JPH05276484A - 可変長符号の記録再生装置 - Google Patents

可変長符号の記録再生装置

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JPH05276484A
JPH05276484A JP6637092A JP6637092A JPH05276484A JP H05276484 A JPH05276484 A JP H05276484A JP 6637092 A JP6637092 A JP 6637092A JP 6637092 A JP6637092 A JP 6637092A JP H05276484 A JPH05276484 A JP H05276484A
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Koichi Kurihara
弘一 栗原
Kenji Shimoda
乾二 下田
Shuji Abe
修司 阿部
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Toshiba AVE Co Ltd
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Toshiba Corp
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】複数種類の特殊再生における再生画質を向上さ
せる。 【構成】可変長符号化回路16の出力はインターフレーム
データメモリ52、イントラDCデータメモリ112 及びイ
ントラACデータメモリ113 を介してMPX58に供給さ
れる。メモリ制御回路54、メモリI−DC制御回路114
及びメモリI−AC制御回路115 はメモリ52,112 ,11
3 を制御し、データ再配置制御回路116はMPX58を制
御して、イントラフレームデータのDC成分を記録トラ
ックの±5倍速再生時の再生領域に記録するように再配
置する。これにより、±5倍速再生時にはイントラフレ
ームデータのDC成分を再生可能となり、数フレーム分
の再生データによって再生画像を構成することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、可変長符号の記録再生
装置に関し、特に、複数種類の特殊再生においても所定
の画質を維持することを可能にした可変長符号の記録再
生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、画像のディジタル処理が検討され
ている。ディジタル画像データの磁気記録再生装置(V
CR)への記録については各種方式が検討されている。
図9はこのVCRにおける画面上の位置と記録媒体の記
録トラック上の位置との対比を説明するための説明図で
ある。図9(a)は画面上の位置を示し、図9(b)は
記録トラック上の位置を示している。
【0003】図9(a)は1フレーム画面を垂直方向に
8分割して示している。また、図9(b)は#1乃至#
9…の各トラックの記録位置を同様に8分割して示して
いる。記録媒体に対する記録はトラック#1の最下端A
から開始し、最上端Iに向かって順次記録する。例え
ば、1フレームデータを1トラックに記録するものとす
ると、画面の最上端aからbまでのデータは記録媒体の
最下端AからBまでに記録し、以後同様に、画面のbか
ら最下端iまでのデータは記録媒体のBから最上端Iま
でに順次記録する。また、例えば、1フレームデータを
2トラックに記録するものとすると、画面のa乃至eま
でのデータは#1トラックのA乃至Iに記録し、画面の
e乃至iのデータは#2トラックのA乃至Iに記録す
る。
【0004】図10は3倍速再生時のトレースパターン
と再生エンベロープの関係を示す説明図である。図10
(a)は横軸にヘッド走査時間をとり縦軸にトラックピ
ッチ又はテープ走行距離をとって、3倍速再生した場合
のトレースパターンを示している。図10(a)の記号
+,−は夫々再生ヘッドの正規のアジマスを示してい
る。また、図中、数字は再生トラックの番号を示し、奇
数トラックはプラスアジマスであり、偶数トラックはマ
イナスアジマスである。図10(b)乃至(d)は夫々
通常ヘッドによる再生エンベロープ、特殊ヘッドによる
再生エンベロープ及び両ヘッドの合成エンベロープを示
している。図11は記録・再生ヘッドの構成を示す説明
図である。
【0005】図11に示すように、記録及び再生におい
ては、通常ヘッド1及び特殊ヘッド2を装着した回転シ
リンダ3を用いるものとする。回転シリンダ3には相互
にアジマスが相違する一対の通常ヘッド1と相互にアジ
マスが相違する一対の特殊ヘッド2とが装着されてお
り、隣接配置された通常ヘッド1と特殊ヘッド2とのア
ジマスも相違する。図10(a)の記号+に示すよう
に、最初の走査期間(トレース期間)にはプラスアジマ
スの通常ヘッド1によって第1及び第3のトラックがト
レースされ、次の走査期間にはマイナスアジマスの通常
ヘッド1によって第4及び第6トラックがトレースされ
る。こうして、通常ヘッド1によって図10(b)に示
す再生エンベロープが得られる。また、最初の走査期間
には特殊ヘッド2によって第2トラックがトレースさ
れ、同様にして、図10(c)に示す再生エンベロープ
が得られる。通常ヘッド1の再生出力と特殊ヘッド2の
再生出力とを合成することにより、図10(d)に示す
合成エンベロープが得られる。
【0006】下記表1は3倍速再生の再生出力(図10
(d))及びそのトレース位置とフレーム画面における
位置との対応を示している。
【0007】
【表1】 図10(d)及び表1に示すように、最初の走査期間に
は、最初の1/4の時間に通常ヘッド1によって第1ト
ラック#1のA乃至Cが再生され、次の1/2の時間に
は特殊ヘッド2によって第2トラック#2のC乃至Gが
再生され、次の1/4の時間には通常ヘッド1によって
第3トラック#3のG乃至Iが再生される。以後同様
に、1走査期間に3つのトラックが再生される。
【0008】1フレーム画面を1トラックに記録した場
合には、表1に示すように、第1トラック#1のA乃至
Cは第1フレームの画面の上のa乃至cに対応し、第2
トラック#2のC乃至Gは第2フレームの画面のc乃至
gに対応し、第3トラック#3のG乃至Iは第3フレー
ムの画面のg乃至iに対応する。従って、この3倍速再
生においては、図12(a)に示すように、再生画面は
第1乃至第3フレームの各位置の絵柄が合成されて表示
される。
【0009】また、1フレーム画面を2トラックに記録
した場合には、表1に示すように、第1トラック#1の
A乃至Cは第1フレームの画面のa乃至bに対応し、第
2トラック#2のC乃至Gは第1フレームの画面のf乃
至hに対応し、第3トラック#3のG乃至Iは第2フレ
ームの画面のd乃至eに対応する。更に、第4トラック
#4のA乃至Cは第2フレームの画面のe乃至fに対応
し、第5トラック#5のC乃至Gは第3フレームの画面
のb至dに対応し、第6トラック#6のG乃至Iは第3
フレームの画面のh乃至iに対応する。従って、この場
合には、図12(b)に示すように、再生画面は第1乃
至第3フレームの各位置の絵柄が混在する。
【0010】ところで、近年、画像データを圧縮するた
めの高能率符号化については、各種標準化案が提案され
ている。高能率符号化技術は、ディジタル伝送及び記録
等の効率を向上させるために、より小さいビットレイト
で画像データを符号化するものである。例えば、CCI
TT(Comite Consultafif Internatinal Telegraphiqu
e et Telephonique )は、テレビ会議/テレビ電話用の
