JP3263972B2 - 薄肉板多層積層体の成形方法及び装置 - Google Patents

薄肉板多層積層体の成形方法及び装置

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JP3263972B2 JP12390092A JP12390092A JP3263972B2 JP 3263972 B2 JP3263972 B2 JP 3263972B2 JP 12390092 A JP12390092 A JP 12390092A JP 12390092 A JP12390092 A JP 12390092A JP 3263972 B2 JP3263972 B2 JP 3263972B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、精密な薄肉板多層積層
体を安価に製造することができる薄肉板多層積層体の成
形方法及び同方法に用いる成形装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、薄肉板多層積層体の一形態とし
て、静粛運転可能な送風ファンFがあり、その一具体例
を図22及び図23に示す。
【0003】かかる多層円板ファンFは、実質的に、フ
ァンケーシング110 の一端側に電動モータ100 によって
駆動されるファンブレード101 を配設している。
【0004】そして、電動モータ100 の駆動によってフ
ァンブレード101 を回転して、空気流を発生して、空気
を空気出口103 から送出することができる。
【0005】また、ファンブレード101 は、図22に示す
ように、多数の薄い環状板104 を所定の間隔を開けて積
層して構成しているので、環状板104 の表面に生じる空
気抵抗を利用して空気流を発生することができ、ファン
の運転を静粛に行うことができる。
【0006】さらに、環状板104 間に所定の間隔を設け
るとともに、内周側から外周側へ空気を円滑に流し、フ
ァン風量を増大するため、図22及び図23に示すように、
スペーサとしても機能する複数の弧状の整流翼105 を、
環状板104 間に、所要円周方向ピッチで介設している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかる送風フ
ァンFは、未だ、以下の解決すべき課題を有していた。
【0008】即ち、ファンケーシング110 内に配設した
ファンブレード101 を製造するに際しては、まず、基板
106 上に複数の連結ピン107 を立て、その後、図24及び
図25に示すように、各環状板104 に設けた透孔108 と、
各整流翼105 に設けた透孔109 に、各連結ピン107 を挿
通させていくことによって、多数の環状板104 を、整流
翼105 を介設した状態で組み立てている。
【0009】しかるに、かかる連結ピン107 を透孔108,
109 に挿通させていく作業は、手作業で行う場合、非常
に面倒であり、かつ非能率的である。
【0010】一方、組立ロボットを用いてファンブレー
ド101 を自動的に組み立てていくことも考えられるが、
工程が複雑となるため、いきおい、装置構造も複雑とな
り、制御も複雑となる。その結果、組立ロボットの製造
費及びランニングコストが著しく高くなり、必然的に、
ファンブレード101 を高いものとしていた。
【0011】本発明は、上記した課題を解決することが
できる薄肉板多層積層体の成形方法及び成形装置を提供
することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、互いに一定の
間隙を保持して積層された多数の環状板間に複数の翼を
介設して構成される薄肉板多層積層体を成形する方法で
あって、環状板間に介設した翼の外側半割部とともに一
体成形するとともに、その隣接部において、環状板の内
周部を翼の内側半割部とともに一体成形して、環状板の
内周部及び外周部と、翼の内側及び外側半割部とを一体
的に融着・結合し、積層された多数の環状板間に翼を具
備する薄肉板多層積層体を一体成形することを特徴とす
る薄肉板多層積層体の成形方法に係るものである。
【0013】本発明は、また、互いに一定の間隙を保持
して積層された多数の環状板間に複数の翼を介設して構
成される薄肉板多層積層体を成形する方法であって、
イ) 環状型の内側成形面に軸線方向に間隔を開けて設け
た複数の第1水平環状溝の内側開口部に、拡縮自在なコ
ラプシブルコアの外側成形面に軸線方向に間隔を開けて
設けた複数の環状水平鍔部を挿入・閉塞して外周部成形
空間を形成し、ロ) 同外周部成形空間内に、環状型の内
側成形面に設けた第1翼形成用縦溝を通して成形材料を
