JP3258393B2 - 画像出力機器 - Google Patents

画像出力機器

Info

Publication number
JP3258393B2
JP3258393B2 JP26940892A JP26940892A JP3258393B2 JP 3258393 B2 JP3258393 B2 JP 3258393B2 JP 26940892 A JP26940892 A JP 26940892A JP 26940892 A JP26940892 A JP 26940892A JP 3258393 B2 JP3258393 B2 JP 3258393B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drive
photosensitive drum
rotating body
rotating
drive system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP26940892A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0695563A (ja
Inventor
洋三 藤井
徹 牧野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP26940892A priority Critical patent/JP3258393B2/ja
Priority to US08/057,089 priority patent/US5323211A/en
Priority to EP93112199A priority patent/EP0586868B1/en
Priority to DE69317493T priority patent/DE69317493T2/de
Publication of JPH0695563A publication Critical patent/JPH0695563A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3258393B2 publication Critical patent/JP3258393B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Handling Of Cut Paper (AREA)
  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
  • Fax Reproducing Arrangements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真プロセスを応
用したデジタルカラー複写機、あるいはデジタルカラー
プリンタをはじめとする画像形成出力機器に関する。
【0002】
【従来技術】電子写真プロセスを応用した複写機やプリ
ンタ等では、回転する円筒状の感光体の表面や、ベルト
状に形成した感光体を走行させその表面に順次静電潜像
を形成し、形成した静電潜像に黒、及びカラー画像であ
れば各色のトナーを付着させて現像しそれを紙面に転写
して画像を得るようにしている。ここで、画像出力装置
における感光体ドラムや、ベルト状感光体の駆動ローラ
を回転体と称することにする。そのため、何らかの影響
で感光体に速度の変動が生じると出力された画像にジッ
タや画像ムラが生じる。このことは、感光体への書き込
みを半導体レーザの走査によって行わせるデジタル方式
の電子写真技術においては特に顕著に現れ、感光体の回
転の速度変動が書き込み系の副走査方向の速度変動とな
り書き込みラインの間隔に微妙なずれを生じさせて画像
品質を著しく低下させる原因となっていた。
【0003】一方、従来複写機やプリンタ等の駆動系の
設計は、駆動対象を、製品仕様から導かれたラインスピ
ード、回転数等の数値を満足させながら、許容されるス
ペースとの関係で適正配置を探ることに力点が置かれて
いた。すなわち動力源からの動力を駆動対象までどのよ
うに伝達するか、動力伝達の機械要素として何を用いる
かと言うようなことが大きな関心事であった。したがっ
て、できあがった製品に段ムラ、回転ムラが発生すると
原因を探り感光体の駆動軸の軸受けを焼結品に変更した
り、感光体の駆動軸にフライホイールを連結させたり、
感光体の回転軸にばねと摩擦部材を組み合わせたブレー
キを取り付けたり、歯車精度を向上させたり、種々のね
じり角を持つはすば歯車を使用する等という対策がとら
れていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、デジタ
ル方式の画像出力機器の開発では、性能が向上するにつ
れ、レーザによる書き込みによる1ドットラインの再現
性が厳密に求められ、駆動系に要求される精度も急速に
厳しいものになった。ここで要求される精度は、レーザ
による書き込みの副走査方向の均一性が視覚系の可視感
度との関係で保証されるレベルであり、これを達成する
にあたっては、感光体駆動の高精度化が最大の技術課題
である。駆動系の速度変動の主原因は、モータの回転軸
1回転あたりの速度変動と、歯車の1回転成分及び1歯
成分の絶対値が大きいことと、それらの変動成分とその
高調波成分が駆動系の固有振動数との関係で共振現象を
起こしていることであることが判明した。
【0005】図14に従来機の駆動系の速度変動パワー
スペクトルを示す。これによると、機械固有のラインス
ピードに基づき歯車一歯による変動成分は、モータに直
結した歯車で176Hz、第2軸で64Hz、ドラムに
直結した歯車で25Hzのものを有し、その高調波成分
として50Hzのものが現れている。またモータに直結
した歯車の一回転成分として22Hzを有し、その高調
波として44Hzが現れている。
【0006】一方、図15に駆動系の固有振動数を数値