標準化勧告案H.261を提案している。この勧告案で
はフレーム内圧縮(Intra-frame )されたフレーム(以
下、イントラフレームともいう)Iとフレーム間圧縮
(Inter-frame 又は Predictive frame )されたフレー
ム(以下、インターフレームともいう)Pとを用いた符
号化を行っている。
【0011】図13はこの勧告案の圧縮法を説明するた
めの説明図である。
【0012】フレームIはDCT(離散コサイン変換)
処理によって1フレームの画像データを符号化したもの
である。フレームPはフレームI又は他のフレームPを
用いた予測符号化によって画像データを符号化したもの
である。更に、これらの符号化データを可変長符号化す
ることによって、一層のビットレートの低減を図ってい
る。フレームIはフレーム内の情報のみによって符号化
されているので、単独の符号化データのみによって復号
可能である。一方、フレームPは他の画像データとの相
関を利用して符号化を行っており、単独の符号化データ
のみによっては復号することができない。
【0013】図14はこのような予測符号化を採用した
従来の可変長符号の記録再生装置の記録側を示すブロッ
ク図である。
【0014】輝度信号Y及び色差信号Cr,Cbは多重
処理回路11に与えられて、8画素×8水平走査線のブロ
ック単位で多重される。色差信号Cr、Cbについては
水平方向のサンプリングレートが輝度信号Yの1/2で
ある。従って、8×8の輝度ブロックが2個サンプリン
グされる期間に、色差信号Cr,Cbは8×8の1個の
ブロックがサンプリングされる。多重処理回路11は、図
15に示すように、2個の輝度ブロックY及び各1個の
色差ブロックCr,Cbの4個のブロックによってマク
ロブロックを構成する。なお、2個の輝度ブロックYと
各1個の色差ブロックCr ,Cb とは画面の同一位置を
表わしている。多重処理回路11の出力は引算器12を介し
てDCT回路13に与えられる。
【0015】フレーム内圧縮を行う場合には、後述する
ように、スイッチ14はオフであり、多重処理回路11の出
力はそのままDCT回路13に入力される。DCT回路13
には1ブロックが8×8画素で構成された信号が入力さ
れ、DCT回路13は8×8の2次元DCT(離散コサイ
ン変換)処理によって入力信号を周波数成分に変換す
る。これにより、空間的な相関成分を削減可能となる。
すなわち、DCT回路13の出力は量子化回路15に与えら
れ、量子化回路15はDCT出力を所定の量子化係数で再
量子化することによって、1ブロックの信号の冗長度を
低減する。なお、ブロック単位で動作する多重化処理回
路11、DCT回路13及び量子化回路15等にはブロックパ
ルスが供給されている。
【0016】量子化回路15からの量子化データは可変長
符号化回路16に与えられ、量子化出力の統計的符号量か
ら算出した結果に基づいて、例えばハフマン符号化され
る。これにより、出現確率が高いデータは短いビットが
割当られ、出現確率が低いデータは長いビットが割当ら
れて、伝送量が一層削減される。可変長符号化回路16の
出力は誤り訂正エンコーダ17に与えられ、誤り訂正エン
コーダ17は、エラー訂正用のパリティを付加して多重化
回路19に出力する。
【0017】可変長符号化回路16の出力は符号化制御回
路18にも与えられている。出力データのデータ量は、入
力画像に依存して大きく変化する。そこで、符号化制御
回路18は、可変長符号化回路16からの出力データ量を監
視し、量子化回路15の量子化係数を制御して出力データ
量を調整している。また、符号化制御回路18は可変長符
号化回路16を制御して出力データ量を制限することもあ
る。
【0018】一方、同期・ID作成回路20はフレーム同
期(シンク)信号とデータの内容及び付加情報を示すI
D信号とを作成して多重化回路19に出力する。多重化回
路19は、シンク信号、ID信号、圧縮信号データ及びパ
リティで1シンクブロックのデータを構成して図示しな
い記録符号化回路に出力する。記録符号化回路は、多重
化回路19の出力を記録媒体の特性に応じて記録符号化し
た後、図示しない記録アンプを介して記録媒体(図示せ
ず)に記録させる。
【0019】一方、スイッチ14がオンである場合には、
多重処理回路11からの現フレームの信号は、引算器12に
おいて後述する動き補償された前フレームのデータから
引算されて、DCT回路13に与えられる。すなわち、こ
の場合には、フレーム間の画像の冗長性を利用して差分
データを符号化するフレーム間符号化が行われる。フレ
ーム間符号化において、単に前フレームと現フレームと
の差分を求めると、画像に動きがある場合には差分が大
きなものとなる。そこで、現フレームの所定位置に対応
する前フレームの位置を求めて動きベクトルを検出し、
この動きベクトルに応じた画素位置において差分を求め
ることによって動き補償を行って差分値を小さくするよ
うにしている。
【0020】すなわち、量子化回路15の出力は逆量子化
回路21にも与えられている。量子化出力は逆量子化回路
15において逆量子化され、更に逆DCT回路22において
逆DCT処理されて元の映像信号に戻される。なお、D
CT処理、再量子化、逆量子化及び逆DCT処理では、
完全に元の情報を再生することはできず、一部の情報は
欠落してしまう。この場合には、引算器12の出力が差分
情報であるので、逆DCT回路22の出力も差分情報であ
る。逆DCT回路22の出力は加算器23に与えられる。加
算器23の出力は約1フレーム期間信号を遅延させる可変
遅延回路24及び動き補正回路25を介して帰還されてお
り、加算器23は前フレームのデータに差分データを加算
して現フレームのデータを再生し可変遅延回路24に出力
する。
【0021】可変遅延回路24からの前フレームのデータ
と多重処理回路11からの現フレームのデータとは動き検
出回路26に与えられて動きベクトルが検出される。動き
検出回路26は例えばマッチング計算による全探索型動き
検出によって動きベクトルを求める。全探索型動き検出
においては、現フレームを所定のブロックに分割し、各
ブロックで例えば水平15画素×垂直8画素の探索範囲
を設定する。各ブロック毎に前フレームの対応する探索
範囲においてマッチング計算を行いパターン間の近似を
計算する。そして、探索範囲の中で最小歪を与える前フ
レームのブロックを算出し、現フレームのブロックとに
よって得られるベクトルを動きベクトルとして検出す
る。動き検出回路26は求めた動きベクトルを動き補正回
路25に出力する。
【0022】動き補正回路25は、可変遅延回路24から対
応するブロックのデータを抽出して動きベクトルに応じ
て補正を行い、スイッチ14を介して引算器12に出力する
と共に、時間調整の後加算器23に出力する。こうして、
動き補償された前フレームのデータが動き補正回路25か
らスイッチ14を介して引算器12に供給されることにな
り、スイッチ14のオン時はフレーム間圧縮モードとな
り、スイッチ14オフ時はフレーム内圧縮モードとなる。
【0023】スイッチ14のオン,オフは動き判定信号に
基づいて行われる。すなわち、動き検出回路26は、動き
ベクトルの大きさが所定の閾値を越えているか否かによ
って動き判定信号を作成して論理回路27に出力する。論
理回路27は動き判定信号及びリフレッシュ周期信号を用
いた論理判断によってスイッチ14をオン,オフ制御す
る。リフレッシュ周期信号は、図13のフレーム内圧縮
フレームIを示す信号である。論理回路27は、リフレッ
シュ周期信号によってフレームIが入力されたことが示
された場合には、動き判定信号に拘らず、スイッチ14を
オフにする。また、論理回路27は、動き判定信号によっ
て、動きが比較的早くマッチング計算による最小歪が閾
値を越えたことが示されると、フレームPが入力された
場合でも、スイッチ14をオフにしてブロック単位でフレ
ーム内圧縮符号化させる。下記表2に論理回路27による
スイッチ14のオン,オフ制御を示す。
【0024】
【表2】 図16は多重化回路19から出力される記録信号のデータ
ストリームを示す説明図である。
【0025】図16に示すように、入力画像信号の第1
及び第6フレームは夫々フレーム内圧縮フレームI1 ,
I6 に変換され、第2乃至第5フレームはフレーム間圧
縮フレームP1 乃至P5 に変換される。フレームIとフ
レームPのデータ量の比は(3乃至10):1である。
フレームIのデータ量は比較的多いが、フレームPのデ
ータ量は極めて低減される。なお、フレーム間圧縮処理
されたデータは、他のフレームデータが復号されなけれ
ば復号することはできない。
【0026】図17は従来の可変長符号の記録再生装置
の復号側(再生側)を示すブロック図である。
【0027】記録媒体に記録された圧縮符号データは図
示しない再生ヘッドによって再生されてエラー訂正デコ
ーダ31に入力される。エラー訂正デコーダ31は伝送及び
記録時に生じたエラーを訂正する。エラー訂正デコーダ
31からの再生データは符号バッファメモリ回路32を介し
て可変長データ復号回路33に与えられて、固定長データ
に復号される。なお、符号バッファメモリ回路32は省略
されることもある。
【0028】可変長復号回路33の出力は、逆量子化回路
34において逆量子化され、逆DCT回路35において逆D
CT処理されて元の映像信号に復号されてスイッチ36の
端子aに与えられる。一方、可変長復号回路33の出力は
ヘッダ信号抽出回路37にも与えられている。ヘッダ信号
抽出回路37は入力されたデータがフレーム内圧縮データ
(イントラフレームデータ)であるかフレーム間圧縮デ
ータ(インターフレームデータ)であるかを示すヘッダ
を検索してスイッチ36に出力する。スイッチ36はフレー
ム内圧縮データを示すヘッダが与えられた場合には、端
子aを選択して逆DCT回路35からの復号データを出力
する。
【0029】フレーム間圧縮データは逆DCT回路35の
出力と予測復号回路39からの前フレームの出力とを加算
器38によって加算することによって得られる。すなわ
ち、可変長復号回路33の出力は動きベクトル抽出回路40
に与えられて動きベクトルが求められる。この動きベク
トルは予測復号回路39に与えられる。一方、スイッチ36
からの復号出力はフレームメモリ41によって1フレーム
期間遅延される。予測復号回路39はフレームメモリ41か
らの前フレームの復号データを動きベクトルによって動
き補償して加算器38に出力する。加算器38は予測復号回
路39の出力と逆DCT回路35の出力とを加算することに
より、フレーム間圧縮されたデータを復号してスイッチ
36の端子bに出力する。フレーム間圧縮データが入力さ
れると、スイッチ36はヘッダによって端子bを選択し、
加算器38からの復号データを出力させる。このように、
フレーム内圧縮及びフレーム間圧縮の両モードで圧縮及
び伸張動作が遅滞なく行なわれる。
【0030】しかしながら、フレーム内圧縮フレームI
とフレーム間圧縮フレームPとは符号量が相違し、図1
6に示すデータストリームを記録媒体に記録すると、上
述した3倍速再生においては、再生データによって1フ
レームを再現することができるとは限らない。更に、フ
レーム間圧縮フレームPは単独のフレームでは復号する
ことができないので、3倍速再生のように、復号されな
いフレームが発生する場合には再生不能となってしま
う。
【0031】この問題を解決するために、本件出願人は
先に出願した特願平2−117455号明細書において
重要なデータを集中させて配置する方法を提案してい
る。図18はこの方法を説明するための説明図である。
図18(a)は3倍速再生及び9倍速再生時のトレース
パターンを示し、図18(b)は3倍速再生時における
テープ上の記録状態を示し、図18(c)は9倍速再生
時におけるテープ上の記録状態を示している。図中、斜
線部は3倍速再生時に再生される領域(以下、特定配置
エリアという)である。
【0032】この提案においては、例えば、3倍速再生
に対応させた場合には、重要データを図18(b)の斜
線部に配置する。また、9倍速再生に対応させた場合に
は、重要データを図18(c)の斜線部に配置する。各
斜線部は夫々3倍速再生時及び9倍速再生時において再
生される領域である。なお、重要データとしてイントラ
フレームデータを採用すると、そのデータ量が多いので
特定配置エリア以外の部分(網線部)まで記録が行われ
る。
【0033】図19はこの映像データを説明するための
説明図である。
【0034】映像データは、MPEG(Moving Picture
Experts Group)で提示されている圧縮法によって圧縮
されている。なお、TV電話/会議用としては、64K
bps×n倍のレートのH.261が提示されており、
また、JPEGによって静止画用の圧縮法が提示されて
いる。MPEGは準動画用であり、伝送レートは1.2
MbpsであってCD−ROM等に採用される。MPE
Gにおいては、図19(a)に示すNo.1,No2,
…フレームのデータは、図19(b)に示すように、夫
々イントラフレームデータI1 ,インターフレームデー
タB2 ,B3 ,インターフレームデータP4 ,…に変換
される。こうして、各フレームのデータは異なる圧縮率
で圧縮される。
【0035】図19(b)に示すデータは、復号を容易
とするために、順序が入れ変えられる。すなわち、イン
ターフレームBはインターフレームPを復号することに
よって復号可能となるので、図19(c)に示すよう
に、記録に際して、イントラフレームI1 ,インターフ
レームP4 ,B2 ,B3 ,…の順に変換され、記録媒体
又は伝送路に供給される。
【0036】通常の記録においては、図19(c)のデ
ータはシーケンシャルに記録媒体に記録される。図19
(d)はこの記録の状態を示している。これに対し、特
定倍速数による再生を可能にするために、上述した方法
では図19(e)に示すように、データ配列を変換す
る。例えば、3倍速再生を可能にする場合には、イント
ラフレームIのデータを、第1トラック#1の始端部
(I1(1))、第2トラック#2の中央部(I1(2))及び
第3トラック#3の終端部(I1(3))に分割して記録す
る。そうすると、図18(b)の斜線部が再生されるこ
とによって、イントラフレームIのデータが再生され
る。
【0037】図20はこの提案の構成を示すブロック図
である。図20において図14と同一の構成要素には同
一符号を付して説明を省略する。
【0038】データ順序入換え回路101 は入力信号A1
,B1 ,C1 の順序を入換えて信号A2 ,B2 ,C2
を多重処理回路102 に出力する。入力信号A1 ,B1 ,
C1 としてはイントラフレームI及びインターフレーム
P,Bのデータが与えられる。これらのフレームデータ
は輝度信号Y及び色差信号Cr,Cbによって構成され
ており、多重処理回路102 は信号Y,Cr,Cbを順次
多重処理して出力する。可変長符号化回路16の出力は可
変長制御回路18の外に、アドレス生成回路53及び破線に
て囲ったデータ再配置回路100 に与えられる。データ再
配置回路100 は重要データ(この場合にはイントラフレ
ーム圧縮データ)を図18の斜線にて示すテープ上の所
定位置に記録するためのものである。すなわち、可変長
符号化回路16の出力はイントラフレームデータとインタ
ーフレームデータとに分離され、インターフレームデー
タはメモリ制御回路54に制御されてインターフレームデ
ータメモリ52に記憶される。アドレス生成回路53は可変
