JP3261527B2 - マンホール内における消防ポンプの出入装置 - Google Patents
マンホール内における消防ポンプの出入装置Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は地下水槽内に連通し
たマンホール内における消防ポンプの出入装置、更に詳
しくは地下水槽内に連通したマンホール内に設けたベー
ス板上に消防ポンプを収納載置し、このベース板と共に
直立姿勢にて上下昇降手段を備えたマンホール内におけ
る消防ポンプの出入装置に関するものである。
たマンホール内における消防ポンプの出入装置、更に詳
しくは地下水槽内に連通したマンホール内に設けたベー
ス板上に消防ポンプを収納載置し、このベース板と共に
直立姿勢にて上下昇降手段を備えたマンホール内におけ
る消防ポンプの出入装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、消防ポンプは消防車庫又は消防署
に備え付けており、火災発生の通告と共に消防ポンプは
四輪車上に機体を載せて現場に出動し、通常は消火栓に
消防ホースを連結し消火ノズルから水を噴射させ消火活
動を行っていた。
に備え付けており、火災発生の通告と共に消防ポンプは
四輪車上に機体を載せて現場に出動し、通常は消火栓に
消防ホースを連結し消火ノズルから水を噴射させ消火活
動を行っていた。
【0003】しかしながら、従来の消火活動であると、
貯水地が遠方にある場合は吸水管の配設に相当時間を要
し消火活動が円滑に行われず大火に至る場合が多く、ま
た、現今のように交通渋滞或いは気象の変化により、消
火開始までに相当な時間を要し被害の増大を招くという
問題点があった。また、何時、何処で生ずるか判らない
地震のような天災地変の場合は、地殻の変動によって水
道管が破裂し給水作業が不能になるおそれもあるという
問題点がある。
貯水地が遠方にある場合は吸水管の配設に相当時間を要
し消火活動が円滑に行われず大火に至る場合が多く、ま
た、現今のように交通渋滞或いは気象の変化により、消
火開始までに相当な時間を要し被害の増大を招くという
問題点があった。また、何時、何処で生ずるか判らない
地震のような天災地変の場合は、地殻の変動によって水
道管が破裂し給水作業が不能になるおそれもあるという
問題点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明の請求項
1ないし5記載の発明は、之等の問題点に鑑みて、都市
は勿論地方においても家屋の密集地帯の空間地内に地下
水槽を設け、該地下水槽内に連通したマンホール内に消
防ポンプを安定的に設置し、消防ポンプをベース板と共
にスプリングの蓄勢力を利用して任意操作機構により直
ちにポンプを任意の方向から取り出して使用することを
目的としており、さらに該機構は何人でも容易に使用し
て迅速に消火活動ができるようにしたマンホール内にお
ける消防ポンプの出入装置を提供することを目的とした
ものである。請求項6ないし10記載の発明は、請求項
2ないし5記載の発明の目的に加えて、仮にスプリング
が上下動するに当たり左右に揺動する場合が生じたとし
ても、ベース板上の消防ポンプの安定を図ると共に、円
滑に消防ポンプをマンホール内より出入ができるように
することを目的としたものである。
1ないし5記載の発明は、之等の問題点に鑑みて、都市
は勿論地方においても家屋の密集地帯の空間地内に地下
水槽を設け、該地下水槽内に連通したマンホール内に消
防ポンプを安定的に設置し、消防ポンプをベース板と共
にスプリングの蓄勢力を利用して任意操作機構により直
ちにポンプを任意の方向から取り出して使用することを
目的としており、さらに該機構は何人でも容易に使用し
て迅速に消火活動ができるようにしたマンホール内にお
ける消防ポンプの出入装置を提供することを目的とした
ものである。請求項6ないし10記載の発明は、請求項
2ないし5記載の発明の目的に加えて、仮にスプリング
が上下動するに当たり左右に揺動する場合が生じたとし
ても、ベース板上の消防ポンプの安定を図ると共に、円
滑に消防ポンプをマンホール内より出入ができるように
することを目的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のうち請求項1記載の発明は、地下水槽内に
