JP3262610B2 - 版材の定位置停止制御装置を設けた製版装置 - Google Patents

版材の定位置停止制御装置を設けた製版装置

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JP3262610B2 JP35031692A JP35031692A JP3262610B2 JP 3262610 B2 JP3262610 B2 JP 3262610B2 JP 35031692 A JP35031692 A JP 35031692A JP 35031692 A JP35031692 A JP 35031692A JP 3262610 B2 JP3262610 B2 JP 3262610B2
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、製版機において感光性
版材を露光位置へ搬送する際に、該版材を所定の位置に
正確に停止させるとともに停止後も版の位置ずれの発生
を防止するようにした版材の定位置停止制御装置を設け
た製版装置に関する。
【0002】
【従来の技術】静止した感光性版材に露光をかけ潜像を
形成させるとき、版材を極力早く、露光位置に搬送し、
正確に定位置に停止させる必要がある。また製版速度を
増やすためには搬送速度を上げ、急速停止による位置決
めを行う必要がある。従来の技術としては、AC,DC
モータによる高速搬送では、停止位置検知センサの信号
によるモータの停止のため、機構部全体の慣性により版
の停止する位置が不安定となった。またDCモータの制
動ブレーキによる停止の場合もほとんど停止に近い状態
からはやはり版の停止する位置が不安定となる。このた
め減速センサと停止位置センサを併用することで停止位
置の向上を図ったりしている。しかしながら停止位置精
度を上げるためには最終的に電磁クラッチと電磁ブレー
キの併用により、負荷を減らした後ブレーキをかける方
法が用いられる。この他に電磁クラッチと電磁ブレーキ
を使用せずに停止位置精度を向上させる方法として、パ
ルスモータによる搬送と停止位置の制御方法もある。
【0003】また、高速搬送状態から急停止状態になる
ため、版を搬送しているベルトにかかるトルクが変動
し、版停止状態でもベルトがベルト自体の弾性により、
伸び戻しを行う。このため停止位置がずれるとともに、
このときに露光をかけると、版材が僅かに移動すること
で画質の低下となる。このため従来の製版機ではこれを
問題にする場合、伸び戻しの時間を見込んだ後に露光を
開始するという方法が取られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】減速センサと停止位置
センサを併用すると減速時間が発生し、位置決めに時間
がかかることになり、またパルスモータによる搬送と停
止位置の制御方法ではパルスモータの追従に限界がある
ため、高速搬送に限界がある上に、高度な制御を行うコ
ントローラを必要とするためコストの上昇は避け得な
い。いずれにせよ、高速製版のために搬送速度を上げ、
停止時間を短くしようとすると、版を搬送しているベル
トにかかるトルクが変動し、版停止状態でベルトがベル
ト自体の弾性変形により、伸び戻しが避け得ない状態と
なり、停止位置精度と画質の低下は急停止の時間ファク
タと系の持つ慣性により大きく影響を受けていた。本発
明の目的は、製版機において感光性版材を露光位置へ搬
送する際に版材を所定の位置で一端停止させ、さらにそ
の停止位置を修正することができる版材の定位置停止制
御装置を設けた製版装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明による版材の定位置停止制御装置を設けた製
版装置は、給版部からの感光性版材を搬送用のモータに
よりベルトを駆動して露光部の撮影位置に搬送し前記ベ
ルトを停止して撮影する製版装置において、前記ベルト
の伸び戻しを打ち消すための逆転搬送位置決め用の駆動
手段と前記露光部に版材の停止位置を検知するための
停止位置検出センサを設け、前記停止位置検出センサの
オンの出力により前記製版装置の通常搬送方向に搬送系
を駆動する前記搬送モータを停止させた後、前記逆転搬
送位置決め用の駆動手段を前記停止位置検出センサがオ
フの出力となるまで動作させる制御回路とを設けて構成
されている。
【0006】
【実施例】以下、図面等を参照して本発明をさらに詳し
く説明する。図3は本発明による感光性版材の定位置停
止制御装置を設けた製版装置の実施例を示す主要部の断
面略図、図4は前記実施例の露光部とそれに関連する機
構を取り出して示した斜視図、図5は前記実施例の露光
部とそれに関連する機構を取り出して示した側面図であ
る。給版部には、マスタロール1,第1給紙ローラ2,
カッタ3,第2給紙ローラ4,第3給紙ローラ5,チャ
ージ部6がこの順に配置されている。撮影部には前記給
版部のカッタ3でカットされた版材を露光用の定位置に
搬送する露光部7と露光部7へ版材を案内する露光部7
の版押さえローラ7aと露光部7上で版を移動させ、さ
らに版を吸着させる多数の穴の開いたベルト7bと吸着
のための排気を行う吸着ファン8,版材の停止位置を検
知するための停止センサ7cが設けられている。搬送モ
ータ10は、正規搬送方向に搬送系を駆動するためのモ
ータであって、駆動ベルト9とを介して露光部のベルト
7bを駆動する。パルスモータ11は、定位置停止精度
を上げ、ベルト7bの伸び戻しを打ち消すための逆転搬
送位置決め用のモータである。クラッチ11aは、パル
スモータ11を搬送モータ10の搬送系列から切り離す
ためのクラッチであり、パルスモータ11とクラッチ1
1aはベルト11bにより繋がれている。
【0007】給版部のカッタ3により規定の寸法にカッ
トされた版材がチャージ部6でチャージされ版押さえロ
ーラ7aとベルト7bに案内される。ベルト7b上には
多くの穴が開けられており、吸着ファン8の排気により
圧力の低い箱型構造を持つ露光部7のベルト下に敷設さ
れた空気抜き穴とベルト7bの穴を通じて、版は露光部
7に吸着,保持され、停止センサ7c方向に向かって搬
送される。ここでは図示されていない給版搬送と図4に
示される露光部搬送は何れも搬送モータ10により駆動
されており、露光部の搬送は搬送モータ10と係合した
搬送ベルト9により図示しないシャフトを介して11本
のベルト7bに伝えられる。
【0008】次に主として図1,2を参照して制御装置
の動作を説明する。ベルト7bにより搬送された版の先
端が停止センサ7cに到達すると、版先端により停止セ
ンサ7cがオンされ,同時に搬送モータ10は制御回路
によりオフされる。本発明では駆動ベルトが定位置制
御により停止した後、逆転用パルスモータ11(図2,
3,4,5参照)で定位置センサ7cがオフするまで版
を戻す。また、搬送モータ10がオフと同時に電磁的に
制動ブレーキをかける。このときさらに制動距離を短く
するために、クラッチ11aをオンとして負荷を増やし
ても良い。また駆動系が完全に止まると予測される時間
をt1 とすると、t1 の間パルスモータ11は回転する
ことなく、励磁のみされている。t1 時間経過後、パル
スモータ11は搬送モータ10とは逆の送りとなる方向
に回転し、これにより停止位置より行き過ぎた版先端を
停止センサ7cの方に低速で戻し、停止センサがオフと
なったときに、パルスモータ11とクラッチ11aをオ
フとする。この状態は低速で行われているので、パルス
モータ11の駆動停止により、版をばらつきの少ない状
態で停止することができる(図1参照)。また図1のt
2 に示すパルスモータのステップ角を小さくすること
で、停止位置精度をさらに向上させることも可能であ
る。また上記のパルスモータ11の逆転位置決め動作に
入らなかったとすれば、ベルト7bの回転軸により発生
する弾性的なストレスは、ベルト7b内部のストレスを
打ち消す方向に動く(普通は駆動軸回転方向に対し逆方
向)ため、ゴム質の伸び戻りが発生し、位置決め精度の
低下となる。またこのゴム質の伸び戻し中に露光がかか
った場合,版は微動しているので、画質低下となって顕
れる。
【0009】しかるにパルスモータ11は逆転すること
で、版を比較的遅い速度で戻しているため、ベルト7b
内部のストレスを打ち消すか、または僅かのストレスし
か残さない状態で停止することが可能となった。このと
きパルスモータ11はCPUによる簡単な制御の方法で
制御され高精度な位置決めを達成できる。CPUからト
ランジスタを介して直接パルスモータ11の励磁を制御
するのであるがCPUによりt2 を変えることで自由に
スピードがコントロールできるため停止位置精度の要求
値に従うのに必要かつ十分なt2 に設定できる。現状で
は、版の戻し量が少ないことからt2 を30msecと
し低速で戻し、±0.25mmの定位置停止精度を確保
した。この実施例による製版機の搬送系では、パルスモ
ータ11のステップ理論値は0.2mmに相当し搬送系
の各ロスを見込むとほぼ合致する。また、t2 を比較的
長くセットして良いため、低価格のパルスモータを使用
することが可能な上に、高度なパルスモータのコントロ
ーラを必要としない。前記パルスモータ11の逆転によ
る逆転位置決めにより、ベルトの回転方向に発生する弾
性的な歪みを除去することができるために、従来の停止
のときに発生するベルトの伸び戻し現象を防ぎ、停止位
置精度と画質の向上も図れるという製版に非常に有効な
効果も生み出している。
【0010】搬送モータ10の駆動力によって運ばれた
版先端は停止センサ7cにより検知され搬送モータ10
をオフし制動をかけるが、慣性のため版先端は、停止セ
ンサ7cで決められた停止位置を行き過ぎて位置的バラ
ツキをもちながら停止する。このとき停止センサ7cは
オン状態のままとなっている。ここで、パルスモータ1
1を搬送用モータ10とは逆送りとなる方向に回転さ
せ、版先端を停止センサ7cがオフとなるところまで下
げるのである。このときパルスモータを使用しCPUで
低速コントロールしているため、パルスモータ11のス
テップ角ごとに停止センサ7cのオフをCPUでチェッ
クしていけるので、ほぼステップ角相当の送り量の値に
相当する停止精度を得ることができ、また希望する停止
精度に合致するようにパルスモータ11のステップ角を
選択することができる。また、パルスモータのステップ
角を比較的長くセットして良いため、低価格のパルスモ
ータを使用することが可能な上に、CPUからトランジ
スタを介して直接パルスモータの励磁をコントロールす
ることができるため、高度なパルスモータのコントロー
ラを必要としない。
【0011】
【発明の効果】以上詳しく説明したように本発明による
版材の定位置停止制御装置を設けた製版装置は、停止位
置検出センサの出力により前記製版装置の正規搬送方向
に搬送系を駆動する搬送モータを停止し、前記ベルトの
伸び戻しを打ち消すための逆転搬送位置決め用のパルス
モータを動作させて版材を露光位置に停止させる。した
がって、逆転搬送位置決めによりベルト7bは回転軸に
より発生するベルト内部の弾性的なストレスを打ち消す
方向に働く。そのため、この逆転がない場合発生するベ
ルトの微動を防ぐことができる。すなわち版を比較的遅
い速度で戻しているため、ベルト内部のストレスを打ち
消すか、または僅かのストレスしか残さない状態をもた
らす結果となるため、ベルトの伸び戻し現象を防止し、
位置決め停止後の版の位置ずれ、微動を防ぎ、高精度位
置決めと画質の向上につながるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による版材の定位置停止制御装置を設け
た製版装置の制御タイミングを示すタイミングチャート
である。
【図2】本発明による製版装置の版材の定位置停止制御
回路パルスモータ駆動部の実施例を示す回路図である。
【図3】本発明による版材の定位置停止制御装置を設け
た製版装置の実施例を示す主要部の断面略図である。
【図4】前記実施例の露光部と,それに関連する機構を
取り出して示した斜視図である。
【図5】前記実施例の露光部と,それに関連する機構を
取り出して示した側面図である。
【符号の説明】
1 マスタロール 2 第1給紙ローラ 3 カッタ 4 第2給紙ローラ 5 第3給紙ローラ 6 チャージ部 7 露光部 7a 版押さえローラ 7b ベルト 7c 停止センサ 8 吸着ファン 9 駆動ベルト 10 搬送モータ 11 パルスモータ 11a クラッチ 11b ベルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 矢野 敦士 東京都千代田区丸の内三丁目4番2号 三菱製紙株式会社内 (72)発明者 斎藤 道朗 東京都狛江市和泉本町一丁目35番1号 東京航空計器株式会社内 (56)参考文献 特開 昭59−204032(JP,A) 特開 平5−80593(JP,A) 特開 平2−282752(JP,A) 特開 昭58−7637(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03F 7/20 511 G03B 27/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給版部からの感光性版材を搬送用のモー
    タによりベルトを駆動して露光部の撮影位置に搬送し前
    記ベルトを停止して撮影する製版装置において、 前記ベルトの伸び戻しを打ち消すための逆転搬送位置決
    め用の駆動手段と 前記露光部に版材の停止位置を検知するための停止位置
    検出センサを設け、 前記停止位置検出センサのオンの出力により前記製版装
    置の通常搬送方向に搬送系を駆動する前記搬送モータを
    停止させた後、前記逆転搬送位置決め用の駆動手段を前
    記停止位置検出センサがオフの出力となるまで動作させ
    制御回路とを設けて構成したことを特徴とする版材の
    定位置停止制御装置を設けた製版装置。
JP35031692A 1992-12-02 1992-12-02 版材の定位置停止制御装置を設けた製版装置 Expired - Fee Related JP3262610B2 (ja)

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