充填し、ハ) 成形材料がある程度硬化した後、環状水平
鍔部を第1水平環状溝から離脱し、ニ)コラプシブルコ
アを軸線方向に移動して、環状型の第1水平環状溝に、
コラプシブルコアの外側成形面に軸線方向に間隔を開け
て設けた第2水平環状溝を整合・連通して、第2水平環
状溝内に内周部成形空間を形成するとともに、コラプシ
ブルコアの外側成形面に設けた第2翼形成用縦溝を第1
翼形成用縦溝に整合し、ホ)同内周部成形空間に、コラ
プシブルコアの外側成形面に設けた第2翼形成用縦溝を
通して成形材料を追加充填し、同成形材料を外周部成形
空間内の成形材料と一体化するとともに硬化させて環状
板間に翼を介設した薄肉板多層積層体を一体的に成形
し、ヘ) 環状型とコラプシブルコアとから薄肉板多層積
層体を脱型する、以上の工程からなることを特徴とする
薄肉板多層積層体の成形方法に係るものである。
【0014】本発明は、また、イ) 複数の分割型から環
状体を形成し、同環状体の内周面に設けた内側成形面に
複数の狭幅の第1水平環状溝を軸線方向に間隔を開けて
設けるとともに、内側成形面に周方向に間隔を開けて第
1翼形成用縦溝を設けた環状型と、ロ) 環状型の内部に
配設し、同環状上型の内側成形面と対向する外側成形面
に複数の狭幅の第2水平環状溝を軸線方向に間隔を開け
て設けるとともに、第2水平環状溝の内部開口に、周方
向に間隔を開けて複数の第2翼形成用縦溝を設け、さら
に、第2水平環状溝から軸線方向に離隔した外側成形面
の部分に、複数の環状水平鍔部を設けたコラプシブルコ
アと、ハ) 環状型の分割型を放射状に進退して内側成形
面を放射状に拡縮自在な環状型駆動機構と、ニ) コラプ
シブルコアを軸線方向に移動自在とするとともに、その
外側成形面を放射状に拡縮可能なコア駆動機構とを具備
し、第1成形位置で、第1水平環状溝の内側開口部を環
状水平鍔部で閉塞し、第1翼形成用縦溝を通して相互に
連通する外周部成形空間を形成するとともに、第2成形
位置で、第1水平環状溝と第2水平環状溝とを合体する
とともに、第1翼形成用縦溝と第2翼形成用縦溝とを合
体し、第1翼形成用縦溝と第2翼形成用縦溝を通して、
環状水平鍔部間に形成した内周部成形空間同士を相互に
連通したことを特徴とする薄肉板多層積層体の成形装置
に係るものである。
【0015】また、本発明では、上記成形装置におい
て、第1翼形成用縦溝と第2翼形成用縦溝とによって整
流翼成形空間を形成することができる。
【0016】また、本発明に係る成形方法又は成形装置
によって成形される薄肉板多層積層体は、あらゆる用途
に用いることができるものであり、多層円板ファン等に
用いるファンブレードの他、熱交換器、その他の技術分
野に広汎に使用できるものである。
【0017】
【実施例】以下、添付図に示す実施例に基づいて、本発
明に係る薄肉板多層積層体の成形方法及び成形装置につ
いて説明する。
【0018】なお、本実施例は、薄肉板多層積層体が、
温風ファンとして用いられる多層円板ファンAのファン
ブレードBとして用いられた場合である。
【0019】(ファンブレードBの構成)まず、本発明に
係る薄肉板多層積層体の成形方法または成形装置によっ
て一体成形されるファンブレードB及び同ファンブレー
ドBを装着した多層円板ファンAの構成について説明す
る。
【0020】多層円板ファンAは、図1〜図3に示すよ
うに、実質的に、ファンケーシング10内にファンブレー
ドBを同心円的に配設し、同ファンブレードBの一端側
を、ファンケーシング10の後部壁に取付けた電動モータ
11の出力軸に連結している。
【0021】そして、電動モータ11の駆動によってファ
ンブレードBを回転して、空気流を発生して、空気を空
気出口12から送出することができる。
【0022】また、ファンブレードBは、図2に示すよ
うに、多数の薄い環状板13を所定の間隔δを開けて積層
して構成しているので、環状板13の表面に生じる空気抵
抗を利用して空気流を発生することができ、多層円板フ
ァンAの運転を静粛に行うことができる。なお、13a は
取付基板である。
【0023】さらに、環状板13,13 間に所定の間隔δを
設けるとともに、内周側から外周側へ空気を円滑に流
し、ファン風量を増大するため、図4に示すように、ス
ペーサとしても機能する複数の弧状の翼14を、環状板1
3,13 間に、所要円周方向ピッチで介設している。
【0024】そして、図3及び図4から明らかなよう
に、上記したファンブレードBは、以下に説明する成形
装置Cによって一体的に射出成形することができるもの
である。即ち、ファンブレードBの全ての構成要素が一
体物として成形することができる。
【0025】(成形装置C)次に薄肉板多層積層体の成形