長符号化回路16の出力と画面の位置との対比を示すアド
レスを発生し、加算器51は可変長符号化回路16からのイ
ントラフレームデータにアドレスのデータを付加する。
イントラフレームデータメモリ57はメモリI制御回路55
に制御されて、加算器51の出力を記憶する。なお、イン
ターフレームデータにアドレスを付加することもある。
【0039】メモリ制御回路54及びメモリI制御回路55
は夫々可変長符号化回路16から符号化処理情報が与えら
れて、インターフレームデータメモリ52及びイントラフ
レームデータメモリ57の書込みを制御するようになって
いる。一方、データ再配置制御回路56はデータメモリ5
2,57からの読出し時には、メモリ制御回路54、メモリ
I制御回路55及びマルチプレクサ(以下、MPXとい
う)58を制御して、図19(e)に示すデータストリー
ムとなるように、データ再配置を行うようになってい
る。すなわち、トラック番号計測回路103 は、例えばヘ
ッドの切換えを指示するヘッドスイッチングパルス等の
トラックスタート信号が与えられて記録トラックを把握
し、記録トラック番号をデータ再配置制御回路56に出力
する。例えば、3倍速再生に対応させた場合には、トラ
ック番号計測回路103 は3種類の連続した記録トラック
であることを示すトラック番号1,2,3を順次繰返し
出力する。データ再配置制御回路56はトラック番号計測
回路103 の出力に基づいて、MPX58からのデータのう
ちイントラフレームデータの配列を決定する。例えば、
3倍速再生を可能にする場合には、トラック番号1を示
すデータが与えられると、イントラフレームデータメモ
リ57の出力を記録トラックの始端に記録するように配置
させ、同様に、トラック番号2,3を示すデータが与え
られると、イントラフレームデータメモリ57の出力を記
録トラックの中央,終端に記録するように配置させる。
【0040】こうして、MPX58は、データ再配置制御
回路56に制御されて、再生倍速数に応じて、フレーム内
圧縮データを多重して誤り訂正エンコーダ17に出力す
る。誤り訂正エンコーダ17はエラー訂正用のパリティを
付加して多重回路19に出力する。同期・ID作成回路20
は同期信号及びID信号を作成して多重回路19に出力し
ており、多重回路19は同期信号及びID信号をMPX58
の出力に付加して出力するようになっている。多重回路
19の出力が図示しない記録ヘッドを介して記録媒体に記
録される。
【0041】一方、図21は再生側を示すブロック図で
ある。図21において図17と同一の構成要素には同一
符号を付して説明を省略する。
【0042】再生側においては、図17と基本的に同一
の復号動作が行われるが、記録時にデータが再配置され
ているので、データ配列を元に戻す処理が追加される。
すなわち、図示しない記録媒体からの再生出力はエラー
訂正デコーダ31において復調されてエラー訂正された
後、アドレス及びデータ長抽出回路61及びDMPX62に
与えられる。フレーム内圧縮フレームデータは、所定の
再生倍速数に応じて、記録媒体上の所定位置に記録され
ているので、この倍速数で再生を行うことによって、フ
レーム内圧縮フレームを再生可能である。
【0043】アドレス及びデータ長抽出回路61はイント
ラフレームデータのアドレス及びデータ長を抽出する。
DMPX62はアドレス及びデータ長抽出回路61からのデ
ータ長に基づいて制御されて、フレーム内圧縮データと
フレーム間圧縮データとを分離して夫々可変長復号回路
64,65に出力する。可変長復号回路64,65は入力された
データを固定長データに復号して夫々イントラフレーム
バッファ66及びインターフレームバッファ67に出力す
る。
【0044】一方、可変長復号回路64,65の復号データ
はヘッダ抽出回路63にも与えられる。ヘッダ抽出回路63
はアドレス及びデータ長抽出回路61の出力も与えられて
おり、時系列を元に戻すための指示信号を作成してメモ
リI制御回路69、メモリ制御回路70及びイントラデータ
再配置解除回路68に出力する。イントラデータ再配置解
除回路68は指示信号及びヘッダ情報に基づいてメモリI
制御回路69、メモリ制御回路70及びMPX71を制御す
る。これにより、メモリI制御回路69及びメモリ制御回
路70は夫々イントラフレームバッファ66及びインターフ
レームバッファ67の書込み及び読出しを制御して、固定
長に変換されたフレーム内圧縮データ及びフレーム間圧
縮データをMPX71に出力する。MPX71はイントラデ
ータ再配置解除回路68に制御されて、再配置前の元のデ
ータ時系列に戻して破線で囲った部分300 に出力する。
破線で囲った部分300 における動作は図17における逆
量子化処理以降の処理と同様であリ、スイッチ36からは
復号出力が出力される。
【0045】図22は特定配置エリアに記録するデータ
の一例を説明するための説明図である。また、図23は
図22のデータと画面との対比を示し、図24は図22
のデータを高能率符号化した場合のデータストリームを
示している。
【0046】図22の斜線に示すように、フレーム内圧
縮フレームIを5分割し、各部分I1 乃至I5 をフレー
ム間圧縮フレームPの所定領域に配列している。データ
I1乃至I5 は夫々画面を垂直方向に5分割したうちの
1つに対応している。いま、画面を上下に2分割、左右
に5分割して、上側の各領域をa(f),b(g),c
(h),d(j),e(j)とし、下側の各領域をa′
(f′),b′(g′),c′(h′),d′
(i′),e′(j′)とし、10フレームを1組とす
る。そうすると、図23に示すように、データI1 は領
域a,a′に対応し、データI2 は領域b,b′に対応
する。同様に、データI3 乃至I10は夫々画面上では
c,c′乃至j,jに対応する。
【0047】第1フレームはフレーム内圧縮フレームの
部分I1 のデータとフレーム間圧縮フレームのP1 のデ
ータを配列し、第2フレームはフレーム間圧縮フレーム
P2相互間にフレーム内圧縮フレームの部分I2 のデー
タを配列する。同様に、第3,第4フレームでは、フレ
ーム間圧縮フレームP3 相互間及びフレーム間圧縮フレ
ームP4 相互間に夫々フレーム内圧縮フレームI3 ,I
4 を配列し、第5フレームではフレーム間圧縮フレーム
P5 とフレーム内圧縮フレームI5 とを配列する。
【0048】これらのデータを高能率符号化すると、図
24(a),(b)に示すように、各フレームはフレー
ム内圧縮フレームデータのDC成分とAC成分及びフレ
ーム間圧縮フレームデータによって構成される。更に、
このデータストリームを特定配置エリアにイントラフレ
ームデータが記録されるように再配列して記録媒体に記
録する。
【0049】いま、5倍速再生を可能にする場合には、
特定配置エリアは図25の斜線にて示すものとなる。1
フレームのデータを2トラックに記録するものとする
と、イントラフレームデータI1 は第1及び第2トラッ
クの特定配置エリアに記録される。すなわち、図25に
示すように、第1,2,3,…トラックの特定配置エリ
アには夫々画面の領域a,a′,b,b′,c,c′,
d,d′,…に対応するデータが記録される。
【0050】従って、5倍速再生を行うと、画面の領域
a,a′,b,b′,c,c′,…に対応するデータが
順次再生され、図26(a)に示すように、2スキャン
で1画面が構成される。次の2スキャンでは、図26
(b)に示すように、画面の領域f,f′,g,g′,
…,j,j′に対応するデータが順次再生されて画面が
構成される。次の2スキャンは、図26(c)に示すよ
うに、画面の領域a,a′,…,e,e′に対応するデ
ータによって1画面が構成される。
【0051】このように、図20,図21の装置は、特
殊再生時には、少なくともイントラフレームデータを再
