JP3260659B2 - 抽出装置 - Google Patents

抽出装置

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JP3260659B2
JP3260659B2 JP15632497A JP15632497A JP3260659B2 JP 3260659 B2 JP3260659 B2 JP 3260659B2 JP 15632497 A JP15632497 A JP 15632497A JP 15632497 A JP15632497 A JP 15632497A JP 3260659 B2 JP3260659 B2 JP 3260659B2
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隆行 田村
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松下冷機株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カップ式自動販売
機等に用いられる抽出装置の混合液を効果的に抽出させ
る機能をもった抽出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、この種の抽出装置としては、コー
ヒー豆をひいたコーヒー粉末原料を熱湯により混合して
煎じ、その抽出液を抽出する装置がよく知られている。
このように、一定量の粉末原料を一定量の熱湯により溶
解させるには、熱湯と粉末原料を単に混合した静止状態
では良い効果は得られず攪拌する必要があることが示さ
れている。
【0003】熱湯と粉末原料の混合液を攪拌するのに圧
縮空気を利用したことを特徴とする従来の抽出装置の構
造としては実開昭64−31480号公報に示されてい
るものがある。
【0004】以下、図面を参照しながら上記従来の抽出
装置について説明する。図10は、従来の抽出装置の構
成を示すブロック図である。図10において、1は抽出
室であり、熱湯と粉末原料を攪拌して混合液とするもの
である。2はシューターであり、熱湯と粉末原料を抽出
室1に投入する通路である。3は抽出室バルブであり、
シューター2と抽出室1を開閉するものである。4はエ
アーポンプであり、熱湯と粉末原料の混合液を攪拌する
圧縮空気を導入するものである。4aは駆動モータであ
り、エアーポンプ4を駆動するモータである。5はフィ
ルターであり、混合液を濾過するものである。6はフィ
ルター受け台であり、フィルター5をのせ抽出室1を密
閉するものである。矢印は空気の進行方向を示す。
【0005】以上のように構成された抽出装置につい
て、以下その動作を説明する。まず、抽出室1とフィル
ター受け台6の間にフィルター5を介して、相互を上下
に密着させた状態で抽出室バルブ3を下降させ、シュー
ター5から熱湯及び粉末原料を抽出室1に投入し、エア
ーポンプ4の駆動モータ4aを電気的に動作させること
によって、外部から圧縮空気を導入して攪拌し、抽出室
バルブ3を上昇させることにより抽出室1を密閉し、混
合液を攪拌時と同様の圧縮空気によって加圧抽出する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、熱湯と
粉末原料の混合液を攪拌することによって、粉末原料か
ら熱湯に粉末エキス及び香りが抽出されるのであるが、
上記従来の構成では混合液を攪拌させるエアーポンプの
駆動モータを定格の回転数により制御するために、一定
の圧縮空気で攪拌されるだけであるので、飲料の販売が
連続的に行われた場合におこる湯の温度低下又は攪拌時
に熱湯と接触面積の少ない、粒度が荒い粉末原料の場合
には粉末原料から湯に粉末エキス及び香りが充分に抽出
されないという欠点があった。
【0007】本発明は、上記従来の課題を解決するもの
で、攪拌及び抽出が効果的に成される抽出装置を提供す
るものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は、エアーポンプの駆動モータを攪拌及び加圧抽
出時に回転数制御させて、圧縮空気の量を変動させて攪
拌及び抽出効果を向上させることによって、湯の温度低
下又は粒度が荒い粉末原料の場合等の多種多様の原料に
も充分に攪拌させることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明は、熱湯と粉末原料を攪拌
して混合液とする抽出室と、前記熱湯の温度を検知する
湯温検知手段と、熱湯と粉末原料を抽出室1に投入する
通路であるシューターと、前記シューターと前記抽出室
を開閉する抽出室バルブと、熱湯と粉末原料の混合液を
圧縮空気によって攪拌するエアーポンプと、前記エアー
ポンプを駆動する駆動モータと、前記駆動モータの回転
数を可変して前記エアーポンプの圧縮空気の量を変動さ
せる駆動モータ回転数制御手段と、前記駆動モータの回
転数を可変設定し、前記駆動モータ回転数制御手段を制
御する主制御部と、混合液を濾過するフィルターと、前
記フィルターをのせ前記抽出室を密閉するフィルター受
け台を備えている。
【0010】そして、飲料が連続的に販売された時にお
こる湯の湯温低下には、湯温検知手段により湯温低下を
検知し、駆動モータ回転数制御によりエアーポンプの駆
動モータの回転数を上げて、圧縮空気の量を増加させる
ことによって湯温が低下していても混合液の攪拌性が向
上し、粉末原料から熱湯に粉末エキス及び香りを充分に
抽出させることができる。また、粒度が荒い粉末原料の
場合にも駆動モータの回転数を主制御部を用いて可変設
定することで湯温低下と同様の作用により充分に攪拌さ
せることができる。ただし、抽出時にフィルターの強度
不足の問題がある時にはモータ駆動回転数制御手段によ
り駆動モータの回転数を下げて圧縮空気の量を減少させ
ることにより抽出させることができる。以上のように、
エアーポンプの駆動モータを電気的に駆動モータ回転数
制御により攪拌及び抽出時に圧縮空気量を可変すること
で充分に粉末エキスの抽出された飲料を供給できる。
【0011】また、粉粒状原料による温飲料に用いる熱
湯を製造し、保温している温水タンクと、熱湯と粉末原
料を攪拌して混合液とする抽出室と、熱湯と粉末原料を
前記抽出室に投入する通路であるシューターと、前記シ
ューターと前記抽出室を開閉する抽出室バルブと、熱湯
と粉末原料の混合液を圧縮空気によって攪拌するエアー
ポンプと、前記エアーポンプを駆動する駆動モータと、
前記駆動モータの回転数を可変して前記エアーポンプの
圧縮空気の量を変動させる駆動モータ回転数制御手段
と、前記駆動モータの回転数を可変設定し、前記駆動モ
ータ回転数制御手段を制御する主制御部と、混合液を濾
過するフィルターと、前記フィルターをのせ前記抽出室
を密閉するフィルター受け台と、前記温水タンク内上部
にある高温蒸気と、前記温水タンク上部と前記エアーポ
ンプ吸入口を接続する吸入チューブを備えている。
【0012】そして、温水タンク内の上部とエアーポン
プ吸入口を吸入チューブを接続し、温水タンク内の高温
蒸気を吸引して抽出室に送り込み攪拌させることによっ
て、混合液の品温低下の防止及び攪拌効果を向上させる
ことができる。ただし、温水タンク上部とエアーポンプ
吸入口の間に高温蒸気の温度低下があるために、吸入チ
ューブの長さを最小とし、保温のための措置が必要であ
る。
【0013】また、熱湯と粉末原料を攪拌して混合液と
する抽出室と、熱湯と粉末原料の混合液を圧縮空気によ
って攪拌するエアーポンプと、前記エアーポンプを駆動
する駆動モータと、前記駆動モータの回転数を可変して
前記エアーポンプの圧縮空気の量を変動させる駆動モー
タ回転数制御手段と、前記駆動モータの回転数を可変設
定し、前記駆動モータ回転数制御手段を制御する主制御
部と、前記抽出室と前記エアーポンプを接続するために
前記抽出室上部に設けた循環開口部と、熱湯と粉末原料
を前記抽出室に投入する通路であるシューターと、前記
抽出室と前記シューターを接続するために前記抽出室上
部に設けたシューター開口部と、前記循環開口部と前記
エアーポンプ吸入口を接続する循環チューブと、空気の
出入りを開閉するエアーバルブと、前記シューター及び
前記循環開口部と前記抽出室を開閉する凸型抽出室バル
ブと、混合液を濾過するフィルターと、前記フィルター
をのせ前記抽出室を密閉するフィルター受け台を備えて
いる。
【0014】そして、抽出室上部にある循環開口部とエ
アーポンプ吸入口を接続し、攪拌時には抽出室上部にあ
るシューター開口部のみを、凸型抽出室バルブを上昇さ
せ閉止し、エアーバルブを閉止することにより、混合液
をしたときにでる香りを伴った蒸気を循環させる。加圧
抽出時にはシューター開口部及び抽出室上部にある循環
開口部を閉止し、エアーバルブを開口することにより加
圧抽出する。これにより、飲料(特にコーヒー飲料)に
とって大変重要である香りを攪拌時に逃がすことなく品
質の良い飲料を供給することができ、抽出効果を向上さ
せることができる。
【0015】また、熱湯と粉末原料を攪拌して混合液と
する抽出室と、前記熱湯の温度を検知する湯温検知手段
と、熱湯と粉末原料を前記抽出室に投入する通路である
シューターと、混合液を加圧抽出するピストンと、前記
ピストンを昇降させるピストン昇降装置と、前記ピスト
ン下部に取り付け、混合液を攪拌する攪拌体と、前記攪
拌体を駆動する駆動モータと、前記駆動モータの回転数
を可変させる駆動モータ回転数制御手段と、前記駆動モ
ータの回転数を可変設定し、前記駆動モータ回転数制御
手段を制御する主制御部と、混合液を濾過するフィルタ
ーと、前記フィルターをのせ前記抽出室を密閉するフィ
ルター受け台を備えている。
【0016】そして、ピストンの下部に攪拌体を接続
し、飲料が連続的に販売された時におこる湯の湯温低下
には、湯温検知手段により湯温低下を検知し、攪拌体駆
動モータ回転数制御により攪拌体の攪拌体駆動モータの
回転数を上げて、混合液の攪拌性を増加させることによ
って湯温が低下していても混合液の攪拌性が向上し、粉
末原料から熱湯に粉末エキス及び香りを充分に抽出させ
ることができる。また、粒度が荒い粉末原料の場合にも
攪拌体駆動モータの回転数を主制御部を用いて可変設定
することで湯温低下と同様の作用により充分に攪拌させ
ることができる。以上のように、攪拌体の攪拌体駆動モ
ータを電気的に攪拌体駆動モータ回転数制御により攪拌
時に回転数を可変することで充分に粉末エキスの抽出さ
れた飲料を供給できる。
【0017】また、粉粒状原料による温飲料に用いる熱
湯を製造し、保温している温水タンクと、前記熱湯の温
度を検知する湯温検知手段と、熱湯を出したり止めたり
する湯弁と、空気の出入りを開閉するエアーバルブと、
熱湯及び空気を抽出するポンプと、前記ポンプを駆動す
る駆動モータと、前記駆動モータの回転数を可変して前
記ポンプの圧縮空気の量を変動させる駆動モータ回転数
制御手段と、前記駆動モータの回転数を可変設定し、前
記駆動モータ回転数制御手段を制御する主制御部と、粉
末原料を密閉した飲料用パッケージと、前記飲料用パッ
ケージ内部にある原料フィルターと、前記飲料用パッケ
ージ注入口に差し込み、前記ポンプからの熱湯及び空気
を前記飲料用パッケージに抽出するノズルと、前記ノズ
ルを昇降させ前記飲料用パッケージ注入口に差し込んだ
り、引き抜いたりするものを備えている。
【0018】そして、飲料が連続的に販売された時にお
こる湯の湯温低下には、湯温検知手段により湯温低下を
検知し、駆動モータ回転数制御によりポンプの駆動モー
タの回転数を下げて、飲料用パッケージに注入される湯
の量を減少させて粉末原料と湯の接触する時間を増加さ
せることによって湯温が低下していても混合液の攪拌性
が向上し、粉末原料から熱湯に粉末エキス及び香りを充
分に抽出させることができる。また、粒度が荒い粉末原
料の場合にも駆動モータの回転数を主制御部を用いて可
変設定することで湯温低下と同様の作用により充分に攪
拌させることができる。ただし、飲料液残り防止の空気
注入時には、モータ駆動回転数制御手段により駆動モー
タの回転数を上げて圧縮空気の量を増加させることによ
