JP3260952B2 - 杭打機の防音方法及びその装置 - Google Patents
杭打機の防音方法及びその装置Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、杭を打設する際に発生
する騒音が外部に漏れ出るのを防止する杭打機の防音方
法及びその装置に関する。
する騒音が外部に漏れ出るのを防止する杭打機の防音方
法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、杭を打設する杭打機として、
油圧式ドロップハンマ、ディーゼルハンマ、電磁式ハン
マ、振動式杭打機等が知られている。これらのうち、ド
ロップハンマとして、例えば、特開昭60−18141
7号公報にあるように、杭の先端にキャップ状の被着部
材を被着して、油圧シリンダにより持ち上げた重錘を被
着部材に向かって落下させ、被着部材を介して杭を打設
するものが知られている。他の重錘を落下させる杭打機
でも同様に、重錘を被着部材に向かって落下させて、被
着部材を介して杭を打設したり、被着部材に振動を加え
て杭を打設している。その際、木製等の緩衝材等を用い
て打撃音の発生を防止するようにしている。
油圧式ドロップハンマ、ディーゼルハンマ、電磁式ハン
マ、振動式杭打機等が知られている。これらのうち、ド
ロップハンマとして、例えば、特開昭60−18141
7号公報にあるように、杭の先端にキャップ状の被着部
材を被着して、油圧シリンダにより持ち上げた重錘を被
着部材に向かって落下させ、被着部材を介して杭を打設
するものが知られている。他の重錘を落下させる杭打機
でも同様に、重錘を被着部材に向かって落下させて、被
着部材を介して杭を打設したり、被着部材に振動を加え
て杭を打設している。その際、木製等の緩衝材等を用い
て打撃音の発生を防止するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こうし
た従来のものでは、杭が鋼管である場合には、鋼管の上
端部が薄いリング状であるため、上端部の面積が小さ
く、鋼管の上端部と被着部材との間に緩衝材を介装する
と緩衝材が打撃により破損してしまうので、緩衝材を介
装することができない。その為、打撃時の鋼管と被着部
材との接触部で騒音が発生するという問題があった。
た従来のものでは、杭が鋼管である場合には、鋼管の上
端部が薄いリング状であるため、上端部の面積が小さ
く、鋼管の上端部と被着部材との間に緩衝材を介装する
と緩衝材が打撃により破損してしまうので、緩衝材を介
装することができない。その為、打撃時の鋼管と被着部
材との接触部で騒音が発生するという問題があった。
【0004】また、杭がコンクリート製である場合に
は、その上端部の面積が広いので、コンクリート製の杭
の上端部と被着部材との間に緩衝材を介装させることが
できるが、被着部材にはコンクリート製の杭の外周を覆
うスカート部を形成し、このスカート部に杭の先端を挿
入してガイドするようにしている。そのため、打撃時に
スカート部と杭とが接触して騒音発生の原因になるとい
う問題があった。
は、その上端部の面積が広いので、コンクリート製の杭
の上端部と被着部材との間に緩衝材を介装させることが
できるが、被着部材にはコンクリート製の杭の外周を覆
うスカート部を形成し、このスカート部に杭の先端を挿
入してガイドするようにしている。そのため、打撃時に
スカート部と杭とが接触して騒音発生の原因になるとい
う問題があった。
【0005】そこで、本発明は上記の課題を解決するこ
とを目的とし、騒音が外部に漏れないようにして防音を
図った杭打ち機の防音方法及びその装置を提供すること
にある。
とを目的とし、騒音が外部に漏れないようにして防音を
図った杭打ち機の防音方法及びその装置を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成すべ
く、本発明は課題を解決するため次の方法を取った。即
ち、杭の先端外周に弾性変形させて前記杭の外周全周に
わたって密着する防音リングを装着すると共に、前記杭
の先端に該先端を覆う被着部材を被着して、該被着部材
と前記防音リングとを全周にわたって密着させ、前記被
着部材に打設力を付与して前記杭を打設することを特徴
とする杭打機の防音方法がそれである。
く、本発明は課題を解決するため次の方法を取った。即
ち、杭の先端外周に弾性変形させて前記杭の外周全周に
わたって密着する防音リングを装着すると共に、前記杭
の先端に該先端を覆う被着部材を被着して、該被着部材
と前記防音リングとを全周にわたって密着させ、前記被
着部材に打設力を付与して前記杭を打設することを特徴
とする杭打機の防音方法がそれである。
【0007】また、杭打機の防音方法を実施するため
に、次の構成を取った。即ち、杭の先端に該先端を覆っ
て被着され打設力が付与される被着部材と、前記杭の外
周に、前記杭の外周より小径の内周を有し弾性変形によ
り前記内周を前記杭の外周全周にわたって密着させて装
着され、かつ前記被着部材に全周にわたって密着される
防音リングとを備えたことを特徴とする杭打機の防音装
置の構成がそれである。
に、次の構成を取った。即ち、杭の先端に該先端を覆っ
て被着され打設力が付与される被着部材と、前記杭の外
周に、前記杭の外周より小径の内周を有し弾性変形によ
り前記内周を前記杭の外周全周にわたって密着させて装
着され、かつ前記被着部材に全周にわたって密着される
防音リングとを備えたことを特徴とする杭打機の防音装
置の構成がそれである。
【0008】更に、前記防音リングを打撃時の慣性によ
り前記杭の外周に沿って前記杭の軸方向に相対的に移動
する自重に形成してもよい。
り前記杭の外周に沿って前記杭の軸方向に相対的に移動
する自重に形成してもよい。
【0009】
【作用】前記杭打機の防音方法は、防音リングを杭の外
周全周にわたって密着して装着し、また、被着部材を杭
の先端を覆って被着し、被着部材と防音リングとを全周
にわたって密着させて、被着部材と杭との接触により発
生した騒音が外部に漏れ出るのを防止する。
周全周にわたって密着して装着し、また、被着部材を杭
の先端を覆って被着し、被着部材と防音リングとを全周
にわたって密着させて、被着部材と杭との接触により発
生した騒音が外部に漏れ出るのを防止する。
【0010】また、前記構成を有する杭打機の防音装置
は、防音リングが弾性変形により杭の外周に全周にわた
って密着されると共に、被着部材が杭の先端に被着さ
れ、防音リングが被着部材に全周にわたって密着して、
被着部材と杭との接触により発生した騒音が外部に漏れ
出るのを防止する。
は、防音リングが弾性変形により杭の外周に全周にわた
って密着されると共に、被着部材が杭の先端に被着さ
れ、防音リングが被着部材に全周にわたって密着して、
被着部材と杭との接触により発生した騒音が外部に漏れ
出るのを防止する。
【0011】また、防音リングを打撃時の慣性により杭
の外周に沿って杭の軸方向に相対的に移動する自重に形
成すると、打設により杭の軸方向に相対的に移動して、
防音リングが被着部材に密着する。
の外周に沿って杭の軸方向に相対的に移動する自重に形
成すると、打設により杭の軸方向に相対的に移動して、
防音リングが被着部材に密着する。
【0012】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。図1に示すように、1は杭打機構で、杭打機
構1の本体ケース2は、図示しない杭打機本体に立設さ
れたリーダに設けられた一対のガイドレール4に、ガイ
ドギブ5,6を介して摺動可能に支承されている。本体
ケース2内には、重錘8が上下動可能に収納されてお
り、重錘8には、本体ケース2に配置されたシリンダ1
0のシリンダロッド10aが連結されている。
説明する。図1に示すように、1は杭打機構で、杭打機
構1の本体ケース2は、図示しない杭打機本体に立設さ
れたリーダに設けられた一対のガイドレール4に、ガイ
ドギブ5,6を介して摺動可能に支承されている。本体
ケース2内には、重錘8が上下動可能に収納されてお
り、重錘8には、本体ケース2に配置されたシリンダ1
0のシリンダロッド10aが連結されている。
【0013】そして、シリンダ10に供給される作動流
体の作用により、重錘8を持ち上げると共に、重錘8を
自重により、あるいはシリンダ10に供給される作動流
体と自重との作用により、落下させることができるよう
に構成されている。尚、本実施例では、シリンダ10に
は油圧シリンダが用いられ、作動流体として作動油が用
いられている。
体の作用により、重錘8を持ち上げると共に、重錘8を
自重により、あるいはシリンダ10に供給される作動流
体と自重との作用により、落下させることができるよう
に構成されている。尚、本実施例では、シリンダ10に
は油圧シリンダが用いられ、作動流体として作動油が用
いられている。
【0014】また、本体ケース2の下側にはガイドギブ
11が取り付けられた下部ケース12が固定されてお
り、下部ケース12内に摺動部材14が上下動可能に収
納されている。重錘8と対向して摺動部材14に、木製
等の緩衝材16が挿着されている。
11が取り付けられた下部ケース12が固定されてお
り、下部ケース12内に摺動部材14が上下動可能に収
納されている。重錘8と対向して摺動部材14に、木製
等の緩衝材16が挿着されている。
【0015】下部ケース12の下端には、リング状の蓋
部材18が取り付けられており、蓋部材18を貫通して
摺動部材14が下方に突き出されている。この蓋部材1
8には、図2に示すように、摺動部材14の外周に摺接
するシール20が取り付けられて、本体ケース2や下部
ケース12内で発生した騒音が外部に漏れ出ないように
構成されている。
部材18が取り付けられており、蓋部材18を貫通して
摺動部材14が下方に突き出されている。この蓋部材1
8には、図2に示すように、摺動部材14の外周に摺接
するシール20が取り付けられて、本体ケース2や下部
ケース12内で発生した騒音が外部に漏れ出ないように
構成されている。
【0016】摺動部材14の下面に、上方に向かって窪
まされた凹部22が形成されており、この凹部22内に
は、木製等の緩衝材24が収納されると共に、被着部材
26の大径部28が摺動可能に収納されている。そし
て、摺動部材14の外周には、ピン30が径方向に挿入
され、ピン30の先端が凹部22内に突出されて、被着
部材26の大径部28がこのピン30に当たって、被着
部材26が凹部22から抜けでないように構成されてい
る。被着部材26には、平坦な接触面32が後述する杭
34に面して形成されており、接触面32には、鋼管製
の杭34の内周に挿入可能なガイド部36が取り付けら
れている。
まされた凹部22が形成されており、この凹部22内に
は、木製等の緩衝材24が収納されると共に、被着部材
26の大径部28が摺動可能に収納されている。そし
て、摺動部材14の外周には、ピン30が径方向に挿入
され、ピン30の先端が凹部22内に突出されて、被着
部材26の大径部28がこのピン30に当たって、被着
部材26が凹部22から抜けでないように構成されてい
る。被着部材26には、平坦な接触面32が後述する杭
34に面して形成されており、接触面32には、鋼管製
の杭34の内周に挿入可能なガイド部36が取り付けら
れている。
【0017】杭34の上端には、防音リング38が装着
されており、防音リング38は、弾性変形可能な、例え
ば、ゴム等で形成されている。防音リング38は、本実
施例では、図4に示すように、断面が矩形のリング状に
形成されており、その内周は、杭34の外周より小径
で、弾性変形させて杭34の外周に装着することができ
るように、また、装着した際には、杭34の外周全周に
わたって密着するように形成されている。
されており、防音リング38は、弾性変形可能な、例え
ば、ゴム等で形成されている。防音リング38は、本実
施例では、図4に示すように、断面が矩形のリング状に
形成されており、その内周は、杭34の外周より小径
で、弾性変形させて杭34の外周に装着することができ
るように、また、装着した際には、杭34の外周全周に
わたって密着するように形成されている。
【0018】更に、内周側の角部40が斜めに切り欠か
れて、杭34の外周に装着し易いように形成されてい
る。被着部材26の接触面32と対向する防音リング3
8の上端41は、接触面32に全周にわたって密着でき
るように接触面32に応じて平坦に形成されている。
れて、杭34の外周に装着し易いように形成されてい
る。被着部材26の接触面32と対向する防音リング3
8の上端41は、接触面32に全周にわたって密着でき
るように接触面32に応じて平坦に形成されている。
【0019】防音リング38の自重は、弾性変形による
杭34の外周締付け力等による杭34の軸方向の摺動抵
抗に対して、杭34を打撃した際に、自重による慣性に
より、杭34に沿ってその軸方向に相対的に上昇する重
さにするのが好ましい。次に、前述した杭打機の防音装
置の作動について説明する。
杭34の外周締付け力等による杭34の軸方向の摺動抵
抗に対して、杭34を打撃した際に、自重による慣性に
より、杭34に沿ってその軸方向に相対的に上昇する重
さにするのが好ましい。次に、前述した杭打機の防音装
置の作動について説明する。
【0020】まず、シリンダ10に作動流体が供給され
て、重錘8が持ち上げられ、図示しない切換弁が切り換
えられて、重錘8が杭34に向かって落下される。重錘
8は、緩衝材16、摺動部材14、緩衝材24、被着部
材26を介して杭34を打撃する。これを繰り返すこと
により、杭34が地中に打ち込まれる。
て、重錘8が持ち上げられ、図示しない切換弁が切り換
えられて、重錘8が杭34に向かって落下される。重錘
8は、緩衝材16、摺動部材14、緩衝材24、被着部
材26を介して杭34を打撃する。これを繰り返すこと
により、杭34が地中に打ち込まれる。
【0021】杭34を打撃した際に、接触面32と杭3
4上端との接触箇所で、騒音が発生するが、防音リング
38が杭34の外周に全周にわたって密着すると共に、
被着部材26の接触面32に全周にわたって密着してい
るので、発生した騒音が外部へ漏れ出るのが防止されて
防音が達成される。
4上端との接触箇所で、騒音が発生するが、防音リング
38が杭34の外周に全周にわたって密着すると共に、
被着部材26の接触面32に全周にわたって密着してい
るので、発生した騒音が外部へ漏れ出るのが防止されて
防音が達成される。
【0022】防音リング38は、弾性変形による杭34
の外周締付け力に対して適度な自重とすることにより、
特に杭34の上端に固定しなくても、杭34を打撃した
際に、防音リング38の自重による慣性等により、杭3
4に対して防音リング38は相対的に上昇する。よっ
て、防音リング38は、例えば、杭打ち開始時の装着時
に、被着部材26の接触面32と上端41との間に隙間
があっても、打撃開始により自重による慣性で、杭34
の外周に沿って杭34の軸方向に相対的に上昇し、接触
面32に上端41が密着し、確実に防音を図ることがで
きる。
の外周締付け力に対して適度な自重とすることにより、
特に杭34の上端に固定しなくても、杭34を打撃した
際に、防音リング38の自重による慣性等により、杭3
4に対して防音リング38は相対的に上昇する。よっ
て、防音リング38は、例えば、杭打ち開始時の装着時
に、被着部材26の接触面32と上端41との間に隙間
があっても、打撃開始により自重による慣性で、杭34
の外周に沿って杭34の軸方向に相対的に上昇し、接触
面32に上端41が密着し、確実に防音を図ることがで
きる。
【0023】この場合、防音リング38は、ゴム等によ
り弾性変形可能に形成されると共に、鉛等の重りを埋め
込んで適度な自重となるように形成してもよい。前記実
施例では、鋼管製の杭34を例としたが、鋼管製の杭3
4に代えて、コンクリート製の杭42を使用する場合に
は、図3に示すように、前記被着部材26と異なる被着
部材44が用いられる。この被着部材44は、摺動部材
14の凹部22に摺動可能に収納された大径部46と、
大径部46から下方に向かって延出され杭42の先端を
挿入可能な筒状のスカート部48とを備えている。スカ
ート部48には、まず木製等の緩衝材48が収納され、
次に杭42の先端が収納される。そして、杭42の外周
に、前記防音リング38が、上端41をスカート部48
の下端の接触面49に全周にわたって密着するようにし
て装着される。
り弾性変形可能に形成されると共に、鉛等の重りを埋め
込んで適度な自重となるように形成してもよい。前記実
施例では、鋼管製の杭34を例としたが、鋼管製の杭3
4に代えて、コンクリート製の杭42を使用する場合に
は、図3に示すように、前記被着部材26と異なる被着
部材44が用いられる。この被着部材44は、摺動部材
14の凹部22に摺動可能に収納された大径部46と、
大径部46から下方に向かって延出され杭42の先端を
挿入可能な筒状のスカート部48とを備えている。スカ
ート部48には、まず木製等の緩衝材48が収納され、
次に杭42の先端が収納される。そして、杭42の外周
に、前記防音リング38が、上端41をスカート部48
の下端の接触面49に全周にわたって密着するようにし
て装着される。
【0024】この場合も、防音リング38が、杭42の
外周全周にわたって密着すると共に、被着部材44の接
触面49に全周にわたって密着して、打撃時に杭42と
スカート部48とが接触して騒音が発生しても、その騒
音が外部に漏れ出ないように防止して、防音を達成する
ことができる。
外周全周にわたって密着すると共に、被着部材44の接
触面49に全周にわたって密着して、打撃時に杭42と
スカート部48とが接触して騒音が発生しても、その騒
音が外部に漏れ出ないように防止して、防音を達成する
ことができる。
【0025】一方、前記防音リング38は、前述した形
状に限らず、図5に示すような防音リング50でもよ
い。この防音リング50は、被着部材26側に向かって
拡開すると共に、上端52に向かって徐々にその厚さが
薄くなるように形成され、上端52は被着部材26の接
触面32に応じて平坦に形成されている。この場合、上
端52が弾性変形して接触面32,49へ、全周にわた
って密着し易くなる。
状に限らず、図5に示すような防音リング50でもよ
い。この防音リング50は、被着部材26側に向かって
拡開すると共に、上端52に向かって徐々にその厚さが
薄くなるように形成され、上端52は被着部材26の接
触面32に応じて平坦に形成されている。この場合、上
端52が弾性変形して接触面32,49へ、全周にわた
って密着し易くなる。
【0026】以上本発明はこの様な実施例に何等限定さ
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲にお
いて種々なる態様で実施し得る。
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲にお
いて種々なる態様で実施し得る。
【0027】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の杭打機の防
音方法及びその装置は、防音リングが杭の外周に密着す
ると共に、被着部材に密着して、騒音が外部へ漏れ出る
のを防止して防音が達成されるという効果を奏する。
音方法及びその装置は、防音リングが杭の外周に密着す
ると共に、被着部材に密着して、騒音が外部へ漏れ出る
のを防止して防音が達成されるという効果を奏する。
【0028】また、打撃時の慣性により移動する適度な
自重に形成すると、打撃により杭の軸方向に相対的に移
動して、全周にわたって確実に被着部材の接触面に密着
させることができ、確実に防音が図れるという効果を奏
する。
自重に形成すると、打撃により杭の軸方向に相対的に移
動して、全周にわたって確実に被着部材の接触面に密着
させることができ、確実に防音が図れるという効果を奏
する。
【図1】本発明の一実施例である杭打機の防音装置を用
いた杭打機構の断面図である。
いた杭打機構の断面図である。
【図2】本実施例の鋼管製の杭を打ち込む場合の要部拡
大断面図である。
大断面図である。
【図3】本実施例のコンクリート製の杭を打ち込む場合
の要部拡大断面図である。
の要部拡大断面図である。
【図4】本実施例の防音リングの拡大断面図である。
【図5】他の実施例としての防音リングの拡大断面図で
ある。
ある。
1…杭打機構 8…重錘
10…シリンダ 14…摺動部材 16、24,48…緩衝
材 26,44…被着部材 32,49…接触面
34,42…杭 38,50…防音リング 48…スカート部
10…シリンダ 14…摺動部材 16、24,48…緩衝
材 26,44…被着部材 32,49…接触面
34,42…杭 38,50…防音リング 48…スカート部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02D 13/00 E02D 13/10
Claims (3)
- 【請求項1】 杭の先端外周に弾性変形させて前記杭の
外周全周にわたって密着する防音リングを装着すると共
に、 前記杭の先端に該先端を覆う被着部材を被着して、該被
着部材と前記防音リングとを全周にわたって密着させ、 前記被着部材に打設力を付与して前記杭を打設すること
を特徴とする杭打機の防音方法。 - 【請求項2】 杭の先端に該先端を覆って被着され打設
力が付与される被着部材と、 前記杭の外周に、前記杭の外周より小径の内周を有し弾
性変形により前記内周を前記杭の外周全周にわたって密
着させて装着され、かつ前記被着部材に全周にわたって
密着される防音リングとを備えたことを特徴とする杭打
機の防音装置。 - 【請求項3】 前記防音リングを打撃時の慣性により前
記杭の外周に沿って前記杭の軸方向に相対的に移動する
自重に形成したことを特徴とする請求項2記載の杭打機
の防音装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03151094A JP3260952B2 (ja) | 1994-03-01 | 1994-03-01 | 杭打機の防音方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03151094A JP3260952B2 (ja) | 1994-03-01 | 1994-03-01 | 杭打機の防音方法及びその装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07238545A JPH07238545A (ja) | 1995-09-12 |
JP3260952B2 true JP3260952B2 (ja) | 2002-02-25 |
Family
ID=12333218
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03151094A Expired - Fee Related JP3260952B2 (ja) | 1994-03-01 | 1994-03-01 | 杭打機の防音方法及びその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3260952B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101222419B1 (ko) * | 2010-11-11 | 2013-01-21 | 주식회사 우진 | 편심 및 소음방지용 파일타격헤드 |
JP5623665B1 (ja) * | 2014-03-31 | 2014-11-12 | 有限会社坂井家起こし | 鋼管杭打ち装置の打ち込み用キャップ及びこれを用いた打ち込み工法 |
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