JP3260958B2 - 測距装置 - Google Patents

測距装置

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JP3260958B2
JP3260958B2 JP6925394A JP6925394A JP3260958B2 JP 3260958 B2 JP3260958 B2 JP 3260958B2 JP 6925394 A JP6925394 A JP 6925394A JP 6925394 A JP6925394 A JP 6925394A JP 3260958 B2 JP3260958 B2 JP 3260958B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は測距装置に関し、より
詳細には測距対象物に投光し、その反射光を半導体位置
検出素子にて受光し、測距対象物までの距離を求める測
距装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図19は、PSD(光位置検出素子)を
用いた従来の測距装置の一例を示したものである。この
測距装置は、測距対象物である被写体1にパルス光を投
射するIRED(赤外発光ダイオード)等の光源2と、
その光源2により被写体1に投光された投光スポットが
PSD上に結像される位置を検出することにより、被写
体距離を求めるものである。
【0003】同図に於いて、IRED2から投光レンズ
3を介して投射された赤外光は、被写体1によって反射
され、受光レンズ4を介してPSD5に入射される。こ
こで、投光レンズ3と受光レンズ4の間隔をS、投光レ
ンズ3と被写体1との距離をL、受光レンズ4とPSD
5の距離をfとし、赤外光の入射位置をxとすると、図
示されるように、受光レンズ4の光軸とPSD5の交点
を原点として、次の関係式が成立する。
【0004】 x=S・f/L …(1) PSD5は、その原理上、信号光電流ip を発生し、2
つの出力端から入射位置xに依存した信号電流iA 、i
B を出力する。
【0005】そして、IRED2側のPSD端から原点
までの距離をaとすると、次式が成立する。 iA =((a+x)/t)・ip …(2) t:PSD5の長さ また、iA +iB =ip であるから、 iA /(iA +iB )=(a+(S・f)/Ll)・1/t…(3) したがって、上式に基く比演算iA /(iA +iB )を
行うことにより、被写体距離Lを求めることができる。
【0006】ところで、PSD5には光源2からのパル
ス光以外に、外光も入射している。そのため、パルス光
の反射光による光電流成分iA 、iB は、外光による定
常光電流に重畳している。したがって、PSD5の後段
の検出回路は、パルス光の反射光による光電流成分のみ
を分離抽出する機能を有していなければならない。この
ような定常光除去方法は、特開平1−240812号公
報に開示されており、定常光電流引抜き手法なるものが
存在する。
【0007】以下、図19に示された検出回路を用い
て、上記定常光電流引抜き手法及び被写体距離Lに依存
した出力が得られることについて説明する。先ず、PS
D5からの出力電流iA は、入力端子6Aを介してプリ
アンプ7A、増幅トランジスタ8Aにより増幅される。
この増幅トランジスタ8Aには、電流源9A、10A、
圧縮ダイオード11A及びバッファ12Aが接続されて
いる。また、ホールドアンプ13Aは、その反転入力端
子に上記増幅トランジスタ8Aが、非反転入力端子に圧
縮ダイオード14A及び電流源15Aが、更に出力端子
にホールドトランジスタ16A、ホールド抵抗17A及
びホールドコンデンサ18Aが、それぞれ図示の如く接
続される。
【0008】また、電流源19と共に比演算回路20を
構成するトランジスタ21、22には、上記圧縮ダイオ
ード11Aの出力が、バッファ12Aを介して接続され
ている。上記圧縮ダイオード11A及び14Aは同一の
特性を有しており、また電流源9A及び15Aは同一の
電流値に設定されている。更に、ホールドアンプ13A
は、圧縮ダイオード11A及び14Aの出力電圧、すな
わちホールドアンプ13Aの反転入力端子と非反転入力
端子の入力電圧が等しくなるよう、その出力電圧が決定
されている。
【0009】尚、同図の検出回路に於いて、参照番号6
B〜18Bで示される各構成要素は、上述した参照番号
6A〜18Aで示される構成要素と同じで且つ同様の構
成であるので、同一構成要素の参照番号のAをBに置換
えることにし、その構成及び動作の説明は省略する。
【0010】次に、このような構成の回路の動作につい
て説明する。初めに、定常光電流成分を記憶するための
定常光記憶動作が行われる。この時、PSD5の出力電
流i(iA )は定常光電流Ic に等しく、これをホール
ドコンデンサ18Aに記憶するためにホールドアンプ1
3Aが作動する。
【0011】定常光電流Ic がオペアンプ7Aで増幅さ
れると、圧縮ダイオード11Aはその電流により出力電
圧を下げ、ホールドアンプ13Aの反転入力の電位も下
がる。すると、ホールドアンプ13Aの出力電圧は上昇