連通したマンホール内に設けたベース板を、スプリング
の蓄勢力により昇降運動させるように成したマンホール
内における消防ポンプの出入装置において、マンホール
の下方内壁に筒体を対設し、該筒体にガイドシャフトを
挿入したスプリングを内装し、前記筒体の上端面に載置
されたベース板と前記ガイドシャフトの上端部とを係脱
機構に構成し、前記スプリングの蓄勢力によりベース板
と共に直立姿勢を維持しながら昇降運動するように形成
したことを特徴とする。このように形成すると、筒体内
のスプリングはガイドシャフトに規制され、左右に動揺
することなく均勢を維持し直立の上下運動が行われ、ベ
ース板の傾斜及び消防ポンプに支障が生じないことにな
る。また、このように筒体にスプリングを内装すると、
ガイドシャフトの挿通と相俟ってガイドシャフトの上端
部に取り付けたベース板の取付位置が確立されるばかり
でなく前述のように上下運動が直立状態で行うことがで
きるという効果がある。特に請求項2記載の発明のよう
に、スプリングの直立の蓄勢力により、ベース板をマン
ホール上方開口端面より遠ざけて上昇させることによっ
て、消防ポンプの取り出し作業が容易に行われると共
に、請求項3記載の発明のように、ベース板の左右側面
を内側へ窪ませ、マンホール内壁とベース板の左右側面
間に空間部を形成することによって、消防ポンプの吸水
管を地下水槽内へ迅速に挿入することが可能となる。な
おここで、消防ポンプの吸水管を地下水槽に容易に挿入
することが可能であるが、請求項4記載の発明のよう
に、ベース板上に回転板を載置することによって、回転
板に載置した消防ポンプを回転板と共に任意の方向に回
転させ消防ポンプを取り出し、消火活動がさらに迅速に
行われるという効果がある。また、請求項5記載の発明
は、スプリングを制御するように形成したものであっ
て、ベース板の中央下面の両側方に垂設した取付部に回
動軸を挿通し、該回動軸の略中央に作動片を設け、該作
動片の両端に係止杆の内端を枢支し、外端を操作杆の操
作により左右の筒体に取り付けた係止部に係脱させるよ
うにしている。このように形成することにより、消防ポ
ンプをベース板上に載置し、荷重と共に若干の手作業を
付加することによって左右筒体上端面にベース板は消防
ポンプト共に降下すると、操作杆を操作させて係止部に
係止杆を係止させることでスプリングの蓄勢力を制御
し、消防ポンプはマンホール内のベース板上に収納する
ことができるものである。また、操作杆を上記手段と反
対に操作すると両係止杆の外端は係止部より離脱し、ス
プリングの蓄勢力によって図1の一点鎖線で示す位置ま
で消防ポンプはベース板と共に上昇し、容易にマンホー
ルより消防ポンプを取り出すことが可能となる。また、
スプリングの直上手段に関しては、ガイドシャフトを中
心に設けたことのみを限定するものでないが、請求項6
記載の発明のように、スプリングを伸縮用中空体に内装
し、この伸縮用中空体をマンホールの内壁に支持させて
直立姿勢を保持し伸縮用中空体と共に上下動させたり、
請求項7記載の発明のように、伸縮用中空体の上端面に
ベース板を設けたり、或は請求項8記載の発明のよう
に、さらに伸縮用中空体の周面に突出した摺動子をマン
ホールの内壁に縦設した摺動条溝に嵌入させることによ
って、スプリングを内装した伸縮用中空体の揺動と腐蝕
とを防止することができるものである。また、請求項9
記載の発明のように、伸縮用中空体上部口端縁に溝孔を
形成し、これに摺動子を嵌入させることにより、伸縮用
中空体の伸縮程度と直上運動とを円滑に行い、伸縮用中
空体が直上中、回転しないように規制することが可能と
なり、請求項10記載の発明のように、伸縮用中空体の
継合部に少なくとも一箇所に制動装置を備えることによ
って、伸縮用中空体の直上運動を制動することができ
る。
に、本発明のうち請求項1記載の発明は、地下水槽内に
連通したマンホール内に設けたベース板を、スプリング
の蓄勢力により昇降運動させるように成したマンホール
内における消防ポンプの出入装置において、マンホール
の下方内壁に筒体を対設し、該筒体にガイドシャフトを
挿入したスプリングを内装し、前記筒体の上端面に載置
されたベース板と前記ガイドシャフトの上端部とを係脱
機構に構成し、前記スプリングの蓄勢力によりベース板
と共に直立姿勢を維持しながら昇降運動するように形成
したことを特徴とする。このように形成すると、筒体内
のスプリングはガイドシャフトに規制され、左右に動揺
することなく均勢を維持し直立の上下運動が行われ、ベ
ース板の傾斜及び消防ポンプに支障が生じないことにな
る。また、このように筒体にスプリングを内装すると、
ガイドシャフトの挿通と相俟ってガイドシャフトの上端
部に取り付けたベース板の取付位置が確立されるばかり
でなく前述のように上下運動が直立状態で行うことがで
きるという効果がある。特に請求項2記載の発明のよう
に、スプリングの直立の蓄勢力により、ベース板をマン
ホール上方開口端面より遠ざけて上昇させることによっ
て、消防ポンプの取り出し作業が容易に行われると共
に、請求項3記載の発明のように、ベース板の左右側面
を内側へ窪ませ、マンホール内壁とベース板の左右側面
間に空間部を形成することによって、消防ポンプの吸水
管を地下水槽内へ迅速に挿入することが可能となる。な
おここで、消防ポンプの吸水管を地下水槽に容易に挿入
することが可能であるが、請求項4記載の発明のよう
に、ベース板上に回転板を載置することによって、回転
板に載置した消防ポンプを回転板と共に任意の方向に回
転させ消防ポンプを取り出し、消火活動がさらに迅速に
行われるという効果がある。また、請求項5記載の発明
は、スプリングを制御するように形成したものであっ
て、ベース板の中央下面の両側方に垂設した取付部に回
動軸を挿通し、該回動軸の略中央に作動片を設け、該作
動片の両端に係止杆の内端を枢支し、外端を操作杆の操
作により左右の筒体に取り付けた係止部に係脱させるよ
うにしている。このように形成することにより、消防ポ
ンプをベース板上に載置し、荷重と共に若干の手作業を
付加することによって左右筒体上端面にベース板は消防
ポンプト共に降下すると、操作杆を操作させて係止部に
係止杆を係止させることでスプリングの蓄勢力を制御
し、消防ポンプはマンホール内のベース板上に収納する
ことができるものである。また、操作杆を上記手段と反
対に操作すると両係止杆の外端は係止部より離脱し、ス
プリングの蓄勢力によって図1の一点鎖線で示す位置ま
で消防ポンプはベース板と共に上昇し、容易にマンホー
ルより消防ポンプを取り出すことが可能となる。また、
スプリングの直上手段に関しては、ガイドシャフトを中
心に設けたことのみを限定するものでないが、請求項6
記載の発明のように、スプリングを伸縮用中空体に内装
し、この伸縮用中空体をマンホールの内壁に支持させて
直立姿勢を保持し伸縮用中空体と共に上下動させたり、
請求項7記載の発明のように、伸縮用中空体の上端面に
ベース板を設けたり、或は請求項8記載の発明のよう
に、さらに伸縮用中空体の周面に突出した摺動子をマン
ホールの内壁に縦設した摺動条溝に嵌入させることによ
って、スプリングを内装した伸縮用中空体の揺動と腐蝕
とを防止することができるものである。また、請求項9
記載の発明のように、伸縮用中空体上部口端縁に溝孔を
形成し、これに摺動子を嵌入させることにより、伸縮用
中空体の伸縮程度と直上運動とを円滑に行い、伸縮用中
空体が直上中、回転しないように規制することが可能と
なり、請求項10記載の発明のように、伸縮用中空体の
継合部に少なくとも一箇所に制動装置を備えることによ
って、伸縮用中空体の直上運動を制動することができ
る。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
を、図面に基づいて説明する。各図面において、図1は
マンホール内における消防ポンプの出入装置の説明図、
図2は図1の平面図、図3はベース板上に回転板を載置
した状態を示す平面図、図4は図3の側面図、図5はマ
ンホール内における消防ポンプの出入装置の説明図、図
6は図5の平面図、図7は伸縮用中空体の拡大説明図、
図8及び図9は伸縮用中空体の収縮状態を示す説明図、
図10は伸縮用中空体の継合部を示す図である。
を、図面に基づいて説明する。各図面において、図1は
マンホール内における消防ポンプの出入装置の説明図、
図2は図1の平面図、図3はベース板上に回転板を載置
した状態を示す平面図、図4は図3の側面図、図5はマ
ンホール内における消防ポンプの出入装置の説明図、図
6は図5の平面図、図7は伸縮用中空体の拡大説明図、
図8及び図9は伸縮用中空体の収縮状態を示す説明図、
図10は伸縮用中空体の継合部を示す図である。
