、そのシ
ェイプが符号化される。また、テクスチャスライスバッ
ファからのテクスチャが、テクスチャ参照バッファ62
に供給され、そのテクスチャが記憶されるとともに、テ
クスチャスライス符号化器8に供給され、そのテクスチ
ャが符号化される。その際、シェイプスライス符号化器
42とテクスチャスライス符号化器8は、それぞれシェ
イプ参照バッファ61またはテクスチャ参照バッファ6
2に記憶されたデータを参照して、符号化処理を行うよ
うになされている。また、図1における同期コード生成
器9は省略されている。その他の構成は、図1における
場合と同様である。
【0054】シェイプ参照バッファ61は、シェイプス
ライスバッファ41から供給されるシェイプの画素値を
記憶する。シェイプスライス符号化器42は、シェイプ
スライスバッファ41からスライス単位で供給されるシ
ェイプの各画素値を、シェイプ参照バッファ61に保持
されている、すでに符号化が終了した位置に存在するシ
ェイプの近傍の複数の画素値を参照しながら、符号化す
る。例えば、いま、図12に示すスライス4のシェイプ
を符号化する場合であれば、シェイプ参照バッファ61
のシェイプ(スライス1乃至スライス3の画素値)とシ
ェイプスライスバッファ41に保持されているシェイプ
(スライス4のデータ)は、図5に示されるような関係
になり、シェイプ参照バッファ61のシェイプ(スライ
ス1乃至スライス3の画素値)が参照される。ただし、
スライス4のシェイプを符号化している場合、すでに符
号化が終了した位置に存在するスライス4のシェイプの
画素値が、シェイプ参照バッファ61に保持され、参照
画素として使用される。
【0055】また、テクスチャ参照バッファ62は、テ
クスチャスライスバッファ7から供給されるテクスチャ
の画素値を記憶する。テクスチャスライス符号化器8
は、テクスチャスライスバッファ7からスライス単位で
供給されるテクスチャをマクロブロック毎に、テクスチ
ャ参照バッファ62に保持されている、すでに符号化が
終了した位置に存在するテクスチャの近傍のマクロブロ
ックを参照しながら、符号化する。この場合において
も、データの関係は図5に示されるようになる。ただ
し、スライス4のテクスチャを符号化している場合、す
でに符号化が終了した位置に存在するスライス4のテク
スチャのマクロブロックがテクスチャ参照バッファ7に
保持され、参照マクロブロックとして使用される。
【0056】図4の符号化装置では、シェイプスライス
符号化器42およびテクスチャスライス符号化器8で、
近傍のデータとの相関を用いて符号化することができる
ため、符号化効率が高くなる。また、この符号化装置で
は、スライス毎に同期コードを入れないため、図1の実
施の形態よりも符号化効率が高くなる。
【0057】勿論、図4の符号化装置においても、図1
の装置と同様に、同期コード生成器を用い、1フレーム
(オブジェクト単位)毎に同期コードを挿入するように
してもよい。この場合、あるフレームにおいてエラーが
起きたとしても、エラーの影響はそのフレームだけで完
結するため、従って、エラー耐性が得られる。
【0058】図6は、図4の符号化装置により符号化さ
れた符号を復号する復号装置の構成例を表している。こ
の復号装置においては、図3における同期コード検出器
27が省略され、シェイプ参照バッファ71とテクスチ
ャ参照バッファ72が設けられている。そして、シェイ
プ参照バッファ71には、シェイプスライス復号器51
で復号されたシェイプが記憶され、テクスチャ参照バッ
ファ72には、テクスチャスライス復号器28で復号さ
れたテクスチャが記憶されるようになされている。その
他の構成は、図3における場合と同様である。
【0059】シェイプ参照バッファ71は、すでに復号
されたスライスのシェイプを記憶する。シェイプスライ
ス復号器51は、入力されたシェイプの符号を、シェイ
プ参照バッファ71に保持されている、すでに復号され
たスライスのシェイプの画素値を参照して復号し、復号
されたシェイプをシェイプスライスバッファ52とシェ
イプ参照バッファ71に送る。この場合も、データの関
係は、図5に示されるようになる。ただし、スライス4