するので、ホールドトランジスタ16Aのベース電位が
上昇し、定常光電流Ic はコレクタ電流としてホールド
抵抗17Aを介してグランドに流れる。このような帰還
作用によって、ホールドコンデンサ18Aには定常光成
分に相当する電荷が充電され、定常光電流は全てグラン
ドに引抜かれる。
【0012】次に、発光信号T2 によりIRED2が発
光すると同時に、ホールド信号T1によりホールドアン
プ13Aはその機能を停止する。ここで、ホールドアン
プ18Aには定常光除去用の電荷が保持されており、し
たがって定常光成分はグランドに排出される。一方、信
号光電流iA は、プリアンプ7A及び増幅トランジスタ
8Aによって増幅され、圧縮ダイオード11Aに信号電
流が流れる。したがって、圧縮ダイオード11Aの出力
電圧Vは、
【0013】
【数1】 となる。同様に、圧縮ダイオード12Aの出力電圧は、
(5)式のようになる。
【0014】
【数2】 上記2つの圧縮電圧を比演算回路20に入力すると、こ
の比演算回路20の出力電流Iout は(6)式のように
なる。
【0015】
【数3】 以上のように、Iout を測定すれば被写体距離Lに依存
した出力を得ることができる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上述したような原理に
より、被写体距離を測定することが可能であるが、通常
A 、iB の最小値は100pA程度で、引抜かれるべ
き定常光電流は最大値10μAを目途に設計される。し
たがって、定常光/信号光比は10万倍にもなり、定常
光電流引抜き回路は細心の注意を払って設計されるべき
ものである。
【0017】それ故、本件出願人は、特開平5−141
963号公報、特開平5−264266号公報等に於い
て、デジタル式の重み電流引抜き回路にて定常光電流を
引抜く技術を開示している。
【0018】しかしながら、これら特開平5−1419
63号公報、特開平5−264266号公報による手法
では、定常光電流を数10pAレベルまでしか引抜くこ
とができず、残りの数10pAレベルの定常光電流の引
抜き残し量が、測距のリニアリティーに影響を与えてし
まう可能性がある。
【0019】加えて、上記ホールドコンデンサは、現状
0.47〜1μF程度のタンタルコンデンサが使用され
ているが、これは実装上部品が大きく、またコストも高
価なものであった。
【0020】この発明は上記課題に鑑みてなされたもの
で、ホールドコンデンサをIC内蔵可能なレベルまで小
さくでき、且つデジタル式のみの引抜きに比べて十分な
引抜きを実現して測距性能を向上させ、更にコスト低
減、実装スペース縮小を実現することのできる測距装置
を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】すなわちこの発明は、測
距対象に向けて測距用光束を投光する投光手段と、上記
測距対象からの上記測距用光束の反射光を受光し、上記
測距対象までの距離に応じた光電流を出力する受光手段
と、上記光電流に基いて上記測距対象までの距離を演算
する演算手段とを具備する測距装置に於いて、上記投光
手段による上記測距用光束の投光前に、上記受光手段か
ら出力される光電流をデジタル変換して記憶するデジタ
ル値記憶手段と、このデジタル値記憶手段に記憶された
デジタル値に基いて上記測距用光束の投光時に上記光電
流から定常光電流成分を引抜く第1の定常光電流引抜き
手段と、定常光電流のうち、上記第1の定常光電流引抜
き手段によって引抜かれなかった残余の定常光電流成分
をアナログ的に引抜く第2の定常光電流引抜き手段とを
具備することを特徴とする。
【0022】
【作用】この発明の測距装置にあっては、投光手段から
測距対象に向けて測距用光束が投光され、上記測距対象
からの上記測距用光束の反射光が受光手段で受光され、
上記測距対象までの距離に応じた光電流が出力される。
また、上記投光手段による上記測距用光束の投光前に、
上記受光手段から出力される光電流がデジタル変換され
てデジタル値記憶手段に記憶される。このデジタル値記
憶手段に記憶されたデジタル値に基いて、上記測距用光
束の投光時に、第1の定常光電流引抜き手段によって上
記光電流から定常光電流成分が引抜かれる。更に、定常
光電流のうち、上記第1の定常光電流引抜き手段によっ
て引抜かれなかった残余の定常光電流成分は、第2の定
常光電流引抜き手段によってアナログ的に引抜かれる。
そして、上記光電流に基いて上記測距対象までの距離
が、演算手段にて演算される。
【0023】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の実施例を説
明する。図1は、この発明の測距装置に係る第1の実施
例としての概念を示すブロック構成図である。同図に於
いて、投光部25より投光されて図示されない測距対象
物で反射された光束は、受光部26で受光される。受光
部26の出力は、光電流検出部27を経て、引抜きレベ
ル比較部28及び演算部29に供給され、更に制御部3
0に供給される。
【0024】この制御部30は、上記投光部25を制御
すると共に、デジタル値記憶部31を介して第1の定常
光電流引抜き部32と、第2の定常光電流引抜き部33
を制御する。そして、これら第1の定常光電流引抜き部
32と第2の定常光電流引抜き部33の出力は、光電流
検出部27に供給される。
【0025】このような構成に於いて、受光部26によ
り受光された光束は、光電流検出部27で検出された
後、引抜きレベル比較部28で引抜き状態が比較検出さ
れる。ここで、制御部30は、上記引抜き状態に応じて
デジタル値記憶部31のデジタル値を変更する。する
と、このデジタル値に応じて、第1の定常光電流引抜き
部32が、光電流検出部27から定常光電流を引抜く。
【0026】以上のサイクルが繰返されて、引抜きレベ
ルが所定レベルに達すると、第2の定常光電流引抜き部
33により、上記第1の定常光電流引抜き部32の引抜
き残量がアナログ的に引抜かれる。
【0027】そして、このようにして定常光電流が引抜
かれた後、投光部25によって測距対象物に光束が投光
される。すると、その反射光成分出力に基いて、受光部
26で受光されて光電流検出部27で検出された光電流
に基き、演算部29にて測距演算が行われる。
【0028】図2は、この発明の測距装置の第2の実施
例を示す電気回路である。この電気回路は、測距対象物
に光パルスを投光する投光回路部34と、測距対象物か
らの反射光をPSD35で受光して信号パルス光電流成
分を検出し増幅する光電流検出回路部36A、36B
と、検出された信号パルス光電流にプログラムされたバ
イアス電流を重畳したものから被写体の距離情報を求め
る演算回路部37と、この演算出力回路部37の出力を
A/D変換するカウント回路部38と、上記各回路部を
制御する制御回路39と、アナログ定常光電流引抜き回
路部40A、40Bと、デジタル定常光電流引抜き回路
部41A、41Bとで構成されている。
【0029】尚、図2に示される各回路部及び回路素子
に於いて、同一の構成要素は、それぞれ参照番号のAを
Bに置換えることにして、重ねての説明は省略する。図
2に於いて、投光回路部34のIRED43は、NPN
トランジスタ44、抵抗45及びオペアンプ46で構成
される定電流駆動回路により、定電流ドライブされる。
制御回路39は、D/A変換器47に所定のデジタルコ
ードを出力し、一方D/A変換器47はオペアンプ46
の非反転入力端子に所定電圧VDAC を入力する。
【0030】制御回路39のT9 端子により電子スイッ
チSW1がオンすると、オペアンプ46、NPNトラン
ジスタ44、抵抗45(RF )による負帰還回路によ
り、NPNトランジスタ44のコレクタ電流Iが、I=
DAC /RF で決定される(ここで、RF はプリント基
板の配線抵抗によって形成される値で、これにより外付
け部品の削減と実装面積の削減が達成される)。逆に、
電子スイッチSW1がオフすると、NPNトランジスタ
44のベース電流が供給されず、I=0となる。
【0031】ところで、上記VDAC は、主として下記
(i)〜(iv)の目的のために、一連の測距動作に応じ
て可変設定されるものである。 (i)測距距離に応じて増減する(近距離は減、遠距離
は増)。
【0032】(ii)アイセンサ出力またはメインスイッ
チに応答して測距を開始し、常時測距する場合にはV
DAC 値を低く設定し、ファースト(1st)レリーズに
応答する最終測距時にはVDAC 値を高く設定する。
【0033】(iii)配線抵抗RF の値は±30%程度の
ばらつきを有するもので、所定のIRED駆動電流Iを
得るためのデジタル値をEEPROMに書込み、EEP
ROMの値に基いてVDAC を制御回路が設定するように
構成する。
【0034】(iv)IRED43の発光光量は、定電流
ドライブをしてもIRED1つ1つの光電変換効率のば
らつきや温度によって変化するので、これらの補正値を
EEPROMに書込み、書込まれたEEPROMの値に
基いてVDAC を制御回路が設定する。
【0035】上記制御回路39のT9 端子は、IRED
43の倍電圧投光を制御する端子であり、T10端子に同
期してトランジスタ49のオン/オフ制御を行う。詳し
くは、T10端子がオフである時にT9 端子はオンであ
り、トランジスタ49がオンする。そして、このトラン
ジスタ49がオンすると、抵抗51を介してトランジス
タ50がオンし、その結果、コンデンサ48には電池5
4の電圧VBAT に相等する電荷が蓄えられる。
【0036】次に、T10端子がオンする直前にT9 端子
はオフし、これによりトランジスタ49、50はオフす
る。T9 端子がオンするとトランジスタ44がオンし、
一方トランジスタ44がオンすると抵抗53を介してト
ランジスタ52がオンする。
【0037】この一連の動作により、IRED43を2
BAT でドライブすることができる。そして、このよう
な倍電圧抵抗方式により、出力電圧の低い電池であって
も測距に必要十分な投光量を確保できる。
【0038】光電流検出回路部36Aは、オペアンプ5
5A、増幅トランジスタ56Aから成るプリアンプ回路
部と、バイアス電流源57A、58Aと、圧縮ダイオー
ド59Aとから構成されている。そして、PSD35の
アノード35Aから得られる信号パルス光電流iA が、
増幅トランジスタ56Aのベース電流として供給され
