JP3262463B2 - 情報処理装置及び情報処理方法 - Google Patents

情報処理装置及び情報処理方法

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JP3262463B2
JP3262463B2 JP25524694A JP25524694A JP3262463B2 JP 3262463 B2 JP3262463 B2 JP 3262463B2 JP 25524694 A JP25524694 A JP 25524694A JP 25524694 A JP25524694 A JP 25524694A JP 3262463 B2 JP3262463 B2 JP 3262463B2
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利治 乾
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクタンクより記録
ヘッドにインクを供給して該記録ヘッドのノズルよりイ
ンク滴を飛翔させて記録を行なうインクジェット記録装
置等の記録装置を制御するホストコンピュ−タ等の情報
処理装置及び該装置における情報処理方法に関する。
【0002】
【従来技術】インクジェット記録装置では良好な印字結
果を得るためにプリンタの状態を把握しておく必要があ
る。以下にインクジェットプリンタ装置におけるいくつ
かの検出事項を述べる。
【0003】紙間検出機能はプリンタ装置における印字
ヘッドのインク吐出面と被記録媒体との距離を検出する
機能である。
【0004】これはプリンタが記録する媒体面とインク
吐出面との距離を把握しておくことにより正確な位置に
記録することができるようにするものである。
【0005】従来のプリンタでは紙間ポジションを調整
するためのレバーがついており、はがきなどの厚紙用の
ポジションと通常の紙を用いるときの薄紙ポジションが
設定できるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上の様な従来の記録
装置システムは、紙間ポジションの調整等の致命的なプ
リンタシステムエラーが生じた場合はプリンタ本体の
光、音声等によるエラー表示のみであったため、使用者
がエラーを確認するためにプリンタ装置に赴き、エラー
内容を確認してからエラーに対処しなくてはいけないた
め操作性が著しく悪くなってしまう。
【0007】更に、以上の様な従来の記録装置システム
は、記録装置を制御するホストコンピュ−タ上で、記録
装置の記録媒体の種類を把握することができず、ユ−ザ
にその種類を視覚的に報知することができなかった。
【0008】かかる問題点を解決するために本発明の目
的は、記録装置の記録ヘッドと記録媒体との距離を示す
情報を取得し、該情報の取得に応じて、記録装置で設定
されている記録媒体の識別情報を表示手段に表示するこ
とにより、ユ−ザインタフェ−ス(操作性)を向上させ
る情報処理装置及び情報処理方法を提供することであ
る。
【0009】かかる問題点を解決するために本発明の目
的は、記録装置のインクカ−トリッジの装着状態を示す
情報を取得し、該情報の取得に応じて、該インクカ−ト
リッジ内のインク色とは異なる他の代替色の指定をユ−
ザ−に選択させるためのメッセ−ジを表示手段に表示す
ることにより、ユ−ザインタフェ−ス(操作性)を向上
させる情報処理装置及び情報処理方法を提供させること
である。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の情報処理装置は、記録装置からキャリッジポ
ジションの情報を受信する受信手段と、前記受信手段に
より受信したキャリッジポジションの情報に基づき、キ
ャリッジポジションが普通紙ポジションであるかを判断
する判断手段と、前記判断手段によりキャリッジポジシ
ョンが普通紙ポジションであると判断された場合、普通
紙に印刷することを示す普通紙印刷用画面を表示し、前
記判断手段によりキャリッジポジションが普通紙ポジシ
ョンでないと判断された場合、厚紙に印刷することを示
す厚紙印刷用画面を表示する表示制御手段とを有するこ
とを特徴とする。
【0011】上記目的を達成するために本発明の情報処
理方法は、記録装置からキャリッジポジションの情報を
受信する受信ステップと、前記受信ステップにより受信
したキャリッジポジションの情報に基づき、キャリッジ
ポジションが普通紙ポジションであるかを判断する判断
ステップと、前記判断ステップによりキャリッジポジシ
ョンが普通紙ポジションであると判断された場合、普通
紙に印刷することを示す普通紙印刷用画面を表示し、前
記判断ステップによりキャリッジポジションが普通紙ポ
ジションでないと判断された場合、厚紙に印刷すること
を示す厚紙印刷用画面を表示する表示制御ステップとを
有することを特徴とする。
【0012】
【0013】
【0014】
【作用】以上の構成によれば、記録装置からキャリッジ
ポジションの情報を受信し、受信したキャリッジポジシ
ョンの情報に基づき、キャリッジポジションが普通紙ポ
ジションであるかを判断し、キャリッジポジションが普
通紙ポジションであると判断された場合、普通紙に印刷
することを示す普通紙印刷用画面を表示し、キャリッジ
ポジションが普通紙ポジションでないと判断された場
合、厚紙に印刷することを示す厚紙印刷用画面を表示す
ることにより、ユーザインタフェース(操作性)を向上
させる。
【0015】
【0016】
【実施例】以下、図面を参照して本発明における記録装
置およびその制御方法を詳細に説明する。
【0017】図1は、本発明の実施例におけるプリンタ
システムの構成図である。
【0018】図1において101は画像を記録するプリ
ンタ装置、110は記録画像データ(記録情報)の生
成、および利用者の指示を受け付けるホストコンピュー
タであり、これらは双方向の通信が可能なインターフェ
ースで接続されている。このインターフェースは有線、
電波・赤外線等を用いた無線いずれのタイプでも良い。
【0019】本実施例におけるプリンタ装置101はイ
ンクジェット記録方式のものを用いている。プリンタ装
置101において、102はプリンタ装置全体の制御を
行うコントローラ(CPU)で、電源のオン/オフスイ
ッチ、インターフェースの制御を行うオンラインスイッ
チ、ステータスを表示するランプ等で構成された操作パ
ネル103と、被記録材に対してインクを飛翔させ画像
を記録する印字ヘッド104と、印字ヘッドを搭載した
キャリッジを印字ヘッドに対して鉛直方向に動作させる
キャリッジモータ105と、被記録材を給排紙し、被記
録材を搬送する紙送りモータ106と、ホストコンピュ
ータから送出されたデータを一時記憶したり、印字直前
の画像データ(記録情報)を例えばバンドサイズ毎に蓄
えるメモリー107とインクカートリッジの有無や、イ
ンクカートリッジ内のインク残量や紙間ポジションを検
知するインクセンサ108と、使用頻度が高い文字や絵
文字等が記録されている内蔵フォント109等からなっ
ている。
【0020】本実施例のインクジェット記録装置はカラ
ー記録可能なプリンタ装置であり、印字ヘッド104は
ブラック、シアン、マゼンタ、イエローの4色の印字ヘ
ッドをキャリッジに搭載している。
【0021】なお、本実施例においてホストコンピュ−
タ110から入力される記録情報(ビットイメ−ジ情
報)は、バンドサイズ毎に記録装置に入力され、記録装
置はバンドサイズ毎に記録媒体に記録情報を記録する。
【0022】また、記録装置が1ペ−ジ毎に記録情報を
記録するペ−ジプリンタの場合には、ホストコンピュ−
タからは1ペ−ジ単位に記録情報が記録装置に入力され
ても良い。また、記録装置がビットマップ展開機能(記
録情報生成処理)を有する場合には、ホストコンピュ−
タは文字コ−ド、制御コ−ドからなるPDL(Page
Description Language)等のプ
リンタ言語をバンドサイズ或は1ペ−ジ単位に記録装置
に入力しても良い。
【0023】ホストコンピュータ110において、不図
示のCPUは、作図・作表や文書作成等を行うアプリケ
ーションソフトウエア113とOSシステム111を用
いて、プリンタドライバ114が要求したプリンタの解
像度に対応したビットマップデータ(記録情報)を不図
示のRAMに展開する。この際に、ベクトル情報からな
る文字画像などはフォントラスタライザ112を用い
て、所定ビットマップデータ(記録情報)に展開する。
更に、不図示のCPUは、所定ビットマップデータに展
開された記録情報をプリンタドライバ114を用いてプ
リンタ装置101で記録できるような記録情報を生成
し、プリンタ制御コードを付加した後にプリンタ装置に
送信する。また、プリンタドライバ114はステータス
ウインドウ115によりデータの処理状態やプリンタの
状態を随時、利用者に示すことができる。
【0024】なお、図7のフロ−チャ−トに示すプログ
ラムは、記録装置101の不図示の例えばROMに格納
されており、コントロ−ラ(CPU)により実行され
る。
【0025】また、図8のフロ−チャ−トに示すプログ
ラムは、ホストコンピュ−タ110のプリンタドライバ
114に格納されており、不図示のCPUにより実行さ
れる。
【0026】次に、本発明に適用可能な印字ヘッドおよ
びキャリッジの構成、タンクセンサの機能を備えたイン
ク残量検知機能、紙間ポジション検出機能の構成の一例
を、図16〜図26を参照して説明する。ここで紙間ポ
ジションとは紙(普通紙或は厚紙)と印字ヘッドとの距
離を示す。
【0027】インクジェット方式を用いた記録装置にお
いては、記録時に記録ヘッドから吐出されるインク量に
見合ったインクを良好に供給することができるととも
に、非記録時は、吐出口からのインク漏れなどがないイ
ンク供給系が要求される。
【0028】そのため、インク供給系に負圧発生機構を
設け、吐出口部における圧力を大気圧よりも低い状態と
する構成が知られている。ここでいう負圧とは、吐出口
部へのインク供給方向に対する背圧で、特に上述のよう
に吐出口部を大気圧よりも低くする圧力状態を意味す
る。
【0029】インク供給系に設ける負圧発生機構とし
て、インク収容部としてのインク容器の一形態が、特開
昭63−87242号公報に開示されている。この従来
例には、インク容器内のほぼ全体に発泡材が配置され、
複数のインク射出オリフィスを備えたインクジェット記
録カートリッジの構成が示されている。このカートリッ
ジの構成においては、発泡材であるポリウレタンフォー
ムのような多孔質媒体にインクを貯蔵するためのフォー
ムの毛細管力による負圧の発生およびインクの保持(イ
ンク容器からのインク漏れ防止)が可能である。
【0030】また、インク貯留手段内に負圧発生部材と
して発泡材を配置した構成において、インクの使用効率
を高くし、インク充填量を大きくする技術として、特開
平6−40043号が提案されている。本出願によれ
ば、負圧発生部材収容部とインクを収容するインク収容
部を分けたインク貯蔵容器を使用することにより、イン
ク収容部内の壁面に付着するインク以外はほぼ全て使用
することができ、安定したインク供給性能の維持とイン
ク貯蔵容器の大容量化が達成される。
【0031】以下説明するインク残量検知の構成は、吸
収体、発泡材等の負圧発生部材を内蔵するインクタンク
を用いるインクジェット記録装置において、高精度でか
つ所望のインク残量で検知するインク残量検知機能を実
現するものであり、インクタンクの壁面の一部を通して
該壁面と該インク吸収体との境界部の光反射率の変化に
基づいてインクの残量検知を行うものである。
【0032】図19は、複数の異なる色のインクを吐出
可能に構成したカラーインクジェット記録装置の概略斜
視図である。複数のそれぞれ異なる色のインクは、それ
ぞれ対応するインクタンクに収容されてキャリッジ上に
搭載される。従って、インクタンクに収容されているイ
ンクはカラープリンターで通常使用される黒、シアン、
マゼンタ、イエローの4色である。
【0033】図19において、8は各種構成部品が取付
けられたシャーシである。また、9は当該装置の長手方
向に設けられ、記録紙(不図示)を搬送するための紙送
りローラであり、10は紙送りローラ9と並列に設けら
れ、上記記録紙を紙送りローラ9に押圧するためのピン
チローラである。306は、紙送りローラ9に対向し、
かつ平行に設けられたガイドシャフト、11はガイドシ
ャフト306に対向し、かつ平行に設けられた磁気式リ
ニアエンコーダのスケール部である。
【0034】また、208はガイドシャフト306に沿
って移動するキャリッジである。12はインクジェット
ヘッド104をキャリッジ208に固定するためのヘッ
ドカバー、13はフレキシブル基板であり、これにより
装置制御部からキャリッジ208に搭載されるインクジ
ェットヘッドに記録データ信号を送り、またキャリッジ
208に設けられた磁気式リニアエンコーダのセンサ
(不図示)からの出力信号を装置制御部へ送ることがで
きる。
【0035】307はガイドシャフト306と平行に設
けられ、ガイドシャフト306を中心に回動可能に設け
られているキャリッジ208の姿勢を維持するサポート
