JP3258481B2 - 機器芯出し装置 - Google Patents

機器芯出し装置

Info

Publication number
JP3258481B2
JP3258481B2 JP00819094A JP819094A JP3258481B2 JP 3258481 B2 JP3258481 B2 JP 3258481B2 JP 00819094 A JP00819094 A JP 00819094A JP 819094 A JP819094 A JP 819094A JP 3258481 B2 JP3258481 B2 JP 3258481B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
foundation
centering
cylinder
prism
hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP00819094A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07208685A (ja
Inventor
治雄 大島
修 杉本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP00819094A priority Critical patent/JP3258481B2/ja
Publication of JPH07208685A publication Critical patent/JPH07208685A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3258481B2 publication Critical patent/JP3258481B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は機器芯出し装置に係り、
特にコンバインドサイクルタービン発電機、事業用回転
機及び産業用回転機などの回転機器の機器芯出し装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】本発明に関連する技術は、例えば、特開
昭56−127892号公報に開示されている。この公
知例を、図9を用いて説明する。図9は、従来例の機器
芯出し装置の縦断面図である。
【0003】基礎1に機器13を設置する場合、機器1
3に片面が傾斜しているテーパ面付き穴14を穿設して
おき、基礎1の上面に機器13を載置した状態におい
て、テーパ面付き穴14内に、テーパ面付き穴14の傾
斜している面と同じ傾斜面をもつテーパ面付き介在物1
5を、傾斜している面どうしが接触するように挿入す
る。
【0004】また、基礎1には、芯出しボルト16が挿
入する芯出しボルト用挿入穴17、及び芯出しボルト1
6の先端部が螺合する芯出しボルト用ねじ穴18が設け
られてあり、芯出しボルト用挿入孔17の口径は、芯出
しボルト16の外径よりも大きくしてある。
【0005】上記のような構成において、芯出しボルト
16を、芯出しボルト用挿入孔17を通して、芯出しボ
ルト用ねじ穴18と螺合させておく。
【0006】そして、テーパ面付き穴14の傾斜してい
る面上を、テーパ面付き介在物15の傾斜している面を
摺動させる。この場合、芯出しボルト16の外周面の一
部が芯出しボルト用挿入孔17の内周面の一部と接触
し、接触後、そのままの状態が保持されるから、機器1
3が基礎1の上面を左右に摺動する。
【0007】この摺動により、基礎1に対して機器13
を位置決めするときの微調整が可能となる。このように
して、機器13の位置決めが終わると、機器固定ボルト
19により、基礎1に対して機器13が固定される。
【0008】また、本発明に関連する技術の他の例とし
て、基礎に円柱状の突起物を立設し、機器には穴を設け
て、その突起物と穴とを嵌合させ、基礎に対して機器を
設置する方法がある。更に、基礎及び機器にそれぞれ円
柱状の穴を明け、それらの穴を連通する円柱を設け、基
礎の円柱状の穴に円柱を挿入し、円柱の上部と、機器の
円柱状の穴とを嵌合させて、基礎に対して機器を設置す
ることも考えられる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の公知例
では、機器の位置決めをする場合、基礎に対して機器を
前後左右に移動させることは可能であるが、回転方向へ
の移動はできない。
【0010】また、上述の他の例では、機器を回転方向
への移動はできるが、前後左右に移動させることはでき
ない。
【0011】本発明は、機器の位置決めをする場合、基
礎に対して機器を前後左右の移動、及び回転を共に可能
にして、機器の位置決めの際に支障となる点を排除する
とともに、その位置決めを、迅速かつ正確にできるよう
にすることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題は、次のように
して達成することができる。
【0013】(1)機器を基礎に設置する際、基礎に対
して機器の位置決めを行うために設けてある機器芯出し
装置において、上部が角柱、下部が円柱にそれぞれ形成
され、機器と基礎との間に介在される芯出し用連結棒を
設け、機器には角柱が挿入される角柱状穴、基礎には円
柱が挿入される円柱状穴をそれぞれ設け、円柱は円柱状
穴の内部で回転自在であり、角柱と角柱状穴との間に
は、介在物を挿入する空隙を設けてあること。
【0014】(2)機器を基礎に設置する際、基礎に対
して機器の位置決めを行うために設けてある機器芯出し
装置において、上部が角柱、下部が円柱にそれぞれ形成
され、角柱の上下方向軸線と、円柱の軸線とが同一直線
上にあるように角柱と円柱との相対位置関係が決めら
れ、機器と基礎との間に介在される芯出し用連結棒を設
け、機器には角柱が挿入される角柱状穴、基礎には円柱
が挿入される円柱状穴をそれぞれ設け、円柱は円柱状穴
の内部で回転自在であり、角柱と角柱状穴との間には、
介在物を挿入する空隙を設けてあること。
【0015】(3)円柱の一部が円柱より外径の大きい
外向きフランジを形成し、外向きフランジは円柱状穴に
挿入されずに、外向きフランジの下面が基礎の上面に接
触していること。
【0016】
【作用】本発明では、機器芯出し装置において、上部が
角柱、下部が円柱に形成され、機器と基礎との間に介在
される芯出し用連結棒を設け、機器には角柱が挿入され
る角柱状穴、基礎には円柱が挿入される円柱状穴をそれ
