JP3263297B2 - 洗面化粧台の排水構造 - Google Patents

洗面化粧台の排水構造

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JP3263297B2 JP29718795A JP29718795A JP3263297B2 JP 3263297 B2 JP3263297 B2 JP 3263297B2 JP 29718795 A JP29718795 A JP 29718795A JP 29718795 A JP29718795 A JP 29718795A JP 3263297 B2 JP3263297 B2 JP 3263297B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗面化粧台の排水
構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】洗面化粧台を取り替えた場合には排水経
路の位置が変わることがある。従来においては洗面化粧
台の底板に孔を明け直して主排水管を床排水管に接続す
るようにしたり、あるいは、設備工事にて床排水管を新
しい位置に立ち上げ直していた。しかしながら、上記の
ように洗面化粧台に孔開け作業を行ったり、床排水管を
新たに設置したりする場合には配管工事が大掛かりなも
のになるという問題が生じるものであった。このため、
主排水管と床排水管との間にエルボ管を介在させるよう
にし、エルボ管を用いるようにして洗面化粧台の底板の
下で排水管接続を行うようにすることがあり、このよう
にエルボ管を用いて排水経路の位置の変更に対応するこ
とで大掛かりな工事を必要とすることなく見栄え良く洗
面化粧台の取替を行うことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、エルボ
管を用いるようにして洗面化粧台の底板の下で排水管接
続を行うようにした場合、排水管の重量は主排水管によ
って支持されるだけであるためにエルボ管の高さ位置を
一定に保つことができず、エルボ管が逆勾配になるよう
なことがあり、このようにエルボ管が逆勾配になると水
が流れにくくなって排水性が悪くなるような問題が生じ
やすいものであった。
【0004】本発明は上記問題点の解決を目的とするも
のであり、逆勾配になるようなことなくエルボ管を用い
て排水管路を形成することができる洗面化粧台の排水構
造を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明では、洗面化粧台1内に配された主
排水管2の下部にエルボ管3を設け、洗面化粧台1の設
置部位の床面4より突設された床排水管5に上記エルボ
管3を接続し、底板1aをエルボ管3の外径より大きい
内径の開口部14を備えた底板本体15と、外径が開口
部14よりも大きい支持板16とで構成し、エルボ管3
の上部外面に設けたネジ部6cを支持板16に対して回
転自在に螺着し、支持板16の周縁部を底板本体15の
開口部14の開口縁上に載置したことを特徴とするもの
であり、底板1aに対する螺合深さを調整してエルボ管
3の高さ位置を調整することで逆勾配になるようなこと
なくエルボ管3を用いて排水管路を形成することができ
る。
【0006】
【0007】
【発明の実施の形態】洗面化粧台1はキャビネット7の
上部に洗面ボウル体8を載設して主体が構成されてお
り、背面側を壁面9に沿わせるようにして床面4に設置
されている。キャビネット7内において洗面ボウル体8
の洗面ボウル10より導出された第1排水管2aには第
2排水管2bが接続されており、各排水管2a,2bに
よってトラップ管を形成する主排水管2が構成されてい
る。
【0008】キャビネット7の底部には底板1aが設け
られており、底板1aの下側に位置するように主排水管
2の下部にはエルボ管3が接続されている。このエルボ
管3は接続管11を介して洗面化粧台1の設置部位の床
面4より突設された床排水管5に対して接続されてい
る。エルボ管3と主排水管2との接続は、主排水管2を
構成する第2排水管2bの下端をエルボ管本体3aの上
部に差し込み、パッキン12を介して連結ナット体13
をエルボ管本体3aの上部に螺着することによってエル
ボ管3と主排水管2とが水密的に接続されている。
【0009】エルボ管3にはエルボ管3の高さ位置を調
整するアジャスター6が設けられており、図1乃至図3
アジャスター6の一例を示す。
【0010】
【0011】図乃至図に示されるアジャスター6は
洗面化粧台1の底板1aに螺着されており、エルボ管本
体3aの上部外面にネジ部6cを設けて主体が構成され
ている。この実施形態においては、底板1aはエルボ管
3の外径より大きい内径となった開口部14を備えた底
板本体15と、外径が上記開口部14よりも大きくなっ
た支持板16とで構成されており、支持板16はエルボ
管本体3aの上部外面に設けられたネジ部6cに対して
螺着されるようになっている。
【0012】このものにおいては、エルボ管本体3aの
上部に螺着された支持板16の周縁部が底板本体15の
開口部14の開口縁上に載置されることによってエルボ
管3が底板1aにて支持された状態となるものであり、
底板1aとしての支持板16をエルボ管本体3aに対し
て回転させて螺合深さを調整することによってエルボ管
3の支持高さ位置を自在に調整することができ、エルボ
管3が所定高さ位置に位置決めされ、逆勾配になるよう
なことなくエルボ管3を用いて排水管路が形成されるも
のである。
【0013】しかして、アジャスター6を備えたエルボ
管3を用いることによって大掛かりな工事を必要とする
ことなく見栄え良く洗面化粧台の取り替えを行いなが
ら、逆勾配になるようなことなくエルボ管3を用いて排
水管路を形成することができるものである。
【0014】
【発明の効果】請求項1の発明は、洗面化粧台内に配さ
れた主排水管の下部にエルボ管を設け、洗面化粧台の設
置部位の床面より突設された床排水管に上記エルボ管を
接続し、底板をエルボ管の外径より大きい内径の開口部
を備えた底板本体と、外径が開口部よりも大きい支持板
とで構成し、エルボ管の上部外面に設けたネジ部を支持
板に対して回転自在に螺着し、支持板の周縁部を底板本
体の開口部の開口縁上に載置したことを特徴とするもの
であり、底板に対する螺合深さを調整してエルボ管の高
さ位置を調整することで逆勾配になるようなことなくエ
ルボ管を所定の高さ位置に配置して排水管路を形成する
ことができるものである。
【0015】
【0016】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例を説明する説明図である。
【図2】同上のエルボ管の設置状態を説明する説明図で
ある。
【図3】同上に用いられるエルボ管の斜視図である。
【符号の説明】
1 洗面化粧台 1a 底板 2 主排水管 3 エルボ管 4 床面 5 床排水管 6 アジャスター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E03C 1/14 A47K 1/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗面化粧台内に配された主排水管の下部
    にエルボ管を設け、洗面化粧台の設置部位の床面より突
    設された床排水管に上記エルボ管を接続し、底板をエル
    ボ管の外径より大きい内径の開口部を備えた底板本体
    と、外径が開口部よりも大きい支持板とで構成し、エル
    ボ管の上部外面に設けたネジ部を支持板に対して回転自
    在に螺着し、支持板の周縁部を底板本体の開口部の開口
    縁上に載置したことを特徴とする洗面化粧台の排水構
    造。
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