JP3260160B2 - 板状体の配列ピッチ変換装置 - Google Patents

板状体の配列ピッチ変換装置

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JP3260160B2
JP3260160B2 JP9606292A JP9606292A JP3260160B2 JP 3260160 B2 JP3260160 B2 JP 3260160B2 JP 9606292 A JP9606292 A JP 9606292A JP 9606292 A JP9606292 A JP 9606292A JP 3260160 B2 JP3260160 B2 JP 3260160B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、板状体の配列ピッチ変
換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばIC、LSI等の半導体デバイス
は、インゴットから切り出された半導体ウエハが、順
次、表面加工処理、熱酸化処理、不純物拡散処理、成膜
処理、エッチング処理等の多数の処理がなされて製造さ
れる。これらの処理工程において、半導体ウエハは複数
回にわたり繰返して熱処理を受ける。半導体ウエハを熱
処理するために加熱炉が用いられ、半導体ウエハを加熱
炉に出し入れする場合には、専用の石英ボートが使用さ
れる。一方、半導体ウエハを前工程から加熱炉まで搬送
する場合には、専用の収納容器(キャリア)が使用され
る。通常、1個のキャリアには1ロット最大25枚の半
導体ウエハが収容されている。
【0003】半導体ウエハの取扱いにおいては、汚染防
止のためにオペレータの手が半導体ウエハに直接触れる
ことが禁止されている。このため、専用のウエハ移し換
え装置が、加熱炉の付帯装置として炉口近傍に設置さ
れ、移し換え装置により自動的に半導体ウエハをキャリ
アから石英ボートに移し換えるようになっている。ウエ
ハ移し換え装置は、キャリアが載置されるキャリアステ
ージ、石英ボートが載置されるボートステージ、半導体
ウエハをキャリアステージからボートステージへ搬送し
て石英ボートにローディングするローディング装置等を
有している。
【0004】移し換え装置により半導体ウエハをキャリ
アから石英ボートに移し換える場合は、複数のキャリア
をキャリアステージ上に配列し、第1番目のキャリア内
の半導体ウエハの全体を突き上げ装置で突き上げて半導
体ウエハをキャリアより上方に持ち上げ、これらを把持
装置で挟み込み、ボートステージ上の石英ボートに搬送
し、把持部を開いて石英ボート上に半導体ウエハを載置
する。同様の操作により第2番目以降のキャリアから半
導体ウエハを次々に石英ボートに移し換え、石英ボート
に半導体ウエハを満載する。次いで、石英ボートを炉内
に挿入する。このような移し換え装置における一連の動
作は、あらかじめ設定されたプログラミングに基づいて
コンピュータ制御されるようになっている。
【0005】石英ボートは、拡散、CVD等の種々の処
理の種類によって半導体ウエハの配列ピッチが異なるこ
とがある。そのため、石英ボートには、適用に応じて半
導体ウエハの載置溝の配列ピッチが異なる各種のものが
存在している。例えばCVDの場合は、ガスの回り込み
を良くするために、他の場合よりも半導体ウエハの配列
ピッチを広くする必要がある。また、加熱炉内でCVD
等を行わずに単に均一に加熱する条件の場合は、半導体
ウエハの配列ピッチを狭くする場合もある。
【0006】このように配列ピッチの異なる石英ボート
に対して適正な配列ピッチで半導体ウエハを移載するた
めに、配列ピッチ変換装置が使用される。例えば特開昭
62−169440号公報には、キャリアと石英ボート
との間で半導体ウエハを自動的に移載する装置が開示さ
れ、特公昭62−53945号公報には、石英ボート上
の半導体ウエハの配列ピッチを変更するため半導体ウエ
ハを1枚1枚取り出し、ピッチ変換用容器に収納し、そ
の後一括して石英ボートに移載する装置が開示されてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開昭62−
169440号公報および特公昭62−53945号公
報の装置は、いずれも配列ピッチの変換を高い精度で行
うことができない問題がある。そこで、本発明は高い精
度で配列ピッチを変換することができる板状体の配列ピ
ッチ変換装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
め、本発明の装置は、平行に配列された多数の板状体の
配列ピッチを変換する板状体の配列ピッチ変換装置にお
いて、水平な第1のガイド軸と、第1のガイド軸に平行
に配置された第2のガイド軸と、第1のガイド軸に移動
可能に保持され、等間隔を維持するよう第1のリンク機
構により連結された多数の第1の板状体保持部材と、第
2のガイド軸に移動可能に保持され、等間隔を維持する
よう第2のリンク機構により連結され、かつ、それぞれ
が第1の板状体保持部材間に位置された多数の第2の板
状体保持部材とを有し、第1のリンク機構は、第1の板
状体保持部材に回動可能に設けたリンクプレートを有
し、隣接する第1の板状体保持部材間には同一の大きさ
の2枚のリンクプレートが配置されてこれらのリンクプ
レート同士が中央に位置された連結軸において回動可能
に連結されると共に、すべての連結軸が、上下方向に移
動可能に設けられた第1のガイド軸に平行に伸びる水平
なレベル調整軸により同一レベルに保持されることによ
り、第1のガイド軸に対するすべての連結軸の上下方向
における離間距離が同じである状態が維持されるよう構
成され、第2のリンク機構は、第2の板状体保持部材に
回動可能に設けたリンクプレートを有し、隣接する第2
の板状体保持部材間には同一の大きさの2枚のリンクプ
レートが配置されてこれらのリンクプレート同士が中央
に位置された連結軸において回動可能に連結されると共
に、すべての連結軸が、上下方向に移動可能に設けられ
た第2のガイド軸に平行に伸びる水平なレベル調整軸に
より同一レベルに保持されることにより、第2のガイド
軸に対するすべての連結軸の上下方向における離間距離
が同じである状態が維持されるよう構成され第2の板
状体保持部材に対して水平方向には固定されているが上
下方向に相対的に移動自在な連結部材が、当該第2の板
状体保持部材の両側に位置された2つの第1の板状体保
持部材を連結する2枚のリンクプレートに係る連結軸に
回動可能に連結されており、これにより、第2の板状体
保持部材の保持部が常に第1の板状体保持部材の保持部
間の中央に位置されることを特徴とする。また、第2の
板状体保持部材は収納凹部を有し、配列ピッチが最小と
されたときに、第1の板状体保持部材が第2の板状体保
持部材の収納凹部に収納されることを特徴とする。
【0009】
【作用】第1の板状体保持部材は第1のリンク機構によ
り、第2の板状体保持部材は第2のリンク機構により、
それぞれ等間隔を維持しながら第1のガイド軸および第
2のガイド軸に沿って移動するが、第2の板状体保持部
材の保持部が常に第1の板状体保持部材の保持部間の中
央に位置するよう第1のリンク機構と第2の板状体保持
部材とが連結されているので、第1の板状体保持部材の
配列ピッチを変えると、第2の板状体保持部材の保持部
も必ず第1の板状体保持部材の保持部間の中央に位置す
る結果、第1の板状体保持部材および第2の板状体保持
部材により構成される多数の板状体保持部材のすべての
保持部が等間隔で配列ピッチが変化することになる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。以下の実施例は、板状体として半導体ウエハ
を用いた例である。半導体ウエハの移し換えのプロセス
を図5によって具体的に説明すると、移載装置本体90
上にあるキャリアステージ91に位置されたキャリアC
内の半導体ウエハWは、図6の如く下方に配置された突
き上げ装置92により、そのままの配列ピッチでキャリ
アCから上方に離間するように突き上げられる。突き上
げられた半導体ウエハWは、同一の配列ピッチを有する
把持装置93により把持され、本実施例の板状体配列ピ
ッチ変換装置94に移し換えられる。このときの板状体
配列ピッチ変換装置94の配列ピッチはキャリアCと同
じ3/16インチである。この板状体配列ピッチ変換装
置94により例えばキャリアCの2倍の6/16インチ
の配列ピッチとなるように半導体ウエハWの配列ピッチ
が変換される。配列ピッチが変換された半導体ウエハW
は、上述の3/16インチの配列ピッチを有する把持装
置93により把持され、6/16インチの配列ピッチの
保持溝を有する石英ボートBに移し換えられる。この場
合、配列ピッチが変換された半導体ウエハWは、2回の
移載工程で石英ボートBへ移載される。この石英ボート
Bは図示しない加熱炉に収納されて各種の熱処理が行わ
れる。
【0011】図1は本実施例に係る装置の説明用正面
図、図2は一部を省略して示す説明用側面図、図3は要
部の説明用正面図である。側板11,12間に第1のガ
イド軸21Aおよび第2のガイド軸21Bが平行に伸び
るように配置されている。第1のガイド軸21Aには第
1のリンク機構7Aにより等間隔を維持しながら移動可
能に多数の第1の板状体保持部材3Aが保持されてい
る。第2のガイド軸21Bには第2のリンク機構7Bに
より等間隔を維持しながら移動可能に多数の第2の板状
体保持部材3Bが保持されている。第2の板状体保持部
材3Bは、それぞれが第1の板状体保持部材3A,3A
間に位置され、第1の板状体保持部材3Aと第2の板状
体保持部材3Bは交互に配列されている。
【0012】各板状体保持部材3A,3Bの上部にはフ
ッ素樹脂からなる半導体ウエハWの保持部33が設けら
れており、この保持部33の保持溝に半導体ウエハWが
載置される。底板13側には、右ネジを有する第1の軸
41と左ネジを有する第2の軸42とが中央で連結部材
43により同軸に連結固定された駆動軸4が配置され、
その両端が底板13に固定された軸保持部材44,45
により回転できるように保持されている。駆動軸4の中
央にも軸保持部材46が設けられている。駆動軸4に
は、その回転量を検出するエンコーダ47が設けられて
いる。
【0013】第1のガイド軸21Aの一方の最端に位置
する第1の板状体保持部材31Aに第1の駆動アーム5
1が固定され、第1のガイド軸21Aの他方の最端に位
置する第1の板状体保持部材32Aに第2の駆動アーム
52が固定されている。第1の駆動アーム51は第1の
軸41に螺合され、第2の駆動アーム52は第2の軸4
2に螺合されている。前記軸41,42が回転すると駆
動アーム51と52とが相互に接近または離間するよう
に移動される。駆動軸4の一端にはプーリ61が固定さ
れ、このプーリ61と駆動モータ62の回転軸63との
間に駆動ベルト64が設けられている。また、前記駆動
モータ62は、前記エンコーダ47の出力信号により所
定の回転数量に図示しない制御回路により制御される。
【0014】第1の板状体保持部材3A同士は等間隔を
維持しながら移動できるように第1のリンク機構7Aに
よって連結されている。この第1のリンク機構7Aは、
第1の板状体保持部材3Aに設けた軸71Aと、この軸
71Aに回動可能に設けたリンクプレート72Aとを有
し、隣接する板状体保持部材3A,3A間には2枚のリ
ンクプレート72Aが配置され、これらのリンクプレー
ト72A同士も回動可能に連結軸73Aで連結されてい
る。第1の板状体保持部材3Aに設けられた各軸71A
と第1のガイド軸21Aとの離間距離はすべて同一とさ
れている。また、各リンクプレート72Aも同一の大き
さのものが使用され、リンクプレート72A同士を連結
する各連結軸73Aは板状体保持部材3A,3A間の中
央に位置されている。さらに、各連結軸73Aは、第1
のガイド軸21Aに平行に伸びて上下に平行移動可能に
設けられたレベル調整軸9に常に保持されており、これ
により、当該連結軸73Aのすべてのものが同一のレベ
ルに位置するよう規制されて各連結軸73Aと第1のガ
イド軸21Aとの離間距離がすべて同じになる構成と
れている。
【0015】第2の板状体保持部材3B同士は等間隔を
維持しながら移動できるように第2のリンク機構7Bに
よって連結されている。この第2のリンク機構7Bは、
第2の板状体保持部材3Bに設けた軸71Bと、この軸
71Bに回動可能に設けたリンクプレート72Bとを有
し、隣接する板状体保持部材3B,3B間には2枚のリ
ンクプレート72Bが配置され、これらのリンクプレー
ト72B同士も回動可能に連結軸73Bで連結されてい
る。第2の板状体保持部材3Bに設けられた各軸71B
と第2のガイド軸21Bとの離間距離はすべて同一とさ
れている。また、各リンクプレート72Bも同一の大き
さのものが使用され、リンクプレート72B同士を連結
する各連結軸73Bは板状体保持部材3B,3B間の中
央に位置されている。さらに、各連結軸73Bは、第2
のガイド軸21Bに平行に伸びて上下に平行移動可能に
設けられたレベル調整軸9に常に保持されており、これ
により、当該連結軸73Bのすべてのものが同一のレベ
ルに位置するよう規制されて各連結軸73Bと第2のガ
イド軸21Bとの離間距離がすべて同じになる構成と
れている。
【0016】第2の板状体保持部材3Bの保持部33が
常に第1の板状体保持部材3A,3Aの保持部33,3
3間の中央に位置するよう、第1のリンク機構7Aと第
2の板状体保持部材3Bとが連結部材8により連結され
ている。すなわち、連結部材8は、最端の第1の板状体
保持部材32Aと隣の第1の板状体保持部材3Aとを連
結する第1のリンク機構7Aにおけるリンクプレート7
2A,72Aの連結軸73Aに回動可能に連結されてい
ると共に、水平に伸びる水平ガイド81と、垂直に伸び
る垂直ガイド82とを有し、垂直ガイド82は、最端の
第2の板状体保持部材3Bに固定された保持部材83に
保持され、水平ガイド81は、連結部材8が連結されて
いる連結軸73Aの隣の連結軸73Aに回動可能に設け
られた保持部材84により、水平に保持されている。
こに、水平ガイド81および垂直ガイド82に関して
「保持」とは、当該ガイドに沿って相対的に移動可能に
連結されていることを意味する。従って、連結部材8
は、第2の板状体保持部材3Bに対して垂直方向に移動
可能であり、保持部材84は、連結部材8に対して水平
方向に移動可能である。その結果、連結部材8は、垂直
ガイド82により、当該第2の板状体保持部材3Bに対
して、水平方向には固定されているが上下方向には相対
的に移動自在とされていると共に、水平ガイド81によ
り、当該連結部材8が連結されている連結軸73Aの隣
の連結軸73Aに対して、水平方向には移動自在とされ
ているが上下方向には固定された状態とされている。
【0017】第2の板状体保持部材3Bには、図4に示
すように、収納凹部34Bが設けられ、第1の板状体保
持部材3Aがこの収納凹部に収納されると、両者の合計
の厚さが第2の板状体保持部材3Bの1つ分の厚さに一
致するようになっている。このことは、第2の板状体保
持部材3Bの厚さが例えば6/16インチである場合
に、その1/2の3/16インチに配列ピッチを変換で
きることを意味し、従って、省スペースで配列ピッチを
変換できることになる。もし、第2の板状体保持部材3
Bのみであれば、同じスペースでは最小6/16インチ
までしか配列ピッチを変換できないことになる。
【0018】次に、本実施例に係る装置の動作について
説明する。駆動軸4が回転して、第1の駆動アーム51
が図1の右側に移動し、第2の駆動アーム52が左側に
移動すると、第1の板状体保持部材3Aと第2の板状体
保持部材3B間の配列ピッチが広がる。逆に、第1の駆
動アーム51が左側に移動し、第2の駆動アーム52が
右側に移動すると、第1の板状体保持部材3Aと第2の
板状体保持部材3B間の配列ピッチが狭くなる。
【0019】第1の板状体保持部材3A,3A間の間隔
は第1のリンク機構7Aによってすべて等間隔となり、
第2の板状体保持部材3B,3B間の間隔は第2のリン
ク機構7Bによってすべて等間隔となる。さらに、連結
部材8により第2の板状体保持部材3Bの保持部33が
常に第1の板状体保持部材3A,3Aの保持部33,3
3間の中央に位置するように連結されているので、第1
の板状体保持部材3Aの保持部33と第2の板状体保持
部材3Bの保持部33との間隔もすべて等間隔となる。
詳細に説明すると、図3において、第2の軸42が回転
して第2の駆動アーム52が右方に移動されると、これ
に固定されている最左端の第1の板状体保持部材32A
が右方に移動し、これに伴い、当該最左端の第1の板状
体保持部材32Aと、左から2番目の第1の板状体保持
部材3Aとの間の距離が小さくなるが、これらの第1の
板状体保持部材32A,3Aは、第1のリンク機構にお
ける一対のリンクプレート72A,72Aを介して連結
されているので、当該一対のリンクプレート72A,7
2A同士を相互に回動自在に連結する連結軸73Aが、
下方に移動する。 然るに、各連結軸73Aの上下方向に
おけるレベルは、水平方向に伸びて上下に平行移動可能
に設けられたレベル調整軸9に常に共通に保持されてい
ることにより、すべての当該連結軸73Aが強制的に同
一のレベルに位置するよう規制されるため、各連結軸7
3Aと第1のガイド軸21Aとの離間距離がすべて同じ
になる状態が維持され、その結果、すべての連結軸73
Aが右方に移動することとなり、しかも、すべての第1
の板状体保持部材の隣接するものの間の距離が等しい状
態が保持される。 而して、連結部材8は、最左端の連結
軸73Aに連結されているために右方に移動され、これ
により、最左端の第1の板状体保持部材32Aと、左か
ら2番目の第1の板状体保持部材3Aとの間の第2の板
状体保持部材3Bが右方に移動する。そして、連結部材
8が連結されている連結軸73Aは、最左端の第1の板
状体保持部材32Aと、左から2番目の第1の板状体保
持部材3Aとの中央位置にあることにより、当該第2の
板状体保持部材3Bを、常に、当該2枚の第1の板 状体
保持部材32A,3Aの中央位置に位置された状態とす
ることができる。 以上において、連結部材8は、連結軸
73Aの移動に伴って下方にも移動するが、この連結部
材8の上下方向における移動は、当該連結部材8の垂直
ガイド82とその保持部材83により吸収される。ま
た、連結部材8は、水平ガイド81により、連結部材8
が回動可能に連結された連結軸73Aと、その隣の連結
軸73Aとが水平方向に移動自在で上下方向に固定され
ているので、上記の動作が確実に実行される。 そして、
第2の板状体保持部材に係る第2のリンク機構は、第1
の板状体保持部材に係る第1のリンク機構と同一の構成
であることにより、第2の板状体保持部材3Bの各々
は、第1の板状体保持部材の場合と同様に、それらの間
の距離が常に等間隔で小さくなるよう移動し、しかも、
常に隣接する第1の板状体保持部材の中央位置となる。
以上のようにして、第1の板状体保持部材とこれに隣接
する第2の板状体保持部材は、常に等間隔状態を保ちな
がら、左半の板状体保持部材が右方に移動すると共に、
右半の板状体保持部材が左方に移動し、最終的には、図
1に破線で示されている状態となる。配列ピッチは、無
段階に変更することができ、駆動軸41,42の回転量
によって厳密に制御することができる。図1の実線で示
す状態は、第1の駆動アーム51と第2の駆動アーム5
2との間隔が最大の時を示し、半導体ウエハWの配列ピ
ッチが最大となる時である。図1の点線で示す状態は、
第1の駆動アーム51と第2の駆動アーム52との間隔
が最小の時を示し、各板状体保持部材が半導体ウエハW
の厚み以上開けた状態で配列ピッチが最小となる時であ
る。万が一このユニット上でウエハ割れが生じた場合、
板状体保持部材間にウエハが挟まれ、装置に損傷を与え
る可能性があるため、最小ピッチ(3/16インチ)に
なっても保持部材間のすきまがウエハの厚み以上あくよ
うに保持部材間の板厚を設計している。
【0020】本実施例の板状体配列ピッチ変換装置によ
れば、第1の板状体保持部材3Aは第1のリンク機構7
Aにより、第2の板状体保持部材3Bは第2のリンク機
構7Bにより、それぞれ等間隔を維持しながら第1のガ
イド軸21Aおよび第2のガイド軸21Bに沿って移動
するが、第2の板状体保持部材3Bの保持部33が常に
第1の板状体保持部材3A,3Aの保持部33,33間
の中央に位置するよう第1のリンク機構7Aと第2の板
状体保持部材3Bとが連結されているので、第1の板状
体保持部材3Aの配列ピッチを変えると、第2の板状体
保持部材3Bの保持部33も必ず第1の板状体保持部材
3A,3Aの保持部33,33間の中央に位置する結
果、第1の板状体保持部材3Aおよび第2の板状体保持
部材3Bにより構成される多数の板状体保持部材のすべ
てが高い精度で等間隔で配列ピッチが変化することにな
る。また、第2の板状体保持部材3B間の配列ピッチを
最小にしたときに、その収納凹部34Bに第1の板状体
保持部材3Aが収納されるので、第2の板状体保持部材
3Bの配列ピッチよりも小さい配列ピッチで変換するこ
とができ、省スペースで配列ピッチの変換を行うことが
可能となる。
【0021】本実施例の板状体配列ピッチ変換装置は、
半導体ウエハの加熱炉システムに好適に使用することが
できる。半導体ウエハの搬送に使用されるキャリアに
は、通常、3/16インチの配列ピッチで25枚の半導
体ウエハが収納される。キャリア内の半導体ウエハは、
石英ボートに移し換えられて熱処理に付されるが、石英
ボートにおける半導体ウエハの配列ピッチとしては、3
/16インチ、6/16インチ、9/16インチの3種
類が広く採用されている。配列ピッチがキャリアの2倍
の6/16インチ、3倍の9/16インチの石英ボート
に半導体ウエハを移し換える場合には、本実施例の板状
体配列ピッチ変換装置を好適に用いることができる。
【0022】本発明の板状体配列ピッチ変換装置は、駆
動モータ62の回転制御によりピッチ間隔を無段階に容
易にかつ高い精度で変換することができるので、多種多
様の熱処理にも適用することができる。本発明の板状体
配列ピッチ変換装置は、縦型、横型のいずれの加熱炉に
も適用することができる。本発明の板状体配列ピッチ変
換装置は、半導体製造装置のみならず、LCD製造装置
等にも適用することができる。
【0023】
【発明の効果】本発明の板状体配列ピッチ変換装置によ
れば、板状体の配列ピッチを高い精度で変換することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る板状体配列ピッチ変換装
置の説明用正面図である。
【図2】本発明の実施例に係る板状体配列ピッチ変換装
置の説明用側面図である。
【図3】本発明の実施例に係る板状体配列ピッチ変換装
置の要部を示す説明用正面図である。
【図4】本発明の実施例に係る板状体配列ピッチ変換装
置における第1の板状体保持部材および第2の板状体保
持部材の形態の一例を示す説明用斜視図である。
【図5】半導体ウエハの移載装置の概略を示す斜視図で
ある。
【図6】移載装置における突き上げ装置および把持装置
の説明図である。
【符号の説明】
W 半導体ウエハ 11,12 側
板 13 底板 21A 第1の
ガイド軸 21B 第2のガイド軸 3A 第1の板
状体保持部材 3B 第2の板状体保持部材 31A 右端の
第1の板状体保持部材 32A 左端の第1の板状体保持部材 33 保持部 34B 収納凹部 4 駆動軸 41 第1の軸 42 第2の軸 43 連結部材 44,45,4
6 軸保持部材 47 エンコーダ 51 第1の駆
動アーム 52 第2の駆動アーム 61 プーリ 62 駆動モータ 63 回転軸 64 駆動ベルト 7A 第1のリ
ンク機構 7B 第2のリンク機構 71A,71B
軸 72A,72B リンクプレート 73A,73B
軸 8 連結部材 81 水平ガイ
ド 82 垂直ガイド 83,84 保
持部材 9 レベル調整軸 90 移載装置
本体 91 キャリアステージ 92 突き上げ
装置 93 把持装置 94 板状体配
列ピッチ変換装置 C キャリア B 石英ボー
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/68

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平行に配列された多数の板状体の配列ピ
    ッチを変換する板状体の配列ピッチ変換装置において、水平な 第1のガイド軸と、 第1のガイド軸に平行に配置された第2のガイド軸と、 第1のガイド軸に移動可能に保持され、等間隔を維持す
    るよう第1のリンク機構により連結された多数の第1の
    板状体保持部材と、 第2のガイド軸に移動可能に保持され、等間隔を維持す
    るよう第2のリンク機構により連結され、かつ、それぞ
    れが第1の板状体保持部材間に位置された多数の第2の
    板状体保持部材とを有し、 第1のリンク機構は、第1の板状体保持部材に回動可能
    に設けたリンクプレートを有し、隣接する第1の板状体
    保持部材間には同一の大きさの2枚のリンクプレートが
    配置されてこれらのリンクプレート同士が中央に位置さ
    れた連結軸において回動可能に連結されると共に、すべ
    ての連結軸が、上下方向に移動可能に設けられた第1の
    ガイド軸に平行に伸びる水平なレベル調整軸により同一
    レベルに保持されることにより、第1のガイド軸に対す
    るすべての連結軸の上下方向における離間距離が同じで
    ある状態が維持されるよう構成され、 第2のリンク機構は、第2の板状体保持部材に回動可能
    に設けたリンクプレートを有し、隣接する第2の板状体
    保持部材間には同一の大きさの2枚のリンクプレートが
    配置されてこれらのリンクプレート同士が中央に位置さ
    れた連結軸において回動可能に連結されると共に、すべ
    ての連結軸が、上下方向に移動可能に設けられた第2の
    ガイド軸に平行に伸びる水平なレベル調整軸により同一
    レベルに保持されることにより、第2のガイド軸に対す
    るすべての連結軸の上下方向における離間距離が同じで
    ある状態が維持されるよう構成され第2の板状体保持部材に対して水平方向には固定されて
    いるが上下方向に相対的に移動自在な連結部材が、当該
    第2の板状体保持部材の両側に位置された2つの第1の
    板状体保持部材を連結する2枚のリンクプレートに係る
    連結軸に回動可能に連結されており、これにより、 第2
    の板状体保持部材の保持部が常に第1の板状体保持部材
    の保持部間の中央に位置されることを特徴とする板状体
    の配列ピッチ変換装置。
  2. 【請求項2】 第2の板状体保持部材は収納凹部を有
    し、配列ピッチが最小とされたときに、第1の板状体保
    持部材が第2の板状体保持部材の収納凹部に収納される
    ことを特徴とする請求項1に記載の板状体の配列ピッチ
    変換装置。
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