り抽出させることができる。以上のように、ポンプの駆
動モータを電気的に駆動モータ回転数制御により湯の抽
出及び空気の抽出時に抽出量を可変することで充分に粉
末エキスの抽出された飲料を供給できる。また、湯温低
下及び粉末原料の粒度に関係なく回転数制御を行うこと
によって、湯弁とエアーバルブを切り換えることにより
ポンプにて熱湯と空気を注入しているが、飲料用パッケ
ージの熱湯の抽出圧力と飲料液残り防止用の空気圧力と
に差があるために、湯弁からポンプ出口の管路構成の間
に湯及び空気の流量を調整する流量調整器にて圧力調整
をおこなっていたが、ポンプの駆動モータを電気的に駆
動モータ回転数制御手段により回転数を可変することに
より流量調整器が不必要となり、機構の簡素化をおこな
うことができる。
【0019】また、粉粒状原料による温飲料に用いる熱
湯を製造し、保温している温水タンクと、前記熱湯の温
度を検知する湯温検知手段と、熱湯を出したり止めたり
する湯弁と、空気を導入し加圧抽出するエアーポンプ
と、前記エアーポンプを駆動する駆動モータと、前記駆
動モータの回転数を可変して前記エアーポンプの圧縮空
気の量を変動させる駆動モータ回転数制御手段と、前記
駆動モータの回転数を可変設定し、前記駆動モータ回転
数制御手段を制御する主制御部と、前記温水タンクから
出した熱湯を一時的に貯えるサブタンクと、前記サブタ
ンクの熱湯及び空気を開閉するバルブと、粉末原料を密
閉した飲料用パッケージと、前記飲料用パッケージ注入
口に差し込むノズルを備えている。
【0020】そして、飲料が連続的に販売された時にお
こる湯の湯温低下には、湯温検知手段により湯温低下を
検知し、駆動モータ回転数制御によりエアーポンプの駆
動モータの回転数を下げて、飲料用パッケージに注入さ
れる湯の量を減少させて粉末原料と湯の接触する時間を
増加させることによって湯温が低下していても混合液の
攪拌性が向上し、粉末原料から熱湯に粉末エキス及び香
りを充分に抽出させることができる。また、粒度が荒い
粉末原料の場合にも駆動モータの回転数を主制御部を用
いて可変設定することで湯温低下と同様の作用により充
分に攪拌させることができる。ただし、飲料液残り防止
の空気注入時には、モータ駆動回転数制御手段により駆
動モータの回転数を上げて圧縮空気の量を増加させるこ
とにより抽出させることができる。以上のように、エア
ーポンプの駆動モータを電気的に駆動モータ回転数制御
により湯の抽出及び空気の抽出時に抽出量を可変するこ
とで充分に粉末エキスの抽出された飲料を供給できる。
また、湯温低下及び粉末原料の粒度に関係なく回転数制
御を行うことによって、湯弁とエアーバルブを切り換え
ることによりポンプにて熱湯と空気を注入しているが、
飲料用パッケージの熱湯の抽出圧力と飲料液残り防止用
の空気圧力とに差があるために、湯弁からサブタンク出
口の管路構成の間及びエアポンプ入口側にに湯及び空気
の流量を調整する流量調整器にて圧力調整をおこなって
いたが、エアーポンプの駆動モータを電気的に駆動モー
タ回転数制御手段により回転数を可変することにより流
量調整器が不必要となり、機構の簡素化をおこなうこと
ができる。
【0021】
【実施例】以下、本発明による抽出装置の実施例につい
て、図面を参照しながら説明する。なお、従来と同一構
成については、同一符号を付して詳細な説明を省略す
る。
【0022】(実施例1)図1は、本発明の実施例1に
よる抽出装置のブロック図である。図2は、同実施例の
動作を示すフローチャートである。
【0023】図1において、1は抽出室であり、熱湯と
粉末原料を攪拌して混合液とするものである。2はシュ
ーターであり、熱湯と粉末原料を抽出室1に投入する通
路である。3は抽出室バルブであり、シューター2と抽
出室1を開閉するものである。4はエアーポンプであ
り、熱湯と粉末原料の混合液を圧縮空気によって攪拌す
るものである。4aは駆動モータであり、エアーポンプ
4を駆動するモータである。4bは駆動モータ回転数制
御手段であり、駆動モータ4aの回転数を可変してエア
ーポンプ4の圧縮空気の量を変動させるものである。4
cは主制御部であり、駆動モータ4aの回転数を可変設
定し、駆動モータ回転数制御手段4bを制御するもので
ある。5はフィルターであり、混合液を濾過するもので
ある。6はフィルター受け台であり、フィルター5をの
せ抽出室1を密閉するものである。
【0024】以上のように構成された抽出装置につい
て、以下その動作を図2のフローチャートをもとにして
説明する。
【0025】抽出室バルブ3を下降させ、フィルター5
及びフィルター受け台6を抽出室1底面に密着するまで
上昇させ、熱湯及び粉末原料をシューター2を経由して
抽出室1に送り込み、熱湯と粉末原料の混合液をエアー
ポンプ4の駆動モータ4aを電気的に駆動モータ回転数
制御手段4bにより回転させることによって圧縮空気を
抽出室1に供給することにより攪拌し、抽出室バルブ3
を上昇させ抽出室1上部に密着させ、抽出室1を密封さ
せて攪拌時の圧縮空気により混合液を加圧抽出させる。
ここで、飲料が連続的に販売された時におこる湯の湯温
低下には、湯温検知手段(図示せず)により湯温低下を
検知し(STEP1)、駆動モータ回転数制御4bによ
りエアーポンプ4の駆動モータ4aの回転数を上げて
(STEP2)、圧縮空気の量を増加させることによっ
て湯温が低下していても混合液の攪拌性が向上し、粉末
原料から熱湯に粉末エキス及び香りを充分に抽出させる
ことができる。また、粒度が荒い粉末原料の場合(ST
EP3)にも駆動モータ4aの回転数を主制御部4cを
用いて可変設定することで湯温低下と同様の作用により
充分に攪拌させることができる。また、湯温低下及び粒
度が荒い粉末原料でない場合(STEP4)には、省エ
ネルギー対応として駆動モータ4aの回転数を下げて攪
拌させる。ただし、湯温低下及び粒度が荒い粉末原料で
ない場合であっても、攪拌体駆動モータ4aの回転数を
上げて攪拌させることによって、攪拌時間の短縮となり
販売サイクルを向上させることも可能である。
【0026】また、抽出時にフィルター5の強度不足の
問題がある時(STEP5)にはモータ駆動回転数制御
手段4bにより駆動モータ4aの回転数を下げて圧縮空
気の量を減少させることにより抽出させることができる
(STEP6)。ただし、フィルター5の強度不足の問
題がない場合(STEP7)には、抽出時間の短縮(販
売サイクルの向上)として駆動モータ4aの回転数を上
げて抽出する。
【0027】以上のように、エアーポンプ4の駆動モー
タ4aを電気的に駆動モータ回転数制御4bにより攪拌
及び抽出時に圧縮空気量を可変することで充分に粉末エ
キスの抽出された飲料を供給できる。
【0028】(実施例2)図3は、本発明の実施例2に
よる抽出装置のブロック図である。
【0029】図3において、7は温水タンクであり、粉
粒状原料による飲料に用いる熱湯を製造し、保温するも
のである。8は高温蒸気であり、温水タンク7内上部に
滞留している。9は吸入チューブであり、温水タンク7
上部とエアーポンプ4吸入口を接続する。
【0030】本実施例は、実施例1による抽出装置に、
さらに温水タンク7と高温蒸気8と吸入チューブ9を設
けたものである。
【0031】以上のように構成された抽出装置につい
て、以下その動作を説明する。従来は混合液の温度より
低い温度の自動販売機庫内の空気をエアーポンプ4で吸
引して、抽出室1に送り込み攪拌及び加圧抽出させてい
たので、混合液の品温が低下することにより粉末原料か
ら熱湯への粉末エキス抽出が不充分となり、攪拌効果の
低下及び飲料品温の低下がおこるという問題があった
が、温水タンク7内の上部とエアーポンプ4吸入口を吸
入チューブを接続し、温水タンク7内の高温蒸気を吸引
して抽出室1に送り込み攪拌させることによって、混合
液の品温低下の防止及び攪拌効果を向上させることがで
きる。ただし、温水タンク7上部とエアーポンプ4吸入
口の間に高温蒸気の温度低下があるために、吸入チュー
ブ9の長さを最小とし、保温のための措置(図示せず)
が必要である。
【0032】(実施例3)図4は、本発明の実施例3に
よる抽出装置のブロック図である。
【0033】図4において、10は循環開口部であり、
抽出室1とエアーポンプ4を接続するために抽出室1上
部に設けたものである。11はシューター開口部であ
り、抽出室1とシューター2を接続するために抽出室1
上部に設けたものである。12は循環チューブであり、
循環開口部10とエアーポンプ4吸入口を接続するもの
である。12aはエアーバルブであり、空気の出入りを
開閉するものである。13は凸型抽出室バルブであり、
シューター2及び循環開口部10と抽出室1を開閉す
る。
【0034】本実施例は、実施例1による抽出装置に、
さらに循環開口部10とシューター開口部11と循環チ
ューブ12とエアーバルブ12aと凸型抽出室バルブ1
3を設けたものである。
【0035】以上のように構成された抽出装置につい
て、以下その動作を説明する。抽出室1の混合液をエア
ーポンプ4にて空気を送り込み、攪拌させる時に熱湯及
び粉末原料のシューター2の開口部から香りを伴った蒸
気が抜けるのを防止するために、シューター2の途中の
上部から循環チューブ(図示せず)をエアーポンプ4吸
入口に接続して、香りを伴った空気を循環させることに
より香り抜けを防止する従来の抽出装置の構成としては
特開平5−217065号公報に示されているものがあ
る。しかしながら、上記従来の構成では、シューター2
の上部は開口しており、香りは抜けていた。そこで、本
実施例では、抽出室1上部にある循環開口部10とエア
ーポンプ4吸入口を接続し、攪拌時には抽出室1上部に
あるシューター開口部11のみを、凸型抽出室バルブ1
3を上昇させ閉止し、エアーバルブ12aを閉止するこ
とにより、混合液をしたときにでる香りを伴った蒸気を
循環させる。加圧抽出時にはシューター開口部11及び
抽出室1上部にある循環開口部10を閉止し、エアーバ
ルブ12aを開口することにより加圧抽出する。これに
より、飲料(特にコーヒー飲料)にとって大変重要であ
る香りを攪拌時に逃がすことなく品質の良い飲料を供給
することができ、抽出効果を向上させることができる。
【0036】(実施例4)図5は、本発明の実施例4に
よる抽出装置のブロック図である。図6は、同実施例の
動作を示すフローチャートである。
【0037】図5において、14はピストンであり、混
合液を加圧抽出するものである。14aはピストン昇降
装置であり、ピストン14を昇降させるものである。1
5は攪拌体であり、ピストン14下部に取り付け、混合
液を攪拌するものである。15aは攪拌体駆動モータで
あり、攪拌体15を駆動するモータである。15bは攪
拌体駆動モータ回転数制御手段であり、駆動モータ15
aの回転数を可変させるものである。
【0038】以上のように構成された抽出装置につい
て、以下その動作を図6のフローチャートをもとにして
説明する。
【0039】従来から、ピストン昇降装置14aによっ
てピストン14を上昇させ、フィルター5及びフィルタ
ー受け台6を抽出室1底面に密着するまで上昇させ、熱
湯及び粉末原料をシューター2を経由して抽出室1に送
り込み、熱湯で粉末原料を膨潤させ、ピストン昇降装置
14aによってピストン14を下降させ混合液を加圧抽
出させることを特徴とする抽出装置の構成としては特開
平3−19022号公報に示されているものがある。し
かしながら、上記従来の構造では、熱湯と粉末原料の混
合液を膨潤させるだけであるので、飲料の販売が連続的
に行われた場合におこる湯の温度低下又は攪拌時に熱湯
と接触面積の少ない、粒度が荒い粉末原料の場合には粉
末原料から湯に粉末エキス及び香りが充分に抽出されな
いという欠点があった。
【0040】そこで、本実施例では、ピストン14の下
部に攪拌体15を接続し、飲料が連続的に販売された時
におこる湯の湯温低下には、湯温検知手段(図示せず)
により湯温低下を検知し(STEP1)、攪拌体駆動モ
ータ回転数制御15bにより攪拌体15の攪拌体駆動モ
ータ15aの回転数を上げて(STEP2)、混合液の
攪拌性を増加させることによって湯温が低下していても
混合液の攪拌性が向上し、粉末原料から熱湯に粉末エキ
ス及び香りを充分に抽出させることができる。
【0041】また、粒度が荒い粉末原料の場合(STE
P3)にも攪拌体駆動モータ15aの回転数を主制御部
4cを用いて可変設定することで湯温低下と同様の作用
により充分に攪拌させることができる。また、湯温低下
及び粒度が荒い粉末原料でない場合(STEP4)に
は、省エネルギー対応として攪拌体駆動モータ15aの
回転数を下げて攪拌させる。ただし、湯温低下及び粒度
が荒い粉末原料でない場合であっても、攪拌体駆動モー
タ15aの回転数を上げて攪拌させることによって、攪
拌時間の短縮となり販売サイクルを向上させることも可
能である。
【0042】以上のように、攪拌体15の攪拌体駆動モ
ータ15aを電気的に攪拌体駆動モータ回転数制御15
bにより攪拌時に回転数を可変することで充分に粉末エ
キスの抽出された飲料を供給できる。
【0043】(実施例5)図7は、本発明の実施例5に
よる抽出装置のブロック図である。図8は、同実施例の
動作を示すフローチャートである。
【0044】図7において、16は湯弁であり、熱湯を
出したり止めたりするものである。17はポンプであ
り、熱湯及び空気を抽出するものである。18は飲料用
パッケージであり、粉末原料を密閉したものである。1
8aは原料フィルターであり、飲料用パッケージ18内
部にあるフィルターであり、粉末原料はフィルターに包
まれている。19はノズルであり、飲料用パッケージ1
8注入口に差し込み、ポンプ17からの熱湯及び空気を
飲料用パッケージ18に抽出するものである。20はノ
ズル昇降装置であり、ノズル19を昇降させ飲料用パッ
ケージ18注入口に差し込んだり、引き抜いたりするも
のである。
【0045】以上のように構成された抽出装置につい
て、以下その動作を図8のフローチャートをもとにして
説明する。
【0046】従来から、通常はシールされている飲料用
パッケージ18注入口内にノズル19をノズル昇降装置
20により差し込み、エアーバルブ12aを閉止し、湯
弁16を開口してポンプ17の駆動モータ4aを動作さ
せて熱湯を注入することによって、飲料用パッケージ1
8のシール性が弱めてある下部が開封されて、原料フィ
ルター18aにより濾過されて飲料を供給し抽出工程の
最後にエアーバルブ12aを開口し、湯弁16を閉止し
て空気を飲料用パッケージ18に注入することによって
飲料用パッケージ18内の飲料液残りを防止している抽
出装置がある(湯弁16とエアーバルブ17を兼用した
ものもある)。
【0047】この装置では、飲料が連続的に販売された
時におこる湯の湯温低下には、湯温検知手段(図示せ
ず)により湯温低下を検知し(STEP1)、駆動モー
タ回転数制御4cによりポンプ17の駆動モータ4aの
回転数を下げて(STEP8)、飲料用パッケージ18
に注入される湯の量を減少させて粉末原料と湯の接触す
る時間を増加させることによって湯温が低下していても
混合液の攪拌性が向上し、粉末原料から熱湯に粉末エキ
ス及び香りを充分に抽出させることができる。
【0048】また、粒度が荒い粉末原料の場合(STE
P3)にも駆動モータ4aの回転数を主制御部4cを用
いて可変設定することで湯温低下と同様の作用により充
分に攪拌させることができる。ただし、湯温低下及び粒
度が荒い粉末原料でない場合(STEP9)には、抽出
時間の短縮(販売サイクルの向上)として駆動モータ4
aの回転数を上げて抽出する。
【0049】また、、飲料液残り防止の空気注入時(S
TEP10)には、モータ駆動回転数制御手段4bによ
り駆動モータ4aの回転数を上げて圧縮空気の量を増加
させることにより抽出させることができる。
【0050】以上のように、ポンプ17の駆動モータ4
aを電気的に駆動モータ回転数制御4bにより湯の抽出
及び空気の抽出時に抽出量を可変することで充分に粉末
エキスの抽出された飲料を供給できる。
【0051】また、湯温低下及び粉末原料の粒度に関係
なく回転数制御を行うことによって、湯弁16とエアー
バルブ12aを切り換えることによりポンプ17にて熱
湯と空気を注入しているが、飲料用パッケージ18の熱
湯の抽出圧力と飲料液残り防止用の空気圧力とに差があ
るために、湯弁16からポンプ17出口の管路構成の間
に湯及び空気の流量を調整する流量調整器(図示せず)
にて圧力調整をおこなっていたが、ポンプ17の駆動モ
ータ4aを電気的に駆動モータ回転数制御手段4cによ
り回転数を可変することにより流量調整器(図示せず)
が不必要となり、機構の簡素化をおこなうことができ
る。
【0052】(実施例6)図9は、本発明の実施例6に
よる抽出装置のブロック図である。同実施例の動作を示
すフローチャートは実施例5の図8と同一とする。
【0053】図7において、21はサブタンクであり、
温水タンク7から出した熱湯を一時的に貯えるものであ
る。22はバルブであり、サブタンク21の熱湯及び空
気を開閉するものである。
【0054】以上のように構成された抽出装置につい
て、以下その動作を図8のフローチャートをもとにして
説明する。
【0055】従来から、エアーバルブ12aを開口し、
バルブ22を閉止し、湯弁16を開口してサブタンク2
1に一定量の熱湯を注入し、エアーバルブ12aを閉止
し、通常はシールされている飲料用パッケージ18注入
口内にノズル19をノズル昇降装置20により差し込
み、バルブ22を開口して、エアーポンプ4の駆動モー
タ4aを動作させて圧縮空気により熱湯を注入すること
によって、飲料用パッケージ18のシール性が弱めてあ
る下部が開封されて、原料フィルター18aにより濾過
されて飲料を供給し抽出工程の最後にエアーバルブ12
aを開口し、湯弁16を閉止して空気を飲料用パッケー
ジ18に注入することによって飲料用パッケージ18内
の飲料液残りを防止している抽出装置がある。
【0056】この装置では、飲料が連続的に販売された
時におこる湯の湯温低下には、湯温検知手段(図示せ
ず)により湯温低下を検知し(STEP1)、駆動モー
タ回転数制御4bによりエアーポンプ4の駆動モータ4
aの回転数を下げて(STEP8)、飲料用パッケージ
18に注入される湯の量を減少させて粉末原料と湯の接
触する時間を増加させることによって湯温が低下してい
ても混合液の攪拌性が向上し、粉末原料から熱湯に粉末
エキス及び香りを充分に抽出させることができる。
【0057】また、粒度が荒い粉末原料の場合(STE
P3)にも駆動モータ4aの回転数を主制御部4cを用
いて可変設定することで湯温低下と同様の作用により充
分に攪拌させることができる。ただし、湯温低下及び粒
度が荒い粉末原料でない場合(STEP9)には、抽出
時間の短縮(販売サイクルの向上)として駆動モータ4
aの回転数を上げて抽出する。
【0058】また、飲料液残り防止の空気注入時(ST
EP10)には、モータ駆動回転数制御手段4bにより
駆動モータ4aの回転数を上げて圧縮空気の量を増加さ
せることにより抽出させることができる。
【0059】以上のように、エアーポンプ4の駆動モー
タ4aを電気的に駆動モータ回転数制御4cにより湯の
抽出及び空気の抽出時に抽出量を可変することで充分に
粉末エキスの抽出された飲料を供給できる。
【0060】また、湯温低下及び粉末原料の粒度に関係
なく回転数制御を行うことによって、湯弁16とエアー
バルブ12aを切り換えることによりエアーポンプ4に
て熱湯と空気を注入しているが、飲料用パッケージ18
の熱湯の抽出圧力と飲料液残り防止用の空気圧力とに差
があるために、湯弁16からサブタンク21出口の管路
構成の間及びエアーポンプ4入口側に湯及び空気の流量
を調整する流量調整器(図示せず)にて圧力調整をおこ
なっていたが、エアーポンプ4の駆動モータ4aを電気
的に駆動モータ回転数制御手段4cにより回転数を可変
することにより流量調整器(図示せず)が不必要とな
り、機構の簡素化をおこなうことができる。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、飲料が連
続的に販売された時におこる湯の湯温低下には、湯温検
知手段により湯温低下を検知し、駆動モータ回転数制御
によりエアーポンプの駆動モータの回転数を上げて、圧
縮空気の量を増加させることによって湯温が低下してい
ても混合液の攪拌性が向上し、粉末原料から熱湯に粉末
エキス及び香りを充分に抽出させることができる。ま
た、粒度が荒い粉末原料の場合にも駆動モータの回転数
を主制御部を用いて可変設定することで湯温低下と同様
の作用により充分に攪拌させることができる。ただし、
抽出時にフィルターの強度不足の問題がある時にはモー
タ駆動回転数制御手段により駆動モータの回転数を下げ
て圧縮空気の量を減少させることにより抽出させること
ができる。以上のように、エアーポンプの駆動モータを
電気的に駆動モータ回転数制御により攪拌及び抽出時に
圧縮空気量を可変することで充分に粉末エキスの抽出さ
れた飲料を供給できる。
【0062】また、さらに、従来は混合液の温度より低
い温度の自動販売機庫内の空気をエアーポンプで吸引し
て、抽出室に送り込み攪拌及び加圧抽出させていたの
で、混合液の品温が低下することにより粉末原料から熱
湯への粉末エキス抽出が不充分となり、攪拌効果の低下
及び飲料品温の低下がおこるという問題があったが、温
水タンク内の上部とエアーポンプ吸入口を吸入チューブ
を接続し、温水タンク内の高温蒸気を吸引して抽出室に
送り込み攪拌させることによって、混合液の品温低下の
防止及び攪拌効果を向上させることができる。
【0063】また、さらに、抽出室上部にある循環開口
部とエアーポンプ吸入口を接続し、攪拌時には抽出室上
部にあるシューター開口部のみを、凸型抽出室バルブを
上昇させ閉止し、エアーバルブを閉止することにより、
混合液をしたときにでる香りを伴った蒸気を循環させ
る。加圧抽出時にはシューター開口部及び抽出室上部に
ある循環開口部を閉止し、エアーバルブを開口すること
により加圧抽出する。これにより、飲料(特にコーヒー
飲料)にとって大変重要である香りを攪拌時に逃がすこ
となく品質の良い飲料を供給することができ、抽出効果
を向上させることができる。
【0064】また、さらに、ピストンの下部に攪拌体を
接続し、飲料が連続的に販売された時におこる湯の湯温
低下には、湯温検知手段により湯温低下を検知し、攪拌
体駆動モータ回転数制御により攪拌体の攪拌体駆動モー
タの回転数を上げて、混合液の攪拌性を増加させること
によって湯温が低下していても混合液の攪拌性が向上
し、粉末原料から熱湯に粉末エキス及び香りを充分に抽
出させることができる。また、粒度が荒い粉末原料の場
合にも攪拌体駆動モータの回転数を主制御部を用いて可
変設定することで湯温低下と同様の作用により充分に攪
拌させることができる。以上のように、攪拌体の攪拌体
駆動モータを電気的に攪拌体駆動モータ回転数制御によ
り攪拌時に回転数を可変することで充分に粉末エキスの
抽出された飲料を供給できる。
【0065】また、さらに、飲料が連続的に販売された
時におこる湯の湯温低下には、湯温検知手段により湯温
低下を検知し、駆動モータ回転数制御によりポンプの駆
動モータの回転数を下げて、飲料用パッケージに注入さ
れる湯の量を減少させて粉末原料と湯の接触する時間を
増加させることによって湯温が低下していても混合液の
攪拌性が向上し、粉末原料から熱湯に粉末エキス及び香
りを充分に抽出させることができる。また、粒度が荒い
粉末原料の場合にも駆動モータの回転数を主制御部を用
いて可変設定することで湯温低下と同様の作用により充
分に攪拌させることができる。ただし、飲料液残り防止
の空気注入時には、モータ駆動回転数制御手段により駆
動モータの回転数を上げて圧縮空気の量を増加させるこ
とにより抽出させることができる。以上のように、ポン
プの駆動モータを電気的に駆動モータ回転数制御により
湯の抽出及び空気の抽出時に抽出量を可変することで充
分に粉末エキスの抽出された飲料を供給できる。また、
湯温低下及び粉末原料の粒度に関係なく回転数制御を行
うことによって、湯弁とエアーバルブを切り換えること
によりポンプにて熱湯と空気を注入しているが、飲料用
パッケージの熱湯の抽出圧力と飲料液残り防止用の空気
圧力とに差があるために、湯弁からポンプ出口の管路構
成の間に湯及び空気の流量を調整する流量調整器にて圧
力調整をおこなっていたが、ポンプの駆動モータを電気
的に駆動モータ回転数制御手段により回転数を可変する
ことにより流量調整器が不必要となり、機構の簡素化を
おこなうことができる。
【0066】また、さらに、飲料が連続的に販売された
時におこる湯の湯温低下には、湯温検知手段により湯温
低下を検知し、駆動モータ回転数制御によりエアーポン
プの駆動モータの回転数を下げて、飲料用パッケージに
注入される湯の量を減少させて粉末原料と湯の接触する
時間を増加させることによって湯温が低下していても混
合液の攪拌性が向上し、粉末原料から熱湯に粉末エキス
及び香りを充分に抽出させることができる。また、粒度
が荒い粉末原料の場合にも駆動モータの回転数を主制御
部を用いて可変設定することで湯温低下と同様の作用に
より充分に攪拌させることができる。ただし、飲料液残
り防止の空気注入時には、モータ駆動回転数制御手段に
より駆動モータの回転数を上げて圧縮空気の量を増加さ
せることにより抽出させることができる。以上のよう
に、エアーポンプの駆動モータを電気的に駆動モータ回
転数制御により湯の抽出及び空気の抽出時に抽出量を可
変することで充分に粉末エキスの抽出された飲料を供給
できる。また、湯温低下及び粉末原料の粒度に関係なく
回転数制御を行うことによって、湯弁とエアーバルブを
切り換えることによりエアーポンプにて熱湯と空気を注
入しているが、飲料用パッケージの熱湯の抽出圧力と飲
料液残り防止用の空気圧力とに差があるために、湯弁か
らサブタンク出口の管路構成の間及びエアーポンプ入口
側に湯及び空気の流量を調整する流量調整器にて圧力調
整をおこなっていたが、エアーポンプの駆動モータを電
気的に駆動モータ回転数制御手段により回転数を可変す
ることにより流量調整器が不必要となり、機構の簡素化
をおこなうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による抽出装置の実施例1のブロック図
【図2】同実施例の抽出装置の動作を示すフローチャー
【図3】本発明による抽出装置の実施例2のブロック図
【図4】本発明による抽出装置の実施例3のブロック図
【図5】本発明による抽出装置の実施例4のブロック図
【図6】同実施例の抽出装置の動作を示すフローチャー
【図7】本発明による抽出装置の実施例5のブロック図
【図8】同実施例の抽出装置の動作を示すフローチャー
【図9】本発明による抽出装置の実施例6のブロック図
【図10】従来の抽出装置のブロック図
【符号の説明】
1 抽出室 2 シューター 3 抽出室バルブ 4 エアーポンプ 4a 駆動モータ 4b 駆動モータ回転数制御手段 4c 主制御部 5 フィルター 6 フィルター受け台 7 温水タンク 8 高温蒸気 9 吸入チューブ 10 循環開口部 11 シューター開口部 12 循環チューブ 12aエアーバルブ 13 凸型抽出室バルブ 14 ピストン 14aピストン昇降装置 15 攪拌体 15a攪拌体駆動モータ 15b攪拌体駆動モータ回転数制御手段 16 湯弁 17 ポンプ 18 飲料用パッケージ 18a飲料用フィルター 19 ノズル 20 ノズル昇降装置 21 サブタンク 22 バルブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−147229(JP,A) 特開 平4−354912(JP,A) 特開 平5−217065(JP,A) 特開 平6−52436(JP,A) 特開 昭59−51818(JP,A) 特開 平2−170295(JP,A) 特開 平5−197878(JP,A) 特開 平9−305885(JP,A) 実開 昭64−31480(JP,U) 実開 昭62−22963(JP,U) 実開 平4−36689(JP,U) 実開 平3−6784(JP,U) 実開 昭61−82524(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G07F 13/06 103

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱湯と粉末原料を攪拌して混合液とする
    抽出室と、前記熱湯の温度を検知する湯温検知手段と、
    熱湯と粉末原料を抽出室に投入する通路であるシュータ
    ーと、前記シューターと前記抽出室を開閉する抽出室バ
    ルブと、熱湯と粉末原料の混合液を圧縮空気により攪拌
    するエアーポンプと、前記エアーポンプを駆動する駆動
    モータと、前記駆動モータの回転数を可変して前記エア
    ーポンプの圧縮空気の量を変動させる駆動モータ回転数
    制御手段と、前記駆動モータの回転数を可変設定し、前
    記駆動モータ回転数制御手段を制御する主制御部と、混
    合液を濾過するフィルターと、前記フィルターをのせ前
    記抽出室を密閉するフィルター受け台とからなり、前記
    湯温検知手段により湯温低下を検知し、前記抽出室に接
    続された前記エアーポンプは前記駆動モータ回転数制御
    により前記駆動モータの回転数を上げて、圧縮空気の量
    を増加させることを特徴とする抽出装置。
  2. 【請求項2】 粉粒状原料による温飲料に用いる熱湯を
    製造し、保温している温水タンクと、熱湯と粉末原料を
    攪拌して混合液とする抽出室と、熱湯と粉末原料を前記
    抽出室に投入する通路であるシューターと、前記シュー
    ターと前記抽出室を開閉する抽出室バルブと、熱湯と粉
    末原料の混合液を圧縮空気により攪拌するエアーポンプ
    と、前記エアーポンプを駆動する駆動モータと、前記駆
    動モータの回転数を可変して前記エアーポンプの圧縮空
    気の量を変動させる駆動モータ回転数制御手段と、前記
    駆動モータの回転数を可変設定し、前記駆動モータ回転
    数制御手段を制御する主制御部と、混合液を濾過するフ
    ィルターと、前記フィルターをのせ前記抽出室を密閉す
    るフィルター受け台と、前記温水タンク内上部にある高
    温蒸気と、前記温水タンク上部と前記エアーポンプ吸入
    口を接続する吸入チューブとからなり、温水タンク内の
    高温蒸気を吸引して前記エアーポンプが接続された抽出
    室に送り込み攪拌させることを特徴とする抽出装置。
  3. 【請求項3】 熱湯と粉末原料を攪拌して混合液とする
    抽出室と、熱湯と粉末原料の混合液を圧縮空気により攪
    拌するエアーポンプと、前記エアーポンプを駆動する駆
    動モータと、前記駆動モータの回転数を可変して前記エ
    アーポンプの圧縮空気の量を変動させる駆動モータ回転
    数制御手段と、前記駆動モータの回転数を可変設定し、
    前記駆動モータ回転数制御手段を制御する主制御部と、
    前記抽出室と前記エアーポンプを接続するために前記抽
    出室上部に設けた循環開口部と、熱湯と粉末原料を前記
    抽出室に投入する通路であるシューターと、前記抽出室
    と前記シューターを接続するために前記抽出室上部に設
    けたシューター開口部と、前記循環開口部と前記エアー
    ポンプ吸入口を接続する循環チューブと、前記循環チュ
    ーブの途中に設けた空気の出入りを開閉するエアーバル
    ブと、前記シューター及び前記循環開口部と前記抽出室
    を開閉する凸型抽出室バルブと、混合液を濾過するフィ
    ルターと、前記フィルターをのせ前記抽出室を密閉する
    フィルター受け台とからなり、拌時には前記抽出室上部
    にある前記シューター開口部のみを、前記凸型抽出室バ
    ルブを上昇させ閉止し、前記エアーバルブを閉止するこ
    とにより、混合液を攪拌したときにでる香りを伴った蒸
    気を循環させ、加圧抽出時には前記シューター開口部及
    び前記抽出室上部にある前記循環開口部を閉止し、前記
    エアーバルブを開口することにより加圧抽出することを
    特徴とする抽出装置。
  4. 【請求項4】 熱湯と粉末原料を攪拌して混合液とする
    抽出室と、前記熱湯の温度を検知する湯温検知手段と、
    熱湯と粉末原料を前記抽出室に投入する通路であるシュ
    ーターと、混合液を加圧抽出するピストンと、前記ピス
    トンを昇降させるピストン昇降装置と、前記ピストン下
    部に取り付け、混合液を攪拌する攪拌体と、前記攪拌体
    を駆動する駆動モータと、前記駆動モータの回転数を可
    変させる駆動モータ回転数制御手段と、前記駆動モータ
    の回転数を可変設定し、前記駆動モータ回転数制御手段
    を制御する主制御部と、混合液を濾過するフィルター
    と、前記フィルターをのせ前記抽出室を密閉するフィル
    ター受け台とからなり、湯温検知手段により湯温低下を
    検知し、攪拌体駆動モータ回転数制御により攪拌体の攪
    拌体駆動モータの回転数を上げて、混合液の攪拌性を増
    加させることを特徴とする抽出装置。
  5. 【請求項5】 粉粒状原料による温飲料に用いる熱湯を
    製造し、保温している温水タンクと、前記熱湯の温度を
    検知する湯温検知手段と、熱湯を出したり止めたりする
    湯弁と、空気の出入りを開閉するエアーバルブと、熱湯
    及び空気を抽出するポンプと、前記ポンプを駆動する駆
    動モータと、前記駆動モータの回転数を可変して前記ポ
    ンプの圧縮空気の量を変動させる駆動モータ回転数制御
    手段と、前記駆動モータの回転数を可変設定し、前記駆
    動モータ回転数制御手段を制御する主制御部と、粉末原
    料を密閉した飲料用パッケージと、前記飲料用パッケー
    ジ内部にある原料フィルターと、前記飲料用パッケージ
    注入口に差し込み、前記ポンプからの熱湯及び空気を前
    記飲料用パッケージに抽出するノズルと、前記ノズルを
    昇降させ前記飲料用パッケージ注入口に差し込んだり、
    引き抜いたりするノズル昇降装置とからなり、湯温低下
    には、前記湯温検知手段により湯温低下を検知し、前記
    駆動モータ回転数制御により前記ポンプの前記駆動モー
    タの回転数を下げて、飲料用パッケージに注入される単
    位時間あたりの湯の量を減少させて粉末原料と湯の接触
    する時間を増加させ、飲料液残り防止の空気注入時に
    は、前記モータ駆動回転数制御手段により駆動モータの
    回転数を上げて圧縮空気の量を増加させることを特徴と
    する抽出装置。
  6. 【請求項6】 粉粒状原料による温飲料に用いる熱湯を
    製造し、保温している温水タンクと、前記熱湯の温度を
    検知する湯温検知手段と、熱湯を出したり止めたりする
    湯弁と、空気を導入し加圧抽出するエアーポンプと、前
    記エアーポンプを駆動する駆動モータと、前記駆動モー
    タの回転数を可変して前記エアーポンプの圧縮空気の量
    を変動させる駆動モータ回転数制御手段と、前記駆動モ
    ータの回転数を可変設定し、前記駆動モータ回転数制御
    手段を制御する主制御部と、前記湯弁により前記温水タ
    ンクから出した熱湯を一時的に貯えるサブタンクと、前
    記サブタンクの熱湯及び空気を開閉するバルブと、粉末
    原料を密閉した飲料用パッケージと、前記飲料用パッケ
    ージ注入口に差し込むノズルと前記ノズルを昇降させ前
    記飲料用パッケージ注入口に差し込んだり、引き抜いた
    りするノズル昇降装置とからなり、前記湯温検知手段に
    より湯温低下を検知し、前記駆動モータ回転数制御によ
    り前記エアーポンプの前記駆動モータの回転数を下げ
    て、飲料用パッケージに注入される湯の量を減少させて
    粉末原料と湯の接触する時間を増加させることを特徴と
    する抽出装置。
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