装置Cの構成について、図5〜図8を参照して、以下、
具体的に説明する。
【0026】まず、薄肉板多層積層体の成形装置Cの全
体構成について、図5及び図6を参照して説明する。
【0027】図5において、20は図示しない昇降装置に
よって昇降可能な昇降架台であり、同昇降架台20の上面
中央部には、中空円形断面かつ長尺のセンターピン21が
立設されている。
【0028】また、同昇降架台20の上面には環状のガイ
ド取付板61が載置されており、同ガイド取付板61は、ガ
イド駆動シリンダ60の作動によって、昇降架台20に対し
て、相対的に昇降することができる。
【0029】このガイド取付板61の周縁部には、円周方
向に一定間隔を開けて複数の長尺のスライドコア突出ガ
イド22が立設されている。なお、各突出ガイド22の上端
部には、センターピン21の中心に向けて屈曲するスライ
ドコア移動用屈曲部22a が形成されている。
【0030】昇降架台20の上方には、中央部を陥没させ
た円板状のコア取付フレーム23が同心円的に配設されて
いる。
【0031】かかるコア取付フレーム23の周縁部23a は
複数の駆動シリンダ24によって昇降架台20上に支持され
ており、駆動シリンダ24の作動によって、コア取付フレ
ーム23を、昇降架台20に対して軸線方向に相対移動する
ことができる。なお、24a は駆動シリンダ24のシリンダ
ロッドである。
【0032】一方、同コア取付フレーム23の陥没部23b
の内側縁には、筒状のコラプシブルコア25の基端が固定
連結されている。
【0033】また、コア取付フレーム23の周縁部23a に
は、円周方向に一定間隔を開けて複数の矩形断面のガイ
ド挿通孔26が設けられており、同ガイド挿通孔26を通し
て、上述した突出ガイド22の直線部22b が貫通してい
る。
【0034】コラプシブルコア25は、図5〜図8、特
に、図8から明らかなように、その上部外周面に設けた
外側成形面に、多数の狭幅の第2水平環状溝40を、軸線
方向に間隔を開けて設けている。また、図6及び図7か
ら明らかなように、第2水平環状溝40の内部開口に、円
周方向に間隔を開けて複数の第2翼形成用縦溝41を設け
ている。
【0035】さらに、コラプシブルコア25は、第2水平
環状溝40から軸線下方向に離隔した外側成形面に、多数
の環状水平鍔部42を設けており、同環状水平鍔部42の下
方には、後述する外筒38の上端と当接する環状隆起部43
が設けられている。
【0036】なお、図8から明らかなように、コラプシ
ブルコア25は、本出願人が先に特願昭63-301784 号によ
って開示したコアと全体形状を略等しくするものであ
り、円周方向に多数の弧状断面の縦長スリット25a を形
成した筒状本体25b と、各縦長スリット25a 内に嵌着さ
れる弧状断面の細長片25c とから形成され、細長片25c
の筒状本体25b への固着は、保持筒25d によって行われ
る。
【0037】さらに、図5に示すように、コア取付フレ
ーム23の上方には、中央にコア貫通開口27を設けた厚肉
の可動型28が同心円的に配設されており、同コア貫通開
口27を通して、コラプシブルコア25が上方に貫通可能と
なっている。
【0038】一方、可動型28の周縁部には、図5に示す
ように、円周方向に一定間隔を開けて複数の矩形断面の
ガイド挿通孔29が設けられており、同ガイド挿通孔29を
通して、上述した突出ガイド22の屈曲部22a と直線部22
b とが貫通している。
【0039】なお、ガイド挿通孔29は、突出ガイド22の
屈曲部22a を嵌入するため、上部の半径方向長さを下部
の半径方向長さより長くしている。
【0040】また、可動型28は、その上面に、図6及び
図7に示すように、平面視で三角形状の複数のコア案内
ブロック30を取付けており、それぞれのコア案内ブロッ
ク30,30 間には、一定の傾斜角度αをもって可動型28の
中心に向けて直線状に伸延するコア案内溝31が形成され
ている。
【0041】そして、各コア案内溝31にはスライドコア
32が半径方向に摺動自在に配設されており、同スライド
コア32には、突出ガイド22の屈曲部22a を嵌入するため
のガイド嵌入溝33が形成されている。なお、上記した複
数のコア案内ブロック30と、複数のスライドコア32とに
よって、可動型28上に環状型34が形成されることにな
る。
【0042】かかる構成によって、突出ガイド22の昇降
動作に連動して、スライドコア32は半径方向に進退する
ことになる。
【0043】図5から明らかなように、各分割スライド
コア32は、その内周面に設けた内側成形面に、多数の狭
幅の第1水平環状溝35を薄肉の仕切壁35a を介して上下
方向に積層状に設けている。また、図6及び図7に示す
ように、その内側成形面には、半径方向に向けて伸延す
る第1翼形成用縦溝36が形成されている。
【0044】第1水平環状溝35は、後述するように、コ
ラプシブルコア25の軸線方向の相対移動に連動して、同
コア25の外周面に設けた環状水平鍔部42及び第2水平環
状溝40にそれぞれ整合することができる。
【0045】そして、第1水平環状溝35が環状水平鍔部
42と整合した際は、図5に示すように、同環状水平鍔部
42が第1水平環状溝35内に嵌入することになる。
【0046】一方、第1水平環状溝35が第2水平環状溝
40と整合した際は、図6及び図7に示すように、環状型
34に設けた第1翼形成用縦溝36は、コラプシブルコア25
の外周面に設けた第2翼形成用縦溝41と整合することに
なる。
【0047】さらに、図5に示すように、可動型28は、
その下面に外筒取付板37を一体的に取付けており、同外
筒取付板37の内周縁には、コラプシルブコア25の外周面
を保持する外筒38の基端が連結されている。
【0048】さらに、図5に示すように、可動型28のそ
の周縁下面に駆動シリンダ62のシリンダロッド62a の先
端を連結しており、同駆動シリンダ62の基端は、コア取
付フレーム23の周縁部23a に取付けられている。
【0049】かかる構成によって、駆動シリンダ62を作
動することによって、可動型28に対して、コア取付フレ
ーム23及び同フレーム23に取付けたコラプシブルコア25
を軸線方向に相対移動させることができる。
【0050】なお、駆動シリンダ62のシリンダロッド62
a は、外筒取付板37の周縁に設けたロッド挿通孔37a を
貫通している。
【0051】図5及び図6に示すように、可動型28の上
方には、同心円的に固定型45が配設されており、同固定
型45の内周側には樹脂流入案内盤46が嵌着されており、
この樹脂流入案内盤46は、その上面に平坦な樹脂流入空
間47を形成するとともに、その周縁部に、上記した樹脂
流入空間47を、第1翼形成用縦溝36及び第2翼形成用縦
溝41と連通させる複数の樹脂流入通路48を、円周方向に
一定間隔を開けて設けている。
【0052】この樹脂流入案内盤46の下面には、半径方
向に拡縮自在な複数の作動片49を外周縁に垂設した開閉
補助コレット50が固着されており、同開閉補助コレット
50は、前述したセンターピン21の上部テーパ面51と協働
して、コラプシブルコア25の外周成形面を、環状型34の
内周成形面に押圧することができるとともに、同押圧を
解除することができる。
【0053】また、図5に示すように、固定型45の下面
の周縁部には、一定の円周方向間隔を開けてストッパー
片45a が設けられおり、スライドコア32の半径方向の設
定距離以上の外側方向への移動を規制している。
【0054】上記した固定型45上には、図5に示すよう
に、さらに、ストリッパー52と注入型53とが層状に配置
されており、ストリッパー52と注入型53の中央部には、
上記した樹脂流入案内筒46の上部に設けた樹脂流入空間
47と連通する樹脂充填流路54,55 が形成されている。
【0055】また、ストリッパー52と注入型53の周縁部
には、樹脂流入空間47や樹脂充填流路54,55 内に成形樹
脂の硬化によって形成されるランナー56を除去するため
のランナー除去用ポンチ案内孔57が形成されている。
【0056】なお、図5及び後述する図9〜図18におい
て、58は可動型28と固定型45とを連結する第1連結リン
ク、59は固定型45とストリッパー52, 注入型53とを連結
する第2連結リンクである。
【0057】(作用)以下、上記した薄肉板多層積層体の
成形装置Cを用いてのファンブレードBの製造方法につ
いて、以下、図9〜図21図を参照して具体的に説明す
る。なお、図19〜図21は、それぞれ、図9, 図10及び図
13の拡大説明図である。
【0058】(工程1)図9及び図19に示すように、成形
装置Cにおいて、環状型34の内側成形面に軸線方向に間
隔を開けて設けた複数の第1水平環状溝35の内側開口部
に、拡縮自在なコラプシブルコア25の外側成形面に軸線
方向に間隔を開けて設けた複数の環状水平鍔部42を挿入
・閉塞して、第1水平環状溝35内に、前述したファンブ
レードBの環状板13の外周部成形空間を形成する。
【0059】次に、この外周部成形空間内に、注入型53
に設けた樹脂充填流路55, ストリッパー52に設けた樹脂
充填流路54, 樹脂流入案内盤46に設けた樹脂流入空間4
7, 樹脂流入通路48及び環状型34の内側成形面に設けた
第1翼形成用縦溝36 (図6を参照) を通して、成形用樹
脂を充填する。
【0060】かかる充填作業において、薄肉の仕切壁35
a に充填圧がかかり、そのままでは仕切壁35a が変形
し、全ての外周部成形空間の厚みを均一に保持すること
は困難になる。
【0061】本発明では、各第1水平環状溝35に環状水
平鍔部42を挿入しているので、かかる仕切壁35a の変形
を確実に防止することができ、外周部成形空間の厚みを
均一に保持することができる。
【0062】従って、後述するように、完全に製造され
たファンブレードBにおいて、全ての環状円板13の厚み
を均一にすることができることになる。
【0063】また、本実施例では、円周方向に間隔を開
けて配置した多数の第1翼形成用縦溝36を樹脂注入用の
ゲートとして用いることができるので、低圧成形が可能
となり、ひいては、金型厚みを薄くでき、安価に成形型
を製作することができる。
【0064】(工程2)成形用樹脂がある程度硬化した
後、図10及び図20に示すように、昇降装置を駆動して昇
降架台20を下降し、同下降に連動して、固定型45を可動
型28から分離するとともに、固定型45から注入型53とス
トリッパー52とを一体的に分離する。
【0065】かかる動作において、センターピン21の上
部テーパ面51とコラプシブルコア25との間に介在してい
た開閉補助コレット50が離脱するので、コラプシブルコ
ア25が半径方向に収縮し、この収縮によって、環状水平
鍔部42が第1水平環状溝35から完全に離脱する。
【0066】(工程3)なお、この時点で、ストリッパー
52の下面には、図10に示すように、未だ、硬化した成形
用樹脂の残滓であるランナー56が付着しているので、次
の工程を行うためには、ランナー56を除去する必要があ
る。
【0067】そこで、図11に示すように、注入型53とス
トリッパー52に設けたランナー除去用ポンチ案内孔57を
通してポンチを下方に向けて進出することによって、ラ
ンナー56を除去することができる。
【0068】(工程4)次に、図12に示すように、駆動シ
リンダ24を縮退作動させるとともに、駆動シリンダ62を
進出作動して、静止状態にある昇降架台20とセンターピ
ン21とに対して相対的にコア取付フレーム23とコラプシ
ブルコア25とを一体的に下降し、第1水平環状溝35を、
コラプシブルコア25の外側成形面に軸線方向に間隔を開
けて設けた第2水平環状溝40に整合・連通して、第2水
平環状溝40内に、ファンブレードBの環状板13の内周部
成形空間を形成する。
【0069】なお、この時点で、コラプシブルコア25の
外側成形面に設けた第2翼形成用縦溝41を、環状型34の
内側成形面に設けた第1翼形成用縦溝36と整合すること
になる。
【0070】(工程5)図13及び図21に示すように、昇降
装置を駆動して、昇降架台20を上昇し、可動型28、固定
型45、ストリッパー52及び注入型53を一体的に再度連結
し、図10の場合と同様に成形作業が可能な状態にする。
【0071】その後、この内周部成形空間内に、注入型
53に設けた樹脂充填流路55, ストリッパー52に設けた樹
脂充填流路54, 樹脂流入案内盤46に設けた樹脂流入空間
47,樹脂流入通路48及びコラプシブルコア25の外側成形
面に設けた第2翼形成用縦溝41 (図6を参照) を通し
て、成形用樹脂を追加充填する。
【0072】このようにして充填された成形用樹脂は、
ファンブレードBの各環状板13の内周部を形成するとと
もに、既に成形されていた外周部とも一体化され、環状
板13を形成することになる。同様に、第2翼形成用縦溝
41内に充填された成形用樹脂も第1翼形成用縦溝36内で
既に成形されたいた翼部分と一体化され、翼14を成形す
ることになる。
【0073】(工程6)図14に示すように、昇降装置を駆
動して昇降架台20を再度下降し、同下降に連動して、固
定型45を可動型28から分離するとともに、固定型45から
注入型53とストリッパー52とを一体的に分離する。
【0074】かかる動作において、センターピン21の上
部テーパ面51とコラプシブルコア25との間に介在してい
た開閉補助コレット50が離脱するので、コラプシブルコ
ア25が半径方向に収縮し、この収縮によって、環状水平
鍔部42が第1水平環状溝35から完全に離脱する。
【0075】(工程7)なお、この時点で、ストリッパー
52の下面には、図14に示すように、未だ、硬化した成形
用樹脂の残滓であるランナー56が付着しているので、次
の工程を行うためには、ランナー56を除去する必要があ
る。
【0076】そこで、図15に示すように、注入型53とス
トリッパー52に設けたランナー除去用ポンチ案内孔57を
通してポンチを下方に向けて進出することによって、ラ
ンナー56を除去することができる。
【0077】(工程8)次に、図16に示すように、ガイド
駆動シリンダ60を進出して、スライドコア突出ガイド22
を、ガイド取付板61とともに、静止状態にある昇降架台
20に対して相対的に上昇させる。この上昇動作におい
て、スライドコア突出ガイド22の先端には屈曲部22a が
形成されているので、同屈曲部22a とスライドコア32に
設けたガイド嵌入溝33との協働によって、スライドコア
32が半径方向に後退する。一方、ガイド取付板61の上昇
とともに、コラプシブルコア25も一体的に上昇するが、
センターピン21は静止状態にある昇降架台20に固定され
ているので、コラプシブルコア25は半径方向に縮径する
ことになる。
【0078】従って、図17に示すように、薄肉板多層積
層体としてのファンブレードBをコラプシブルコア25及
び環状型34から完全に離脱することができ、外部に取り
出すことができる。
【0079】(工程9)その後、昇降装置を駆動して、昇
降架台20を再度上昇し、可動型28、固定型45、ストリッ
パー52及び注入型53を一体的に再度連結するとともに、
駆動シリンダ24を縮退作動させるとともに、駆動シリン
ダ62を進出作動し、図18の成形可能状態となす。この成
形可能状態は、実質的に、工程1と同じである。
【0080】即ち、図9及び図19で説明したように、同
じ成形装置Cにおいて、環状型34の内側成形面に軸線方
向に間隔を開けて設けた複数の第1水平環状溝35の内側
開口部に、拡縮自在なコラプシブルコア25の外側成形面
に軸線方向に間隔を開けて設けた複数の環状水平鍔部42
を挿入・閉塞して、第1水平環状溝35内に、再度、ファ
ンブレードBの環状板13の外周部成形空間を形成する。
【0081】その後、上記した工程1〜工程9を繰り返
すことによって、連続的にファンブレードBを一体成形
することができ、精密なファンブレードBを大量生産す
ることができ、安価に製作することができる。
【0082】このようにして製造されたファンブレード
Bは、一体成形品であるため、強度面でも強く、使用中
における破損を可及的に防止できる。
【0083】環状板間の間隙を可及的に薄くかつ均一に
することができるので、コンパクトな形状を維持しなが
ら、風量を著しく増大することができるとともに、空気
流の流線をきれいにできるので、騒音発生を最低限に抑
えることができる。
【0084】コンパクトな形状を保持しながら、風量の
増大及び騒音発生防止を図ることができるため、設置空
間に限定がなく、温風ファンや脱臭ファンはもちろんの
こと、熱交換器用ファン、その他のあらゆる用途に使用
できる。
【0085】さらに、上記した実施例における成形装置
Cによって得られるその他の具体的効果を以下に説明す
る。
【0086】環状板13を外周部と内周部との二重成形
によって成形するようにしたので、環状型34の仕切壁35
a を可及的に薄くでき、環状板13の厚み及び環状板13,1
3 間の間隙δを可及的に薄くでき、コンパクトな形状を
維持しながら、風量の増大及び低騒音化を図ることがで
きる。
【0087】翼14毎に成形用ゲート( 第1, 第2翼形
成用縦溝36,41)を設けることができるので、低圧成形が
可能となり、金型を安価に製作することができる。
【0088】一つの成形用ゲート( 第1, 第2翼形成
用縦溝36,41)で、環状板13を外周部と内周部とを成形す
ることができ、成形作業を容易に行うことができる。
【0089】コラプシブルコア25は、同コラプシブル
コア25の外面に設けた環状隆起部43と外筒38とからなる
強制収縮装置によって確実に収縮させることができるの
で、コラプシブルコア25の破損を確実に防止することが
できる。
【0090】開閉補助コレット50を用いたので、コラ
プシブルコア25の内面のセンターピン21の外周への焼付
を防止することができる。
【0091】スライドコア32の引き抜きを同時に行わ
ず、互い違いに行う場合は、引き抜き力を分散でき、製
品としてのファンブレードBの破損を防止できる。
【0092】スライドコア32内に成形品 (環状板13の
外周部) を入れたまま、コラプシブルコア25で環状板13
の内周部を一体成形することができるので、二重成形を
容易に行うことができる。
【0093】ファンブレードBの内径をコラプシブル
コア25の外径より大きくした場合は、コラプシブルコア
25を摺動する際の成形品のカジリを可及的に防止するこ
とができる。
【0094】
【効果】本発明では、環状板の外周部を、環状板間に介
設した翼の外側半割部とともに一体成形するとともに、
その隣接部において、環状板の内周部を翼の内側半割部
とともに一体成形して、環状板の内周部及び外周部と、
翼の内側及び外側半割部とを一体的に融着・結合し、積
層された多数の環状板間に翼を具備する薄肉板多層積層
体を一体成形することによって、薄肉板多層積層体を成
形するようにしている。
【0095】従って、積層された多数の環状板間に翼を
具備するといった極めて複雑な形状を有する薄肉板多層
積層体を、射出成形によって容易かつ安価に製造するこ
とができる。
【0096】また、射出成形によって薄肉板多層積層体
を成形することができるので、薄肉板多層積層体の寸法
精度も高めることができ、歩留まりを向上することがで
きる。
【0097】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る薄肉板多層積層体の成形方法によ
って成形された薄肉板多層積層体をファンブレードとし
て装着した多層円板ファンの斜視図である。
【図2】同多層円板ファンの縦断面図である。
【図3】薄肉板多層積層体としてのファンブレードの横
断面図である。
【図4】図3I-I による同ファンブレードの矢視断面図
である。
【図5】薄肉板多層積層体の成形装置の縦断面図であ
る。
【図6】図5のII-II 線による横断面図である。
【図7】図6の要部拡大説明図である。
【図8】コラプシブルコアの分解斜視図である。
【図9】薄肉板多層積層体の成形方法の工程説明図であ
る。
【図10】薄肉板多層積層体の成形方法の工程説明図で
ある。
【図11】薄肉板多層積層体の成形方法の工程説明図で
ある。
【図12】薄肉板多層積層体の成形方法の工程説明図で
ある。
【図13】薄肉板多層積層体の成形方法の工程説明図で
ある。
【図14】薄肉板多層積層体の成形方法の工程説明図で
ある。
【図15】薄肉板多層積層体の成形方法の工程説明図で
ある。
【図16】薄肉板多層積層体の成形方法の工程説明図で
ある。
【図17】薄肉板多層積層体の成形方法の工程説明図で
ある。
【図18】薄肉板多層積層体の成形方法の工程説明図で
ある。
【図19】薄肉板多層積層体の成形方法の工程説明図で
ある。
【図20】薄肉板多層積層体の成形方法の工程説明図で
ある。
【図21】薄肉板多層積層体の成形方法の工程説明図で
ある。
【図22】従来の薄肉板多層積層体からなるファンブレ
ードを具備する多層円板ファンの縦断面図である。
【図23】図22におけるIII-III 線による断面図であ
る。
【図24】同ファンブレードにおける環状板の斜視図で
ある。
【図25】図ファンブレードにおける整流翼の斜視図で
ある。
【符号の説明】
A 多層円板ファン B ファンブレード C 薄肉板多層積層体の成形装置 10 ファンケーシング 11 電動モータ 12 空気出口 13 環状板 14 翼 20 昇降架台 21 センターピン 22 スライドコア突出ガイド 22a スライドコア移動用屈曲部 23 コア取付フレーム 23a 周縁部 23b 陥没部 24 駆動シリンダ 24a シリンダロッド 25 コラプシブルコア 25a 縦長スリット 25b 筒状本体 25c 細長片 25d 保持筒 26 ガイド挿通孔 27 コア貫通開口 28 可動型 29 ガイド挿通孔 30 コア案内ブロック 31 コア案内溝 32 スライドコア 33 ガイド嵌入溝 34 環状型 35 第1水平環状溝 35a 薄肉の仕切壁 36 第1翼形成用縦溝 37 外筒取付板 38 外筒 40 第2水平環状溝 41 第2翼形成用縦溝 42 環状水平鍔部 43 環状隆起部 45 固定型 45a ストッパー片 46 樹脂流入案内盤 47 樹脂流入空間 48 樹脂流入通路 49 作動片 50 開閉補助コレット 51 上部テーパ面 52 ストリッパー 53 注入型 54 樹脂充填流路 55 樹脂充填流路 56 ランナー 57 ランナー除去用ポンチ案内孔 58 第1連結リンク 59 第2連結リンク 60 ガイド駆動シリンダ 61 ガイド取付板 62 駆動シリンダ 62a シリンダロッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI // B29L 31:08 B29L 31:08 (72)発明者 濱田 靖夫 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番 1号 東陶機器株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−176127(JP,A) 特開 平2−212112(JP,A) 特開 昭63−128924(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 45/00 - 45/74 B29C 33/14 B29C 33/76

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに一定の間隙(δ)を保持して積層