ぞれ設け、円柱は回転自在であり、角柱と角柱状穴との
間には、介在物を挿入できる空隙を設けてある。
【0017】したがって、機器は基礎に対して回転自在
であり、また、介在物を挿入できる空隙に、必要厚さの
介在物、又は薄板状の介在片を必要枚数だけ重ね合わせ
て挿入することにより、基礎に対する機器の前後左右へ
の移動調整が可能となるので、基礎に対する機器の位置
決めを、支障なく行うことが可能となり、また、位置決
めを迅速かつ正確に行うことができる。
【0018】また、上述の場合、角柱の上下方向軸線
と、円柱の軸線とを同一直線上にあるようにしてあるの
で、基礎に対する機器の位置決めは、より容易となる。
【0019】更に、円柱の一部を、円柱より外径の大き
い外向きフランジにし、外向きフランジの部分を円柱状
穴に挿入させずに、外向きフランジの下面を基礎の上面
に接触させているので、芯出し用連結棒を基礎の上面で
支持することができ、芯出し用連結棒の下端部で、芯出
し用連結棒を支持することの配慮が必要でなくなる。
【0020】
【実施例】本発明の一実施例を、図1〜図7を用いて説
明する。図1は本実施例の機器芯出し装置の説明図、図
2は図1の装置要部の正面図、図3は図2のA−A断面
図、図4は図1の装置要部の斜視図、図5は図1の芯出
し用連結棒の斜視図、図6は図1の介在物の斜視図、図
7は図1の介在物抜け防止板の斜視図である。
【0021】本実施例は、機器が回転機器であり、かつ
回転機器の下面を、従来例のように基礎の上面に接触さ
せることなく、回転機器と基礎との間に、わずかに空隙
を設けてある場合である。すなわち、回転機器を基礎の
上面で支持せず、他の箇所で支持した場合であるが、基
礎の上面での支持、不支持は、本発明に関係する箇所の
構成には、特に関係がない。
【0022】図1〜図4において、基礎1には基礎側芯
出し用穴3を、また回転機器2には回転機器側芯出し用
穴4を、それぞれ設けてあり、基礎側芯出し用穴3は円
柱状穴、回転機器側芯出し用穴4は四角柱状穴にしてあ
る。そして、基礎側芯出し用穴3及び回転機器側芯出し
用穴4に、芯だし用連結棒5を挿入してある。なお、回
転機器側芯出し用穴4の四隅には丸みを付け、応力集中
の回避を図っている。
【0023】芯出し用連結棒5は、図5に示すように、
上部が芯出し用連結棒四角柱部6、下部が芯出し用連結
棒円柱部7からなり、芯出し用連結棒四角柱部6と回転
機器側芯出し用穴4との間には、空隙を設けてあり、こ
の空隙には介在物8を挿入してある。すなわち、介在物
8の厚さを変えて、基礎1に対して回転機器2を前後左
右に移動させ、回転機器2の位置決めを行っている。
【0024】また、芯出し用連結棒円柱部7は、基礎側
芯出し用穴3内を自在に回転できるようにしてある。し
たがって、基礎1に対して周方向、すなわち回転方向で
の回転機器2の位置決めを行うことができる。すなわ
ち、本実施例の場合は、基礎1に対して回転機器2を、
前後左右及び周方向に、それぞれ移動できるので、回転
機器2の位置決めを、どのような場合でも支障なく円滑
に行うことができる。
【0025】更に、前後左右の移動は、必要移動量の厚
さの介在物8を空隙に挿入して、回転機器2を移動させ
るだけであるので、位置決めは迅速かつ正確に行うこと
ができる。
【0026】回転機器2の位置決めが終了した後は、介
在物8が動かないように、介在物抜け防止板9の一部を
介在物8に設けた凹部に挿入し、介在物8を抜け防止板
固定ボルト10を用いて回転機器2に固定している。介
在物8及び介在物抜け防止板9の形状を、図6及び図7
にそれぞれ示している。なお、介在物抜け防止板9に
は、抜け防止板固定ボルト10が挿入される固定ボルト
用挿入穴11を設けてある。
【0027】本発明の他の実施例を、図8を用いて説明
する。図8は本発明の他の実施例の芯出し用連結棒の斜
視図である。すなわち、本実施例は、芯出し用連結棒円
柱部7の上端部に外向きフランジ12を設けた場合であ
る。
【0028】本実施例は、基礎1の上面と、回転機器2
との間に空隙があり、この空隙の幅が外向きフランジ1
2の厚さよりも大きい場合に行っている。すなわち、こ
の場合には、芯出し用連結棒円柱部7を、基礎側芯出し
用穴3に挿入させるとき、外向きフランジ12の下面が
基礎1の上面に接触するので、基礎1の上面での芯出し
用連結棒5の支持が可能となる。したがって、芯出し用
連結棒5の下端部での芯出し用連結棒5の支持を省略す
ることができる。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、機器芯出し装置におい
て、基礎に対して機器を前後左右の移動、及び回転を共
に可能にして、機器の位置決めの際に支障となる点を排
除するとともに、その位置決めを迅速かつ正確に行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の機器芯出し装置の説明図で
ある。
【図2】図1の装置要部の正面図である。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】図1の装置要部の斜視図である。
【図5】図1の芯出し用連結棒の斜視図である。
【図6】図1の介在物の斜視図である。
【図7】図1の介在物抜け防止板の斜視図である。
【図8】本発明の他の実施例の芯出し用連結棒の斜視図
である。
【図9】従来例の機器芯出し装置の縦断面図である。
【符号の説明】
1…基礎、2…回転機器、3…基礎側芯出し用穴、4…
回転機器側芯出し用穴、5…芯出し用連結棒、6…芯出
し用連結棒四角柱部、7…芯出し用連結棒円柱部、8…
介在物、9…介在物抜け防止板、10…抜け防止板固定
ボルト、11…固定ボルト用挿入穴、12…外向きフラ
ンジ、13…機器、14…テーパ面付き穴、15…テー
パ面付き介在物、16…芯出しボルト、17…芯出しボ
ルト用挿入穴、18…芯出しボルト用ねじ穴、19…機
器固定ボルト。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭54−99813(JP,A) 特開 昭56−127892(JP,A) 特開 昭61−124717(JP,A) 実開 昭50−156651(JP,U) 実開 昭61−81095(JP,U) 実開 昭58−187693(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16M 1/00 - 7/00 F01D 25/00 F01D 25/28