的にとらえるための伝達関数の測定例を示す。この場合
の測定はデュアルチャンネルのFFTアナライザにイン
パクト加振ハンマの出力と、感光体ドラムの一端に回転
方向の加速度変動が測定できるように取り付けた圧電型
ピックアップセンサの出力を接続し、それぞれのフーリ
エスペクトルの比を求める方法で行った。この図15か
ら、本駆動系の固有振動数のピークが45Hz付近にあ
り、伝達関数のレベルの高い領域が30〜60Hz付近
まで広がりを見せていることがわかる。
【0007】上記変動成分スペクトルと伝達関数とを重
ね合わせたのが図16である。この図からわかるよう
に、本駆動系は、伝達関数のピークと、変動成分及びそ
の2次高調波が存在する周波数領域の位置が重なりあっ
ている。すなわち、本駆動系は変動成分を増幅させてい
る(共振を起こしている)系であることが判明した。
【0008】実際、本駆動系を有する機械3台について
実測値を調べてみると感光体の回転変動は5〜8%の値
を示していた。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記課題を
解決するため、モータや歯車など発生源での速度変動を
低減させることは前提として、更にこれに加え、駆動伝
達系での変動成分の伝達という点に着目し、伝達関数、
共振、固有振動数の概念を取り入れ、しかも、伝達され
た変動をいかに減衰させるかという点を考慮して、回転
体の駆動装置を次のように構成した。
【0010】まず、回転体駆動系の共振を回避するため
に、回転体駆動系の固有振動数と、回転体駆動系に伝達
される変動成分の周波数の一致を防止することにした。
一般に、固有振動数ωは次の式で表現される。
【0011】
【数1】 式中Kは駆動系のねじり剛性、Iは慣性モーメントであ
る。共振の回避のためにKあるいはIの値を変更するこ
とによりωの値を変えることができる。共振の回避とい
う観点からはωを回転駆動系の変動成分に対し、大きく
してもよいし、また小さくしてもよい。ωを大きくする
方法としては、Kを大きくするか、Iを小さくすること
で実現できる。また、ωを小さくするためには、Iを大
きくするか、Kを小さくすると実現できる。
【0012】図17及び図18は図14に示したデータ
の駆動系について、構造変更により固有振動数を大きい
値と、小さい値に移動させた場合の、駆動系の回転変動
のパワースペクトルと伝達関数の実測値について、図1
6と同様に、重ね合わせを行ったものである。また、図
19は、以上の3つの駆動系についての伝達関数のピー
クの値を比較したものである。図17における駆動系の
低剛性化の構造変更は、駆動系のねじり剛性Kの値を小
さくするものである。図17、図18、図19のデータ
を比較して考えられることは、共振の回避のために、固
有振動数を移動させるために駆動系のねじり剛性Kを小
さくし固有振動数をより低周波側に移動させる構造変更
の場合には、固有振動数の移動と共に伝達関数が小さく
なっていくことである。これは、固有振動数の移動のた
めの構造変更にともない、その柔軟構造化のために減衰
要素が顕著になり、回転変動を駆動系そのものが吸収す
るような構造に移行するためと考えられる。以上の結
果、共振の回避のための固有振動数の移動を実施する場
合、駆動系のねじり剛性Kを小さくする構造変更が、回
転速度の変動の伝達ゲインの大きさの変化を伴い駆動系
の速度変動を低減するのに有利でかつ効果的であること
がわかる。一方、剛性Kを小さくする構造変更は、クリ
ーニングブレード等の当接など瞬間的な力が加えられた
場合の速度変動が収まりにくく、長時間にわたってその
影響が画像に残るということがある。
【0013】そこで本発明では、このような考え方に基
づき回転体と駆動軸とを回転体の駆動伝達系に遠い側に
て連結し、回転体の内部に慣性負荷を取り付け回転体駆
動系の固有振動数を低下させるとともに、回転体の非画
像部分、すなわち画像形成に関わらない部分に回転抵抗
を有する回転部材を当接させることとした。
【0014】
【作用】駆動伝達系から遠い側にて駆動軸と回転体とを
連結したので駆動軸の有効長さが長くなることにより駆
動歯車から先の剛性Kが実質的に小さくなり、かつ慣性
負荷を回転体に取り付けたことにより、駆動系の慣性モ
ーメントIが大きくなり、固有振動数を低下させること
ができることにより、数1で表される回転体駆動系の固
有振動数が低下するので、固有振動数と変動成分の周波
数との分離ができ、回転体駆動系の共振を防止して回転
の速度変動を減少できる。又、回転体駆動系の剛性Kが
実質的に低くなるので、柔構造化の達成ができ、これに
より回転体駆動系の伝達ゲインが小さくなり回転体の速
度変動のレベルを小さくすることができる。更に、回転
抵抗を有する回転部材を回転体の非画像部分に当接させ
たことから、回転体の速度変動を速やかに収束でき、出
力された画像品質を大きく向上させることができる。
又、装置を小型化し、低コスト、更にはシステム全体の
信頼性を向上できる。
【0015】
【実施例】以下本発明を図面に基づいて説明する。
【0016】図12に本発明の回転体を用いた電子写真
画像出力機器の全体を示す。この電子写真画像出力機器
31は内部に回転体としての感光体ドラム2,現像部
3、感光体ドラム2を駆動する駆動機構等が取り付けら
れている。図2に感光体ドラム2と駆動機構4を示す。
駆動機構4は駆動用モータ5とそれに連結した歯車群6
からなり、歯車群6の最終歯車10に感光体ドラム2の
駆動歯車11が連結している。
【0017】感光体ドラム2は,側面に有機感光材料を
塗布した円筒状のアルミニウム母材からなり、図1に示
すように両端にフランジ12a及び12bが取り付けて
ある。フランジ12a等の中心には、駆動軸13が通し
てあり、駆動歯車11に遠い側のフランジ12bと駆動
軸13とはピン15により固定してあり、駆動歯車11
側のフランジ12aと駆動軸13とは回動自在になって