る。
【0039】このトランジスタ56Aは、オペアンプ5
5Aにより帰還がかけられるもので、トランジスタ56
Aのベース入力抵抗は、等価的に数百Ω程度に下げられ
ている。増幅トランジスタ56Aのコレクタ電流は、バ
イアス電流源58Aの電流値に等しい電流値2μA程度
が流れるように、プリアンプ部36A、定常光電流引抜
き回路部40A、41Aの負帰還によって定められる。
このバイアス電流によって、プリアンプの応答速度が確
保されている。
【0040】この負帰還作用によって、バイアス電流源
57Aのほとんどの電流は定常光電流引抜き回路部40
A若しくは41Aによって引抜かれており、そしてこの
時圧縮ダイオード59Aには、ほとんど電流は流れてい
ない。この圧縮ダイオード59Aには、後に投光に同期
して信号パルス光電流成分のみが、流れることになる。
上記演算出力回路部37は、バッファ回路60、61
と、トランジスタ62、63と、電子スイッチSW3及
び定電流源64とから構成されている。差動増幅器を構
成している上記トランジスタ62、63の各ベースは、
バッファ回路60、61、可変バイアス電流源74Aを
介してトランジスタ56Aのコレクタに接続され、各エ
ミッタは電子スイッチSW3を介して定電流源64に共
通に接続されている。
【0041】また、上記カウント回路部38は、オペア
ンプ65と、積分コンデンサ66と、定電流源67と、
電子スイッチSW4及びSW5で構成される。アナログ
定常光電流引抜き回路部40Aは、デジタル定常光電流
引抜き回路部41Aが第1の定常光電流引抜き回路とす
るのに対し、第2の定常光電流引抜き回路として設けら
れたものである。
【0042】すなわち、アナログ定常光電流引抜き回路
部40Aは、圧縮ダイオード68A、定電流源69Aが
オペアンプ70Aの非反転入力端子に接続されている。
このオペアンプ70Aの反転入力端子は可変バイアス電
流源74Aに、出力端子はホールドコンデンサ71A、
引抜き用トランジスタ72Aに接続されている。尚、7
3Aは抵抗値RHAのホールド抵抗、SW2A及びSW6
Aは電子スイッチである。
【0043】一方、第1の定常光電流引き抜き回路(デ
ジタル重み電流回路)41Aは、図3に示されるような
電流重み付け回路部と、各重み電流量に対応して各重み
をオン/オフするフリップフロップと、引抜きレベルを
検出するコンパレータと、このコンパレータ出力に基い
て上記フリップフロップの出力をオン/オフするデジタ
ル回路部から成っている。
【0044】図3の電流重み付け回路部について説明す
る。先ず、電流源100は、定電流5μAを出力する電
流源である。そして、この電流源100から、トランジ
スタ101〜110によって構成されるカレントミラー
回路により、トランジスタ103のコレクタ電流として
5μA、トランジスタ104のコレクタ電流として5/
2μA、トランジスタ105のコレクタ電流として5/
2 μA、そしてトランジスタ106〜110のコレク
タ電流として5/23 μAが、それぞれ流れる。
【0045】これらのコレクタ電流は、スイッチングト
ランジスタ111、113、115、117、119、
122、125、128のベースがそれぞれH(ハイレ
ベル)であり、オンするとトランジスタ101〜110
のそれぞれのコレクタ電流は、全てスイッチングトラン
ジスタによって供給され、トランジスタ112、11
4、116、118、120、121、123、12
4、126、127、129、130のコレクタ電流は
0になる。逆に、スイッチングトランジスタのベースが
L(ローレベル)であり、オフすると、トランジスタ1
01〜110のコレクタ電流はトランジスタ112〜1
30のコレクタ電流によって供給される。
【0046】このように、スイッチングトランジスタを
オン/オフ制御することにより、5μA/2n (n=0
〜15までの整数)単位の重み電流の和の電流値をグラ
ンド(GND)に引抜くことができる。
【0047】次に、図4のタイミングチャート及び図5
乃至図10のフローチャートを参照して、同実施例の動
作を説明する。図5のフローチャートは、図4のタイミ
ングチャ―トの動作を発生する場合のものである。
【0048】初めに、図5のステップS1にて、図6の
ステップS10に示される内容でイニシャライズが行わ
れる。次いで、ステップS2にて第1の定常光電流引抜
き処理がなされる。
【0049】そして、投光前にPSD35のアノード3
5Aから定常光電流Ic が流れ込み、バイアス電流源5
7Aのバイアス電流IB57Aに加算され、増幅トランジス
タ56AにてβN 倍されて圧縮ダイオード59Aに流れ
る。この時、圧縮ダイオード59Aの電位は、
【0050】
【数4】 となる。但し、この時点では制御回路39のT1 端子に
より、アナログ定常光電流引抜き回路部40Aは端子T
11及び端子T1 により不作動になっており(ステップS
21、S22)、また8ビット可変バイアス電流源74
AもTG3 による制御でオフ状態に設定されている。
【0051】上記電位は、図3の第1の定常光電流引抜
き回路内のコンパレータ131に伝えられ、基準電圧V
ref2と比較される。ここでは、Vref2は電流源132と
圧縮ダイオード133によって作られており、Vcc3 −
0.4V程度に設定されている。
【0052】先ず、制御回路39は、端子T3 よりリセ
ットパルスを出力し、フリップフロップFF0〜FF7
及びF0〜F7をクリアする(ステップS23)。これ
により電流重み付け回路部の各重みは全てオフとなる。
【0053】次に、端子T4 からクロックパルスが1つ
入力されると(ステップS24〜S26)、フリップフ
ロップFF0のQ出力がHとなり、ノアゲ―トNOR0
の出力がLとなる。これにより、電流重み付け回路の最
上位ビットがオンされ、5μAの電流がトランジスタ1
12からGNDへ排出される。尚、上記ステップS23
〜S25にて、リセットパルスが出力される。このと
き、圧縮ダイオ―ド59Aへ流れ込む電流により、圧縮
ダイオ―ド59Aのカソ―ド電位は、
【0054】
【数5】 となる。ここで、
【0055】
【数6】 であれば、コンパレ―タ131の出力はH、
【0056】
【数7】 であれば、出力はLが出力される。この出力は、制御回
路39の端子T2 より出力されるクロックパルスによっ
て、フリップフロップF0にラッチ記憶される(ステッ
プS27〜S30)。
【0057】このようにして、上記(9)式が成立する
ならば5μAが引抜かれ続け、上記(10)式が成立す
れば5μAの引抜きは禁止される。以下、同様にして、 IDGT =5μA・{(1/20 )・F0+(1/21 )・F1 +(1/22 )・F2+(1/23 )・F3 +(1/24 )・F4+(1/25 )・F5 +(1/26 )・F6+(1/27 )・F7} …(11) F0〜F7;1または0 の電流が引抜かれ(ステップS31、S32)、圧縮ダ
イオ―ド59Aのカソ―ド電位は
【0058】
【数8】 となる。
【0059】このようにして、Ic +IB57A−IDGT
B58A/βN ≦(1/27 )・5μAにまで定常光電流
及びバイアス電流IB57Aがデジタル引抜き回路によって
GNDに引抜かれる。
【0060】その後、定常光電流の引抜き回数のカウン
ト値に0を設定し(ステップS3)、電子スイッチSW
4をオフする(ステップS4)。次に、第2の定常光電
流引抜き処理がなされる(ステップS5)。
【0061】図7を参照すると、制御回路39のT11
子及びT1 端子によって電子スイッチSW6A及びSW
2Aをオンする(ステップS11、S12)。すると、
第2の定常光電流引抜き回路40Aがオンする。オペア
ンプ70Aは、圧縮ダイオ―ド59Aのアノ―ド電位
を、ダイオ―ド68Aと定電流源69Aで作られた基準
電位と等しくなるよう、ホ―ルドコンデンサ71Aをチ
ャ―ジし、引抜き用トランジスタ72Aを介して第1の
定常光電流引抜き回路41Aで引抜き残した定常光電流
c +IB57A−IDGT −IB58A/βN を、ほとんど全て
GNDに引抜く(ステップS13)。
【0062】ホ―ルドコンデンサ71Aは、接合型のコ
ンデンサ若しくはシリコンナイトライド容量を用いて1
00pF程度に抑えるのが良い。これ以上大きい容量を
ICに内蔵するためには、強誘電体薄膜を用いる方法が
良いと思われる。この薄膜を用いることで、上述した1
00pFは5000pF程度の容量とすることができ、
ホ―ルド時のスイッチングノイズに対して強くすること
ができる。
【0063】尚、強誘電体膜としてはBST膜等があ
り、これによれば従来のシリコン酸化膜やシリコン窒化
膜容量に比して50〜100倍の容量が得られる。この
ようにして、定常光電流が第1と第2の定常光電流引抜
き回路41A、40Aによってほとんど引抜かれると、
次に投光・積分の処理が行われる(ステップS6)。制
御回路39は端子T1 をオフにして電子スイッチSW2
Aをオフにする(図9のステップS41)。これによっ
て、オペアンプ70Aは不作動となり、ホ―ルドされた
ホ―ルコンデンサ71Aの電荷にのみによって引抜き用
トランンジスタ72Aが定常光電流を引抜き続ける。
【0064】上記電子スイッチSW2Aのオフに同期し
て、制御回路39はT8 端子をオフに、T9 の端子をオ
ンにしてIRED43を倍電圧投光する(ステップS4
2、S43)。この投光による信号光電流iA が、光電
流検出回路部36Aに入力される。これに同期して、更
に制御回路39は、TG3 、TG2 を通じて、可変バイ
アス電流源74A、74Bの値をセットし、バイアス電
流IB74A、IB74Bを圧縮ダイオ―ド59A、59Bに流
す。
【0065】バイアス電流の設定値は、図示されないE
EPROMに書込まれていた所定値であり、遠距離の測
距出力をより遠距離側になるようにシフトする値、若し
くは回路系のスイッチングノイズや実装上の結合ノイズ
をキャンセルする値である。以上のようにして、投光時
の圧縮ダイオ―ド59A、59Bのカソ―ド電位は、
【0066】
【数9】
【0067】
【数10】 となる。この電位は、バッファ回路60A、60Bを介
して演算出力回路部37に入力される。そして、その出
力Iout は、
【0068】
【数11】 ここで、上記IB74A、IB74Bが回路系のスイッチングノ
イズや実装上の結合ノイズのキャンセラ―として使われ
る場合は、
【0069】
【数12】 とし、遠距離の測距出力をより遠距離側にシフトさせる
ためには、 IB74A=−βN ・iA ×0.1 IB74B=−βN ・iB ×0.1 程度にしてやれば良い。
【0070】このようにして得られた測距出力は、制御
回路39のT5 端子が投光に同期して電子スイッチSW
3をオン/オフさせるので、投光に同期して出力される
(ステップS42〜S49)。上記したIREDの倍電
圧投光は、ステップS48及びS49でオフされる。
【0071】また、電子スイッチSW4は投光前にT7
端子によってオンしており、この時、積分コンデンサ6
6はオペアンプ65により、Vref1にリセットされる。
投光直前に電子スイッチSW4はオフされ、以後、積分
コンデンサ66は投光毎にIout でチャ―ジされてゆ
く。すなわち、定常光電流の引抜き回数のカウント値が
インクリメントされ(ステップS7)、所定回数(この
場合4回)の投光が終了したならば(ステップS8)、
次に逆積分が行われる(ステップS9)。
【0072】上記所定回数の投光が終了すると、制御回
路39はT8 端子によって電子スイッチSW5をオンす
る(図10のステップS51)。そして、積分コンデン
サ66を定電流源67でディスチャ―ジすると同時にカ
ウントを開始し(ステップS52)、T6 端子がH→L
になるまでカウントを続行する(ステップS53、S5
4)。こうして、最終的に得られたこのカウント値が、
被写体距離に応じた出力となる。
【0073】このように、測距用のパルス光を発光する
前に定常光電流の入力状態を比較判定し、第1の定常光
電流引抜き回路部の各重み毎のビット値を決定すること
によって、定常光電流の大部分をGNDに排出し、次い
で第2の定常光電流引抜き回路部によってアナログ的に
残りの定常光電流を全てGNDに排出するようにしたの
で、ホ―ルドコンデンサをIC内蔵可能なレベルまで小
さくすることができる。
【0074】図11は、2回の投光毎にデジタル引抜き
値を再設定する場合の動作を説明するタイミングチャ―
トであり、図12は、図11のタイミングチャートに従
った場合の測距動作を説明するフローチャートである。
【0075】この測距動作によれば、ステップS61で
イニシャライズされ、ステップS62にて投光サイクル
のカウント値N1 に0が設定される。次いで、ステップ
S63にて第1の定常光電流引抜き処理がなされる。そ
して、電子スイッチSW4がオフされて(ステップS6
4)、定常光電流の引抜き回数のカウント値TNに0が
設定される(ステップS65)。
【0076】次に、第2の定常光電流引抜き処理(ステ
ップS66)、投光・積分の処理がなされる(ステップ
S67)。次いで、カウント値TNがインクリメントさ
れ(ステップS68)、所定回数(この場合2回)の投
光が終了したならば(ステップS69)、引続き投光サ
イクルのカウント値N1 がインクリメントされる(ステ
ップS70)。
【0077】そして、カウント値N1 が所定回数(この
場合2回)に達したならば(ステップS71)、逆積分
が行われ(ステップS72)、測距動作を終了する。こ
のように、できるだけ投光毎にデジタル引抜き値を再設
定することで、定常光の大きな変化に対しても追従する
ように構成することができる。追従性を上げるために
は、1回の投光と毎に再設定しても良い。
【0078】尚、この発明のデジタル式の定常光電流引
抜き回路部は、同実施例に限定するものではない。例え
ば、それぞれのビットの設定をハードロジックにて行う
のではなく、CPU等の制御回路にて、定常光電流引抜
きレベルを検知しながら通信手段にてセットするような
ソフトウエアを組んで達成しても良い。
【0079】また、定常光電流引抜きレベルの検知は、
上述した第2の実施例では圧縮ダイオードのアノード電
位をモニタしているが、これに限られたものではなく、
例えばホールド抵抗のRHA、RHBの電位やホールコンデ
ンサ71A、71Bの電位をモニタしても良い。但し、
この場合は、第2の定常光電流引抜き回路部40A、4
0Bは動作させておく必要があり、上記電位が0でない
所定の電圧範囲に入るように、第1の定常光電流引抜き
回路部の重みビットを設定する必要がある。更に、第2
の定常光電流引抜き回路部40A、40Bが誤動作しな
いよう、オペアンプ70A、70Bの出力電圧にリミッ
タをつける配慮が必要である。
【0080】図13及び図14は、この発明の第3の実
施例を示すもので、上記ホールド抵抗電位をモニタする
例の測距装置の回路構成図及び第1の定常光電流引抜き
回路の電気回路図である。
【0081】図13に於いては、図2の装置のアナログ
定常光電流引抜き回路部40A、40Bのホールドコン
デンサ71A、71Bと並列に、それぞれダイオード列
75A及び75Bが接続されている。また、図14に於
いては、図3で第1の定常光電流引抜き回路内のコンパ
レータ131の反転入力端子に接続されていた電流源1
32、ダイオード133を削除している。その他の部分
の構成は図2及び図3と同じであるので説明は省略す
る。
【0082】図15は、この第3の実施例の動作を説明
するタイミングチャートであり、図16乃至図18は図
15のタイミングチャートによる動作を8回発生した場
合の処理を説明するフローチャートである。
【0083】図16のフローチャートに於けるステップ
S81〜S92の処理動作は、図12のフローチャート
のステップS61〜S72に準ずるので、詳細な説明は
省略する。
【0084】図17は、図16のフローチャートのステ
ップS81のイニシャライズの動作を説明するサブルー
チンである。このステップS100の動作により、イニ
シャライズがなされる。
【0085】また、図18は、図16のフローチャート
のステップS83の第1の定常光電流引抜き処理のサブ
ルーチンある。この処理のステップS101〜S112
は、図8のフローチャートのステップS21〜S32と
同様であるので説明は省略する。
【0086】また、ホールドコンデンサ電位をモニタす
る例も、ほとんど上述した第3の実施例の反復となるの
で、説明を省略する。従来は、図19に示される定常光
電流引抜き用GND2AはICの内部に存在し、ホール
ドコンデンサ18AのGND1AはIC外部にあったた
め、両GND間の微弱な電位差が発生する恐れがあっ
た。そのため、GND2Aは測距用ICのグランドIC
GNDと共通にせずに、GND2A用のICリードを設
け、ICの外部のホールドコンデンサ18A用のGND
1Aに共通に接地させる配慮が払われていた。このた
め、測距ICには、ホールド系のGNDのためのICリ
ードが余分に必要であったが、これは測距用ICの小型
化を阻害し、コストアップの要因及び実装上カメラの小
型化を阻むものとなっていた。
【0087】更に、従来は、ホールドコンデンサはコン
デンサ特性の1つである誘電体吸収によるホールド誤差
をもつために、誘電体吸収による誤差電流ΔIERR が信
号光電流に重畳し、比演算に悪影響を及ぼしていた。誤
差電流ΔIERR は、ホールド誤差電圧ΔIERR とホール
ド抵抗RH により決定される(ΔIERR =ΔIERR /R
H )。また、ホールド誤差を小さくするためには、上記
抵抗RH を大きくすれば良いが、これを大きくすると測
距ICの低電圧動作を阻害することになり、電源に低電
圧出力の電池を用いるカメラ等には問題であった。
【0088】加えて、ホールドコンデンサをICチップ
に外付けするためには、ICにそのためのピン(リー
ド)が必要となり、コスト、スペース上の問題が大きい
ものであった。
【0089】しかしながら、上述したような実施例によ
れば、測距結果に悪影響を及ぼすことなく、ホールドコ
ンデンサ容量の極めて低容量化を行うことが可能とな
り、コスト、実装スペース的に問題のない測距用ICを
提供することができる。
【0090】尚、この発明の上記実施態様によれば、以
下の如き構成が得られる。 (1)測距対象に向けて測距用光束を投光する投光手段
と、上記測距対象からの上記測距用光束の反射光を受光
し、上記測距対象までの距離に応じた光電流を出力する
受光手段と、上記光電流に基いて上記測距対象までの距
離を演算する演算手段とを具備する測距装置に於いて、
上記投光手段による上記測距用光束の投光前に、上記受
光手段から出力される光電流をデジタル変換して記憶す
るデジタル値記憶手段と、このデジタル値記憶手段に記
憶されたデジタル値に基いて上記測距用光束の投光時に
上記光電流から定常光電流成分を引抜く第1の定常光電
流引抜き手段と、定常光電流のうち、上記第1の定常光
電流引抜き手段によって引抜かれなかった残余の定常光
電流成分をアナログ的に引抜く第2の定常光電流引抜き
手段とを具備することを特徴とする測距装置。
【0091】(2)上記受光手段から出力された上記光
電流の引抜きレベルを比較する比較手段を有し、上記デ
ジタル値記憶手段は上記比較手段の結果に応じてデジタ
ル値を決定して記憶することを特徴とする上記(1)に
記載の測距装置。
【0092】(3)上記受光手段から出力された上記光
電流の引抜きレベルを比較する比較手段を有し、上記第
2の定常光電流引抜き手段は上記測距用光束の投光前に
上記比較手段の結果をアナログ的に記憶するアナログ記
憶手段を有し、上記測距用光束の投光時には上記アナロ
グ記憶手段の記憶値に基いて上記残余の定常光電流成分
を引抜くことを特徴とする上記(1)若しくは(2)に
記載の測距装置。
【0093】(4)上記第2の定常光電流引抜き手段
は、測距用光束の投光前に上記残余の光電流成分をアナ
ログ的に記憶するアナログ記憶手段を有する上記(3)
に記載の測距装置。
【0094】(5)上記アナログ記憶手段はコンデンサ
である上記(4)に記載の測距装置。 (6)上記コンデンサは上記演算手段を含むチップ上に
形成されたことを特徴とする上記(5)に記載の測距装
置。
【0095】(7)測距対象に光束を投光する投光手段
と、上記測距対象からの上記光束の反射光を受光し、受
光位置に応じた光電流を出力する位置検出手段と、この
位置検出手段の出力を基に、上記測距対象までの距離を
演算する距離演算手段とを具備する測距装置に於いて、
上記投光手段による上記光束の投光前に、上記位置検出
手段によって出力される定常光電流をデジタル変換して
記憶するデジタル値記憶手段と、上記デジタル値に基い
て定常光電流を引抜く第1の定常光電流引抜き手段と、
この第1の定常光電流引抜き手段によって引抜き残した
定常光電流成分を引抜く第2の定常光電流引抜き手段と
を具備することを特徴とする測距装置。
【0096】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、ホール
ドコンデンサをIC内蔵可能なレベルまで小さくでき、
且つデジタル式のみの引抜きに比べて十分な引抜きを実
現して測距性能を向上させ、更にコスト低減、実装スペ
ース縮小を実現することのできる測距装置を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の測距装置に係る第1の実施例として
の概念を示すブロック構成図である。
【図2】この発明の測距装置の第2の実施例を示す電気
回路図である。
【図3】図2の第1の定常光電流引抜き回路部の構成例
を示す電気回路図。
【図4】図2の制御回路から供給される信号の動作を説
明するタイミングチャートの一例である。
【図5】図4のタイミングチャ―トによる測距動作を4
回を発生する場合の処理を説明するフローチャートであ
る。
【図6】図5のフローチャートのステップS1のイニシ
ャライズの動作を説明するサブルーチンである。
【図7】図5のフローチャートのステップS5の第2の
定常光電流引抜き動作を説明するサブルーチンである。
【図8】図5のフローチャートのステップS2の第1の
定常光電流引抜き動作を説明するサブルーチンである。
【図9】図5のフローチャートのステップS6の投光・
積分の動作を説明するサブルーチンである。
【図10】図5のフローチャートのステップS9の逆積
分動作を説明するサブルーチンである。
【図11】2回の投光毎にデジタル引抜き値を再設定す
る場合の動作を説明するタイミングチャ―トである。
【図12】図11のタイミングチャートに従った場合の
測距動作を説明するフローチャートである。
【図13】この発明の第3の実施例を示すもので、ホー
ルド抵抗電位をモニタする例の測距装置の回路構成図で
ある。
【図14】図13の第1の定常光電流引抜き回路の構成
例を示す電気回路図である。
【図15】この第3の実施例の動作を説明するタイミン
グチャートである。
【図16】図15のタイミングチャートによる動作を8
回発生した場合の測距動作を説明するフローチャートで
ある。
【図17】図16のステップS81のイニシャライズの
動作を説明するサブルーチンである。
【図18】図16のフローチャートのステップS83の
第1の定常光電流引抜き動作を説明するサブルーチンで
ある。
【図19】PSDを用いた従来の測距装置の一例を示し
た回路構成図。
【符号の説明】
25…投光部、26…受光部、27…光電流検出部、2
8…引抜きレベル比較部、29…演算部、30…制御
部、31…デジタル値記憶部、32…第1の定常光電流
引抜き部、33…第2の定常光電流引抜き部、34…投
光回路部、35…PSD(光位置検出素子)、36A、
36B…光電流検出回路部、37…演算出力回路部、3
8…カウント回路部、39…制御回路、40A、40B
…アナログ定常光電流引抜き回路部(第2の定常光電流
引抜き回路部)、41A、41B…デジタル定常光電流
引抜き回路部(第1の定常光電流引抜き回路部)。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01C 3/00 - 3/30 G02B 7/28

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測距対象に向けて測距用光束を投光する
    投光手段と、 上記測距対象からの上記測距用光束の反射光を受光し、
    上記測距対象までの距離に応じた光電流を出力する受光
    手段と、 上記光電流に基いて上記測距対象までの距離を演算する
    演算手段とを具備する測距装置に於いて、 上記投光手段による上記測距用光束の投光前に、上記受
    光手段から出力される光電流をデジタル変換して記憶す
    るデジタル値記憶手段と、 このデジタル値記憶手段に記憶されたデジタル値に基い
    て上記測距用光束の投光時に上記光電流から定常光電流
    成分を引抜く第1の定常光電流引抜き手段と、 定常光電流のうち、上記第1の定常光電流引抜き手段に
    よって引抜かれなかった残余の定常光電流成分をアナロ
    グ的に引抜く第2の定常光電流引抜き手段とを具備する
    ことを特徴とする測距装置。
  2. 【請求項2】 記デジタル値記憶手段は引き抜くべき
    電流量に応じてデジタル値を決定して記憶することを特
    徴とする請求項1に記載の測距装置。
  3. 【請求項3】 記第2の定常光電流引抜き手段は上記
    測距用光束の投光前に引き抜くべき電流量をアナログ的
    に記憶するアナログ記憶手段を有し、上記測距用光束の
    投光時には上記アナログ記憶手段の記憶値に基いて上記
    残余の定常光電流成分を引き抜くことを特徴とする請求
    項1若しくは2に記載の測距装置。
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