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機器を基礎に設置する際、前記基礎に対
    して前記機器の位置決めを行うための機器芯出し装置に
    おいて、上部が角柱、下部が円柱にそれぞれ形成され、
    前記機器と前記基礎との間に介在する芯出し用連結棒を
    設け、前記機器には前記角柱が挿入される角柱状穴、前
    記基礎には前記円柱が挿入される円柱状穴をそれぞれ設
    け、前記円柱は前記基礎に設けられた円柱状穴の内部で
    回転自在であり、前記角柱と前記角柱状穴との間には、
    介在物を挿入するための前後左右の空隙が設けてあり、
    この空隙により前記機器は前記基礎に対して水平面内で
    前後左右に移動可能であり、位置決め後、この空隙に介
    在物を挿入して固定することを特徴とする機器芯出し装
    置。
  2. 【請求項2】 機器を基礎に設置する際、前記基礎に対
    して前記機器の位置決めを行うための機器芯出し装置に
    おいて、上部が角柱、下部が円柱にそれぞれ形成され、
    前記角柱の上下方向軸線と、前記円柱の軸線とが同一直
    線上にあるように前記角柱と前記円柱との相対位置関係
    が決められ、前記機器と前記基礎との間に介在される芯
    出し用連結棒を設け、前記機器には前記角柱が挿入され
    る角柱状穴、前記基礎には前記円柱が挿入される円柱状
    穴をそれぞれ設け、前記円柱は前記円柱状穴の内部で
    転自在で、前記角柱状穴の辺とそれに挿入される前記芯
    出し用連結棒の前記角柱の辺とがほぼ平行になるように
    調整可能であり、前記芯出し用連結棒の前記角柱と前記
    角柱状穴との間には、介在物を挿入するため前後左右の
    空隙が設けられ、この空隙により前記機器は前記基礎に
    対して水平面内で前後左右に移動可能であり、前記機器
    の位置決め後、この空隙に介在物を挿入して前記機器を
    固定できることを特徴とする機器芯出し装置。
  3. 【請求項3】 前記円柱の一部が前記円柱より外径の大
    きい外向きフランジを形成し、前記外向きフランジは前
    記円柱状穴に挿入されずに、前記外向きフランジの下面
    が前記基礎の上面に接触している請求項1又は2記載の
    機器芯出し装置。
JP00819094A 1994-01-28 1994-01-28 機器芯出し装置 Expired - Fee Related JP3258481B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP00819094A JP3258481B2 (ja) 1994-01-28 1994-01-28 機器芯出し装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP00819094A JP3258481B2 (ja) 1994-01-28 1994-01-28 機器芯出し装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07208685A JPH07208685A (ja) 1995-08-11
JP3258481B2 true JP3258481B2 (ja) 2002-02-18