いる。駆動軸13は、軸受け21に回動自在に支持され
ており、前述した駆動歯車11が軸端に取り付けられ、
この駆動歯車11が最終歯車10に噛み合っている。感
光体ドラム2の内部には、慣性部材8が両側のフランジ
12aおよび12bにそれぞれ取り付けてある。
【0018】慣性部材8は、鋼材、SUS、真ちゅう等
からなるリング状の重りであって、材質は比重が大きい
程コンパクトな大きさで形成でき、好ましくは感光体ド
ラム2の慣性モーメントI1とこの慣性部材の慣性モー
メントI2との比が0.05〜0.4の範囲が良い。
【0019】図3に回転部材18を示す。回転部材18
は、支持軸19とこの支持軸19に回動自在に取り付け
られたローラ20からなり、支持軸19とローラ20の
間には、粘性の高いオイルが塗布されている。又、ロー
ラ20は金属製の内筒23とその外側を覆うゴム製の外
筒22からなっている。この回転部材18は、ローラ2
0が感光体ドラム2の隅、すなわち画像形成に関わらな
い箇所に接し、かつ支持軸19が感光体ドラム2の駆動
軸13と平行になるように取り付けられている。したが
って、感光体ドラム2が回転すると、支持軸19との間
で粘性抵抗を有するローラ20が回転し、それによっ
て。感光体ドラム2は回転抵抗を受けながら回転するよ
うになっている。
【0020】ここで、一般に振動における伝達関数G
(s)はつぎの式で表される。
【0021】
【数2】 式中、ζは減衰係数比であり、ωN は固有振動数であ
る。この数2から減衰係数比ζを小さくすると伝達関数
G(s)が小さくなることがわかる。
【0022】図5〜図8に減衰係数比ζを変えた場合の
減衰状態の違いを示す。各図の縦軸は振幅、横軸は時間
である。図5は減衰係数比ζが10%、図6は減衰係数
比ζが20%、図7は減衰係数比ζが40%、図8は減
衰係数比ζが60%の場合である。これより減衰係数比
ζは20%〜60%の範囲内が好ましいことがわかる。
【0023】このように、駆動歯車11から遠い側のフ
ランジ12bと駆動軸13とを連結し、感光体ドラム2
の内部に慣性部材8を設け、かつ感光体ドラム2に回転
部材18を当接させたことから、感光体ドラム2と、駆
動軸13と、駆動歯車11からなる駆動系の慣性モーメ
ントIが大きくなり、加えて駆動歯車11から慣性部材
8間での距離が長くなって実質的に駆動系の剛性Kが下
がるので、これにより駆動系の固有振動数が低下する。
したがって、この固有振動数を適宜な値に設定して、駆
動機構4で発生した変動成分の周波数との関係で固有振
動数と変動成分とを分離させることができ、感光体ドラ
ム2の共振を防止でき、感光体ドラム2を速度変動を生
じさせることなく滑らかに回転させて出力される画像品
質を著しく向上させることができる。
【0024】更に、実質的に剛性Kが低下することから
感光体ドラム2の伝達ゲインが低下できるので、最終歯
車10から入力される速度変動が減衰されやすくなり、
感光体ドラム2の回転速度の変動を抑えることができる
とともに回転部材18を感光体ドラム2に当接させたの
で感光体ドラム2の減衰係数比ζが大きくなり、例えば
クリーニングブレードが感光体ドラム2に作用した場合
等瞬間的な速度変動が生じた場合でも、速度変動を速や
かに減衰させて元の速度に戻し回転速度の変動を最小限
に保つことができる。したがって、感光体ドラム2を一
定の速度で滑らかに回転させることができ、出力される
画像品質を著しく向上させることができる。
【0025】図4に感光体ドラム2の他の実施例を示
す。これは、フランジ12aおよび12bを慣性負荷の
大きな部材で形成したものであり、フランジ12aと駆
動軸13とは回動自在である。駆動系の慣性モーメント
Iを大きくするにあたって、このようにフランジ自体の
慣性負荷を大きくしてもよい。このようにすれば、上述
したと同様速度変動を減少させて画像品質を向上できる
とともに組み立て行程を簡略化でき、部品点数も減少さ
せてコストを低減することができる。
【0026】更に、慣性部材8を薄板の金属板を積層
し、これをフランジ12に固定するようにしたものでも
良く、このように慣性部材8を形成しても、上述したと
同様に感光体ドラム2の慣性モーメントIを上げ、且つ
剛性Kを下げて固有振動数を低下させることができ、そ
の結果、固有振動数と周波数領域における変動成分との
分離ができ、共振を防止して感光体ドラム2の速度変動
を減少させ画像品質を著しく向上させることができ、更
に金属板の取り付け枚数を加減することにより容易に慣
性モーメントIを調整することができる。
【0027】回転部材18は、ローラ20と支持軸19
との間に封入されたオイルの粘性等によってその回転抵
抗を適宜に設定できるようになっている。図9に回転部
材18の他の実施例を示す。これは、内筒23の内側に
溝24を円周方向に形成し、その溝24内に粘性の高い
オイルを封入したものである。このように構成すると、
オイルが切れることがなく、常に安定した粘性抵抗が得
られ、感光体ドラム2の減衰係数比ζを上げて、クリー
ニングブレードの当接した場合等の瞬間的な速度変動を
速やかに減衰させて回転速度を一定に保つことができ
る。
【0028】更に、図10に他の実施例を示す。これ
は、図9に示した回転部材18と同様内筒23内に溝2
4を有し、更に支持軸19に邪魔板27を図11に示す
ように4か所に設け、溝24に向けて突出するようにし
たものである。このようにすると、回転部材18のロー
ラ20が回転した際、支持軸18に取り付けられた邪魔
板27がローラ20とともに移動しようとする粘性オイ
ルを遮ることになり、より大きな抵抗を得ることがで
き、感光体ドラム2の減衰係数比ζを上げて、クリーニ
ングブレードの当接した場合等の瞬間的な速度変動を速
やかに減衰させて回転速度を一定に保つことができる。
尚、この邪魔板27はローラ20側に設けられていても
良い。
【0029】フランジ12aと駆動軸13とを上記例で
は摺動自在としたが、この部分は滑り軸受けを用いた
り、又はボールべアリングを取り付けても良い。このよ
うにすることにより、駆動軸13とフランジ12との寸
法的な精度が確保されるとともに駆動軸13とフランジ
12とをより円滑に回転させて画像品質を向上させるこ
とができる。
【0030】又、以上は回転体自身が感光体ドラム2で
あったが、感光体ドラム2が回転体でなくともよく、図
10に示すように、ベルト状の感光体25を有し、この
感光体25を駆動する駆動ローラ26を本発明の回転体
とした画像出力装置でもよい。この場合においても、上
述した各実施例を駆動ローラ26に用いることにより駆
動ローラ26を速度変動なく回転させることができ、し
たがって感光体25を一定の速度で移送できるので、出
力する画像品質を著しく向上させることができる。
【0031】以上述べたように、駆動歯車11から遠い
側のフランジ12bと駆動軸13とを固定して実質的な
剛性Kを小さくし、かつ感光体ドラム2等の回転体に慣
性部材8を取り付けて回転体駆動系の慣性モーメントI
を大きくすることにより、固有振動数を下げて、回転体
駆動系に伝達される速度変動の周波数と一致させないよ
うにしたので、感光体ドラム2、あるいは駆動ローラ2
6の共振を防止でき、感光体ドラム2、もしくは感光体
25を速度変動を生じさせず一定の速度で回転、もしく
は移送でき、これにより画像品質を著しく向上できる。
又、剛性Kが実質的に小さくなることから感光体ドラム
2、もしくは駆動ローラ26の伝達ゲインが低下し、速
度変動が伝達されにくくなり感光体ドラム2、もしくは
感光体25の速度変動を減少できるとともに回転部材1
8を感光体ドラム2の非画像部分に当接させたことによ
り、感光体ドラム2あるいは駆動ローラ26の減衰係数
比ζを大きくでき、クリーニングブレードの作用等によ
る瞬間的な速度変動に対して、これを短い時間で静定で
き、これにより画像品質を著しく向上できる。更に、コ
ンパクトな機構で実現でき装置を小型化し、コストを下
げることができ、またシステム全体の信頼性を著しく向
上させることができる。
【0032】尚、上記例における慣性部材8と回転部材
18の各実施例の組み合わせはどのように構成しても良
い。
【0033】
【発明の効果】本発明の画像出力機器によれば、駆動モ
ータに接続されて駆動される駆動軸と、この駆動軸に連
結して一定回転される回転体からなる回転体駆動系にお
いて、駆動軸に取り付けられた駆動歯車から遠い側のフ
ランジと駆動軸とを固定し、回転体の内部に慣性負荷を
取り付け、更に回転体の非画像部分に摺動部材を当接さ
せたことにより、これら駆動系の固有振動数を下げて、
駆動モータ及びこれに連結する歯車の回転によって発生
する変動成分の周波数と固有振動数を一致させないよう
に設定でき、回転体の共振が防止でき回転体を速度変動
なく回転させることができる。また、剛性が実質的に小
さくなることにより、回転体駆動系の伝達ゲインを下げ
ることができ、変動の伝達を抑えより回転体の速度変動
を小さくすることができるとともに回転部材を回転体に
当接させたことにより回転体駆動系の減衰係数比ζを大
きくでき、瞬間的な速度変動に対して、短い時間でこれ
を静定でき、画像品質を著しく向上できる。その結果、
画像品質、特に書き込み系の副走査方向に発生する段ム
ラ、ピッチムラと呼ばれる画像ムラが低減し、画像品質
の著しい向上が得られる。又、従来技術では機構が複雑
で大型化していた装置を、簡単でコンパクトな機構によ
り実現でき、且つこのことによりコストダウンが図れ
る。更に、機構が簡素化したことにより、システム全体
の信頼性を著しく向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる感光体ドラムの実施例を示す断
面図である。
【図2】回転体駆動系の全体を示す斜視図である。
【図3】回転部材を示す斜視図である。
【図4】感光体ドラムの他の実施例を示す断面図であ
る。
【図5】振動の減衰状態を示すグラフである。
【図6】振動の減衰状態を示すグラフである。
【図7】振動の減衰状態を示すグラフである。
【図8】振動の減衰状態を示すグラフである。
【図9】回転部材の他の実施例を示す断面図である。
【図10】回転部材の他の実施例を示す断面図である。
【図11】回転部材の他の実施例を示す断面図である。
【図12】本発明にかかる電子写真画像出力機器を示す
断面図である。
【図13】本発明にかかる電子写真画像出力機器を示す
断面図である。
【図14】従来の感光体ドラムの速度変動を示すグラフ
である。
【図15】従来の感光体駆動系の伝達関数を示すグラフ
である。
【図16】従来の感光体の速度変動パワースペクトルと
感光体駆動系の伝達関数を合わせ示したグラフである。
【図17】固有振動数を大きくした場合の感光体駆動系
の伝達関数と感光体の速度変動パワースペクトルとを合
わせ示したグラフである。
【図18】固有振動数を小さくした場合の感光体駆動系
の伝達関数と感光体の速度変動パワースペクトルとを合
わせ示したグラフである。
【図19】各駆動系の伝達関数のピークの値を示すグラ
フである。
【符号の説明】
2 感光体ドラム 8 慣性部材 11 駆動歯車 12 フランジ 13 駆動軸 18 回転部材 25 感光体 26 駆動ローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04N 1/31 H04N 1/12 A (56)参考文献 特開 平3−288183(JP,A) 特開 平4−75065(JP,A) 実開 昭55−71355(JP,U) 実開 平2−104373(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/00 550 G03G 21/00 350 - 352 G03G 21/16 - 21/18 F16F 15/00 - 15/36 H04N 1/04 H04N 1/31

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転体及び当該回転体を回転させるため
    の駆動軸からなる駆動系と、当該駆動系を回転させるた
    めのモータ及び駆動伝達系とを有する画像出力機器にお
    いて、前記回転体と前記駆動軸とを前記駆動伝達系に近
    い側で回転自在にするとともに当該駆動伝達系に遠い側
    において一体に固定し、当該回転体内に慣性負荷を取り
    付け、当該回転体の非画像部分に回転により粘性抵抗を
    有する回転部材を当接させたことを特徴とする画像出力
    機器
JP26940892A 1992-09-11 1992-09-11 画像出力機器 Expired - Lifetime JP3258393B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26940892A JP3258393B2 (ja) 1992-09-11 1992-09-11 画像出力機器
US08/057,089 US5323211A (en) 1992-09-11 1993-05-03 Driving device of rotational body for use in image forming apparatus
EP93112199A EP0586868B1 (en) 1992-09-11 1993-07-29 Driving device for rotational photoreceptor drum or belt for use in image forming apparatus
DE69317493T DE69317493T2 (de) 1992-09-11 1993-07-29 Antriebsvorrichtung für rotierende lichtempfindliche Trommel oder Band zur Verwendung in einem Bilderzeugungsgerät

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26940892A JP3258393B2 (ja) 1992-09-11 1992-09-11 画像出力機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0695563A JPH0695563A (ja) 1994-04-08
JP3258393B2 true JP3258393B2 (ja) 2002-02-18

Family

ID=17472003

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26940892A Expired - Lifetime JP3258393B2 (ja) 1992-09-11 1992-09-11 画像出力機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3258393B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011242472A (ja) * 2010-05-14 2011-12-01 Ricoh Co Ltd 像担持体駆動装置及び画像形成装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3354487B2 (ja) * 1998-05-28 2002-12-09 シャープ株式会社 画像形成装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011242472A (ja) * 2010-05-14 2011-12-01 Ricoh Co Ltd 像担持体駆動装置及び画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0695563A (ja) 1994-04-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0585897B1 (en) Driving apparatus for rotating a rotary body in use with an image forming apparatus
US5528348A (en) Damping device for rotating members
EP0586868B1 (en) Driving device for rotational photoreceptor drum or belt for use in image forming apparatus
EP0586869B1 (en) Drive apparatus for a photoreceptor
US6456807B1 (en) Rotation stabilizing device
JP3492499B2 (ja) 画像形成装置
JPH09222826A (ja) 画像形成装置用の回転体駆動装置
JP3258393B2 (ja) 画像出力機器
JP3258720B2 (ja) 画像出力機器
JP3258721B2 (ja) 画像出力機器
JP3258719B2 (ja) 画像出力機器
JP3364514B2 (ja) 画像出力機器における回転体の駆動装置
JP3258717B2 (ja) 画像出力機器
JP3258388B2 (ja) 画像出力機器
JP3258722B2 (ja) 画像出力機器
JPH06133122A (ja) 画像形成出力装置
JPH0695566A (ja) 回転体の駆動装置
JPH0695568A (ja) 回転体の駆動装置
JPH07129034A (ja) 感光体駆動装置およびその制御方法
JPH0695567A (ja) 回転体の駆動装置
JP2001134139A (ja) 回転駆動装置及び画像読取装置
JP6844426B2 (ja) 画像形成装置
JPH0695558A (ja) 回転体の駆動装置
JP2002039296A (ja) 画像形成装置の回転体駆動装置
JP2002005237A (ja) 回転安定装置、回転駆動機構、画像形成装置及び画像読取装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20011127

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081207

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091207

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101207

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111207

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121207

Year of fee payment: 11

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121207

Year of fee payment: 11