【0007】まず、図1及び図2において、マンホール
内における消防ポンプの出入装置全体を説明する。地下
水槽1の上面に連通したマンホール2内に収納された耐
蝕性ベース板3が、耐蝕性スプリング4の蓄勢力により
直立姿勢にて上下昇降ができ得るように、前記マンホー
ル2の下方左右内壁に取り付けた耐蝕性取付具5により
固着され、係止部6を突設し、スプリング4を内装して
いる耐蝕性補強用筒体7が形成されている。このスプリ
ング4の中心に挿入した耐蝕性ガイドシャフト8の上端
部に前記ベース板3を係脱機構9例えばボルトその他の
係合手段により着脱自在に形成し、ガイドシャフト8の
下端部にガイドシャフト止め10を設けると共に筒体7
の下端口に制御板11を装着している。
内における消防ポンプの出入装置全体を説明する。地下
水槽1の上面に連通したマンホール2内に収納された耐
蝕性ベース板3が、耐蝕性スプリング4の蓄勢力により
直立姿勢にて上下昇降ができ得るように、前記マンホー
ル2の下方左右内壁に取り付けた耐蝕性取付具5により
固着され、係止部6を突設し、スプリング4を内装して
いる耐蝕性補強用筒体7が形成されている。このスプリ
ング4の中心に挿入した耐蝕性ガイドシャフト8の上端
部に前記ベース板3を係脱機構9例えばボルトその他の
係合手段により着脱自在に形成し、ガイドシャフト8の
下端部にガイドシャフト止め10を設けると共に筒体7
の下端口に制御板11を装着している。
【0008】また、消防ポンプ17を載置したベース板
3を筒体7の上端面で安定的に係止させるには、前記ベ
ース板3の中央下面側方に設けた取付部12の軸孔内に
回動軸13を挿通し、回動軸13の略中央には作動片1
4を設け、作動片14の両端に、外端を筒体7に突設し
ている係止部6に係脱ができるように形成した係止杆1
5の内端を軸支している。回動軸13の両端には、操作
杆16の下端部を取り付けているが、操作杆16の上端
部は下端部の位置よりも偏倚させた方が好ましい。
3を筒体7の上端面で安定的に係止させるには、前記ベ
ース板3の中央下面側方に設けた取付部12の軸孔内に
回動軸13を挿通し、回動軸13の略中央には作動片1
4を設け、作動片14の両端に、外端を筒体7に突設し
ている係止部6に係脱ができるように形成した係止杆1
5の内端を軸支している。回動軸13の両端には、操作
杆16の下端部を取り付けているが、操作杆16の上端
部は下端部の位置よりも偏倚させた方が好ましい。
【0009】ベース板3には消防ポンプ17の脚部を挿
入する挿入孔18が設けられ、中央側面を窪ませてマン
ホール2の内壁との間隔を広い空間部19に形成してい
る。このように形成すると、挿入孔18によって、消防
ポンプ17は安定的にベース板3に載置され、空間部1
9より吸水管を地下水槽1に投入して直ちに消防ポンプ
17に連結し、速やかに消火活動を行うことができるの
である。
入する挿入孔18が設けられ、中央側面を窪ませてマン
ホール2の内壁との間隔を広い空間部19に形成してい
る。このように形成すると、挿入孔18によって、消防
ポンプ17は安定的にベース板3に載置され、空間部1
9より吸水管を地下水槽1に投入して直ちに消防ポンプ
17に連結し、速やかに消火活動を行うことができるの
である。
【0010】次にこのような実施の形態の作動について
説明する。まず、ベース板3上に消防ポンプ17を載置
する。消防ポンプ17の荷重と手作業による押圧力によ
りスプリング4は押圧されて収縮し、図1に示すように
筒体7の上端面まで降下して停止する。そこで操作杆1
6を操作すると、回転軸13の回転と共に作動片14は
作動し、図1の矢印で示すように係止杆15を筒体7に
突設している係止部6に係止させて、安定的に消防ポン
プ17をマンホール2内に収納することができる。
説明する。まず、ベース板3上に消防ポンプ17を載置
する。消防ポンプ17の荷重と手作業による押圧力によ
りスプリング4は押圧されて収縮し、図1に示すように
筒体7の上端面まで降下して停止する。そこで操作杆1
6を操作すると、回転軸13の回転と共に作動片14は
作動し、図1の矢印で示すように係止杆15を筒体7に
突設している係止部6に係止させて、安定的に消防ポン
プ17をマンホール2内に収納することができる。
【0011】次にマンホール2内に収納されたベース板
3上の消防ポンプ17を取り出す場合は、収納する時と
