JP3259218B2 - 幅調整枠材 - Google Patents

幅調整枠材

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JP3259218B2 JP06219997A JP6219997A JP3259218B2 JP 3259218 B2 JP3259218 B2 JP 3259218B2 JP 06219997 A JP06219997 A JP 06219997A JP 6219997 A JP6219997 A JP 6219997A JP 3259218 B2 JP3259218 B2 JP 3259218B2
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    • F16B5/00Joining sheets or plates, e.g. panels, to one another or to strips or bars parallel to them
    • F16B5/02Joining sheets or plates, e.g. panels, to one another or to strips or bars parallel to them by means of fastening members using screw-thread
    • F16B5/0283Joining sheets or plates, e.g. panels, to one another or to strips or bars parallel to them by means of fastening members using screw-thread with an externally threaded sleeve around the neck or the head of the screw-threaded element for adjustably fastening a plate or frame or the like to a fixed element
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E06DOORS, WINDOWS, SHUTTERS, OR ROLLER BLINDS IN GENERAL; LADDERS
    • E06BFIXED OR MOVABLE CLOSURES FOR OPENINGS IN BUILDINGS, VEHICLES, FENCES OR LIKE ENCLOSURES IN GENERAL, e.g. DOORS, WINDOWS, BLINDS, GATES
    • E06B1/00Border constructions of openings in walls, floors, or ceilings; Frames to be rigidly mounted in such openings
    • E06B1/04Frames for doors, windows, or the like to be fixed in openings
    • E06B1/06Wooden frames
    • E06B1/08Wooden frames composed of several parts with respect to the cross-section of the frame itself
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
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    • E06B1/56Fastening frames to the border of openings or to similar contiguous frames
    • E06B1/60Fastening frames to the border of openings or to similar contiguous frames by mechanical means, e.g. anchoring means
    • E06B1/6069Separate spacer means acting exclusively in the plane of the opening; Shims; Wedges; Tightening of a complete frame inside a wall opening
    • E06B1/6076Separate spacer means acting exclusively in the plane of the opening; Shims; Wedges; Tightening of a complete frame inside a wall opening of screw-type
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は住宅等で引き戸用
又は開き戸用の開口部に使用される枠材に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、住宅等に使用される枠材として
は、現場によって異なる壁の厚さに対応するため、それ
ぞれの壁厚に応じた一定の幅を有する固定枠と称される
枠材を使用するのが一般的であった。又、近年では図6
に示したように、枠材本体(1)の片側又は両側に設け
た調整溝(3)内に端部を壁厚(W)に応じて出し入れ
することで幅の調整を可能としたケーシング部材(2)
を取り付け、1種類の枠材で一定の範囲内の壁厚(W)
の違いに対応できるようにした調整枠と称される枠材が
考案され、広く使用されている。これらの枠材をドア用
として使用する場合には、戸当り(4)を取り付けて使
用される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の枠材は
次に示す欠点を有していた。 種類が多い。 固定枠では1つの壁厚には1つの幅の枠材しか使用でき
ないので、壁厚が異なる場合にはそれぞれの壁厚に対応
した多くの種類の枠材が必要である。
【0004】取り外しができない。 固定枠・調整枠いずれの場合も釘・接着剤の使用によ
り、柱その他に完全に固定されるので、改装工事等でド
ア枠が不要になっても容易に取り外せない。又、取り外
した場合には、破損して再使用できない。
【0005】戸当りが突出していて目障りである。 固定枠・調整枠いずれの場合も、ドアが閉じる場合に当
る戸当り(4)は通常、ドア枠の内側に別個に取り付け
られるので、デザイン上、突出部分となり、目障りであ
る。又、通過時に引っ掛かって破損する場合がある。
【0006】現場で取り付ける部材数が多く、施工精
度を必要とする。 両側に調整部分のある調整枠ではケーシング部材(2)
の調整溝(3)への出し入れとケーシング部材(2)の
種類を揃えることで、かなりの壁厚(W)に対応できる
が、施工現場では枠材本体(1)、ケーシング部材
(2)2本、戸当り(4)と最低4部材を取り付ける必
要がある。又、枠材本体(1)は壁厚(W)の中央に正
確に取り付ける必要があり、ずれが生じた場合には壁厚
(W)に対応できる範囲が狭くなり、外観上もケーシン
グ部材(2)の出が不均一になり、施工不良となる。
【0007】傷が付く場合がある。 固定枠では固定時に釘・接着剤の併用で固定されるが、
釘の打ち込み位置は調整枠ではケーシング部材(2)は
調整溝(3)に出し入れして調整後、枠材本体(1)の
戸当り(4)の取り付け溝(5)内に打ち込むか、調整
溝(3)斜めから打ち込むか、裏面から斜めに打ち込む
といった方法を採るのが普通である。又、固定枠の場合
は裏面から斜めに打ち込むか、化粧面の目立たない部分
からフィニッシュネイルを打ち込む場合が一般的であ
る。しかし、いずれの方法も金槌又は自動釘打ち機を使
用するので、化粧面への傷の恐れがある。
【0008】施工時にずれる場合がある。 固定枠、調整枠いずれも手で押さえつつ釘を打つが、仮
固定ができないので、ずれる恐れがある。一旦ずれた場
合には修正は殆ど不可能である。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の枠材は、枠材を
2分割とし、2つの枠部材の重なり合う幅を調整するこ
とで幅調整機能と隙間隠しとしての機能を持たせたもの
で、形状は単純で、取り付けも容易な枠材である。した
がって、本発明の幅調整枠材は、幅方向に2つに分離で
きる一対の枠部材からなり、該枠部材の互いに重なり合
う幅を調整することで、取り付けるべき壁厚に対応でき
るようにしたことを特徴とするものである。
【0010】更に詳しくは、互いに一部が重なり合う幅
を有する2つの枠部材からなる枠材であって、一方の枠
部材の表面に該枠部材の表面に重なる他方の枠部材の端
面と端部表面を覆う形状の表面部材を装着し、他方の枠
部材の裏面に前記一方の枠部材を該他方の枠部材の裏面
に当接させるためのクリップ状嵌合材を設けたことを特
徴とする幅調整枠材である。
【0011】
【発明の実施の形態】上記一対の枠部材は、枠材を取り
付けるべき壁の壁面に当接させるための当接面を枠部材
の一方の端部裏面に起立して設けた、幅方向の断面形状
がL字型の枠部材と逆L字型の枠部材とで構成するとよ
い。この様にすることにより、枠材を壁の端面に取り付
けるとき容易に、壁厚に対して枠材の幅を調整できる。
【0012】一方の枠部材の表面には、必要に応じて、
該一方の枠部材の表面に重なる他方の枠部材の端面と表
面端部を覆うための表面部材を設ける。この表面部材
は、枠部材と同様の長さを有する幅方向の断面が通常L
字型に形成されたもので、一方の枠部材の表面に設けら
れた嵌合溝にL字型の一方の辺の側端を挿入固定し、他
方の辺が他方の枠部材の端部表面を覆う形状とする。
【0013】この表面部材の形状は、必ずしもシートを
一方の辺を起立させた断面L字型とする必要はなく、他
方の枠部材の端面と端部表面を覆うことができる形状で
あればよい。そのため、一部をゴムや軟質ポリ塩化ビニ
ル(PVC)等の弾性部材で形成して、戸当たり部材を
兼ねさせてもよい。一方の枠部材の表面に重ねられる他
方の枠部材の端面が化粧面である場合や、また該端面に
戸当たり部材を装着する場合には、この表面部材は設け
なくてもよい。
【0014】他方の枠部材の裏面に設けるクリップ状の
嵌合材は、他方の枠部材の裏面に位置する一方の枠部材
が該他方の枠部材の裏面に当接する様に押えられる部材
であればよい。したがって、金属製のクリップを枠部材
の長さ方向に適当な間隔で配置してもよく、また、枠部
材の長さと同様の長さのプラスチック成形体としてもよ
い。
【0015】枠部材等の材質は、無垢材、合板、繊維
板、単板積層材(LVL)、集成材、その他の木質材
料、プラスチック、金属等の単体又は組み合わせのいず
れであってもよい。したがって、枠材の取り付けられた
壁面を壁紙等で被覆仕上するなどの場合には、枠部材本
体を木板製とし、その端部裏面に設ける壁面への当接面
を設けた起立部を金属製又はプラスチック製とすること
もできる。
【0016】
【実施例】本発明の実施例のいくつかを図面に基づいて
説明するが、本発明はこれらの例に限定されるものでは
ない。
【0017】図1及び図2は、基本的な構造を有する本
発明の幅調整枠材の一例を示す図で、図中、(7)は一
方の枠部材A、(8)は他方の枠部材Bを示す。(9)
は枠部材Aの表面に設けられた断面ほぼL字型の表面部
材で、枠部材Aの表面に設けられた嵌合溝(10)に直立
辺の脚部が嵌入固定され、他方の辺(表面辺)は他方の
枠部材Bの端部表面を覆っている。この表面部材(9)
はドアの戸当たりを兼ねさせていることから、表面部材
の側面に弾力性の膨出形状のパッキン部(11)が設けら
れており、ドア(6)の閉鎖時の衝撃音緩和及び隙間防
止の役割をもはたしている。(12)は一方の枠部材Aを
押えるためのクリップ状嵌合材である。
【0018】上記の幅調整枠材は、図2に示す様に、壁
の厚さ(W)が図1のときよりも厚いとき、他方の枠部
材Bをずらして壁厚(W1 )に対応させる。図からわか
る様に、表面部材の表面辺(9a)は他方の枠部材Bをず
らした場合でも、該枠部材Bの表面に達している長さと
する。このことは、枠部材A(7)を挟み込むようにな
っているため、枠部材Bの裏面に設けるクリップ状嵌合
材(12)のクリップ辺(12a )の長さについても同じで
ある。幅調整枠材は、施工にあたり各枠部材の裏面に起
立する壁当接面(7a)、(8a)を壁面に当接させるだけ
で、位置決めが容易にできる。
【0019】表面部材を固定するための嵌合溝(10)
は、あらかじめ製造工場において、掘削しておき、施工
現場で表面部材を装着する様にするとよい。このよう
に、枠部材、嵌合溝、表面部材、クリップ状嵌合材のい
ずれも、製造工場であらかじめ製造又は加工しておき、
目的に応じて各部材を随時選択して組合せて使用するこ
とができる。
【0020】図3及び図4は、本発明の幅調整枠材を、
引き戸に応用させた場合の例である。引き戸の場合に
は、枠材の表面に直角方向から閉鎖時に戸(17)が当た
るため、枠部材の表面に戸当りパッキン(13)を取り付
けることで、簡単に変更が可能である。このようにした
場合、隙間の閉塞性が増し、光の漏れは殆ど無くなる。
これらの材質に関しては、枠部材は無垢材、合板、繊維
板、単板積層材(LVL)、集成材、その他の木質材
料、プラスチック、金属等の単体又は組み合わせが使用
できる。また、表面部材、クリップ状嵌合材は、プラス
チック、金属等の単体又は組み合わせが使用できる。
【0021】この幅調整枠材の取り付け方法の一例を、
引き戸の場合の枠材で説明する。枠材が取り付けられる
面は、図4に示したように、柱(14)の両面にプラスタ
ーボード等の壁材(15)が取り付けられた構造となって
いる。まず、枠部材A(7)を、枠調整金具(16)を使
用して柱(14)に取り付ける。枠調整金具(16)は、図
5に示す様に外周面に雄ネジを設けた回転可能な円筒体
(18)と枠部材A(7)内に埋設固定される内周面に雌
ネジを設けた筒体(19)とからなり、枠部材A(7)の
筒体(19)内に回転円筒体(18)を螺着させて該回転円
筒体(18)を回転させると、枠部材A(7)と柱(14)
との間隔を調節できる様になっている。回転円筒体(1
8)は、装着板(20)とボルト(21)によって回転可能
に柱(14)に取り付けられる。枠調整金具(16)取り付
け用の孔にはキャップ(22)等を装着して閉塞する。
【0022】枠調整金具(16)の回転円筒体(18)を回
転させ取り付け位置を調整し、この調整が完了したの
ち、クリップ状嵌合材(12)の取り付けられた他方の枠
部材B(8)を取り付ける。このとき、枠部材B(8)
は裏面端部に設けた起立部の壁当接面(8a)が壁材(1
5)面に当たるまで差し込むことで、壁材(15)との間
の隙間を無くすことができる。枠部材A、Bの取り付け
が終わったならば、表面部材(9)を取り付ける。これ
で、枠部材B(8)の端部を整えて、隙間の発生を防止
する。更に、戸当りパッキン(13)を取り付けて施工は
完了する。
【0023】本発明の例では開き戸(ドア)の場合と引
き戸の場合とで、表面部材(9)のパッキン部分(11)
及び戸当りパッキン(13)の部分が異なるが、パッキン
(13)を使用しない時には、枠部材A(7)のパッキン
(13)用の取り付け溝に適当な嵌合部材を嵌め込んで蓋
をするようにすれば、引き戸用の枠材をドア用に共通化
できる。
【0024】
【発明の効果】本発明の幅調整枠材によれば、以下に示
す利点が得られる。 種類が少くて済む。 調整枠なので、多くの壁厚に対応できる。 容易に取り外しができる。 枠部材Aと枠部材Bを取り外し、その下の枠調整金具を
緩めることで、各部材に傷を付けること無く取り外しが
可能である。このため、改装工事等でドア枠を撤去する
場合でも周囲に傷をつけること無く取り外しが可能であ
り、撤去したドア枠は再使用できる。
【0025】戸当りが突出していない。 表面部材の表面辺と枠部材Bの表面はほぼ同一面に仕上
がるので、表面部材を戸当りとして使用する場合、従来
のように戸当りだけが突出することはない。外観上も単
純である。 現場で取り付ける部材数が少ない。 従来の調整枠では4部材を必要としたが、本発明の枠材
では、調整機能があるにも拘らず、3部材で済む。
【0026】取り付け容易である。 前記枠調整金具を使用すれば、軽量の金具を正確に取り
付けてから重量のある枠部材Aを取り付けて、更にクリ
ップ状嵌合材によって他方の枠部材Bが仮固定できるた
め、接合金具を使用すれば、従来のように、重い枠材を
押えつつ正確に固定する困難がない。 取り付け精度が低くても施工可能。 従来の枠材、特に調整枠材のように、必ず壁厚(W)の
中央に正確に取り付ける必要はなく、枠部材Aを固定し
た後で、これに合わせて枠部材Bを取り付けるだけで良
い。
【0027】引き戸、開き戸の両方に使用可能であ
る。 戸当りを兼ねた表面部材と引き戸用の戸当りパッキンを
変更することで、引き戸、開き戸の両方に使用可能であ
る。 隙間隠しの効果がある。 開き戸(ドア)は勿論、引き戸に使用した場合でも、閉
鎖時に光が漏れる隙間を塞ぐ効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の枠材の一例を示す斜視図である。
【図2】図1の枠材の使用状態を示す断面図である。
【図3】本発明の他の枠材(開き戸の場合)の例を示す
断面図である。
【図4】本発明の枠材の施工状態の一例を示す断面図で
ある。
【図5】枠調整金具を示す断面図である。
【図6】従来の調整枠(開き戸の場合)を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
1 枠材本体 2 ケーシング部材 3 調整溝 4 戸当り 5 取り付け溝 6 ドア 7 枠部材A 8 枠部材B 9 表面部材 10 嵌合溝 11 パッキン部分 12 クリップ状嵌合材 13 戸当りパッキン 14 柱 15 壁材 16 枠調整金具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E06B 1/00 - 1/52

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 幅方向に2つに分離でき互いに一部が重
    なり合う幅を有する一対の枠部材からなる枠材であっ
    て、一方の枠部材の表面に該枠部材の表面に重なる他方
    の枠部材の端面と端部表面を覆う形状の表面部材を装着
    し、他方の枠部材の裏面に前記一方の枠部材を該他方の
    枠部材の裏面に当接させるためのクリップ状嵌合材を設
    けたことを特徴とする幅調整枠材。
  2. 【請求項2】 一対の枠部材が、幅方向の断面形状がL
    字型の枠部材と逆L字型の枠部材とからなる請求項1
    載の幅調整枠材。
  3. 【請求項3】 表面部材が戸当たり部材を兼ねたことを
    特徴とする請求項1記載の幅調整枠材。
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