のシェイプを復号している場合、すでに復号が終了した
位置に存在するスライス4のシェイプの復号画素値が、
シェイプ参照バッファ71に保持され、参照画素として
使用される。
【0060】また、テクスチャ参照バッファ72は、す
でに復号されたスライスのテクスチャを記憶する。テク
スチャスライス復号器28は、入力されたテクスチャの
符号を、マクロブロック単位でテクスチャ参照バッファ
72に保持されている、すでに復号されたスライスを構
成するマクロブロックを参照して復号し、復号されたテ
クスチャをテクスチャスライスバッファ29とテクスチ
ャ参照バッファ72に送る。この場合も、データの関係
は、図5に示されるようになる。ただし、スライス4の
テクスチャを復号している場合、すでに復号が終了した
位置に存在するスライス4のテクスチャの復号画素値
が、テクスチャ参照バッファに保持され、参照マクロブ
ロックとして使用される。
【0061】シェイプスライス復号器51およびテクス
チャスライス復号器28では、すでに復号した近傍のデ
ータとの相関を用いて復号することができるため、符号
化効率が高い符号を復号することができる。また、スラ
イス毎に同期コードは挿入されていないため、図3の装
置よりも符号化効率が高い符号を復号することが出来る
ようになる。
【0062】勿論、図4の符号化装置で1フレーム毎に
同期コードを入れた場合の符号を復号するには、この図
6の復号装置でも、同期コード検出器を用い、1フレー
ム毎に同期コードを検出するようにする。同期コードを
検出したら、次のフレームのはじめであるとして復号す
ることにより、エラーが起きたとしてもエラーの影響は
そのフレームだけであるというエラー耐性が得られる。
【0063】以上においては、符号化装置で、各スライ
スにおいて、最初にシェイプの符号、続いてテクスチャ
の符号が送られるようにしたが、図7に示すように、逆
の順序で送るようにしてもよいし、図8に示すように、
1/nに区分したシェイプの符号の一部と、テクスチャ
の符号の一部を交互に送るようにしてもよい。その場合
には、復号装置において、符号化装置で符号化した順序
と同じ順序で復号する。
【0064】図1の実施の形態および図4の実施の形態
において、フレーム間の相関を用いて符号化した場合に
は、そのスライスでエラーがない場合でも、フレーム予
測のために参照するフレームにエラーがあると正しく復
号できない。そこで、まったくフレーム間予測を用いな
いで符号化するフレームをつくることはエラー耐性を高
めるためで有効である。そのため、テクスチャの符号化
においてすべてのマクロブロックがイントラ符号化され
ている場合には、シェイプの符号化においてもすべての
マクロブロックをイントラ符号化するとエラー耐性が高
くなる。このとき、復号装置はテクスチャのすべてのマ
クロブロックがイントラ符号化されていた場合には、シ
ェイプもすべてのマクロブロックをイントラとして復号
する。
【0065】また、本発明の他の実施の形態において、
テクスチャをマクロブロック単位で符号化する際に、近
傍のマクロブロックを参照したが、この符号化におい
て、DCTおよび量子化を用いた符号化が行われている
場合、DCTおよび量子化後のマクロブロックの状態で
相関関係を参照して、符号化してもよい。
【0066】
【発明の効果】本発明の画像符号化装置および方法によ
れば、シェイプおよびテクスチャを所定単位毎に分割
し、分割されたシェイプを符号化し、シェイプ符号を発
生し、分割されたテクスチャを符号化し、テクスチャ符
号を発生し、所定単位毎のシェイプ符号と所定単位毎の
テクスチャ符号に対して同期コードを発生し、所定単位
毎のシェイプ符号、または対応する所定単位毎のテクス
チャ符号の、いずれか一方を他方の前に配置すると共
に、さらにその前に同期コードを配置するようにしたの
で、所定単位毎にエラーから回復することができる符号
が出力されるようになる。また、エラー耐性の要求が強
くないときには、復号遅延はそのままに、符号化効率の
更に高い符号を復号することができる。
【0067】本発明の画像復号装置および方法によれ
ば、符号化された画像情報に含まれている同期コードを
検出し、画像情報に含まれ、かつ、検出された同期コー
ドの後部に配置されている符号化されたシェイプ符号を
復号し、復号されたシェイプを発生し、画像情報に含ま
れ、かつ、検出された同期コードの後部に配置されてい
る符号化されたテクスチャを復号し、復号されたテクス
チャが発生するようにしたので、所定単位毎にエラーか
ら回復できるようになる。また、エラー耐性の要求が強
くないときには、復号遅延はそのままに、符号化効率の
更に高い符号を復号することができる。
【0068】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像符号化装置の構成例を示すブロッ
ク図である。
【図2】図1の切り替え器12の動作を説明する図であ
る。
【図3】図1の画像符号化装置の出力を復号する画像復
号装置の構成例を示すブロック図である。
【図4】本発明の画像符号化装置の他の構成例を示すブ
ロック図である。
【図5】参照バッファとスライスバッファの記憶データ
の関係を説明する図である。
【図6】図4の画像符号化装置の出力を復号する画像復
号装置の構成例を示すブロック図である。
【図7】図1の切り替え器12の動作を説明する図であ
る。
【図8】図1の切り替え器12の動作を説明する図であ
る。
【図9】シェイプとテクスチャを説明する図である。
【図10】マクロブロックを説明する図である。
【図11】スライスを説明する図である。
【図12】スライスを説明する図である。
【図13】従来の画像符号化装置の構成例を示すブロッ
ク図である。
【図14】従来の画像復号装置の構成例を示すブロック
図である。
【符号の説明】
7 テクスチャスライスバッファ, 8 テクスチャス
ライス符号化器, 9同期コード生成器, 12,22
切り替え器, 24 シェイプ出力バッファ, 27
同期コード検出器, 28 テクスチャスライス復号
器, 29テクスチャスライスバッファ, 30 テク
スチャ出力バッファ, 41 シェイプスライスバッフ
ァ, 42 シェイプスライス符号化器, 43 スラ
イス制御器
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 7/24 - 7/68 H04N 5/91 - 5/95

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オブジェクト画像をそのオブジェクト画
    像の形状を表すシェイプとそのオブジェクト画像の画素
    値を表すテクスチャとに分離して符号化する画像符号化
    装置において、 前記シェイプおよび前記テクスチャを所定単位毎に分割
    する分割手段と、 前記分割手段により分割された前記シェイプを符号化
    し、シェイプ符号を発生する第1の符号化手段と、 前記分割手段により分割された前記テクスチャを符号化
    し、テクスチャ符号を発生する第2の符号化手段と、 前記所定単位毎のシェイプ符号と前記所定単位毎のテク
    スチャ符号に対して同期コードを発生する発生手段と、 前記所定単位毎の前記シェイプ符号、または対応する前
    記所定単位毎の前記テクスチャ符号の、いずれか一方を
    他方の前に配置すると共に、さらにその前に前記発生手
    段により発生した前記同期コードを配置する配置手段と
    を備えることを特徴とする画像符号化装置。
  2. 【請求項2】 前記所定単位はスライス単位であること
    を特徴とする請求項1に記載の画像符号化装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の符号化手段により符号化され
    た前記シェイプ符号に対応する前記シェイプを記憶する
    第1の記憶手段と、 前記第2の符号化手段により符号化された前記テクスチ
    ャ符号に対応する前記テクスチャを記憶する第2の記憶
    手段とをさらに備え、 前記第1の符号化手段は、前記第1の記憶手段により記
    憶された、前記シェイプを参照して、次の前記シェイプ
    を符号化し、 前記第2の符号化手段は、前記第2の記憶手段により記
    憶された、前記テクスチャを参照して、次の前記テクス
    チャを符号化することを特徴とする請求項1に記載の画
    像符号化装置。
  4. 【請求項4】 オブジェクト画像が、そのオブジェクト
    画像の形状を表すシェイプとそのオブジェクト画像の画
    素値を表すテクスチャとに分離して、所定単位毎に分割
    され、符号化された画像情報を復号する画像復号装置に
    おいて、 前記符号化された画像情報に含まれている同期コードを
    検出する検出手段と、 前記画像情報に含まれ、かつ、前記検出手段により検出
    された前記同期コードの後部に配置されている前記符号
    化されたシェイプ符号を復号して、復号されたシェイプ
    を発生する第1の復号手段と、 前記画像情報に含まれ、かつ、前記検出手段により検出
    された前記同期コードの後部に配置されている前記符号
    化されたテクスチャを復号して、復号されたテクスチャ
    を発生する第2の復号手段とを備えることを特徴とする
    画像復号装置。
  5. 【請求項5】 前記所定単位はスライス単位であること
    を特徴とする請求項4に記載の画像復号装置
  6. 【請求項6】 前記第1の復号手段により復号された前
    記シェイプを記憶する第1の記憶手段と、 前記第2の復号手段により復号された前記テクスチャを
    記憶する第2の記憶手段とをさらに備え、 前記第1の復号手段は、前記第1の記憶手段により記憶
    された前記シェイプを参照して、次の前記シェイプを復
    号し、 前記第2の復号手段は、前記第2の記憶手段により記憶
    された前記テクスチャを参照して、次の前記テクスチャ
    を復号することを特徴とする請求項4に記載の画像復号
    装置。
  7. 【請求項7】 オブジェクト画像をそのオブジェクト画
    像の形状を表すシェイプとそのオブジェクト画像の画素
    値を表すテクスチャとに分離して符号化する画像符号化
    方法において、 前記シェイプおよび前記テクスチャを所定単位毎に分割
    する分割ステップと、 前記分割ステップの処理により分割された前記シェイプ
    を符号化し、シェイプ符号を発生する第1の符号化ステ
    ップと、 前記分割ステップの処理により分割された前記テクスチ
    ャを符号化し、テクスチャ符号を発生する第2の符号化
    ステップと、 前記所定単位毎のシェイプ符号と前記所定単位毎のテク
    スチャ符号に対して同期コードを発生する発生ステップ
    と、 前記所定単位毎の前記シェイプ符号、または対応する前
    記所定単位毎の前記テクスチャ符号の、いずれか一方を
    他方の前に配置すると共に、さらにその前に前記発生ス
    テップの処理により発生した前記同期コードを配置する
    配置ステップとを含むことを特徴とする画像符号化方
    法。
  8. 【請求項8】 前記所定単位はスライス単位であること
    を特徴とする請求項7に記載の画像符号化方法。
  9. 【請求項9】 オブジェクト画像が、そのオブジェクト
    画像の形状を表すシェイプとそのオブジェクト画像の画
    素値を表すテクスチャとに分離して、所定単位毎に分割
    され、符号化された画像情報を復号する画像復号方法に
    おいて、 前記符号化された画像情報に含まれている同期コードを
    検出する検出ステップと、 前記画像情報に含まれ、かつ、前記検出ステップの処理
    により検出された前記同期コードの後部に配置されてい
    る前記符号化されたシェイプ符号を復号して、復号され
    たシェイプを発生する第1の復号ステップと、 前記画像情報に含まれ、かつ、前記検出ステップの処理
    により検出された前記同期コードの後部に配置されてい
    る前記符号化されたテクスチャを復号して、復号された
    テクスチャを発生する第2の復号ステップとを含むこと
    を特徴とする画像復号方法。
  10. 【請求項10】 前記所定単位はスライス単位であるこ
    とを特徴とする請求項9に記載の画像復号方法。
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