反対に、まず、操作杆16を操作すると、作動片14は
復元し、同時に係止杆15の外端は係止部6より離脱さ
れ、ガイドシヤフト8と共にスプリング4は蓄勢力によ
り図1の一点鎖線で示すように筒体8の直上に伸び、マ
ンホール2の上端面よりベース板3と消防ポンプ17と
は若干上昇して停止するのである。なお、上昇位置は勿
論スプリング4の蓄勢力の度合の有無を選択して装備す
るものである。また、ここで消防ポンプ17をマンホー
ル2より取り出し、上昇されたベース板3とガイドシャ
フト8との係脱機構9例えばボルトを取り外しベース板
3を取り除けば、マンホール2に復元する。
3上の消防ポンプ17を取り出す場合は、収納する時と
反対に、まず、操作杆16を操作すると、作動片14は
復元し、同時に係止杆15の外端は係止部6より離脱さ
れ、ガイドシヤフト8と共にスプリング4は蓄勢力によ
り図1の一点鎖線で示すように筒体8の直上に伸び、マ
ンホール2の上端面よりベース板3と消防ポンプ17と
は若干上昇して停止するのである。なお、上昇位置は勿
論スプリング4の蓄勢力の度合の有無を選択して装備す
るものである。また、ここで消防ポンプ17をマンホー
ル2より取り出し、上昇されたベース板3とガイドシャ
フト8との係脱機構9例えばボルトを取り外しベース板
3を取り除けば、マンホール2に復元する。
【0012】さらにここで、消防ポンプ17をマンホー
ル2に収納するときは、ベース板3の孔をガイドシャフ
ト8の先端部に挿入し係脱機構9例えばボルトを取り付
け後、消防ポンプ17をベース板3上に載置し、前述で
説明した作動を行うものである。
ル2に収納するときは、ベース板3の孔をガイドシャフ
ト8の先端部に挿入し係脱機構9例えばボルトを取り付
け後、消防ポンプ17をベース板3上に載置し、前述で
説明した作動を行うものである。
【0013】なお、マンホール2内の設備の材質は前述
したが、耐蝕性耐水性を有する材料例えばステンレスス
チール若しくは硬質の合成樹脂製のものを使用すること
が望ましい。
したが、耐蝕性耐水性を有する材料例えばステンレスス
チール若しくは硬質の合成樹脂製のものを使用すること
が望ましい。
【0014】図3及び図4に示される実施の形態は、ベ
ース板3上に、消防ポンプ17の脚部挿入孔18を設け
た回転板20を載置している。このように形成すること
で、回転板20に載置した消防ポンプ17が回転板20
と共に回転し何れの方向にでも方向転換して取り出すこ
とができる。
ース板3上に、消防ポンプ17の脚部挿入孔18を設け
た回転板20を載置している。このように形成すること
で、回転板20に載置した消防ポンプ17が回転板20
と共に回転し何れの方向にでも方向転換して取り出すこ
とができる。
【0015】図5〜図9に示される実施の形態は、地下
水槽1内に連通したマンホール2の内壁に沿わせて伸縮
用中空体21を左右に設け、前記伸縮用中空体21のう
ち最上中空体21cの上面には係脱機構9によって着脱
自在にベース板3を取り付け、基台用中空体21aは取
付具5にてマンホール2の下方内壁面に近接して固着す
る。取付具5の直上の内壁には、摺動条溝22を内壁に
沿わせて縦設し、これに中段中空体21b、最上中空体
21cに取り付けた摺動子23を嵌入して上下動する。
また、中段中空体21b及び基台用中空体21aには溝
孔24が形成されている。さらに、左右基台用中空体2
1aの内側には位置を異にして係止部6を突設してい
る。そして、ベース板3上には、回転板20が載置さ
れ、回転板20上面に消防ポンプ17が安定的に方向転
換可能に置かれている。あとの構成は前述の図1〜図4
で示される実施の形態と同様なので説明を省略する。
水槽1内に連通したマンホール2の内壁に沿わせて伸縮
用中空体21を左右に設け、前記伸縮用中空体21のう
ち最上中空体21cの上面には係脱機構9によって着脱
自在にベース板3を取り付け、基台用中空体21aは取
付具5にてマンホール2の下方内壁面に近接して固着す
る。取付具5の直上の内壁には、摺動条溝22を内壁に
沿わせて縦設し、これに中段中空体21b、最上中空体
21cに取り付けた摺動子23を嵌入して上下動する。
また、中段中空体21b及び基台用中空体21aには溝
孔24が形成されている。さらに、左右基台用中空体2
1aの内側には位置を異にして係止部6を突設してい
る。そして、ベース板3上には、回転板20が載置さ
れ、回転板20上面に消防ポンプ17が安定的に方向転
換可能に置かれている。あとの構成は前述の図1〜図4
で示される実施の形態と同様なので説明を省略する。
【0016】次にこのような実施の形態の実際の作動に
ついて説明する。まず、マンホール2内の回転板20上
面に消防ポンプ17を載置して収納させる場合は、僅か
に手により押し下げると消防ポンプ17の荷重と共に中
段中空体21b、最上中空体21cの摺動子23は、摺
動条溝22に沿って降下し、さらに伸縮用中空体21の
高さを低くするために溝孔24まで縮小する。係止杆1
5を係止部6に係止する作動及び係脱する作動は前述の
図1及び図2で示される実施の形態と同様なので説明を
省略する。
ついて説明する。まず、マンホール2内の回転板20上
面に消防ポンプ17を載置して収納させる場合は、僅か
に手により押し下げると消防ポンプ17の荷重と共に中
段中空体21b、最上中空体21cの摺動子23は、摺
動条溝22に沿って降下し、さらに伸縮用中空体21の
高さを低くするために溝孔24まで縮小する。係止杆1
5を係止部6に係止する作動及び係脱する作動は前述の
図1及び図2で示される実施の形態と同様なので説明を
省略する。
【0017】図10で示される実施の形態は、中段中空
体21bの上端面に制動装置例えばゴム25を接合し、
ゴム25と中段中空体21bに跨がってカバー体26で
カバーしている。このように形成することで、中段中空
体21b、最上中空体21cが一挙に上昇することを防
止する効果が生じる。もちろん、基台用中空体21aの
上端面にゴム25を接合し、ゴム25と基台用中空体2
1aをカバー体26でカバーすることも可能である。そ
の他、スプリング或は伸縮用中空体に対し微調整装置、
摩擦装置、発条ブレーキ装置を付加してその上昇度を規
制することができる。また、ベース板3上に回転板20
を載置していることを本実施の形態では説明している
が、ベース板3のみ最上中空体21cの上面に設けるこ
とももちろん可能であり、伸縮用中空体21の数及び中
空体の段数は制限するものではない。
体21bの上端面に制動装置例えばゴム25を接合し、
ゴム25と中段中空体21bに跨がってカバー体26で
カバーしている。このように形成することで、中段中空
体21b、最上中空体21cが一挙に上昇することを防
止する効果が生じる。もちろん、基台用中空体21aの
上端面にゴム25を接合し、ゴム25と基台用中空体2
1aをカバー体26でカバーすることも可能である。そ
の他、スプリング或は伸縮用中空体に対し微調整装置、
摩擦装置、発条ブレーキ装置を付加してその上昇度を規
制することができる。また、ベース板3上に回転板20
を載置していることを本実施の形態では説明している
が、ベース板3のみ最上中空体21cの上面に設けるこ
とももちろん可能であり、伸縮用中空体21の数及び中
空体の段数は制限するものではない。
【0018】
【発明の効果】本発明のうち請求項1ないし5記載の発
明は、ベース板上に消防ポンプを載置しても、直立姿勢
でベース板の傾斜もなく安定した状態で上下昇降並びに
ポンプの取り出しを容易に行うことができる。さらにマ
ンホール内の下方内壁に対向して設けられている補強用
筒体にスプリングを内装し、該スプリングの中心にガイ
ドシャフトを挿通し、このガイドシャフトの上端部にベ
ース板を係脱機構により着脱自在に取り付けているの
で、確実に上下昇降が円滑に行われる。また、ベース板
の内側面を内側へ窪ませ、マンホール内壁との間に空間
部を形成したので、消防用吸水管の挿入が迅速に行われ
るという効果がある。ベース板上に回転板を載置したの
で、回転板を回転させ、任意の位置で消防ポンプを取り
出すことができるという効果がある。また、消防ポンプ
を取り出した際、ベース板を取り除くことによってマン
ホールに復元することができ、マンホールの使用範囲を
拡大し得ることができるという効果がある。さらに、請
求項6ないし10記載の発明は、請求項2ないし5記載
の発明の効果に加えてスプリングが筒体に収縮されて内
装されていたとしても、スプリングの伸長の係止を図る
と共に円滑に上下昇降運動の開始ができるように係止杆
の駆動機構を簡単にしたので、何人でも容易に操作をな
し得ることができるという効果がある。マンホールの内
壁に沿わせて、スプリングを内装した伸縮用中空体を直
立姿勢で伸縮するように形成したので、スプリングの伸
長を円滑に行うと共にスプリングが伸縮用中空体に内装
されているので腐蝕する虞れがないという効果がある。
伸縮用中空体の側面に突設した摺動子を、マンホールの
内壁面に縦設した摺動条溝内に挿入したので、伸縮用中
空体の直立上下運動を円滑に行うことができると共に制
動装置を備えたので、上昇力を制御して安全性を増大さ
せるという効果がある。
明は、ベース板上に消防ポンプを載置しても、直立姿勢
でベース板の傾斜もなく安定した状態で上下昇降並びに
ポンプの取り出しを容易に行うことができる。さらにマ
ンホール内の下方内壁に対向して設けられている補強用
筒体にスプリングを内装し、該スプリングの中心にガイ
ドシャフトを挿通し、このガイドシャフトの上端部にベ
ース板を係脱機構により着脱自在に取り付けているの
で、確実に上下昇降が円滑に行われる。また、ベース板
の内側面を内側へ窪ませ、マンホール内壁との間に空間
部を形成したので、消防用吸水管の挿入が迅速に行われ
るという効果がある。ベース板上に回転板を載置したの
で、回転板を回転させ、任意の位置で消防ポンプを取り
出すことができるという効果がある。また、消防ポンプ
を取り出した際、ベース板を取り除くことによってマン
ホールに復元することができ、マンホールの使用範囲を
拡大し得ることができるという効果がある。さらに、請
求項6ないし10記載の発明は、請求項2ないし5記載
の発明の効果に加えてスプリングが筒体に収縮されて内
装されていたとしても、スプリングの伸長の係止を図る
と共に円滑に上下昇降運動の開始ができるように係止杆
の駆動機構を簡単にしたので、何人でも容易に操作をな
し得ることができるという効果がある。マンホールの内
壁に沿わせて、スプリングを内装した伸縮用中空体を直
立姿勢で伸縮するように形成したので、スプリングの伸
長を円滑に行うと共にスプリングが伸縮用中空体に内装
されているので腐蝕する虞れがないという効果がある。
伸縮用中空体の側面に突設した摺動子を、マンホールの
内壁面に縦設した摺動条溝内に挿入したので、伸縮用中
空体の直立上下運動を円滑に行うことができると共に制
動装置を備えたので、上昇力を制御して安全性を増大さ
せるという効果がある。
【図1】マンホール内における消防ポンプの出入装置の
説明図である。
説明図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】ベース板上に回転板を載置した状態を示す平面
図である。
図である。
【図4】図3の要部を示す側面図である。
【図5】マンホール内における消防ポンプの出入装置の
説明図である。
説明図である。
【図6】図5の平面図である。
【図7】伸縮用中空体の拡大説明図である。
【図8】伸縮用中空体の収縮状態を示す説明図である。
【図9】伸縮用中空体の収縮状態を示す説明図である。
【図10】伸縮用中空体の継合部を示す図である。
1 地下水槽 2 マンホール 3 ベース板 4 スプリング 6 係止部 7 筒体 8 ガイドシャフト 9 係脱機構 12 取付部 13 回動軸 14 作動片 15 係止杆 16 操作杆 17 消防ポンプ 18 挿入孔 19 空間部 20 回転板 21 伸縮用中空体 21a 基台用中空体 21b 中断中空体 22 摺動条溝 23 摺動子 24 溝孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02D 29/12 E03B 11/14 F16M 3/00
Claims (10)
- 【請求項1】 地下水槽内に連通したマンホール内に設
けたベース板を、スプリングの蓄勢力により昇降運動さ
せるように成したマンホール内における消防ポンプの出
入装置において、 マンホールの下方内壁に筒体を対設し、該筒体にガイド
シャフトを挿入したスプリングを内装し、前記筒体の上
端面に載置されたベース板と前記ガイドシャフトの上端
部とを係脱機構に構成し、前記スプリングの蓄勢力によ
りベース板と共に直立姿勢を維持しながら昇降運動する
ように形成したことを特徴とするマンホール内における
消防ポンプの出入装置。 - 【請求項2】 ベース板が、マンホール上方開口端面よ
り遠ざけて上昇させていることを特徴とする請求項1記
載のマンホール内における消防ポンプの出入装置。 - 【請求項3】 ベース板の中央左右側面を窪ませてマン
