JP3259353B2 - 固体撮像装置 - Google Patents

固体撮像装置

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JP3259353B2
JP3259353B2 JP25596892A JP25596892A JP3259353B2 JP 3259353 B2 JP3259353 B2 JP 3259353B2 JP 25596892 A JP25596892 A JP 25596892A JP 25596892 A JP25596892 A JP 25596892A JP 3259353 B2 JP3259353 B2 JP 3259353B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば高速で移動する
物体の位置を検出し、この位置検出情報に同期して該物
体の撮像を行う、主に工業用として用いられるカメラ装
置等に用いて好適な固体撮像装置に関し、特に、固体撮
像素子の露光時間の一定化を図り、常に設定された同一
の露光時間で撮像を行うことができるようにした固体撮
像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、本件出願人は、特願平2−238
930号の明細書及び図面において、フィールド蓄積型
の固体撮像素子(CCDイメージセンサ)の電荷蓄積時
間を制御することにより、アイリス機構を用いることな
く露光調節を行う電子シャッタ機能を有する固体撮像装
置を提案している。
【0003】この固体撮像装置は、図4(a)に示す垂
直ブランキング信号がローレベルとなる垂直ブランキン
グ期間(VBLK)に出力される同図(b)に示すハイ
レベルの画像読み出しパルスにより、CCDイメージセ
ンサに蓄積された電荷を読み出す。上記CCDイメージ
センサの電荷蓄積時間は、図4(c)に示すリセットパ
ルスにより制御されており、該CCDイメージセンサは
このリセットパルスが供給されると蓄積した電荷をオー
バーフロードレインに掃き捨てるようになっている。こ
のため、上記リセットパルスが供給されている間(電荷
掃き捨て期間)は、上記CCDイメージセンサには電荷
が蓄積されない。従って、上記CCDイメージセンサに
供給する上記リセットパルスを停止したときから、該C
CDイメージセンサに電荷が蓄積されることとなり、上
記リセットパルスを停止するタイミングを制御すること
により、上記CCDイメージセンサの電荷蓄積時間、す
なわち、シャッタ速度を制御することができる。
【0004】上記固体撮像装置は、このような電子シャ
ッタ機能を用いることにより、被写体の動きに応じた上
記シャッタ速度を可変することができるため、特に動画
における解像度を良好なものとすることができる。
【0005】ここで、例えば主として工業用に用いら
れ、移動する物体の撮像を行うような固体撮像装置が知
られている。この固体撮像装置は、例えば図5に示すよ
うな構成となっており、移動路100上を移動する物体
101が撮像部102の前に移動してくると、これを位
置検出部103が検出し、図6(a)の時刻t11に示
すローレベルのトリガパルスをシャッタパルス発生回路
104に供給する。
【0006】上記シャッタパルス発生回路104は、ハ
イレベルのトリガパルスが供給されるとローレベルのシ
ャッタパルスをCCD制御回路105に供給するが、上
記ローレベルのトリガパルスが供給されると、図6
(b)の時刻t11に示すようにハイレベルのシャッタ
パルスをCCD制御回路105に供給する。
【0007】上記CCD制御回路105は、上記ローレ
ベルのシャッタパルスが供給されている間はCCDイメ
ージセンサ106に蓄積された電荷を掃き捨てるための
リセットパルスを供給する。これにより、上記リセット
パルスが供給されている間は、上記CCDイメージセン
サ106による撮像は行われない。しかし、上記ハイレ
ベルのシャッタパルスが供給されると、上記CCDイメ
ージセンサ105に供給するリセットパルスを停止す
る。これにより、上記CCDイメージセンサ106に電
荷の蓄積が開始される。
【0008】上記CCD制御回路105には、同期信号
発生回路107から図6(c)の時刻t11〜時刻t1
2に示すローレベルの垂直同期信号及び同図(d)に示
す水平同期信号が供給されている。上記CCD制御回路
105は、上記シャッタパルスが供給されると、図6
(c)に示す垂直同期信号の立ち下がりである時刻t1
1から、同図(d)に示す水平同期信号のパルス数を例
えば9発カウントした後、クロックパルスを数百カウン
トしてから同図(e)の時刻t13に示すハイレベルの
読み出しパルスを上記CCDイメージセンサ106に供
給する。これにより、上記図6(b)の時刻t11にシ
ャッタパルスが上記CCDイメージセンサ106に供給
されてから、同図(e)の時刻t13に上記CCDイメ
ージセンサ106に上記読み出しパルスが供給されるま
での間、撮像レンズ108を介して照射される撮像光に
応じた電荷が該CCDイメージセンサ106に蓄積され
ることとなり、この時刻t11〜時刻t13間がシャッ
タ速度となる。
【0009】なお、上記CCDイメージセンサ106か
らの電荷の読み出しは、図6(f)に示す時刻t11〜
時刻t14間である垂直ブランキング期間に行われる。
【0010】上記CCDイメージセンサ106から読み
出された電荷は、撮像信号として撮像信号処理回路10
9に供給される。上記撮像信号処理回路109は、上記
撮像信号に同期信号を付加する等の信号処理を施し、こ
れを出力端子110を介して出力する。この出力端子1
10を介して出力される撮像信号は、例えば分析器の表
示画面等に供給される。これにより、上記物体101を
移動させた場合における該物体101の状態等を分析す
ることができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記工業用の
固体撮像装置における上記垂直同期信号及び水平同期信
号の位相関係は、該水平同期信号が図7(a)の時刻t
15,時刻t17,時刻t22に立ち下がるのに対し、
該垂直同期信号が同図(b)の時刻t16、又は、時刻
t18に立ち下がるように、上記垂直同期信号は、上記
水平同期信号の立ち下がりの前後数クロックの時刻に立
ち下がるような位相関係となっている。
【0012】または、上記垂直同期信号は、上記図7
(c)の時刻t20に示すように、上記水平同期信号の
立ち下がりと、次の立ち下がりとの中間時刻の前後数ク
ロック(時刻t19又は時刻t21)に立ち下がるよう
な位相関係となっている。
【0013】従って、この固体撮像装置で用いられる垂
直同期信号をラッチするには、上記トリガパルス後に供
給される、周波数が上記水平同期信号の周波数と同じパ
ルス、又は、周波数が上記水平同期信号の2倍の周波数
のパルスを用いる必要がある。
【0014】これに対して、上記CCD制御回路105
は、上記垂直同期信号の立ち下がりから水平同期信号の
パルス数を9発カウントした後、クロックパルスを数百
カウントしてから上記読み出しパルスを出力するように
なっているため、例えば上記トリガパルスが図8(a)
の時刻t25に供給されたとすると、同図(b)に示す
水平同期信号は、同図(c)に示す垂直同期信号の立ち
下がりである時刻t26直後の水平同期信号から上述の
カウントが開始されることとなる。
【0015】同じく、上記トリガパルスが図9(a)の
時刻t27に供給されたとすると、同図(b)に示す水
平同期信号は、同図(c)に示す垂直同期信号の立ち下
がりである時刻t28直後の水平同期信号から上述のカ
ウントが開始されることとなる。
【0016】このように上記固体撮像装置は、上記トリ
ガパルスがランダムに供給されるため、該トリガパルス
が、上記最初の水平同期信号と次の水平同期信号が供給
される間において何時供給されるか特定されない。
【0017】このため、上記CCDイメージセンサ10
6の電荷蓄積時間(露光時間)が、上記トリガパルスが
供給されるタイミングに応じて変動してしまい、同じシ
ャッタ速度で撮像を行っても画像にムラを生じていた。
【0018】本発明は、上述のような問題点に鑑みてな
されたものであり、固体撮像素子の露光時間を一定とし
て画像ムラを防止することができるような固体撮像装置
の提供を目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は、固体撮像素子
に蓄積された電荷を掃き捨てるためのリセットパルスの
供給を停止したときから、蓄積された電荷を読み出すた
めの読み出しパルスを該固体撮像素子に供給するまでの
間を電荷蓄積時間とし、上記リセットパルスの供給を停
止するタイミングを制御することにより上記固体撮像素
子の電荷蓄積時間を制御する電子シャッタ機能が設けら
れており、上記読み出しパルスは、垂直同期信号が供給
されたときから水平同期信号のパルス数を所定数カウン
トして上記固体撮像素子に供給する固体撮像装置であっ
て、外部からトリガパルスが供給されると、上記リセッ
トパルスの供給を停止するためのシャッタパルスを形成
して出力するシャッタパルス形成手段と、上記外部から
トリガパルスが供給されると、垂直同期信号,水平同期
信号を形成して出力する同期信号発生手段と、上記外部
からトリガパルスが供給されると、上記同期信号発生手
段から供給された水平同期信号に基づいて、上記水平同
期信号の1水平走査期間よりも長い所定期間経過後に
該水平同期信号よりも周波数の高い変調水平同期信号を
形成して出力する変調水平同期信号形成手段と、上記変
調水平同期信号形成手段から供給される変調水平同期信
号のパルス数をカウントし、このカウント値が所定数と
なったところで上記読み出しパルスを形成して上記固体
撮像素子に供給する読み出しパルス形成手段とを有する
ことを特徴とする構成として上述の課題を解決する。
【0020】
【作用】本発明に係る固体撮像装置では、垂直同期信号
が供給されたときから水平同期信号のパルス数を所定数
カウントして、このカウント値が所定値となったときに
読み出しパルスを出力するが、外部からトリガパルスが
供給されると、変調水平同期信号形成手段が、同期信号
発生手段から供給される水平同期信号に基づいて、上記
水平同期信号の1水平走査期間よりも長い期間所定期間
経過後に、該水平同期信号よりも周波数の高い変調水平
同期信号を形成して出力する。
【0021】これにより、上記垂直同期信号が供給され
るタイミングにかかわらず、トリガパルスが供給されて
から上記水平同期信号のカウントが開始されるまでの間
を一定とすることができる。
【0022】
【実施例】以下、本発明に係る固体撮像装置の好ましい
実施例について図面を参照しながら説明する。本実施例
に係る固体撮像装置は、固体撮像素子に蓄積された電荷
を掃き捨てるためのリセットパルスの供給を停止したと
きから、蓄積された電荷を読み出すための読み出しパル
スを該固体撮像素子に供給するまでの間を電荷蓄積時間
とし、上記リセットパルスの供給を停止するタイミング
を制御することにより上記固体撮像素子の電荷蓄積時間
を制御する電子シャッタ機能が設けられており、上記読
み出しパルスは、垂直同期信号が供給されたときから水
平同期信号のパルス数を所定数カウントして上記固体撮
像素子に供給する固体撮像装置であって、例えば図1に
示すように、移動路1を移動する物体2を位置検出部3
で検出し、この位置検出部3からの位置検出信号である
外部からのトリガパルスに同期して上記物体2の撮像を
行う工業用の固体撮像装置として用いることができる。
【0023】具体的な構成としては、上記図1に示すよ
うに、外部から供給される外部垂直同期信号及び外部水
平同期信号の位相を調整してそれぞれ内部垂直同期信号
及び内部水平同期信号として出力するとともに、クロッ
クパルス(fCK)の4倍周期のパルス(fCK/4)を出
力する同期信号発生手段であるシグナルジェネレータ8
と、シャッタ速度を指定できるようになっており、上記
位置検出部3からトリガパルスが供給されると、上記シ
グナルジェネレータ8の内部水平同期信号(HD)の位
相を指定されたシャッタ速度に応じて変調して変調水平
同期信号を形成するとともに、この変調水平同期信号に
一定時間の遅延を施して出力する遅延手段である変調H
D作成回路10とを有している。
【0024】また、上記固体撮像装置は、外部から上記
シグナルジェネレータ8を介して供給される外部水平同
期信号と、上記シグナルジェネレータ8から供給される
内部水平同期信号との位相差を検出して出力する比較器
13と、上記比較器13からの位相比較出力から制御用
直流電圧を形成して出力するローパスフィルタ(LP
F)14と、上記LPF14からの制御用直流電圧に応
じて発振する電圧制御型発振器(VCO)15とを有し
ている。
【0025】また、上記固体撮像装置は、上記シグナル
ジェネレータ8に上記クロックパルス(fCK)を供給す
るとともに、上記シグナルジェネレータ8から供給され
る内部垂直同期信号及び変調水平同期信号(又は内部水
平同期信号)に応じて上記CCDイメージセンサ5に蓄
積された電荷を読み出すための読み出しパルス等を出力
する読み出しパルス形成手段であるタイミングジェネレ
ータ11と、上記タイミングジェネレータ11からのパ
ルスに応じて上記CCDイメージセンサ5を駆動するC
CD駆動回路12とを有している。
【0026】また、上記固体撮像装置は、上記トリガパ
ルスが供給されると、上記CCD駆動回路12から上記
CCDイメージセンサ5に供給される、各画素に蓄積さ
れた電荷を掃き捨てるためのリセットパルスを停止する
ためのシャッタパルスを該CCD駆動回路12に供給す
るシャッタパルス形成手段であるシャッタ作成回路16
と、上記CCDイメージセンサ5から読み出された電荷
である撮像信号に同期信号を付加する等の信号処理を施
し、例えば画像分析用の分析器等に供給する撮像信号処
理回路17とを有している。
【0027】次に、このような構成を有する実施例の固
体撮像装置の動作説明をする。まず、図1において、例
えば高速で移動する上記物体2の該移動中の状態を分析
したい場合、高速で上記物体2を移動させるように上記
移動路1を制御する。
【0028】上記位置検出部3は、上記移動路1を移動
する物体2が上記CCDイメージセンサ5の前方に位置
したことを検出するとトリガパルスを出力する。このト
リガパルスは、上記シグナルジェネレータ8,変調HD
作成回路10,タイミングジェネレータ11及びシャッ
タ作成回路16に供給される。
【0029】一方、上記比較器13は、外部から上記シ
グナルジェネレータ8を介して供給される外部水平同期
信号と、上記シグナルジェネレータ8から供給される内
部水平同期信号との位相差を検出し、これをLPF14
に供給する。上記LPF14は、上記比較器13からの
位相比較出力から制御用直流電圧を形成し、これをVC
O15に供給する。上記VCO15は、上記LPF14
からの制御用直流電圧に応じて、タイミングジェネレー
タ11からシグナルジェネレータ8に供給されているク
ロックパルス(fCK)の、例えば2倍の周波数を有する
クロックパルス(2fCK)を形成し、これをタイミング
ジェネレータ11に供給する。
【0030】上記タイミングジェネレータ11は,上記
2倍の周波数を有するクロックパルスにより、上記シグ
ナルジェネレータ8からの内部垂直同期信号をラッチ
し、例えば図3(a)に示すような内部垂直同期信号を
形成し、これをCCD駆動回路12を介してCCDイメ
ージセンサ5に供給する。
【0031】上記シャッタ作成回路16は、上記トリガ
パルスが供給されるまでは、上記リセットパルスを形成
して出力している。このリセットパルスは、上記CCD
駆動回路12を介して上記CCDイメージセンサ5に供
給される。上記CCDイメージセンサ5は、上記リセッ
トパルスが供給されている間は、蓄積された電荷をオー
バーフロードレインに掃き捨てるようになっている。こ
のため、上記リセットパルスが供給されている間は、上
記CCDイメージセンサ5には電荷は蓄積されず撮像信
号は出力されない。
【0032】しかし、上記シャッタ作成回路16は、上
記トリガパルスが供給されると、シャッタパルスを形成
し、これを上記CCD駆動回路12に供給する。上記C
CD駆動回路12は、上記シャッタパルスが供給される
と、上記CCDイメージセンサ5に供給する上記リセッ
トパルスを停止する。これにより、上記CCDイメージ
センサ5は、撮像レンズ4を介して照射された撮像光に
応じた電荷の蓄積を開始する。
【0033】一方、上記シグナルジェネレータ8は、上
記トリガパルスが供給されると、上記タイミングジェネ
レータ11から供給されるクロックパルス(fCK)から
4倍周期のパルス(fCK/4)を形成し、これを変調H
D作成回路10に供給する。
【0034】上記変調HD作成回路10は、例えば図2
に示すような構成を有しており、上記4倍周期のパルス
は、この変調HD作成回路10の入力端子20を介して
カウンタ25のクロック端子に供給される。
【0035】モノマルチ回路28は、入力端子23を介
して供給される図3(a)に示す上記内部垂直同期信号
から、同図(b)に示すリセットパルスを形成し、これ
をカウンタ25に供給する。上記カウンタ25は、上記
モノマルチ回路28からのリセットパルスにより、上記
内部垂直同期信号の立ち下がりからリセット状態とさ
れ、上記4倍周期のパルスを例えば16カウントしてリ
ップルキャリー信号を出力する。
【0036】なお、上記リップルキャリー信号は、その
後16進動作で出力される。
【0037】次に、Dフリップフロップ29は、予めデ
ータが“H”に設定されており、図3(c)に示すよう
に上記モノマルチ回路28からリセットパルスが供給さ
れると、この時点で出力が“H”(ハイレベルの信号)
から“L”(ローレベルの信号)に変化し、リセット
後、最初のクロック入力の立ち上がりで再び“L”から
“H”へ変化する。このDフリップフロップ29からの
出力信号は、カウンタ26のリセット端子に供給され
る。
【0038】上記カウンタ26のクロック端子には、上
記カウンタ25からのリップルキャリー信号が供給され
ているため、該カウンタ26は、上記Dフリップフロッ
プ29からの出力信号が供給されると、リセット後、ク
ロックの4×16×16倍の周期に相当する期間、
“L”が続いた後リップルキャリー信号を出力する。
【0039】次に、Dフリップフロップ29のもう一方
の段は、上記モノマルチ回路28からのリセットパルス
が供給されてリセットされ、クロック入力に上記カウン
タ26からの上記リップルキャリー信号が供給される。
これにより、上記Dフリップフロップ29から図3
(d)に示すような出力信号が出力される。このDフリ
ップフロップ29からの出力信号は、カウンタ27のロ
ード端子に供給される。
【0040】上記カウンタ27は、上記Dフリップフロ
ップ29から出力信号が供給されると、上記ロード端子
に“L”のリップルキャリー信号が供給される間に、予
めプリセットデータ(P0〜P3)にセットされたデー
タをQ0〜Q3の出力端子を介して出力する。このプリ
セットデータにより、上記カウンタ27のロード端子に
“L”のリップルキャリー信号が供給される間の後に、
上記カウンタ27から出力されるリップルキャリー信号
が、入力クロック9カウント後に立ち上がる。上記カウ
ンタ27からのリップルキャリー信号は、Dフリップフ
ロップ30のクロック入力端子に供給される。
【0041】上記Dフリップフロップ30は、予め上記
モノマルチ回路28からのリセットパルスによりリセッ
トされているため、上記カウンタ27からのリップルキ
ャリー信号が供給されると、図3(e)に示すような出
力信号を出力する。
【0042】NANDゲート32,33は、上記図3
(d)に示す上記Dフリップフロップ29から出力信号
と、同図(e)に示す上記Dフリップフロップ30から
の出力信号とを合成することにより、同図(f)に示す
合成信号を出力する。この合成信号は、NANDゲート
34に供給される。
【0043】上記NANDゲート34には、上記合成信
号とは別に、上記入力端子20を介して上記4倍周期の
パルスが供給されており、該NANDゲート34は、図
3(k)に示すように上記合成信号が“H”となる期間
だけ上記4倍周期のパルスを出力する。なお、このと
き、上記カウンタ27から出力される上記リップルキャ
リー信号の、入力クロック9カウント後の立ち上がるタ
イミングを、上記NANDゲート34から4倍周期のパ
ルスが出力される期間に含ませるように、上記Dフリッ
プフロップ30からの出力信号にローパスフィルタをか
けて上記NANDゲート32に供給している。
【0044】上記NANDゲート34から出力される上
記4倍周期のパルスはNANDゲート37の一方の入力
端子に供給される。
【0045】一方、入力端子24を介して当該変調HD
作成回路10に供給された内部水平同期信号は、NAN
Dゲート35を介して2段構成となっているDフリップ
フロップ31の各クロック入力端子及びNANDゲート
36の他方の入力端子にそれぞれ供給される。
【0046】上記Dフリップフロップ30から出力され
る出力信号は、4倍周期のパルスを9カウントしたタイ
ミング情報を持っており、この出力信号をインバートし
た出力データが上記1段目のDフリップフロップ31の
リセット端子に供給される。これにより、上記Dフリッ
プフロップ31からは、図3(g)に示すような出力信
号が出力される。このDフリップフロップ31からの出
力信号は、上記2段目のDフリップフロップ31に供給
される。
【0047】上記2段目のDフリップフロップ31は、
上記Dフリップフロップ31からの出力信号が供給され
ると、図3(h)に示すような出力信号を形成し、これ
を上記NANDゲート36の一方の入力端子に供給す
る。
【0048】上記NANDゲート36は、図3(h)に
示した上記2段目のDフリップフロップ31からの出力
信号及び図3(i)に示す上記入力端子24を介して供
給される内部水平同期信号とを合成して図3(j)に示
すような出力信号を形成し、これを上記NANDゲート
37の他方の入力端子に供給する。
【0049】上記NANDゲート37の一方の入力端子
には、上述のように上記NANDゲート34からの4倍
周期のパルスが供給されており、該NANDゲート37
は、上記図3(k)に示す上記4倍周期のパルスと、同
図(j)に示すNANDゲート36からの出力信号を合
成することにより、同図(l)に示すような上記内部水
平同期信号よりも周波数の高い変調水平同期信号を形成
して出力する。
【0050】すなわち、このNANDゲート37から出
力される変調水平同期信号は、上記図3(h)に示す上
記2段目のDフリップフロップ31からの出力信号を"
L"にすることにより、この間の内部水平同期信号を同
図(j)に示すように消し、この消された内部水平同期
信号の変わりに同図(m)に示すように9発の高周波信
号を形成し、上記内部水平同期信号と合成したものであ
る。
【0051】このNANDゲート37から出力される変
調水平同期信号は、NANDゲート38により所定のビ
ット長とされ、出力端子39を介して図1に示す上記タ
イミングジェネレータ11に供給される。
【0052】上記タイミングジェネレータ11は、上記
変調水平同期信号(又は内部水平同期信号)を9カウン
トした後、クロックパルスを数百カウントして読み出し
パルスを形成し、これを上記CCD駆動回路12に供給
する。
【0053】上記CCD駆動回路12は、上記読み出し
パルスに応じて上記CCDイメージセンサ5に蓄積され
た電荷を読み出すように該CCDイメージセンサ5を駆
動する。上記CCDイメージセンサ5から読み出された
電荷は撮像信号として撮像信号処理回路17に供給され
る。
【0054】上記撮像信号処理回路17は、上記撮像信
号に同期信号を付加する等の信号処理を行い、これを出
力端子18を介して、例えば分析器のモニタ装置等に供
給する。
【0055】これにより、上記移動路1を移動する物体
2の画像が上記モニタ装置に表示され、該物体の分析等
を行うことができる。
【0056】ここで、上記タイミングジェネレータ11
は、上記変調水平同期信号(又は内部水平同期信号)を
9カウントした後、クロックパルスを数百カウントして
読み出しパルスを出力するが、該タイミングジェネレー
タ11は、上記内部水平同期信号を9カウントした後、
次に供給される内部水平同期信号のタイミングが早い
と、上記読み出しパルスを出力することができない。
【0057】このため、上記2段構成のDフリップフロ
ップ31から出力される上記図3(h)に示す出力信号
により、この該Dフリップフロップ31の出力が "L"
の間は、同図(j)に示すように同図(i)に示す内部
水平同期信号が上記タイミングジェネレータ11に供給
されないようにするとともに、上記2段構成のDフリッ
プフロップ31から出力される出力信号により、上記4
倍周期のパルスの9カウント目のパルスから、次の内部
水平同期信号が供給されるまでの間隔が1H(通常の内
部水平同期信号の位相)以上とすることにより、上記タ
イミングジェネレータ11から確実に読み出しパルスが
出力されるようにしている。
【0058】また、上記カウンタ26は、リセット後、
クロックの4×16×16倍の周期に相当する期間、
“L”が続いた後リップルキャリー信号を出力するよう
になっている。これは、上記トリガパルスが供給されて
から、例えば1H以上の一定期間経過後に上記4倍周期
のパルスが発生することを意味している。
【0059】従って、上記トリガパルスに対して上記内
部垂直同期信号をどの位相で発生させても上記内部垂直
同期信号の立ち下がりから、上記変調水平同期信号(及
び内部水平同期信号)のカウントを開始するまでの期間
が一定となり、ランダムなタイミングで上記トリガパル
スが発生しても、露光時間を一定とすることができ、ム
ラの無い画像を上記モニタ装置に表示することができ
る。
【0060】また、上記変調水平同期信号が出力される
タイミングの前後に1H以上の間隔を設けているため、
上記読み出しパルスが所定のタイミングよりも早く出力
され、有効画素が早く読み出されることにより生ずる、
上記分析器の表示画面の下端部に基準の黒レベルを得る
ために設けられた光学的黒の画素部分(OPB)がはみ
出て表示されることを防止することができ、また、上記
読み出しパルスが所定のタイミングよりも遅く出力さ
れ、有効画素が遅く読み出されることにより生ずる、上
記表示画面の上端部に上記OPBがはみ出て表示される
ことを防止することができる。
【0061】また、上記変調水平同期信号は、上述のよ
うに通常の周波数の内部水平同期信号よりも高い周波数
のため、該内部水平同期信号を上記タイミングジェネレ
ータ11でカウントするときよりも、該カウントを早く
終了することができ、その分読み出しパルスを早く出力
することができ、高速シャッタを可能とすることができ
る。
【0062】また、上記変調HD作成回路10が形成す
る変調水平同期信号の周波数は可変できるようになって
いるため、所望のシャッタ速度を達成することができ
る。
【0063】具体的には、上記変調水平同期信号の周波
数、又は、上記4倍周期のパルスを発生するまでの一定
時間の長短を制御することにより、シャッタ速度を制御
することができる。
【0064】すなわち、上記4倍周期のパルスを発生す
るまでの時間を1H,上記4倍周期のパルスの周期を7
0nsとすると、シャッタ速度は、 64μs+0.07×8μ+42μ=106.56μs≒1/9400s とすることができる。
【0065】また、上述のように上記タイミングジェネ
レータ11において内部垂直同期信号を2倍の周波数を
有するクロックパルス(2fCK)でラッチした場合、上
記4倍周期のパルスを発生するまでの時間を1/2H以
上に設定できるため、シャッタ速度は、 32μs+0.07×8μ+42μ=74.56μs≒1/13000s とすることができ、高速シャッタを可能とすることがで
きる。
【0066】このため、高速で移動する物体の撮像も鮮
明且つ容易に行うことができ、工業上における使用等に
貢献することができる。
【0067】そして、当該固体撮像装置は、上記水平同
期信号を9カウントした後、クロックパルスを数百カウ
ントして読み出しパルスを出力する既存の上記タイミン
グジェネレータ11を有する従来の固体撮像装置に、上
記変調HD作成回路10を設けるだけという構成のた
め、該従来の回路構成の変更を最小限にとどめることが
できる。
【0068】なお、本発明に係る技術的思想は、電子シ
ャッタ機能が設けられており、ランダムに供給されるト
リガパルスに同期して撮像を行う固体撮像装置におい
て、トリガパルスが供給されてから所定期間経過後に水
平同期信号を出力し、この水平同期信号を所定数カウン
トしてから読み出しパルスを出力することにより、固体
撮像素子の露光時間を一定とするところにある。
【0069】このため、上述の実施例に示した回路構成
に限定されることはなく、上述の技術的思想を逸脱しな
い範囲であれば、種々の変更が可能であることは勿論で
ある。
【0070】
【発明の効果】本発明に係る固体撮像装置は、垂直同期
信号が供給されたときから水平同期信号のパルス数を所
定数カウントして、このカウント値が所定値となったと
きに読み出しパルスを出力するが、外部からトリガパル
スが供給されると、変調水平同期信号形成手段が、同期
信号発生手段から供給される水平同期信号に基づいて、
上記水平同期信号の1水平走査期間よりも長い所定期間
経過後に、該水平同期信号よりも周波数の高い変調水平
同期信号を形成して出力する。
【0071】これにより、上記垂直同期信号が供給され
るタイミングにかかわらず、トリガパルスが供給されて
から上記水平同期信号のカウントが開始されるまでの間
を一定とすることができ、固体撮像素子の露光時間を常
に一定とすることができる。
【0072】このため、当該固体撮像装置により撮像さ
れた画像の画像ムラを防止することができ、撮像した画
像の分析等に貢献することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る固体撮像装置を、ランダムなタイ
ミングで供給されるトリガパルスに同期して撮像を行う
工業用の固体撮像装置に適用した場合における実施例の
ブロック図である。
【図2】上記実施例の固体撮像装置に設けられている変
調HD作成回路の具体的に構成を示す回路図である。
【図3】上記実施例の固体撮像装置の動作を説明するた
めのタイムチャートである。
【図4】電子シャッタ機能が設けられている従来の固体
撮像装置の動作を説明するためのタイムチャートであ
る。
【図5】ランダムなタイミングで供給されるトリガパル
スに同期して撮像を行う従来の工業用の固体撮像装置の
ブロック図である。
【図6】上記従来の工業用の固体撮像装置の動作を説明
するためのタイムチャートである。
【図7】上記従来の工業用の固体撮像装置の水平同期信
号及び垂直同期信号の位相関係を説明するためのタイム
チャートである。
【図8】上記従来の工業用の固体撮像装置に設けられて
いるCCD制御回路が水平同期信号の所定数のカウント
を開始するタイミングを説明するためのタイムチャート
である。
【図9】上記従来の工業用の固体撮像装置に設けられて
いるCCD制御回路が水平同期信号の所定数のカウント
を開始するタイミングを説明するためのタイムチャート
である。
【符号の説明】
1・・・・・・・・・・・・・・・・移動路 2・・・・・・・・・・・・・・・・物体 3・・・・・・・・・・・・・・・・位置検出部 4・・・・・・・・・・・・・・・・撮像レンズ 5・・・・・・・・・・・・・・・・CCDイメージセ
ンサ 8・・・・・・・・・・・・・・・・シグナルジェネレ
ータ 10・・・・・・・・・・・・・・・変調HD作成回路 11・・・・・・・・・・・・・・・タイミングジェネ
レータ 12・・・・・・・・・・・・・・・CCD駆動回路 13・・・・・・・・・・・・・・・比較器 14・・・・・・・・・・・・・・・ローパスフィルタ
(LPF) 15・・・・・・・・・・・・・・・電圧制御型発振器
(VCO) 16・・・・・・・・・・・・・・・シャッタ作成回路 17・・・・・・・・・・・・・・・撮像信号処理回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固体撮像素子に蓄積された電荷を掃き捨
    てるためのリセットパルスの供給を停止したときから、
    蓄積された電荷を読み出すための読み出しパルスを該固
    体撮像素子に供給するまでの間を電荷蓄積時間とし、上
    記リセットパルスの供給を停止するタイミングを制御す
    ることにより上記固体撮像素子の電荷蓄積時間を制御す
    る電子シャッタ機能が設けられており、上記読み出しパ
    ルスは、垂直同期信号が供給されたときから水平同期信
    号のパルス数を所定数カウントして上記固体撮像素子に
    供給する固体撮像装置であって、 外部からトリガパルスが供給されると、上記リセットパ
    ルスの供給を停止するためのシャッタパルスを形成して
    出力するシャッタパルス形成手段と、 上記外部からトリガパルスが供給されると、垂直同期信
    号,水平同期信号を形成して出力する同期信号発生手段
    と、 上記外部からトリガパルスが供給されると、上記同期信
    号発生手段から供給された水平同期信号に基づいて、上
    記水平同期信号の1水平走査期間よりも長い所定期間経
    過後に、該水平同期信号よりも周波数の高い変調水平同
    期信号を形成して出力する変調水平同期信号形成手段
    と、 上記変調水平同期信号形成手段から供給される変調水平
    同期信号のパルス数をカウントし、このカウント値が所
    定数となったところで上記読み出しパルスを形成して上
    記固体撮像素子に供給する読み出しパルス形成手段とを
    有することを特徴とする固体撮像装置。
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