JP3263459B2 - 回収物搬送装置 - Google Patents

回収物搬送装置

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JP3263459B2
JP3263459B2 JP993693A JP993693A JP3263459B2 JP 3263459 B2 JP3263459 B2 JP 3263459B2 JP 993693 A JP993693 A JP 993693A JP 993693 A JP993693 A JP 993693A JP 3263459 B2 JP3263459 B2 JP 3263459B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真法に基づく複
写機、プリンタ等の電子写真装置に利用され、クリーニ
ング装置によりクリーニングされた転写後の感光体上の
残留トナーを内部に回転自在な搬送コイルが挿入された
回収物搬送路を介してトナー回収ボトルに搬送し回収す
る回収物搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子写真装置においては、現像
された感光体上のトナーが記録紙に転写される。しか
し、この時の転写効率は100%とはならず、感光体上
に未転写のトナーが残留する。そして、この残留トナー
はクリーニング装置で除去され集められる。しかし、ク
リーニング装置で集められた残留トナーの中にはクリー
ニング装置により感光体の表面から削り取られた感光材
や記録紙の表面に付着していたゴミや紙粉が混入してし
まうため、再使用はされず、回収物として回収物搬送装
置によってトナー回収ボトルに回収されるようになって
いる。この種の回収物搬送装置では、クリーニング装置
によりクリーニングされた転写後の感光体上の残留トナ
ーを内部に回転自在な搬送コイルが挿入された回収物搬
送路を通してトナー回収ボトルに搬送し回収するのが一
般的である。
【0003】ところが、このような回収物処理装置にあ
っては、長期間の使用等によりトナー回収ボトル側の回
収物搬送路出口付近でトナーの付着による詰まり現象で
あるブロッキング現象が生じてしまう。そして、このブ
ロッキング現象を起こすと、回収物搬送路出口付近でト
ナーが詰まってトナー回収ボトルに回収されなくなり、
回収物搬送路に障害を与える虞がある。しかも、回収さ
れないトナーは電子写真装置内部の汚れの原因となる。
【0004】そこで、このような問題点を解決した回収
物搬送装置に関する第一の従来例として、例えば、実開
平1−128358号公報に開示されたトナー搬送装置
なるものがある。これは、感光体ドラム上に残存したト
ナーを回収箱に回収し、この回収箱に連なるダクトの内
部に設けられたスクリューバネ(搬送コイル)を回転せ
しめて、回収箱内のトナーをダクトの端末部に搬送し、
この末端部に設けられた回収ボトルに収納するトナー回
収装置において、ダクトの末端部に半円筒のブロックを
その一端部がスクリューバネの末端と接するように設け
るとともに、このスクリューバネの端末を回収ボトルの
開口部の中央に位置せしめ、スクリューバネを回転時に
半円筒ブロックと接触させることにより、スクリューバ
ネをそのピッチ方向に振動させてトナーを落下せしめる
ようにしたものである。
【0005】また、その第二の従来例として、特開平3
−160487号公報に開示されたクリーニング装置な
るものがある。これは、クリーニングハウジング内に回
収されたトナーを回転するトナー搬送スパイラル(搬送
コイル)によって排出するクリーニング装置において、
トナー搬送スパイラルの羽根と当接して揺動する揺動部
材によりクリーニングハウジング内に回収されたトナー
を体積させることなく、トナー搬送スパイラルに導入す
ることにより、クリーニング装置内に残留するトナーを
極めて少なくするようにしたものである。
【0006】さらに、第三の従来例として、本出願人に
より出願され特開平4−182689号公報に開示され
た電子写真装置なるものがある。これは、記録媒体上の
転写画像を定着する定着器と、転写後の感光体表面をク
リーニングするクリーニング器とが近接して配置された
電子写真装置において、クリーニング器に断熱効果を持
たせたケーシングを設け、このケーシングによって定着
器からの熱を遮断してクリーニング器内でのトナーのブ
ロッキングを防止するようにしたものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、第一、
第二の従来例の場合、半円筒のブロックや揺動部材を搬
送コイルの回転により機械的に駆動しているため、搬送
コイルにかかる負荷が大きくなり、この搬送コイルを駆
動するモータが大型化することになる。また、ブロック
や揺動部材と搬送コイルとの機械的な接触に伴い騒音を
発生することになり、この騒音についてはさらに考慮す
る部分がある。
【0008】また、第三の従来例の場合、クリーニング
器と定着器とが近接配置された電子写真装置を対象とし
て、定着器の熱によるクリーニング器のトナーのブロッ
キング現象を防止しているが、それ以外の電子写真装置
には適用できず、しかも、上述の回収物搬送路出口付近
で起こるブロッキング現象については何ら言及されてい
ない。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、クリーニング装置によりクリーニングされた転写後
の感光体上の残留トナーを内部に回転自在な搬送コイル
が挿入された回収物搬送路を通してトナー回収ボトルに
搬送し回収する回収物搬送装置において、前記回収物搬
送路の前記トナー回収ボトル側であって回収物搬送路の
内部に駆動力受動媒体を取付け、駆動力受動媒体を駆動
するための駆動力を連続して発生させる駆動力連続発生
手段を有する外部駆動力発生手段に接続され前記駆動力
受動媒体に非接触な状態で駆動力を伝達する外部駆動力
伝達手段を設けた。
【0010】請求項2記載の発明では、クリーニング装
置によりクリーニングされた転写後の感光体上の残留ト
ナーを内部に回転自在な搬送コイルが挿入された回収物
搬送路を通してトナー回収ボトルに搬送し回収する回収
物搬送装置において、前記回収物搬送路の前記トナー回
収ボトル側に駆動力受動媒体を取付け、駆動力受動媒体
を駆動するための駆動力を連続して発生させる駆動力連
続発生手段を有する外部駆動力発生手段に接続され前記
駆動力受動媒体に非接触な状態で駆動力を伝達する外部
駆動力伝達手段を設け、前記回収物搬送路にこの回収物
搬送路の振動を検出する振動検出手段を取付け、この振
動検出手段と前記外部駆動力発生手段との間に前記振動
検出手段の振動情報に基づいて前記外部駆動力発生手段
を制御する外部制御回路をフィードバック接続した。
【0011】
【作用】請求項1記載の発明においては、外部駆動力発
生手段が発生する駆動力を外部駆動力伝達手段により駆
動力受動媒体に非接触な状態で伝達することによって駆
動力受動媒体を駆動し、この駆動力受動媒体が取付けら
れた回収物搬送路のトナー回収ボトル側の端部を変位さ
せ揺動させることにより、回収物搬送路の内部における
トナーの付着を防止し得るものとなる。しかも、外部駆
動力伝達手段と駆動力受動媒体とが非接触であるため騒
音がなくなる。また、駆動力連続発生手段が連続して発
生する駆動力を外部駆動力伝達手段により駆動力受動媒
体に非接触な状態で伝達することによって駆動力受動媒
体を連続して駆動し、この駆動力受 動媒体が取付けられ
た回収物搬送路を連続的に変位させ振動させることによ
り、回収物搬送路の内部におけるトナーの付着を効率良
く防止し得るものとなる。さらに、駆動力受動媒体を回
収物搬送路の内部に存在するトナーに直接接触させるこ
とにより、回収物搬送路の内部におけるトナーの付着を
一層効率良く防止し得るものとなる。
【0012】請求項2記載の発明においては、外部駆動
力発生手段が発生する駆動力を外部駆動力伝達手段によ
り駆動力受動媒体に非接触な状態で伝達することによっ
て駆動力受動媒体を駆動し、この駆動力受動媒体が取付
けられた回収物搬送路のトナー回収ボトル側の端部を変
位させ揺動させることにより、回収物搬送路の内部にお
けるトナーの付着を防止し得るものとなる。しかも、外
部駆動力伝達手段と駆動力受動媒体とが非接触であるた
め騒音がなくなる。さらに、振動検出手段によって回収
物搬送路の振動を常にセンシングし、その振動状況に応
じて外部制御回路で外部駆動力発生手段をフィードバッ
ク制御することにより、常に回収物搬送路の最適な振動
状態を得ることが可能となる。
【0013】
【実施例】発明の参考例を図1及び図2に基づいて説
明する。まず、図1は回収物搬送装置の概念図を示すも
ので、転写後の感光体上の残留トナーをクリーニングす
るクリーニング装置(図示せず)とこのクリーニングさ
れた感光体(図示せず)上の残留トナーが回収され収納
されるトナー回収ボトル1とを連絡する円筒状の回収物
搬送路としてのトナー搬送路2が設けられている。この
トナー搬送路2の内部には、回転自在な螺旋状の搬送コ
イル3が挿入されており、この搬送コイル3を回転させ
ることによりクリーニング装置で集められたトナー4が
矢印a方向へ搬送され、トナー回収ボトル入口部1aを
経てトナー回収ボトル1内に収納される構造とされてい
る。ここに、前記トナー搬送路2の前記トナー回収ボト
ル1側の端部には、駆動力受動媒体5が取付けられてい
る。この駆動力受動媒体5の近傍には、前記トナー搬送
路2の外部に位置させて前記駆動力受動媒体5に非接触
な状態で駆動力6を伝達する外部駆動力伝達手段7が設
けられており、この外部駆動力伝達手段7には、外部駆
動力発生手段8が接続されている。
【0014】続いて、このような概念に基づく本参考
の具体的な構造を図2に基づいて述べる。前記トナー搬
送路2の前記トナー回収ボトル1側の外周端部には、前
記駆動力受動媒体5としての磁石9が固定されている。
この磁石9の近傍には、この磁石9に非接触な状態で前
記外部駆動力伝達手段7としての電磁石10が対向配置
されており、この電磁石10には、配線11を介して前
記外部駆動力発生手段8としての直流電源12が接続さ
れている。
【0015】このような構成において、クリーニング装
置で集められたトナー4をトナー搬送路2の内部の搬送
コイル3を回転させてトナー回収ボトル1へ搬送する際
に、直流電源12により配線11を通して電磁石10に
電流を流し、この電磁石10に磁場を発生させる。この
時、電磁石10に発生する磁場の方向は、配線11を通
して電磁石10に流れる電流の向きによってトナー搬送
路2側か、或いは、トナー搬送路2の逆側かの二種類が
考えられる。また、電磁石10に発生する磁場によって
トナー搬送路2の外周面に固定された磁石9に磁力が働
くが、この磁石9に働く磁力の向きは、トナー搬送路2
に対して付加される磁石9のN極とS極との向きによっ
て決まる。そこで、例えば、電磁石10で発生する磁場
の方向を矢印b方向(下向き)とし、トナー搬送路2に
対して磁石9の上側をN極、下側をS極とすると、電磁
石10と磁石9との間に斥力が働く。この時、電磁石1
0が固定されているとすると、磁石9は斥力の分だけ変
位し、結果として磁石9を支えているトナー搬送路2が
矢印b方向に変位する。この変位によってトナー搬送路
2のトナー回収ボトル1側の端部が微動し、この微動が
トナー搬送路2全体に伝わることにより、トナー4がト
ナー搬送路2の内壁に付着することが防止される。しか
も、トナー搬送路2の内壁にトナー4が付着してトナー
塊13ができていたとしても、このトナー塊13が振り
落される。
【0016】このように、本参考例では、直流電源12
により電磁石10に発生させた磁場による磁力をこの電
磁石10に非接触な磁石9に作用させ、トナー搬送路2
のトナー回収ボトル1側の端部を変位させトナー搬送路
2全体を揺動させることにより、トナー搬送路2の内部
におけるトナー4の付着を防止し得るものとなる。しか
も、トナー搬送路2の内壁にトナー4が付着してトナー
塊13ができていたとしても、このトナー塊13を振り
落すことが可能となる。これにより、トナー搬送路2の
内部におけるトナー4の付着によるブロッキング現象を
防止してトナー4や振り落したトナー塊13を搬送コイ
ル3の回転によってトナー回収ボトル1へ円滑に搬送す
ることが可能となる。しかも、この搬送の際に、電磁石
10と磁石9とが非接触であるため、騒音が発生しな
い。また、ブロッキング現象がなくなるので、トナー4
のブロッキングによりトナー搬送路2に障害を与えるこ
とがなくなる。
【0017】次に、本参考例では、図2に示す前記参考
例の外部駆動力発生手段8である直流電源12に代え
て、磁石9を連続的に駆動するための駆動力を発生する
駆動力連続発生手段としての交流電源(図示せず)を設
けることが可能である。
【0018】このような構成において、クリーニング装
置で集められたトナー4をトナー搬送路2の内部の搬送
コイル3を回転させてトナー回収ボトル1へ搬送する際
に、交流電源により配線11を通して電磁石10に流れ
る電流の向きが周期的に逆転するため、電磁石10で発
生される磁場の方向が周期的に変わり、磁石9と電磁石
10との間に斥力と引力とが交互に働くため、前記参考
例(直流電源12を用いた参考例)に比べて強い力で磁
石9を上下方向に変位させ振動させる。結果として、こ
の磁石9を支えているトナー搬送路2のトナー回収ボト
ル1側の端部が振動し、この振動がトナー搬送路2全体
に伝わることにより、トナー4がトナー搬送路2の内壁
に付着することが効率良く防止される。これにより、前
参考例と同様の目的を達成することが可能となる。
【0019】続いて、別の参考例を図3に基づいて説明
する。なお、本参考例の回収物搬送装置は図1に示した
概念図に基づいて構成されるものとし、図1において説
明した部分と同一部分については同一符号で示し、説明
も省略する(以下に示す実施例についても同様とす
る)。本参考例は駆動力受動媒体5を駆動するための駆
動力に超音波を用いるようにしたもので、トナー搬送路
2のトナー回収ボトル1側の外周端部には、駆動力受動
媒体5としての振動子14が支持部材15を介して支持
されている。また、前記振動子14の近傍には、この振
動子14と非接触な状態で外部駆動力伝達手段7及び外
部駆動力発生手段(駆動力連続発生手段)8としての超
音波発生器16が対向配置されている。
【0020】このような構成において、クリーニング装
置で集められたトナー4をトナー搬送路2の内部の搬送
コイル3を回転させてトナー回収ボトル1へ搬送する際
に、超音波発生器16によって振動子14の固有振動数
をもった超音波17を振動子14に入射させると、振動
子14は固有振動数で振動する。そして、この振動が支
持部材15を介して伝わってトナー搬送路2のトナー回
収ボトル1側の端部が振動し、さらにこの振動がトナー
搬送路2全体に伝わるため、トナー4がトナー搬送路2
の内壁に付着することが効率良く防止される。これによ
り、本参考例においても前記参考例と同様の目的を達成
することが可能となる。
【0021】次に、さらに別の参考例を図4に基づいて
説明する。図4は本参考例の回収物搬送装置の構造を示
すもので、トナー搬送路2のトナー回収ボトル1側の外
周端部には、前記トナー搬送路2に対して互いに直角を
なす方向から駆動力受動媒体5としての2個の磁石1
8,19が固定されている。これらの磁石18,19の
各々の近傍には、これらの各磁石18,19に対して非
接触な状態で外部駆動力伝達手段7としての2個の電磁
石20,21がそれぞれ対向配置されており、これらの
電磁石20,21には、配線22,23を介して外部駆
動力発生手段(駆動力連続発生手段)8としての交流電
源24が接続されている。即ち、前記交流電源24の出
力端子の一端側は、磁石18と反対側の電磁石20と、
磁石19側の電磁石21とに接続され、前記交流電源2
4の出力端子の他端側は、磁石18側の電磁石20と、
磁石19と反対側の電磁石21とに接続され、これによ
り、電磁石20と電磁石21とには、配線22と配線2
3とを通して常に反対方向の周期的に逆転する電流が供
給される構造とされている。
【0022】このような構成において、クリーニング装
置で集められたトナー4をトナー搬送路2の内部の搬送
コイル3を回転させてトナー回収ボトル1へ搬送する際
に、交流電源24により配線22,23を通して電磁石
20,21に流れる電流の向きが周期的に逆転するた
め、これらの電磁石20,21は、トナー搬送路2に対
して互いに直角をなす方向から周期的に向きが逆転する
振動的な磁場を発生する。この振動的な磁場により、磁
石18と電磁石20、磁石19と電磁石21の各々の間
には、斥力と引力とが交互に発生するため、電磁石2
0,21が固定されているとすると、磁石18,19は
振動することになる。結果として、磁石18,19を支
えているトナー搬送路2には磁石18,19の振動が伝
わることになるが、この時、これらの磁石18,19が
トナー搬送路2に対して互いに直角をなす方向から固定
されているため、図4中に示すように、二次元方向25
から振動が伝わることになる。そして、この二次元方向
25からの振動を受けたトナー搬送路2のトナー回収ボ
トル1側の端部が二次元的に強い力で振動し、さらに、
この振動がトナー搬送路2全体に伝わることにより、ト
ナー4がトナー搬送路2の内壁に付着することが一層効
率良く防止される。これにより、本参考例においても前
記各参考例と同様の目的を達成することが可能となる。
【0023】次に、発明の第一の実施例を図5に基づ
いて説明する。図5は本実施例の回収物搬送装置の構造
を示すもので、トナー搬送路2の内壁のトナー回収ボト
ル1側の端部には、駆動力受動媒体5としての振動子2
6,27がそれぞれ支持部材28,29を介して支持さ
れている。また、前記振動子26,27の近傍に位置す
るトナー搬送路2の外部には、これらの振動子26,2
7に対して非接触な状態で外部駆動力伝達手段7及び外
部駆動力発生手段(駆動力連続発生手段)8としての超
音波発生器30が配置されている。ここで、同図中には
超音波発生器30が2台示されているが、1台の超音波
発生器30で前記振動子26,27を駆動するようにし
てもよい。
【0024】このような構成において、クリーニング装
置で集められたトナー4をトナー搬送路2の内部の搬送
コイル3を回転させてトナー回収ボトル1へ搬送する際
に、超音波発生器30により振動子26,27にこれら
の固有振動数を持った超音波31を入射させると、振動
子26,27はその固有振動数で振動する。この時、支
持部材28,29を介してトナー搬送路2のトナー回収
ボトル1側の端部が振動し、この振動がトナー搬送路2
全体に伝わることにより、トナー4がトナー搬送路2の
内壁に付着することが防止される。特に、本実施例で
は、振動子26,27をトナー搬送路2の内部に配置す
ることにより、振動子26,27がトナー搬送路2の内
部に存在するトナー4に直接接触するため、トナー搬送
路2の内部におけるトナー4の付着が一層効率良く防止
される。しかも、トナー搬送路2の内部にトナー4の付
着によるトナー塊13ができていたとしても、このトナ
ー塊13に対する振動子26,27の直接的な振動によ
りトナー塊13を効率良く振り落すことが可能となる。
これにより、本実施例においても前記各参考例と同様の
目的を達成することが可能となる。
【0025】次に発明の第二の実施例を図6に基づい
て説明する。図6は本実施例の回収物搬送装置の構造を
示すもので、トナー搬送路2のトナー回収ボトル1側の
外周端部には、駆動力受動媒体5としての磁石32が固
定されている。この磁石32の近傍には、この磁石32
に非接触な状態で外部駆動力伝達手段7としての電磁石
33が対向配置されており、この電磁石33には、配線
34を介して前記外部駆動力発生手段(駆動力連続発生
手段)8としての交流電源35が接続されている。ま
た、前記磁石32の近傍に位置させて前記トナー搬送路
2の前記トナー回収ボトル1側の外周先端部には、前記
トナー搬送路2とともに振動する振動板36と歪検出素
子37とが接合されて前記トナー搬送路2の振動を検出
する振動検出手段としての振動検出部材38の一端側が
取付けられており、その他端側は基板39に固定されて
いる。そして、この基板39上の前記振動検出部材38
には、その振動情報が入力される外部制御回路40が配
線41を介して接続されており、前記外部制御回路40
は、配線42を介して前記交流電源35にフィードバッ
ク接続されている。
【0026】このような構成において、クリーニング装
置で集められたトナー4をトナー搬送路2の内部の搬送
コイル3を回転させてトナー回収ボトル1へ搬送する際
に、交流電源35により配線34を通して電磁石33に
向きが周期的に逆転する電流を流し、電磁石33に矢印
c方向(上下方向)の振動的な磁場を発生させる。ここ
で、電磁石33が固定されているとすると、磁石32と
電磁石33との間に斥力と引力とが交互に発生するた
め、磁石32は矢印c方向に変位し振動する。結果とし
て、この磁石32を支えているトナー搬送路2のトナー
回収ボトル1側の端部が振動し、この振動がトナー搬送
路2全体に伝わることにより、トナー4がトナー搬送路
2の内壁に付着することが防止される。この時、基板3
9に対するトナー搬送路2の相対変位を振動検出部材3
8で歪として検知し、その検知信号を電圧値として配線
41を通して外部制御回路40へ送る。この信号を受け
た外部制御回路40では、トナー4を搬送するのに適切
な振動が得られるように配線42を通して交流電源35
の制御を行う。
【0027】これにより、本実施例においても前記参考
例及び実施例と同様の目的を達成することが可能とな
る。ただし、本実施例では、振動検出部材38によって
トナー搬送路2の振動を常にセンシングし、その振動状
況に応じて外部制御回路40で交流電源35をフィード
バック制御することにより、常にトナー搬送路2の最適
な振動状態を得ることで、安定した円滑なトナー4の搬
送が可能となる。
【0028】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、クリーニング装
置によりクリーニングされた転写後の感光体上の残留ト
ナーを内部に回転自在な搬送コイルが挿入された回収物
搬送路を通してトナー回収ボトルに搬送し回収する回収
物搬送装置において、前記回収物搬送路の前記トナー回
収ボトル側に駆動力受動媒体を取付け、外部駆動力発生
手段に接続され前記駆動力受動媒体に非接触な状態で駆
動力を伝達する外部駆動力伝達手段を設けたので、回収
物搬送路の内部の搬送コイルを回転させてトナーをクリ
ーニング装置からトナー回収ボトルへ搬送する際に、外
部駆動力発生手段が発生した駆動力を外部駆動力伝達手
段により駆動力受動媒体に非接触な状態で伝達すること
によって駆動力受動媒体を駆動し、回収物搬送路のトナ
ー回収ボトル側の端部を変位させ揺動させることによ
り、回収物搬送路の内部におけるトナーの付着を防止す
ることができ、しかも、外部駆動力伝達手段と駆動力受
動媒体とが非接触であるため騒音をなくすることがで
き、これにより、ブロッキング現象を防止してトナーを
円滑に搬送することができるものである。また、外部駆
動力発生手段は、駆動力受動媒体を駆動するための駆動
力を連続して発生させる駆動力連続発生手段を有するも
のとしたので、回収物搬送路の内部の搬送コイルを回転
させてトナーをクリーニング装置からトナー回収ボトル
へ搬送する際に、駆動力連続発生手段が連続して発生す
る駆動力を外部駆動力伝達手段により駆動力受動媒体に
非接触な状態で伝達することによって駆動力受動媒体を
連続して駆動し、この駆動力受動媒体が取付けられた回
収物搬送路を連続的に変位させ振動させることにより、
回収物搬送路の内部におけるトナーの付着を効率良く防
止することができ、これにより、ブロッキング現象を防
止してトナーを円滑に搬送することができるものであ
る。さらに、駆動力受動媒体を、回収物搬送路の内部に
配設したので、回収物搬送路の内部の搬送コイルを回転
させてトナーをクリーニング装置からトナー回収ボトル
へ搬送する際に、駆動力受動媒体を回収物搬送路の内部
に存在するトナーに直接接触させることにより、回収物
搬送路の内部におけるトナーの付着を一層効率良く防止
することができ、これにより、ブロッキング現象を確実
に防止してトナーを円滑に搬送することができるもので
ある。
【0029】請求項2記載の発明は、クリーニング装置
によりクリーニングされた転写後の感光体上の残留トナ
ーを内部に回転自在な搬送コイルが挿入された回収物搬
送路を通してトナー回収ボトルに搬送し回収する回収物
搬送装置において、前記回収物搬送路の前記トナー回収
ボトル側に駆動力受動媒体を取付け、外部駆動力発生手
段に接続され前記駆動力受動媒体に非接触な状態で駆動
力を伝達する外部駆動力伝達手段を設けたので、回収物
搬送路の内部の搬送コイルを回転させてトナーをクリー
ニング装置からトナー回収ボトルへ搬送する際に、外部
駆動力発生手段が発生した駆動力を外部駆動力伝達手段
により駆動力受動媒体に非接触な状態で伝達することに
よって駆動力受動媒体を駆動し、回収物搬送路のトナー
回収ボト ル側の端部を変位させ揺動させることにより、
回収物搬送路の内部におけるトナーの付着を防止するこ
とができ、しかも、外部駆動力伝達手段と駆動力受動媒