ホール内壁との間隙を広い空間部に形成したことを特徴
とする請求項1又は2記載のマンホール内における消防
ポンプの出入装置。 - 【請求項4】 ベース板上に回転板を載置して、該回転
板を容易に回転、着脱自在に取り付けたことを特徴とす
る請求項1、2又は3記載のマンホール内における消防
ポンプの出入装置。 - 【請求項5】 ベース板の中央下面の両側に取付部を備
え、該取付部の軸孔に回動軸を挿通し、該回動軸の略中
央に作動片を設け、該作動片の両端に係止杆を備えて操
作杆の操作により前記筒体に設けた係止部に係脱自在に
形成したことを特徴とする請求項1、2、3又は4記載
のマンホール内における消防ポンプの出入装置。 - 【請求項6】 地下水槽内に連通したマンホール内に設
けたベース板を、スプリングの蓄勢力により昇降運動さ
せるように成したマンホール内における消防ポンプの出
入装置において、 マンホールの下方内壁にスプリングを内装した伸縮自在
の伸縮用中空体を対設し、この伸縮用中空体がマンホー
ルの内壁に沿わせて直立姿勢を保つように支持されて上
下動するように形成したことを特徴とする請求項2、
3、4又は5記載のマンホール内における消防ポンプの
出入装置。 - 【請求項7】 伸縮用中空体の上端面にベース板を着脱
自在に設けたことを特徴とする請求項2、3、4、5又
は6記載のマンホール内における消防ポンプの出入装
置。 - 【請求項8】 伸縮用中空体の側面に突設した摺動子を
マンホールの内壁に設けた摺動条溝に嵌入させて上下動
するようにしたことを特徴とする請求項6又は7記載の
マンホール内における消防ポンプの出入装置。 - 【請求項9】 伸縮用中空体のうち中段中空体と基台用
中空体の口端に溝孔を形成し、該溝孔に摺動子を嵌入さ
せるように形成したことを特徴とする請求項8記載のマ
ンホール内における消防ポンプの出入装置。 - 【請求項10】 伸縮用中空体の継合部に少なくとも一
箇所に制動装置を備えたことを特徴とする請求項6記載
のマンホール内における消防ポンプの出入装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08919298A JP3261527B2 (ja) | 1998-02-25 | 1998-02-25 | マンホール内における消防ポンプの出入装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08919298A JP3261527B2 (ja) | 1998-02-25 | 1998-02-25 | マンホール内における消防ポンプの出入装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11241357A JPH11241357A (ja) | 1999-09-07 |
JP3261527B2 true JP3261527B2 (ja) | 2002-03-04 |
Family
ID=13963865
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08919298A Expired - Fee Related JP3261527B2 (ja) | 1998-02-25 | 1998-02-25 | マンホール内における消防ポンプの出入装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3261527B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108443398A (zh) * | 2018-03-19 | 2018-08-24 | 马鞍山问鼎网络科技有限公司 | 一种vr设备移动支撑缓冲机构 |
-
1998
- 1998-02-25 JP JP08919298A patent/JP3261527B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11241357A (ja) | 1999-09-07 |
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---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |