JP3262619B2 - カラー受像管装置 - Google Patents

カラー受像管装置

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JP3262619B2
JP3262619B2 JP03546793A JP3546793A JP3262619B2 JP 3262619 B2 JP3262619 B2 JP 3262619B2 JP 03546793 A JP03546793 A JP 03546793A JP 3546793 A JP3546793 A JP 3546793A JP 3262619 B2 JP3262619 B2 JP 3262619B2
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雅彦 助野
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、螢光体スクリーン面の
全域において、高い解像度が得られるように構成したカ
ラー受像管装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、最も普通に用いられるカラー受像
管装置は、図4に示したように、陰極1a,1b,1c、
制御格子電極2、加速電極3、集束電極4、および最終
加速電極5を順に配設している。このような装置におけ
る電子ビームの挙動を、図5を参照して説明すると、陰
極1a,1b,1cから放射された電子ビーム9は、制御
格子電極2と加速電極3によって生成されるレンズ電界
10により一旦集束され、クロスオーバ11が生じる。その
後、電子ビームは発散するが、加速電極3と集束電極4
によって生成されるレンズ電界12によって予備的な集束
作用を受け、更に集束電極4と最終加速電極5によって
生成されるレンズ電界13に強い集束作用を受けることに
より、螢光体スクリーン面14上にクロスオーバの像を結
像してビームスポット15を形成する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図6に
示すように、スクリーン面14における周辺部は中央部に
比べ、電子銃からスクリーン面までの電子ビーム軌道が
長いため、電子ビームのスクリーン面入射角がβから
β’に小さくなる。一般に、スクリーン面入射角とレン
ズ倍率は反比例関係にあることから、スクリーン面の周
辺部は中央部よりレンズ倍率が大きくなる。スクリーン
面上に形成されるビームスポットは、クロスオーバがレ
ンズ倍率倍に拡大され、結像されたものであるため、図
7に示したように、スクリーン面の周辺部のビームスポ
ット16は中央部のビームスポット15より大きくなる。こ
のような傾向は、カラー受像管装置の偏向角度が増大す
るほど強調され、スクリーン面の周辺部と中央部とのビ
ームスポット径の差が顕著となり、スクリーン面全域に
おいて均一なビームスポットが得られないという問題が
あった。
【0004】そこで、本発明は、スクリーン面における
周辺部のビームスポット径を中央部のものと同程度まで
小さくし、スクリーン面全域において均一なビームスポ
ットが得られるようにしたカラー受像管装置を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のカラー受像管装置は、制御格子電極と最終
加速電極の間に、少なくとも加速電極、所定のフォーカ
ス電圧Vfoc1が印加される第1補助電極、前記フォーカ
ス電圧Vfoc1と所定の電位差ΔVを有する電圧Vfoc2が
印加される第2補助電極、および前記フォーカス電圧V
foc1が印加される集束電極をこの順に配設し、第1補助
電極と第2補助電極は、互いに対向する位置に軸対称レ
ンズ電界を生成する電子ビーム通過孔を有し、かつ、電
子ビームの偏向角度の増大に伴って、第1補助電極と第
2補助電極との間に生成される軸対称レンズ電界を漸次
弱くするように、電圧Vfoc2から徐々に上昇または下降
するダイナミック電圧を第2補助電極に印加して電位差
ΔVを減少させる手段を設けたものである。
【0006】
【作用】上記構成によれば、第2補助電極に偏向角度の
増大に伴い上昇または下降するダイナミック電圧が印加
されることによって、第1補助電極と第2補助電極との
間に生成される軸対称レンズ電界の集束作用が弱まる。
このため、スクリーン面の周辺部においては電子ビーム
が広げられスクリーン面入射角が大きくなり、従って、
レンズ倍率が小さくなることからビームスポット径を小
さくできる。このような作用によって、スクリーン面に
おける周辺部のスポット径を中央部のものと同程度まで
小さくすることができる。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照して実施例を詳細に説明す
る。図1は本発明の一実施例のカラー受像管装置を示し
たもので、水平一直線上に配列された3個の陰極1a,1
b,1cは、制御格子電極2、加速電極3、第1補助電極
6、第2補助電極7、集束電極4および最終加速電極5
と共にインライン型電子銃を構成している。また、第1
補助電極6と第2補助電極7の互いに対向する位置に
は、例えば図2に示したような円形の電子ビーム通過孔
6a,6b,6cおよび7a,7b,7cがそれぞれ設けられ
ており、軸対称レンズ電界を生成する。
【0008】第1補助電極6は集束電極4と接続されて
いるので、所定のフォーカス電圧Vfoc1がかかる。電子
ビームが偏向されないときは、第2補助電極7にはフォ
ーカス電圧Vfoc1より所定電圧ΔVだけ低い電圧Vfoc2
がかかる。従って、この電位差によって第1補助電極6
と第2補助電極7との間に軸対称レンズ電界が生成され
る。第2補助電極7にはダイナミック電圧発生装置8が
接続されており、電子ビームが偏向されているときに
は、偏向角度の増加に伴い、Vfoc2から漸次上昇するダ
イナミック電圧が第2補助電極7にかかる。このとき、
第1補助電極6と第2補助電極7との電位差はΔVより
小さくなるため、両電極間の軸対称レンズ電界が弱くな
る。
【0009】このようなレンズ電界による電子ビームの
挙動を図3を参照して説明すると、図3(a)は電子ビー
ムを偏向しない場合を、図3(b)は電子ビームを偏向す
る場合を示したもので、17は加速電極3および第1補助
電極6によって生成される軸対称レンズ電界を、第1補
助電極6および第2補助電極7によって生成される軸対
称レンズ電界のうち18は偏向しない軸対称レンズ電界
を、19は偏向する軸対称レンズ電界をそれぞれ示してあ
る。
【0010】クロスオーバ11から中心軸に対して角度α
で出射した電子ビームは、まず軸対称レンズ電界(凸レ
ンズ)17で集束作用を受けた後、軸対称レンズ電界(凸レ
ンズ)18または19によって集束作用を受ける。このとき
軸対称レンズ電界19は軸対称レンズ電界18より弱いた
め、偏向する場合の電子ビームは偏向しない場合のそれ
より広げられる。このような作用によって、偏向時にお
ける電子銃からスクリーン面14までの距離の長大による
スクリーン面への入射角縮小作用を打ち消すことがで
き、偏向する場合のスクリーン面への入射角を、従来の
角度β'から偏向しないときの角度βと同程度まで拡大
することができる。即ち、スクリーン面の周辺部と中央
部とで、スクリーン面への入射角が同じになり、レンズ
倍率が等しくなるため、ビームスポット径を同じにする
ことができる。
【0011】なお以上は、第2補助電極7に、偏向しな
いときにはフォーカス電圧Vfoc1より所定電圧ΔVだけ
低い電圧Vfoc2を印加し、偏向するときはVfoc2から漸
次上昇するダイナミック電圧をかけた場合について述べ
たが、第2補助電極に、偏向しないときにはフォーカス
電圧Vfoc1より所定電圧ΔVだけ高い電圧Vfoc2をか
け、偏向するときはVfoc2から漸次下降するダイナミッ
ク電圧をかけた場合にも同様の説明が当てはまる。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
偏向角度の増大に伴って顕著になるスクリーン面におけ
る周辺部と中央部とのビームスポット径の大きさの差を
なくすることができ、螢光体スクリーン面の全域にわた
って均一なビームスポットを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるカラー受像管装置の
電子銃の断面図である。
【図2】同実施例における第1補助電極と第2補助電極
の電子ビーム通過孔を示す図である。
【図3】同実施例において、電子ビームを偏向しない場
合(a)と偏向する場合(b)における軸対称レンズ電界の作
用を示す図である。
【図4】従来のカラー受像管装置の電子銃の断面図であ
る。
【図5】同従来例における軸対称レンズ電界の作用を示
す図である。
【図6】従来例において、スクリーン面の中央部と周辺
部への入射角の相違を示す図である。
【図7】入射角の相違によるビームスポット径を示す図
である。
【符号の説明】
1a,1b,1c … … 陰極、 2 … 制御格子電極、 3
… 加速電極、 4 …集束電極、 5 … 最終加速電極、
6 … 第1補助電極、 7 … 第2補助電極、 8 …
ダイナミック電圧発生装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−116636(JP,A) 特開 平4−262344(JP,A) 特開 平6−187921(JP,A) 実開 平5−45881(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01J 29/48 H01J 29/50 H01J 29/56

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御格子電極と最終加速電極との間に、
    少なくとも加速電極、所定のフォーカス電圧Vfoc1が印
    加される第1補助電極、前記フォーカス電圧Vfoc1と所
    定の電位差ΔVを有する電圧Vfoc2が印加される第2補
    助電極、および前記フォーカス電圧Vfoc1が印加される
    集束電極をこの順に配設し、前記第1補助電極と第2補
    助電極は、互いに対向する位置に軸対称レンズ電界を生
    成する電子ビーム通過孔を有し、かつ、電子ビームの偏
    向角度の増大に伴って、前記第1補助電極と第2補助電
    極との間に生成される前記軸対称レンズ電界を漸次弱く
    するように、前記電圧Vfoc2から徐々に上昇または下降
    するダイナミック電圧を前記第2補助電極に印加して前
    記電位差ΔVを減少させる手段を設けたことを特徴とす
    るカラー受像管装置。
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