    された多数の環状板(13)(13)間に複数の翼(14)を介設し
    て構成される薄肉板多層積層体を成形する方法であっ
    て、 環状板(13)の外周部を、環状板(13)(13)間に介設した翼
    (14)の外側半割部とともに一体成形し、その後、その隣
    接部において、環状板(13)の内周部を翼(14)の内側半割
    部とともに一体成形して、環状板(13)の内周部及び外周
    部と、翼(14)の内側及び外側半割部とを一体的に融着・
    結合し、積層された多数の環状板(13)(13)間に翼(14 )
    を具備する薄肉板多層積層体を一体成形することを特徴
    とする薄肉板多層積層体の成形方法。
  2. 【請求項2】 互いに一定の間隙(δ)を保持して積層
    された多数の環状板(13)(13)間に複数の翼(14)を介設し
    て構成される薄肉板多層積層体を成形する方法であっ
    て、 イ) 環状型(34)の内側成形面に軸線方向に間隔を開けて
    設けた複数の第1水平環状溝(35)の内側開口部に、拡縮
    自在なコラプシブルコア(25)の外側成形面に軸線方向に
    間隔を開けて設けた複数の環状水平鍔部(42)を挿入・閉
    塞して外周部成形空間を形成し、 ロ) 同外周部成形空間内に、環状型(34)の内側成形面に
    設けた第1翼形成用縦溝(36)を通して成形材料を充填
    し、 ハ) 成形材料がある程度硬化した後、環状水平鍔部(42)
    を第1水平環状溝(35)から離脱し、 ニ)コラプシブルコア(25)を軸線方向に移動して、環状
    型(34)の第1水平環状溝(35)に、コラプシブルコア(25)
    の外側成形面に軸線方向に間隔を開けて設けた第2水平
    環状溝(40)を整合・連通して、第2水平環状溝(40)内に
    内周部成形空間を形成するとともに、コラプシブルコア
    (25)の外側成形面に設けた第2翼形成用縦溝(41)を第1
    翼形成用縦溝(36)に整合し、 ホ)同内周部成形空間に、コラプシブルコア(25)の外側
    成形面に設けた第2翼形成用縦溝(41)を通して成形材料
    を追加充填し、同成形材料を外周部成形空間内の成形材
    料と一体化するとともに硬化させて環状板(13)(13)間に
    翼(14)を介設した薄肉板多層積層体を一体的に成形し、 ヘ) 環状型(34)とコラプシブルコア(25)とから薄肉板多
    層積層体を脱型する、以上の工程からなることを特徴と
    する薄肉板多層積層体の成形方法。
  3. 【請求項3】イ) 複数の分割型から環状体を形成し、同
    環状体の内周面に設けた内側成形面に複数の狭幅の第1
    水平環状溝(35)を軸線方向に間隔を開けて設けるととも
    に、内側成形面に周方向に間隔を開けて第1翼形成用縦
    溝(36)を設けた環状型(34)と、 ロ) 環状型(34)の内部に配設し、同環状型(34)の内側成
    形面と対向する外側成形面に複数の狭幅の第2水平環状
    溝(40)を軸線方向に間隔を開けて設けるとともに、第2
    水平環状溝(40)の内部開口に、周方向に間隔を開けて複
    数の第2翼形成用縦溝(41)を設け、さらに、第2水平環
    状溝(40)から軸線方向に離隔した外側成形面の部分に、
    複数の環状水平鍔部(42)を設けたコラプシブルコア(25)
    と、 ハ) 環状型(34)の分割型を放射状に進退して内側成形面
    を放射状に拡縮自在な環状型駆動機構と、 ニ) コラプシブルコア(25)を軸線方向に移動自在とする
    とともに、その外側成形面を放射状に拡縮可能なコア駆
    動機構とを具備し、 第1成形位置で、第1水平環状溝(35)の内側開口部を環
    状水平鍔部(42)で閉塞し、第1翼形成用縦溝(36)を通し
    て相互に連通する外周部成形空間を形成するとともに、
    第2成形位置で、第1水平環状溝(35)と第2水平環状溝
    (40)とを合体するとともに、第1翼形成用縦溝(36)と第
    2翼形成用縦溝(41)とを合体し、第1翼形成用縦溝(36)
    と第2翼形成用縦溝(41)を通して、環状水平鍔部(42)間
    に形成した内周部成形空間同士を相互に連通したことを
    特徴とする薄肉板多層積層体の成形装置。
  4. 【請求項4】 第1翼形成用縦溝(36)と第2翼形成用縦
    溝(41)とによって整流翼成形空間を形成可能な請求項3
    記載の薄肉板多層積層体の成形装置。
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