Family

ID=11686378

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP00819094A Expired - Fee Related JP3258481B2 (ja) 1994-01-28 1994-01-28 機器芯出し装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3258481B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07208685A (ja) 1995-08-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2010065849A (ja) ピボットジョイント
KR940007518B1 (ko) 디스크 파일 조립 방법
CN101816570A (zh) X射线ct装置
JPH0492114A (ja) リニアモーシヨンボールベアリング及びその製造方法
JP3258481B2 (ja) 機器芯出し装置
JP2004141985A (ja) 可調整マンドレル
JP3386616B2 (ja) 機器芯出し装置
JP3532642B2 (ja) ウェーハその他の薄層体の表面形状測定方法及び装置
JP2003170295A (ja) 形鋼等におけるスリーブ管の位置決め装置とその位置決め方法
JP4147974B2 (ja) 回転装置のブロック位置決め方法および位置決め装置
JPS5857686B2 (ja) 三次元測定機の測定方法及びその測定方法用基準点ブロツク
JP3171721B2 (ja) 磁気共鳴イメージング装置の磁界発生装置
JPH08326715A (ja) クランプ機構付きジンバル装置
GB2124937A (en) Dynamoelectric machines
JPH07270153A (ja) 真円度測定装置
JP2003297894A (ja) 基板保持機構の製造方法
JPH0414284B2 (ja)
JP2003295037A (ja) 精密機器の調整固定機構装置
JP3076807U (ja) 棒材搬送機に使用する防振挟持装置
JP3032259B2 (ja) 電子ビーム軸合せ装置
JP2000084692A (ja) レーザ加工機におけるアパーチャ交換装置
JP3185584B2 (ja) 磁気ヘッド取付板の取付装置および磁気ヘッド取付板の取付方法
JPH10176711A (ja) 滑り軸受装置
JP3186698B2 (ja) 墨出し用レーザ装置
JPS58103612A (ja) 回転角度検出装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees