JP3262451B2 - 既設埋設管非開削布設替え用プラズマ切断機 - Google Patents

既設埋設管非開削布設替え用プラズマ切断機

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JP3262451B2
JP3262451B2 JP08427194A JP8427194A JP3262451B2 JP 3262451 B2 JP3262451 B2 JP 3262451B2 JP 08427194 A JP08427194 A JP 08427194A JP 8427194 A JP8427194 A JP 8427194A JP 3262451 B2 JP3262451 B2 JP 3262451B2
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卓郎 小田原
良彦 清水
雄一 菊池
研二 大久保
直他 野村
幹久 滝口
和男 近藤
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Komatsu Ltd
Shimizu Corp
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Komatsu Ltd
Shimizu Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地中に埋設された水道
管等の既設埋設管を非開削で新管に布設替えする際に既
設埋設管にスリット又は溝を入れるプラズマ切断機に関
する。
【0002】
【従来の技術】既設埋設管を非開削で新管に布設替えす
る工法としては、例えば特開昭57−120789号公
報、特開昭59−173492号公報、特開昭63−3
12593号公報に示すように、既設埋設管を破砕しな
がら新管を推進して埋設する工法が知られている。
【0003】かかる既設埋設管布設替え工法においては
既設埋設管が破砕し易くするために、新管を推進埋設す
ること前に既設埋設管にスリットを入れている。この既
設埋設管にスリットを入れる装置としては、例えば特開
昭63−312593号公報に示すようにプラズマ切断
機を既設埋設管内に移動させるようにしたものが知られ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかるプラズマ切断機
は既設埋設管の内周面に沿って摺動ガイドされる構造の
ために、既設埋設管のサイズに適応したものとなり、種
々のサイズの既設埋設管には適用できないし、スリット
を入れる円周方向の位置を調整することが大変困難とな
って複雑位置にスリットを入れることができない。また
管継目等では管肉厚が厚いため破壊しにくいこともあっ
た。
【0005】そこで、本発明は前述の課題を解決できる
ようにした既設埋設管非開削布設替え用プラズマ切断機
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】既設埋設管4内に新管先
導装置16をガイドとして当該既設埋設管4よりも大径
又は同径の新管15を推進装置14で順次押し込んで新
管先導装置16で既設埋設管4を破断して新管15を順
次推進して埋設する既設埋設管非開削交替に用いるプラ
ズマ切断機10であって、フレーム20に回転横軸38
を上下動自在に取付け、この回転横軸38にプラズマト
ーチ54を取付けた既設埋設管非開削布設替え用プラズ
マ切断機。
【0007】
【作 用】フレーム20を既設埋設管4内に沿って移
動しながらプラズマノズル54でスリット又は溝を入れ
ることができるので、種々のサイズの既設埋設管に適用
できるし、回転横軸38を回転することでプラズマトー
チ54の向きを変えてスリット又は溝を入れることがで
きるので、既設埋設管の円周方向の複数の位置にスリッ
ト又は溝を入れることができ、しかもその回転横軸38
を上下に移動することで径の異なる既設埋設管4の中心
に回転横軸38を合せることができるので、径の異なる
既設埋設管4の周方向複数位置にスリット又は溝を入れ
ることができる。また破壊しにくい管継手部でも管の周
方向にもスリット又は溝を入れることができる。
【0008】
【実 施 例】本発明に係る既設埋設管非開削布設替え
工法を図1と図2に基づいて説明する。図1に示すよう
に、道路1の両端部等の所定距離だけ離隔した場所に発
進立坑2と到達立坑3を掘削し、この発進立坑2と到達
立坑3に既設埋設管4を突出させる。
【0009】発進立坑2よりプラズマ切断機10を既設
埋設管4内に挿入し、プラズマ発生装置11でトーチ先
端にプラズマを発生させながらプラズマ切断機10を既
設埋設管4内に沿って往復動してその既設埋設管4にス
リット又は溝を周方向に複数入れて破砕し易くする。こ
のスリット又は溝は内周面より外周面に亘る切断部とし
ても良いし、外周面には達しない溝状としても良いが、
引火性のガスや地下水等が既設埋設管内に侵入しないよ
うにするためや、既設埋設管4の周辺の管12やケーブ
ル13を考慮すると溝状とすることが好ましい。
【0010】前記プラズマ切断機10を撤去して図2に
示すように発進立坑2に推進装置14を設け、この推進
装置14によって新管15を新管先導装置16をガイド
として推進して既設埋設管4を破断しながら、その破断
した部分に順次推進埋設する。
【0011】次にプラズマ切断機10の詳細を図3に基
づいて説明する。フレーム20の前端寄りと後端寄りに
左右一対の前部車輪21と後部車輪22をそれぞれ装着
し、その前部車輪21と後部車輪22に設けたスプロケ
ット23にチェーン24を巻掛け、その前部車輪21を
走行モータ25の出力軸25aに図示しない傘歯車機構
等を介して連結して走行台車26としてある。この走行
台車26のフレーム20には第1ケーブルリール27と
第2ケーブルリール28及び車載制御部29と管継目セ
ンサ30が設けてあると共に、そのフレーム20には走
行距離検出用の補助輪31が取付けられ、その補助輪3
1の回転をパルスエンコーダ32で検出して走行台車2
6の走行距離を検出するようにしてある。この補助輪3
1はフレーム20に上下動自在に設け、スプリング等で
下方に付勢したり、上下揺動自在なるようにフレーム2
0に支承し、かつスプリングで下方に揺動したアームに
支承してある。
【0012】前記フレーム20の前端部には支柱33が
立設され、この支柱33に取付板34が長孔35とボル
ト36で上下動自在に取付けられ、この取付板34に固
着したハウジング37に回転横軸38が回転自在に支承
してあり、そのハウジング37に取付けたトーチ旋回モ
ータ39の出力側が前記回転横軸38に連結され、その
回転横軸38に設けた突片40と取付板34に設けた近
接スイッチ41でトーチ原点位置検出器42を構成して
いる。
【0013】前記回転横軸38の先端部には伸縮アーム
43の固定アーム44が固着され、その固定アーム44
に可動アーム45が摺動自在に嵌合してあると共に、ス
プリング46で伸び方向に付勢され、これにより可動ア
ーム45に設けたトーチガイド車輪47が既設埋設管4
の内周面4aに押しつけられており、前記固定アーム4
4にはトーチ上下アクチュエータ、例えばソレノイド4
8が設けられ、その可動部が可動アーム45に連結され
て可動アーム45をスプリング46に抗して縮み方向に
移動してトーチがガイド車輪47を既設埋設管4の内周
面4aより離隔できるようにしてある。バネ46とソレ
ノイド48の組合せのかわりにエアシリンダにてトーチ
の管への押し付けと離隔を行ってもよい。前記固定アー
ム44の上端部には既設埋設管4の端部4bを検出する
管端検出センサ49が設けてある。
【0014】前記可動アーム45にはブラケット50が
固着され、このブラケット50にトーチ取付板51が円
弧溝52、ボルト53によって上下揺動自在に取付けて
あり、これによりトーチと既設埋設管とのなす角度を任
意に設定できるようになる。なおトーチ取付板51をソ
レノイドにより上下揺動できるようにしても良く、この
ようにすればトーチ角を遠隔操作できる。このトーチ取
付板51にプラズマトーチ54が押え具55で垂直に対
して斜めに取付けられ、このプラズマトーチ54の先端
部は前記トーチガイド車輪47の側方において既設埋設
管4の内周面4aと隙間Sを置いて対向している。この
隙間Sはボルト55を弛めてブラケット50を上下の長
孔56に沿って上下に移動することで調整できる。
【0015】次にプラズマ切断機の制御装置を図4に基
づいて説明する。図1に示すコントローラ6は操作盤6
0、シーケンサ61、電源回路62等により成り、その
シーケンサ61に接続した信号用ケーブル63が第1ケ
ーブルソール27に巻掛けられ、電源回路62に接続し
た動力用ケーブル64が第2ケーブルリール28に巻掛
けてある。この第1・第2ケーブルリール27,28は
設けなくとも良い。前記車載制御部29はシーケンサ6
5、インバータ66、カウンタ67、電源回路68、ド
ライブユニット69等を備え、前記第1ケーブルリール
27に巻掛けた信号用ケーブル63がシーケンサ65に
接続し、第2ケーブルリール28に巻掛けた動力用ケー
ブル64が電源回路68に接続し、その電源回路68は
シーケンサ65とドライブユニット69に接続し、イン
バータ66はシーケンサ65の指令を受けて走行モータ
25に動力を供給し、カウンタ67はパルスエンコーダ
32のパルスをカウントをシーケンサ65に送って台車
走行距離を算出し、ドライブユニット69はシーケンサ
65の指令によりトーチ旋回モータ39に電力を供給す
る。
【0016】図5は図1における発進立坑2に設置され
る台車受け台を示し、この台車受け台は架台70と、こ
の架台70に設けた一対の長さ調整自在な接地部71
と、一対の台車受け片72より成り、その台車受け片7
2は長孔73とボルト74で架台70に左右方向に移動
自在に取付けてあり、架台70の設置高さと一対の台車
受け片72の左右位置を既設埋設管4の管径に応じてそ
れぞれ調整し、その一対の台車受け片72に台車26に
左右一対の前部車輪21、後部車輪22を載置すること
で各前部車輪21、後部車輪22が既設埋設管4の内周
面と対向してスムーズに既設埋設管4内に走行できるよ
うにしてある。
【0017】次に作動を説明する。走行モータ25を駆
動することで走行台車26を既設埋設管4内に沿って発
進立坑2側から到達立坑3に向けて前進走行させ、走行
台車26が既設埋設管4の端部4b近くに達すると、管
端検知センサ49が既設埋設管4の端部4bを検出し、
その信号はシーケンサ65に送られて走行モータ25を
停止して走行台車26を停止し、この後シーケンサ65
は走行モータ25逆転信号を出力して走行台車26を元
の位置に向けて後進走行して台車受け台上に停止する。
この時の停止信号は人によるスイッチ操作としてもよい
し、前述の前進走行時に検出した前進走行距離と後進走
行時に検出した後進走行距離が一致した時に出力して走
行モータ25を停止するようにしてもよい。
【0018】前述の後進走行時にプラズマトーチ54よ
りプラズマを噴射して既設埋設管4の内周面4aに溝を
長手方向に連続して入れる。この時、プラズマトーチ5
4の角度、隙間S、走行台車26の走行速度を調整する
ことで溝の深さを任意に変更できる。一例としてはトー
チ角度45°のとき走行速度を60cm/min とすると1
2〜15mmの溝深さが、またトーチ角度45°のとき走
行速度を90cm/min とすると8〜10mmの溝深さとな
る。
【0019】このように、走行台車26を前進走行、後
進走行するので発進立坑2側にのみコントローラ等を設
置すれば良く、発進立坑2と到達立坑3にウインチ等を
設けて移動するものと比べて構造が簡単となる。
【0020】また、前述のように走行台車26を前進走
行する際に管継目センサ30が管継目を検知してシーケ
ンサ65に信号を送り、シーケンサ65はこの時の走行
台車26の走行距離を記憶し、走行台車26を後進走行
してプラズマトーチ54よりプラズマを噴射して溝を入
れる際に、その後進走行距離によってそのプラズマトー
チ54が前述の管継目に到達したと判断したら、シーケ
ンサ65によって走行モータ25の回転速度を遅くして
走行台車26の後進速度を遅くして溝の深さを深くして
肉厚の管継目に十分な深さのスリットを入れる。
【0021】また、前述のようにして溝を既設埋設管4
のほぼ全長に亘って入れた後にシーケンサ65はトーチ
上下アクチュエータ48に上げ信号を出力して可動アー
ム45を上昇してトーチガイド車輪47を既設埋設管4
の内周面4aより離隔し、その後にシーケンサ65はト
ーチ旋回モータ39に回転信号を出力して回転横軸38
を回転して伸縮アーム43を回転して図6の仮想線で示
すようにプラズマトーチ54とトーチガイド車輪47を
周方向に移動し、この後にトーチ上下アクチュエータ4
8に下げ信号を出力してトーチガイド車輪47を既設埋
設管4の内周面4aに接する。回転横軸38を管の中心
軸にあうように長穴35で調整しておくので、トーチは
管の全周にわたってスムーズに回転できる。この後に前
述と同様にして走行台車26を走行して既設埋設管4の
内周面4aにおける円周方向に異なる位置に溝を入れ
る。なお、前述の既設埋設管4のほぼ全長に亘って溝を
入れたとの判断は、前述のように走行台車26の前進距
離と後進距離が一致した時に判断したり、台車受け台側
に走行台車26が戻ったことを検出するセンサを設けた
りすれば良い。
【0022】また、伸縮アーム43の可動アーム45に
トーチガイド車輪47とプラズマトーチ54が設けら
れ、その可動アーム45はスプリング46で伸び方向に
付勢されているから、既設埋設管4の内周面4a長手方
向の凹凸や、管継目の段差に対応して可動アーム45が
伸び縮みするので、プラズマトーチ54と既設埋設管4
の内周面4aとの隙間Sを常に一定にでき、前述の凹凸
や段差などに影響されずに溝を一定の深さに加工でき
る。前述のようにエアシリンダで伸び方向に付勢しても
同様の効果を得る。
【0023】また、支柱33に対して取付板34を上下
に移動することで回転横軸38を走行台車26のフレー
ム20に対して上下に移動できるから、径の異なる既設
埋設管4でも回転横軸38をその既設埋設管4の中心に
合致でき、径の異なる既設埋設管4でもプラズマトーチ
54をその中心を支点として周方向に回転できるので、
既設埋設管4の内周面4aにおける周方向に間隔を置い
て複数のスリットを入れることができる。また、以上の
動作時にプラズマ切断機11からシーケンサ61に信号
が入ってプラズマ切れを検知できるようにしてある。
【0024】また、走行台車26を停止した状態でトー
チ旋回モータ39を駆動してプラズマトーチ54を旋回
させれば、既設埋設管4の内周面に周方向に沿った溝を
形成できるし、走行台車26の走行とプラズマトーチ5
4の旋回とを適宜に組み合わせることによって既設埋設
管4の内周面の任意の位置に溝が形成され、さらに蛇行
する溝を形成することもできる。
【0025】以上の実施例では走行台車26を後進走行
時にスリットを入れるようにしたが、前進走行時にスリ
ットを入れても良く、この場合には後進走行する時に回
転横軸38を回転してプラズマトーチ54の向きを周方
向に変えて後進走行時にスリットを入れることができ
る。また、走行台車26を自走させたがウインチとワイ
ヤを用いて移動させても良く、その場合には車輪を設け
ずにフレームのみとすることも可能である。
【0026】次にプラズマ切断機10の第2実施例を図
7以降に基づいて説明する。フレーム20の前端寄りと
後端寄りに前部車軸80と後部車軸81が回転自在に支
承され、その前部車軸80には左右一対の前部車輪21
が取付けられ、後部車軸81には左右一対の後部車輪2
2をそれぞれ装着し、その前部車軸80の左右一端部と
後部車軸81の左右一端部に設けた前後のスプロケット
23にチェーン24をそれぞれ巻掛け、その前部車軸8
0の左右端部に設けたスプロケット82と走行モータ2
5の出力側に設けた減速機83の出力軸83aのスプロ
ケット84に亘ってチェーン85を巻掛けて連結して走
行台車26としてある。
【0027】この走行台車26のフレーム20には車載
制御部29と管継目センサ30が設けてあると共に、そ
のフレーム20の左右方向中央部には走行距離検出用の
補助輪31が取付けられ、その補助輪31の回転をドッ
ク86と近接スイッチ87で検出して走行台車26の走
行距離を検出するようにしてある。
【0028】つまり、図7と図10に示すようにフレー
ム20の後端部にブラケット88を取付け、このブラケ
ット88に取付縦材89を上下動自在に設け、かつスプ
リング90で下方に付勢し、その取付縦材89の下部に
取付ブラケット91を固着し、その取付ブラケット91
に補助輪31が軸92で回転自在に取付けられ、その補
助輪31にドック86が取付けてあると共に、取付ブラ
ケット91に近接スイッチ87が設けてあって補助輪3
1が1回転すると近接スイッチ87がON,OFFする
ようにしてあり、前記軸92に管継目センサ30が取付
けてある。
【0029】前記フレーム20の前端部には支柱33が
立設され、この支柱33は図11、図12、図13に示
すように巾広板状で巾方向中間に開口部33aを有し、
かつ巾方向両側寄りに上下方向の長孔35が形成され、
この支柱33には取付板34が巾方向一対の鉤片のガイ
ド片93を介して上下動自在に取付けられ、この支柱3
3よりボルト36が長孔35を挿通して取付板34に螺
合され、ハンドル94を持ってボルト36を弛めること
で取付板34を支柱33に沿って上下動できるようにし
てある。この取付板34に固着したハウジング37に回
転横軸38が回転自在に支承してあり、前記取付板34
に減速機95を介してトーチ旋回モータ39が取付けら
れ、その減速機95の出力側が前記回転横軸38に連結
され、そのハウジング37は支柱33の開口部33a内
を上下動する。回転横軸38に設けた突片40とハウジ
ング37に設けた近接スイッチ41でトーチ原点位置検
出器42を構成し、前記支柱33の巾方向両側寄りには
位置決め穴96が上下方向に間隔を置いて複数形成さ
れ、取付板34にはロックピン97が出没自在で、嵌合
方向に付勢して設けられて取付板34を任意の高さ位置
で固定できるようにしてある。
【0030】前記回転横軸38の先端部には上下移動機
構100を介して取付体101が上下動自在に取付けら
れ、その上下移動機構100は回転横軸38に固着した
ブラケット102と、縦長で上下方向の長孔103と複
数の位置決め穴104を有する可動体105を備え、そ
の可動体105の長孔103よりボルト106をブラケ
ット102に螺合し、そのボルト106をハンドル10
7で弛めることで可動体105をブラケット102に沿
って上下に移動できるようにしてあり、ブラケット10
2に設けたロックピン128を位置決め穴104に嵌合
して所定の位置に位置決めロックできるようにしてあ
る。
【0031】前記取付体101は上横板108と下横板
109と縦板110でコ字状となり、その縦板110が
前記可動体105に固着され、上下横板108,109
に亘って長尺板状のアーム111が、前記回転横軸38
の軸心と左右方向同一位置として上下動自在に支承さ
れ、そのアーム111は上アーム112と下アーム11
3を連結部材114で連結して成り、上アーム113が
上横板108より上方に突出し、下アーム114が下横
板109より下方に突出し、前記連結部材114に設け
た一対の縦ガイド115が上横板108に摺動自在に嵌
挿支承され、かつ上横板108と連結部材114の間に
ばね116が設けられてアーム111は下方に移動付勢
してある。
【0031】前記上横板108にはブラケット117が
ボルト止めされ、このブラケット117にはレバー11
8の長手方向中間部にピン119で上下揺動自在に支承
され、このレバー118の長手方向一端部に形成した長
穴120に挿通したピン121が前記上アーム113の
上端部に嵌合し、レバー118の長手方向他端部に形成
した長穴122に挿通したピン123が可動ブラケット
124に嵌合され、この可動ブラケット124は取付体
101に取付けたソレノイド125のプランジヤ126
に取付けてあり、ソレノイド125を励磁してプランジ
ヤ126を下方に移動するとレバー118を介してアー
ム111がばね116に抗して上方に移動するようにし
てある。つまり、ソレノイド125がトーチ上下アクチ
ュエータとなっている。
【0033】前記下アーム113の下部には回転機構1
30を介してトーチ取付体131が縦軸回りに回転自在
に取付けてあり、この回転機構130は図15と図16
に示すように下アーム113の下端部に固着した円板1
32をトーチ取付体131の上端部に固着した支持体1
33の円形凹部134内に回転自在に嵌合し、かつ押え
板135で抜け出ないようにしてあり、その円板132
には第1・第2・第3ロック穴136,137,138
が90度間隔で形成され、支持体133に設けたロック
ピン139をいずれかのロック穴に嵌合することでトー
チ取付体131を90度毎に位置決めしてロックできる
ようにしてある。
【0034】前記トーチ取付体131にはプラズマトー
チ54が垂直に対して所定角度、例えば45度の姿勢で
前方に向けて取付られ、このプラズマトーチ54の噴出
部54aは前記アーム111の左右中心と合致してい
る。
【0035】前記トーチ取付体131にはトーチガイド
車輪47がプラズマトーチ54のプラズマ噴出方向に向
けて回転自在で、かつ噴出部54aと同一高さに取付け
られ、このトーチガイド車輪47は噴出部54aの左右
一側方に位置し、図11と図14のようにトーチガイド
車輪47が既設埋設管4の内周面4aに当接するとプラ
ズマトーチ54の噴出部54aがその内周面4aと隙間
Sだけ離隔するようにしてある。なお、前記取付体10
1の左右一側面には光電スイッチより成る管端検知セン
サ49が下向きに取付けてある。
【0036】次に作動を説明する。既設埋設管4の内周
面4aに溝を長手方向に連続して入れる場合は前述の第
1実施例と同様に作動する。この時回転機構130のロ
ックピン139を第2ロック穴137に嵌合してプラズ
マトーチ54を前後方向、つまり既設埋設管4の長手方
向に向うようにする。
【0037】既設埋設管4の内周面4aに溝を周方向に
連続して入れる場合には、ソレノイド125に通電して
プランジヤ126を下方に移動してレバー118によっ
てアーム111を上方に移動することでトーチガイド車
輪47を既設埋設管4の内周面4aと離隔するように
し、回転機構130のロックピン139を第2ロック穴
より137より抜き出してトーチ取付体131を右又は
左を回転してロックピン139を第1ロック穴136又
は第3ロック穴138に嵌合して90度回転させる。
【0038】これにより、プラズマトーチ54は図17
に示すように既設埋設管40の周方向に向い、かつ垂直
に対して斜めとなり、この状態でソレノイド125を消
磁してアーム111を下方に付勢してトーチガイド車輪
47を既設埋設管4の内周面4aに接し、トーチ旋回モ
ータ39を駆動して回転横軸38を回転することでトー
チガイド車輪47をガイドとしてプラズマトーチ54を
周方向に移動する。
【0039】この時、図17に示すようにプラズマトー
チ54は垂直に対して斜めとなり、矢印方向に回転する
ことで噴出部54aよりプラズマがトーチ移動方向後側
に向けて斜めに噴出されるから溝溝削粉はプラズマトー
チ54の噴出部54aより離れる方向に吹き飛ばされて
噴出部54aが目詰りすることがないし、プラズマは内
周面4aに斜めに噴出するから移動速度(トーチ旋回モ
ータ39の速度)で溝の深さを任意にできる。
【0040】つまり、プラズマトーチ54が垂直である
と溝切削粉が噴出部54aに向けて飛散して目詰りする
ことがあるし、プラズマが内周面4aに直角に噴出され
るから溝が深くなって溝深さの制御が困難となる。また
トーチの縦方向回転をモータで行い遠隔操作できるよう
にすればトーチ旋回と縦旋回を協調させて自在に蛇行す
る溝を形成することができる。
【0041】
【発明の効果】走行台車26を既設埋設管4内に沿って
自走しながらプラズマノズル54でスリットを入れるこ
とができるので、種々のサイズの既設埋設管に適用でき
るし、回転横軸38を回転することでプラズマトーチ5
4の向きを変えてスリット、溝を入れることができるの
で、既設埋設管の任意位置にスリット、溝を入れること
ができ、しかもその回転横軸38を上下に移動すること
で径の異なる既設埋設管4の中心に回転横軸38を合せ
ることができるので、径の異なる既設埋設管4の任意位
置にスリット、溝を入れることができる。また、請求項
3の構成とすればトーチ取付体131を90度回転する
ことでプラズマトーチ54を周方向に向けて垂直に対し
て斜めにできるので、回転横軸38を回転することで既
設埋設管4の周方向にスリット、、溝を入れることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】既設埋設管にスリットを入れる装置の概略説明
図である。
【図2】既設埋設管を新管に交替する装置の概略説明図
である。
【図3】プラズマ切断機の正面図である。
【図4】制御装置のブロック説明図である。
【図5】台車受け台の側面図である。
【図6】動作説明図である。
【図7】本発明の第2実施例を示す正面図である。
【図8】図7の平面図である。
【図9】図7のA−A断面図である。
【図10】図7のB視拡大図である。
【図11】回転横軸取付部の拡大一部破断正面図であ
る。
【図12】図11の平面図である。
【図13】図11の右側面図である。
【図14】図11のC−C断面図である。
【図15】プラズマトーチ取付部の拡大一部破断正面図
である。
【図16】図15の平面図である。
【図17】動作説明図である。
【符号の説明】
4…既設埋設管、4a…内周面、10…プラズマ切断
機、20…フレーム、21…前部車輪、22…後部車
輪、25…走行モータ、26…走行台車、33…支柱、
34…取付板、38…回転横軸、39…トーチ旋回モー
タ、43…伸縮アーム、44…固定アーム、45…可動
アーム、46…スプリング、47…トーチガイド車輪、
54…プラズマトーチ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清水 良彦 東京都港区芝浦一丁目2−3 清水建設 株式会社内 (72)発明者 菊池 雄一 東京都港区芝浦一丁目2−3 清水建設 株式会社内 (72)発明者 大久保 研二 東京都港区芝浦一丁目2−3 清水建設 株式会社内 (72)発明者 野村 直他 石川県小松市符津町ツ23番地 株式会社 小松製作所 粟津工場内 (72)発明者 滝口 幹久 東京都北区浮間1−1−2−408 (72)発明者 近藤 和男 栃木県小山市犬塚51−182 (56)参考文献 特開 昭63−312593(JP,A) 特開 平4−357384(JP,A) 特開 平4−366080(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16L 1/024 E21D 9/06 311

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 既設埋設管4内に新管先導装置16をガ
    イドとして当該既設埋設管4よりも大径又は同径の新管
    15を推進装置14で順次押し込んで新管先導装置16
    で既設埋設管4を破断して新管15を順次推進して埋設
    する既設埋設管非開削布設替えに用いるプラズマ切断機
    10であって、 フレーム20に回転横軸38を上下動自在に取付け、こ
    の回転横軸38にプラズマトーチ54を取付けたことを
    特徴とする既設埋設管非開削布設替え用プラズマ切断
    機。
  2. 【請求項2】 前記回転横軸38に伸縮アーム43の固
    定アーム44を取付け、その伸縮アーム43の可動アー
    ム45をスプリング46で伸び方向に付勢し、その可動
    アーム45にトーチガイド車輪47とプラズマトーチ5
    4を取付けた請求項1記載の既設埋設管非開削布設替え
    用プラズマ切断機。
  3. 【請求項3】 フレーム20に回転横軸38を取付け、
    この回転横軸38にアーム111を上下動自在に取付
    け、このアーム111にトーチ取付体131を回転機構
    130により縦軸回りに回転自在で固定可能に取付け、
    このトーチ取付体131にプラズマトーチ54を垂直に
    対して斜めの姿勢で取付けた請求項1記載の既設埋設管
    非開削布設替え用プラズマ切断機。
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