体とが非接触であるため騒音をなくすることができ、こ
れにより、ブロッキング現象を防止してトナーを円滑に
搬送することができるものである。また、外部駆動力発
生手段は、駆動力受動媒体を駆動するための駆動力を連
続して発生させる駆動力連続発生手段を有するものとし
たので、回収物搬送路の内部の搬送コイルを回転させて
トナーをクリーニング装置からトナー回収ボトルへ搬送
する際に、駆動力連続発生手段が連続して発生する駆動
力を外部駆動力伝達手段により駆動力受動媒体に非接触
な状態で伝達することによって駆動力受動媒体を連続し
て駆動し、この駆動力受動媒体が取付けられた回収物搬
送路を連続的に変位させ振動させることにより、回収物
搬送路の内部におけるトナーの付着を効率良く防止する
ことができ、これにより、ブロッキング現象を防止して
トナーを円滑に搬送することができるものである。さら
に、回収物搬送路にこの回収物搬送路の振動を検出する
振動検出手段を取付け、この振動検出手段と外部駆動力
発生手段との間に前記振動検出手段の振動情報に基づい
て前記外部駆動力発生手段を制御する外部制御回路をフ
ィードバック接続したので、回収物搬送路の内部の搬送
コイルを回転させてトナーをクリーニング装置からトナ
ー回収ボトルへ搬送する際に、振動検出手段によって回
収物搬送路の振動を常にセンシングし、その振動状況に
応じて外部制御回路で外部駆動力発生手段をフィードバ
ック制御することにより、常に回収物搬送路の最適な振
動状態を得ることが可能となり、これにより、ブロッキ
ング現象を確実に防止して安定した状態で円滑にトナー
を搬送することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の参考例を示す概念図である。
【図2】その具体例を示す回収物搬送装置の縦断側面図
である。
【図3】発明の別の参考例を示す縦断正面図である。
【図4】発明のさらに別の参考例を示す縦断正面図で
ある。
【図5】発明の第一の実施例を示す縦断側面図であ
る。
【図6】発明の第二の実施例を示す縦断側面図であ
る。
【符号の説明】
1 トナー回収ボトル 2 回収物搬送路 3 搬送コイル 4 トナー 5 駆動力受動媒体 6 駆動力 7 外部駆動力伝達手段 8 外部駆動力発生手段(駆動力連続発生手段) 38 振動検出手段 40 外部制御回路

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クリーニング装置によりクリーニングさ
    れた転写後の感光体上の残留トナーを内部に回転自在な
    搬送コイルが挿入された回収物搬送路を通してトナー回
    収ボトルに搬送し回収する回収物搬送装置において、前
    記回収物搬送路の前記トナー回収ボトル側であって回収
    物搬送路の内部に駆動力受動媒体を取付け、駆動力受動
    媒体を駆動するための駆動力を連続して発生させる駆動
    力連続発生手段を有する外部駆動力発生手段に接続され
    前記駆動力受動媒体に非接触な状態で駆動力を伝達する
    外部駆動力伝達手段を設けたことを特徴とする回収物搬
    送装置。
  2. 【請求項2】 クリーニング装置によりクリーニングさ
    れた転写後の感光体上の残留トナーを内部に回転自在な
    搬送コイルが挿入された回収物搬送路を通してトナー回
    収ボトルに搬送し回収する回収物搬送装置において、前
    記回収物搬送路の前記トナー回収ボトル側に駆動力受動
    媒体を取付け、駆動力受動媒体を駆動するための駆動力
    を連続して発生させる駆動力連続発生手段を有する外部
    駆動力発生手段に接続され前記駆動力受動媒体に非接触
    な状態で駆動力を伝達する外部駆動力伝達手段を設け、
    前記回収物搬送路にこの回収物搬送路の振動を検出する
    振動検出手段を取付け、この振動検出手段と前記外部駆
    動力発生手段との間に前記振動検出手段の振動情報に基
    づいて前記外部駆動力発生手段を制御する外部制御回路
    をフィードバック接続したことを特徴とする回収物搬送
    装置。
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