シャフトであり、14はキャリッジ208をガイドシャ
フト306に沿って走査させるためのキャリッジモー
タ、15はキャリッジモータ14の駆動力をキャリッジ
208に伝達するためのタイミングベルトである。尚、
16はキャリッジ208の走査における基準位置を設定
するためにキャリッジ208の走査領域内に設けられた
透過型フォトインタラプタ(以下、フォトリフレクタと
もいう)である。
【0036】17はインクジェットヘッドの回復動作に
用いられる吸引キャップであり、18はヘッドの待機中
にヘッドの吐出口(以下、ノズルともいう)内の乾燥を
防ぐための保護キャップである。301は前記キャリッ
ジ208上に設けられ、前記記録紙の厚さに応じて前記
記録紙とインクジェットヘッドとのクリアランスを切換
えるための紙ポジション切換えレバー、6は前記キャリ
ッジ208のホームポジション近傍に設けられたインク
センサとしての反射型フォトインタラプタ、19は予備
吐出の際のインク滴を受ける予備吐出孔である。
【0037】図16、図17および図18を用いて本図
を用いてフォトインタラプタ6(センサ−)による検出
の原理を説明する。
【0038】図16は、キャリッジ208の側面図、図
17はキャリッジ208にインクタンクを装着した状態
を示す図、また、図18はキャリッジ208を図16中
の矢印Aの方向から見た状態を示す図である。
【0039】212はキャリッジ208の底部に設けら
れ、前記フォトインタラプタ6(センサ−)からの光を
透過させるための穴である。図17において、302は
前記キャリッジ208上に搭載されたインクタンク、3
02aはインクタンク内に設けられた負圧発生部材とし
ての吸収体、302bはインクタンク内の吸収体とイン
クタンクの外壁302eとの境界部、302cはインク
タンク内でインクを他の部材と混入せずにそのままの状
態(以下、生インクともいう)で収納するインク収納部
(以下、生インク収納部ともいう)、302dはインク
タンク内の生インクとインクタンク外壁との境界部を示
している。生インク収納部は、実質的に密閉状態でイン
クを収納し、しきい壁302gの下部つまりインクタン
ク底部の隙間部302fからインク吸収体302aが収
容される室内へインクの供給を行う。インクタンク30
2の材質は透明プラスチック等のフォトインタラプタ6
(センサ−)の検出光に対して透過性のものである。ま
た、インクの消費に伴う気液交換を行うための大気連通
口215が設けられている。ヘッドへのインクの供給は
供給口を介して行われる。
【0040】また、インクタンク302には、インク吸
収体302aが収納される負圧発生部材収容部と前述の
生インク収納部との隔壁であるしきい壁302gの一部
に大気導入溝302hと負圧発生部材調整室302iと
が形成されている。大気導入溝302hは、しきい壁3
02gの中間部分からしきい壁302gの端部、即ちイ
ンクカートリッジの底部との隙間302fまで負圧発生
部材収容部側に形成されている。そしてこの大気導入溝
302hの近辺に接するインク吸収体302aとの間
に、えぐられたような形状の負圧発生部材調整室302
iが形成されている。
【0041】インク吸収体302aのインクが消費され
るとインク吸収体302aにおける大気と液体の界面
(気液界面)が下降し、大気が生インク収納部内に導入
され、インク吸収体302aへインクが供給される。い
わゆる気液交換が行われる。
【0042】前記気液界面におけるメニスカス位置によ
りインク吸収体302a内の負圧が調整され、インクが
記録ヘッドから漏れることなくインクの供給を行うこと
ができる。
【0043】インクタンク302はキャリッジ208に
搭載された状態でヘッドと一体となり、シャフト30
6、307をスライドして走査される。
【0044】図20はフォトインタラプタ6(センサ
−)の装着された基板の平面図であり、6cは発光部、
6dは受光部を示す。また、図16において、6aは発
光部6cにより発せられた光、6bが反射して戻ってく
る光路(以下、戻り光路ともいう)を示しており、図2
0に示す受光部6dにより受光される。この光路は図1
6の様に図16の紙面内を反射面としても良いし、図1
6の紙面の垂直面を反射面としても良い。但し、前述の
紙ポジション切換えレバー301の操作によってキャリ
ッジ208の姿勢が大きく変わる場合は、図16の紙面
垂直方向を反射面とする方が、姿勢差の影響を受けにく
くなる。また図16ではこの光路は図面を煩雑にしない
ために単なる直線で描かれているが、実際はある程度ひ
ろがりをもった光束である。
【0045】フォトインタラプタ6(センサ−)はイン
クタンク302内の吸収体302aのやや生インク収納
部302c寄りに検出光を照射するように設置されてい
る。この位置は後述するように検知する時点での印字可
能残枚数に影響する。また、フォトインタラプタ6(セ
ンサ−)の高さ方向の位置に関しては、フォトインタラ
プタ6(センサ−)の焦点位置近傍にインクタンク30
2の壁面と吸収体302aの境界302bがくるように
配置するのが望ましい。フォトインタラプタ6(センサ
−)の焦点位置から外れてくると、検出光のひろがりが
大きくなり、キャリッジ208の穴212の縁部等で反
射・散乱される光のため検出のS/Nを下げてしまうこ
とになる。
【0046】フォトインタラプタ6(センサ−)は、前
述の如く、光源の発光素子6cであるLEDと受光素子
6dが一体となったものである。このLEDは前記の4
色のインクのいずれにも透過性を有する赤外光のもの
で、受光素子6dもLEDの波長に対して十分な感度を
有するものである。
【0047】フォトインタラプタ6(センサ−)はキャ
リッジ208とは別体に設置され、キャリッジ208に
開けられた穴212と透明なインクタンク302の壁3
02bを通して吸収体302cの底面に赤外光を照射
し、反射してきた光を受光素子6dにより検出する。こ
のように検出系であるフォトインタラプタ6(センサ
−)をキャリッジから離して別体に設置することは、記
録装置本体から可動部分であるキャリッジへの給電線や
信号線などがその分不要になり、構成の簡潔化を達成し
て低廉化を図ることができる。
【0048】図21はインクタンク302にインクが十
分にあるときの吸収体302aの下面のフォトインタラ
プタ6(センサ−)のフォトインタラプタが光照射して
いる近傍の拡大図、図22は同じ位置でインクが無くな
ったときの拡大図である。また図23は残インク量に応
じたフォトインタラプタ6(センサ−)の受光部6dの
出力変化を示すグラフである。
【0049】次に本インク残量検出の原理を説明する。
【0050】一般に異なる屈折率どうしの媒質1、2の
境界面における光の振幅反射率を示すフレネルの公式
は、
【0051】
【外1】 となる。
【0052】ここで n1 :媒質1の屈折率 n2 :媒質2の屈折率 θ1 :媒質1中の光線が法線となす角 θ2 :媒質2中の光線が法線となす角 (この4者にはn1・sinθ1=n2・sinθ2の
関係がある。)
【0053】フォトインタラプタ6(センサ−)の発光
部6cからの光は、インクタンク302に垂直に近い角
度で入射しているとするとcosθ=1とみなすことが
でき、上記の振幅反射率に代えてエネルギー反射率で記
述するために自乗すると、
【0054】
【外2】 となる。
【0055】まず、インクタンク302にインクが十分
にあるとき図21のようにインクタンク302の壁面3
02eと吸収体302aの隙間はインクで充填されてい
る。インクタンク302吸収体302aはプラスチック
で屈折率は約1.5、インクは屈折率約1.4なのでイ
ンクタンク302の内壁や吸収体302aの表面での反
射率は上式から約0.1%しかない。
【0056】次にインク消費に伴って、図17における
大気連通口215を通じて、図22のようにインクタン
ク302の壁面と吸収体302aの隙間には空気がはい
りこんでくる。インクが無くなった状態でのタンク内壁
や吸収体表面での反射率は約4%ある。すなわちインク
が無くなると反射光量は約40倍に増大する。(但し、
実際にはインクタンク302の外側底面からの反射光な
ど境界部302cの反射光以外の光や電気ノイズの影響
でそこまでの出力差としては検出されない場合があ
る。)
【0057】ここで、フォトインタラプタ6(センサ
−)でインクタンク302と生インク収納部302cと
の境界部302dにおいて検出を行っても反射率の差は
生ずるが、その場合と比べてみると反射要素の数として
以下の様な差がある。
【0058】
【表1】
【0059】このように吸収体部で検出を行った方が反
射要素の数が3倍も多く、それだけ反射光量自体が大き
くなり、前述のようなノイズに強い検出ができる。
【0060】また図22に示すように、吸収体302a
とインクタンク302との間に入り込んだ空気は吸収体
302aを通過するうち微細な多数の気泡となって存在
することが多く、これらの光散乱効果も加わって反射光
量はさらに増加する。
【0061】これらの反射率は上述のようにcosθ=
1の場合の値であるが、それ以外の場合でもインク有る
場合と無い場合では同様にかなりの反射率差がある。い
ずれの場合も反射率差に応じてフォトインタラプタ6
(センサ−)の受光部6dに大きな出力差が生じるの
で、この出力差によってインクタンク302内のインク
の有無を検知することができる。
【0062】実際には、フォトインタラプタ6(センサ
−)が光を照射している領域はその焦点位置においても
点では無く、ある所定の大きさをもっており、その領域
からインクが徐々に抜けていくにつれてフォトインタラ
プタ6(センサ−)の出力は連続的に変化していくこと
になる。
【0063】図23において横軸はインクがなくなって
不吐になるまでの印字可能残枚数、縦軸はフォトインタ
ラプタ6(センサ−)の出力である。この出力変化カー
ブに基き、所定のしきい値レベルを越えたとき(図23
においては残り約15枚印字可能な残量をしきい値とし
ている)に、インクタンク302内のインク量が残り少
なくなったと判断する。そして、インクジェット印字装
置本体の表示パネル上で警告表示用LED等を点灯させ
ることによりインク残量が少なくなったということをユ
ーザーに知らせることができる。
【0064】インク残量が低下してことを表示させると
きの残枚数は、しきい値レベルを変更することで、増減
できる。ただし、図23からわかるように出力が立ち上
がるときの枚数(図23においては残り約30枚)以前
で表示させることは困難である。これに対しては、フォ
トインタラプタ6(センサ−)が検出を行う位置を変え
ることによって出力が立ち上がるときの印字可能枚数を
変更することができる。このようにして、所望の残枚数
で警告を発することができる。
【0065】あるいは、確実に印字不良を出さないよう
にするためには、警告を行う代わりに、または警告と同
時に印字動作を停止させても良い。この場合は一旦停止
してしまうことで、より強い警告になるという効果があ
る。
【0066】以上詳述したように、負圧発生部材として
吸収体302aを配置したインクタンク302に対し
て、発光部6cより発せられた光の反射光を受光部6d
により検出し、その出力レベルにより、インクタンク3
02内のインクの残量が所定量より少なくなったことを
検出することができる。
【0067】このとき、吸収体302aはインクタンク
302から供給されるインクの負圧をコントロールする
負圧コントロール部材としての働きと、発光部6cによ
り発せられた光の反射光量をコントロールする反射コン
トロール部材としての働きをし、吸収体302aが配置
されたインクタンク内のインクの残量の低下を正確に検
出することができる。
【0068】また、図19に示したインクジェット記録
装置は、複数のカラーそれぞれに対応したインクを吐出
可能に構成されるいわゆるカラーインクジェット記録装
置である。インクタンク302は、カラーの4色に対応
して4個横並びになってキャリッジ上に搭載されてい
る。従って、キャリッジ208を移動することによって
各色のインクタンクを順次フォトインタラプタ6(セン
サ−)に対向させ、それぞれのインクタンクのインク残
量の検知を行う。このような構成により、カラーインク
ジェット記録装置のインク吸収体を内蔵したインクタン
クに対して、1つの検出系で4色のインクタンクそれぞ
れのインク残量が精度良く検出できる。また、各色にお
ける出力変化を個別に追跡する必要があるので、それに
対応するメモリ手段を持つ。この場合インク残量が少な
くなったという表示は4色個別に行うのが望ましいが、
インクジェット記録装置本体の表示パネルが煩雑になる
等の理由で簡易的にどれか1色が少なくなったというの
みの表示を行う場合もある。
【0069】上述した説明の例ではインクタンク302
の底面から検出を行っている。しかしながら、本発明は
インクタンク302の底面から検出を行う構成に限ら
ず、側面や上面から検出を行ってもかまわない。
【0070】しかし、以下の理由から、インクタンク
02の底面から検出を行う方が望ましい。
【0071】吸収体302aは通常その密度の分布が均
一では無く、インクが無くなっていくときにスポット的
にインクが抜けていく。したがって、周囲にまだインク
が残っていてもフォトインタラプタ6(センサ−)がた
またま検知しているところだけが先にインクが無くなっ
たり、その逆のことがあったりして同一出力レベルでも
その時点での残印字可能枚数にばらつきが生じ、最悪の
場合、警告がされないままインクが無くなってしまうと
いうこともあり得る。
【0072】ところがインクタンク302の底面は重力
の作用でインクがたまりやすくなっているので、吸収体
302aの密度の分布の影響は軽減される。したがっ
て、インクタンク302の底面からの検出を行うことに
よって、精度の高いインク残量検出が可能になる。
【0073】また、図24は、フォトインタラプタを2
箇所に設け、その計測値の平均値を用いてインク残量の
低下を検出するよう構成したもので、吸収体302aの
不均一性によらず、高精度の検出を行うことができる。
【0074】図24に示す構成においては、2箇所の計
測値の平均値は、単純平均でも重み付け平均でも構わな
い。フォトインタラプタ6(センサ−)’の方が第1の
フォトインタラプタ6(センサ−)よりも供給口に近い
ので、印字可能残枚数がより少なくなってから出力変化
が起きる。したがって、検知したい残枚数によって、ど
ちらをより重み付けするかを決ることもできる。
【0075】同じく吸収体302aの密度の不均一性の
影響による検出値のばらつきを低減する手段としては、
フォトインタラプタ6(センサ−)とキャリッジ208
とを相対的に移動可能とし、インクタンク302の複数
の検出点の計測値の平均値を用いてインク残量検出を行
ってもよい。
【0076】また、上述のインク残量検出の構成では、
フォトインタラプタ6(センサ−)の出力が所定のしき
い値を越えた場合に警告や印字動作の停止を行っている
が、これに限らず、センサの出力がしきい値を越えた場
合に警告や印字動作の停止を行わず、フォトインタラプ
タ6(センサ−)の出力に対応した表示、すなわちフォ
トインタラプタ6(センサ−)の出力に比例あるいは単
調変化する表示を行うものであってもよい。
【0077】図23から明らかなように、インクタンク
302内の残インク量が少なくなるとフォトインタラプ
タ6(センサ−)の出力は連続的に変化していく。した
がって、この出力変化に対応した残量表示を行うことに
より、印字可能残枚数にほぼ対応した表示を連続的に行
うことができる。こうすることによって、より詳細なイ
ンク残量情報をユーザーに与えることができる。
【0078】図25は、インクタンク302内のインク
の残量を表示パネルに表示する例を示すものである。パ
ネル内の表示は、図26に示すように印字可能残枚数に
対応してレベルが変化するものや、印字可能残枚数を数
字で表示するものであっても良い。また、表示パネルと
しては、液晶パネルをはじめ一般的に使用される表示機
器を使用すればよい。また、視認される表示手段に限ら
ず、印字可能枚数に応じた音声による案内や、ブザー音
の長さ、回数を異ならせる方法によってもよい。
【0079】以上の構成により、フォトインタラプタ6
(センサ−)の出力に応じて詳細なインク残量情報をユ
ーザに知らせることが可能となり、ユーザーはインクタ
ンクの交換等のメンテナンスを適切な時期に行うことが
できる。
【0080】また、図17に示した例では、インクタン
ク302は吸収体部302aと生インク収納部302c
とを合わせ持つものであったが、この構成に限らず、図
26に示すようにインクタンク302の内部全域にわた
って吸収体302aを配置した構成のインクタンクにも
適用されるものである。
【0081】図26に示す構成において、インクは吸収
体302aより供給口24、印字ヘッド104内の流
順次流れた後、吐出手段としてノズル22に設けられ
る発熱手段(以下、ヒーターともいう)により熱エネル
ギーを付与され、急激な熱エネルギーの付与によりイン
クが発泡してノズル22の先端の吐出口から吐出する。
このようにして吐出されたインクが紙などの媒体に付着
することによって印字が行われる。
【0082】次にフォトインタラプタ6(センサ−)を
用いたインクタンク検知の構成について説明する。
【0083】インクタンク302が無いときはフォトイ
ンタラプタ6(センサ−)の反射光が無くなるので、前
述のインクが十分ある時の出力レベルに比べてはるかに
低いレベルの出力となる。このことから、フォトインタ
ラプタ6(センサ−)を用い、インクタンク302が搭
載されているときと搭載されていないときとの検出レベ
ル差からインクタンク302の有無を検出することがで
きる。
【0084】特に、図19に示すようなカラーインクジ
ェット記録装置においては、各色のインクタンクの有無
を個別に検出することができ、インクタンクが搭載され
ていないにもかかわらず記録が行われるといった問題を
解決することができる。また、インクタンクの有無を検
出するための特別な構成を設けることなくインクタンク
の有無が検出でき、コストを高くすることなく簡単な構
成でインクタンクのインク残量検出およびインクタンク
の有無を検出することができる。
【0085】次に、フォトインタラプタ6(センサ−)
を用いてヘッドの紙間ポジションを検出する構成につい
て説明する。
【0086】
【0087】
【0088】図2は、記録ヘッドおよびインクタンクが
載置されるキャリッジの正面からの断面図である。印字
ヘッド104およびインクタンク302はキャリッジ2
08に載置され、シャフト306および307に沿っ
査される。キャリッジ208の走査方向の所定位置に
はLED光源と受光素子とが一体になったフォトインタ
ラプタ6(センサ−)が設けられており、キャリッジ2
08に開けられた穴212を通して吸収体302aの底
面に光を照射することができる。このLEDはカラープ
リンターで通常使用される黒、シアン、マゼンタ、イエ
ローの4色のインクの何れにも透過性を有する赤外光を
発光し、受光素子もLEDの波長に対して十分な感度を
有している。また、反射板217が、キャリッジ208
に固定されて載置されている。
【0089】このようにフォトインタラプタ6(センサ
−)をキャリッジ208より離して配置することによ
り、可動部へのインクジェット記録装置本体からの給電
線や信号線などが不要となる。同時に、印字ヘッド10
およびインクタンク302はキャリッジ208に載置
され、シャフト306および307に沿って紙面に対し
鉛直方向に走査されるためにキャリッジ208を制御す
ることで、黒、シアン、マゼンタ、イエローの4色のイ
ンクタンクについての有無、及びキャリッジの紙間ポジ
ションを一つのフォトインタラプタ6(センサ−)で検
知することが可能となる。
【0090】図3はシャフトに対して垂直方向からのキ
ャリッジ208の断面図である。このキャリッジはシャ
フト306と307によって支持されており、インクタ
ンク302と、印字ヘッド104が載置される。インク
タンク302から印字ヘッド104へインクが供給さ
れ、オリフィス305からインクが吐出されることによ
り被記録材にインクが記録される。フォトインタラプタ
6(センサ−)は装置に固定されており、図3で示され
る普通紙ポジションではタンク下部とフォトインタラプ
タ6(センサ−)の距離はおおよそ4.4mm離れてい
る。301は紙間調整レバーで、一般的なプリンタ装置
は通常の書面などに用いられる普通紙のほかに、葉書な
どの厚みのある記録紙に対しても印字を可能とするため
に、ヘッド先端のノズルとインクの着弾点間の距離を一
定にするために、キャリッジの位置を変更できるように
なっている。
【0091】図4は紙間調整レバーを上に上げ、キャリ
ッジ208を厚紙ポジションにしたときの図である。紙
間調整レバーを矢印方向に倒すと、紙間位置変更部材が
飛び出し、シャフト306を中心としてキャリッジが上
方へ移動して被記録材との距離が大きくなる。また、図
に示すように記録面に対して4deg.ほど傾きを持た
せている。このとき、フォトインタラプタ6(センサ
ー)と、インクタンク302の距離は7mm程度であ
る。図4に示すキャリッジ位置を厚紙ポジションとい
い、通常の紙より厚手のものへ記録するときに用いられ
る。図5はキャップポジションでの状態を示す図であ
る。
【0092】図15にセンサー反射物体間の距離に対す
るフォトインタラプタ6(センサ−)のセンサ出力のグ
ラフを示す。センサ出力はフォーカス距離になったとき
に最大出力が得られ、フォーカス距離より近くなっても
遠くになってもセンサ出力が小さくなる。
【0093】先に説明したようなキャリッジ208の紙
間ポジションを検出する場合には、紙間ポジションがノ
ーマルの位置の状態でフォーカス距離より遠くに設定さ
れていないと厚紙ポジションの時にセンサ出力の大小が
定まらないために、フォトインタラプタ6(センサ−)
と反射ミラーの距離をノーマルポジションの時にフォー
カス距離よりも大きくしておく。厚紙ポジションに切り
替えられたときはセンサー反射ミラー間の距離が大きく
なるためにセンサ出力が小さくなり厚紙ポジションであ
ることが検出できる。また、インクタンクが装着されて
いないときはセンサー反射物体間の距離が無限大となる
(みなせる)のでセンサ出力がさらに小さくなり、イン
クタンクの有無も検出できる。本例において紙間ポジシ
ョンの検出は、フォトインタラプタ6(センサ−)の検
出距離特性に応じた検出レベルの差により行うものであ
る。 以上説明した様に、検知されたインクタンク有無や
キヤリッジポジションを示すステ−タス情報は双方向イ
ンタフェ−スを介してホストコンピュ−タへ送信され
る。
【0094】図6は記録装置の外観を示す図であり、6
01は記録装置に設定事項を設定するためのパネルスイ
ッチ601、排紙トレイ602、装置本体のカバ−60
3、給紙トレイ604、給紙トレイの補助トレイ60
5、用紙選択レバ−606を示す。通常この様な記録装
置を使用する場合に、図3〜5に示すような紙間ポジシ
ョンを調整するためのレバー301を用いて、はがきな
どの厚紙用のポジションと通常の紙を用いるときの薄紙
ポジションを設定し、パネルスイッチ601でその設定
事項を再設定して登録し、用紙選択レバ−606を厚紙
用或は普通紙用に設定する。しかし、本実施例ではフォ
トインタラプタ6(センサ−)の検知により自動的に厚
紙用ポジション或は普通紙用ポジションを記録装置本体
に登録する。更にはフォトインタラプタ6(センサ−)
の検知によるインクタンクの有無と紙間ポジションをス
テ−タス情報として双方向インタフェ−スを介してホス
トコンピュ−タ110へ送信する。
【0095】図7は記録装置101のプログラム動作を
表すフローチャートである。これは記録装置101の不
図示のプログラムメモリ(例えば、ROM)に記憶され
ており、コントロ−ラ(CPU)102により実行され
る。
【0096】電源投入直後S701には、使用者が電源
を切断している時にインクタンクの着脱や紙間ポジショ
ンレバ−を操作している可能性があるため、S702で
インクタンク有無検知を行なう。この時、全てのインク
タンクが確認できた場合には印刷に支障がないものとみ
なし、S706で記録情報待機状態とする。もし、いく
つかのインクタンクの存在が確認できない場合は、S7
05で双方向通信モ−ドに移行し、S705で双方向通
信モ−ドを終了してから、S706で記録情報の待機状
態になる。
【0097】図8はホストコンピュ−タ110のプログ
ラム動作を示すフローチャートである。これはホストコ
ンピュ−タ110のデバイスドライバ114に記憶され
ており、不図示のCPUにより実行される。
【0098】まず、使用者がホストコンピュータの不図
示のキ−ボ−ド或はポインティングデバイス等を用いて
印刷指示を行うと、S801でホストコンピュ−タ11
0の不図示のCPUはOSシステム111を用いて、ホ
ストコンピュ−タ110を双方向通信モ−ドに設定し、
双方向インタフェ−スを介して記録装置101へ双方向
通信モードに移行する指示情報を送信する。そして、記
録装置101はこの指示情報を入力することにより双方
向通信モードに移行する。S802で不図示のCPU
は、記録装置101へキャリッジポジションおよび各イ
ンクタンクの有無等を検知する検知命令を送信し、記録
装置101からキヤリッジポジション及び各インクタン
クの有無等のステ−タス情報を受信する。次に、S80
4で不図示のCPUはS803で受信したステ−タス情
報を解析してインクタンク無しかを判断する。S804
でインクタンク無しと判断されると、不図示のCPUは
OSシステム111を用いて図11に示すインクタンク
無しのダイアログ(ステ−タスウインドウ画面)をステ
−タスウインドウ115に表示する。図11に示すダイ
アログ(ステ−タスウインドウ画面)は、インクタンク
が装着されていないこと及び装着されていないインク色
の表示と、その後の処理をユ−ザに促すために「代替色
指定ボタン」と「中断ボタン」を表示する。各ボタンは
ホストコンピュ−タ110の不図示のキ−ボ−ドやポイ
ンティングデバイス等を用いてユ−ザにより選択され
る。そして、S819で「代替色指定ボタン」が選択指
示されているかを判断し、「代替色指定ボタン」が選択
指示されていない場合は「中断ボタン」が選択指示され
ているものとしてS822で図9に示すエラ−ダイアロ
グ1(ステ−タスウインドウ画面)をステ−タスウイン
ドウ115に表示する。図9に示すダイアログは印刷に
失敗したメッ−セジと装着されていないインク色のイン
クタンクの装置をユ−ザに喚起するメッセ−ジの表示
と、その後の処理をユ−ザに促すために「印刷終了ボタ
ン」と「了解ボタン」を表示する。各ボタンはホストコ
ンピュ−タ110の不図示のキ−ボ−ドやポインティン
グデバイス等を用いてユ−ザにより選択される。そし
て、S823で「印刷終了ボタン」が選択指示されてい
るかを判断し、選択指示されていると判断するとS82
4で双方向通信モ−ドを終了して、S825で一連の処
理を終了する。
【0099】なお、上述したS823で「印刷終了ボタ
ン」が選択指示されていないと判断すると「了解ボタ
ン」が選択指示されたものとして判断し、指定した色の
インクタンクが装着されたか否かを判断するためにS8
04へ戻る。
【0100】また、上述したS819で「代替色指定ボ
タン」が選択指示されたと判断すると、、不図示のCP
UはOSシステム111を用いて図12に示す代替色指
定のダイアログ(ステ−タスウインドウ画面)をステ−
タスウインドウ115に表示する。図12に示すダイア
ログ(ステ−タスウインドウ画面)は、例えば、黒色の
インクタンクがない場合には、その黒色をイエロ−、マ
ゼンダ、シアンを混合して得るプロセスブラックに置き
換えて指定するための表示とその後の処理をユ−ザに促
すために「キヤンセルボタン」と「了解ボタン」を表示
する。なお、色の置換はユ−ザが任意に指定できるが自
動的に置換を指定して表示しても良い。各ボタンはホス
トコンピュ−タ110の不図示のキ−ボ−ドやポインテ
ィングデバイス等を用いてユ−ザにより選択される。そ
して、代替色を指定されるとS821でインクタンクな
しフラグを1(インクタンクフラグ=1)にしてS80
6へ移行する。
【0101】上述したS804でインクタンクが装着さ
れていると判断された場合、不図示のCPUはS805
でインクタンクなしフラグを0(インクタンクフラグ=
0)にし、S806で記録装置101から受信したステ
−タス情報を解析してキャリッジポジションが普通紙ポ
ジションであるかを判断し、普通紙ポジションでないと
判断すると厚紙ポジションと判断してS807で図14
に示す厚紙印刷用ダイアログ(ステ−タスウインドウ画
面)をステ−タスウインドウ115に表示する。図14
に示すダイアログ(ステ−タスウインドウ画面)は、記
録装置101の外観を仮想表示してオ−トシ−トフィ−
ダの右部にある用紙選択レバ−の位置を示し、ユ−ザに
用紙選択レ−バ−が厚紙選択になっていることを確認す
る様に促す。図14に示す厚紙印刷用ダイアログ(ステ
−タスウインドウ画面)にはその後の処理をユ−ザに促
すために「キヤンセルボタン」と「印刷ボタン」を表示
する。各ボタンはホストコンピュ−タ110の不図示の
キ−ボ−ドやポインティングデバイス等を用いてユ−ザ
により選択される。そして、印刷ペ−ジ範囲の指定(全
ペ−ジ或は指定ペ−ジ範囲)或は印刷部数が指定されて
「印刷ボタン」が選択指示されるとS810で双方向通
信モ−ドを終了しS810以降の処理へ以降する。
【0102】上述したS806で普通紙ポジションであ
ると判断するとS809で図13に示す普通紙印刷用ダ
イアログ(ステ−タスウインドウ画面)をステ−タスウ
インドウ115に表示する。図13に示すダイアログ
(ステ−タスウインドウ画面)は、記録装置101の外
観を仮想表示してオ−トシ−トフィ−ダの右部にある用
紙選択レバ−の位置を示し、ユ−ザに用紙選択レ−バ−
が普通紙選択になっていることを確認する様に促す。図
13に示す普通紙印刷用ダイアログ(ステ−タスウイン
ドウ画面)にはその後の処理をユ−ザに促すために「キ
ヤンセルボタン」と「印刷ボタン」を表示する。各ボタ
ンはホストコンピュ−タ110の不図示のキ−ボ−ドや
ポインティングデバイス等を用いてユ−ザにより選択さ
れる。そして、印刷ペ−ジ範囲の指定(全ペ−ジ或は指
定ペ−ジ範囲)或は印刷部数が指定されて「印刷ボタ
ン」が選択指示されるとS810で双方向通信モ−ドを
終了する。
【0103】そして、S811でホストコンピュ−タ1
10の不図示のキ−ボ−ドやポインティングデバイス等
を用いてユ−ザにより「印刷ボタン」が選択指示されて
いるかを判断し、選択指示されていなければS812で
一連の処理を終了し、S811で選択指示されていると
判断すると、S813で印刷デ−タ(記録情報)を記録
装置101へ送信する。S814で印刷デ−タ(記録情
報)の送信が終了すると、S815でインクタンクなし
フラグが0でるあるかを判断し、インクタンクなしフラ
グが0の場合は一連の処理を終了し、インクタンクフラ
グが1の場合には代替色印刷モ−ドであるので、S81
6で図10に示すエラ−ダイアログ2(ステ−タスウイ
ンドウ画面)をステ−タスウインドウ115に表示す
る。図10に示すダイアログ(ステ−タスウインドウ画
面)は、例えば、黒色を指定されたプロセスブラックに
置き換えて印刷させたメッセ−ジと黒色のインクタンク
の装着を促すメッセ−ジと「了解ボタン」を表示する。
このボタンはホストコンピュ−タ110の不図示のキ−
ボ−ドやポインティングデバイス等を用いてユ−ザによ
り選択される。そして、「了解ボタン」が選択指示され
るとS817で一連の処理を終了する。
【0104】なお、図6に示す用紙選択レバー606に
連動してマイクロスイッチ等のセンサ(不図示)により
用紙選択レバー606の位置を検出して、用紙選択レバ
ーの選択状態をステ−タ情報としてホストコンピュ−タ
110へ送信し、上述した実施例の様にステ−タスウィ
ンドウ115に表示することもできる。
【0105】以上のように本実施例におけるプリンタシ
ステムにおいてはインクジェットプリンタにおけるプリ
ンタのインクタンクの有無、キャリッジポジションの検
知を行うことができ、それをホストコンピュータを通じ
て使用者に告知するので、使用者に幅広い選択を与える
とともにきめの細かい指示を与えることができる。
【0106】
【発明の効果】以上、本発明によれば、記録装置からキ
ャリッジポジションの情報を受信し、受信したキャリッ
ジポジションの情報に基づき、キャリッジポジションが
普通紙ポジションであるかを判断し、キャリッジポジシ
ョンが普通紙ポジションであると判断された場合、普通
紙に印刷することを示す普通紙印刷用画面を表示し、キ
ャリッジポジションが普通紙ポジションでないと判断さ
れた場合、厚紙に印刷することを示す厚紙印刷用画面を
表示することにより、ユーザインタフェース(操作性)
を向上させることが可能となる。
【0107】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るプリンタプリンタシステ
ムを示す図である。
【図2】キャリッジのシャフトに対して平行方向からの
断面図である。
【図3】キャリッジのシャフトに対して垂直方向の断面
図で普通紙ポジション時を示す。
【図4】キャリッジのシャフトに対して垂直方向の断面
図で厚紙ポジション時を示す。
【図5】キャリッジのシャフトに対して垂直方向の断面
図でキャップポジションを示す。
【図6】プリンタ装置の外観図である。
【図7】プリンタの電源立ち上げ時のフローチャートで
ある。
【図8】ホストコンピュータから印刷を指示してから終
了するまでのフローチャートである。
【図9】代替色指定拒否時にでるダイアログの一例を示
す図である。
【図10】代替色を用いたときの印刷終了時にでるダイ
アログの一例を示す図である。
【図11】インクタンクがないときのダイアログの一例
を示す図である。
【図12】代替色指定時のダイアログの一例を示す図で
ある。
【図13】普通紙印刷時のダイアログの一例を示す図で
ある。
【図14】厚紙印刷時のダイアログの一例を示す図であ
る。
【図15】フォトリフレクタの反射物体の距離に対する
センサ出力電圧のグラフである。
【図16】キャリッジ側面図である。
【図17】タンク装着状態を示すキャリッジ側面図であ
る。
【図18】キャリッジを底部側から見た概略図である。
【図19】カラーインクジェット記録装置の装置全体概
略図である。
【図20】本発明に適用可能なインクセンサの構成を示
す図である。
【図21】インク残量検出の原理を説明する図である。
【図22】インク残量検出の原理を説明する図である。
【図23】インクセンサに用いるフォトインタラプタの
出力を説明する図である。
【図24】インクセンサの構成を示す図である。
【図25】インク残量検出結果の表示を示す図である。
【図26】キャリッジおよびインクセンサの構成を示す
図である。
【符号の説明】
101 コントローラ 102 ホストコンピュータ 103 双方向インターフェイ 12 光通過 01 紙間調整レバー 302 インクタン 05 印字ヘッドにおけるインク吐出口 306 メインシャフト 307 サポートシャフト 601 操作パネル 602 排紙トレイ 603 プリンタカバー 604 オートシートフィーダガイド 605 給紙トレイ 606 用紙選択レバー
フロントページの続き (72)発明者 鎌田 雅史 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 乾 利治 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 秋山 勇治 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−201631(JP,A) 特開 平3−36069(JP,A) 特開 昭63−243969(JP,A) 特開 昭62−272285(JP,A)

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録装置からキャリッジポジションの情
    報を受信する受信手段と、 前記受信手段により受信したキャリッジポジションの情
    報に基づき、キャリッジポジションが普通紙ポジション
    であるかを判断する判断手段と、 前記判断手段によりキャリッジポジションが普通紙ポジ
    ションであると判断された場合、普通紙に印刷すること
    を示す普通紙印刷用画面を表示し、前記判断手段により
    キャリッジポジションが普通紙ポジションでないと判別
    された場合、厚紙に印刷することを示す厚紙印刷用画面
    を表示する表示制御手段とを有することを特徴とする情
    報処理装置。
  2. 【請求項2】 前記記録装置は、キャリッジポジション
    が普通紙ポジションであるか厚紙ポジションであるかを
    検出するセンサを有することを特徴とする請求項1記載
    の情報処理装置。
  3. 【請求項3】 前記センサは、インクタンクの有無を検
    出することを特徴とする請求項2記載の情報処理装置。
  4. 【請求項4】 前記記録装置は、インクを吐出して記録
    を行うインクジェット記録装置を含むことを特徴とする
    請求項1記載の情報処理装置。
  5. 【請求項5】 前記記録装置は、キャリッジポジション
    を切り替える切り替えレバーを有することを特徴とする
    請求項1記載の情報処理装置。
  6. 【請求項6】 記録装置からキャリッジポジションの情
    報を受信する受信ステップと、 前記受信ステップにより受信したキャリッジポジション
    の情報に基づき、キャリッジポジションが普通紙ポジシ
    ョンであるかを判断する判断ステップと、 前記判断ステップによりキャリッジポジションが普通紙
    ポジションであると判断された場合、普通紙に印刷する
    ことを示す普通紙印刷用画面を表示し、前記判断ステッ
    プによりキャリッジポジションが普通紙ポジションでな
    いと判断された場合、厚紙に印刷することを示す厚紙印
    刷用画面を表示する表示制御ステップとを有することを
    特徴とする情報処理方法。
  7. 【請求項7】 前記記録装置は、キャリッジポジション
    が普通紙ポジションであるか厚紙ポジションであるかを
    検出するセンサを有することを特徴とする請求項6記載
    の情報処理方法。
  8. 【請求項8】 前記センサは、インクタンクの有無を検
    出することを特徴とする請求項7記載の情報処理方法。
  9. 【請求項9】 前記記録装置は、インクを吐出して記録
    を行うインクジェット記録装置を含むことを特徴とする
    請求項6記載の情報処理方法。
  10. 【請求項10】 前記記録装置は、キャリッジポジショ
    ンを切り替える切り替えレバーを有することを特徴とす
    る請求項6記載の情報処理方法。
JP25524694A 1994-10-20 1994-10-20 情報処理装置及び情報処理方法 Expired - Fee Related JP3262463B2 (ja)

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