JPH11194595A - 粉体搬送装置及び現像装置 - Google Patents
粉体搬送装置及び現像装置Info
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- JPH11194595A JPH11194595A JP9368479A JP36847997A JPH11194595A JP H11194595 A JPH11194595 A JP H11194595A JP 9368479 A JP9368479 A JP 9368479A JP 36847997 A JP36847997 A JP 36847997A JP H11194595 A JPH11194595 A JP H11194595A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 小型且つ簡易な構成で、粉体の搬送量を精度
良く制御することのできる粉体搬送装置を提供する。 【解決手段】 少なくとも磁性体粒子を含む粉体を搬送
する粉体搬送装置110は、粉体と接触する基体1と、
基体表面に移動する定常波音場を発生させる超音波励振
手段4及び吸振手段11とを有する。又、基体表面近傍
に粉体とは非接触の状態で配置された磁場発生手段3が
配置される。
良く制御することのできる粉体搬送装置を提供する。 【解決手段】 少なくとも磁性体粒子を含む粉体を搬送
する粉体搬送装置110は、粉体と接触する基体1と、
基体表面に移動する定常波音場を発生させる超音波励振
手段4及び吸振手段11とを有する。又、基体表面近傍
に粉体とは非接触の状態で配置された磁場発生手段3が
配置される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁性体粒子を含む
粉体を搬送する粉体搬送装置に関するものであり、特
に、この粉体搬送装置は、電子写真装置、静電記録装置
等のような画像形成装置の現像装置として好適に使用し
得るものである。
粉体を搬送する粉体搬送装置に関するものであり、特
に、この粉体搬送装置は、電子写真装置、静電記録装置
等のような画像形成装置の現像装置として好適に使用し
得るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、微小な粒子状物体、所謂、粉体を
搬送する方法としては、種々の方法が知られている。大
別すると、空気流により搬送する方法、粉体を帯電させ
て電界により搬送する方法、粉体を搬送するための搬送
基体に超音波振動子等により振動を与えて搬送する方
法、バケットローラ或はスクリュー等の機械的な搬送部
材による搬送方法などが一般に良く知られている。
搬送する方法としては、種々の方法が知られている。大
別すると、空気流により搬送する方法、粉体を帯電させ
て電界により搬送する方法、粉体を搬送するための搬送
基体に超音波振動子等により振動を与えて搬送する方
法、バケットローラ或はスクリュー等の機械的な搬送部
材による搬送方法などが一般に良く知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、空気流
による搬送方法は、吹き込む空気流に粉体を巻き込みな
がら搬送する方法であるため、粉体搬送量の精度及び搬
送速度の微細な制御が難しく、更には、粉体の飛散が生
じ易いという欠点を有している。
による搬送方法は、吹き込む空気流に粉体を巻き込みな
がら搬送する方法であるため、粉体搬送量の精度及び搬
送速度の微細な制御が難しく、更には、粉体の飛散が生
じ易いという欠点を有している。
【0004】それに対して、粉体を帯電させて電界によ
り搬送する方法は、電界により微細な搬送制御ができる
ものの、粉体を電気的な力で搬送する方法であるため
に、粉体を予め所定の帯電電荷に帯電させておくことが
必要条件となる。従って、粉体が帯電しない場合、或
は、粉体の帯電電荷が異なる場合には、同一の搬送電界
を用いても、粉体には同一の搬送力が与えられないた
め、粉体の帯電量を所定の値に制御できない場合には、
粉体搬送量の精度及び搬送速度の微細な制御ができない
という問題があった。特に、一般的に良く知られている
ように、高湿度環境下と低湿度環境下とでは帯電電荷制
御の条件が異なるために、湿度条件の変化が大きい環境
下では簡易な制御が難しいという問題があった。
り搬送する方法は、電界により微細な搬送制御ができる
ものの、粉体を電気的な力で搬送する方法であるため
に、粉体を予め所定の帯電電荷に帯電させておくことが
必要条件となる。従って、粉体が帯電しない場合、或
は、粉体の帯電電荷が異なる場合には、同一の搬送電界
を用いても、粉体には同一の搬送力が与えられないた
め、粉体の帯電量を所定の値に制御できない場合には、
粉体搬送量の精度及び搬送速度の微細な制御ができない
という問題があった。特に、一般的に良く知られている
ように、高湿度環境下と低湿度環境下とでは帯電電荷制
御の条件が異なるために、湿度条件の変化が大きい環境
下では簡易な制御が難しいという問題があった。
【0005】上記電界による搬送方法に対して、搬送基
体を振動させて、振動によるエネルギーにより粉体を搬
送する方法は、粉体を帯電させておく必要がないため
に、湿度変化の大きい環境下でも同一の制御条件で用い
ることができる。しかしながら、上記振動による搬送方
法は、振動条件のみで搬送速度を制御できるものの、粉
体に与えられる搬送力が、粉体と搬送基体との接触の摩
擦力によるために、粉体と搬送基体との間で摩擦力が働
きにくい条件、例えば、粉体径が小さく軽すぎて搬送基
体からの抗力が十分得られない場合には、粉体が搬送基
体より浮き上がりスリップしてしまい搬送力が低下して
しまう場合がある。
体を振動させて、振動によるエネルギーにより粉体を搬
送する方法は、粉体を帯電させておく必要がないため
に、湿度変化の大きい環境下でも同一の制御条件で用い
ることができる。しかしながら、上記振動による搬送方
法は、振動条件のみで搬送速度を制御できるものの、粉
体に与えられる搬送力が、粉体と搬送基体との接触の摩
擦力によるために、粉体と搬送基体との間で摩擦力が働
きにくい条件、例えば、粉体径が小さく軽すぎて搬送基
体からの抗力が十分得られない場合には、粉体が搬送基
体より浮き上がりスリップしてしまい搬送力が低下して
しまう場合がある。
【0006】また、上記方法に対し、バケットローラ或
はスクリュー等の機械的な搬送部材による搬送方法は、
搬送量制御が簡易で精度良くできるものの、基本的には
回転部材による搬送方法であるため、回転半径が大きく
とれない場合には、搬送量を大きくとれないという問題
がある。なおかつ、上記回転部材による搬送方法は、回
転部材の回転半径より大きい領域では、回転部材が粉体
に接触しないために、例えば、重力方向に対して回転部
材の回転領域より下(所謂デッドスペース)にある粉体
は、殆ど搬送されないという問題がある。従って、上記
回転部材を用いた機械的な搬送方法は小型化に不利であ
るという問題があった。
はスクリュー等の機械的な搬送部材による搬送方法は、
搬送量制御が簡易で精度良くできるものの、基本的には
回転部材による搬送方法であるため、回転半径が大きく
とれない場合には、搬送量を大きくとれないという問題
がある。なおかつ、上記回転部材による搬送方法は、回
転部材の回転半径より大きい領域では、回転部材が粉体
に接触しないために、例えば、重力方向に対して回転部
材の回転領域より下(所謂デッドスペース)にある粉体
は、殆ど搬送されないという問題がある。従って、上記
回転部材を用いた機械的な搬送方法は小型化に不利であ
るという問題があった。
【0007】従って、本発明の目的は、従来の搬送装置
が有する上記問題点を解決しようとするものであり、小
型且つ簡易な構成で、粉体の搬送量を精度良く制御する
ことのできる粉体搬送装置を提供することである。
が有する上記問題点を解決しようとするものであり、小
型且つ簡易な構成で、粉体の搬送量を精度良く制御する
ことのできる粉体搬送装置を提供することである。
【0008】本発明の他の目的は、像担持体に形成され
た潜像を現像剤にて可視像化するために、現像剤を搬送
し像担持体へと供給する、小型且つ簡易な構成の現像装
置を提供することである。
た潜像を現像剤にて可視像化するために、現像剤を搬送
し像担持体へと供給する、小型且つ簡易な構成の現像装
置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
粉体搬送装置及び現像装置にて達成される。要約すれ
ば、本発明の第1の態様によれば、少なくとも磁性体粒
子を含む粉体を搬送する粉体搬送装置であって、粉体と
接触する基体と、前記基体表面に進行波音場を発生させ
る手段と、前記基体表面近傍に前記粉体とは非接触の状
態で配置された磁場発生手段と、を有することを特徴と
する粉体搬送装置が提供される。
粉体搬送装置及び現像装置にて達成される。要約すれ
ば、本発明の第1の態様によれば、少なくとも磁性体粒
子を含む粉体を搬送する粉体搬送装置であって、粉体と
接触する基体と、前記基体表面に進行波音場を発生させ
る手段と、前記基体表面近傍に前記粉体とは非接触の状
態で配置された磁場発生手段と、を有することを特徴と
する粉体搬送装置が提供される。
【0010】本発明の第2の態様によれば、少なくとも
磁性体粒子を含む現像剤を有し、この現像剤を使用して
静電潜像担持体上の静電潜像を現像する現像装置であっ
て、前記現像剤を収容する容器と、この現像剤を搬送す
る現像剤搬送手段とを有し、前記現像剤搬送手段は、現
像剤と接触する基体と、前記基体表面に進行波音場を発
生させる手段と、前記基体表面近傍に前記現像剤とは非
接触の状態で配置された磁場発生手段と、を有すること
を特徴とする現像装置が提供される。
磁性体粒子を含む現像剤を有し、この現像剤を使用して
静電潜像担持体上の静電潜像を現像する現像装置であっ
て、前記現像剤を収容する容器と、この現像剤を搬送す
る現像剤搬送手段とを有し、前記現像剤搬送手段は、現
像剤と接触する基体と、前記基体表面に進行波音場を発
生させる手段と、前記基体表面近傍に前記現像剤とは非
接触の状態で配置された磁場発生手段と、を有すること
を特徴とする現像装置が提供される。
【0011】上記本発明において、一実施例によると、
前記基体は、平板状の音波伝搬部材であり、前記進行波
音波発生手段は、前記音波伝搬部材の一端に設けた超音
波励振手段及び前記音波伝搬部材の他端に設けた吸振手
段を有する。他の実施例によると、前記基体は、互いに
離間し、平行に配置された平板状の音波伝搬部材であ
り、前記進行波音波発生手段は、各前記音波伝搬部材の
一端に設けた超音波励振手段及び前記音波伝搬部材の他
端に設けた吸振手段を有する構成とされる。前記超音波
励振手段及び前記吸振手段は、圧電性の振動素子と、こ
の素子を駆動する高周波電源と、ホーンとにより構成さ
れ、前記音波伝搬部材と、前記超音波励振手段及び前記
吸振手段との間には振動伝達手段を設けることができ
る。又、前記吸振手段は、前記音波伝搬部材を通じて伝
搬してきた機械振動を電気エネルギーに変換し吸収する
機械電気変換手段とすることができる。
前記基体は、平板状の音波伝搬部材であり、前記進行波
音波発生手段は、前記音波伝搬部材の一端に設けた超音
波励振手段及び前記音波伝搬部材の他端に設けた吸振手
段を有する。他の実施例によると、前記基体は、互いに
離間し、平行に配置された平板状の音波伝搬部材であ
り、前記進行波音波発生手段は、各前記音波伝搬部材の
一端に設けた超音波励振手段及び前記音波伝搬部材の他
端に設けた吸振手段を有する構成とされる。前記超音波
励振手段及び前記吸振手段は、圧電性の振動素子と、こ
の素子を駆動する高周波電源と、ホーンとにより構成さ
れ、前記音波伝搬部材と、前記超音波励振手段及び前記
吸振手段との間には振動伝達手段を設けることができ
る。又、前記吸振手段は、前記音波伝搬部材を通じて伝
搬してきた機械振動を電気エネルギーに変換し吸収する
機械電気変換手段とすることができる。
【0012】上記本発明にて他の実施例によれば、前記
進行波音波発生手段は、前記音波伝搬部材の両端に超音
波励振手段を設け、該各々の超音波励振手段によって前
記音波伝搬部材上に形成される定在波の合成波が進行波
を形成するように、少なくとも、お互いの定在波が空間
的にλ(波長)/4、位相がπ/2ずれた部分を生じさ
せるように配され、且つ、振動を発生させる作用をなす
超音波励振手段とされる。
進行波音波発生手段は、前記音波伝搬部材の両端に超音
波励振手段を設け、該各々の超音波励振手段によって前
記音波伝搬部材上に形成される定在波の合成波が進行波
を形成するように、少なくとも、お互いの定在波が空間
的にλ(波長)/4、位相がπ/2ずれた部分を生じさ
せるように配され、且つ、振動を発生させる作用をなす
超音波励振手段とされる。
【0013】上記本発明にて、好ましくは、前記振動伝
達手段の振動を調整するための付加振動体が前記振動伝
達手段に付設される。
達手段の振動を調整するための付加振動体が前記振動伝
達手段に付設される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る粉体搬送装置
及び現像装置を図面に則して更に詳しく説明する。
及び現像装置を図面に則して更に詳しく説明する。
【0015】実施例1 図1に、本発明に係る粉体搬送装置の一実施例を示す。
本実施例によると、粉体搬送装置110は、搬送装置1
10の基体である平板状の金属振動体であり、例えば、
ステンレススチール、アルミニウム、ニッケルと鉄の合
金などで作製される音波伝搬部材1と、音波伝搬部材1
に平行に配されたガイド部材2、音波伝搬部材1の粉体
搬送面とは反対面に非接触に配された磁場発生手段であ
る永久磁石3と、超音波励振手段4とを備え、超音波励
振手段4は、圧電性の振動素子5と、これを駆動する高
周波電源6と、ホーン7とにて形成されている。
本実施例によると、粉体搬送装置110は、搬送装置1
10の基体である平板状の金属振動体であり、例えば、
ステンレススチール、アルミニウム、ニッケルと鉄の合
金などで作製される音波伝搬部材1と、音波伝搬部材1
に平行に配されたガイド部材2、音波伝搬部材1の粉体
搬送面とは反対面に非接触に配された磁場発生手段であ
る永久磁石3と、超音波励振手段4とを備え、超音波励
振手段4は、圧電性の振動素子5と、これを駆動する高
周波電源6と、ホーン7とにて形成されている。
【0016】前記音波伝搬部材1の一端(図1にて右側
端)には、振動伝達手段8aが配置され、前記超音波励
振手段4による振動を、板状の音波伝搬部材1の一端に
てこの音波伝搬部材1の幅方向に対して均一に伝える。
振動伝達手段8aには、複数の細長い穴10が形成され
ている。つまり、この細長い穴10は、音波伝搬部材1
の幅方向に対して中央部とその両端に相当する部分に対
応して設けられ、それぞれ異なる形状とされ、超音波励
振手段4による振動を板状の音波伝搬部材1に、この音
波伝搬部材1の幅方向に対して均一に伝えるように工夫
されている。更に、振動伝達手段8aの背後に付加振動
体9aが配置され、音波伝搬部材1の幅方向に対して超
音波励振手段4による振動が均一に伝えられるように振
動調整をしている。
端)には、振動伝達手段8aが配置され、前記超音波励
振手段4による振動を、板状の音波伝搬部材1の一端に
てこの音波伝搬部材1の幅方向に対して均一に伝える。
振動伝達手段8aには、複数の細長い穴10が形成され
ている。つまり、この細長い穴10は、音波伝搬部材1
の幅方向に対して中央部とその両端に相当する部分に対
応して設けられ、それぞれ異なる形状とされ、超音波励
振手段4による振動を板状の音波伝搬部材1に、この音
波伝搬部材1の幅方向に対して均一に伝えるように工夫
されている。更に、振動伝達手段8aの背後に付加振動
体9aが配置され、音波伝搬部材1の幅方向に対して超
音波励振手段4による振動が均一に伝えられるように振
動調整をしている。
【0017】上記音波伝搬部材1の上記振動伝達手段8
aが設けられた側とは反対側(図1では音波伝搬部材1
の左側)には、吸振手段11が配置される。本実施例に
よると、吸振手段11は、機械振動を電気エネルギーに
変換するための機械電気変換手段とされ、機械電気変換
手段11と音波伝搬部材1との間には、上記と同様に第
2の振動伝達手段8bが設けられ、更に、振動伝達手段
8bの背後には第2の付加振動体9bが配置されてい
る。
aが設けられた側とは反対側(図1では音波伝搬部材1
の左側)には、吸振手段11が配置される。本実施例に
よると、吸振手段11は、機械振動を電気エネルギーに
変換するための機械電気変換手段とされ、機械電気変換
手段11と音波伝搬部材1との間には、上記と同様に第
2の振動伝達手段8bが設けられ、更に、振動伝達手段
8bの背後には第2の付加振動体9bが配置されてい
る。
【0018】機械電気変換手段11は、ホーン7と同様
のホーン12と、圧電素子13と、電気抵抗負荷14と
を備え、圧電素子13により機械振動を電気エネルギー
に変換したエネルギーをこの電気抵抗負荷14で熱エネ
ルギーに変換して、機械振動をエネルギー吸収してしま
う作用をなす。これは、音波伝搬部材1を通じて伝搬し
てきた機械振動を振動伝達手段8bで受け、更に機械電
気変換手段11によりこの機械振動をエネルギー吸収し
てしまうためである。
のホーン12と、圧電素子13と、電気抵抗負荷14と
を備え、圧電素子13により機械振動を電気エネルギー
に変換したエネルギーをこの電気抵抗負荷14で熱エネ
ルギーに変換して、機械振動をエネルギー吸収してしま
う作用をなす。これは、音波伝搬部材1を通じて伝搬し
てきた機械振動を振動伝達手段8bで受け、更に機械電
気変換手段11によりこの機械振動をエネルギー吸収し
てしまうためである。
【0019】超音波励振手段4と吸振手段11の構成
は、上記構成に限定されるものではなく、例えば図2に
示すように、図1の圧電素子5、13に、それぞれ電気
抵抗負荷14a、14bと高周波電源6a、6bを接続
し、スイッチSW−A、SW−Bで切換可能に構成し、
超音波励振手段4と吸振手段11とをスイッチSW−
A、SW−Bで切換可能とし、搬送方向が切り換えられ
る構成としてもよい。
は、上記構成に限定されるものではなく、例えば図2に
示すように、図1の圧電素子5、13に、それぞれ電気
抵抗負荷14a、14bと高周波電源6a、6bを接続
し、スイッチSW−A、SW−Bで切換可能に構成し、
超音波励振手段4と吸振手段11とをスイッチSW−
A、SW−Bで切換可能とし、搬送方向が切り換えられ
る構成としてもよい。
【0020】又、図3に示すように、電源6と電気抵抗
負荷14を各々一つとし、スイッチSW−ABにより各
スイッチがAの状態に接続、Bの状態に接続というよう
に、2つの状態に切換可能とし、電源6と電気抵抗負荷
14をスイッチSW−ABにより切り換えることによっ
て搬送方向が変えられる構成としてもよい。
負荷14を各々一つとし、スイッチSW−ABにより各
スイッチがAの状態に接続、Bの状態に接続というよう
に、2つの状態に切換可能とし、電源6と電気抵抗負荷
14をスイッチSW−ABにより切り換えることによっ
て搬送方向が変えられる構成としてもよい。
【0021】音波伝搬部材1の一端に設けられた容器1
6には、磁性を有した粉体を少なくとも含有する粉体1
7が貯蔵されている。容器16から音波伝搬部材1の一
端に供給され、音波伝搬部材1上を搬送されてきた粉体
17は、音波伝搬部材1の他端に設けられた回収容器1
8にて回収される。
6には、磁性を有した粉体を少なくとも含有する粉体1
7が貯蔵されている。容器16から音波伝搬部材1の一
端に供給され、音波伝搬部材1上を搬送されてきた粉体
17は、音波伝搬部材1の他端に設けられた回収容器1
8にて回収される。
【0022】本発明に従えば、振動伝達手段8aを介し
て超音波励振手段4による振動を板状の音波伝搬部材1
の一端に伝えて超音波励振させ、音波伝搬部材1に横波
の進行波が与えられる。この時に、音波伝搬部材1表面
は楕円運動をするので、波の頂点は波の進行方向とは逆
向きの速度を持つ。従って、音波伝搬部材1上の粉体
は、音波伝搬部材1との接触による摩擦力にて生じる搬
送力により、音波伝搬部材1を伝わる進行波の方向と逆
方向に、音波伝搬部材1上を搬送される。
て超音波励振手段4による振動を板状の音波伝搬部材1
の一端に伝えて超音波励振させ、音波伝搬部材1に横波
の進行波が与えられる。この時に、音波伝搬部材1表面
は楕円運動をするので、波の頂点は波の進行方向とは逆
向きの速度を持つ。従って、音波伝搬部材1上の粉体
は、音波伝搬部材1との接触による摩擦力にて生じる搬
送力により、音波伝搬部材1を伝わる進行波の方向と逆
方向に、音波伝搬部材1上を搬送される。
【0023】進行波の形成方法は、上記方法に限るもの
ではなく、詳しくは実施例2にて説明するように、超音
波励振手段4と同じ構成の超音波励振手段を更に配し、
各々の超音波励振手段によって形成される2つの定在波
を、少なくとも音波伝搬部材の一部において空間的にλ
(波長)/4、位相をπ/2ずらすように形成すること
により、進行波を形成しても良い。
ではなく、詳しくは実施例2にて説明するように、超音
波励振手段4と同じ構成の超音波励振手段を更に配し、
各々の超音波励振手段によって形成される2つの定在波
を、少なくとも音波伝搬部材の一部において空間的にλ
(波長)/4、位相をπ/2ずらすように形成すること
により、進行波を形成しても良い。
【0024】粉体が軽い場合には、音波伝搬部材1の振
動により、粉体が浮遊してしまうが、本実施例において
は、上記したように、粉体として磁性を有している粉体
を含むものを用い、なおかつ、音波伝搬部材1の近傍
に、該粉体を音波伝搬部材1方向に引きつける引力を発
生させる磁場発生手段、即ち、本実施例においては永久
磁石3を配することにより常に粉体と音波伝搬部材1が
接触する構成となっている。従って、本実施例において
は、粉体は浮遊することなく、音波伝搬部材1に該超音
波励振手段4により進行波を与えたときのみ、音波伝搬
部材1上を搬送され、進行波を停止させると搬送を止め
ることができる。又、搬送を止めたときには、粉体は磁
力により音波伝搬部材1上に保持されるので粉体が飛散
することもない。
動により、粉体が浮遊してしまうが、本実施例において
は、上記したように、粉体として磁性を有している粉体
を含むものを用い、なおかつ、音波伝搬部材1の近傍
に、該粉体を音波伝搬部材1方向に引きつける引力を発
生させる磁場発生手段、即ち、本実施例においては永久
磁石3を配することにより常に粉体と音波伝搬部材1が
接触する構成となっている。従って、本実施例において
は、粉体は浮遊することなく、音波伝搬部材1に該超音
波励振手段4により進行波を与えたときのみ、音波伝搬
部材1上を搬送され、進行波を停止させると搬送を止め
ることができる。又、搬送を止めたときには、粉体は磁
力により音波伝搬部材1上に保持されるので粉体が飛散
することもない。
【0025】本実施例にて、高周波電源6の周波数を2
0kHzから40kHzの間の周波数に調整して超音波
振動を発生させた。超音波伝搬部材1と振動伝達手段8
aは、ホーン7とホーン12の振動の節の部分を固定支
持することにより、支えられている。
0kHzから40kHzの間の周波数に調整して超音波
振動を発生させた。超音波伝搬部材1と振動伝達手段8
aは、ホーン7とホーン12の振動の節の部分を固定支
持することにより、支えられている。
【0026】また、本実施例において、永久磁石3とし
ては、表面磁力が300Gのプラスチックマグネットを
用いた。
ては、表面磁力が300Gのプラスチックマグネットを
用いた。
【0027】上記したように、本実施例においては、音
波伝搬部材1の近傍に磁場発生手段、即ち、永久磁石3
を配置したことにより、磁性を有した粉体を音波伝搬部
材1方向に引きつけ、常に粉体と音波伝搬部材1とを適
切な圧で接触させることができ、粉体が搬送時に浮遊、
或は、音波伝搬部材1上でスリップすることがなく、精
度の良い粉体搬送制御が行うことが可能になった。
波伝搬部材1の近傍に磁場発生手段、即ち、永久磁石3
を配置したことにより、磁性を有した粉体を音波伝搬部
材1方向に引きつけ、常に粉体と音波伝搬部材1とを適
切な圧で接触させることができ、粉体が搬送時に浮遊、
或は、音波伝搬部材1上でスリップすることがなく、精
度の良い粉体搬送制御が行うことが可能になった。
【0028】実施例2 本発明の搬送装置は、例えば図6に示されるような電子
写真画像形成装置の現像装置として具現化することがで
きる。
写真画像形成装置の現像装置として具現化することがで
きる。
【0029】図6において、電子写真画像形成装置は、
静電潜像担持体としてのドラム状の電子写真感光体11
5を備え、感光体ドラム115は、矢印方向に回転自在
とされる。感光体ドラム115は、帯電器112で一様
に帯電し、次に、例えばレーザーのような発光素子11
3によって情報信号を露光することによって、静電潜像
が形成される。この潜像は、現像装置100で可視化さ
れ、次いで、転写帯電器114で転写紙116へ転写
し、更に定着装置117により定着される。又、感光体
ドラム115上の転写残トナーはクリーニング装置11
9により除去され、次の画像形成プロセスに供される。
静電潜像担持体としてのドラム状の電子写真感光体11
5を備え、感光体ドラム115は、矢印方向に回転自在
とされる。感光体ドラム115は、帯電器112で一様
に帯電し、次に、例えばレーザーのような発光素子11
3によって情報信号を露光することによって、静電潜像
が形成される。この潜像は、現像装置100で可視化さ
れ、次いで、転写帯電器114で転写紙116へ転写
し、更に定着装置117により定着される。又、感光体
ドラム115上の転写残トナーはクリーニング装置11
9により除去され、次の画像形成プロセスに供される。
【0030】図4に現像装置の一実施例を示す。現像装
置100は、感光体ドラム115に対向して設けられ、
現像容器30と、この現像容器30の開口部に矢印方向
に回転可能に配設された現像剤担持体である磁性金属部
材により構成される現像ローラ50とを有する。現像容
器30には、本実施例では磁性トナーTとされる現像剤
を収容したホッパー31が付設されている。
置100は、感光体ドラム115に対向して設けられ、
現像容器30と、この現像容器30の開口部に矢印方向
に回転可能に配設された現像剤担持体である磁性金属部
材により構成される現像ローラ50とを有する。現像容
器30には、本実施例では磁性トナーTとされる現像剤
を収容したホッパー31が付設されている。
【0031】又、現像装置100は、磁性トナーTを現
像剤ホッパー31側から現像ローラ50方向(図中矢印
方向)へと搬送するための粉体搬送手段110を有す
る。粉体搬送手段110は、上記実施例1の搬送装置1
10と同様の構成とされ、音波伝搬部材1と、進行波を
形成するために音波伝搬部材の一端に配置され音波伝搬
部材1を横波振動させて定在した波を与えるための超音
波励振手段204Aと、超音波励振手段204Aによっ
て作られる定在波と合成して、進行波を形成するための
定在波与える手段としての超音波励振手段204Bと、
を備えている。
像剤ホッパー31側から現像ローラ50方向(図中矢印
方向)へと搬送するための粉体搬送手段110を有す
る。粉体搬送手段110は、上記実施例1の搬送装置1
10と同様の構成とされ、音波伝搬部材1と、進行波を
形成するために音波伝搬部材の一端に配置され音波伝搬
部材1を横波振動させて定在した波を与えるための超音
波励振手段204Aと、超音波励振手段204Aによっ
て作られる定在波と合成して、進行波を形成するための
定在波与える手段としての超音波励振手段204Bと、
を備えている。
【0032】超音波励振手段204A及び204Bは、
実施例1の超音波励振手段4と同様の構成とされ、圧電
素子205と、これを駆動するための高周波電源206
と、ホーン(不図示)とにより構成されている。ただ、
超音波励振手段204Bは、超音波励振手段204Aと
は少なくとも一部において空間的にλ(波長)/4、位
相がπ/2だけずれた振動を発生し、音波伝搬部材1を
伝搬してきた超音波励振手段204Aの振動との合成に
より進行波を形成させる作用をなす。
実施例1の超音波励振手段4と同様の構成とされ、圧電
素子205と、これを駆動するための高周波電源206
と、ホーン(不図示)とにより構成されている。ただ、
超音波励振手段204Bは、超音波励振手段204Aと
は少なくとも一部において空間的にλ(波長)/4、位
相がπ/2だけずれた振動を発生し、音波伝搬部材1を
伝搬してきた超音波励振手段204Aの振動との合成に
より進行波を形成させる作用をなす。
【0033】2つの定在波の重ね合わせ方法としては、
次数の同じ定在波を重ね合わせる、或いは、次数の異な
る定在波を重ね合わせるなどの方法のどれを用いても良
く、構成条件に合わせて適宜選択することが望ましい。
実施例1と同様に、超音波励振手段204A、204B
と音波伝搬部材1との間には、振動伝達手段8a、8b
を設けることもでき、又、振動伝達手段8a、8bの背
後には付加振動体9a、9bを配置することもできる。
勿論、進行波を構成する手段としては上記定在波の合成
に限るものではなく、超音波励振手段204Bの代わり
に、実施例1で説明した吸振手段である機械電気変換変
換手段11を使用することもできる。
次数の同じ定在波を重ね合わせる、或いは、次数の異な
る定在波を重ね合わせるなどの方法のどれを用いても良
く、構成条件に合わせて適宜選択することが望ましい。
実施例1と同様に、超音波励振手段204A、204B
と音波伝搬部材1との間には、振動伝達手段8a、8b
を設けることもでき、又、振動伝達手段8a、8bの背
後には付加振動体9a、9bを配置することもできる。
勿論、進行波を構成する手段としては上記定在波の合成
に限るものではなく、超音波励振手段204Bの代わり
に、実施例1で説明した吸振手段である機械電気変換変
換手段11を使用することもできる。
【0034】更に、音波伝搬部材1の下面には磁性を有
する磁性トナーTを磁力により音波伝搬部材1の方向に
引きつけるための磁場発生手段である永久磁石3が設け
られる。本実施例において永久磁石3は、表面磁力が3
50Gであるプラスチックマグネットを異極が交互に並
ぶように配設される。
する磁性トナーTを磁力により音波伝搬部材1の方向に
引きつけるための磁場発生手段である永久磁石3が設け
られる。本実施例において永久磁石3は、表面磁力が3
50Gであるプラスチックマグネットを異極が交互に並
ぶように配設される。
【0035】上記実施例1で説明したのと同様に、超音
波励振手段204A及び204Bの作用によって、音波
伝搬部材1上に、現像ローラ50方向へ磁性トナーTが
搬送されるように進行波を生じさせると、磁性トナーT
は、永久磁石3の磁力により浮遊することなく音波伝搬
部材1に適切な圧力で接触し、進行波によって生じる摩
擦力により現像ローラ50方向に搬送される。
波励振手段204A及び204Bの作用によって、音波
伝搬部材1上に、現像ローラ50方向へ磁性トナーTが
搬送されるように進行波を生じさせると、磁性トナーT
は、永久磁石3の磁力により浮遊することなく音波伝搬
部材1に適切な圧力で接触し、進行波によって生じる摩
擦力により現像ローラ50方向に搬送される。
【0036】本実施例においては、現像ローラ50は磁
性金属部材により構成されているので、現像ローラ50
と永久磁石3との間で磁気回路が形成され、現像ローラ
50方向に搬送されてきた磁性トナーTは、現像ローラ
50方向に引きつけられ、更に、現像ローラ50の回転
により、現像ローラ50の回転方向に搬送され、現像剤
量規制部材60により、トナー層厚を適正量に規制され
る。更に、トナー層厚規制時に磁性トナーTには、適正
な摩擦帯電電荷が与えられる。
性金属部材により構成されているので、現像ローラ50
と永久磁石3との間で磁気回路が形成され、現像ローラ
50方向に搬送されてきた磁性トナーTは、現像ローラ
50方向に引きつけられ、更に、現像ローラ50の回転
により、現像ローラ50の回転方向に搬送され、現像剤
量規制部材60により、トナー層厚を適正量に規制され
る。更に、トナー層厚規制時に磁性トナーTには、適正
な摩擦帯電電荷が与えられる。
【0037】このようにして、規制されて現像ローラ5
0上に担持された磁性トナーTは、現像ローラ50の回
転によって、感光体ドラム115と現像ローラ50との
間で形成される現像領域に搬送される。該現像領域にお
いては、現像バイアス電源71によって形成される現像
電界により、現像ローラ50上から感光体ドラム115
上に移動し、感光体ドラム115上の潜像を現像する。
本実施例においては、ネガ帯電性トナーを用い反転現像
を行い、良好な画像を得ることができた。
0上に担持された磁性トナーTは、現像ローラ50の回
転によって、感光体ドラム115と現像ローラ50との
間で形成される現像領域に搬送される。該現像領域にお
いては、現像バイアス電源71によって形成される現像
電界により、現像ローラ50上から感光体ドラム115
上に移動し、感光体ドラム115上の潜像を現像する。
本実施例においては、ネガ帯電性トナーを用い反転現像
を行い、良好な画像を得ることができた。
【0038】更に説明すると、感光体ドラム115と現
像ローラ50との対向領域、すなわち、現像領域におい
ては、感光体ドラム115と現像ローラ50との最短距
離が300μmに保持されており、現像ローラ50に
は、例として、現像電源71により、−500VのDC
電圧と1800Vpp、2kHzのAC電圧が重畳印加
される。本実施例においては、感光体ドラム115上の
非画像領域電位(VD )を−700V、画像領域電位
(V L)を−150Vとした。即ち、発生する現像電界
は、300μmの空隙に、現像ローラ50から感光体ド
ラム115に向かって、−350V(但し、1800V
ppのAC電圧が重畳されている)となる。
像ローラ50との対向領域、すなわち、現像領域におい
ては、感光体ドラム115と現像ローラ50との最短距
離が300μmに保持されており、現像ローラ50に
は、例として、現像電源71により、−500VのDC
電圧と1800Vpp、2kHzのAC電圧が重畳印加
される。本実施例においては、感光体ドラム115上の
非画像領域電位(VD )を−700V、画像領域電位
(V L)を−150Vとした。即ち、発生する現像電界
は、300μmの空隙に、現像ローラ50から感光体ド
ラム115に向かって、−350V(但し、1800V
ppのAC電圧が重畳されている)となる。
【0039】上記現像領域において、該現像ローラ50
上に保持された該磁性トナーTは、反転現像され、感光
体ドラム115上の静電潜像を可視化する。該現像領域
で現像されずに現像ローラ50上に残った残留トナー
は、現像ローラ50の回転に伴い再び現像容器30内に
回収される。
上に保持された該磁性トナーTは、反転現像され、感光
体ドラム115上の静電潜像を可視化する。該現像領域
で現像されずに現像ローラ50上に残った残留トナー
は、現像ローラ50の回転に伴い再び現像容器30内に
回収される。
【0040】上述したように、本実施例においては、超
音波振動による板状の音波伝搬部材1を用いているため
に、回転搬送部材を用いた現像装置構成よりも高さを低
くすることが可能であり、小型の現像装置構成が可能と
なる。
音波振動による板状の音波伝搬部材1を用いているため
に、回転搬送部材を用いた現像装置構成よりも高さを低
くすることが可能であり、小型の現像装置構成が可能と
なる。
【0041】また、磁性トナーTへの搬送力が、音波伝
搬部材1に接している最下層のトナーに与えられるため
デッドスペースが生じないため、現像容器30内の殆ど
の磁性トナーを、現像ローラ50方向に搬送することが
できる。
搬部材1に接している最下層のトナーに与えられるため
デッドスペースが生じないため、現像容器30内の殆ど
の磁性トナーを、現像ローラ50方向に搬送することが
できる。
【0042】更に、磁性トナーTが浮遊しない方向の磁
力が常に磁性トナーに働いているために、磁性トナー搬
送時の飛散を、他の搬送方式に比べて、極力低減でき
る。
力が常に磁性トナーに働いているために、磁性トナー搬
送時の飛散を、他の搬送方式に比べて、極力低減でき
る。
【0043】従って、本実施例の構成によれば、小型で
且つトナーコート及びトナー搬送の安定した現像装置構
成が可能となる。
且つトナーコート及びトナー搬送の安定した現像装置構
成が可能となる。
【0044】実施例3 図5は、本発明の現像装置の第2の実施例を示す。上記
実施例2においては、磁性を有する粉体として磁性トナ
ーTを用いたが、該磁性を有する粉体は必ずしも全ての
粉体が磁性を有している必要はなく、例えば、本実施例
に示すような、非磁性トナーと磁性キャリアを混合した
2成分現像剤の如き粉体を用いても良い。
実施例2においては、磁性を有する粉体として磁性トナ
ーTを用いたが、該磁性を有する粉体は必ずしも全ての
粉体が磁性を有している必要はなく、例えば、本実施例
に示すような、非磁性トナーと磁性キャリアを混合した
2成分現像剤の如き粉体を用いても良い。
【0045】図5に示す実施例において、現像装置10
0は、実施例2で説明したと同様に、潜像担持体である
感光体ドラム115に対向して配され、現像容器30を
備え、現像容器30の開口部には矢印方向に回転可能に
配設された現像剤担持体である磁性金属部材により構成
される現像ローラ50が配置されている。
0は、実施例2で説明したと同様に、潜像担持体である
感光体ドラム115に対向して配され、現像容器30を
備え、現像容器30の開口部には矢印方向に回転可能に
配設された現像剤担持体である磁性金属部材により構成
される現像ローラ50が配置されている。
【0046】現像容器30には、現像剤が収容されてお
り、現像剤は、顕画像粒子である非磁性トナーT1と、
該非磁性トナーT1を搬送する粒子である磁性を有した
キャリアT2とを有する。現像容器30に付設されたト
ナーホッパ31には、非磁性トナーT1が収容されてい
る。
り、現像剤は、顕画像粒子である非磁性トナーT1と、
該非磁性トナーT1を搬送する粒子である磁性を有した
キャリアT2とを有する。現像容器30に付設されたト
ナーホッパ31には、非磁性トナーT1が収容されてい
る。
【0047】更に、現像装置は110は、非磁性トナー
T1とキャリアT2で構成される現像剤を現像ローラ5
0方向(図中矢印方向)に搬送するための音波伝搬部材
1aと、該現像剤を現像ローラ50方向(図中矢印方
向)とは反対方向に搬送するための音波伝搬部材1b
と、上記実施例1で説明したのと同様の、音波伝搬部材
1a及び1bを横波振動させて進行波を与えるための超
音波励振手段204A、204B、204C、204D
とを有する。超音波励振手段204A〜Dは、圧電素子
205と、これを駆動するための高周波電源206と、
ホーン(不図示)とにより構成されている。又、超音波
励振手段204B及び204Dは、実施例2にて説明し
たと同じく、定在波を合成させて進行波を発生させるた
めの作用をなすもので、それぞれ超音波励振手段204
A及び204Cとは少なくとも音波伝搬部材1a、1b
の一部において、空間的にλ(波長)/4、位相がπ/
2だけずれた振動を発生し、音波伝搬部材1を伝搬して
きた振動と合成波を形成し、進行波を発生させる作用を
なす。実施例1と同様に、超音波励振手段204A〜2
04Dと音波伝搬部材1との間には、それぞれ振動伝達
手段を設けることもでき、又、振動伝達手段の背後には
付加振動体を配置することもできる。勿論、吸振手段と
しての超音波励振手段204B及び204Dの代わり
に、実施例1で説明した機械電気変換変換手段11を使
用することもできる。
T1とキャリアT2で構成される現像剤を現像ローラ5
0方向(図中矢印方向)に搬送するための音波伝搬部材
1aと、該現像剤を現像ローラ50方向(図中矢印方
向)とは反対方向に搬送するための音波伝搬部材1b
と、上記実施例1で説明したのと同様の、音波伝搬部材
1a及び1bを横波振動させて進行波を与えるための超
音波励振手段204A、204B、204C、204D
とを有する。超音波励振手段204A〜Dは、圧電素子
205と、これを駆動するための高周波電源206と、
ホーン(不図示)とにより構成されている。又、超音波
励振手段204B及び204Dは、実施例2にて説明し
たと同じく、定在波を合成させて進行波を発生させるた
めの作用をなすもので、それぞれ超音波励振手段204
A及び204Cとは少なくとも音波伝搬部材1a、1b
の一部において、空間的にλ(波長)/4、位相がπ/
2だけずれた振動を発生し、音波伝搬部材1を伝搬して
きた振動と合成波を形成し、進行波を発生させる作用を
なす。実施例1と同様に、超音波励振手段204A〜2
04Dと音波伝搬部材1との間には、それぞれ振動伝達
手段を設けることもでき、又、振動伝達手段の背後には
付加振動体を配置することもできる。勿論、吸振手段と
しての超音波励振手段204B及び204Dの代わり
に、実施例1で説明した機械電気変換変換手段11を使
用することもできる。
【0048】本実施例においても、現像装置100は、
磁性を有するキャリアT2を磁力により音波伝搬部材方
向に引きつけるための磁場発生手段である永久磁石3
a、3bを備えており、本実施例において永久磁石3
a、3bは、表面磁力が350Gであるプラマグを異極
が交互に並ぶようにして配置されている。
磁性を有するキャリアT2を磁力により音波伝搬部材方
向に引きつけるための磁場発生手段である永久磁石3
a、3bを備えており、本実施例において永久磁石3
a、3bは、表面磁力が350Gであるプラマグを異極
が交互に並ぶようにして配置されている。
【0049】上記実施例1で説明したのと同様に、超音
波励振手段204A及び204Bの作用によって、音波
伝搬部材1aに、現像ローラ50方向へ現像剤が搬送さ
れるように進行波を生じさせると、現像剤は、永久磁石
3aの磁力により浮遊することなく音波伝搬部材1aに
適切な圧力で接触し、進行波によって生じる摩擦力によ
り現像ローラ50方向に搬送される。
波励振手段204A及び204Bの作用によって、音波
伝搬部材1aに、現像ローラ50方向へ現像剤が搬送さ
れるように進行波を生じさせると、現像剤は、永久磁石
3aの磁力により浮遊することなく音波伝搬部材1aに
適切な圧力で接触し、進行波によって生じる摩擦力によ
り現像ローラ50方向に搬送される。
【0050】また、音波伝搬部材1bに、超音波励振手
段204C及び204Dの作用によって、音波伝搬部材
1bに、現像ローラ50方向とは反対方向へ現像剤が搬
送されるように進行波を生じさせると、現像剤は、永久
磁石3bの磁力により音波伝搬部材1bに引きつけら
れ、接触し、進行波によって生じる摩擦力により現像ロ
ーラ50方向とは反対方向に搬送される。
段204C及び204Dの作用によって、音波伝搬部材
1bに、現像ローラ50方向とは反対方向へ現像剤が搬
送されるように進行波を生じさせると、現像剤は、永久
磁石3bの磁力により音波伝搬部材1bに引きつけら
れ、接触し、進行波によって生じる摩擦力により現像ロ
ーラ50方向とは反対方向に搬送される。
【0051】従って、上記音波伝搬部材1a及び1bを
用いると、現像剤を容器内で循環させることができる。
用いると、現像剤を容器内で循環させることができる。
【0052】上記非磁性トナーT1は、良く知られてい
るように、上記キャリアT2に担持されて搬送されるの
で、本実施例のような構成をとれば、非磁性の粉体も、
飛散させることなく、精度よく搬送することができる。
るように、上記キャリアT2に担持されて搬送されるの
で、本実施例のような構成をとれば、非磁性の粉体も、
飛散させることなく、精度よく搬送することができる。
【0053】更に説明すると、本実施例においては、現
像ローラ50を磁性金属部材により構成しているので、
現像ローラ50と永久磁石3aとの間で磁気回路が形成
され、現像ローラ50方向に搬送されてきた現像剤は、
現像ローラ50方向に引きつけられ、更に、現像ローラ
50の回転により、現像ローラ50の回転方向に搬送さ
れる。
像ローラ50を磁性金属部材により構成しているので、
現像ローラ50と永久磁石3aとの間で磁気回路が形成
され、現像ローラ50方向に搬送されてきた現像剤は、
現像ローラ50方向に引きつけられ、更に、現像ローラ
50の回転により、現像ローラ50の回転方向に搬送さ
れる。
【0054】搬送されてきた現像剤は、音波伝搬部材1
b近傍に配された永久磁石3bと現像ローラ50とが磁
気回路を形成するので、現像ローラ50から離れ、音波
伝搬部材1b上を現像ローラ50方向とは逆方向に搬送
される。しかしながら、現像ローラ50と現像剤が接触
した際に、現像ローラ50と接触した非磁性トナーT1
は、非磁性トナーT1の持つ電荷により生じる鏡像力に
より、キャリアT2から離れて現像ローラ50に付着
し、現像ローラ50に担持され、現像ローラ50の回転
に伴い現像領域方向に搬送される。現像領域方向に、搬
送された非磁性トナーT2は上記実施例2と同様なプロ
セスにより感光体ドラム115上に現像される。即ち、
本実施例においては、ネガ帯電性トナーを用い反転現像
を行っている。
b近傍に配された永久磁石3bと現像ローラ50とが磁
気回路を形成するので、現像ローラ50から離れ、音波
伝搬部材1b上を現像ローラ50方向とは逆方向に搬送
される。しかしながら、現像ローラ50と現像剤が接触
した際に、現像ローラ50と接触した非磁性トナーT1
は、非磁性トナーT1の持つ電荷により生じる鏡像力に
より、キャリアT2から離れて現像ローラ50に付着
し、現像ローラ50に担持され、現像ローラ50の回転
に伴い現像領域方向に搬送される。現像領域方向に、搬
送された非磁性トナーT2は上記実施例2と同様なプロ
セスにより感光体ドラム115上に現像される。即ち、
本実施例においては、ネガ帯電性トナーを用い反転現像
を行っている。
【0055】更に説明すると、現像ローラ50上にコー
トされた非磁性トナーT1は、その後、現像ローラ50
の回転によって、感光体ドラム115と現像ローラ50
との対向領域、すなわち、現像領域に搬送される。該現
像領域においては、感光体ドラム115と現像ローラ5
0との最短距離が300μmに保持されており、現像ロ
ーラ50には、例として、現像電源71により、−50
0VのDC電圧と1800Vpp、2kHzのAC電圧
が、重畳印加されることによって、現像電界を形成して
いる。
トされた非磁性トナーT1は、その後、現像ローラ50
の回転によって、感光体ドラム115と現像ローラ50
との対向領域、すなわち、現像領域に搬送される。該現
像領域においては、感光体ドラム115と現像ローラ5
0との最短距離が300μmに保持されており、現像ロ
ーラ50には、例として、現像電源71により、−50
0VのDC電圧と1800Vpp、2kHzのAC電圧
が、重畳印加されることによって、現像電界を形成して
いる。
【0056】本実施例においては、感光体ドラム115
上の非画像領域電位(VD )を−700V、画像領域電
位(V L)を−150Vとした。即ち、発生する現像電
界は、300μmの空隙に、現像ローラ50から感光体
ドラム115に向かって、−350V(但し、1800
VppのAC電圧が重畳されている)となる。
上の非画像領域電位(VD )を−700V、画像領域電
位(V L)を−150Vとした。即ち、発生する現像電
界は、300μmの空隙に、現像ローラ50から感光体
ドラム115に向かって、−350V(但し、1800
VppのAC電圧が重畳されている)となる。
【0057】上記現像領域において、該現像ローラ50
上に保持された該非磁性トナーT1は、反転現像され、
感光体ドラム115上の静電潜像を可視化する。該現像
領域で現像されずに現像ローラ50上に残った残留トナ
ーは、現像ローラ50の回転に伴い再び現像容器30内
に回収される。
上に保持された該非磁性トナーT1は、反転現像され、
感光体ドラム115上の静電潜像を可視化する。該現像
領域で現像されずに現像ローラ50上に残った残留トナ
ーは、現像ローラ50の回転に伴い再び現像容器30内
に回収される。
【0058】上述したように、本実施例においては、非
磁性トナーT1の場合でも磁性キャリアT2を用いるこ
とにより、上記実施例2と同様に、音波伝搬部材1a上
を精度良く搬送することができる。
磁性トナーT1の場合でも磁性キャリアT2を用いるこ
とにより、上記実施例2と同様に、音波伝搬部材1a上
を精度良く搬送することができる。
【0059】従って、本実施例の構成によれば、非磁性
トナーを用いた場合でも、小型で且つトナーコート及び
トナー搬送の安定した現像装置構成が可能となる。
トナーを用いた場合でも、小型で且つトナーコート及び
トナー搬送の安定した現像装置構成が可能となる。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る少な
くとも磁性体粒子を含む粉体を搬送する粉体搬送装置
は、粉体と接触する基体と、基体表面に進行波音場を発
生させる手段と、基体表面近傍に粉体とは非接触の状態
で配置された磁場発生手段と、を有する構成とされるの
で、磁場により粉体を粉体搬送手段の基体表面方向に引
きつけることにより、基体と粉体とが常に良好な接触状
態を保つことが可能となり、しかも、良好な接触状態に
おいて、基体表面に進行波音場を発生させることによ
り、安定した粉体搬送を精度良く行うことができる。
くとも磁性体粒子を含む粉体を搬送する粉体搬送装置
は、粉体と接触する基体と、基体表面に進行波音場を発
生させる手段と、基体表面近傍に粉体とは非接触の状態
で配置された磁場発生手段と、を有する構成とされるの
で、磁場により粉体を粉体搬送手段の基体表面方向に引
きつけることにより、基体と粉体とが常に良好な接触状
態を保つことが可能となり、しかも、良好な接触状態に
おいて、基体表面に進行波音場を発生させることによ
り、安定した粉体搬送を精度良く行うことができる。
【0061】また、斯かる搬送装置の原理を画像形成装
置の現像装置に応用することにより、小型の構成で、現
像ローラ表面への現像剤コート及び現像剤搬送が安定し
た現像剤搬送制御を行うことができる。
置の現像装置に応用することにより、小型の構成で、現
像ローラ表面への現像剤コート及び現像剤搬送が安定し
た現像剤搬送制御を行うことができる。
【図1】本発明に係る粉体搬送装置の一実施例の概略斜
視図である。
視図である。
【図2】本発明に係る粉体搬送装置の他の実施例の概略
斜視図である。
斜視図である。
【図3】本発明に係る粉体搬送装置の他の実施例の一部
の構成図である。
の構成図である。
【図4】本発明に係る現像装置の一実施例の概略斜視図
である。
である。
【図5】本発明に係る現像装置の他の実施例の概略斜視
図である。
図である。
【図6】本発明に係る現像装置を使用した画像形成装置
の一実施例の概略構成図である。
の一実施例の概略構成図である。
1、1a、1b 基体(音波伝搬
部材) 2 ガイド部材 3、3a、3b 磁場発生手段
(永久磁石) 4、204A〜204D 超音波励振手段 5、13、205 圧電性振動素子 6、6a、6b、206 高周波電源 7、12 ホーン 8a、8b 振動伝達手段 9a、9b 付加振動体 11 吸振手段 14 電気抵抗負荷 30 現像容器 50 現像ローラ 71 現像バイアス電
源 110 粉体搬送装置
(現像装置) 115 静電潜像担持体
(感光体ドラム) SW−A、SW−B、SW−AB 切り換えスイッ
チ
部材) 2 ガイド部材 3、3a、3b 磁場発生手段
(永久磁石) 4、204A〜204D 超音波励振手段 5、13、205 圧電性振動素子 6、6a、6b、206 高周波電源 7、12 ホーン 8a、8b 振動伝達手段 9a、9b 付加振動体 11 吸振手段 14 電気抵抗負荷 30 現像容器 50 現像ローラ 71 現像バイアス電
源 110 粉体搬送装置
(現像装置) 115 静電潜像担持体
(感光体ドラム) SW−A、SW−B、SW−AB 切り換えスイッ
チ
Claims (13)
- 【請求項1】 少なくとも磁性体粒子を含む粉体を搬送
する粉体搬送装置であって、粉体と接触する基体と、前
記基体表面に進行波音場を発生させる手段と、前記基体
表面近傍に前記粉体とは非接触の状態で配置された磁場
発生手段と、を有することを特徴とする粉体搬送装置。 - 【請求項2】 前記基体は、平板状の音波伝搬部材であ
り、前記進行波音波発生手段は、前記音波伝搬部材の一
端に設けた超音波励振手段及び前記音波伝搬部材の他端
に設けた吸振手段を有することを特徴とする請求項1の
粉体搬送装置。 - 【請求項3】 前記超音波励振手段及び前記吸振手段
は、圧電性の振動素子と、この素子を駆動する高周波電
源と、ホーンとにより構成され、前記音波伝搬部材と、
前記超音波励振手段及び前記吸振手段との間には振動伝
達手段を設けたことを特徴とする請求項2の粉体搬送装
置。 - 【請求項4】 前記進行波音波発生手段は、前記音波伝
搬部材の両端に超音波励振手段を設け、該各々の超音波
励振手段によって前記音波伝搬部材上に形成される定在
波の合成波が進行波を形成するように、少なくとも、お
互いの定在波が空間的にλ(波長)/4、位相がπ/2
ずれた部分を生じさせるように配され、且つ、振動を発
生させる超音波励振手段であることを特徴とする請求項
1の粉体搬送装置。 - 【請求項5】 前記吸振手段は、前記音波伝搬部材を通
じて伝搬してきた機械振動を電気エネルギーに変換し吸
収する機械電気変換手段であることを特徴とする請求項
2の粉体搬送装置。 - 【請求項6】 前記振動伝達手段の振動を調整するため
の付加振動体を前記振動伝達手段に付設したことを特徴
とする請求項2〜5のいずれかの項に記載の粉体搬送装
置。 - 【請求項7】 少なくとも磁性体粒子を含む現像剤を有
し、この現像剤を使用して静電潜像担持体上の静電潜像
を現像する現像装置であって、前記現像剤を収容する容
器と、この現像剤を搬送する現像剤搬送手段とを有し、
前記現像剤搬送手段は、現像剤と接触する基体と、前記
基体表面に進行波音場を発生させる手段と、前記基体表
面近傍に前記現像剤とは非接触の状態で配置された磁場
発生手段と、を有することを特徴とする現像装置。 - 【請求項8】 前記基体は、平板状の音波伝搬部材であ
り、前記進行波音波発生手段は、前記音波伝搬部材の一
端に設けた超音波励振手段及び前記音波伝搬部材の他端
に設けた吸振手段を有することを特徴とする請求項7の
現像装置。 - 【請求項9】 前記基体は、互いに離間し、平行に配置
された平板状の音波伝搬部材であり、前記進行波音波発
生手段は、各前記音波伝搬部材の一端に設けた超音波励
振手段及び前記音波伝搬部材の他端に設けた吸振手段を
有することを特徴とする請求項7の現像装置。 - 【請求項10】 前記超音波励振手段及び前記吸振手段
は、圧電性の振動素子と、この素子を駆動する高周波電
源と、ホーンとにより構成され、前記音波伝搬部材と、
前記超音波励振手段及び前記吸振手段との間には振動伝
達手段を設けたことを特徴とする請求項8及び9の現像
装置。 - 【請求項11】 前記進行波音波発生手段は、前記音波
伝搬部材の両端に超音波励振手段を設け、該各々の超音
波励振手段によって前記音波伝搬部材上に形成される定
在波の合成波が進行波を形成するように、少なくとも、
お互いの定在波が空間的にλ(波長)/4、位相がπ/
2ずれた部分を生じさせるように配され、且つ、振動を
発生させる超音波励振手段であることを特徴とする請求
項7の現像装置。 - 【請求項12】 前記吸振手段は、前記音波伝搬部材を
通じて伝搬してきた機械振動を電気エネルギーに変換し
吸収する機械電気変換手段であることを特徴とする請求
項8及び9の現像装置。 - 【請求項13】 前記振動伝達手段の振動を調整するた
めの付加振動体を前記振動伝達手段に付設したことを特
徴とする請求項8〜12のいずれかの項に記載の現像装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9368479A JPH11194595A (ja) | 1997-12-26 | 1997-12-26 | 粉体搬送装置及び現像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9368479A JPH11194595A (ja) | 1997-12-26 | 1997-12-26 | 粉体搬送装置及び現像装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11194595A true JPH11194595A (ja) | 1999-07-21 |
Family
ID=18491926
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9368479A Pending JPH11194595A (ja) | 1997-12-26 | 1997-12-26 | 粉体搬送装置及び現像装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11194595A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005215242A (ja) * | 2004-01-29 | 2005-08-11 | Kyocera Mita Corp | クリーニング装置および画像形成装置 |
WO2015050138A1 (ja) * | 2013-10-01 | 2015-04-09 | 住友理工株式会社 | 搬送装置 |
-
1997
- 1997-12-26 JP JP9368479A patent/JPH11194595A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005215242A (ja) * | 2004-01-29 | 2005-08-11 | Kyocera Mita Corp | クリーニング装置および画像形成装置 |
JP4521200B2 (ja) * | 2004-01-29 | 2010-08-11 | 京セラミタ株式会社 | クリーニング装置および画像形成装置 |
WO2015050138A1 (ja) * | 2013-10-01 | 2015-04-09 | 住友理工株式会社 | 搬送装置 |
US9409719B2 (en) | 2013-10-01 | 2016-08-09 | Sumitomo Riko Company Limited | Conveying apparatus |
JPWO2015050138A1 (ja) * | 2013-10-01 | 2017-03-09 | 住友理工株式会社 | 搬送装置 |
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