生することによって、再生画像を得ている。しかしなが
ら、逆方向再生では良好な再生画像を得ることができな
いという問題があった。図27及び図28はこの問題を
説明するための説明図である。図27は2倍速再生時の
再生画面構成を示し、図28は−5倍速再生時の再生画
面構成を示している。
【0052】図27に示すように、2倍速再生において
は、1トレースで2トラックを再生するので、隣接する
トラックのいずれか一方しか再生されない。例えば図2
7(a)の斜線に示すように、先ず画面の領域aに対応
するデータが再生されるものとすると、次のスキャンで
は領域bに対応するデータが再生される。従って、5ス
キャンで画面の上側に対応する領域a乃至eのみが再現
される。また、次の5スキャンでは、図27(b)に示
すように、画面の上側に対応する領域f乃至jのみが再
現され、次の5スキャンでは図27(c)に示すよう
に、領域a乃至eのみが再現される。
【0053】また、−5倍速再生を行うものとすると、
磁気ヘッドのトレース方向は図25の破線に示すものと
なり、記録と逆順で再生が行われる。例えば、第1スキ
ャンで領域i′に対応するデータが再生されると、次の
スキャンでは領域gに対応するデータが再生される。す
なわち、図28(a)の斜線に示すように、2スキャン
で画面の領域g,i′のみが再生される。また、次の2
スキャンでは図28(b)に示すように、領域d′,b
のみが再生され、次の2スキャンでは図28(c)に示
すように、領域i′,gのみが再生される。このよう
に、通常再生及び5倍速再生以外の再生モードでは、画
面の一部しか再生されず良好な再生画質を得ることがで
きないという問題があった。
【0054】
【発明が解決しようとする課題】このように、上述した
従来の可変長符号の記録再生装置においては、イントラ
フレームデータを所定再生倍速数に応じて再配置すると
正方向の所定倍速数の高速再生時の画質は保証される
が、他の倍速数及び逆方向再生時には良好な特殊再生画
像を得ることができないという問題点があった。
【0055】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、逆方向再生及び複数の倍速数の特殊再生に
おける再生画質を向上させることができる可変長符号の
記録再生装置を提供することを目的とする。
【0056】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
可変長符号の記録再生装置は、フレーム内圧縮データ及
びフレーム間圧縮データを可変長符号化して記録符号と
して所定の記録媒体のトラック上に記録すると共に再生
する可変長符号の記録再生装置において、前記可変長符
号化されたデータのうちの所定データを再配置すること
により前記トラック上の2種類以上の特殊再生モードに
おける再生領域に前記所定データを記録させるデータ再
配置手段と、前記記録媒体に記録されたデータを再生し
て可変長復号する可変長復号手段と、この可変長復号手
段の出力の時系列を制御して記録時の再配置以前の元の
データ列に戻すデータ再配置解除手段と、このデータ再
配置解除手段の出力を復号し特殊再生モード時には数フ
レーム分の復号出力から再生画像を構成する復号手段と
を具備したものであり、本発明の請求項2に係る可変長
符号の記録再生装置は、前記データ再配置手段が、順方
向の倍速再生時及び逆方向の倍速再生時の再生領域に前
記所定データを記録するように再配置を行うことを特徴
とするものである。
【0057】
【作用】本発明において、データ再配置手段は、2種類
以上の特殊再生モードにおける再生領域に記録符号のう
ちの所定のデータを記録するようにデータの再配置を行
う。特殊再生時には、再生領域から所定データが再生さ
れ、可変長復号手段によって可変長復号された後、デー
タ再配置解除手段によって元の時系列に戻される。復号
手段はデータ再配置解除手段の出力を復号し、数フレー
ム分の復号データで1枚の再生画像を構成して、記録に
対応した複数種類の特殊再生モードで良好な再生画質を
得ている。
【0058】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図1は本発明に係る可変長符号の記録再生
装置の記録側(符号化側)一実施例を示すブロック図で
ある。また、図2は本発明の可変長符号の記録再生装置
の再生側(復号化側)の一実施例を示すブロック図であ
る。図1及び図2において夫々図20及び図21と同一
の構成要素には同一符号を付してある。本実施例はフレ
ーム単位でフレーム内圧縮を行うものに適用したもので
ある。
【0059】図1において、多重処理回路11には輝度信
号Y及び色差信号Cr,Cbが入力される。多重処理回
路11は入力された信号を8画素×8水平走査線のブロッ
ク単位で多重すると共に、2個の輝度ブロックY及び各
1個の色差ブロックCr,Cbから成るマクロブロック
単位で多重して引算器12に出力する。引算器12はスイッ
チ14を介して前フレームのデータが入力されて、フレー
ム間圧縮処理時には多重処理回路11の出力から前フレー
ムのデータを引き算してDCT回路13に出力し、フレー
ム内圧縮処理時には多重処理回路11の出力をそのままD
CT回路13に出力するようになっている。
【0060】DCT回路13は引算器12の出力を8×8の
2次元DCT処理して量子化回路15に出力する。量子化
回路15は、符号化制御回路18によって量子化係数が制御
され、DCT回路13出力を量子化係数を用いて量子化し
てビットレートを低減し可変長符号化回路16に出力す
る。可変長符号化回路16は、符号化制御回路18に制御さ
れて、入力されたデータを可変長符号に変換してビット
レートを更に低減させインターフレームデータメモリ5
2、イントラDCデータメモリ112 及びイントラACデ
ータメモリ113 に出力する。また、可変長符号化回路16
は各マクロブロック単位でMB信号を発生させてアドレ
ス生成多重処理回路111 に出力する。符号化制御回路18
は可変長符号化回路16の出力に基づいて、量子化係数を
変化させると共に、可変長符号化回路16出力のビット数
を制限して、総符号量を制限するようになっている。な
お、多重処理回路11、DCT回路13及び量子化回路15等
のブロック単位で処理を行う回路にはブロックパルスが
供給されている。
【0061】量子化回路15の出力は逆量子化回路21に与
えられる。逆量子化回路21は量子化出力を逆量子化して
逆DCT回路22に出力する。逆DCT回路22は逆量子化
回路21の出力を逆DCT処理してDCT処理以前の元の
データに戻して加算器23に出力する。加算器23の出力
は、1フレーム期間遅延させる可変遅延回路24及び動き
補正回路25を介して帰還されており、加算器23は現フレ
ームの差分データと前フレームのデータとを加算するこ
とにより、引算器12による差分処理以前の元のデータに
戻して可変遅延回路24に出力する。可変遅延回路24の出
力は動き検出回路26にも与えられている。
【0062】動き検出回路26は多重処理回路11の出力も
入力されて、例えば全探索型動きベクトル検出によるマ
ッチング計算によって動きベクトルを求めて動き補正回
路25に出力すると共に、マッチング計算による歪値が所
定の閾値を越えたか否かに基づく動き判定信号を論理回
路27に出力するようになっている。動き補正回路25は、
動きベクトルに基づいて、可変遅延回路24の出力を動き
補正し、動き補正した前フレームデータをスイッチ14を
介して引算器12に出力する。動き論理回路27は動き判定
信号及びフレーム内圧縮フレームを示すリフレッシュ周
期信号に基づいて、スイッチ14をオン,オフ制御するよ
うになっている。
【0063】リフレッシュ周期信号はアドレス生成多重
処理回路111 にも与えられる。アドレス生成多重処理回
路111 は、フレーム内圧縮フレームIであることを示す
リフレッシュ周期信号及びMB信号が与えられて、フレ
ーム内圧縮フレームI内のMB信号毎にアドレスを生成
すると共に、MB信号相互間のデータ長を計測する。
【0064】イントラDCデータメモリ112 はイントラ
フレームデータのDC成分を記憶し、イントラACデー
タメモリ113 はイントラフレームデータのAC成分を記
憶して、MPX58に出力する。また、インターフレーム
データメモリ52は可変長符号化回路16からのインターフ
レームデータを記憶してMPX58に出力する。メモリ制
御回路54、メモリI−DC制御回路114 及びメモリI−
AC制御回路115 は夫々アドレス生成多重処理回路111
からのデータに基づいてインターフレームデータメモリ
52、イントラDCデータメモリ112 及びイントラACデ
ータメモリ113の書込みを制御するようになっている。
アドレス生成多重処理回路111 の出力はデータ再配置制
御回路116 にも与えられ、データ再配置制御回路116 は
メモリ制御回路54、メモリI−DC制御回路114 、メモ
リI−AC制御回路115 及びMPX58を制御して、デー
タストリームを再配置するようになっている。
【0065】図3は本実施例によるデータストリームの
うちイントラフレームデータのDC成分の配置につい
て、トラック上の記録位置に対応させて説明するための
説明図である。イントラフレームデータのデータ量はイ
ンターフレームデータのデータ量に比して極めて大き
く、例えば5倍速再生における特定配置エリアに全イン
トラフレームデータを記録することは実際には不可能で
ある。この理由から、本実施例ではイントラフレームデ
ータのDC成分についてのみ特定配置エリアに記録する
ように再配置を行っている。また、1フレームのデータ
を2トラックに記録するようにしている。
【0066】本実施例では、従来と同様に、5倍速再生
に対応させてイントラフレームのDC成分を10分割し
ている。各DC成分は画面上の位置に対応する。すなわ
ち、画面を上下に2分割、左右に5分割して、上側の各
領域をa(f),b(g),c(h),d(j),e
(j)とし、下側の各領域をa′(f′),b′
(g′),c′(h′),d′(i′),e′(j′)
とすると、1つ目のDC成分は領域aに対応し、2つ目
のDC成分は領域a′に対応する。
【0067】本実施例においては、図3の斜線部に示す
ように、領域aに対応するイントラフレームデータのD
C成分を記録開始トラックの最下端に記録するように配
列し、領域a′に対応するDC成分を記録開始トラック
の最上端に記録するように配列する。次の記録トラック
にはイントラフレームデータのDC成分は記録させな
い。3番目の記録トラックの中央に領域b,b′に対応
するDC成分を記録するように配列し、4番目の記録ト
ラックにはDC成分は記録させない。5番目の記録トラ
ックの最上端には領域cに対応するデータを記録するよ
うに配列し、最下端には領域c′に対応するデータを記
録するように配列する。
【0068】以後同様に、1トラックおきにイントラフ
レームデータのDC成分を記録するように配置し、10
番目のトラックまでは、5倍速再生時のトレース(図3
実線)によって再生される特定配置エリアに、画面上の
領域a乃至eに対応するデータを記録するように配列
し、−5倍速再生時のトレース(図3破線)によって再
生される特定配置エリアに、画面上の領域a′乃至e′
に対応するデータを記録するように配列する。
【0069】11番目のトラックからは5倍速再生時の
特定配置エリアの1トラックおきに領域f′,g′,
h′,i′,j′に対応するDC成分を記録するように
配列し、−5倍速再生時の特定配置エリアに領域f,
g,h,i,jに対応するDC成分を記録するように配
列する。このデータ配列は20トラックで一巡し、次の
21番目以降のトラックに1番目乃至20番目のトラッ
クと同様の記録が行われるようにデータを配列する。
【0070】こうして、MPX58は、データ再配置制御
回路116 に制御されて、図3に示すように、イントラフ
レームデータのDC成分を配列し、他の部分にイントラ
ACデータメモリ112 からのイントラフレームデータの
AC成分及びインターフレームデータメモリ52からのイ
ンターフレームデータを記録するように配列して誤り訂
正エンコーダ17に出力する。誤り訂正エンコーダ17はエ
ラー訂正用のパリティを付加して多重回路19に出力す
る。同期・ID作成回路20は同期信号及びID信号を作
成して多重回路19に出力しており、多重回路19は同期信
号及びID信号をMPX58の出力に付加して出力するよ
うになっている。多重回路19の出力が図示しない記録ヘ
ッドを介して記録媒体に記録される。
【0071】次に、復号側回路について図2を参照して
説明する。
【0072】図示しない再生ヘッドによって記録媒体か
ら再生された再生データは、エラー訂正デコーダ31及び
同期・ID検出回路120 に供給される。エラー訂正デコ
ーダ31は再生データのエラーを訂正した後、デマルチプ
レクサ(以下、DMPXという)62に出力する。同期・
ID検出回路120 は再生データに含まれる同期信号及び
ID信号を検出してDMPX62に出力する。DMPX62
は同期・ID検出回路120 の出力から再生データの配列
を判断して、再生データをインターフレームデータ、イ
ントラフレームデータのDC成分及びイントラフレーム
データのAC成分に分離し、夫々可変長復号回路65,12
1 ,122 に出力する。可変長復号回路65,121 ,122 は
夫々インターフレームデータ、イントラフレームデータ
のDC成分及びイントラフレームデータのAC成分を復
号してアドレス生成多重処理回路125 に出力すると共
に、復号出力を夫々インターフレームバッファ67、イン
トラDCバッファ123 及びイントラACバッファ124 に
出力する。
【0073】アドレス生成多重処理回路125 はイントラ
フレームデータのDC,AC成分の復号データ及びイン
ターフレームデータの復号データから復号データの時系
列を元に戻すための指示信号を作成して、データ再配置
制御回路126 、メモリ制御回路70、メモリI−DC制御
回路128 及びメモリI−AC制御回路129 に出力する。
メモリ制御回路70、メモリI−DC制御回路128 及びメ
モリI−AC制御回路129 は夫々指示信号及びデータ再
配置制御回路126 の出力に基づいて、インターフレーム
バッファ67、イントラDCバッファ123 及びイントラA
Cバッファ124の書込み及び読出しを制御する。インタ
ーフレームバッファ67、イントラDCバッファ123 及び
イントラACバッファ124 からの出力はMPX71に与え
られ、MPX71はデータ再配置制御回路126 の出力に基
づいて、入力されたデータを記録側のデータ再配置以前
の元のデータストリームに戻して逆量子化回路34、ヘッ
ダ信号抽出回路37及び動きベクトル抽出回路40に出力す
るようになっている。
【0074】入力信号を逆量子化する逆量子化回路34、
逆量子化回路34の出力を逆DCT処理する逆DCT回路
35、ヘッダ信号を抽出するヘッダ信号抽出回路37、動き
ベクトルを抽出する動きベクトル抽出回路40、出力信号
を1フレーム期間遅延させるフレームメモリ41、フレー
ムメモリ41の出力を動きベクトルで動き補償する予測復
号回路39、逆DCT回路35の出力と予測復号回路39の出
力を加算してフレーム間圧縮フレームデータを復号する
加算器38及びフレーム内圧縮データの復号データとフレ
ーム間圧縮データの復号データとを切換えて出力するス
イッチ36の構成は従来と同様である。
【0075】次に、このように構成された実施例の動作
について図4、図5及び図6の説明図を参照して説明す
る。図4は2倍速再生時の再生画面構成を示し、図5は
5倍速再生時の再生画面構成を示し、図6は−5倍速再
生時の再生画面構成を示している。
【0076】記録側においては、多重処理回路11によっ
て輝度信号Y及び色差信号Cr,Cbが8画素×8水平
走査線のブロック単位で多重され、更に、2個の輝度ブ
ロックY及び各1個の色差ブロックCr,Cbの4個の
ブロックによってマクロブロック単位で多重されて引算
器12に出力される。イントラフレームデータ作成時には
スイッチ14がオフとなり、多重処理回路11の出力はDC
T回路13においてDCT処理され、量子化回路15におい
て量子化されてビットレートが低減される。量子化出力
は可変長符号化回路16に与えられ、可変長符号化されて
イントラDCデータメモリ112 及びイントラACデータ
メモリ113 に出力される。
【0077】一方、量子化回路15の出力は逆量子化回路
21、逆DCT回路22、加算器23、可変遅延回路24、動き
補正回路25及びスイッチ14を介して1フレーム期間遅延
されて引算器12に帰還されており、インターフレームデ
ータ作成時には、引算器12は多重処理回路12の出力から
前フレームのデータを引き算して差分をDCT回路13に
出力する。差分データはDCT回路13及び量子化回路15
によってデータレートが低減され、可変長符号化回路16
によって可変長符号に変換されて、インターフレームデ
ータメモリ52に与えられる。
【0078】本実施例においては、可変長符号化回路16
の出力及びフレーム内圧縮フレームを示すリフレッシュ
周期信号によって、アドレス生成多重処理回路111 は、
イントラフレームデータのDC成分及びAC成分並びに
インターフレームデータのアドレスを生成して、データ
再配置制御回路116 、メモリ制御回路54、メモリI−D
C制御回路114 及びメモリI−AC制御回路115 を制御
する。更にメモリ制御回路54、メモリI−DC制御回路
114 及びメモリI−AC制御回路115 はデータ再配置制
御回路116 にも制御される。これにより、インターフレ
ームデータメモリ52、イントラDCデータメモリ112 及
びイントラACデータメモリ113 はデータの書込み及び
読出しが夫々メモリ制御回路54、メモリI−DC制御回
路114 及びメモリI−AC制御回路115 によって制御さ
れて、記憶したデータをMPX58に出力する。データ再
配置制御回路56はMPX58も制御しており、図3の斜線
部に示す配置でイントラフレームデータのDC成分が記
録されるように、データストリームを再配置して出力す
る。
【0079】MPX58の出力は誤り訂正エンコーダ17に
よってエラー訂正用のパリティが付加され、多重回路19
において同期信号及びIDが付加されて出力される。多
重回路19の出力は図示しない記録ヘッドを介して記録媒
体に記録される。
【0080】一方、復号側においては、図示しない記録
媒体からの再生出力は図2のエラー訂正デコーダ31にお
いてエラー訂正された後、DMPX62に与えられる。い
ま、2倍速再生が行われるものとする。この場合には、
トラッキングを調整することにより、隣接するトラック
の一方を再生可能である。図3の1,3,5,…トラッ
クを再生することにより、第1スキャンで領域a,a′
に対応するデータが再生され、第2スキャンで領域b,
b′に対応するデータが再生される。以後第10スキャ
ンまでに領域a乃至e及び領域a′乃至e′に対応する
データが再生され、図4(a)の画面が得られる。次の
10スキャンでは、領域f乃至j及び領域f′乃至j′
に対応するデータが再生され、図4(b)に示す画面が
得られる。また、図4(c)は次の10スキャンにおい
て再生される画面を示している。
【0081】DMPX62は、同期・ID検出回路120 の
出力に制御されて、イントラフレームデータのDC成
分,AC成分とインターフレームデータとを分離して夫
々可変長復号回路65,121 ,122 に出力する。可変長復
号回路65,121 ,122 は入力されたデータを固定長デー
タに復号して夫々インターフレームバッファ67、イント
ラDCバッファ123 及びイントラACバッファ124 に出
力する。
【0082】一方、可変長復号回路65,121 ,122 の復
号データはアドレス生成多重処理回路125 にも与えられ
る。アドレス生成多重処理回路125 は、時系列を元に戻
すための指示信号を作成してメモリ制御回路70、メモリ
I−DC制御回路128 、メモリI−AC制御回路129 及
びデータ再配置制御回路126 に出力する。データ再配置
制御回路126 は指示信号に基づいてメモリ制御回路70,
メモリI−DC制御回路128 、メモリI−AC制御回路
129 及びMPX71を制御する。これにより、メモリ制御
回路70、メモリI−DC制御回路128 及びメモリI−A
C制御回路129は夫々インターフレームバッファ67、イ
ントラDCバッファ123 及びイントラACバッファ124
の書込み及び読出しを制御して、固定長に変換されたフ
レーム内圧縮データのDC,AC成分及びフレーム間圧
縮データをMPX71に出力する。MPX71はデータ再配
置制御回路126 に制御されて、元のデータ配列に戻して
出力する。
【0083】以後の動作は従来と同様であり、逆量子化
回路34及び逆DCT回路35によってフレーム内圧縮フレ
ームデータの復号データがスイッチ36の端子aに与えら
れ、予測復号回路39からの前フレームの復号データと逆
DCT回路35の出力とを加算する加算器38からフレーム
間圧縮フレームデータの復号データがスイッチ36の端子
bに与えられる。スイッチ36はヘッダ信号抽出回路37に
制御されて端子a,bを切換えて、復号出力を出力す
る。こうして、2倍速再生が可能である。
【0084】次に、5倍速再生を行うものとする。この
場合には、図示しない磁気ヘッドによるトレースは図3
の実線に示すものとなり、第1スキャンで領域a,b,
cに対応するデータが再生される。第2スキャンでは領
域d,eに対応するデータが再生され、この時点では、
図5(a)の斜線に示すように、画面の上半分の領域a
乃至eに対応するデータのみが再生される。次の第3ス
キャンでは領域f′,g′,h′に対応するデータが再
生され、第4スキャンでは領域i′,j′に対応するデ
ータが再生され、結局、図5(b)の斜線に示すよう
に、画面の下半分の領域f′乃至j′に対応するデータ
も再生される。従って、5倍速再生時においては、第1
乃至第4スキャンによって1再生画面を構成することが
できる。なお、図5(c)は第5及び第6スキャンにお
いて再生される画面を示している。
【0085】また、逆方向の高速再生である−5倍速再
生を行うものとする。この場合のヘッドトレースは図3
の破線に示すものとなる。第1スキャンにおいて例えば
領域j,iに対応するデータが再生され、第2スキャン
で領域h,g,fに対応するデータが再生される。この
時点では、図6(a)の斜線部に示すように、画面の上
半分の領域f乃至jに対応するデータが再生される。第
3スキャンでは領域e′,d′に対応するデータが再生
され、第4スキャンでは領域c′,b′,a′に対応す
るデータが再生される。こうして、図6(b)に示すよ
うに、画面下半分の領域a′乃至e′に対応するデータ
が再生されて、第1乃至第4スキャンで1再生画面が構
成される。なお、図6(c)は第5及び第6スキャンに
おける再生領域を示している。
【0086】このように、本実施例においては、記録時
にデータを再配列させて、順方向の高速再生における再
生領域と逆方向の高速再生における再生領域とのいずれ
にも画面の同一位置に対応するデータを記録しており、
数フレームを再生することによって順方向及び逆方向の
いずれの高速再生においても良好な再生画像を得ること
ができる。また、1トラック毎の特定配置エリアを再生
することによって2倍速再生も可能である。
【0087】図7は本発明の他の実施例を説明するため
の説明図である。
【0088】本実施例はイントラフレームデータのDC
成分の記録トラック上の配置が図1,2の実施例と異な
り、回路構成は同様である。奇数トラックにおいては、
順方向の5倍速再生時の再生領域上にイントラフレーム
データのDC成分を記録するように配列し、偶数トラッ
クにおいては、逆方向の−5倍速再生の再生領域上にイ
ントラフレームデータのDC成分を記録するように配列
する。
【0089】このように構成された実施例においては、
±5倍速再生時における再生領域数は、図1,2の実施
例と同様である。従って、例えば第1及び第2スキャン
において画面の上半分の領域に対応するデータを再生す
ることができ、第3スキャン及び第4スキャンにおいて
画面の下半分の領域に対応するデータを再生することが
できる。こうして、図1,2の実施例と同様の効果が得
られる。また、正方向高速再生時と逆方向高速再生時と
では特定配置エリアをトレースするヘッドが異なり、再
生モードによって使用ヘッドが特定されるので、システ
ム構成が容易となるという利点もある。
【0090】図8は本発明の他の実施例を説明するため
の説明図である。本実施例は±3倍速再生及び±6倍速
再生を可能にしたものである。
【0091】本実施例においてもイントラフレームデー
タのDC成分の記録トラック上の配置が図1,2の実施
例と異なるのみである。すなわち、第1乃至第3トラッ
ク,第10乃至第12トラック,…(以下、Xトラック
という)には、1トラックおきに±3倍速再生における
特定配置エリアにDC成分を記録するように配列し、第
4乃至第9トラック,第13乃至第18トラック,…
(以下、Yトラックという)には、1トラックおきに±
6倍速再生における特定配置エリアにDC成分を記録す
るように配列する。
【0092】このように構成された実施例においては、
±3倍速再生時には、少なくともXトラックの特定配置
エリアに記録されたDC成分は再生可能であり、数フレ
ームを再生することによって、1枚の再生画像を得るこ
とができる。また、±6倍速再生時には少なくともYト
ラックの特定配置エリアに記録されたDC成分は再生可
能であり、数フレームを再生することによって再生画像
を得ることができる。このように、本実施例において
は、Yトラックのトラック連続数をXトラックのトラッ
ク連続数の整数倍にすることにより、データ量を増加さ
せることなく、複数倍速数の特殊再生を可能にしてい
る。
【0093】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、例えば、特定配置エリアに記録するデータ
はイントラフレームデータのDC成分に限定されない。
【0094】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、逆
方向再生及び複数の倍速数の特殊再生における再生画質
を向上させることができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る可変長符号の記録再生装置の記録
側の一実施例を示すブロック図。
【図2】本発明に係る可変長符号の記録再生装置の再生
側の一実施例を示すブロック図。
【図3】実施例におけるデータ配列を説明するための説
明図。
【図4】実施例の動作を説明するための説明図。
【図5】実施例の動作を説明するための説明図。
【図6】実施例の動作を説明するための説明図。
【図7】本発明の他の実施例を説明するための説明図。
【図8】本発明の他の実施例を説明するための説明図。
【図9】従来例における画面上の位置と記録媒体の記録
トラック上の位置との対比を説明するための説明図。
【図10】3倍速再生時のトレースパターンと再生エン
ベロープの関係を示す説明図。
【図11】記録・再生ヘッドの構成を示す説明図。
【図12】従来例における再生画面の構成を説明するた
めの説明図。
【図13】H.261勧告案の圧縮法を説明するための
説明図。
【図14】予測符号化を採用した従来の可変長符号の記
録再生装置の記録側を示すブロック図。
【図15】マクロブロックを説明するための説明図。
【図16】図14の装置における記録信号のデータスト
リームを示す説明図。
【図17】従来の可変長符号の記録再生装置の復号側
(再生側)を示すブロック図。
【図18】特殊再生時の再生領域に重要データを集中さ
せる従来例を説明するための説明図。
【図19】図18の従来例におけるデータ配列を説明す
るための説明図である。
【図20】図18を実現する従来の可変長符号の記録再
生装置の記録側を示すブロック図。
【図21】図18を実現する従来の可変長符号の記録再
生装置の再生側を示すブロック図。
【図22】特定配置エリアに記録するデータを説明する
ための説明図。
【図23】図22のデータと画面との対応を示す説明
図。
【図24】図22のデータのデータストリームを説明す
るための説明図。
【図25】図20及び図21の従来例において5倍速再
生に対応させた場合の記録状態を説明するための説明
図。
【図26】従来例の動作を説明するための説明図。
【図27】従来例の問題点を説明するための説明図。
【図28】従来例の問題点を説明するための説明図。
【符号の説明】
16…可変長符号化回路、52…インターフレームデータメ
モリ、54…メモリ制御回路、58…MPX、111 …アドレ
ス生成多重処理回路、112 …イントラDCデータメモ
リ、113 …イントラACデータメモリ、114 …メモリI
−DC制御回路、115 …メモリI−AC制御回路、116
…データ再配置制御回路
フロントページの続き (72)発明者 阿部 修司 東京都港区新橋3丁目3番9号 東芝エ ー・ブイ・イー株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレーム内圧縮データ及びフレーム間圧
    縮データを可変長符号化して記録符号として所定の記録
    媒体のトラック上に記録すると共に再生する可変長符号
    の記録再生装置において、 前記可変長符号化されたデータのうちの所定データを再
    配置することにより前記トラック上の2種類以上の特殊
    再生モードにおける再生領域に前記所定データを記録さ
    せるデータ再配置手段と、 前記記録媒体に記録されたデータを再生して可変長復号
    する可変長復号手段と、 この可変長復号手段の出力の時系列を制御して記録時の
    再配置以前の元のデータ列に戻すデータ再配置解除手段
    と、 このデータ再配置解除手段の出力を復号し特殊再生モー
    ド時には数フレーム分の復号出力から再生画像を構成す
    る復号手段とを具備したことを特徴とする可変長符号の
    記録再生装置。
  2. 【請求項2】 前記データ再配置手段は、順方向の倍速
    再生時及び逆方向の倍速再生時の再生領域に前記所定デ
    ータを記録するように再配置を行うことを特徴とする請
    求項1に記載の可変長符号の記録再生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH05292463A (ja) * 1992-04-07 1993-11-05 Samsung Electron Co Ltd 可変長符号化による映像圧縮方法と伸張方法及びその装置
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